JPH0241173Y2 - - Google Patents

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JPH0241173Y2
JPH0241173Y2 JP12439185U JP12439185U JPH0241173Y2 JP H0241173 Y2 JPH0241173 Y2 JP H0241173Y2 JP 12439185 U JP12439185 U JP 12439185U JP 12439185 U JP12439185 U JP 12439185U JP H0241173 Y2 JPH0241173 Y2 JP H0241173Y2
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pinpoint
cylindrical body
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nozzle
matrix
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は成形型のためのピンポイントノズル及
びダイレクトスプールを内周面が同一形状の筒状
体として電鋳加工によつて一括形成し、これの全
長を利用することによりピンポイントノズルと
し、一部を所定長さ切除することによつてダイレ
クトスプールとし、一括して製作及び保管できる
ようにした電鋳加工によつて製作されるプラスチ
ツク成形型のためのピンポイントノズル及びダイ
レクトスプールに関する。
[従来技術] 従来プラスチツク成形型に用いられるダイレク
トスプール(1次スプール)及びピンポイントノ
ズル(2次スプール)は棒材に孔開加工を施すこ
とによつて製作されている。しかしながら、孔開
加工の際に相当な寸法精度を要求されるために製
作が面倒である。また、孔の内表面は出来る限り
平滑に高面粗度に仕上げることが好ましいが、内
径が小さいから、研磨加工が面倒で高面粗度のス
プールを製作することは容易でなく、しかも、ピ
ンポイントノズルは先端部のゲート部の孔径が細
いために研磨不可能であり、成形時の湯流れが悪
い欠点がある。
また、成形型において、2次スプールは型構造
とか製品の形状によりゲート部分の形状が変化す
るために金型に直接孔開加工を施すことが一般的
に行われ、加工法として放電加工及びラツプ加工
が多用されているが、加工精度を上げることが形
状及び位置的に困難であり、従つて、金型完成後
に試験的な成形を行う時にしばしば問題が生じ、
修正加工を行うようにしている。
ところで、2次スプールを用いる成形型は成形
品を多数個同時成形するものが多いために例えば
4個の成形品を同時成形するものでは最低でも2
次スプールが4個必要であり、成形品の形状によ
つては、その2倍あるいは3倍の2次スプールが
必要であり、4個の成形品の成形条件を一定にす
るためには、これら全数の2次スプールを同一形
状でしかも高面粗度に仕上加工しなければなら
ず、仕上加工が面倒で加工時間も長くかかる欠点
があつた。
また、近年エンプラとして多用されるガラス繊
維或いはカーボン繊維等を含有する強化樹脂は1
次スプール及び2次スプールの摩耗が激しく上述
したように金型に直接孔開加工を施したもので
は、金型を構成する型板を交換しなければならず
コスト高になる欠点がある。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、電鋳加工によつて孔の寸法が均
一で高面粗度の筒状体を形成し、その筒状体の外
形のみを加工してピンポイントノズル(2次スプ
ール)或いはダイレクトスプール(1次スプー
ル)とすることにより、製作が容易で、成形時の
問題が生ずることがなく、成形型のコスト低減が
でき、更に摩耗した時の交換も低コストで短時間
にでき、ピンポイントノズルとダイレクトスプー
ルとを一括して製作及び保管できるために在庫管
理等も容易にできるプラスチツク成形型のための
ピンポイントノズル及びダイレクトスプールを提
供するにある。
[考案の要約] 本考案はテーパー状の母型主体の先端に該母型
主体よりも細径なピンポイント造形部が一体に形
成された母型を設け、この母型の表面部に電鋳加
工によつて金属を析出させることによつて筒状体
を形成し、この筒状体のピンポイント形成部を利
用してピンポイントノズルを形成し、前記筒状体
のピンポイント形成部と対応する端部を切除する
ことによつてダイレクトスプールを形成し、筒状
体を一括して製作及び保管できるようにしたとこ
ろに特徴を有する。
[実施例] 以下本考案の一実施例について第1図乃至第5
図を参照して説明する。1は金属性の母型で、こ
れは円形のシヤンク部2の一端部に先端に向うに
従つて径小となるテーパ状の母型主体3を設け、
その母型主体3の先端に該母型主体3よりも細径
で、同じく先端に向うに従つて径小となるピンポ
イント造形部4を一体に形成した構成で、これの
母型主体3及びピンポイント造形部4は旋盤等に
よる切除加工後に研磨機による研磨加工を行つて
表面部が平滑に高面粗度に仕上加工されている。
而して、このように形成された母型1が電鋳槽に
浸漬されて電鋳加工が行われ、該母型1の表面部
に金属層5が所定の厚さ析出されて筒状体6が形
成される(第1図参照)。電鋳加工の完了後にシ
ヤンク部2を旋盤等にチヤツクすることによつて
筒状体6の外形が第1図に一点鎖線で示すように
切削加工されて第2図実線で示す形状になされ、
切削加工後に筒状体6を母型1から離型させると
ピンポイントノズルの製作が完了し(第3図参
照)、このピンポイントノズル7の一端内周部に
は、ピンポイント造形部4に対応するピンポイン
ト形成部8が形成されている。また、このピンポ
イントノズル7は第4図に示す成形型9において
各成形用空調部10に連通するように配設され
る。この成形型9において、11は固定側取付
板、12はランナストリツパプレート、13は固
定側型板、14は可動側型板、15は受板、16
はスペーサブロツク、17はエジエクタプレー
ト、18及び19はエジエクタピン、20は可動
側取付板、21は固定側取付板11に取付けられ
たダイレクトスプールで、これと各ピンポイント
ノズル7がランナー22によつて連通されてい
る。
さて、ダイレクトスプール21は筒状体6の外
形を第1図に二点鎖線で示すように切削加工し、
該筒状体6の一端部即ちピンポイント形成部8側
を切除してその端面部に内径孔に連通する球面状
の凹部23を形成したものである(第5図参照)。
上記構成によれば、ピンポイントノズル7及び
ダイレクトスプール21が電鋳加工で製作される
ものであるから、これらピンポイントノズル7及
びダイレクトスプール21の内周面の表面状態は
母型1の外表面の仕上程度に応じた状態にでき
る。即ち、母型1の外表面は容易に研磨加工等で
平滑な状態にできるから、ピンポイントノズル7
及びダイレクトスプール21の内表面を極めて平
滑な高面粗度の仕上面に製作し得、成形時にプラ
スチツクの溶湯の湯流れを良好なものにできる。
また、同一の筒状体6の外形を加工することに
よつてピンポイントノズル7及びダイレクトスプ
ール21を選択的に形成できるから、当初は母型
1の外表面に電鋳加工を施したのみの筒状体6を
一括して製作して保管し、必要に応じて外形及び
端面を仕上加工してピンポイントノズル7又はダ
イレクトスプール21にすることが可能であり、
従つて、製作及び保管が単一の品種で済み、製作
及び保管を容易にできる。
第6図及び第7図は夫々本考案の他の実施例を
示すものであり、第6図に示されたピンポイント
ノズル24は、第3図に示されたピンポイントノ
ズル7に設けられた先端の尖つたピンポイント形
成部8の代りにストレート形状のピンポイント形
成部25を設けた構成であり、また、第7図に示
されたピンポイントノズル26は先端が拡開する
テーパー形状のピンポイント形成部27を設けた
構成で、成形条件に応じてピンポイントノズル
7,24或いは26を適宜選択して用いればよ
く、いずれを用いる場合でも、前述した実施例の
ようにピンポイント形成部25,27と対応する
端部を切除し、前述した実施例と同様に外形を加
工することによつてダイレクトスプールとして用
いることができるもので、前述した実施例と同様
の作用効果を奏する。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、製作
が容易にできるとともに孔の寸法が均一で内表面
を平滑に高面粗度に仕上げ加工することが容易に
でき、従つて、成形時に多数個取りの場合でも問
題を生ずることなく成形でき、更に摩耗した時の
交換も低コストで短時間にでき、ピンポイントノ
ズルとダイレクトスプールとを一括して製作及び
保管出来るため在庫管理も容易であるという実用
的な効果を奏する電鋳加工によつて製作されるプ
ラスチツク成形型のためのピンポイントノズル及
びダイレクトスプールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は縦断面図、第2図は製作過程を示
す縦断面図、第3図はピンポイントノズルの縦断
面図、第4図は成形型の断面図、第5図はダイレ
クトスプールの縦断面図、第6図及び第7図は
夫々本考案の他の実施例を示すピンポイントノズ
ルの部分的な縦断面図である。 図面中、1は母型、3は母型主体、4はピンポ
イント造形部、5は金属層、6は筒状体、7はピ
ンポイントノズル、8はピンポイント形成部、9
は成形型、21はダイレクトスプール、24及び
26はピンポイントノズル、25及び27はピン
ポイント形成部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に向かうに従つて径小となるテーパ状の母
    型主体の先端に該母型主体よりも細径なピンポイ
    ント造形部が一体に形成された母型を設け、この
    母型の表面部に電鋳加工によつて金属を所定厚さ
    析出させ一端部に前記母型のピンポイント造形部
    と対応するピンポイント形成部を有する筒状体を
    形成し、この筒状体の外形を仕上加工し且つ前記
    母型から離型させるとともに該筒状体のピンポイ
    ント形成部を利用してピンポイントノズルを形成
    し、筒状体の外形を仕上加工し且つ前記母型から
    離型させるとともに前記ピンポイント形成部と対
    応する該筒状体の一端部を所定長さ切除すること
    によつて前記ピンポイント形成部を有しないダイ
    レクトスプールを形成することを特徴とする電鋳
    加工によつて製作されるプラスチツク成形型のた
    めのピンポイントノズル及びダイレクトスプー
    ル。
JP12439185U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0241173Y2 (ja)

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JP12439185U JPH0241173Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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