JPH03293108A - ポリゴンミラー、ポリゴンミラー成形用金型及びポリゴンミラーの製造方法 - Google Patents

ポリゴンミラー、ポリゴンミラー成形用金型及びポリゴンミラーの製造方法

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JPH03293108A
JPH03293108A JP9514190A JP9514190A JPH03293108A JP H03293108 A JPH03293108 A JP H03293108A JP 9514190 A JP9514190 A JP 9514190A JP 9514190 A JP9514190 A JP 9514190A JP H03293108 A JPH03293108 A JP H03293108A
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JP
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mirror
polygon mirror
molded
cavity
mold
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Pending
Application number
JP9514190A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kashihara
樫原 昌和
Yoshinori Kairiku
海陸 嘉徳
Kazuyuki Matsuda
和幸 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えばレーザプリンタなどに組込まれるポリ
ゴンミラー、ポリゴンミラー成形用金型及びポリゴンミ
ラーの製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、レーザ光などを走査するポリゴンミラーは、例
えばレーザプリンタなどの精密機器に組込まれている。
このようなポリゴンミラーは、通常、アルミニウム合金
の材料を機械切削することにより反射鏡面が作られてい
る。この場合に用いられる加工機としては、例えばカッ
タスピンドルは球面空気静圧スピンドル、切削送りをか
けるX軸には空気静圧案内、1°分割のカーピックカッ
プリングを持った割出しテーブル、切込みや位置決めを
するZ軸に安定したダブル■のすべり案内を使用した超
精密フライス盤が用いられている。
そして、切削工具としてダイヤモンドバイトを用いて、
形状精度0.1μm以下、表面粗さ0.01〜0゜02
μmRmax以下で、反射率90%以上、且つ、平面度
、直角度がそれぞれ0.1μm以下となるように精密切
削される。
しかるに、上記超精密フライス盤は、すこぶる高価であ
ることはもとより、加工時間が長く、ポリゴンミラーの
コスト増を招いていた。このことは、ポリゴンミラーが
組込まれた精密機器本体の価格を上げることになり、低
価格のポリゴンミラーを高能率で製造することができる
手法が求められていた。
そこで、従来、第14図に示すように、ポリゴン、ミラ
ー(^)をプラスチック射出成形により製造する方法が
提案されている。このポリゴンミラー(^)は、射出成
形により正多角形平板状に成形したものである。そして
、このポリゴンミラー(A)の中央部には、金属製の軸
体が嵌挿する貫通孔(B)が設けられている。また、こ
の従来のポリゴンミラー(A)の成形には、第15図に
示すような射出成形金型(C)が用いられている。この
射出成形金型(C)は、固定側型板(D) と、可動側
型板(E)とからなり、これらにより形成されたキャビ
ティー(F)に、スプルー(G)及びフィルムゲート(
H)を介して、溶融樹脂を射出するようになっている。
そして、フィルムゲート(旧は、通常、一方の端縁部の
一部に設けられている。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、このポリゴンミラー(A) は、平板状であ
るので、射出成形時に発生する収縮やヒケにより、ミラ
ー面(J)・・・が変形してしまい、例えばレーザプリ
ンタ用のポリゴンミラー(A)では、前述した要求精度
を満足させることができない。
また、フィルムゲート(旧から射出される溶融樹脂には
、方向性があるので、溶融樹脂が各ミラー面(J)・・
・に充填される時間が異なる結果、各ミラー面(1)・
・・ごとの収縮が異なり、このことが、ポリゴンミラー
(A)の成形精度を低下させていた。
本発明は、上記事情に着目してなされたもので、上記問
題点を解決することのできるポリゴンミラー、ポリゴン
ミラーの製造方法及びポリゴンミラー成形用金型を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明のポリゴンミラーは、プラスチックにより一体成
形された、多面体ミラー面が形成されたミラー部と、こ
のミラー部の両端面に同軸に突設された軸部とからなり
、且つ、ミラー部の端面に凹部を凹設したもので、この
四部が設けられていることにより、射出成形したときに
、必然的に発生する収縮が凹部に集中し、ミラー面の収
縮を最小限に抑止させることができるので、ミラー面の
面精度を高いレベルに維持することができる。
ちなみに、形状精度0.1 μm以下、表面粗さ0,0
1〜0.02μmRm a x以下で、反射率90%以
上、且つ、平面度、直角度がそれぞれ0.1μm以下を
実現することができる。さらに、このポリゴンミラーは
、プラスチックの一体成形により軽量になっていること
はもとより、四部が設けられていることにより、さらに
軽量化が可能となり、回転起動時の特性が向上する。し
たがって、廉価で高性能のポリゴンミラーを得ることが
できる。
一方、本発明のポリゴンミラー成形用金型及びポリゴン
ミラーの製造方法は、ポリゴンミラーを成形するキャビ
ティーに、溶融樹脂を、軸部の一端部もしくはミラー部
の等配位置にて、軸線方向に射出するようにしているの
で、プラスチック射出成形により生産性が著しく向上す
ることばもとより、各ミラー面への溶融樹脂の充填時間
が等しくなり、収縮量が各ミラー面間で均一になる結果
、ポリゴンミラーの成形精度を高めることができる。さ
らに、ゲートの跡が、各ミラー面に現れないので、この
ゲート跡を除去するための後加工が不要になることも、
生産性の向上に寄与する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。
第1図及び第2図は、この実施例のポリゴンミラー(1
)を示している。このポリゴンミラー(1)は、正六角
形をなすミラー部(2)と、このミラー部(2)の両端
面に同軸突設された軸部(3)とからなり、これらミラ
ー部(2)と軸部(3)はプラスチックにより一体成形
されている。このときのプラスチック材料としては、ポ
リスチレン(p s)、アクリル(PMMA) 、ポリ
エチレン(P E)、等の熱可塑性樹脂が好ましい。し
かして、ミラー部(2)は、正六角形をなす本体部(4
)と、この本体部(4)の外周面に被着されたミラー層
(5)と、本体部(4)の両端面に凹設された円環状の
凹部(6)とからなっている。そうして、ミラー層(5
)は、例えば厚さ10〜50μm程度の紫外線硬化樹脂
層(7)と、この紫外線硬化樹脂層(7)上に物理蒸着
された厚さ500人程度のアルミニウム(AI)、金(
Au)、二酸化珪素(S i O2)などからなり反射
率が90%以上のミラー面(8)・・・を形成する蒸着
層(9)とからなっている。また、凹部(6)の径方向
の断面形状は矩形であって、この部分の本体部(4)の
厚さは、ミラー部(2)側よりも、薄くなっている。一
方、軸部(3)の両端部側には、先端側が小径となるテ
ーパーが付けられている。
しかして、上記構成のポリゴンミラー(1)には、凹部
(6)が設けられているので、射出成形したときに、必
然的に発生する収縮がこの凹部(6)に集中し、本体部
(4)のミラー部(2)側の収縮を最小限に抑止させる
ことができるので、ミラー面(8)・・・の面精度を高
いレベルに維持することができる。たとえば、形状精度
0.1μm以下、表面粗さ0.01〜0.02μm R
m a x以下で、反射率90%以上、且つ、平面度、
直角度がそれぞれ0,1μm以下を実現することができ
る。また、軸部(3)に形成されているテーパーにより
、ポリゴンミラー(I)の位置決めを迅速かつ確実に行
うことができる。
さらにまた、このポリゴンミラー(1)は、プラスチッ
クの一体成形により軽量になっていることはもとより、
凹部(6)が設けられていることにより、さらに軽量化
が可能となり、回転起動時の特性が向上する。したがっ
て、廉価で高性能のポリゴンミラー(1)を得ることが
できる。
なお、上記実施例に限ることなく、第3図に示すように
、ポリゴンミラー(1)の軸部(3)の代わりに金属製
のインサート軸(3m)をインサートしてもよい。また
、第4図に示すように、ポリゴンミラー(1)の軸部(
3)の代わりにインサートリング(3n)をインサート
してもよい。また、第5図に示すように、凹部(6)の
径方向の断面形状は、矩形に限ることなく、例えば円弧
状など任意でよい。
さらに、凹部(6)を、第6図に示すように、多重溝と
してもよい。
0 さらに、第7図及び第8図に示すように、四角形のポリ
ゴンミラー(1a)にも、この発明を適用することがで
きる。すなわち、このポリゴンミラー(Ia)は、正四
角形をなしミラー面(8a)・・・を形成するミラー部
(2a)と、このミラー部(2a)の両端面に同軸突設
された軸部(3a)とからなり、これらミラー部(2a
)と軸部(3a)はプラスチックにより一体成形されて
いる。しかして、ミラー部(2a)は、正四角形をなす
本体部(4a)と、この本体部(4a)の外周面に被着
されたミラー層(5a)と、本体部(4a)の両端面に
凹設された円環状の凹部(6a)とからなっている。そ
して、本体部(4a)のコーナ一部は、面取りされてい
る。このポリゴンミラー(1a)も、凹部(6a)が設
けられていることにより、ポリゴンミラー(1)と同様
の効果を奏する。さらにまた、ポリゴンミラーのミラー
面の数は、四つ、六つに制約されることなく、任意に選
択してよい。
つぎに、上記構成のポリゴンミラー(+)を射出成形す
るためのポリゴンミラー成形用金型について述べる。
第9図は、この実施例のポリゴンミラー成形用金型(1
1)を示している。このポリゴンミラー成形用金型11
)は、固定側金型部(12)と、この固定側金型部(1
2)に対して進退自在に設けられた可動側金型部13)
とからなっている。しかして、固定側金型部12)は、
射出成形機の固定部位に取付けられる固定側取付板(目
)と、この固定側取付板(14)に取付けられたランナ
ープレート(15)と、このランナープレート(15)
に取付けられた固定側型板(16)と、固定側取付板(
14)からランナープレート(15)にかけて貫装され
たスプルーブツシュ(17)と、固定側型板(16)の
一方の主面側に設けられ一端部がランナープレート(1
5)に貫装されているスプルーブツシュ(17)に連通
しているピンポイントゲート(18)と、固定側型板(
16)の他方の主面側に一端部がピンポイントゲート(
Ill)に連通ずるように設けられ前記ポリゴンミラー
(1)の軸部(3)の上半分を成形するための第1キヤ
ビテイー(19)と、ランナープレート(15)及び固
定側型板(16)に設けられ冷却水が循環する冷却孔(
20)・・・とからなってい1 2 る。そして、スプルーブツシュ(17)、ピンポイント
ゲート(18)及び第1キヤビテイー(19)は、同軸
的に設けられている。さらに、ピンポイントゲート(1
8)は、一般に、射出成形品の中央にゲートを設けたい
場合に使用される直径が0.4〜1.2mmの横断面丸
形の制限ゲートである。他方、可動側金型部(13)は
、射出成形機の型締機構に取付けられる可動側取付板(
21)と、この可動側取付板(21)に取付けられた可
動側型板(22)と、この可動側型板(22)に設けら
れ前記ポリゴンミラー(1)の第1キヤビテイー(19
)で成形される部分を除いた他の部分を成形するための
第2キヤビテイー(23)と、可動側型板(22)に設
けられ冷却水が循環する冷却孔(24)・・・とからな
っている。そうして、固定側金型部(12)と可動側金
型部(13)とが密着したとき、第1キヤビテイー(1
9)と第2キヤビテイー(23)とによりポリゴンミラ
ー(1)が成形される空間が形成されるようになってい
る。また、第1キヤビテイー(+9)及び第2キヤビテ
イー(23)の軸部(3)成形部位には、奥にいくにつ
れ小径となるテーパがっけられている。このテーパは、
抜きこう配となっている。
つぎに、上記構成のポリゴンミラー成形用金型(11)
を用いたこの実施例のポリゴンミラー(1)の製造方法
について述べる。
まず、射出成形機の型締機構により可動側金型部(13
)を固定側型板(16)に対して密着させる。
つぎに、射出成形機のノズルから、溶融樹脂を、スプル
ーブツシュ(17)及びピンポイントゲート(18)を
経由して、第1キヤビテイー(19)と第2キヤビテイ
ー(23)に射出する。このとき、冷却孔(20)・・
・、  (24)・・・には冷却水を循環させておく。
そして、溶融樹脂の射出後、一定時間、保圧・冷却して
から、型締機構による型締めを解除し、成形体であるポ
リゴンミラー(+)を取り出す。そして、取り出したポ
リゴンミラー(1)の外周面に厚さ10〜50μm程度
の紫外線硬化樹脂層(7)を塗着する。ついで、この紫
外線硬化樹脂層(7)上に、物理蒸着により厚さ500
人程度のアルミニウム(AI)、金(Aυ)、二酸化珪
素(SiO2)などからな3 4 る蒸着層(9)を被着させる。しかして、これら紫外線
硬化樹脂層(7)及び蒸着層(9)は、反射率90%以
上のミラー層(5)となる。
このように、この実施例のポリゴンミラー(1)の製造
方法は、プラスチック射出成形により、成形しているの
で、生産性が著しく向上することはもとより、ピンポイ
ントゲート(17)を介して第1キヤビテイー(18)
と第2キヤビテイー(22)に溶融樹脂を射出するよう
にしているので、各ミラー面(8)・・・への溶融樹脂
の充填時間が等しくなり、収縮量が各ミラー面(8)・
・・間で均一になる結果、ポリゴンミラー(1)の成形
精度を高めることができる。したがって、ミラー面(8
)・・・の面精度を、例えば、形状精度0.1 μm以
下、表面粗さ0.01〜0.02.czmRmax以下
で、反射率90%以上、且つ、平面度、面角度がそれぞ
れ0.1 μm以下というような高いレベルに維持する
ことができる。さらに、ピンポイントゲート(17)の
跡は、ポリゴンミラー(1)の軸部(3)の一端面に現
れるので、このゲート跡を除去するための後加工が不要
になり、それだけ生産性の向上に寄与することができる
つぎに、第10図は、この発明の他の実施例のポリゴン
ミラー成形用金型(31)を示している。
このポリゴンミラー成形用金型(31)は、固定側金型
部(32)と、この固定側金型部(32)に対して進退
自在に設けられた可動側金型部(33)とからなってい
る。しかして、固定側金型部(32)は、射出成形機の
固定部位に取付けられる固定側取付板(34)と、この
固定側取付板(34)に取付けられたランナーブレー)
 (35)と、このランナープレート(35)に取付け
られた固定側型板(36)と、固定側取付板(34)か
らランナープレート(35)にかけて貫装されたスプル
ーブツシュ(37)と、ランナープレート(35)の固
定側型板(36)に密接する部位にその板面に沿って設
けられ且つ一端部がスプルーブツシュ(37)に連通ず
るように設けられた一対のランナー(35aL (35
a)と、固定側型板(36)の一方の主面側に設けられ
一端部がランナー(35a)、 (35g)に連通して
いる一対のピンポイントゲート(38)、 (38) 
と、固定側型板(36)の他方の主面側に設けられ前記
ポリゴン5 ミラー(1a)の軸部(3a)の上半分を成形するため
の第1キヤビテイー(39)と、ランナープレート(3
5)及び固定側型板(36)に設けられ冷却水が循環す
る冷却孔(40)・・・とからなっている。しかして、
ピンポイントゲート(38)、 (38)は、直径が0
,4〜1.2mmの横断面丸形の制限ゲートである。他
方、可動側金型部(33)は、射出成形機の型締機構に
取付けられる可動側取付板(41)と、この可動側取付
板(41)に取付けられた可動側型板(42)と、この
可動側型板(42)に設けられ前記ポリゴンミラー(1
a)の第1キヤビテイー(39)で成形される部分を除
いた他の部分を成形するための第2キヤビテイー(43
)と、可動側型板(42)に設けられ冷却水が循環する
冷却孔(44)・・・とからなっている。そうして、固
定側金型部(12)と可動側金型部(13)とが密着し
たとき、ピンポイントゲート(38)、 (3B)が第
2キヤビテイー (43)の連通ずるようになっている
。このピンポイントゲート(38)、 (38)のポリ
ゴンミラー(1a)への連通位置は、軸部(3a)を対
称中心として、本体部(4a)の一方の端面上の対角線
に沿う左右対称位6 置である。また、第1キヤビテイー(39)及び第2キ
ヤビテイー(43)の軸部(3a)を成形する部位番こ
Cよ、抜き勾配となるテーパがつけられている。
しかして、上記構成のポリゴンミラー成形用金型(31
)を用いてポリゴンミラー(1a)を射出成形した場合
も、上記ポリゴンミラー成形用金型(11)と同様の効
果を奏するが、その他に、一対のピンポイントゲート(
3B)、 (3B)を用いていること番こより、ウェル
ド・ライン(W)が、第11図に示すように、対角線方
向となり、ミラー面(8a)・・・上に現れないので、
ポリゴンミラー(1)の成形精度を高めることができる
なお、上記ポリゴンミラー成形用金型(31)において
、ピンポイントゲートの数及び取付位置は、任意に設定
してよい。たとえば、第12図に示すように、ピンポイ
ントゲート(51)・・・を4個、ポリゴンミラー(1
a)の本体部(4a)に各ミラー面(8a)・・・に直
交し且つ軸部(3a)を通る一対の直線に沿って等配し
て設けても良い。この場合、一対のウェルド・ライン(
Wl)、 (W2)が現出するが、これらつエフ ルド・ライン(WIG、 (lr2)は、すべて本体部
(4a)の対角線方向となり、ミラー面(8a)・・・
上に出ないので、ポリゴンミラー(1)の成形精度を高
めることができる利点を有する。
さらに、第13図は、この発明の他の実施例のポリゴン
ミラー成形用金型(61)を示している。
このポリゴンミラー成形用金型61)は、固定側金型部
(62)と、この固定側金型部12)に対して進退自在
に設けられた可動側金型部63)とからなっている。し
かして、固定側金型部62)は、射出成形機の固定部位
に取付けられる固定側取付板(6イ)と、この固定側取
付板(64)に取付けられた固定側型板(66)と、固
定側取付板(14)から固定側型板(66)にかけて貫
装され前記ポリゴンミラー(1)の軸部(3)の上半分
を成形するだめの第1キヤビテイー(67)を形成する
スプルーブツシュ(68)とからなっている。他方、可
動側金型部(63)は、射出成形機の型締機構に取付け
られる可動側取付板(71)と、この可動側取付板(7
1)に取付けられた可動側型板(72)と、この可動側
型板(72)に設けられ前記ポリゴンミラー(1)の第
1キヤビテイー(67)で成形される部分を除いた他の
部分を成形するための第2キヤビテイー(73)とから
なっている。そうして、固定側金型部(12)と可動側
金型部(13)とが密着したとき、第1キヤビテイー(
19)と第2キヤビテイー(73)とによりポリゴンミ
ラー(1)が成形される空間が形成されるようになって
いる。しかして、この実施例のスプルーブツシュ(68
)は、第1−キャビティー(67)及び第2キヤビテイ
ー(73)に対して同軸に設けられ、且つ、このスプル
ーブツシュ(68)は、ダイレクトゲート(スプルーゲ
ート)をなし、溶融樹脂は、ランナー及びゲートを介す
ることなく、直接、第1キヤビテイー(67)及び第2
キヤビテイー(73)に充填されるようになっている。
この実施例のポリゴンミラー成形用金型(61)は、ダ
イレクトゲート方式を採用し、このダイレクトゲートに
て成形されたプラスチック部位を、ポリゴンミラー(1
)の軸部(3)として兼用するようにしているので、各
ミラー面(8)・・・への溶融樹脂の充填時間が等しく
なり、収縮量が各ミラー面9 0 (8)・・・間で均一になる結果、ポリゴンミラー(1
)の成形精度を高めることができる。
U発明の効果コ 本発明のポリゴンミラーは、プラスチックにより一体成
形された、多面体ミラー面が形成されたミラー部と、こ
のミラー部の両端面に同軸に突設された軸部とからなり
、且つ1、ミラー部の端面に凹部を凹設したもので、こ
の四部が設けられていることにより、射出成形したとき
に、必然的に発生する収縮がこの四部に集中し、ミラー
面の収縮を最小限に抑止させることができるので、ミラ
ー面の面積度を高いレベルに維持することができる。ち
なみに、形状精度11μm以下、表面粗さ[1,01〜
0.02μmRm a x以下で、反射率90%以上、
且つ、平面度、面角度がそれぞれ0.1 μm以下を実
現することができる。さらに、このポリゴンミラーは、
プラスチックの一体成形により軽量になっていることは
もとより、凹部が設けられていることにより、さらに軽
量化が可能となり、回転起動時の特性が向上する。した
がって、廉価で高性能のポリゴンミラーを得ることがで
きる。
一方、本発明のポリゴンミラー成形用金型及びポリゴン
ミラーの製造方法は、ポリゴンミラーを成形するキャビ
ティーに、溶融樹脂を、軸部の一端部もしくはミラー部
の等配位置にて、軸線方向に射出するようにしているの
で、プラスチック射出成形により生産性が著しく向上す
ることはもとより、各ミラー面への溶融樹脂の充填時間
が等しくなり、収縮量が各ミラー面間で均一になる結果
、ポリゴンミラーの成形精度を高めることができる。さ
らに、ゲートの跡が、各ミラー面に現れないので、この
ゲート跡を除去するための後加工が不要になることも、
生産性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のポリゴンミラーの平面図、
第2図は同じく第1−図のn−n線に沿う矢視断面図、
第3図乃至第6図は本発明の一実施例のポリゴンミラー
の変形例の説明図、第7図は本発明の他の実施例のポリ
ゴンミラーの平面図、第8図は同じく第7図の■−■線
に沿う矢視断面1 2 図、第9図は本発明の一実施例のポリゴンミラーの製造
方法に用いられるポリゴンミラー成形用金型の構成図、
第10図乃至第13図は同じく他の実施例の説明図、第
14図及び第15図は従来技術の説明図である。 (1):ポリゴンミラー、  (2)  :ミラー部。 (3):軸部、  (6)  :凹部、  (8)  
:ミラー面。 (3a) :テーパ一部、(11):ポリゴンミラー成
形用金型、(12):固定側金型部、(13):可動側
金型部。 (+7)ニスブルーブツシュ、(18):ピンポイント
ゲート、(19):第1キヤビテイー、(23):第2
キヤビテイー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多面体ミラー面が形成されたミラー部と、このミ
    ラー部の両端面に同軸に突設された軸部とを具備し、上
    記ミラー部の端面に凹部が設けられていることを特徴と
    するポリゴンミラー。
  2. (2)ミラー部と軸部とは、プラスチックにより一体成
    形されてなることを特徴とする請求項(1)記載のポリ
    ゴンミラー。
  3. (3)軸部にはテーパが設けられていることを特徴とす
    る請求項(1)記載のポリゴンミラー。
  4. (4)多面体ミラー面が形成されたミラー部と、このミ
    ラー部の両端面に同軸に突設された軸部とを具備し、且
    つ、上記ミラー部と上記軸部とがプラスチックにより一
    体成形されてなるポリゴンミラーを成形するポリゴンミ
    ラー成形用金型において、固定側金型部と、この固定側
    金型部に対して接離自在に設けられた可動側金型部と、
    これら固定側金型部及び可動側金型部により形成され上
    記ポリゴンミラーが成形されるキャビティーと、このキ
    ャビティーの上記軸部を成形する部位の端部若しくは上
    記キャビティーの上記ミラー部を成形する部位の端面上
    の複数の等配位置にて上記キャビティーの軸方向に溶融
    樹脂を射出させる溶融樹脂案内手段とを具備することを
    特徴とするポリゴンミラー成形用金型。
  5. (5)溶融樹脂案内手段は、ピンポイントゲートである
    ことを特徴とする請求項(4)記載のポリゴンミラー成
    形用金型。
  6. (6)溶融樹脂案内手段は、ダイレクトゲートをなすス
    プルーブッシュであり、このスプルーブッシュは、ポリ
    ゴンミラーの軸部を成形するキャビティー部位の端部に
    連設されていることを特徴とする請求項(4)記載のポ
    リゴンミラー成形用金型。
  7. (7)多面体ミラー面が形成されたミラー部と、このミ
    ラー部の両端面に同軸に突設された軸部とを具備し、且
    つ、上記ミラー部と上記軸部とは、プラスチックにより
    一体成形されてなるポリゴンミラーの製造方法において
    、固定側金型部とこの固定側金型部に対して接離自在に
    設けられた可動側金型部とにより形成され上記ポリゴン
    ミラーが成形されるキャビティーに上記ポリゴンミラー
    の軸部を成形する部位の端部若しくは上記ポリゴンミラ
    ーのミラー部を成形する部位の端面上の複数の等配位置
    にて上記キャビティーの軸方向に溶融樹脂を射出させる
    第1工程と、この第1工程にて射出成形された成形体の
    外周面に反射膜を被着させ上記多面体ミラー面を形成す
    る第2工程とを具備することを特徴とするポリゴンミラ
    ーの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015072A (ja) * 2001-07-05 2003-01-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転多面鏡
KR100746341B1 (ko) * 2006-04-05 2007-08-03 한국광기술원 광반사각 미소변위 제어를 위해 반사표면에 박막 코팅된회전다면경
WO2021240977A1 (ja) * 2020-05-29 2021-12-02 キヤノン株式会社 ポリゴンミラー、光偏向器、光走査装置、画像形成装置、金型、及び樹脂体の製造方法

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