JPS5921973B2 - 特殊嵩高糸の製造方法 - Google Patents

特殊嵩高糸の製造方法

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JPS5921973B2
JPS5921973B2 JP4048476A JP4048476A JPS5921973B2 JP S5921973 B2 JPS5921973 B2 JP S5921973B2 JP 4048476 A JP4048476 A JP 4048476A JP 4048476 A JP4048476 A JP 4048476A JP S5921973 B2 JPS5921973 B2 JP S5921973B2
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friction
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JP4048476A
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幸男 大滝
研一郎 岡
和佳 小出
清 中川
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は外接摩擦円板式仮ヨリ装置を利用して異った特
性を有する2糸条を同時に、かつ独立的に仮ヨリ加工し
、これを合糸により特殊嵩高加工糸を高生産性で製造す
る方法に関するものである。
異った性質を有する加工糸(例えばポリエステルとナイ
ロンや太デニール糸と細デニール糸等色色)を2本合糸
することにより、特殊効果をもった加工糸を得る方法は
良くしられている。
しかし前記従来方法では仮ヨリ後、連続的に合糸するに
せよ、非連続的に合糸するにせよ、2本を合糸すること
により、目的とする効果を有する加工糸を得るには2錘
(2つの仮ヨリ装置)を必要とした。
従って従来方法では1本の目的とする加工糸を得るため
に、実質的には2錘1加工(2仮ヨリ装置1加工)とな
り生産性が半分に低下し、ひいてはコストアンプの原因
になるという欠陥を有する。
本発明は上記コストアップにつながる欠点を解消して、
異った性質を有する加工糸を合糸して特殊効果を発揮で
きる嵩高加工糸を製造する方法を提供することを目的と
するものである。
前記目的を達成するための本発明は、少なくとも1個以
上の摩擦円板が装着可能な回転軸が四辺形の4つの頂点
を形成するように配置されており。
最低位置に位置する摩擦円板が装着される任意の1軸か
ら時計回りの方向に又は反時計回りの方向に隣接する軸
に1個ずつ摩擦円板が互いにオーバ−ランプするように
順次階段状になるように4個以上の摩擦円板が装着され
ており、かつ、前記四辺形の2本の対角線上にある2組
の相対する2本の軸のうち、1組の相対する2本の軸に
装着される摩擦円板は互いにオーバラップするようにな
し。
他方の1組の相対する2本の軸に装着される摩擦円板は
オーバーラツプすることのないように配置構成されてお
り、4軸の円板はすべて同一方向に回転せしめ、糸条の
進行方向からみて、糸条と接触する円板の順序のらせん
方向と、円板の回転方向を同方向として、2糸条を同時
に、かつ独立して仮ヨリ加工することのできる4軸外接
型摩擦仮ヨリ装置を使用して、異った特性を有する2糸
条を独立的に仮ヨリ加工したのち合糸して実質的に1糸
条として巻取ることを特徴とする特殊嵩高糸の製造方法
である。
以下図面を参照して本発明を実施する装置を説明する。
第1図は本発明を実施する4軸の外接型摩擦円板式仮ヨ
リ装置の要部を示す側面図、第2図は同平面図である。
回転可能に支持された軸1.2,3.4は四辺形状の各
頂点に配置され、その各々には摩擦円板A、B、C,D
が設けられ、これらの摩擦円板は、例えばAが最上位に
あるとするとB、C、Dと順次低位置に設けられている
前記のようにして4個の摩擦円板が配置されると、軸1
に摩擦円板A1が、軸2に摩擦円板B1Q5、同様に摩
擦円板C1゜Dlが設けられている。
前記摩擦円板のうち4本の軸で形成される四辺形の対角
線上にある摩擦円板Ac!:C(A1と01)とは重な
り合い、別の摩擦円板BとD(B1とDI)とは重なり
合わず、4個bs1組となった摩擦円板は矢印のように
同方向に駆動される。
前記4軸に摩擦円板を装着した装置は1ユニツトを構成
する。
糸条Y1は摩擦円板A、B、C(およびA1# B1゜
C1)に接触して加ネンされ、同様に糸条Y2は摩擦円
板C,D、A(およびCt 、DI 、At )に接角
虫して力目ネンされるようになっている。
第1図および第2図に示した実施例においては、各摩擦
円板が反時計回りで、軸1.2,3.4に設けた各摩擦
円板は反時計回りに順次位置h5低下するように取り付
けられている。
第3図は第2図の別の態様を示す平面図で、谷摩擦円板
が右回転で駆動される場合には、例えば第1図参照する
と摩擦円板Aが最も高い位置にあるとすると、D、C,
Bと時計回りに紙面に対して位置が低下するように構成
されている。
第1図において、糸条Y1 はまず摩擦円板Aに接し、
ついでB、Cに接し、再びAの下方のA1・・・・・・
の摩擦円板の順に接して摩擦仮ヨリされ、Z方向の加ネ
ンを受ける。
糸条Y2 も3個を1組とする摩擦円板A、C,Dおよ
びA1.C1,Dlに接してZ方向の力ロネンを受ける
第3図は、S方向の加ネンの例であり、摩擦円板の回転
方向およびこの摩擦円板への糸条の接触順序は第1図の
場合とは逆になり、糸条Y2は摩擦円板A、D、Cに接
触し、糸条Y、はA、C。
Bに接触する。
摩擦円板の接触部を構成する材質はゴム系(ウレタンゴ
ムなと)非ゴム系(セラミックなど)で構成するのがよ
い。
次に本発明の特殊嵩高糸の製造方法の1例について図を
もって説明する。
第4図は本発明の1例を示す工程の概略図である。
第4図において、糸パフケージ11から引出された糸条
は、2糸条を1組として送出しローラ12から供給され
る。
糸条は本発明者らの開発した4軸外接型摩擦仮ヨリ装置
15 、15’によって仮ヨリされると共に、ヨリを固
定するための熱処理装置13 、13’によってヨリを
固定される。
ここで14 、14’は糸条を熱処理装置に光分接触さ
せるための押えピン、20はガイドである。
仮ヨリ装置i s 、 i s’は互に反対方向の仮ヨ
リを与えるように1円板の回転方向および円板の4軸へ
の取付順序が逆に設定しておく、例えば仮ヨリ装置15
でZヨリ方向の仮ヨリが与えられるとすると、Zヨリを
与えられた糸条16,17は、互に相隣り合うヨリ方向
が逆の糸条と合糸される。
すなわちZヨリを与えられた糸条17はSヨリを与えら
れた隣の錘の糸条18と合糸される如く、Zヨリの糸条
16は図示しない左錘のSヨリ糸条と、Sヨリの糸条1
9は図示しない右錘のZヨリ糸条と合糸される。
かくの如くして合糸された糸条は、必要により単糸交絡
装置23あるいは、および熱処理装置24を経て巻取り
装置26で巻取られる。
22は2ndローラ、25は3rdローラ、21は集束
用ガイドである。
また、第4図において、このような方法で左右に多数の
仮ヨリ装置のユニットを並べたとき、最左端、最右端の
ユニットで加工されるそれぞれのうちの2糸条のうち1
糸条は合糸するもう一方の糸条がなく、ユニット数Nと
巻取装置nの関係はn = N−1となるOξこの場合
実質的に1ユニット当り合糸後1糸条の巻堆りが可能と
いう要件を阻害するものではない。
前記実施形態においては、仮ヨリ装置1ユニット毎にS
ヨリとZヨリ加工糸を2本宛作り、これらのうちの隣接
する錘の1本宛を合糸してノン)N※ルク糸を製造する
工程について述べたが、全ユニットの仮ヨリ装置をSヨ
リまたはZヨリ加工糸を製造するようにし、これらのう
ちの1本宛を合糸すればトルク糸が得られるので、加工
糸の用途に応じて摩擦円板の回転方向を決定しておけば
よい。
本発明は、%性の異なる糸条1%にポリマ差。
デニール差あるいは染色差等の糸特性に差異のある2糸
条を合糸して独得の風合いを有する加工糸を得ることを
特徴とするものであるが、これらの特性の異った2糸条
の組合せについて例示すれば次の表のとおりである。
本発明は、2糸条を1単位として仮ヨリ加工したのち、
特性の異なるもの同志を合糸することを特徴とするもの
であるが、これらの2糸条を合糸した後、あるいは合糸
と同時に単糸交絡処理や。
熱処理を行なってもよい。
これらの処理はいずれか一方、または両方実施してよく
、その順序も問題ではない。
かくの如き処理をすることによって糸条の集束性向上あ
るいは嵩高性、収縮率などの調整が可能であり、必要に
応じて実施すればよい。
集束性を向上させるための単糸交絡処理は望ましい。
これらの処理は仮ヨリ装置と巻取装置の間で実施される
本発明の適用できる範囲としては ■、延伸糸からの仮ヨリ合糸、又は未延伸糸(高配向未
延伸糸を含む)の延伸連続仮ヨリ合糸、延伸同時板ヨリ
合糸のいずれでもよいが、延伸同時仮ヨリ合糸法05好
ましい。
2.4軸仮ヨリ装置をS、およびZ方向のヨリが挿入可
能のように交互に配置し、互に逆方向のヨリを挿入した
糸条を合糸することによりノントルク糸05製造できる
本発明は、前記のように構成されているので、合糸する
にもかかわらず、実質的に1錘(1ユニツト)で1本の
目的とする特殊嵩高加工糸05得られる。
従来の特殊嵩高加工糸を製造する工程においては1個々
の加工糸を別々の錘あるいは仮ヨリ装置で加工したのち
、これらを合糸する必要があったが、本発明においては
2糸条同時加工の仮ヨリ装置を使用するので第5図に示
す合糸方法により生産性が倍増すると共に、工程が著し
く簡略化される。
また、装置は従来の装置の2倍の能力を有している関係
上、コンパクト化され、全体として著しぐ特殊加工糸の
製造コスH)低下する。
なお、前記仮ヨリ装置の運転に際して、加工する糸条の
繊度りとフィラメント数FをD≧100F≧30の条件
の範囲内において実施すれば、高速加工にも拘らず、毛
羽の殆んどない特殊加工糸が得られる。
実施例 1 75デニール36フイラメントのポリエチレンテレフタ
レート延伸糸と、70デニール24フイラメントのポリ
アミド6延伸糸を、1個の4軸外接型摩擦仮ヨリ装置を
用いて同時に仮ヨリ加工した後合糸し1次いで細孔から
噴出する空気流にあてて単糸交絡せしめた後、トルクを
消去するための熱処理を行なって巻取った。
(加工速度250m/min 、ストレッチ率−6%、
ヨリ固定用ヒータ(第4図の熱処理装置13 、13’
)温度180℃、前記ヒーター長2.4m / m i
n ) 得られた糸条を用いて編立(丸編)および染色加工(酸
性染色Dupont AnthragufnoneBl
ue)を行なった。
該編物は、比較的シャリ感のある霜降り調のものが得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する4軸外接型摩擦仮ヨリ装置の
要部を示す側面図、第2図は同平面図、第3図は第2図
の別の態様を示す平面図、第4図は本発明の1例を示す
工程の概略図、第5図は合糸方法の説明図である。 1.2,3,4・・・・・・軸、A、B、C,D・・・
・・・摩擦円板、11・・・・・・パッケージ、12・
・・・・・送り出しローラ、13・・・・・・熱処理装
置、14・・・・・・押えピン、15・・・・・・4軸
外接型摩擦仮ヨリ装置、16 、17゜18.19・・
・・・・糸条、20.21・・・・・・ガイド、22・
・・・・・2nd ローラ、23・・・・・・単糸交
絡処理装置、24・・・・・・熱処理装置、25・・・
・・・3rd ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも14岡μ上の摩擦円板が装着可能な回転
    軸が四辺形の4つの頂点を形成するように配置されてお
    り、最低位置に位置する摩擦円板が装着される任意の1
    軸から時計回りの方向に又は反時計回りの方向に隣接す
    る軸に1個ずつ摩擦円板が互いにオーバーラツプするよ
    うに順次階段状になるように4個以上の摩擦円板が装着
    されており、かつ、前記四辺形の2本の対角線上にある
    2組の相対する2本の軸のうち、1組の相対する2本の
    軸に装着される摩擦円板は互いにオーバラップするよう
    になし、他方の1組の相対する2本の軸に装着される摩
    擦円板はオーバーラツプすることのないように配置構成
    されており、4軸の円板はすべて同一方向に回転せしめ
    、糸条の進行方向からみて、糸条と接触する円板の順序
    のらせん方向と、円板の回転方向を同方向として、2糸
    条を同時に。 かつ独立して仮ヨリ加工することのできる4軸外接型摩
    擦仮ヨリ装置を使用して、異った特性を有する2糸条を
    独立的に街ヨリ加工したのち合糸して実質的に1糸条と
    し°C巻取ることを特徴とする特殊嵩高糸の製造方法。
JP4048476A 1976-04-10 1976-04-10 特殊嵩高糸の製造方法 Expired JPS5921973B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128557U (ja) * 1984-07-23 1986-02-20 株式会社 ヤマトヤ商会 メロデイ・カ−ド
JPS61196073U (ja) * 1985-05-29 1986-12-06

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