JPS5922038B2 - 地中穿孔装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は管状ハウジングを有し、自己、駆動される押の
けハンマーによる地中穿孔装置に関する。

自己、駆動押のけハンマーは第１に、例えば水道管、電
線又は電話線の如き供給導管又は導線を、同時に道路の
覆い部又は歩道を破り開く必要を伴わずに道路又は歩道
の下方に敷設するのに役立つ。

押のけハンマーは地面を貫通して動かされるが、押のけ
ハンマーは土を側方に押のけて、ハウジングの断面が円
形の場合円形の孔を後方に残し、この中に同時に又は後
で供給導管又は導線が引入れられるようにする。

土地アンカーが、床部注入、井戸掘削、排水又は同様の
目的の為の実質的に垂直に配置される地中孔を土を側方
に押のける押のけハンマーによって下方に掘削する方法
が既に提案されている。

このような地中孔に於ては、実際上盲孔である地中孔を
迅速に正確に地面内に掘削することが必要であるのみな
らず、又簡単に押のけハンマーを再び孔から引出すこと
が必要である。

従って本発明に於ては、地中孔を掘削し、押のけハンマ
ーを地中孔から引出すことが簡単に可能とされるような
冒頭に述べた種類の装置を提供する目的が基礎となって
いる。

上述の目的は本発明により押のけハンマーの後端に取付
けられるべき追従管の後端側に配置される引上げケーブ
ルの緊締装置によって達成される。

この追従管によって地中孔は側部が支持され、土が落下
することがなＧ）。

また追従管の後端に配置した控えケーブル装置によって
追従管は地中孔内に押込まれ、次いで緊締装置を介して
引上げケーブルによって押のけハンマーは最後に追従管
を通って再び地中空から引出されるのである。

このことを可能とする為に控えケーブル装置は支持部材
に回転可能に支持される引張りケーブルのケーブル偏向
ロールを有し、引張りケーブルの一端が位置を固定され
て取付けられ、他端がケーブル引張り装置を通じて導か
れるのが望ましい。

このケーブル引張装置によって引張ケーブルはケーブル
偏向ロールに押圧力を与えることが出来、この押圧力が
追従管に伝えられて、これにより駆動運動が行われ、正
確な地中孔を掘削することが可能となされる。

本発明の主要な構成上の特徴は、更に支持部材が同時に
引上げケーブルの緊締装置の保持装置として構成され、
引上げケーブルの押のけハンマーに導かれる他部が押の
けハンマーのハウジング内に挿入された引上げキップの
ケーブルトラップ内に取付けられるようにされる。

この引上げケーブルによって押のけハンマーは地中孔が
完成した後で追従管を通って極めて容易に再び地面上に
引上げることが出来る。

加圧空気を導く為に押のけハンマーに導かれる空気蛇管
を具合よく控えケーブル装置に沿って案内出来る為に、
控えケーブル装置は目的に適するように追従管の端部に
取付は又は挿入可能な円筒形の中空部及びこれから後方
に突出する保持アームより成っていて、この保持アーム
にケーブル偏向ロールの支持軸及び緊締装置が配置され
るようになっている。

緊締装置は保持アームに枢支され互に平行に位置するレ
バーより成るのが望ましく、これらのレバーに引上げケ
ーブルと協働する緊締ジョーが枢支されている。

緊締装置は、引上げケーブルを押のけハンマーの方向に
引出す際には緊締作用を行なうが、これに反して反対方
向に引上げる時に緊締作用が生じないように構成されて
いる。

これによって引上げケーブルは一方では追従管を押のけ
ハンマーに係合するのに役立ち、又他方では既述の押の
けハンマーの地中孔１から引出しに役立つようにされる
。

本発明の望ましい実施例が添付図に示されていて、以下
に詳細に説明される。

第１図から判るように空気力により自己駆動される押の
けハンマー１は実質的には、円筒形のハウジング２より
成り、２のハウジングの前端に配置され、切削縁３を有
する円錐形の打撃端部４を有し、この打撃端部４内にた
がね部５が挿入されている。

ハウジング２の後端には環状フランジ６が配置され、こ
のフランジは押のけハンマー１のハウジング２内にねじ
込まれたキャップにより形成されている。

ハウジング２から突出する環状フランジ６の部分の外径
は円筒形のハウジング２の外径よりも太きい。

ハウジング２は後端にて少なくとも一部円錐形に形成さ
れた膨出スリーブ７によって包囲され、このスリーブは
袋孔として形成され、環状フランジ６に当接する当接肩
部９を有する環状凹部８を有する。

この環状凹部８の直径は環状フランジ６の外径よりも僅
かに大きく、膨出スリーブ７が前方からハウジング２を
経てハウジング２の後端迄移動出来るようになっていて
、しかも当接肩部９が環状フランジ６に当接するような
大きさとなっている。

膨出スリーブ７はそのハウジング２とは反対側の端部に
内側ねじ１１を有し、この内側ねじに、ハウジング２に
向く端部に設けられた外側ねじ１２を設けられた追従管
１３がねじ込まれ得るようになっている。

例えば２ｍの長さを有する追従管１３は鋼管として形成
され、外側ねじ１２とは反対側の端部に他の追従管又は
貫通孔１６を設けられたストッパー１５をねじ込む為の
内側ねじ１４を有する。

膨出スリーブ７の外径は追従管１３の外径よりも僅かに
大きい。

追従管１３の内径はハウジング２の外径よりも僅かに太
きい。

当接肩部９の範囲にて膨出スリーブ７及びハウジング２
の間に更にバッキングリング１０が配置され、装置内に
水の侵入するのを防止するようになっている。

第２図から判るように、追従管１３の外径は押のけハン
マー１によって形成された地中孔１７の直径よりも僅か
に小さい。

第２図に於て、押のけハンマー１は形成された地中孔１
７の下部に位置している。

環状フランジ６内には引上げケーブル１９を取付ける為
のケーブルトラップ１８が収容され、引上げケーブルは
図示されない引張り装置に導かれていて、これによって
押のけハンマーが地中孔１７を掘削した後で追従管１３
を通って再び地面上に引上げられるようになっている。

第２図から判るように追従管１３の後端に控えケーブル
装置２１が配置され、このものは実質的に支持部材２２
より成っていて、この支持部材はそれ自体は実質的に円
筒形で、追従管１３の後端に挿入される中空部２３並び
に後方に伸長する保持アーム２４より成っている。

保持アーム２４はケーブル偏向ロール２６の支持軸２５
の支持に役立ち、ケーブル偏向ロール２６の廻りには引
張りケーブル２７が案内される。

引張りケーブル２７の一端は２８にて位置を固定されて
取付けられ、一方引張りケーブル２７の他端はケーブル
引張り装置２９に連結されている。

更に保持アーム２４には蝶ねじ３０を設けられた緊締装
置３１が配置されていて、この緊締装置は保持アーム２
４に枢支される緊締部材、例えはレバー３２．３３より
成り、これらのレバーに緊締ジョー３４．３５が枢支さ
れている。

緊締ジョー３４．３５の間を引上げケーブル１９が通さ
れている。

緊締装置３１は、引上げケーブル１９を押のけハンマー
１に向く方向に引出す際には緊締作用が生じ、一方反対
方向に引張る際には第３図により判る如く緊締作用が生
じないように構成されている。

緊締装置３１は振動の影響で緩む可能性があるから、緊
締装置には安全ねじ或いは蝶ねじが設けられている。

上述の装置の作動の態様は次の通りである。

本発明による装置によって地中孔１７を掘削する為に、
先ず押のけハンマー１のハウジング２に対して前方から
膨出スリーブ７が環状フランジ６に当接する迄ねじ込ま
れる。

次いで後追従管１３が膨出スリーブ７のねじ１１にねじ
込まれ、その後全体の装置が所望の位置で地面上に設置
される。

加圧空気による押のけハンマー１の適当な、駆動によっ
て、押のけハンマー１はそれ自体で土地の中に進入し、
その際に追従管１３を常に随伴する。

追従管は附加的にケーブル引張り装置２９の作動によっ
て引張りケー°プル２７を経て土地の中に進入される。

このようにして、第２図に示されるように地中孔１７が
形成され、環状フランジ７に取付けられた引−Ｆげケー
ブル１９が緊締装置３１内を案内させる。

地中孔１７が所望の深さに達した時に図示されてない引
張り装置によって引上げケーブル１９が第３図に示され
るように上方に引上げられ、その際に追従管１３の内部
を押のけハンマー１が上方に引張り上げられる。

地中孔１７が注入孔として役〃つべき場合には。

地中孔１７は硬化可能な材料、例えはコンクＩＪ−トに
よって充填される。

土地アンカーの場合には鋼アンカーが挿入される。

第４及び第５図に示された実施例に於ては、２個の追従
管１３が互に結合されていて、全長が増大されている。

この場合追従管１３は合成材料よりなっている。

追従管１３として合成材料管を使用することは、地中孔
１７が井戸掘削又は排水目的に利用される場合に推奨さ
れる。

何故ならばこれらの場合追従管は再び引出される必要が
なく、従って地中孔１７の中に残留されるからである。

追従管１３は共通の接合部３６にて外径が追従管１３の
外径より若干大きいブツシュ３７により互に接合される
。

押のけハンマー１内には又キャップとして形成され、引
上げケーブル１９のケーブルトラップ１８を有する環状
フランジ６が配置される。

引上げケーブル１９は又後側の追従管１３から引出され
て緊締装置３１を通して案内されるが、この緊締装置は
後方の追従管１３の支持部材２２に配置されている。

第４図より判るように。押のけハンマー１に向く追従管
１３の前端は環状フランジ６及び膨出スリーブＴの間に
位置するが、この場合膨張スリーブ７には後方に伸長す
る外被状の伸長部３８が設けられるのである。

押のけハンマー１及び追従管１３の間の結合ぼ緊締装置
３１内に保持された引上げケーブル１９によって行われ
る。

本発明による装置によって甚だ簡単な方法で犬なる地中
孔を地面に掘削することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるねじ込可能で且つストッパーで閉
鎖可能な追従管を有する押のけハンマーの分解断面図。 第２図は地中孔内にあって追従管をねじ込まれ、追従管
の後端に取付けられた控えケーブル装置を有する本発明
による押のけハンマーの断面図。 第３図は地中孔から一部引上げられた押のけハンマーの
断面図。 第４図は合成材料より成る追従管が接続され、控えケー
ブル装置を有する押のけハンマーの他の実施形態を示す
断面図。 第５図は押のけハンマーが一部追従管から引出された状
態の地中孔の断面図。 １・・・・・・押のけハンマー、２・・・・・・ハウジ
ング、６・・・・・・環状フランジ、７・・・・・・膨
出スリーブ、１３・・・・・・追従管、１５・・・・・
・ストッパー、１７・・・・・・地中孔、１９・・・・
・・引上げケーブル、２１・・・・・・控えケーブル装
置、２４・・・・・・保持アーム、２６・・・・・・ケ
ーブル偏向ロール、２７・・・・・・引張ケーブル、２
９・・・・・・ケーブル引張り装置、３１・・・・・・
緊締装置、３２．３３・・・・・・レバー、３４ 、３
５・・・・・・緊締装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 後端に固着した追従管を備えた管状のハウジングを
   有する押のけハンマーを用いた地中穿孔装置において、
   追従管１３の後端に支持部材を介して引上げケーブル１
   ９用の緊締装置３１を配置し、同ケーブルの押のけハン
   マー１側の端部をハンマーハウジング２のケーブルトラ
   ップ１８中に固定したことを特徴とする地中穿孔装置。 ２ 押のけハンマー１のハウジング２中に挿入されたキ
   ャップ６中にケーブルトラップ１８を配置したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 緊締装置３１は追従管１３に固着された支持部材２
   ２に枢着されかつ互いに平行になっているレバー３２．
   ３３を有し、これらの上に引上げケーブル１９と共働す
   る緊締部材３４ 、３５・が枢着されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。 ４ 支持部材２２は、追従管１３の端部上に、もしくは
   その中に、取り付は可能な、もしくは挿入可能な円筒状
   の中空部２３と、この中空部から後方に突出している緊
   締装置３１を保持用の保持アーム２４とより成ることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項至第３項のいずれかに
   記載の装置。 ５ 支持部材２２に蝶ねじ３０を配置したことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ６ 後端に固着した追従管を備えた管状のハウジングを
   有する押のけハンマーを用いた地中穿孔装置において、
   追従管１３の後端に支持部材を介して引上げケーブル１
   ９用の緊締装置３１を配置し、同ケーブルの押のけハン
   マー１側の端部がハンマーハウジング２のケーブルトラ
   ップ１８中に固定されており、さらに支持部材に回転可
   能にケーブル偏向ロール２６を支承し、同ロールに引張
   りケーブル２γを配設し、同ケーブルの１端を固定位置
   に取付けその他端をケーブル張り装置２９に連結したこ
   とを特徴とする地中穿孔装置。