JPS5921778A - 改良された撥水撥油処理剤 - Google Patents

改良された撥水撥油処理剤

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JPS5921778A
JPS5921778A JP12907782A JP12907782A JPS5921778A JP S5921778 A JPS5921778 A JP S5921778A JP 12907782 A JP12907782 A JP 12907782A JP 12907782 A JP12907782 A JP 12907782A JP S5921778 A JPS5921778 A JP S5921778A
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oil
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fluorine
repellent
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JP12907782A
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辻川 史朗
西冨 克彦
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された撥水撥紬処II!剤に関する。
従来より、繊維織物などの撥水11j)?[l+処理剤
として、ふっ素糸化合物が優れた性能な示すことはよく
知られて〜・る。
しかし、こうした優れた性能も洗濯およびドライクリー
ニングにより、見かけ上、撥水撥油性能の著し〜・低下
を伴な(・、再びこの性能を発現させるために、従来は
、アイロンがけや熱プレスのような熱処理が不可欠であ
った。
こ」1j、ふっ素糸撥水撥油剤の構造的な問題に起因し
ており、撥水撥油性な十分に発現させるには、フルオロ
アルキル基またはフルオロアルケニル基の再配列が必要
となるためと推測されるが、撥水撥油された繊維織物な
実際に用いる消費者にとっては、ドライクリーニングそ
のものは業者に委託しうるとしても、洗濯後のアイロン
かけはその都度面倒なものである上に、複雑lJ:形状
のものともなると、アイロンがけも決して容易なもので
はなく、さらにオムツカバーのように通常、アイロンが
けするものではないものもあり、アイロンがゆの不要な
撥水撥油処理剤の出現が待たれて℃・た。
本発明者らはこうした実状KP1みて、洗濯およびドラ
イクリーニング後の撥水撥油性能の回復性が良好で、ア
イロンがけや熱プレスのような熱処叩の一一切不要なる
、つまりノ虱乾回復性の良好なる、ふっ素糸撥水撥油処
理剤な開発すべく鋭意検討し、重合性エチレン結合をも
たフへ・多官能アジリジン系化合物を、ふっ素系眼水撥
油剤と併用した処、目的に合致した処理剤が得られるこ
とを見出して、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明はふっ素糸撥水撥油剤と、一般式で示
される多官能アジリジン系化什吻とを必須の成分として
含んで成る繊維織物用の撥水1+i軒111処理剤を提
供するものであり、とりわけ、上記ふっ素系lr□&水
撥油剤として、フルオロアルキル基またはフルオロアル
ケニル基と、アジリジン環と反応し5る官能基とを有す
る(メタ)アクリル系(共)重合体を用いるが、ある(
・は含ふっ素ウレタン化合物を用〜・た処理剤な提供す
るものである。
ところで、アジリジン系化合物が従来より繊維加工分野
にお〜・て、たとえば綿製品または綿混紡製品の処理に
用℃・られて(・て、製品の収縮防止、防皺加工および
耐洗涌性の向上化に役立つことも知られて(・るが、こ
れは綿の主成分たるセルロース中に含まれる水酸基とこ
のアジリジン環との反応による架橋反応が生起するため
と−J)られて(・る。
また、この種のふっ素系撥水社)油剤による加工にお(
・て、フルオロアルキル基含有小胞f11エステルにア
ジリジン環含有アルキル(メタ)アクリレートを共取合
せしめて得られる一種のコポリマー型撥水1チ・1油剤
を川−・4)ことにより、従来型ふっ素糸撥水撥油剤の
ドライクリーニング性な向上させようとすることも、l
i公昭49−42877−号公報に開示されて〜・て既
に公知である。
しかしながら、これまでに試みられ、提案された各種の
撥水撥油処理剤を見渡してみても、撥水撥油処理された
繊維織物などが洗濯されたりドライクリーニングされた
りしたのちの撥水撥油性能回復性が良好なるふっ素糸撥
水撥油処理剤と℃・うことになると、これは全く文献未
載のものであると℃・える。
本発明処理剤の一必須成分である前記した撥水撥油剤と
は、C8〜C211+なる、好ましくは00〜CI2な
るフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を有
し、水不溶性(溶解度が25℃で1重量%以下)で、主
壁転移温度、すなわち融点、ガラス転移点あるいしま軟
化点が20°C以上で、好ましくは分子量が約700〜
約/[10,000である処の非粘着性の有機ふっ素糸
化合物を相称するものであるが、当該ふっ素糸撥水撥油
剤は、また、分子中に5型開8%以上のふっ素原子な含
み、かつ、撥油性な有していなければならな(・。
このような有機ふっ素糸化合物の代表例な挙げ用了次の
とおりである。
(1)まず、C1〜C2oなるフルオロアルキル基また
はフルオロアルケニル基な有するビニル系JlLM体の
部独nf合体あるし・は、それとふっ素を含まな〜・ビ
ニル系単覇体との共重合体力あるが、上記フルオロアル
キル基!したはフルオロアルケニル基を有するビニル系
単量体の4i例としてU−1次のものが挙げられる。
−C,F、5CH,0COCH=CH,、C,oF、9
0CH7CH,0COCH=CH2、C8F、、CH2
CH,0COCH=CH,、C,F、、 5o2N (
CsH,) CH,Cf(,0COCR=CH,、C,
F、)S02N(CHs)CH2CH20CoC(CH
s) =CHt 、他方、前記ふっ素を含まな〜・ビニ
ル系単量体の代表例としてはエチレン、プロピレン、ブ
チレン、ブタジェン、イソプレン、クロロプレン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、(メタ)アクリル
酸とアルコールまたはアルキルアミン(いずれモct。
以下)とのエステルまたはアミド、ジアセトンアクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド、アクリロニト
リル、アクリルアミド、酢酸ビニル、シロキザン結合を
有するビニル系化合物などがある。これらの単用体は二
種以上を併用することもできる。
これらの単独取合体ある℃・は共Fi1合体はビニル用
台における公知の方法によって得ることができる。たと
えば、ラジカル開始剤を使用した溶液取合またはエマル
ジョン取合が一般的である。重合体の分子量は、開始剤
濃度や連鎖移動剤の種類と濃度によって好ましく・範囲
に調整できるが、一般に3,000以上が好ましい。
(2)次に、Cs−C1゜なるフルオロアルキル基また
はフルオロアルクニル基を有するC3〜C1oなる一価
もしくは多価のアルコールと、ふっ素化されて℃・ても
よ〜・C6〜C9のモノもしり1マボリカルボン酸との
、好ましくはi、 o o o以上の分子量を有する(
ポリ)エステル、およびふっ素化されて〜・てもよ〜・
C2〜CPOなる一価もしくは多価アルコールと、C8
〜C2゜なるフルオロアルキル基またはフルオロアルケ
ニル基を有するC8〜C3o なるモノもしくはポリカ
ルボン酸との、好ましくは1.000以上の分子量を有
する(ポリ)エステルがあるが、これらの(ポリ)エス
テルな得るのに使用される成分化合物の代表例を次にノ
hげると、C6FssCH2CHtOH% C,、F、
、CI、OH,C,F、、C)[、CH,O)I。
Cg Fl7 CH2CH20H,C6F1 g 80
2 N(CHs) C112ClI2011 。
c、F、7so、N(c、H7)ca、cH2oH%C
8F、780.N(C’H,CH20H)2、C,Fl
、So、N(C,H,) CH,CH,(OH)C1,
I、OH。
C,F、、O(〉cH,CH,on。
C,F、、 CN (C,H,) CI(、CH,OK
C,OF、、N(C,H,)CH,C1(20I(1C
7F、、C0OH。
C,F、、O−C>−C0OH,C3F1.So、N(
CsH7)CH,C0OH。
安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、フクル酸、マレイ
ン酸、トリメリット酸、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコール、フロピレンゲリコール
、ジエチレングリコール、グリセリン、ポリゾロピレン
グリコール、2−エチルヘキサノール、ステアリルアル
コール1工どがある。
(3)また、C,−C2oなるフルオロアルキル基また
はフルオロアルケニル基を有するC6〜C5゜なる−価
もしくは多価(場合によっては、ふっ素を含まな〜・−
価もしくは多価アルコールを混ぜてもよ〜・)と有機モ
ノまたはポリイソシアネート、たとえばフェニルイソシ
アネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、炉リメチレンポリフェニルイソシアネートとの、好ま
しくは分子帰一が700以上の(ポリ)ウレタン化合物
などがあるが、上記フルオロアルキル基またはフルオロ
アルケニル基を有する(ポリ)ウレタン化合物として代
表的なものには次のものがある。
502F17 C5 (4)  Cs−C7゜なるフルオロアルキル基または
フルオロアルケニル基を有するエボキザイド・モノマー
、たとえば(C1IF、)、 CFO(J2CH−CI
−I CH2OCF (CF3)2、\。/ を用(・て得られる、好ましくはろ、000以」二の分
子71な有する単独重合体および、これらのエボキザイ
ド・モノマーと好ましくはプロピレンオキサイドまたは
エピクロルヒドリンなどの如ぎふっ素不含のエポキシ化
合物との、好ましくは3,000以上の分子風を有する
共重合イ札他方、本発明処理剤のもう一方の必須成分で
ある前記した取合性エチレン結合なもたブ工い多官能ア
ジリジン系化合物としす、前掲の一般式CI、1で7i
′、、!れるような2個以上のアジリジン環を有する化
合物を相称するもので、これらのうち代表的なものを挙
げれば次のようなものがある。
※ / また、かかるアジリジン系化合物中のアジリジン環と反
応しうる官能基を有する不飽和モノマーとは、水酸基、
カルボキシル基、スルホン酸基、エポキシ基またはアミ
ノ基などを含む不飽和モノマーを指体するもので、それ
らのうちでも代表的なものとしては次のようlr、もの
がある。
Hs CH,=CH−C001(、CH,=C−Co0II。
CH,=CH−C0NH−OH,OH。
(h3  υ そして、前述した如きアジリジン系化合物の使用量は広
い範囲から選択できる。この使用量が少ないときは処理
された繊維織物などを洗濯またはドライクリーニングし
たときの撥水撥油性能の回復が悪(なZ、j、、逆に多
いときは処理された繊維織物などの手触り力徳し7く変
化したり、撥水撥油性能を低下させるなどの不都合を生
ずる。したがって、当該化合物の使用量は目的物たる前
記撥水撥油剤中の全固形分に対して5敗量%以上、とく
に10重崩%以上が過半である。
また、使用される当該アジリジン系化合物の種類につい
ては特に限定されるものではないが、二個以上のアジリ
ジン環に連結される連結基の長さが長いものほど、処理
された繊維織物などの手触りがソフトなものとなり、逆
に短いものほどハードなものとなる傾向にあるので、用
途に応じて、適宜選択すればよい。
而して、本発明の処理剤は必須の成分として、以上に述
べられたような重合性エチレン結合を有しない多官能ア
ジリ、)ン系化合物と、ふっ素系撥水徊油剤とを含んで
成るものではあるが、これら必須側成分の併用によって
何故に、撥水撥油処理された繊維織物などを洗濯および
ドレイクリ゛・1−=7fbf、jO%(1)Myk@
?E11tl*@Do*f!rir、a<y、c、bo
z、iついては不明であるものの、本発明者らは次の如
く推測している。
すなわち、ふっ水系撥水撥油剤の性能が発現されるには
、:      フルオロアルキル基またはフルオロア
ルキル基が繊維織物などの表面に配列させる必要がある
が、前述したように、このふっ水系撥水撥油剤だゆでは
、熱処理を行なえば直ちに配列されるものの、熱処理な
しの場自においては配列も遅くなる。
ところが、ここに多官能アジリジン系化合物が共存した
場合には、活性なアジリジン環が他方の撥水1チ)油剤
中の官能基または繊維織物中の活性基(たとえば水酸基
、アミノ基またはアミド基)と反応して架橋結合が生じ
る結果、フルオロアルキル(アルケニル)基を連結して
いる4發水撥油剤の幹部会もしくは骨格部分が強固なも
のとなって、これらのフルオロアルキル(アルケニル)
基が配列し易くなるためと考えられる。
もし、このふっ素糸撥水撥油剤中に官能基が何ら存在し
ない場合であっても、ポリマー型撥水1油剤においては
架橋結合とポリマー鎖との相互買入(Interpen
atration)により同様の効果も期待できるが、
ただこの場合には繊維織物中に活性基の存在することが
前提となる。
本発明者らの知見によれば、ふっ素糸ポリマー型撥水撥
油剤の中でも特にフルオロアルキル(アルケニル)基を
有する(メタ)アクリル重合体が、本発明の目的である
洗濯(ドライクリーニング)後の撥水撥油性能の回復性
が良好であり、就中、アジリジン環と反応しうる官能基
を有する不飽和モノマーが少量、成分化合物どして使用
された場合に顕著なものとなる。
他方、低分子量型撥水撥油剤の場合には、それ自体がア
ジリジン環と反応しうる官能基を保有しているときだけ
に限ってフルオロアルキル(アルケニル)基を連結して
いる骨格部分が強固なものとなり、このフルオロアルキ
ル(アルケニル)基が配列し易くなると考えられるが、
事実、含ふっ素ウレタン化合物の場合には著しい効果が
得られるものの、含ふっ素工ステル化合物の場合には殆
んど効果が得られないことも判明した。
本発明処理剤の適用形態としては乳濁液、溶剤溶液また
はエアゾールなどの如き任意の形体で用いることができ
る。
たとえば、特定のアジリジン系化合物は水性乳濁液中で
も成る期間内は安定であるため、この種の化合物を用い
れば水性乳濁液タイプの撥水撥油剤とイノ[川すること
ができるし、また、溶剤溶液型のものは溶液IF合法に
よりイ(〕られる撥水撥油剤は勿論のこと、それ以外に
も塊状重合法や乳化重合法で得られる(共)重合体を適
当な有限溶剤の一種または二釉以上の混合物中に溶解さ
せたものを用いてもよければ、これらの有機溶剤の可溶
のアジリジン系化合物と併用してもよく、さらにエアゾ
ール型のものは一旦、溶剤溶液型の撥水撥油処理剤を調
整し、次いでこれにジクロロテトラフルオロエタン、ジ
クロロジフルオロメタンまたはモノフルオロトリクロロ
メクンなどの噴射剤を添加して適当な容器に充填させて
用いればよい。
こうした種々の適用形態に見られる如く、本発明の処理
剤は多官能アジリジン系化合物をブレンドさせたもので
あるために、アジリジン環含有不飽和モノマーをビニル
重合型の撥水撥油剤調製用のコモノマー成分としC使用
した場合に比して、次のような種々のメリットがもたら
される。
■ ブレンド型にあっては、それぞれの繊維織物などの
各基材側に最適組成の撥水撥油剤を容易に調製すること
ができるが、コポリマー型にあっては、基材側にそれぞ
れ最適のモノマー組成を設定してコポリマーを作製する
必要があり、極めて手間がかかること、および■ 撥水
撥油剤の性能の改善ないしは他の特性の付与の目的で、
コモノマー成分として水酸基、カルボキシル基および/
またはエポキシ基などの官能基含有モノマーを併用して
も、ブレンド型ではその適用上において何らの支障もな
いのに、コポリマー型ではこのコポリマーの作製に当っ
てこれらの官能基が高反応性のアジリジン環と反応して
ゲル化の可能性が犬となる危険性があること、■ さら
に、前述した如く、アジリジン系化−@−!吻はそれ自
体が活性であって、当該化合物を併用した1ぢΦ水16
・)油処理剤はポットライフが極めて短かくなり、した
がって長期間放置しておくと不溶物が生成するなどのト
ラブルが生じ易くなるので、成可く早期に使い切るなど
の取扱い上の注意が必要となるが、実用上は、当該化合
物の効果を十分に発揮させるためにも、当該化合物を併
用した撥水撥油処理剤を繊維織物などに適用するに際し
、加熱処理などにより完全にアジリジン環を開かせろこ
とが肝要であること。
一本発明処理剤の一必須構成成分たる前記ふっ素糸撥水
撥油剤中に含めるべき前記の含ふっ素ウレタン化合物と
しては前掲した如き各種の(ポリ)ウレタン化合物が用
いられるが、この場合には、まずこの含ふっ素つレタン
化合吻そのものを用いてもよいし、あるいはこの含ふっ
素ウレタン化合物にさらに前掲した如き(1)、(21
:jtfよび(4)なる他のふつ素糸撥水撥油剤とブレ
ンドさせて用いてもよいことは勿論である。
かくして得られる本発明処理剤が適用できる処理用基材
としては、慣用されている繊維織物などをはじめとして
、紙、木材、皮革、毛皮、プラスチックス、塗料塗工面
およびプラスターなどがあるが、ここで繊維織物として
代表的なものには綿、麻、羊毛もしくは絹などの天然繊
維;ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリロニトリルもしくはポリ塩
化ビニルなどの合成繊維;またはレーヨンもしくはアセ
テートなどの半合成繊維がある。
これらの合成繊維の5ち、ポリマー鎖中にアジリジン環
と反応しうる官能基をもたないポリエステル、ポリアク
リロニトリルまたはポリ塩化ビニルなどの繊に出土それ
自体の単独使用では本発明の目的が殆んど達せられない
ことになるので、これらの繊維に限っては専ら綿その他
の官能基を有する繊にtとの混紡品などの形で用いI)
れるが、アミド結合を含むポリアミドにしろ、ウレタン
結合を含むポリウレタンにしろ、水酸基を含むポリビニ
ルアルコールにしても単独の使用ができるのは勿論のこ
と、水酸基またはアミン基を有する天然繊細あるいは半
合成繊翔もまた単独使用が可能である。
また、本発明の処理剤はそれのみで上述した如き各種の
基材、と(に繊維織物などを処理できるし、かがる処理
を通して本発明の目的が十分に達成されることは半熱で
あるが、かかる処理時に他の繊維加工用4Dl脂をも併
用することは何ら支障がなく、こうした併用によって繊
細織物などに撥水撥油性能の付与と同時に他の性能もま
た付与されることになるから、その意味においては、む
しろ好ましいものといえる。
ここで、併用しうる繊維加工用樹脂の代表例としては次
のようなものが挙げられる。
尿素ホルマリン初期縮合系樹脂; 「ベッカミンDS−
IJ(大日本インキ化学工亮閑製のグリオキザール系繊
維処理剤)で代表される、エチレン尿素系、ウロン系も
しくはグリオキザール系などの繊維素反応型樹脂;「ベ
ッカミンJ−101、MAもしくはAPMJ(同上社製
のメラミン系繊維処理剤)で代表される縮合系硬出仕上
剤;[ベッカミンR=25J(同上社製品)で代表され
る水溶性アクリル樹脂;[ポンコー)R−332DJ(
同上社製品)で代表されるアクリル系エマルジョン;「
ボンデイック161ONS」(同上社製品)で代表され
るウレタン系エマルジョン;またはシリコンもしくはソ
ックス系の柔軟剤などである。
さらに、本発明処理剤に対しては該処す1剤の安定性を
一層向上させるために、本来の撥水撥油性や洗濯または
ドライクリーニング後の撥水撥油性能の回復力を損わな
い範囲内で、公知慣用の熱安定剤、紫外線安定剤または
pH安定剤などを添加することもできる。
次に、本発明を実施例および比較例により具体的に説明
するが、以下において部および%は特に断りのない限り
、すべて重量基準であるものとする。
なお、実施例および比較例において示される撥水性およ
び撥油性の各データーは次のような測定法と評価尺度ζ
を基礎としたものである。
まず、撥水性はJIS  L−1005に準じたスプレ
ー法により測定して第1表に示される如き「撥水性屑」
で表示し、他方、撥油性は第2表に示される如き表面張
力の異なる種々の溶媒を被試験物に滴下11、そり液滴
を30秒間保持した際の浸透状態を観察するノーいう、
AATCC−118−1975に準じた方法(ハイドロ
カーボン・レジスタンス・テスト)により測定して回2
表に示される如き「撥油性、46」で表示するが、この
「撥油性yt6Jの表示に際しては、上記一定の保持時
間経過後においても何ら浸込みの認められない標準試液
の最高ナンバー(屑)を以て、その撥油度とした。
第1表 第2表 実施例1 075%と、CH,0COCH=CH,の23%と、C
H,=Cll−C0NH,C)(20I(の2%とから
なる共重合体(以下、共重合体(A)と略記する。)を
1%濃度で含んだ1.1.1−トIJクロロエタン溶液
を月い、これに多官能アジリジン系化合物としての1,
6−へキリ゛メチレノジエヂレン尿素(以下、これを化
合物(I)とも1111載する。)を04%濃度となる
ように添加して均一に混合せしめム次いで、かくして得
られた混合rc場液中に木綿布を2分間浸漬させたのち
、溶液から布を引き上げて充分に液を振り切って室温で
60分間風乾させ、しかイJのも120℃で6分間キユ
アリングせしめた。
このようにして処理された布は撥水性が90〜100で
、撥油性が6であつtも 次に、この処理布に対してJIS  I、−0217・
106法に準じた3回洗濯、またはJIS  L−10
18−E−2法に準じた3回ドライクリーニングをそれ
ぞれ行なったのちの風乾時の撥水撥油性能は第6表に示
す通りである。
比較例1 1.6−へキザメチレンジエチレン尿素の使用を一切欠
いた以外は、実施例1と同様にして処理した木綿布につ
いての各性能を第6表にまとめて示す。
実施例2 第6表に示されるような4111戊の共j[合体(B)
をふっ素糸1發水撥油剤として含むエマルジョン化併用
官能アジリジン系化合物としてのジフェニルメクンー 
ビス−4、4’−N、 N’−ジエチレン尿素(以下、
これを化合物(I)とも記載する。)をエマルジョン化
させたものを、11q共重合体(B)の1.0部に対し
てアジリジン系化合物が0,4部どなるように添加して
均−に混合させたのち、水で全固形分が1%となるよう
に希釈せしめた。
次いで、この希釈エマルジョン浴中に木綿布を2分間浸
漬させてから布を引き上げて約85%の絞り率となるま
で絞ったのち、100℃で2分間予備乾燥させ、続いて
160℃で2分間キユアリングせしめた。
かくして処理された布の撥水性および撥油性ならびに実
施例1と同様にして洗濯またはドラーイクリーニングし
たのちの風乾時の性能は同表に示される通りであった。
比較例2 ジフェニルメタン−ビス−4、/!’−N 、 N’−
ジエチレン尿素の使用を一切欠いた以外は、実施例2と
同様にして処理した木綿布についての各性能を第3表に
まとめて示す。
実施例3〜9および比較例3〜9 第3表および第4表で示されるような組成の各撥水撥油
処理剤と繊維基材とを用いて、適用形態が溶液型であ唇
場合には実施例1と同様にし、エマルジョン型の場合に
は実施例2と同様にして浸漬、絞りおよびキユアリング
などの処理を行なって、それぞれキユアリング処理直後
(加工−ヒがり)の布の撥水撥油翻、および3回洗濯ま
たは3回ドライクリーニングしたのちの風乾時の布の撥
水撥油141Eを第3表にまとめて示すと共に、さらに
各比較例の場合には、3回洗躍または3回ドライクリー
ニング後の処理布に、140’cで30秒間というアイ
ロンがゆ処理を行なったのちの布の撥水撥油性をも測定
したが、これらの結果も同第3表にまとめて追日己する
第6表に示された結果からも明らかなように、本発明の
処理剤は従来型処理剤に比して、洗濯およびドライクリ
ーニング後の撥水撥油性能の回復性が良好であることが
知れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ふっ素糸撥水撥油剤と、一般式 で示される多官能アジリジン系化合物とを必須の成分と
    して含んで成る、洗濯およびドライクリーニング後の撥
    水撥油性能の回復性が良好なる繊維織物用撥水撥油処理
    剤。
JP12907782A 1982-07-26 1982-07-26 改良された撥水撥油処理剤 Pending JPS5921778A (ja)

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JPS5921778A true JPS5921778A (ja) 1984-02-03

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JP12907782A Pending JPS5921778A (ja) 1982-07-26 1982-07-26 改良された撥水撥油処理剤

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JP (1) JPS5921778A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5084191A (en) * 1989-12-22 1992-01-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Water- and oil-repellent treatment agent
US5132028A (en) * 1989-12-22 1992-07-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Water- and oil-repellent treatment agent

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