JPS5920981Y2 - 電鋳加工によるキヤビテイを有するブロ−成形型 - Google Patents

電鋳加工によるキヤビテイを有するブロ−成形型

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Publication number
JPS5920981Y2
JPS5920981Y2 JP4979681U JP4979681U JPS5920981Y2 JP S5920981 Y2 JPS5920981 Y2 JP S5920981Y2 JP 4979681 U JP4979681 U JP 4979681U JP 4979681 U JP4979681 U JP 4979681U JP S5920981 Y2 JPS5920981 Y2 JP S5920981Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
mold
layer
electroforming
blow molding
Prior art date
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Expired
Application number
JP4979681U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57162820U (ja
Inventor
博昭 竹田
誠 鈴村
Original Assignee
池上化研工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 池上化研工業株式会社 filed Critical 池上化研工業株式会社
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアウタエアの吹込みを行う場合に好適する電鋳
加工によるキャビティを有するブロー成形型に関する。
ブロー成形によりプラスチック中空品を製作する場合に
成形品の偏肉を防止するために成形壁の外部から金型壁
とパリソンとの間にエアを吹き込みパリソンを金型壁か
ら一時的に浮かすようにすることが近時行われている。
この場合に、金型壁に連通ずる通気孔を該金型を貫通す
るように設け、金型壁に焼結金属にて形成されたエアベ
ントを取付けるようにしているが、成形品にエアベント
の形跡が残るから、外表面の形状を重視される成形品で
は、通気孔の位置や個数等に制約を受けるようになり、
偏肉防止の確実化を図ることが困難となり、また通気孔
を多く設けた場合には各通気孔に通気するために多数の
パイプを接続しなければならず、総じて成形壁の構造が
複雑化する欠点もある。
また、ブロー成形による成形品の表面にはパリソンと金
型壁との間に残ったエアによりウェルドと称する肌荒れ
が生じ易い欠点もある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、外表面の形状を重視される成形品を、極めて簡単
な構成の成形壁にて、外観を良好にしかも偏肉を少なく
成形できる電鋳加工によるキャビティを有するブロー成
形型を提供するにある。
以下本考案の一実施例について図面を参照しながら説明
する。
1はパーティングライン1aにて左右に二分割された分
割型2及び分割型3からなる成形壁であり、以下説明の
便宜上分割型3について説明する。
即ち、4は電鋳加工法にて製作されたキャビティで、こ
れは一般的な工法即ち母型の表面にニッケル等を所定厚
さ電着させて形成するもので、例えば母型の表面には皮
革模様が付されており、従って母型から離型されたキャ
ビティ4の内表面4aには母型と逆な凹凸形状の皮革模
様が形戊されている。
5及び6はキャビティ4の外表面4bに金属溶射によっ
てニッケルを溶着させて形成された肉盛層で、これは軽
石状をなした多孔質をなしていて、例えば肉盛層5はア
ウタエアの吹き込みに好適する場所と対応させて設けら
れており、また、肉盛層6は成形時にパリソンが最後に
キャビティの内表面4aに接触するような場所と対応さ
せて設けられている。
7はキャビティ4を裏打ちする金型で、これは例えば溶
触した亜鉛合金をキャビティ4を予め収納した型枠に流
し込んで製作されたものである。
8及び9は金型7を貫通して形成された夫々通気孔で、
これらは先端が夫々肉盛層5及び6に夫々連通するよう
に例えばドリル加工にて穿設される。
さて、10はキャビティ4の内表面から肉盛層5に向け
てドリル加工により穿設された細孔で、これの直径は例
えばキャビティ4の内表面4aに付されて皮革模様の細
かな凹凸よりも充分に小さな寸法の0.1mm程度であ
り、表面の模様を害さない位置に複数個穿設されている
11はキャビティ4の内表面4aから肉盛層6に向けて
ドリル加工により穿設された複数個の細孔で、これらも
細孔10と同様にして穿設されている。
尚、以上の説明は分割型3についての説明であるが、分
割型2についても同様にして製作されている。
次に以上のように構成した本実施例の作用について説明
する。
成形機のパリソンダイから筒状のパリソン12が押出さ
れて所定長にて切断されて成形型1のキャビティ4内に
挿入され、該成形型1が型閉めされる。
次にパリソン12内にエア吹込パイプを介してインナエ
アの供給がなされ、パリソン12が膨張を開始する(第
3図参照)。
インナエアの供給開始後所定時間経過した時に通気孔9
を閉塞した状態で通気孔8からエアを供給すると、その
エアが肉盛層5及び細孔10を介してキャビティ4の内
表面4aとパリソン12との間に供給されて該細孔10
付近の内表面4aにパリソン12が密着することが防止
された状態となって該パリソン12が膨張する(第4図
参照)。
次に、パリソン12の膨張が所定量に達した時(インナ
エアの吹込開始後所定時間経過した時)に通気孔8及び
9を夫々図示しない真空源に接続する。
すると、パリソン12とキャビティ4の内表面4aに残
ったエアが細孔10,11及び肉盛層5,6を夫々介し
て通気孔8及び9より吸引される。
このように構成した本実施例によれば、細孔10及び1
1を充分小さな寸法としているから、キャビティ4の内
表面4aに皮革模様を有するものでは、成形品に生ずる
細孔10及び11の形跡は模様に隠されることとなり、
従って細孔10及び11は形成場所にほとんど制約を受
けないこととなり、細孔10はアウタエアの吹込みに最
適な場所に形成できることとなり、また細孔11は最終
的にパリソン12とキャビティ4の内表面4aとの間に
エアが残る場所に形成することができる。
このため、アウタエアによる偏肉防止の効果は有効に作
用することとなって偏肉の非常に少ない成形品を得るこ
とができ、また、キャビティ4とパリソン12との間に
エアが残って生ずるウェルドと称する肌荒れを確実に防
止することもできる。
しかも各細孔10、11は肉盛層5,6を介して通気孔
8,9にまとめられるから、エアを通す通気路は細孔1
0.11の個数を多くしても何ら複雑化することはなく
成形型1は極めて簡単な構造で済む。
尚、上記実施例では金型7を亜鉛合金の流し込みで形成
するようにしているが、例えば鋼材にキャビティ4の外
表面4bをマスターとした倣加工を施して凹部を形成す
る等金型7は通常行われる各種形態のものを適用できる
本考案は以上説明した実施例から明らかなように、外表
面の形状を重視される成形品を、極めて簡単な構成の成
形型にて、外観を良好にしかも偏肉を少なく成形できる
電鋳加工によるキャビティを有するブロー成形壁を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり。 第1図は成形型の縦断面図、第2図は要部の拡大縦断面
図、第3図及び第4図は成形過程を示す図である。 図面中、1は成形型、2及び3は分割型、4はキャビテ
ィ、5及び6は肉盛層、7は金型、8及び9は通気孔、
10及び11は細孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電鋳加工法によって形成されたキャビティと、このキャ
    ビティの外表面の所要部所に形成された多孔質の肉盛層
    と、この肉盛層を形成したキャビティの外形形状と対応
    する四部を有し該凹部内に前記キャビティを密着状態に
    保持する金型と、この金型を貫通して前記肉盛層に連通
    された通気孔と、前記キャビティの所要部所に該キャビ
    ティを貫通して前記肉盛層と連通ずるように形戊された
    細孔とを具備してなる電鋳加工によるキャビティを有す
    るブロー成形型。
JP4979681U 1981-04-06 1981-04-06 電鋳加工によるキヤビテイを有するブロ−成形型 Expired JPS5920981Y2 (ja)

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JPS57162820U JPS57162820U (ja) 1982-10-14
JPS5920981Y2 true JPS5920981Y2 (ja) 1984-06-19

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ID=29846513

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