JPS59226713A

JPS59226713A - 直線摺動用ベアリング

Info

Publication number: JPS59226713A
Application number: JP9793183A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Teramachi; 博寺町
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-06-03
Filing date: 1983-06-03
Publication date: 1984-12-19
Also published as: JPS6211215B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、ＮＣマシン等の工作機械におけるｘ−ｙ−
ｚ軸、自動工具交換装置、自動溶接機、射出成形機、工
業用ロボット等、各種の一般産業機械のスライド部にお
いて多用される直線摺動用ベアリングに関する。

従来、この種の直線摺動用ベアリングとしては、下面側
に四部を有して断面路側Ｃ形状に形成され、上記凹部の
内壁には少くともその左右両側長さ方向に沿って一対の
負荷ボール溝を有すると共にこれら谷負荷ボール溝に対
応する無負荷ボール軌道を有する摺動台と、この摺動台
の前後両端面に取付けられ、内面側には上記負荷ボール
溝と無負荷ポール軌道の両端部間を連通連結してポール
無限軌道を形成する案内溝を有する一対の蓋体と、上部
が上記摺動台の下面側凹部内に互いに所定の間隙を維持
して嵌合され、摺動台の各負荷ボール溝に相対応して転
走溝を有する軌道台と、上記ボール無限軌道内を循環し
、摺動台の負荷ボール溝と軌道台の転走溝との間で荷重
を負荷しつつ軌道台に沿って摺動台を案内する多数のボ
ールとで構成されたものが知られている。

しかしながら、このような血線摺動用ベアリングにおい
ては、このベアリングを一般産業機械のスライド部：二
組込んで摺動させた際に、摺動抵抗の変化や騒音の発生
を防止するため、ポール無限軌道内を各ボールが円滑に
循環することが強く要請され、従来においては、摺動台
の前後両端面（１各蓋体な取付ける際（二、摺動台側の
容態負荷ボール軌道と蓋体側の各案内溝との間を正確に
位置合せする手段として、両者を結合する結合ボルトの
外側にブツシュを設ける等の手段を採用していた。

しかしながら、摺動台とその前後両端面に取付けられる
各蓋体に無負荷ボール軌道や案内溝を誤差なく形成する
ことは極めて難かしく、また、各蓋体についてはそれが
金属や硬質合成樹脂により型成形で製造される場合が多
く、かかる場合には熱収縮の問題が生じて厳密な精度で
仕上げることはほとんど不可能であり、摺動台側の各無
負荷ボール軌道と蓋体側の案内溝との間を正確（＝位置
合せすることが難かしく、これが原因でボール無限軌道
内を循環する各ボールの転走（＝乱れが生じる　”場合
があった。

また、従来のように、ブツシュを用いて位置合せをする
場合には、それだけ部品点数が増加するほか組立作業も
煩雑であってコストアップの原因になり、また、使用途
中に両者の間に位置ずれが生じることもあった。

この発明は、かかる観点に鑑み、ベアリングの摺動台に
はその前後両端面に開口する各無負荷ボール軌道の開口
縁部に外方へ向けて拡開する嵌合部を形成すると共（二
、上記各蓋体の内面側には上記％吠合部Ｃ二対応する各
案内溝の周縁に外方に向けて突出する周縁突条部を形成
し、これら各周縁突条部を上記各嵌合部内（二嵌合して
谷蓋体の位置規制をすると共にこれら各蓋体を摺動台の
前後両端面に結合ボルトで固定することにより、摺動台
側の無負荷ボール軌道と蓋体側の案内溝との間を強制的
に位置合せし、これによって構成されたボール無限軌道
内を各ボールが円滑に循環し得るようｉニした＠線摺動
用ベアリングを提供するものである。

以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な
説明する。

第１図ないし第４図において、本発明の実施例に係る直
線摺動用ベアリング（Ｂ）が示されている。

このベアリング（Ｂｌは、水平部（５）とその両端より
下方に向けて垂下する一対の軸部（６）とを有して下面
側に四部（７）を形成する断面路側Ｃ形状の摺動台（１
）と、上部が上記摺動台（１）の下面側四部（７）内に
互いＣ′：、所定の間隙を維持して嵌合される軌道台（
２）と、上記摺動台ｔｌ）の前後両端面に取付けられる
一対の蓋体（８）と、上記摺動台（１）と軌道台（２）
との間で荷重を負荷する多数のボール（４）とで構成さ
れている。

上記摺動台（１）には、第４図ないし第６図に示すよう
に、その両袖部（６）の内面長手方向に沿って上記ボー
ル（４）が転走する負荷ボール溝（８）が形成されてい
るほか、両袖部（６）にはその長手方向に沿ってボール
（４）が転走する逃げボール孔（９）からなる無負荷ボ
ール軌道が形成されており、また、上記負荷ボール溝（
８）の縁部と逃げボール孔（９）の開口縁部とには、こ
れら負荷ボール溝（８）又は逃げボール孔（９）を転走
してきた各ボール（４）が他方へ回り込み易くするため
に、互いに接近する方向に面取り（１０が形成されてい
る。

また、上記摺動台（］）には、その前後両端面に開口す
る谷逃げボール孔（９）の開口縁部に佃斜角度８０゜で
外方へ向けて拡開する嵌合部←ηが形成されている。

一万、上記谷蓋体（８）は、第１図ないし第８図及び第
７図ないし第９図に示すように、上記摺動台（１）の端
面形状と略々同様な形状に構成されており、その内面側
には上記摺動台（１１の負荷ボール溝（８）と逃げボー
ル孔（９）の両端部間を連通連結してボール無限軌道を
形成する案内溝０■が形成されており、また、これら各
案内溝αつの負荷ボール溝（８）側にはこの負荷ボール
溝（８）を転走してくる各ボール（４）を案内溝ＣＬ）
にすくい上げたり、逃げボール孔（９）を転走してくる
谷ボール（４）をこの案内溝αつから負荷ボール溝（８
）へ送り込むためのポールすくい上げ部α１が形成され
ている。

また、上記各蓋体（８）の内面側には、上記摺動台（１
）側に設けた各嵌合部Ｏυに対応する谷案内溝αりの周
縁Ｃ二、外方Ｃ１向けて突出する周縁突条ｍｏ４が形成
されており、これら各周縁突条部＠ゆは、その突出寸法
（ｄｌ）が上記各嵌合部αυの深さ寸法（ｄ２）より少
さく、また、その内面側に外方へ向けて傾斜角度１５’
で拡開する傾斜面αｅを有し、断面略楔形状に形成され
ている。

そして、上記摺動台（１１側の各嵌合部０珍と蓋体（８
）側の各周縁突条部Ｑ４とは、第１０図に示すように、
互いに嵌合して摺動台（１）側の逃げボール孔（９）と
蓋体（８）側の案内溝０ａとの間を連通し、この嵌合部
分において逃げボール孔（９）や案内溝Ｏツの幅より若
干の広がりを形成している。

また、上記摺動台（１）と各蓋体（８）とは、第１図、
第２図、第５図及び第７図１＝示すように、各蓋体（８
）側に形成した貫通孔α０を貫通して摺動台（１１側に
形成した取付ねじ孔０ηに螺合する結合ボルト０→によ
り互いに固定されている。

従って、上記実施例Ｃ＝よれば、摺動台（１）の前後両
端面に谷蓋体（８）を取付けてボール無限軌道を形成す
る場合、各蓋体（３）側の周縁突条部α重を摺動台（１
）側の嵌合部αηに嵌合して結合ポル）ＯＦ！ｊで両者
の間を締め付ければ、谷蓋体（８）に若干の成形誤差が
あってもこれを嵌合部０荀と周縁突条部０→との間の嵌
合部分において吸収し、摺動台（１１側の逃げボール孔
（０）と各蓋体（８）側の案内溝０りとを強制的に位置
合せすることができる。

なお、第１図ないし第４図中符号０１は、摺動台（１）
の各負荷ボール溝（８）に相対応して軌道台（２）に形
成された転走溝であり、ボール無限軌道内を循環する各
ボール（４）はこれら負荷ボール溝（８）と転走溝（１
１との間で荷重を負荷しつつ転走溝０■に沿って転走し
摺動台（１）を案内する。

上記実施例においては、摺動台（１１がその水平部（５
）の両端に軸部（６）を有して左右対称形状に形成され
ているが、左右非対称形状の摺動台であっても本発明を
適用することができる。

また、上記実施例においては、無負荷ポール軌道が摺動
台（１）の両袖部（６）に形成された逃げボール孔（９
）で構成されているが、この無負荷ポール軌道について
は摺動台の下面側四部の内壁に沿って逃げボール溝を形
成し、また、この下面側凹部内にボール保持器を設けて
構成したものであってもよい。

さらに、摺動台（１３側（−形成される嵌合部０１）と
蓋体（８）側に形成される周縁突条部Ｃ１４についても
、上記実施例に限定されるものではなく、互いに嵌合し
て摺動台（１）側の無負荷ポール軌道と蓋体（８）側の
案内溝ａつとの間の位置合せなすることができるもので
あればよい。

以上の通り、本発明のＭ＠摺動用ベアリングによれば、
摺動台の前後両端面に谷蓋体を取付けて摺動台側の負荷
ボール溝及び無負荷ポール軌道と蓋体側の案内溝とによ
ってボール無限軌道を形成する際に、摺動台側の嵌合溝
と蓋体側の周縁突条部とを互いに嵌合させて位置合せし
、また、これら摺動台と蓋体との間を結合ボルトで固定
しているので、たとえ蓋体に若干の寸法誤差や歪があっ
ても、無負荷ポール軌道と案内溝の縁部で強制的に位置
合せなすることができ、摺動台の前後両端面の適切な位
置に各蓋体を固定してボール無限軌道を形成することが
でき、これによってこのボール無限軌道内を循環する各
ボールの円滑な転走を確保することができ、一般産業機
械のスライド部に組込んだ際に摺動抵抗の変化や騒音が
発生するのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る１ｌｆｉｌ摺動用ベアリ
ングの正面図、第２図は第１図の側面図、第３図は第１
図の平面図、第４図は第２図の■−ＩＶ線断面図、第５
図は第１図の摺動台の正面図、第６図は第５図のＶｌ−
ＶＴ線断面図、第７図は第１図の蓋体の裏面図、第８図
は第７図のｖｍ−■線断面図、第９図は第７図のＩＸ−
ＩＸ、線断面図、＄１０図は摺動台側の豚舎部と蓋体側
の周縁突条部との嵌合状態を示す部分拡大断面図である
。符号説明ＣＢ＋・・・・・・ベアリング　　　（１）・・・・・
・摺動台（２）・・・・・・軌道台　　　　　（３）・
・・・・・蓋体（４）・・・・・・ボール　　　　　（
７）・・・・・・四部（８）・・・・・・負荷ボール溝（９）・・・・・・逃げボール孔（無負荷ボール軌道）
９℃・・・・・・嵌合部　　　　　０望・・・・・・案
内溝α尋・・・・・・周縁突条部　　　α帽・・・・・
傾斜面（ｄｌ）・・・・・・周縁突条部の突出寸法（ｄ
２）・・・・・・嵌合部の深さ寸法０８・・・・・・結
合ボルト第８図　　第９図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】（１）下面側に四部を有して断面路側Ｃ形状に形成され
、上記四部の内壁には少くともその左右両側長さ方向に
沿って一対の負荷ボール溝を有すると共にこれら各負荷
ボール溝に対応する無負荷ボール軌道を有する摺動台と
、この摺動台の前後両端面に取付けられ、内面側には上
記負荷ボール溝と無負荷ボール軌道の両端部間を連通連
結してボール無限軌道を形成する案内溝を有する一対の
蓋体と、上部が上記摺動台の下面側凹部内に互いに所定
の間隙を維持して嵌合され、摺動台の各負荷ボール溝に
相対応して転走溝を有する軌道台と、上記ボール無限軌
道内を循環し、摺動台の負荷ボール溝と軌道台の転走溝
との間で荷重を負荷しつつ軌道台に沿って摺動台を案内
する多数のボールとからなり、上記摺動台にはその前後
両端面に開口する各無負荷ボール軌道の開口縁部に外方
へ向けて拡開する嵌合部を形成すると共に、上記各蓋体
の内面側には上記各嵌合部に対応する各案内溝の周縁に
外方に向けて突出する周縁突条部を形成し、これら各周
縁突条部を上記谷嵌合部内に嵌合して各蓋体の位置合せ
なすると共にこれら各蓋体を摺動台の前後両端面に結合
ボルトで固定したことを特徴とする直線摺動用ベアリン
グ。（２）嵌合部の深さ寸法が周縁突条部の突出寸法より太
きく形成されている特許請求の範囲第１項記載の直線摺
動用ベアリング。（８）周縁突条部はその内面側に外方に向けて拡開する
傾斜面を有して断面略楔形状に形成されている特許請求
の範囲第２項記載の直線摺動用ベアリング。（４）摺動台に形成された各無負荷ボール軌道が逃げボ
ール孔である特許請求の範囲第１項ないし第８項のいず
れかに記載の直線摺動用ベアリング。