JPS59210312A - パタ−ン位置検出装置 - Google Patents

パタ−ン位置検出装置

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JPS59210312A
JPS59210312A JP8546083A JP8546083A JPS59210312A JP S59210312 A JPS59210312 A JP S59210312A JP 8546083 A JP8546083 A JP 8546083A JP 8546083 A JP8546083 A JP 8546083A JP S59210312 A JPS59210312 A JP S59210312A
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signal
scanning
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pattern
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JP8546083A
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Muneki Hamashima
宗樹 浜島
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Nippon Kogaku KK
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/28Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はパターンを有する試料を、エネルギービームで
走査して、パターンの位置を検出する装置に関し、特に
試料上の任意の2点の位置を検出して、その2点間の距
離を自動的に測定するための寸法測定装置、例えば電子
ビームを用いた走査型軍手顕微鏡による微小寸法測定装
置等に適した位置検出装置に関する。
〔発明の背景〕
電子ビームを用いて微小寸法測定を行なう装置に関して
は、走査像を表示し、たCRT画面上に2つのカーソル
線を表示し、この間の距離を電気的に測定する技術(特
開昭54−34673公報)があるが、この方法は電子
ビームの走査歪み、倍率誤差等の影響をうけ、測定精度
は十分でなく、しかも、それらの誤差を補正する事は極
めて煩雑であった。
この点を改善した方法として画像を形成する走査系とは
別に走査像全体を移動する偏向系を設け、それによって
測定を行なう技術(特開昭57−114807号公報)
が提案されている。しかしながら、この方法は測定すべ
き2点の位置検出は画像やその信号からCRT画面上で
目視で判断せざるを得す、この時の位置合せに要する時
間およびそれに伴う測定者の疲労は避けられず、なおか
つ測定者による寸法値のばらつきも生じやすいという欠
点があった。
一方、これらの測定を自動化する手段として、試料上の
パターンからの情報信号(2次電子信号等)を測定用の
駆動系の位置信号パルスに同期し。
で取り出し1、情報信号をアナログあるいはデジタル処
理し、2点の位置を検出してパターン線幅を計測する方
法が考えられている。例えば電子ビーム走査の走査信号
そのものをデジタルパルス化し、そのパルスに応じて電
子ビームの走査を行なうと共に、そのパルスに同期させ
て情報信号をサンプリングする方法、あるいはまた試料
そのものを載物台と共に移動し、その載物台に取りつけ
られた位置センサー(干渉計やエンコーター等)の信号
をデジタルパルス化し、そのパルスと同期させて情報信
号を取り出す方法等である。
この場合、前者の方法は、先述した電子ビーム走査系の
走査歪みや倍率誤差の影響をその1ま受け、位置検出が
正確でなく、このため寸法測定に誤差を伴う。また、後
者の方法は、一般にこの様な装置では、試料からの情報
信号の信号対雑音比が極めて悪いため、載物台の駆動速
度を極めて低速にするかあるいは多数回駆動して積算し
、なければ十分な精度が得られず、測定時間が遅くなる
という欠点があった。
〔発明の目的〕
そこで本発明は上記寸法測定上の問題を解決するために
1、短時間で精度良く簡便かつ自動的に試料上のパター
ンの位置を検出する装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
そこで本発明は、電子ビーム、レーザビーム等のエネル
ギービームのスポットの照射位置を変化させる走査信号
に基づいて、パターンを有するウェハやマスク等の試料
を所定の長さ分直線走査するビーム走査装置と;エネル
ギービームの照射により試料のパターンから発生する輻
射エネルギーに応じた検出情報、例えは2次電子、反射
電子あるいは散乱光等を出力する検出手段と;エネルギ
ービームが走査軌道中の所定位置を照射゛したときに、
検出情報を抽出する情報抽出手段と;その情報抽出手段
の抽出シーケンス毎に、エネルギービームの走査軌道が
試料上を所定方向、例えばエネルギービームの走査方向
に一定量移動する如く、エネルギービームと試料とを相
対移動させる移動手段、例えば試料を載置して2次元移
動する移動スデーシ等と;この移動手段の駆動により抽
出された時系列的な検出情報に基づいて、パターンの位
置を検出する位置検出手段とを設けるように構成した。
これによって、エネルギービームの走査により検出情報
は試料上の所定位置でサンプリングされ、ビーム走査と
は独立した移動手段によって、パターンのプロファイル
に応じた時系列的なパターン情報が得られ、正確な位置
検出が可能となる。
〔実施例の説明〕
次に本発明の第1の実施例を図面に基づき説明する。第
1図は走査型電子顕微鏡を用いた本実施例による測定装
置の構成図である。
内部を真空に排気した容器1内には、電子を照射する電
子銃2、照射電子を集束する電子集束レンズ3、集束さ
れた電子ビームを紙面内圧右方向の水平方向と、紙面と
垂直な垂直方向とに偏向沖査する走査コイル4、偏向さ
れた電子ビームを所定の結像面にスポットとして結像(
収束)させる電子対物レンズ5とが設けられている。さ
らに、この容器1内には、パターンの線幅や、エツジ位
置等を測定すべき半導体ウェノ・のような試料WPの゛
表面が、電子ビームの結像面と一致するように試料WP
を載置する2次元移動ステージ6(以下単にステージ6
とする)と、試料靜から電子ビームEBの照射により発
生した2次電子量あるいは反射電子量を電圧、又は電流
の太きさとして検出する検出器7が設けられている。1
/ζ、ステージ6はモータ等の駆動部8によって移動さ
せられるが、以下の説明を簡単にするため、ステージ8
(dドライブ制御回路9によって紙面内で左右方向、す
なわちX方向(水平方向)に移動するものとする。
尚、上記電子銃2、電子集束レンズ3、及び電子対物レ
ンズ5は従来の電子顕微鏡等と同様な制御回路10によ
って駆動される。
さて、走査信号発生回路11(以下、単に08Cuとす
る)は電子ビームEBを水平方向に偏向するためのノコ
ギリ波状の水平走査信号1−(Sと、電子ビームEJ3
−2垂直方向に偏向するためのノコギリ波状の垂直走査
信号■Sとを発生し、その水平、垂直走査信号H8,V
Sけ各々可変増幅器J2.13によって所定量増幅され
たのち、走査コイル4に印加され、その結果、電子ビー
ムEBは試料WPをラスター走査する。この可変増幅器
12.13の各増幅率に外部から印加される制御信号H
C1VCに応じて変化する。このように、水平、垂直走
査信号H8、VSの大きさを制御信号HC1VCに応じ
て変えることにより、電子ビームEBの試料Wl)上で
の走育顆囲を連続的に可変することができる。
可変増幅器12.13からの水平、垂直走査信号1−(
S、VSは、電子ビーム)(Hの走査より得られる試料
WPの表曲の像、いわ乃る89M像を表示するためにブ
ラウン管14(以下、 CI(、T14とする)の偏向
コイル14a  に検出信号Aと同期して印加される。
i方、増幅器15によって増幅された検出器7の検出信
号Aは、CRTの輝度変調回路16に入力される。輝度
変調回路16はCRT14の輝点の明るさを検出信号A
の大きさに応じて変化させるものである。このためCR
Tt4の輝点は、電子ビームEBの走査に同期L″′C
′Cシスター走査画面には試料WPの89M像が形成さ
れる。
また、前記08C11は垂直走査信号VSと同期し、た
垂直同朗パルス信号Y S f発生する。この垂直同期
パルス信号Y 8 VJ例えば垂直走査信号vSの帰線
タイミングで発生し、カウンタ17によってそのパルス
数が計数される。カウンタ17の泪数値はテジタル・ア
ナログ変換器18(以下、1)八〇18とする)によっ
てアナログ信号に変換され、ドライブ制御回路9に印加
される。このため、垂直同期パルス信号YS、1715
パルスが発生する毎に、カウンタ17がインクリメント
(又はディクリメント)され、1)ACl、8のアナロ
グ出力信号が順次増大(又d減少)するから、ステージ
B HX方向に一1定のピンチで移動する。
さて、叱較器19は可変管圧#20から出力される基準
電圧Vr、と、08CIIからの水平走査イ言号H8と
を比較し、て、ノコギリ波状の水平走査信号H8の傾斜
部分←電子ビームEBを水平方向の一方に走査する部分
)と基準電圧Vr、とが一致し。
たときパルス信号Bf出力する。このノ々ルス信号Bは
カーソル表示用として輝度変調回路16に入力し、検出
信号Aと合成されて、CRT16上のSEM像中に垂直
方向のカーソル線を描くために使われる。一方、サンプ
ル・ホールド回路21は、このパルス信号Bに応答して
、検出信号1−サンプリングし、次のパルス信号Bを入
力するまで、そのサンプリングした検出信号Aを保持す
る。そして、サンプル・ホールドされた検出信号Aの電
圧は積算平滑化回路22によって、サンプリングによる
階段状の変動をスムージング(平均化)されるちスムー
ジングきれた信号Cは、比較器23によって可変電圧源
24から出力されるスライス電圧■r2と比較される。
比較器23は信号Cの方がスライス電圧■r2よりも大
きいとき、ゲート信号りを出力する。尚、可変室、圧1
源24に外部からの制御信号ECに応じてスライス電圧
■r2の大きさを変化させる。捷だ、このゲート信号り
はノくターンの線幅と対応し、ゲート信号りの立上りが
線状ノくターンの一方のエツジ位置に対応し、立下りが
他方のエツジ位置に対応するもので、信号りの立上りで
測定開始し、立下りで測定終了するものである。
さて、カウンタ25(以下、CNT25とする)はゲー
ト信号IB、入力している間、水平同期パルス信号YS
のパルス数を計数する。CNT25−の計数値は、デジ
タルの乗算を行なう換算器26に人力する。換算器26
はCNT25の計数値の1デジツトと、ステージ60単
位移動量との換算を行なうもので、その単位移動量の値
と、CNT25の計数値との乗算を行ない、実際の線幅
を表わすデータを表示器27に出力する。表示器27は
モニターテレビやプリンター等の端末機器であり、測定
された線幅が印字される。
尚、本実施例で重要な点は、ステージ8が垂直同期パル
ス信号YSのように、電子ビームEBの所定の走査間隔
毎に発生される信号に応答して一定ピノチだけX方向、
すなわち水平走査方向に移動され、その一定ピンチの移
動がCNT25の1デジツトのカウントアンプに対応し
ていることである。
尚、容器1、電子銃2、集束レンズ3、走査コイル4、
対物レンズ5、制御回路10、走査信号発生回路11、
及び可変増幅器12.13によって、ビーム走査装置が
構成され、比較器19、可変電圧源20、及びサンプル
・ホールド回路21によって、情報抽出手段が構成され
る。
さらに、ステージ6、駆動部8、ドライブ制御回路9、
デジタル・アナログ変換器18、及びカウンタ17によ
って移動手段が構成され、比較器23、可変電圧源24
、カウンタ25、換算器26、及び表示器27によって
位置検出手段が構成される。
次に、第1図に示した測定装置の動作について、第2図
、3図に基づいて説明する。
第2図は電子ビームEBのラスター走査により(JL’
r14の画面100に表示された測定すべきパターン1
01のSEM像を模式的に表わす。丑だ画面100内の
所定位置にはカーソル線CLも同時に表示される。
さて、まず初めに、電子ビームEBの試料WP上での1
つの走査線(走査軌道)SLIに関して、パターン10
1のエツジとエツジの間隔、すなわち線幅りを測定する
場合を説明する。この場合、走査線SLIのみが画面1
00に表われることになる。
1ず、外部からの制御信号VCによって可変増幅器13
の増幅率を零にして、走査コイル4に印加される垂直走
査信号■Sを走査線−8I、1が表わわ。
るように一定電圧にクランプする。このクランプする一
定電圧は、垂直走査信号■Sのノコギリ波形上の任意の
電圧となるように可変できる。
この時、水平走査信号HS、基準電圧Vr、、ノくルス
惰号B及び検出信号Aの各関係は第3図のタイムチャー
ト図のようになる。尚、このチ4・−ト図で横軸は画面
100内の横方向の位置にも対応する。検出信号Aはパ
ターン101の走査方向に沿ったプロアアイルとなる。
ノくルス信号Bl、;i水平定を信号11Sと基準電圧
Vr、とが一致したときに生じるから、走査1sL1に
対するノクルス信号Bの発生位置は常に一定になる。ま
た走査線SL1に沼って電子ビームEBが繰り返し走査
したとき、ノくルス化号Bは常Cζ検出係号Aの所定位
置POで発生1−る。
ここで垂直方向の走査線の数を例えば1024本とする
と、水平走査信号H8のノコギリ波が1024回繰り返
される毎に、垂1区同期パルス信号YSの1パルスがU
SCIIから出力される。この実施例では垂直走査をし
ないようにし、ているので、結局、電子ビームEBは走
査線SLIに浴って試料WPの同一位置を1024回走
査することになる。
さて、S/H21はそのパルス信号Bに応答し7て、検
出信号Aの位置Poにおける電圧A(Po)を繰り返し
く1024回)サンプリングする。この位置POでサン
プリングされた電圧A(Po)は、原理的には繰り返シ
1.によって変化するものではないが、ランダムノイズ
により微小に変化する。そこでサンプリングされた時系
列の電圧A(Po)を積算平滑回路22によってスムー
ジングして、比較器23に印加する。
一方、可変電圧源24は制御信号ECに応じてスライス
電圧Vr2f検出信号Aに対して第3図のように、パタ
ーン101の線幅を規定する両側の工7ジに応じた立上
り、立下りを横切るように設定する。従って第2図のよ
うに、パターン101 VCJJし、てカーソル線CL
 (実際には走査緋SLI中に輝点のみが現われる)の
位置がずれていれば電圧A(1’o)idスライス准圧
■r2よすも小さく、比較器230ゲ一ト信号りは例え
ば論理値「0」となり、CNT25は計数動作を行なわ
ず、CNT25の割数値は零の1才である。
さて、水平走査信号H8のノコキリ波が1024回繰り
返されると、垂直同期パル゛ス信号YSの1パルスか出
力される。この垂直同期パルス信号YSに応答してカウ
ンタ17がインクリメントされ、その増分に応じた量た
け、ステージ6はX方向に一定ピッチだけ移動する。こ
のステージ6の移動より、第一2図の画面100中、パ
ターン101のSFjM像は左方、すなわちカーソル線
CLに近づくように一定ピッチたけ水平方向にシフトす
る。
そして、上記のように、走査線SLIに沿って電子ビー
ムEBを1024回繰り返し走食し、で、その間S/H
21によって検出信号Aをサンプリンタする。この場合
、検出信号Aは第3図に示した位置から走査線SLIに
対して左方へ一定ピノチだけシフトしている。このこ)
−は検出信号Aの発生タイミングか一走査の開始時点に
対し、て一定時間だけ早くなったことン・意味する。こ
のため、検出信号Aのサンプリング位置は、位置Poが
ら一定ビノチたけずノまた位置P、となる。
この様子は第4図に示すように、検出仏号Aのサンプリ
ング位置は 垂直同期バルスイに号YSの発生のたびに
、順次位[P、、P2、P3・曲・と一定ピツチで変化
し、ていく。これに応じて各位置でサンプリングされ、
スムージングされた電圧A(P、)、A (P2)、A
(L’、l)・・・・・・の時系列な信号Cは検出43
号Aのプロファイルを再生することになる。
尚、積算平滑回路22は、S/l−121の出カ伯号が
、例えば電圧A(PO)からA(P、)K階段的に変化
することに対し、でもスムージング動作を行なう。
以上のように、ステージ6が一定ビノチずっ移11EI
JL、”rl、−、(と、検出信号人中の位置Pmにお
いてサンプリングされた7σ圧A(Pm、)がスライス
電圧vr2よりも大きくなり、ゲート信号りは、この時
点で論理値I’llとなる。(第4図参照)すなわち一
方のエツジ位置を検出したことになる。このためCNT
25 tri A(Pm、) > VC2になったとき
から、垂直同期パルス化−qYSのパルス数を計数する
このようにしてさらにステージ6が移動して検出イ= 
号A中の位置Pn VCおいてサンプリングされ/て′
+Ji it A (Pn )がスライス電圧■r2よ
りも小さくなると、他方のエツジ位置全検出したものと
してゲート信号りは論理値rOJとなり、CN’l’z
5は計数を終了する。従ってCN’、I’25 の計数
値は、検出信号Aの立上りと立下りの間隔、すなわちパ
ターン10]の工、ノジ間陥(線幅)がステージ6の移
動ピッチの何ピッチ分に和尚するかを表わすことになる
。そし、てCNT2 sの計数値は換算器26により実
際のエツジ間隔月゛に換算され、表示器27によって、
パターン101の走査線SLIにおける線幅りが表示さ
才する。
以上のように、パターン101に対し、て、1つの走査
線S1,1に浴ったパターン線幅が自動的に測定される
。しかも、検出信号Aを走査線SLl中の特定の位置で
サンプリングし、試料W P f、走査線SLIに対し
て走査方向に相対移動きせることによって、検出信号へ
のプロファイルを再生しているから、走査歪みの影響を
受けることなく、極めて正確な測定が可能となる。
例えば、水平走査信号H81l−1本来直線性の高いノ
コキリ波として扱われているが、実際にはアナログ信号
であるため(JSCII の回路構成、温度変化等によ
り直線性の長期的な安定性には自ずと限界がある。また
、水平走査信号H8の直線性が保証されたとし2でも、
水平走査信号H8と電子ビームEHの走査位置とを正確
に1対1に対応させなければならず、走査線の走査位置
及び時間に対する直線性を総合的に高精度に維持するこ
とはがなり難しいことである。
本実施例によれは、そのような歪みが太き−い場合であ
っても、測定の誤差要因とはならない。このことについ
て、第5図により説明する。第5図で水平走査信号HS
の理想的な掃引電圧の直線を11としたとき、企みを伴
った実際の掃引電圧の変化曲線を12とする。前述のよ
うに検出信号Aは水平走査信号H8と基準電圧Vr、と
が一致したときにサンプリングされる。このため理想的
には基準電圧Vr、と直線llとが一致する走査線上の
位置Qにてサンプリングされるが、実際には位ff&Q
からdだけずれた基準電圧Vr、と曲線12とが一致す
る位置Rでサンプリングされる。もし、ノコギリ波の各
周期で、この非直線性が同一に生じているものとすれば
、走査線上のサンプリング位置が単にdだけすれたこと
になるのみで、ステージ6の移動に伴って、検出信号A
のプロファイルは正確に再生される。捷だ、ノコギリ波
の各周期で歪み量が変動する場合であっても、試料WP
上の同一位置で複数回電子ビームEBを走査し、検出化
号へをサンプリングして、積算平滑回路22によってサ
ンプリングされた各電圧を平均化するようにスムージン
グしているから、試料によって検出信号Aに雑音が多く
含捷れる場合でもパターンのプロファイルは正確に再生
されることになる。
さて、上記第1の実施例では1つの走査線SLI上に現
われるパターン]01の2つのエツジを検出していた。
ところが走査ml S Llの辿るエツジの部分に、た
?f、た寸不整(エツジの乱れた部分)が生じていた場
合、線幅りの測定結果は誤ったものになる可能性が強い
そこで第2図のように、走査線SLIがら一定間隔yだ
け垂直方向に離れた走査線SL2を設定し2、この間隔
yの間で複数の走査を行ない、パターン101の縦エツ
ジを垂直方向に間隔yに渡って平均化[7て検出する第
2の実施例を説明する。
寸ず、第2図のように、垂直方向の走査区間を定めるた
めに、第1図に示した可変増幅器13を制御信号VCに
よって制御し、垂直走査信号vsが第6図のように最低
電圧VSI、最高電圧VS2のノコギリ波となるように
訓整する。すなわち垂直走査信号vSが電圧VSIのと
きは走査線SL1に沿って電子ビームE Bが試料WP
を水平走査し、電圧VS2のときは走査、1JsL2に
沿って電子ビームEBが試料w P ?水平走査する。
もちろん、垂直走査信号vSが電圧VS1からVS2に
変化する間、水平走査信号H8のノコキリ波は例えば1
024回繰り返される。このため第1図のような構成で
はCRTt4 の画面100中、走査粕’! S L 
1とSb2とに狭丑れた部分の像のみが表示され、その
他の部分の像に表示されない。
またカーソルkCLも走査線SL1とSb2に狭捷れた
部分の鼻しか表示されない。ところが、第1図の構成で
、CRT14の偏向コイルエ4aに、可変増幅器12.
13を介さずUSCIIがら別の可変増幅器を介して走
査信号を印加するように変更すれば、CL−lar14
の画面100に現わねる8JづM像は、第2図で走査線
SL1とSb2にはさまれた像が垂直方向(又は水平方
向)に拡大されたものとなる。
さて、このように垂直方向に間隔YK渡って電子ヒーム
EBの走査が行なわれる間、第1の実施例と同様にカー
ソル線CLが現われている位置でサンプリングが垂直方
向に1024回繰り返えさt1積算平滑回路22によっ
て、サンプリングされた検出信号Aの各電圧が平均化さ
れ、スムージングされる。
そし、て、垂直走査信号゛■Sが電圧VS2がらVSI
に戻る帰線タイミングで垂直同期パルス信号YSの1パ
ルスか発生するから、ステージ6は一定ピノナだけ移動
し、前述のようにパターン101の線幅り全Jtjj隔
yに渡って平均化L2て測定することができる。
このように車重方向に一定の走査間隔y全設定すること
によって、パターン1.01のエツジの微小な不整VC
対しても安定した正確な線幅測定が可能となる。
尚、上記各実施例で、ステージ6の移動タイミングと、
線幅測定用のカウンタ、CNT2り ノ=+数タイミン
グは垂直同期パルス信号YSに対応していた。しかし、
なから、同一の走査線上でのサンプリングの市数才上記
笑雁り1の1024回よりも少なくしだいル′1合(多
くする±(h合)切ニ、水平走査信号HSのノコギリ波
と同期して、例えば帰線期間にパルスを生じる水平同期
パルス信号を作り、この水平同期パルス信号のパルス数
をnカウント(ただし1141)(たら1パルス出力す
るr1カウンターを設け、このnカウンターの出力パル
スを、11iJ rI己垂直同期パルス信号YSにかわ
って、カウンタ17とCNTzsとに印加するように構
成すれば、上記実施例と同様の効果を得ることができる
。この場合、同一水平走査線上でのサンプリング回数が
減るので、測定の高速化が達成されるという利点が生じ
ろ。
一!た、上記各実施例でCRTt4の画面100に表示
されるカーソル線CL (単なる輝点となることもある
。)の走査線中における水平方向の位tifは、iil
”変電圧源20によって変えることができる。
例えば試料WPfステージ6に載置し、て、CI(、’
l’14に8JGM像を表示したとき、第2図のパター
ン101が画tti 1o oの右端に位置した場合、
カーソル線CLが画面100の左側に位置し/と捷まだ
と、パターン101の左端エツジとカーソル線CLとが
一致するまでステージ6の移動に伴うラグタイムが存在
する。
そこで、可変電圧源20の基準電圧Vrlを高くして、
カーソル線CLが画面1.00の右側に位置するように
すれば、実際の測定開始時点(サンプリングされた賦圧
A (Pm)がスライス電圧■r2よりも大きくなる時
点)に至るラグタイムを短縮することもできる。
さらに、可変電圧源24のスライス電圧vr2は、例え
ばCRTt4 に表示されたSJJM像を見て、任意の
大きさに設定することができるが、スライス電F+、V
r2の大きさを段階的に変えて、1つのパターンを測定
すわけ、段走状のパターンの裾野7q+、中腹部、及び
頂上伺近のエツジ間隔を任意に求めることもできる。
次に本発明の第3の実施例〉・第7図に基づいて説明す
る。
この実施例は、沖・□定用にステージ6′f移動する代
りに、電子ビームJ5 f3の水平方向の走査範囲金脂
次X方向に移動させる、いわゆる像シフトによって第1
の実施例と同様の曲i定を行なうものである。第7図に
おいて第1図と同じ機能の回路手段には同一の右号をつ
けである。
さて、真空の容器1内には、水平方向の像シフトを行な
うため、さらに移動手段とし、ての偏向コイル30が設
けられる。この偏向コイル3oは、前述のパルス信号B
を分周して計数する分周カウンター31と、分周カウン
ター31の計数値をアナログ信号に変換するデジタル・
アナログ変換器a2(以下、JJAC32トスル、) 
(!:、L)AC32(7)7ナログ信号f増幅する増
幅器33とによって、駆動される。このため、パルス信
号Bの所定ノパルス数毎に、DAC32のアカログ信号
は1デジット分増加(又は減少)して、電子ビームEB
の試料WP上での走査開始位置が一定ピンチだけ水平方
向にシフトする。
一方、前述のようにS/I−421Kよってサンプリン
グさItた検出信号Aは、アナログ・デジタル変換34
(以下、AIJC34とする。)によってデジタル信号
Eに変換される。このデジタル信号Eは位置検出手段と
してのマイクロ・プロセンサー35(声−下、MPU3
5とする)f介して、一度メモリ回路36に記憶された
後、MPU35の演算処理に基づいてパターンの線幅や
エツジ間隔が測定され、その測定結果は表示器27に表
示される。
また、測定の際、検出信号Aから線幅全決定したエツジ
位置を確認するために、lMPU35から走査線中のエ
ツジ位置に対応した位置情報全デジタル・アナログ変換
器37(以下、DAC37とする)に出力する。そして
DAC37の出力信号と08CIIの水平走査信号VS
と全比較器38で比較し、両信号の大きさが一致したと
きパルス信号全発生するようにする。そしてこのパルス
信号を輝度変調回路1GVC印加するようにする。この
ようにしてSEM 画像中でエツジ位置とした部分にカ
ーソル線が重畳して表示される。
尚、本実施例において、ステージ6は測定の際に移動す
ることはないが、電子ビームEBの走査範囲を試料WP
上の所望位置に設定する場合や、試料Wl)の搬送の場
合には2次元的に移動可能である。
また、この第3の実施例においても、CB’I’x4の
偏向コイル14avC印加される走査信号音、可変増幅
器】2.13を介さず、08CIIから別の可変増幅器
を介して印加するように、すれば、試料WP上で電子ビ
ームEBがラスター走査する範囲を拡大、あるい―縮少
し、て観察することができる。
次にMPU35によって達成される線幅測定の機能を第
8図〜第24図に基づいて説明する。第8図はMPU3
5の各釉処理手順を示す概略的なフローチャート図であ
る。
さて、前述の第1の実施例のように、1つの走査線SL
1に沿ってパターンからの検出信号Affンプリングす
る場合について説明する。1k、説明を具体的に進める
ため、分周カウンター311パルス信号、B f nパ
ルス人力すると、その計数出力が1カウント(1デジン
ト)増加するものとする。第9図は第4図に示した検出
信号Aの一部拡大図であり、初めにパルス信号Bは検出
信号Aのプロファイル中、位置Poで発生し7ているも
のとする。従って、電子ビームEBが試料W P f、
 n回走査する間、位置Po VCおける検出信号Aの
電圧A(Po)がS/J−121によってn回すンフリ
ングされ、ADC34によってデジタル変換きれ、MP
U35を介して順次メモリ回路36に記憶される。これ
は第8図のデータ読込み処理100に相当する。このと
き、1つのサンプリング位置Poにおける電圧A (P
o )のn個のデータA (Po)1 、 A (Po
 ) 2、・・・・曲・A(Po)nの大きさは第9図
のようにばらつきda内に分布する。こうして位置Po
で繰返しn個のデータがサンプリングされると、分周カ
ラフタ−31の計数値は1カウント増加するから、DA
C32の出力電圧は1デジント分増加し、偏向コイル3
0に印加される電圧も一定量増加する。
このため、電子ビームEBの走査開始位置が、試料WP
上で一定ピノチだけずれる。このため、次に電子ビーム
EBが試料WPをn回走査するときは、サンプリング位
置が第9図のように検出信号Aのプロファイル中、位[
P、に移行する。こ+7[[P、においても同様にn回
のサンプリングが行なわれ、n個のデータA(P、)、
、A(Pl)2、・・曲A(P、)nはメモリ回路36
に記憶される。
このように順次位置Po、 P、、p2−、曲  と同
僚の動作を繰返し、検出信号Aのサンプリング・データ
の読込み処理1.0Of終了する。
次に[114PU35にデータの平均化処理101を実
行する。これは1つのサンプリング位置におけるn個の
データを平均して、そのサンプリング位置の1つのデー
タを決定する処理である。MPTJ35はメモリ回路3
6から位iPoにおけるn個のデータに基づいて、平均
化された1つのデータA(Po )を次のように求める
A(Po) =Uぜ虹j」旦短[二二ュN崩ハこのよう
に、MPU35は順次、位置P、、i)2、・・曲にお
けるn個のデータを平均し、平均化された1つのデータ
A(P、)、A(1’2)、・曲・を求め、l1ll′
−]次メモリ回路36に記憶する。
さて、この平均化処理101の具体的なフローチャー1
・を第10図に示す。ここで、MPU3sは各棟償算レ
ジスタや番地指定用のレジスタ等を備えているものとし
、本処理101においては汎用の演算レジスタAl−L
 DR,LCA、LCB と、メモリ回路36の番地指
定用のレジスタMA、Rx、MAR2とを用いる。また
、メモリ回路36に記憶されブてデータの数は1つのサ
ンプリング位置でn個とし、そのサンプリング位置の数
は位置Po、 P、、 P2  ・・・・・・の順にm
個であるものとする。
第10図において、処理101がスタートすると、ステ
ップ200で各レジスタのイニシャライズが行なわれ、
レジスタAR,1)RにはOが、レジスタLCA VC
Id nが、レジスタLCBKはmがセットされ、レジ
スタMA几1にはデータ読込み処理100でメモリ回路
36に格納されたデータ群の先頭番地M1がセットされ
、レジスタ1\4AR2には平均化されたデータを格納
するメモリ回路36中の先頭番地M2 がセントされる
次のステップ201ではレジスタLCBが零か否かを判
断する。レジスタLCB Kは、この時点でmがセント
されているから、次のステップ202に進む。
ステップ202ではレジスタLCAが零か否かを判断す
る。この時、レジスタLCA K fi nがセントさ
れているから、次のステップ203に進む。ステップ2
03でレジスタMAR1で指定されている番地の内容を
レジスタDRに転送する。この場合、先頭番地M、には
前述のようにデータA (P o ) + が格納され
ているから、レジスタD R(/Cu A(Po) 1
が転送される。ステップ204はレジスタARとレジス
タ1)凡の内容を加勢して、その結果をレジスタARに
格納するものである。初めレジスタA 1%の内容は零
であったかち、ステップ204の終了時にレジスタ八1
(、の内容uA(po)+  となる。次のステップ2
05によってレジスタMAR1の内容を+1インクリメ
ントして、データ群中の次の番地M1+1の指定を行な
う。ステップ206はレジスタLCAの内容?−1ディ
クリメントして、レジスタLCAの内容f n−1とす
る。その後再びステップ202からレジスタLCA f
ループΦカウンタとし、て同様に処理が繰り返され、ス
テップ202でレジスタLCAが零と判断されると、次
のステップ207に進む。この時点でレジスタAI%の
内容は、先頭番地M、からn個のデータA(Pot)、
A(PO)2 ”・”A(Po)n の代数和となって
いる。
さて、ステップ207でに、レジスタA几の内容をnで
割って、その結果をレジスタARに再格納する。このた
めレジスタARKは第1番目のサンプリング位置P。の
平均値データA(PO)が算出さ・h・る0 ステップ208では、レジスタA Rの内容を、レジス
タMA几2が指定する番地に格納する。この時レジスタ
MAI像σ番地M2を指定しているから、メモリ回路3
6中の番地M2に平均値データA(Po )が格納され
る。これによってサンプリング位置P。の平均化が終っ
たので、ステップ209でレジスタLCB 1−−1テ
イクリメントし、その内容”f m−1とする。ステッ
プ210ではレジスタLCAの内容fnにセントする。
ステップ211では、レジスタMAR2の内容を+1イ
ンクリメントして指定番地f M2からM2+1に更新
し、レジスタA、 Rf Qにする。その後、ステップ
201がら上述と同様の動作が繰り返される。
この際、レジスタLCBがステップ201.202.2
07〜211のループ−カウンタとして作用し、m個の
サンプリング位置の各々について平均化が行なわれ、ス
テップ201でレジスタLCBが零と判断されて、平均
化処理101の終了時点でメモリ回路36の番地M2か
ら、lllk次m個の平均値データA(PO)、A(P
l)、A(P2)−・−−−−が格納される。
さて、第8図で次の数値1次微分処理102ハ、平均化
されたデータにαD−1A(Pl)、A(P2)、・・
・・・・を、数値フィルターに基づいて微分演算するも
のである。この微分演算は例えば1964年7月付「A
nalytical  Chemistry JのVo
l、36のページ1627〜1639に記載されている
ような平滑1次微分演算を用いることができる。
この微分処理によって、第11図(a)に示す平均化を
わた検出信号Aのプロファイル(波形のエンベロープ、
あるいは輪郭)は、第11図(b) K示すようなプロ
ファイルに変換される。すなわち、第11図(a)のブ
ロアアイル中、立上り部分と立下り部分とに対応し、て
ピークになる。このように微分された微分波形のプロフ
ァイルデータも、平均化てれたデータA(Po)、A(
1’、)1.凸2(P2)・・・・・・ り合アンプリ
ング位置に対応してメモリ回路36に記憶される。
ここで数値−次微分の手法を第12図により具体的に説
明する。
第12図(a)il−i′、平均化処理101で得られ
たデータ群をメモリ回路36の番地に対応し2て表わし
、たもので、番地M2から格納されている。尚、第12
図(a)で、各データの大きさ11.12、+3・・・
・・・は、順にデータA(Pa)、A(Pl)、A(P
2) ”””と等しいものとする。
また、第12図(b)―、1次導関数を表わす数値フィ
ルターの一例である。この数値フィルターはメモリ回路
36中の番地M4からテーブルとして記憶されている。
この数値フィルターは、この図では5ポイントからなり
、3ポイント目の重み付けが零で、その3ポイント目を
中心に番地位置に対1−て一定の傾斜をもって重み付け
の定数が変化するように定められている。ここでは番地
M4に記憶された定数(−a2)t1ポイント目とし、
以下番地の増加に応じて定数(a、)、(0)、(aυ
、(a2)、の順に5ポイントの重みを定める。
さて、この数個フィルターを用いて微分を行なうには、
第12図(a)中のデータ群の最初から5つのデータ1
1、I2、・・・・・・1.全取り出し、数値フィルタ
ーの各定数との間で次の演算を行ない、データ群中、3
番目の位置における微分値J1を、第12図(C)のよ
うにメモリ回路36の番地M3に格納する。
(aJ+5 (ただし、Kは規格化の定数) 次に、データ群中、番地M2+1から5個のデータ12
.18、・・・・・・16を取り出し、上記式に基づい
て、データ群中、4番目の位置に対応し、た微分値J、
をメモリ回路36の番地M3+1に格納する。
以上のことを第12図(a)のデータ解合てについて繰
り返すことによって、メモリ回路36の番地M3から微
分波形のデータj1.12、J3、・・・・・・が配憶
され、る。
尚、上記式を一般的に表わせば となる。ただし、Z=1.2.3、・・・・・・であり
、Zは711.−4よりも大きくなることはない。mげ
前述のようにデータ数である。
次に上記手法を実現するためのフローチャートを第13
図に示す。ここでは前述のレジスタAR1D几、LCA
、T、CB、及びレジスタMARx、間(2の他に、汎
用の演算レジスタB Rと、数値フィルターのテーブル
の番地を指定するレジスタTI3MRとを設定する。
壕だ、数値フィルターは前述のように5ポイントに限ら
れるものてはなく、奇数個のポイントを定めることがで
きる。そこで、そのポイント数をQとする。
さて、第13図において、処理102がスタートすると
、ステップ300でMPU35gレジスタI、CBにO
f上セツト、レジスタMAR1に微分値を格納する先頭
番地M3をセントし、レジスタMAR2にデータ群の先
頭番地M2をセットする。
次のステップ301で、MPU35けレジスタLCA、
DRに各々Oをセントシフ、レジスタT B M Rに
数値フィルターのテーブルの先頭番地M4を七)!・シ
た後、レジスタMA、1%2の内容とレジスタLCBの
内容との和を求め、その結果をレジスタMAR2に再格
納する。この場合、レジスタLCBは零であるから、レ
ジスタMAR2の内容は番地M2である。
次のステップ302は微分値のデータ(Jl、J2・・
・・・・)を(m−Q+1)個求めたか否かを判断する
ものであり、この場合、レジスタLCBfi零であるか
ら、ステップ303 vc進む。ステップ303はレジ
スタLCAが数値フィルターのポイント数Q[なったか
否かを判断するものであり、この場合、レジスタLCA
は零であるから、ステップ304に進む。
ステップ304はレジスタMAR2が指定する番地の内
容をレジスタARに転送するものである。この時点でレ
ジスタMAR2は番地M2を指定しているから、レジス
タA Rの内容は第12図(a)のlI となる。
ステップ305ハ、レジスタT B M Rの内容とレ
ジスタLCAの内容とを加算し、で、その結果をレジス
タT)3MRに再格納するものである。この時、レジス
タTHMRの内容は番地M4であり、レジスタLCAの
内容は零であるから、レジスタTBMI−i、の内容は
番地M4の才まで矛)る。ステップ306はレジスタ’
f’BM 13が指定する番地の内容分レジスタBRニ
転送するものであり、このときレジスタBRKは、第1
2図(b)の定数(−a2)が格納される。ステップ3
07はレジスタARとBRの内容を乗算し、その値すな
わち(a2)+、 f正負の符号を含めて例えば2の補
数表現として、レジスタA Rtic再格納する。
次のステップ308 id、レジスタAl(、の内容と
レジスタD凡の内容との和を、レジスタDi−1,に再
格納するものである。このとき、レジスタD I(、の
初期値は零であるから、ステップ308の終了時には、
レジスタDaの内容は(−a2)i、となる。さて、次
のステップ309は、レジスタLCA、〜IA几2不−
各々」−1インクリメントするものである。
ステップ309の後、レジスタLCAをループ・カウン
タとして再ひステップ303〜309 が繰り返される
。このループはQ回繰り返され、ステップ303でレジ
スタLCAがQと判断されると、ステップ310へ進む
。この時、Q=sとすればレジスタDIもの内容は、(
−a2)i、 + (−at )i2 + (o )i
8+(a、 )i、 + (a、、 )is  となっ
ている。
次のステップ310ハレジスタDRの内容を規格化の定
数にで割って、その値をレジスタI)R,に再格納する
ものであり、これで1番目の微分値J1が求められたこ
とになる。次のステップ311はレジスタD Rの内容
(ここではj+)eレジスタMARtが指定するメモリ
回路36の番地に格納するものである。ここでレジスタ
MARIは番地M3を指定しているから、微分値J+は
番地M、に格納される。
さて、ステップ312は、レジスタLCB、MA几1を
各々±1インクリメントするものである。ステップ31
2の後、再びステップ301が実行され、レジスタLC
Bをループ・カウンタとしてステップ302、ステンブ
3o3〜3o9ノQ回ノループ、及びステップ31o〜
312.301の順に、(m−Q+1)回のループが繰
り返でれる。
以上のようにして、メモリ回路36の番地M3から順次
、微分値ハ、」2、・・・山 が(m−Q+1)個格納
される。そしてステップ302でレジスタLCBが (
m−Q−t−1)になったと判断されると、数値−次微
分処理102は終了し1、次の処理103に移る。
次にMPU35は第8図の絶対値化処理103f実行す
る。この処理は、微分によって得られたデータのプロフ
ァイルが第11図(b)のように、原データ(第11図
(a))上プロファイルに変化がないとOVCなり、変
化(傾斜)があるところでその変化の方向(増加、減少
)K応じて正負のピークに転じるため、第11図(c)
のように正のデータ・プロファイルに揃えるものである
。こうして得られたデータも、メモIJ(ロ)路36に
記憶されるが、第11図(blの微分波形のデータは以
降、使用することがないので、微分波形のデータを記憶
した同一メモリ空間に、第11図(C)の絶対値化され
たデータを記憶してもよい。さて、この絶対値化処理1
03の具体的な70−チャートを第14図に示す。この
処理103ではMPU35中のレジスタAR。
LCA、MARlを用いるものとする。処理103がス
タートすると、ステップ400でレジスタLCAに微分
値のデータ数<m−Q+1)がセットされ、レジスタM
ARIには微分波形のデータが記憶されている先頭番地
M、がセットされる。ステップ401はレジスタLCA
が零か否かを判断し、零でない、ときは次のステップ4
02に進む。ステップ402は、レジスタMARLが指
定する番地の内容をレジスタARに転送するものである
。この場合、レジスタM、AR1は番地M、を指定する
から、レジスタARには第12図(C1のような1番目
の微分値J、が格納される。次のステップ403はレジ
スタARの内容を0から減算して、その値をレジスタA
Rに再格納するものである。この結果、レジスタARの
内容は正負の符号が反転することになる。微分値J1が
正だとすれば、次のステップ404でAR(Oと判断さ
れるから、ステップ406に進む。−万機分値が負だと
すれば、ステップ404でAR(Oは真とはならないか
ら、ステップ405に進む。ステップ405は負の微分
値を正にして、レジスタM A R1が指示する番地に
格納するものである。従って微分値が負のときのみ、そ
の微分値が正にされ、同一番地に再格納される。さて、
次のステップ406では、レジスタMARLの内容を+
1インクリメントし、レジスタLCAの内容を一1ディ
クリメントする。その後、し/スタLCAをループ・カ
ウンタとしてステップ401〜406が繰9返される。
このループはステップ401でレジスタLCAが零と判
断される才で(m−Q+1)回線シ返される。そしてス
テップ401でL CA= Oと判断されると、第11
図(C)のように微分波形の絶対値が、メモリ回路36
の番地M、から順次記憶され、処理103は終了する。
次に、MPU35は8!、!8図の区間切出し処理10
4を実行し、メモリ回路36に記憶された第11図(C
1のようなデータ・プロファイルに対して、所定のスラ
イスレベルSSを設定して、このスライスレベルSSよ
シも大きな区間について切出す。
その切出したチー タは、第9図のように、各ザンブリ
ンク位置に対応したものとなっているので、次のピーク
検出処理105によって、データ上でピークとなる位置
X、、X、*求める。このとき、位置X、、X2はメモ
リ回路36中で、ピークとなるデータが何番地に記憶さ
れているか、を検出することによって求められる。この
ピーク位置X、 、 X2は、概ね第11図(a)の原
データのプロファイル中、立上9部と立下り部との位置
に対応する。
さて、この区間切出し処理104とピーク検出処理10
5は、MPU35により第15図のフローチャートに従
って実行される。区間切出し処理104がスタートする
と、MPU35はステップ500でループ・カウンタと
なるレジスタLCAに微分値のデータ数(m−Q+1)
をセットし、レジスタMARLに微分値データの先頭番
地M3をセットし、レジスタMAR2に、演算結果を格
納するメモリ回路36中の番地M、全セントし、レジス
タDRに2をセットする。ステップ501はレジスタD
Rが零か否かを判断するもので、ピーク位置を2か所求
めたか否かを判断する。この場合、DR=2であるから
、次のステップ502に進み、レジスタLCAが零か否
かが判断される。この時点でLCA−(m−Q+ 1)
であるから、次のステップ503に進み、レジスタMA
RIの指定する番地の内容、すなわちJ、がレジスタA
Rに転送される。次のステップ504はレジスタARの
内容とスライスレベルSSとを比較して、AR)SSが
偽ならば次のステップ505に進むものである。もL=
、AR)SSが真ならばステップ506に進む。そして
、ステップ505でレジスタMAR1の内容が+1イン
クリメントされ、レジスタLCAの内容が一1ディクリ
メントされて、再びステップ502に戻る。こうして、
ステップ502〜505のループが繰り返される間に、
第11図(clのように絶対細化された微分値データが
スライスレベルSSよりも大きくなる。このためステッ
プ504でAR)SSと判断されて、ステップ506に
進む。
ステップ506il−J:レジスタBRffi零にセッ
トするものである。次のステップ507はAR)(SS
−α)が真か偽かを判断するものである。このステップ
507はいわゆるコンパレータにヒステリシスを与える
ことに相当し、αはそのヒステリシス幅である。仁の場
合、ステップ504でAR)SSと判断されているから
、次のステップ508に進む。ステップ508はレジス
タARとBRの内容を比較して、AR)BRのとき、ス
テップ509に進む。この場合、BR=O,AR〜・0
であるから、ステップ509でこのときのレジスタMA
R1の内容を、レジスタMAR2が指定する番地、すな
わち番地M sに格納する。そして、ステップ510で
レジスタARの内容がレジスタBRに転送される。次の
ステップ511はレジスタMARLの内容を+1インク
リメントし、レジスタLCA(il−−1ディクリメン
トするものである。そしてステップ512で次の番地(
M、+ 1 )のデータJ、がレジスタARに転送され
、その後、再びステップ507から繰り返される。この
ようにしてステップ507〜512が繰り返さ扛る間、
ステップ508によって、レジスタARの番地M A 
R1のデータと、レジスタBRに格納された番地MAR
Lの1つ前の番地のデータとの大小関係が比較されるか
ら、一つ前の番地のデータよりも、現在アクセスした番
地のデータの方が大きければ、番地M、には、常にその
大きい方のデータの番地が更新されて格納される。また
ステップ508でAR)BRが偽と判断されると、ステ
ップ511にジャンプして、番地MSの更新は行なわれ
ない。そしてステップ507でAR)(SS−α)が偽
と判断されると、ステップ513に進む。この時点でレ
ジスタMAR2が指定する番地M、には第11図(C)
に示した初めのピーク位置に対応した番地X、が格納さ
れている。
さて、ステップ513に進むと、ピーク位置を1つ見つ
けたものとして、レジスタDRk−1ディクリメントし
2、ステップ514ではレジスタ〜IAR2の内容を+
1インクリメントして、番地M。
+1を指定する。その後、ステップ501がら同様に各
ステップが繰シ返され、2番目のピーク位置に対応し、
た番地X、が番地M5+1に格納される。
そして、ステップ501でレジスタDRが零と判断され
た時、すなわち2つのピーク位置を見つけた時点、又は
ステップ502でレジスタLCAが零と判断された時、
すなわち番地M3がらの全データ、 <m−Q+1)個
をサーチし終った時点で、区間切り出し処理104とピ
ーク検出処理105は終了する。
尚、この第15図中、ステップ507でAR)(SS−
α)としたのは、単にAR)SSとすると、ステップ5
12で次のデータがレジスタARに転送され、ステップ
507が実行されるとき、信号のノイズやゆらぎのため
、た葦たまAR>SSが偽、すなわちスライスレベルs
sよりも小さいと判断されてしまい、ピーク検出が誤っ
てしまうからである。
さて、ピーク位置X、 、 X、がメモリ回路36中の
列番地に格納されているかが求まると、次KMPU35
は、第8図に示した前後ピーク位置検出処理106、及
び前後ボトム位置検出処理107(5実行する。これら
各処理け、第11図(a)の原データのプロファイル中
がら、ピーク位置XI、X2に対応した位置の前後で、
第11図(d)のように原波形上のピークTI + T
2とボトム(下降点)B、、B2とをサーチするもので
ある。すなわち原波形上の立上シ部で位置(番地)X、
をはさんでピークT1とボトムB、とが検出され、原波
形上の立下シ部で位置(番地)X2をはさんでピークT
2とボトムB、とが検出される。もちろん、谷ビークT
、 、 T、、ボトムB、、B2の位置はメモリ回路3
6中の原データの記憶番地として検出される。以上のよ
うにして、平均化された検出信号Aの立上り部と立下り
部に対応したメモリ回路36中のデータ区間B、−T、
及びT2−B。
が指定される。
さて、この処理106 、107を行なう前に、第16
図に示したフローチャートが実行される。
これは第12図で示し7たように、求めた微分波形のピ
ーク位置は先頭番地を番地M、とする微分値データのメ
モリ領域中にあり、一方原データのメモリ領域は先頭番
地が番地M2であるため、ピーク位置を原データ上の番
地として求めるものである。
さて、ステップ550は番地M、の内容、す々わちXl
から微分値データの先頭番地Maを引き、その差値をレ
ジスタBRに格納するものである。ステップ551は番
地(MS+1)の内容から番地(M、)の内容を引き、
その差値、すなわちX、−X、eレジスタDRに格納す
るものである。ステップ552は数値微分用の数値フィ
ルターのポイント数Qを2で割って、その結果をレジス
タARに格納するものである。Qは奇数であるが、除算
の結果は整数として算出される。例えばQ=5なら、レ
ジスタARの内容は2となる。これは第12図(a) 
、 (clのように、原データと微分値データとの位置
ずれの番地数に相当する。ステップ553はレジスタA
RとBRとの和をレジスタARK4’+格納するもので
あり、この結果レジスタARの内容は、(1+ (X、
−MS)  となる。さて、ステップ554でレジスタ
MARLに原データの先頭番地M2をセットし、ステッ
プ555でレジスタMAR1とレジスタARのイ1]ヲ
レシスタA Rに再格納する。このときレジスタARの
内容は、ピーク位置X1に対応した原データ中の帯地で
あり、次のステップ556でレジスタARの内容はメモ
リ回路36中先にXlを格納した番地M、に記憶される
。一方、レジスタDRの内容は2つのピーク位置の番地
の差であるから、ステップ557でレジスタARとレジ
スタDRとの和を求め、ステップ558でその和は、先
にX、を格納した番地M、+1に記憶される。以上のよ
うにして、微分波形上ピークとなる位置が、原データ群
中の番地位置として、番地M、、 ms+ 1に記憶さ
れる。また、次のステップ559は、引き続く処理のた
めに2つのピークの間隔の半分を求めるものである。こ
のため、レジスタDRの内容X2−X乏2で割って、そ
の結果を番地(M、、+2 )に記憶する。
次に第17図に示したフローチャート図に従って、第1
1図(d)のように原データ群中からピーク位置T、 
、 T2を見つける。ステップ600は、番地M、に記
憶された内容、 (ピーク位置X1に対応した帯地)を
、レジスタMARLにセットし、番地(M。
+2ンに記憶された内容、 (ピーク位置X1とX2の
間の番地数の半値)をレジスタLCAにセットし、そし
てレジスタBRに零をセントするものである。
そして、ここではレジスタMARIが指定する番地から
レジスタLCAの数だけ番地が増加する方向に原データ
の大きさを順次調べ、ピークT、の番地を求めるものと
する。さて、ステップ600の後、ステップ601に進
み、MPU35はレジスタLCAが零か否かを判断し、
この時点でLCA→0であるからステップ602に進む
。ステップ602でレジスタMARIの指定する番地の
内容がレジスタARに転送され、ステップ603に進む
。このときレジスタARには’4 + j2 r j3
・・・・・jmの原データ群中、ピーク位置X1に対応
した1つのデータが格納される。次のステップ603は
レジスタARとBRの内容の大きさを比較して、A、R
)BRならステップ604に進む。この時点でBR=0
であるから、ステップ604に進み、レジスタARの内
容がレジスタBRに転送される。次のステップ605は
レジスタMARIの内容を+1インクリメントし、ステ
ップ606はレジスタLCAの内容を一1ディクリメン
トするものである。ステップ606の後、再びステップ
601がら繰り返され、ステップ603が実行される度
に順次1つ前の番地のデータと、現在アクセスしている
番地のデータとの大小比較を行なう。そして、1つ前の
番地のデータの方が大きいとき、ステップ6030次に
ステップ607が実行される。ステップ603はレジス
タMARIを一1ディクリメントして1つ前の帯地とし
、ステップ608はその1つ前の番地をメモリ回路36
中の帯地ぬに格納するものである。そしてステップ60
9はレジスタMARIを+1インクリメントして、もと
の番地に戻すものである。その後、ステップ605に進
み、以後同様に上記各ステップが繰り返される。そして
、ステップ601でLCA=0と判断されると、ステッ
プ610に進む。このとき、番地延にはピークT、とな
る原データの番地T、が、第18図のように記憶される
。さて、ステップ610からは第11図(d)に示した
ピークT、の番地を求めるフローチャートである。ステ
ップ610は番地(Ma+1 >に記憶された内容、(
ピーク位置X2に対応した番地)を、レジスタMARL
にセントし、番地(M、+2)に記憶された内容、(ピ
ーク位置X、とX、の間の番地数の半値)をレジスタL
 CAにセットし、そしてレジスタBRに零をセットす
るものである。そして、ここではレジスタMARLが指
定する番地から、レジスタLCAの数だけ番地が減少す
る方向に原データの大きさを順次調べ、ピークT2の番
地を求めるものとする。さて、ステップ610の後、ス
テップ611に進み、MPU35はレジスタLCAが零
か否かを判断し、この時点で−CA40であるからステ
ップ612に進む。ステップ612でレジスタMARI
の指定する番地の内容がレジスタARに転送され、ステ
ップ613に進む。このときレジスタARには111’
hr”3・・・・・柚の原データ群中、ピーク位置X、
に対応した1つのデータが格納される。次のステップ6
13はレジスタARとBRの内容の大きさを比較して、
AR)BRならステップ614に進む。
ζ0時点でBR=0であるから、ステップ614に進み
、レジスタARの内容がレジスタBRに転送される。次
のステップ615はレジスタMAR1の内容を一1ディ
クリメントし、ステップ616はレジスタLCAの内容
を一1ディクリメントするものである。ステップ616
の後、再びステップ611から繰シ返され、ステップ6
13が笑わされる度に順次、現在アクセスしている番地
のデータと、その番地よシも1つ大きい番地のデータと
の大小比較を行なう。そして、現在指定している番地よ
りも1つ大きい番地のデータの方が太きいとき、ステッ
プ613の次にステップ617が実行される。ステップ
617はレジスタMARLを+1インクリメントして1
つ前の番地(1つだけ大きい番地)とし、ステップ61
8はその1つ前の番地をメモリ回路36中の番地(IV
Ie+1)に格納するものである。そしてステップ61
9はレジスタMAR1e−1ティクリメントして、もと
の番地に戻すものである。その後、ステップ615に進
み、以後同様に上記各ステップか繰9返される。そして
、ステップ611でLCA=0と判断されると、処理1
06を終了し、次の処理107に進む。このとき番地(
M6+1 )にはビークT2となる原データの番地T2
が第18図のように記憶される。
さそ、処理106の次に処理107が実行されるが、具
体的なフローチャートは第17図とほぼ同様になるため
図示は省略し、第17図と異なる点についてのみ説明す
る。まずボトムB1の番地を求めるには、第17図の7
0−チャート中、ステップ600〜609を用いる。そ
してステップ600でレジスタBRに零をセントするか
わりに、iI+i!・・・・・・imのデータ群中に現
われないような最大値MAXkセットする。さらにステ
ップ603の比較をAR)BRからAR(BRに変更し
、ステップ605と609をMARI4−MARI−1
に変更し、ステップ607をMARL←M A R1+
1に変更する。そしてステップ608でレジスタMAR
Iの内容を記憶する番地を番地(M6+2)に変える。
このようにしてステップ600〜609が実行し、ステ
ップ601でループからぬけ出すと、番地(M6+2>
にVi、第18図のようにボトムB、となる原データの
番地B1が記憶される。
一方、ボトムB2の番地を求めるには第17図の70−
テヤート中、ステップ610〜619’を用いる。そし
て、ステップ610中のBR←O’rBM4−M A 
Xに変更し、ステップ613のAR:>BRf:AR(
BRに変更し、ステップ615と619を各々MARI
←MAR1+1に変更し、ステップ617をMARL←
MAR1−1に変更する。
そしてステップ618で、レジスタMARLの内容を記
憶する番地を番地(Ma+ 3 )に変える。このよう
にしてステップ610〜619が実行し、ステップ61
1でループからぬけ出すと、番地(隔+3)には第18
図のようにボトムB七なる原データの番地B、が記憶さ
れる。
次にMPU35は第8図の積分式位置検出処理108を
実行する。この処理は検出信号Aにノイズやドリフト等
が含まれ、S/N比が悪化している場合でも、パターン
のエツジ位置を極めて再現性よく決定するために実行さ
れる。この様子を第19図に模式的に示す。第19図(
a)は検出信号Aの立上り部のみに対応したメモリ回路
36中に記憶されたプロファイルを表わし、横軸はメモ
リ回路36の番地位置に相当する。
まず初めに、ボトム位置B1のデータの大きさA(Bi
)と、ピーク位置Tlのデータの大きさA(Tl )と
から、A(Bl ) 、A(Tl )に対して所定の割
合で2つのレベルS1、S2を設定する。レベルS1は
例えばA(Bl)とA(Tt)の間の10%の大きさに
設定され、レベルS2はA(Bl)とA(T1)の間の
90チの大きさに設定される。そして、メモリ回路36
のボトム位置B1からピーク位置Tftでのデータを順
次サーチして、レベルS、にほぼ一致するデータの番地
位置Blと、レベル82にほぼ一致するデータの番地位
置Tllとを求める。次に、第19図(a)中斜線部の
ようにこの位置&’ とTt’の間で、レベルS1とS
xKはさまれた三角形を、第19図(b)のように切り
出す。すなわち位置Bl/におけるデータを零として、
位置TI’までの各データの大きさからレベルSの大き
さを減算すればよい。
次に、この位置B1′からT1′について、第19図(
b)のようなデータ列を積分する。具体的には位置Bl
’から五′の各データ全単純に加算する。
この結果、第19図(C)の波形のように積分が進行し
、位置T1′において最終積分値Seを得る。そして、
この最終積分値Seに対して所定の定数E(ただしE〈
1)を掛けて、求めた面積の例えば重心を決定する。こ
の重心を決定する場合はE=05と定められる。すなわ
ち、位置Bl’のデータから再度積分を行ない、その積
分経過値がg−seとなった位置C1を重心位置として
求める。そして、この位置Cskパターンのエツジ位置
として決定すム尚、原データのプロファイル中、検出信
号Aの立下り部についても同様の操作を行ない、エツジ
位置c2を求める。
さて、この積分式位置検出処理108は、第20〜23
図に示したフローチャートに従って実行される。第20
図は第19図(a)のようにレベルS1と&’r決定す
るフローチャートである。
ステップ700では、番地MaL、に記憶された内容、
すなわち番地TIをレジスタMAR1にセットし、番地
(M6+ 2)に記憶された内容、すなわち番地B1を
レジスタMAR2にセットする。ステップ701は、レ
ジスタMARIが指定する番地用の内容、すなわちA(
Tz )をレジスタARに転送し、レジスタMAR2が
指定する番地B1の内容、すなわちA(Bl)をレジス
タBRに転送するものである。スナップ702では、レ
ジスタARとBRO差、すなわちA(Tl ) −A(
Bl )をレジスタARに再格納する。
そして、ステップ703でA(Tl) −A(Bl )
の10%の値を求め、ステップ704では、その10%
値を一時別のメモリ領域に退避させる。尚、退避後もレ
ジスタARICは、その10チ値が残っている。
ステップ705ではレジスタARとBRの和を求めるか
ら、レジスタARK:aA(R)と10%値の和、すな
わちレベルS1が算出される。そしてステップ706で
、そのレベルSはレジスタD RVc転’送され、ステ
ップ707でレジスタMAR1の指定する番地Tの内容
A(T1)がレジスタARに転送され、ステップ708
で一時退避していた10%値がレジスタBRに呼び戻さ
れる。そしてステップ709でレジスタARの内容A(
T1)とレジスタBRの10%値との差、すなわちレベ
ルS2が求められ、スナップ710でそのレベルS2U
レジスタBRに転送される。
その後、第21図に示したフローチャートのステップ7
11に進み、第19図に示した位置B1′、T1′が求
められる。尚、ステップ711に進む時点でレジスタM
ARIには番地T1が格納され、レジスタMAR2には
番地B1が格納され、レジスタDRにレベルS1、レジ
スタBRにレベルS2カ格納されている。でて、ステッ
プ711はレジスタLCAに0をセットするものであり
、ここでレジスタLCAは今までのようにループ・カウ
ンタとして働くのではなく、単なるフラグレジスタとじ
て働く。
次のステップ712はレジスタMARIとMAR2の内
容が等しいか否かを判断するものであシ、この時点でレ
ジスタMARLの内容はT1、レジスタMAR2の内容
はB1であり、T1〉B1であるかへ次のステップ71
3に進む。ステップ713はレジスタMAR2の指定す
る番地の内容をレジスタARに転送するものである。こ
の時、レジスタARKはA(Bl )が格納される。次
のステップ714はレジスタARとDRの内容の大小を
比較するもので、データとレベルSlとの比較を行なう
。この湯治″レジスタARの内容はA(B z)であり
、当然A(Bt)<81となるから、ステップ715に
ジャンプするステップ715tj:レジスタMAR2を
+1インクリメントするものであり、次の番地(B1+
1)を指定する。その後、スナップ7】2から上述と同
様に各ステップが繰り返される。そして、スナップ71
2〜715のループが進行中に、ステップ714でAR
>DRlすなわちデータがレベル3よシも大きいと判断
されると、ステップ716に進む。ステップ716はレ
ジスタLCAが零か否かを判断するものであり、ステッ
プ714でステップ712〜715のループからぬけ出
た時点ではLCA=0であるから、ステップ717に進
bステップ7171rJ、、レジスタMA R2の内容
、スなわち、データの大きさがレベルS1を越えた番地
B1′ を、第22図のようにメモリ回路36中の番地
M7に記憶するものである。そして、ステップ718で
レジスタLCAを+1インクリメントし再びステップ7
15.712.713と進む。さて、データの大きさが
レベル81′(il−越えはじめると、ステップ714
でAR)DRが常に真となるから、ステップ716に進
む。さらに、この時点でステップ716ではLCA+0
と判断されるから、次のステップ719に進む。ステッ
プ719はレジスタARの内容とレジスタBRの内容と
の太/JXを比較するものであり、データの大きさと、
レベル&とを比較するものでちる。データの大きさがレ
ベルS1を越えた直後であれば、AR>BRは偽と判断
されるから、ステップ715にジャンプする。
また、ステップ719でAR)BRが真と判断されると
、次のステップ720に進む。従って、データの大きさ
がレベルS1よりも大きく、かつレベルS2よりも小さ
い間は、ステップ712,713 。
714.716,719,715の順にループが進行す
る。さて、ステップ719で、データの大きさがレベル
S2を越えたと判断されると、ステップ720でその時
のレジスタMAR2の内容、すなわち番地T1′が第2
2図のようにメモリ回路36中の番地(M7+1)に記
憶される。
以上のようにして、積分開始番地Bl′と終了番地T1
/とが求められる。
才だ、ステップ720の後、積分処理のために、ステッ
プ721で、番地(M7+1)の内容T□′をレジスタ
LCAに転送し、番地M7の内容B工′をレジスタLC
Bに転送し、ステップ722で番地T工′とB1′の差
を求めて、T□′−B1′すなわち番地B工′とT1′
の間のデータ数をレジスタLCAに再格納し、ステップ
723でレジスタLCBの内容B0′をレジスタMAR
Iに転送する。
さて、次に第23図のフローチャートに従って、第19
図(C)に示したような積分式の位置検出が実行される
。尚、第21図のフローチャートが終了した時点で、レ
ジスタMARLには番地B□′がセントされ、レジスタ
LCAには積分区間のデータ数がセットされ、さらにレ
ジスタDRにはレベルS□がセットされている。
第23図において、ステップ724はレジスタB丁こに
0をセットするものであり、ここではレジスタBR75
Ef♂(分値を算出するレジスタとして働く。
次のステップ725はレジスタLCAが零が否かを判断
するものであり、この時点でLCA’i0であるから、
次のステップ726に進む。ステップ726でレジスタ
MARLの指定する番地の内容がレジスタARに転送さ
れ、ステップ727でレジスタARの内容からレジスタ
DRの内容、す力わちレベルS□を引き、その結果をレ
ジスタARに再格納する。これは第19図(b)のよう
に、各データのレベルシフトに和尚する。そしてステッ
プ728でレジスタARの内容とレジスタBRの内容と
の和を、レジスタBRに再格納する。
次にステップ729でレジスタMARIを+1インクリ
メントし、レジスタLCAを一1ディクリメントして、
再びステップ725から繰り返す。
こうしてステップ725〜729のループが進行する間
、ステップ728で算出されるレジスタBRO値は、第
19図(b)のように、番地B1′から順次犯線部の面
積増加に応じて変化する。そして、番地T1′のデータ
がステップ728で加算されると、ステップ725でL
CA=0と判断され、ステップ730に進む。このとき
レジスタBRには最終積分値S8が算出されている。そ
こで、ステップ730で最終積分値Seと定数E(ただ
しEく1)との乗算を行ない、その値すなわち積分経過
値E −SoをレジスタARに格納する。
さて、次のステップ731では、レジスタMAR1に番
地M7の内容、すなわち番地B工′をセットし、再び積
分を行なう。次のステップ732はレジスタARが零又
は負か正かを判断するものである。
レジスタARには、始め積分経過値E −38が格納さ
れているから、AR<Oけ偽と判断され、ステップ73
3に進む。ステップ733でレジスタMARIの指定す
る番地の内容がレジスタBRに転送され、ステップ73
4で、レジスタBRの内容からレジスタI) Rの内容
、レベルS□を引き、その結果はレジスタBRに再格納
される。そしてステップ735でレジスタARからレジ
スタBRO値を引き、レジスタARに再格納する。その
後、ステップ736でレジスタMARLが+1インクリ
メントされ、再びステップ732から繰り返される。
以上のステップ732〜736のループによって、番地
B1′から各データからレベルS1をシフトされたイ1
6が順次積分経過値E−8eから減鏝−される。そして
ステップ732でAR<Oと判断されると、次のステッ
プ737に進み、レジスタ跡1の内容をメモリ回路36
中の番地鳩に記憶する。すなわち、AR<0と々つだと
き、レジスタMARLは第19図(c)のように番地C
1を指定している。以上のようにして、ステップ700
〜737の積分式位置検出処理108が終了する。
尚、以上の説明は、検出信号Aの立上り部でのエツジ位
置C1を求める手法であったが、立下り部でのエツジ位
置C2についても同様の手法で求めることができ、その
位置はメモリ回路36中の番地(Ms+1)にデータ群
中の番地C2として記憶される。
次にMPU35は第8図に示した線幅演算処理109を
実行する。先に求めたエツジ位置C,,C2は第24図
のようにメモリ回路36の番地に対応している。そこで
その2つの番地の差(C2−C工)を言」算し、SP・
(C2−C□)を演算する。ここでSPは、各データの
試料WP上でのサンプリング間隔に相当し、これは#、
7図でDAC32の1デジツトの増加により、電子ビー
ムEBの走査紀と試料WPとが走査方向にシフトされる
単位量である。上記演算によって、パターンの線幅りが
求められる。
尚、上記のように積分式位置検出処理108を折力う際
、定数Eはエツジの段差形状に応じて、段差の裾野部を
エツジ位置とするか、中腹部をエツジ位置とするかによ
って、O<E<1の範囲で選択的に設定されるように、
可変にするとよい。
以上のようにして、線幅りが求められると、その結果が
第7図に示した表示器27に表示されると共に、MPU
35はエツジ位置C1,C2に応じた情報をDAC37
に出力し、CRT14O8EM像中で、エツジとして検
出した位置にカーソル線等を重畳して表示する。このこ
とは、前述の実施例のように、カーソル線とSEM像と
が相対的に移動して、サンプリング位置を確認すること
のみに留っていたのに対し、実際にパターンの線幅を規
定したエツジ位置をも確認することができ、極めて便利
である。寸だ、積分式位置検出処理108は原信号(検
出信号A)に含まれるノイズ(バックグランド・ノイズ
等)の影響を低減し、正確で再現性のよいエツジ位置検
出を行なうために有効な手法であるが、処理時間をわず
かでも短縮したい:lk合は、この処理108を次の手
法にかえてもよい。す々わち第19図(a)でボトムB
1とピーりT1との両データの大きさの間に、所定の割
合のスライスレベルを設定し、そのスライスレベルと、
データ・プロファイルの立上り部(立下り部も同様)と
が一致する位置を、エツジ部C□(C2)とする手法で
もよい。
また、第11図(c)において、微分波形上のピーク位
tX11X2を、数値フィルターを用いた平滑2次微分
処理によって正確に計算するという手法によって、位f
 X11 x2をエツジ位置として決定してもよい。
り上のように、MPU35が線幅を計錯7する際、第8
図のように数値1次微分処理102を実行することによ
って、検出信号Aの様々なプロファイルに対して正確な
エツジ位置検出が可能となる。
第25図は様々な検出信号Aのプロファイルの一例を示
し、エツジ位置では、エツジ効果によって信号が唐峻な
変化を起すものの、全体的にはあるレベルに沿って平担
なものと力っている。このような信号について、数値1
次微分処理102を行なうことによって、エツジ位置で
の急峻な変化で生じるボトムB1 * B2、ビークT
工、T2が検出でき、以降の切出し操作によりボトムB
0とビークT□の間、及びボトムB2とビークT2の間
で正確にエツジが検出できる。
このようにMPIJ35を用いてパターンのプロファイ
ルをソフトウェハ処理しているため、種々の試料から得
られる色々な検出信号波形に対して、エツジ位置を柔軟
な処理によって正確に決定することが可能となる。また
、本実施例では測定用にステージ6を移動することなく
、電子ビームEBのシフトのみでサンプリング位置を試
料WP上で相対移動させるから、ステージ6の移動にく
らべ測定時間を大幅に短縮できる利点がある。
次に試料の傾きに対して、線幅の測定値を自動的に補正
したり、あるいは試料そのものを回転させて傾きを補正
する第4の実施例を説明する。第26図はこの第4の実
施例による回路ブロック図であり、第7図と同一機能の
ブロックは同一の符号をつけである。
検出器7の信号は増暢器15で増幅され、検出信号Aと
なってバンドパスフィルター40(以下、BPF40と
する)に入力する。BPF40は検出信号Aを平滑化す
るもので、その出力信号は微分回路41とアナ口外スイ
ッチ42の一方の入力に印加される。さらに微分回路4
1の微分出力信号A′はアナログ・スイッチ42の他方
の入力に印加される。アナログ・スイッチ42はMPU
35の切替信号に応答して、検出信号Aを比較器43に
入力させるか、検出信号Aの微分信号A′を比較器43
に入力させるかを切替える。比較器43は、検出信号A
と微分信号A′のいずれか一方と、スライスレベル設定
回路44のスライス電圧vr3とを比較して、A>Vr
a又はA’ ) Vraとなったらパルス信号Gを出力
する。サンプルホールド回路45(以下、S/H45と
する)は、このパルス信号Gに応答して、前述の08C
IIから出力される水平走査信号I−I Sの電圧をサ
ンプリングし、引き続くパルス信号Gまでそのサンプリ
ング電圧をホールドする。そのサンプリング電圧VH8
は、アナログ−デジタル変換器46(以下、ADC46
とする)r(よってデジタル値に変換され、MPU35
に読み込壕れる。
さて、アナログ・スイッチ42の切替えは試料WPの様
相、すなわち検出信号Aのプロファイルの様相に応じて
MPL)35にて判断される。また、CRT14に現わ
れるSEM像を見て、手動にて切替えてもよい。
尚、第26図の回路ブロックは第7図の回路ブロックに
付加して使用するものである。また、第26図において
、MPU35は走査線に対するパターンの傾きを測定し
、その傾き量に応じて試料WPを回転させる。そのため
MPU35は、ステージ6上に設けられた回転テーブル
6aの駆動部47(モータ等)に、デジタル・アナログ
変換器48(以下、DAC48とする)を介して、回転
補正すべき量に応じた誤差信号を出力する。
次に、この第4の実施例の動作を第27〜29図に基づ
いて説明する。
第27図はCRT14の画面100に現われだ傾斜した
パターン102のSEM像を示す。ここでパターン10
2の測定すべき線幅は走査線SL1とSb2の間の平均
な値とする。また、パターン102の垂直方向に延びる
エツジと平行な中心線mは走査線SLI 、Sb2に対
して0だけ傾いているものとする。
そこでまず、前述の各実施例のように、走査線SLIと
Sb2の間でパターン102の細幅部102aの線幅L
1を求める。線幅L1は走査線方向に沿った長さである
ため、その測定された値は真の線幅よりも大きくなる。
次に電子ビームEBを垂直方向に偏向して、走査線SL
3 、Sb4 、Sb5 、Sb6に沿、って、パター
ン102の太幅部102bの左側のエッジ位置を、第2
6回の回路により検出する。
この際、検出信号Aの波形プロファイルが第4図、第1
1図のようにパターンの段差プロファイルに対応してい
れば、IVIPU35は検出信号Aが比較器43に印加
されるようにアナログ・スイッチ42を切替える。
さて、比較器43はA>Vr3となったとき、すなわち
電子ビームEBの走査スポットが走査線SLa上で大幅
部102bの左側のエツジと一致したとき、パルス信号
Gを出力し、S/H45は゛そのパルス信号Gの立上り
に応答して、走査線SL3のための水平走査信号H8の
電圧をサンプリングする。そして、サンプリング電圧V
H8はADC46に読み込まれる。この様子を洋28図
に示す。第28図は枦軸に電子ビームEBの水平走査位
置を表わしたもので、検出信号A、スライス電圧■r3
.走査紡SL3に対応した水平走査信号H81及びパル
ス信号Gの関係を示す。
v上の動作は、走査線SL3について核数回、雷、子ビ
ームEBを走査し、各サンプリング電圧VH8をMPU
35に読み込んだ後、平均化するとよい。
次に、走査#SL3から一定走査線分ずつ離れた走査線
SL4 、Sb2.5rL6について、順次上記と同様
に水平走査信号H8の電圧をサンプリングする。このよ
うにして求められた走査線SL3 、Sb4 、Sb2
 、Sb2に対応したサンプリング電圧を各々VH3I
 、VH82、VH83。
VI(S 4とすると、第29図のように、水平走査信
号H8の定番位置に対して、単調にVl(81<VH8
2<VH83<VH84と増加する。
そこでMPU35は、各サンプリング電圧の差、(VH
8,2−Vl(S 1 )、(VHS 3−vl−Is
 2)、(VH84−VH83)を計算し、その差値の
平均値ノHを演算する。これは、パターン102の中心
線mの傾き角θによる正弦成分(水平方向)の大きさを
求めることに相当する。さて、MPU35はADC47
を介して、制御信号VCを読み込む。制御信号VCは雷
1子ビームEBを走査線SL3からSb2まで垂直方向
に偏向させるための垂直走査信VSの電圧変化分ΔVに
対応している。これはパターン102の中心線mの傾き
角θによる余弦成分(垂直方向)の大きさを求めること
に相当する。従ってMPU35は上記ΔHとΔVから、 さて、次にMPU35は先に求めた、パターン102の
細幅部102aの線幅L1を、傾き角θによって補正す
る。
具体的には真の線幅をLとすると、L=Ltcosθの
演算によって線幅りが求められる。
また、この傾き角θに応じて、DAC49、駆動部48
によって回転テーブル6aを回転させて、パターン10
2の中心線mが水平走査線と直交するように、試料WP
を再位置決めすることもできる。
また、第30図のように、設計上幅が一定の線状パター
ン103の線幅を測定する場合、所定間隔離れた2つの
走査線SLI 、Sb2だけを用いて傾き補正をし、正
確な線幅を求めることができる。
例えば、走査線SLIに沿ったパターン幅、あるいは走
査線SL2に沿ったパターン幅を、第1、第3の実施例
のようにして求める。
次に、第26図の回路によって、走査11sL1中に現
われるパターン103の左側のエツジ位置と、走査線S
b2中に現われるパターン103の左側のエツジ位置と
を求め、走査線SLIとSb2の間隔とから、傾き量θ
を求めればよい。
捷た、第4の実施例では試料WPの回転はテーブル6a
にて行なうようにしたが、電1子顕微鏡内に設けられた
光軸アライメント用の電子ビーム偏向系に傾き量θの情
報をフィードバックして閉ループ制御するようにすれば
、試料WP上で電子ビームEBの走査線が回転して、パ
ターンと走査線の位置合わせが同様に実現できる。この
場合、電子ビームEBの試料WP上での走査軌道は、ス
テージ6のX方向の移動方向あるいけ偏向コイル30に
よる併′シフト方向とは一致せず、傾いたものとなる。
しかしながら、CRT14に現われるパターンは画面上
で傾くことなく表示される。
以上のように、本実施例によれば、平行な2つの線エツ
ジが、走査線と直交せず傾いていたとしても、常にその
傾きを補正して2つの線エツジのm)隔が正確に求めら
れるという利点がある。このため試料WPをステージ6
に正確にアライメントして載置する必要がなく、構成が
簡単で操作性のよい測定装置を得ることができる。また
、電子ビームEBの1回の走査で得られる検出信号Aの
S/N比は悪いため、強いアナログ會フィルターを設け
て、S/Nを向上させる必要もでてくる。
この場合、フィルターの帯域制限によって、検出信号A
の波形が歪んでしまうこともあるが、本実施例のように
エツジ位置を水平走査信号H8の大きさv冊として検出
しているため、傾きの計測に関しては大きな誤差とはな
らない、という利点もある。
さらに、本実施例では、パターンのエツジ位置に相当す
る水平走査信号H8のみを検出して傾きの計測を行なっ
ているだめ、MPU35が読み込むべきデータが少なく
て済み、大幅にメモリ空間を節約できるとともに、デー
タ転送間隔が広がり。
回路素子に要求される高速性も大幅に軽減されるという
効果もある。
以上、本発明の各実施例は、電子ビームを用いた線幅測
定装置として説明しだが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、エネルギービームとして、収束したレーザ光
のスポットを試料に照射し、試料上のパターンから生じ
る散乱光や回折光を光電検出してエツジの位置検出を行
カい、線幅を測定する光学的微小寸法測定装置等にも利
用することができる。
また、試料上に特定のアライメントマークを設け、この
アライメントマークの位置を検出して、試料を所望の位
置にアライメントする位置決め装置にも利用できる。こ
の場合、例えば試料を載置するステージにレーザ干渉計
やエンコーダのよう々位置測定器を設け、エネルギービ
ームによって検出したアライメントマークの位置をその
位置測定器で測定しておき、その位置を基準にしてステ
ージを移動させるようにすればよい。
捷た、上記各実施例で、1つのサンプリング位置で抜数
回検出信号Aを抽出していたが、必らずしもその必要は
力く、単に一ケ所で1回のサンプリング(重子ビームE
Bの1回の水平走査)のみによって検出信号Aを抽出す
るようにしてもよいことは言うまでもない。1だ、電子
ビームEBの1つの走査線上に現われるパターンのエツ
ジ位tを検出する場合、ステージ6のX方向の移動、又
は偏向コイル30による像シフトの方向は、か々らずし
も走査線の方向と一致させる必要はなく、交差していて
も同様の効果が得られる。また、上記各実施例で、ステ
ージ6の移動、又は偏向コイル30による像シフトの移
動は、一定ピツチで行なわれるように構成された。とこ
ろが、例えば第26図と同等の回路を用いて、電子ビー
ムEBを予備走査し、走査領域(1画面)中でパターン
が存在しそうな位置を、水平走査信号H8のサンプリン
グによって予め検出するように構成すれば、そのパター
ンの位置近傍までは電子ビームEBと試料WPとの相対
移動の1ピツチを太きくし、その後、一定の微小ピッチ
で移動させてはサンプリングを繰返すようにすることも
できる。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、試料から生じるパターン情報(
検出情報)はエネルギービームの走査軌道中、常に所定
位置で抽出され、さらにエネルギービームの走査装置と
は独立した移動手段(ステージ6や像シフトのだめの偏
向コイル30)によって、時系列のパターン情報を得て
いるから、ビーム走査装置の偏向系の振幅変動、倍率誤
差、又は歪み誤差の影響を受けずに、パターン位置、例
えばエツジ位置やマーク位置等がS/N比の良いパター
ン情報に基づいて高速、かつ正確に自動検出できるとい
う効果が得られる。
また、移動手段によって試料をエネルギービームの走査
方向と同一方向に移動させる場合は、偏向コイル30に
よる像シフトに伴って、エネルギービームの結像位置が
対物レンズの光軸方向に変位すること、すなわち試料か
ら対物レンズまでの作動距離の変化がなく、像シフトの
方式よシも正確な位置検出や、間隔測定が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による線幅測定装置の全
体の構成及び回路ブロック図、第2図はCRT画面に現
われるパターンの一例を示す図、第3図、第4図は第1
図の回路における各信号のタイムチャート図、第5図は
走査波形の歪みを説明する波形図、第6図は本発明の第
2の実施例を説明するための波形図、第7図は本発明の
第3の実施例を示す全体の構成及び回路ブロック図、第
8図は第7図のマイクロ・プロセッサーにょシ処理され
る位置検出及び線幅検出の概略的なフローチャート図、
第9図は検出信号Aの部分拡大図、第10図は第8図中
の平均化処理のフローチャート図、第11図は第8図の
各処理によって得られる波形図、第12図は第8図中の
数値1次微分処理の手法を説明する図、第13〜18図
は第8図中の各処理を具体的に示したフローチャート図
、第19図は第8図中の積分式位置検出処理の手法を説
明する図、第20〜23図はその積分式位置検出処理を
具体的に示したフローチャート図、第24図は第8図中
の線幅演算処理を説明する図、第25図は検出信号Aの
別の波形を示す図、第26図は本発明の第4の実施例を
示す回路ブロック図、第27〜29図は第4の実施例の
動作を説明するだめのCRT画面中のパターンとタイム
チャート図、第30図はその他の変形例を示すパターン
の図である。 〔主費部分の符号の説明〕 1・・・電子顕微鏡の真空容器、  7・・検出器。 6・・・スアージ、  11・・・走査信号発生回路。 19・・・比較回路、21・・・サンプツいホールト回
路。 30・・・偏向コイル、35・・・マイクロ・プロセッ
サ出願人  日本光学工業株式会社 代理人 渡辺隆男 オ8図 7jO図 表 表 ((や           リ \J               \−−〕715図 、?14図 f−15図 83− オ17′図 才;q回     720図 721図 2ZJ図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パターンを有する試料を所定の長さ分、エネルギ
    ービームで直線走査するビーム走査装置と;前記エネル
    ギービームの照射により試料のパターンから発生する輻
    射エネルギーに応じた検出情報を出力する検出手段と;
    前記エネルギービームが走査軌道中の所定位置を照射し
    たときに、前記検出情報を抽出する情報抽出手段と;該
    情報抽出手段の抽出シーケンス毎に、前記走査軌道が試
    料上を所定方向に所定量移動する如く、前記エネルギー
    ビームと試料とを相対移動させる移動手段と;該移動手
    段の駆動により抽出された時系列的な検出情報に基づい
    て、パターンの位置を検出する位置検出手段とを備えた
    ことを特徴とするパターン位置検出装置。
  2. (2)前記ビーム走査装置は、前記エネルギービームの
    照射位置全変化させる走査信号を発生する走査信号発生
    器を含み、前記情報抽出手段は前記走査信号が所定の基
    準電圧と略一致したとき、パルス信号を出力する比較回
    路と;該パルス信号に応答して前記検出情報全標本化す
    るサンプリング回路とを含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の装置。
  3. (3)前記移動手段は、前記走査信号に応じて前記エネ
    ルギービームが試料上の同一走査軌道を所定回走前する
    たびに、計数値が単位量だけ増減する計数回路と;該計
    数回路の計数値に応じて前記エネルギービームと試料と
    を相対移動させる駆動部とを含むことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の装置。
  4. (4)前記位置検出手段は、前記サンプリング回路によ
    って、前記計数回路の計数値が同値の期間中に標本化さ
    れた複数の検出情報を平均化する平均化処理手段を含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の装置。
  5. (5)前記位置検出手段は、前記エネルギービームの走
    査軌道と交わるパターンの第1エツジ位置と、第2エツ
    ジ位置とを検出すると共に、前記駆動部の該第1エツジ
    位置から第2エツジ位置までの移動量に基づいて、パタ
    ーンの線幅を演算する演算手段を含むことを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記戦の装置。
JP8546083A 1983-05-16 1983-05-16 パタ−ン位置検出装置 Pending JPS59210312A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62197010U (ja) * 1986-06-06 1987-12-15
JPH06102032A (ja) * 1992-03-30 1994-04-12 Seiko Instr Inc 蛍光x線膜厚測定方法

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JPS62197010U (ja) * 1986-06-06 1987-12-15
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