JPH0113156B2 - - Google Patents

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JPH0113156B2
JPH0113156B2 JP58101493A JP10149383A JPH0113156B2 JP H0113156 B2 JPH0113156 B2 JP H0113156B2 JP 58101493 A JP58101493 A JP 58101493A JP 10149383 A JP10149383 A JP 10149383A JP H0113156 B2 JPH0113156 B2 JP H0113156B2
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coin
coins
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timer
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JP58101493A
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JPS59226991A (ja
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Yoshiaki Takeda
Toshiaki Hayasaka
Osamu Kai
Toshiharu Morihisa
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、公衆電話機等に用いる硬貨処理装置
に関するものである。 〔従来技術〕 一般に公衆電話機等においては硬貨投入口から
の硬貨軌道上に投入検知センサ、硬貨選別装置お
よび硬貨振分け装置を順次配置し、硬貨投入口か
ら投入された硬貨を投入検知センサにより検知し
た後、この投入硬貨の材質、直径および厚さを硬
貨選別装置で検査することにより投入硬貨の真偽
および種類を判定し、適正硬貨であれば硬貨振分
け装置を駆動して所定の蓄積部に蓄積する硬貨処
理装置が用いられている。 ところで、この種の硬貨処理装置においては硬
貨が連続して投入されると硬貨選別装置の誤判定
や硬貨振分け装置の誤振分けが生じる。 そこで、このような誤判定や誤振分けを解決す
るために、特公昭57―52634号公報に示されてい
るように先行硬貨の投入検知によつてタイマをス
タートさせ、このタイマの設定時間内に後続硬貨
の投入を検知した場合には硬貨選別装置の選別動
作を停止させると共に前記タイマを再スタートさ
せ、先行硬貨および後続硬貨を返却し、再スター
トさせたタイマによつてその後の後続硬貨につい
ても連続投入を次々に監視するようにした装置が
提案されている。 しかし、この従来装置においては、タイマ再動
作中も次の連続投入を監視するための投入検知セ
ンサに常時電源を供給しており、かつ硬貨選別装
置にも常時電源を供給している。このため、電力
消費が比較的大きくなり、局電源方式の公衆電話
機のように消費電力が極めて抑制されている場合
には使用することができないという欠点があつ
た。 そこで、本発明の出願人は、連続投入検知用の
タイマの再動作中における投入硬貨は連続投入硬
貨として認識されるべきものであり、かついずれ
返却することになるものであるという点に着目
し、このタイマの再動作中は再スタート時当初か
ら投入検知用光学センサへの電源供給を停止し、
この光学センサの投入検知に連動する硬貨選別装
置への電源供給も間接的に停止し、硬貨選別装置
の正貨判定信号により駆動される硬貨振分け機構
を返却側に制御したままにし、前記タイマの再動
作中の投入硬貨はこの硬貨振分け機構によつて返
却するように構成した硬貨処理装置を特願昭58―
101492号(特開昭59―226990号公報)において提
案している。 また、硬貨蓄積部に硬貨が満杯に蓄積されてい
るとき、これ以上硬貨が投入されても選別、蓄積
できないので、満杯後は投入検知用光学センサへ
の電源供給を停止し、これに連動する硬貨選別装
置の動作も停止して、投入された硬貨をそのまま
返却するようにした硬貨処理装置も考えられてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、この従来装置においては、前者の硬貨
連続投入対策用に投入検知センサの動作を停止す
る硬貨処理装置においては、2枚目の投入硬貨の
検知により再スタートさせた硬貨選別タイマのタ
イマ時間終了後に単に投入検知の動作の停止を解
除すると、電力消費低減のための投入検知停止状
態の時には硬貨が投入されたか否かが不明である
ため、次のような問題が生じる。 つまり、3枚目の硬貨がタイマの再動作中に投
入されるとこの3枚目の投入硬貨は硬貨振分け装
置により機械的に返却されるが、タイマの投入検
知停止状態が解除される直前に3枚目の硬貨が投
入され、かつ、投入検知停止が解除された直後に
4枚目の硬貨が投入されたとすると、これら3枚
目および4枚目の硬貨は連続投入硬貨にもかかわ
らず、4枚目の硬貨だけの個別投入と判断され、
この4枚目の硬貨の正貨判定信号によつて先行の
3枚目の硬貨も選別されていないにもかかわらず
蓄積されてしまい、誤蓄積を生じる可能性がある
という問題があつた。 また、後者の硬貨蓄積満杯時の対策用に投入検
知センサの動作を停止する硬貨処理装置において
は、蓄積されている硬貨が1つの金庫に収納され
て蓄積硬貨が満杯でなくなり、その結果投入検知
停止状態が解除される時点において、その直前に
硬貨が投入され、かつ、投入検知停止が解除され
た直後に次の硬貨が投入されたとすると、上記と
全く同じ問題が生じ誤蓄積を起す可能性がある。 従つて、本発明の目的は、投入検知センサの動
作停止解除のタイミングを挟んで硬貨が連続投入
されてもこれを確実に返却し、誤蓄積を防止する
ことができる硬貨処理装置を提供することにあ
る。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は上記のような目的を達成するためにな
されたもので、硬貨連続投入または硬貨満杯蓄積
によりその動作を停止していた投入検知センサの
動作の停止が解除されたときタイマをスタートさ
せる手段と、このタイマの動作中に投入検知セン
サが硬貨投入を検知したとき硬貨選別装置の動作
を停止させる手段とを設けたものである。 第1図aの機能ブロツク図を参照して説明する
と次のようになる。 すなわち、投入検知センサ4で硬貨の投入が検
知されると、硬貨選別装置5に電源が供給されて
その硬貨選別動作が許可され、投入された硬貨は
選別がなされて正貨と判定されれば硬貨振分け装
置等を経て蓄積部に蓄積される。一方、硬貨の連
続投入後の一定時間または硬貨蓄積満杯時のよう
に、後続投入硬貨は返却し選別する必要のないと
きは消費電力を低減するために投入検知センサ4
の動作を停止させておく。 ここで、上記一定時間が経過したときまたは硬
貨の蓄積が満杯でなくなつたとき、投入検知セン
サ4はその動作停止状態が解除される。この解除
ををタイマスタート手段101が検出してタイマ
9をスタートさせる。このタイマ9が動作してい
る間に硬貨が投入されて投入検知センサ4が硬貨
投入を検知すると、硬貨選別停止手段102が硬
貨選別装置5の動作を停止させる。 〔作用〕 投入検知センサ4の動作停止が解除される直前
に硬貨が投入されたとすると、このときは投入検
知センサ4は動作が停止されているので硬貨の投
入は検知されず、硬貨選別装置は動作しない。従
つて、この硬貨はそのまま返却される。 一方、投入検知センサ4の動作停止が解除され
る直前に硬貨が投入され、しかも、解除された直
後に次の硬貨が投入されたとすると、この後続投
入硬貨により硬貨選別装置5は動作しようとする
が、硬貨選別停止手段102によりその動作が停
止されるため、先入硬貨は選別されずに返却され
る。後続硬貨も同様に返却される。タイマ9が動
作している間このような動作が行なわれる。 このタイマ9の動作時間は、投入検知センサ4
の動作停止が解除される直前に投入された硬貨が
返却されるまでの時間以上になるように設定され
ているので、このような動作停止解除の直前に投
入された硬貨が返却されるとタイマはやがて動作
が終了し、その後投入された硬貨は、通常の硬貨
検知、硬貨選別動作が行なわれる。 〔実施例〕 第1図bは、本発明において硬貨が連続投入さ
れたときに一定時間投入検知センサ4の動作を停
止させる場合の実施例の基本構成図である。図に
示されるように、硬貨投入口1から蓄積部2に至
る硬貨の軌道3に上流側から順に投入検知センサ
4、硬貨選別装置5、および蓄積マグネツト6に
より蓄積側(破線で図示する側)に駆動され復旧
マグネツト7により返却側(実線で図示する側)
に駆動される蓄積レバー8を配置したうえ、投入
検知センサ4の投入検知信号によつてスタートし
て硬貨CNの投入間隔を監視するためのタイマ9
と、投入硬貨の選別結果および投入状態に応じて
硬貨選別装置5の選別動作および蓄積マグネツト
6、復旧マグネツト7の動作を制御する制御装置
10とを設けたものである。 硬貨選別装置5にはタイマ9の動作中その選別
動作用電源が供給される一方、タイマ9の動作中
において後続硬貨が投入されればその投入検知に
よつてこのタイマ9が再スタートされる。このタ
イマ9の再スタート時からタイマ時間終了までの
間、硬貨選別装置5および投入検知センサ4への
動作用電源供給は停止される。この時、硬貨選別
装置5が選別動作していればその正貨判定信号に
よつて蓄積マグネツト6は駆動されるのである
が、硬貨選別装置5が動作していないためにその
蓄積マグネツト6の制御は遮断され、蓄積レバー
8は返却側(実線)にされたままになつている。
従つて、タイマ9の再動作中の投入硬貨は返却軌
道12を介して返却部11に返却される。 さらに、再動作中のタイマ9のタイマ時間終了
後において投入検知センサ4への電源供給を復活
させると共にタイマ9を再再度スタートさせる。
このタイマ9の再再動作中に投入検知センサ4に
より硬貨の投入が検知されたときは、制御装置1
0からの指令で硬貨選別装置5の動作は停止され
るために蓄積レバー8は返却側にあり、この投入
された硬貨はそのまま返却軌道12を経て返却部
11に返却される。 以下の実施例もすべて、硬貨が連続投入された
ときに一定時間投入検知センサ4の動作を停止さ
せる場合の例について説明してある。 〔実施例〕 第2図は本発明を適用した公衆電話機における
硬貨処理機構の一実施例を示す概略構成図であ
る。同図において、記号20で示す2点鎖線は電
話機本体の側面の外観形状を表わしている。硬貨
投入口21は図の右上部に設けられ、局からの課
金信号によつて硬貨を収納する収納部22は図の
左下部に設けられている。この硬貨投入口21と
収納部22との間の硬貨軌道23には、硬貨投入
口21から順に投入検知センサ24、オーバフロ
ーレール25、材質選別コイル26、寸法検出コ
イル27、逆流検知センサ28、蓄積コインガイ
ド29、蓄積レバー30、蓄積検知センサ31、
蓄積確認センサ32、収納レバー33、収納検知
センサ34が配置されている。また、硬貨軌道2
3の下方には返却軌道35が設けられ、オーバフ
ローレール25または蓄積コインガイド29から
蓄積を許可されなかつた投入硬貨が返却部36に
返却されるように構成されている。一方、返却軌
道35の裏側には破線で示すように蓄積マグネツ
ト37と復旧マグネツト38とが配置され、蓄積
レバー30を図の奥行き方向および手前方向に駆
動することにより、蓄積レバー30と収納レバー
33との間の軌道で構成される蓄積軌道23aの
入口を開閉するようになつている。 投入検知センサ24は硬貨投入口21からの硬
貨の投入を検出するもので、ここでは硬貨の投入
を光学的に検知する発光ダイオードと受光素子と
によつて構成されている。 オーバフローレール25は、蓄積レバー30が
蓄積側に駆動されるときにその上端部25aが図
示しないレバーによつて支持軸25bを支点にし
て図の手前方向に押されることにより、投入検知
センサ24と寸法検出コイル27との間の硬貨軌
道23の連絡を断ち、投入硬貨を返却軌道35に
落下させて返却部36に返却するもので、蓄積レ
バー30と連動して動作する。 材質選別コイル26は投入硬貨の材質を検出す
るもので、詳しくは硬貨軌道23を挾んで対向配
置された発信コイルと受信コイルとから成り、受
信コイルから投入硬貨の透磁率に応じた出力電圧
を取り出し、一方の発信コイルから投入硬貨のう
ず電流損に応じた出力電圧を取り出し、これらの
出力電圧に基づき鉄硬貨と真正貨であるニツケル
硬貨とを判別するように構成される。 寸法検出コイル27は投入硬貨の厚さおよび直
径を硬貨軌道23の空間に形成した高周波磁界の
変化により検出するもので、詳しくは厚さ検出用
コイルと直径検出用コイルとから構成されてい
る。 逆流検知センサ28は材質選別コイル26およ
び寸法検出コイル27によつて正貨と判定されて
一旦蓄積された硬貨が電話機本体を傾けるなどし
て故意に引出されるのを検知するもので、発光ダ
イオードと受光素子とによつて構成されている。 蓄積コインガイド29は、蓄積レバー30が返
却側に駆動されているときにその上端部に取付け
た重りによつて支持軸29aを支点にして下端部
29bが図の手前方向に付勢されており、これに
より、逆流検知センサ28と蓄積レバー30との
間の硬貨軌道の側壁を開放し、投入硬貨を返却軌
道35に落下させて返却部36に返却するもの
で、オーバフローレール25と同様に蓄積レバー
30と連動して動作する。 この場合、この実施例では蓄積レバー30と収
納レバー33との間の蓄積軌道23aには最大で
3枚の硬貨しか蓄積できないため4枚目の正貨が
投入されたときには蓄積レバー30に連動して蓄
積コインガイド29を蓄積側に駆動したままと
し、この位置で4枚目の正貨を蓄積することによ
り、硬貨軌道23が短かいことに起因する蓄積可
能枚数の低下を補完している。 蓄積レバー30は、投入硬貨が正貨と判定され
た場合には蓄積マグネツト37によつて図の奥行
き方向に駆動されることにより、蓄積軌道23a
の入口を開くものであり、蓄積マグネツト37に
よつて蓄積側に駆動されると復旧マグネツト38
によつて解除されるまで蓄積側駆動状態を機械的
に保持するように構成されている。 蓄積検知センサ31は、蓄積レバー30が蓄積
側に駆動された後蓄積すべき硬貨が蓄積軌道23
aに入つたかどうかを検知するもので、発光ダイ
オードと受光素子とによつて構成されている。こ
の蓄積検知センサ31による硬貨の蓄積検知によ
つて復旧マグネツト38が駆動され、蓄積レバー
30は返却側に復旧される。 蓄積確認センサ32は、蓄積軌道23aに蓄積
硬貨が存在するか否かを検知するもので、収納レ
バー33が課金信号の到来によつて駆動されるこ
とにより蓄積硬貨が無くなつたことを検知する
と、受話器から硬貨投入の催促音が発生される。 収納検知センサ34は、収納レバー33が駆動
された後収納すべき硬貨が収納部22に収納され
たか否かを検知するものである。この収納検知セ
ンサ34および前記蓄積確認センサ32はともに
発光ダイオードと受光素子によつて構成されてい
る。 第3図a〜cは、オーバフローレール25、蓄
積レバー30および蓄積コインガイド29の連動
機構を説明するための第2図のA―A断面図であ
る。 まず、硬貨が投入される前の待機状態では、オ
ーバフローレール25、蓄積レバー30および蓄
積コインガイド29は第3図aに示すような状態
になつている。すなわち、係止部31dを有する
蓄積レバー30は、軸31bを支点としてスプリ
ング31cにより図示の時計方向に付勢されてお
り、この付勢力とこれに対抗する力とによつてそ
の先端部が硬貨軌道23に進退可能なように構成
されていると共に、その反対側にはオーバフロー
レール25の突起部25cに当接するレバー31
aが設けられている。一方、蓄積レバー30の係
止部31dに係止する2つの段部41a,41b
を一端に有するL字状の係止レバー41は、その
他端に蓄積マグネツト37のアーム37aの下方
に突出したピン37bを挿入する長孔41cを有
するとともにスプリング42により軸40を中心
に反時計方向に付勢されている。したがつて、硬
貨投入待機状態では蓄積マグネツト37および復
旧マグネツト38が非通電状態にあるため、蓄積
レバー30および係止レバー41がそれぞれのス
プリングの付勢力によつて付勢されることによ
り、蓄積レバー30の係止部31dは係止レバー
41の段部41bで係止されてこの状態を保持す
る。これにより、蓄積レバー30の先端部は硬貨
軌道23に突出し、またオーバフローレール25
は図示しないスプリングによつて硬貨軌道23に
押圧された状態となる。オーバフローレール25
が硬貨軌道に押圧されることにより、投入硬貨
CNは材質選別コイル26の軌道上に到達可能に
なる。 次に、投入された硬貨が正貨であつた場合に、
蓄積マグネツト37が通電状態になると、アーム
37aが反時計方向に回動し、ピン37bと長孔
41cとの協働により係止レバー41はスプリン
グ42に抗して時計方向に回動する。これによ
り、蓄積レバー30の係止部31dは係止レバー
41の段部41bとの係止状態が解除され、蓄積
レバー30は時計方向に回動し、第3図bに示す
ように係止部31dは段部41aによつて係止さ
れ、蓄積マグネツト37の通電が終了してもその
状態を保持する。この結果、蓄積レバー30は硬
貨軌道23から退出し、またオーバフローレール
25はレバー31aによつて突起部25cが押さ
れることによつて硬貨軌道23から離れる。これ
によつて、投入硬貨は蓄積軌道上に導かれると共
に、この蓄積動作中に投入された後続硬貨はオー
バフローレール25によつて返却部36に返却さ
れるようになる。 次に、硬貨が蓄積軌道23aに達した後復旧マ
グネツト38が通電状態になると、第3図cに示
すように蓄積マグネツト38のアーム38aによ
つて蓄積レバー30が硬貨軌道23の方向へ押さ
れ、段部41aに係止されていた係止部31dは
段部41bとの係止状態に移り、蓄積レバー30
は硬貨軌道23に突出した状態で機械的に保持さ
れる。同時に、オーバフローレール25は硬貨軌
道23の方向へ復帰する。この後、復旧マグネツ
ト38に対する通電が停止されると、第3図aに
示す状態に戻る。 第4図a,bは蓄積コインガイド29の動作を
説明するための第2図のB―B断面図であつて、
蓄積レバー30が返却側に駆動されているときは
重り29cによつて第4図aに示すように硬貨軌
道23の側壁を開放している。しかし、重り29
cを押上げるレバー44が設けられ、このレバー
44が係止レバー41に立設された突起部43に
よつて図の反時計方向に回動するように構成され
ている。このため、蓄積マグネツト37が通電状
態になると、レバー44が突起部43によつて図
の反時計方向へ回動し、これに伴いレバー44に
よつて重り29cに対抗する力が働き、蓄積コイ
ンガイド29は第4図bに示すように硬貨軌道2
3の側壁を閉じ、この状態を係止レバー41のロ
ツクによつて保持する。これによつて、投入硬貨
は蓄積レバー30の方向へ導かれ、ついには蓄積
軌道23aに到達するようになる。 なお、第3図および第4図において、動作説明
上関係の無い部分は省略している。 第5図は、通話処理および硬貨処理を行なう電
気回路部の一実施例を示すブロツク図であり、大
別すると、電話機回路部50、この電話機回路部
50を通じて局側から送られてくる課金信号を受
けて硬貨の収納等を制御する制御部60、制御部
60からの指令に基づき投入硬貨を選別して収納
部22(第2図)へ収納し、また返却部36(第
2図)に返却する硬貨処理部70とから構成され
ている。 電話機回路部50は、局線端子L1,L2によつ
て局側に接続されており、この局線端子L1,L2
間にはフツクスイツチ接点HS1を介して着信があ
ることを報知する着信表示回路500、課金信号
を検出する課金信号受信回路501、ダイオード
ブリツジ回路502、電源回路503、ダイヤル
パルス送出回路504、および通話回路505が
接続され、オフフツクに連動してフツクスイツチ
接点HS1が図示する側と保対側に切換わると、局
線端子L1,L2に対して通話回路505を含む直
流ループが形成される。 ダイオードブリツジ回路502は、局線端子
L1,L2間に印加される局からの直線電圧の極性
にかかわらず、電源回路503およびダイヤルパ
ルス送出回路504に一定極性の直流電圧を供給
するものであり、また電源回路503はダイオー
ードブリツジ回路502からの局電流をコンデン
サに充電して後述する演算処理装置(CPU)な
どの動作用電源電圧を形成するものである。この
場合、電源回路503は高抵抗Rを介して局線端
子L1に接続され、オンフツク後も内蔵のコンデ
ンサを充電してランダムアクセスメモリ
(RAM)の記憶内容を保護するためのバツクア
ツプ用電源電圧BUPを発生している。 ダイヤルパルス送出回路504はダイヤルパル
ス信号Diを受けて局線に送出するもので、ここ
でのダイヤルパルス信号Diはキーボード(図示
せず)からの信号を受けてCPU600が発生し、
入出力インタフエース回路603を介してこのダ
イヤルパルス送出回路504に入力される。この
場合、ダイヤルパルス信号Diの送出中は、入出
力インタフエース回路603を介してダイヤルシ
ヤント信号DSが与えられ、これによつて通話回
路505が短絡されてダイヤルパルス信号Diに
よる発呼者へのパルス雑音を与えないように構成
されている。また、このダイヤルパルス送出回路
504には蓄積硬貨が不足したなどの場合に強制
切断信号が入出力インタフエース回路603を介
して与えられ、通話を強制的に切断できるように
構成されている。 制御部60は、CPU600を中心としてラン
ダムアクセスメモリ(RAM)601、硬貨処理
あるいは通話処理に必要なプログラムおよび定数
等を記憶したリードオンリメモリ(ROM)60
2、各種センサ等との信号送受を行なうための入
出力インタフエース回路603および604とを
備えている。さらに、硬貨の蓄積残額や故障時の
表示を行なう表示器605、電話機本体が所定角
度以上傾けられたことを検知する姿勢センサ60
6、オンフツクおよびオフフツクに連動して開閉
するフツクスイツチ接点HS2を備えている。 姿勢センサ606は、電話機本体を傾けての不
正を防止するために設けられたものであり、電話
機本体が所定角度以上傾けられると強制切断信号
が発せられ、通話が強制的に切断される。 この制御部60においては、オフフツクに伴い
電源回路503に内蔵のコンデンサの充電電圧が
所定値に達すると通話処理および硬貨処理のため
のプログラムが起動する。そして、プログラムの
起動後において硬貨投入とダイヤル操作があれば
ダイヤルパルス信号Diおよびダイヤルシヤント
信号Dsが発生され、また通話中に課金信号受信
回路501から課金信号検出信号を受けた場合に
は後述する収納マグネツト706に対する駆動信
号が発生される。さらに、蓄積硬貨の不足時ある
いは電話機本体の異常な傾斜時においては通話の
強制切断信号が発生される。 次に、硬貨処理部70は硬貨投入検知センサ2
4などの光学的なセンサ回路701、材質選別コ
イル26を含む材質選別回路702、厚さ検出用
コイルを含む厚さ選別回路703、直径検出用コ
イルを含む直径選別回路704、これら選別回路
702〜704のアナログ出力信号を選択的にデ
イジタル信号に変換するAD変換器(ADC)70
5、蓄積レバー30とともに硬貨振分け機構を構
成する蓄積マグネツト37および復旧マグネツト
38を有し、さらに課金信号に応じて収納レバー
22(第2図)を駆動する収納マグネツト706
を有している。 次に以上のような構成に係る動作について説明
する。なお、電話機回路部50の動作については
本発明の要旨と直接関係がないためにその説明は
省略する。 はじめに、この実施例の硬貨処理においては、
例えば4ms周期でCPU600に対する全ての入力
信号を読込んでその内容あるいは状態を判別した
結果、実行すべき処理があればその処理の実行要
求を表わすタスクレデイフラグをセツトしてお
き、この後タスクレデイフラグの状態を判別して
セツトされているタスクレデイフラグが1つであ
ればこのフラグに対応する処理を4msの中の残り
の時間内で実行し、セツトされているタスクレデ
イフラグが複数個の場合には個別に分解した硬貨
検知処理や表示処理などの個別処理のうち最も優
先度の高い1つの処理を選択して4msの中の残り
の時間内で実行し、優先度の低い残りの処理につ
いては次の新たな4msの処理サイクルにおいて上
位の優先度の処理要求が無いことを条件に順次実
行するようにしている。従つて、4msの処理サイ
クル内においては硬貨検知処理などの個別に分解
された個別処理のうち1つのみが実行される。そ
して、この個別処理が終了した場合、CPU60
0は内部の基準タイマによつて次の処理サイクル
が到来したことの割込み(INT)があるまでア
イドル状態とされる。 ここで、各個別処理の優先度は第1グループと
第2グループとにさらに分類され、第1グループ
に属する処理は4msの処理サイクル毎に優先度順
に実行し、第2グループに属する処理は32msの
処理サイクル毎に第1グループに属する処理の実
行要求が無いときのみ実行するように構成されて
いる。 このような処理体系を採用したのは低電力消費
化を図るためである。すなわち、公衆電話機にお
いて硬貨の投入などは不規則的に発生するため、
これへの応答性は高く設定しなければならないの
であるが、一方において課金信号に対する処理要
求など比較的長い周期で発生する処理要求もあ
る。そこで、このような場合に不規則性の処理要
求への応答性を基準にしてクロツク周波数あるい
は処理サイクルを定めたときには、課金信号に対
する処理要求などが無いものにもかかわらずその
プログラムが起動されてCPUが常時稼動してい
る状態となり、時間の無駄が生じると共に消費電
力が大きくなつてしまう。このためにこの実施例
においては、全ての処理を4msに短周期で実行す
る必要のある第1グループの処理と、32msの比
較的長周期で実行すれば足りる第2グループの処
理とに分類したうえ、各グループ内においても優
先順位を定め、この優先順位に従つて必要な処理
を実行し、終了すれば新たな処理サイクルが到来
するまでCPU600をアイドル状態(スリープ
状態)とし、応答性の向上と共に低消費電力化を
図つている。なお、アイドル状態を有するCPU
としては型名HD6301V(日立製作所製)がある。 この実施例において、CPU600が実行する
処理は次の第1表に示すように分割され、かつそ
の優先順位が定められている。
【表】
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、硬貨連続投入後
の一定時間または硬貨満杯蓄積時に、消費電力低
減のためにその動作を停止していた投入検知セン
サの動作の停止が解除されたときタイマをスター
トさせる手段と、このタイマの動作中に投入検知
センサが硬貨投入を検知したとき硬貨選別装置の
動作を停止させる手段とを設けたことにより、投
入検知センサの動作停止が解除されたときスター
トしたタイマが動作中に硬貨が投入されると、こ
の投入検知により硬貨選別装置の動作を停止す
る。 このため、投入検知動作停止解除のタイミング
を挾んで硬貨が連続投入されてもこれを確実に返
却し、誤蓄積を防止することができるという効果
を有し、特に、十分な電力がとれない局電源方式
の公衆電話機に適用することによつて、極めて大
きい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の機能ブロツク図、第1図b
は本発明の実施例の基本構成を示す図、第2図は
本発明を適用した公衆電話機における硬貨処理機
構の一実施例を示す概略構成図、第3図および第
4図は第2図における振分け機構および返却機構
の連動機構を示す概略構成図、第5図は通話処理
および硬貨処理を行なう電気回路部の一実施例を
示すブロツク図、第6図〜第7図は通話処理およ
び硬貨処理のフローチヤート、第8図〜第11図
は硬貨処理の詳細を示すフローチヤート、第12
図〜第16図は硬貨の投入態様に応じた動作を説
明するためのタイムチヤートである。 1,21……硬貨投入口、2……蓄積部、3,
23……硬貨軌道、4,24……投入検知セン
サ、5……硬貨選別装置、6,37……蓄積マグ
ネツト、7,38……復旧マグネツト、8,30
……蓄積レバー、9……タイマ、10……制御装
置、11,36……返却部、12,35……返却
軌道、25……オーバフローレール、26……材
質選別コイル、27……寸法検出コイル、28…
…逆流検知センサ、29……コイン蓄積ガイド、
31……蓄積検知センサ、60……制御部、70
……硬貨処理部、600……演算処理装置、70
1……センサ回路、702……材質選別回路、7
03……厚さ選別回路、704……直径選別回
路、705……AD変換器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 投入検知センサの投入検知により硬貨選別装
    置の動作を許可するとともに、硬貨の連続投入後
    の一定時間または硬貨蓄積満杯時に前記投入検知
    センサの動作を停止する硬貨処理装置において、 前記投入検知センサの動作の停止が解除された
    ときタイマをスタートさせるタイマスタート手段
    と、 このタイマの動作中に前記投入検知センサが硬
    貨投入を検知したとき前記硬貨選別装置の動作を
    停止させる硬貨選別停止手段と を備えた硬貨処理装置。
JP58101493A 1983-06-07 1983-06-07 硬貨処理装置 Granted JPS59226991A (ja)

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JP58101493A JPS59226991A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 硬貨処理装置

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JPS59226991A JPS59226991A (ja) 1984-12-20
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