JPS59208160A - 内燃エンジンの点火時期制御方法 - Google Patents
内燃エンジンの点火時期制御方法Info
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- JPS59208160A JPS59208160A JP58083415A JP8341583A JPS59208160A JP S59208160 A JPS59208160 A JP S59208160A JP 58083415 A JP58083415 A JP 58083415A JP 8341583 A JP8341583 A JP 8341583A JP S59208160 A JPS59208160 A JP S59208160A
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- ignition
- signal
- stage
- output
- engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/155—Analogue data processing
- F02P5/1558—Analogue data processing with special measures for starting
-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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- Signal Processing (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は内燃エンジンの電子式点火時期制御方法に関し
、特に、クランク角をクランク軸回転角度信号と基準信
号とにより算出し、算出されたクランク角に基いて点火
時期を制御する電子式点火時期制御方法に関する。 一般に電子式点火時期制御方法では、内燃エンジンの点
火角度はエンジンの吸気管内絶対圧とエンジン回転数に
基いて算出され、クランク角がこの点火角度になったと
きに点火装置を作動させるようになっている。このため
、エンジンにはクランク軸の回転角を検出する回転角検
出器が配設されており、この回転角検出器はクランク軸
の所定角例えば上死点を表わす基準信号(第1の信号)
と、この上死点からの回転角を表わすクランク軸回転角
度信号(第2の信号)とを検出し、これらの両信号に基
いて演算装置でクランク角を算出する。 エンジン回転数が安定で且つ上記演算装置が正常に作動
する場合には、基準信号とクランク軸回転角信号とによ
り算出された前記クランク角と実際のクランク軸の回転
角とが精度よく一致するが、エンジンのクランキング時
等のエンジンの回転数が低く不安定な場合や、又は演算
装置に供給する電圧が規定電圧以下となり、当該演算装
置が正常に作動し得ない場合等には、演算されたクラン
ク角と実際のクランク角とが対応しなくなり、従って演
算されたクランク角に基いて点火がなされるとミスファ
イヤ等を起こしエンジンの運転が不安定になる。 本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、クランキン
グ時や電源電圧が低くなった時等にも点火を正確に行な
ってミスファイヤ等を回避し、エンジンの安定な運転を
確保することを目的とする。 この目的を達成するため本発明では、エンジンの運転状
態に応じて点火角度を演算し、クランク軸の特定の回転
角度位置毎に発生する第1の信号と該第1の信号間の所
定のクランク角を表わす第2の信号と前記点火角度とに
基いて点火装置の制御を行なう電子式点火時期制御方法
において、エンジン回転数及び/又は前記点火角度を演
算する演算装置の電源電圧を検出し、前記エンジン回転
数が所定回5数以下ヌは前記電源電圧が所定電圧以下の
ときには前記第1の信号のみにより前記点火装置の制御
を行なう電子式点火時期制御方法を提供するものである
。 尚、前記第1の信号のみで点火制御を行う場合は演算装
置(CP U)を介することなく一般のCM OS回路
等で行う為、CPUが正常動作できない3■位の電圧で
も正常に作動させ得るため、電圧降下時でも制御可能で
ある。 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図は本発明による電子式点火時期制御方法の制御プ
ログラムのフローチャートである。 本プログラムは内燃エンジンを始動するためにイグニシ
ョンスイッチが投入されると読み出され。 先ず、全てのメモリ、カウンタ等が初期化(イニシャラ
イズ)され(ステップ1)、次にエンジン回転数Neが
所定回転数例えば300rprnより大きいか否かが判
別される(ステップ2)。この判別結果が否定(No)
の場合即ちエンジン回転数Neが300rpm迄達して
いない場合はステップ3に進み、後述する切換回路30
(第4図)を切換えてToI信号(基準信号)により点
火時期を制御し、その後再びステップ2における判別が
実行される。ここで、エンジン回転数NeはT2゜信号
(クランク軸回転角信号)のパルス周期から演算される
。 ステップ2の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ちエ
ンジン回転数Neが300rpm以上の場合にはステッ
プ4に進み、現在のステージがステージ1であるか否か
が判別される。ステージ1とは、To。、信号(第5図
(C))が発生した後火のT。、I信号が発生するまで
の間に等間隔で所定数例えば6個発生するT2.信号に
、第5図(b)に示すように順次1,2,3,4,5.
6と付番したとき、最初の1番目の信号の立下りから次
の2番目の信号の立下りまでの期間をいう。即ち、各1
゛2I信号間はクランク軸の30度の回転角を示し、1
番目の信号の立下りの時点を各気筒の上死点とした場合
、ステージ1は各気筒における上死点から30度の回転
区間をいう。ステージ2とは2番目の信号の立下りから
3番目の信号の立下りまでをいう。以下同様にしてステ
ージ3,4゜5.6とする。 ステップ4の判別結果が否定(No)の場合。 即ち、現在のステージがステージ2,3,4.5又は6
の場合には、後述する割込処理が実行される。 ステップ4の判別結果が肯定(Yes)の場合。 即ち現在のステージがステージ1である場合には、エン
ジンの吸気管内の絶対圧を検出する絶対圧センサからの
出力信号(PB値)を読み込み(ステップ5)、次にT
24信号のパルス周期の平均値からエンジン回転数の平
均値N、eavを算出しくステップ6)、ステップ7に
進む。 ステップ7ではエンジン回転数Neが所定回転数例えば
20Orpmより大きいか否かが判別される。ステップ
2でエンジン回転数Neが30Orpmより大きいか否
かを判別した後に再びステンプ7でエンジン回転数Ne
の大きさを判別するのは、クランキング中はエンジン回
転数Neが非常に不安定であり切替Ne値に一定のヒス
テリシス幅を持たせる必要があるからである。このステ
ップ7の判別結果が否定(NO)の場合、即ちエンジン
回転数!4eが低下して200rprn以下にいった場
合にはステップ3に進みTo4信号により点火時期を制
御し2判別結果が肯定(’/es)の場合には次のステ
ップ8に進む6 ステップ8では、中央演算処理装置(以下[CPUJと
いう)等を作動させる電源電圧例えばバッテリの出力電
圧VBが所定電圧Vso(例えば7V)より小さいか否
かが判別される。CPUは通常5v以下ではその正常な
作動が保証さ九ないために、 CP[iが確実に作動す
る所定の電圧VBo(約7V)とバッテリ出力電圧VB
とを比較判別する。 ステップ8の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ちC
PUに印加されるバッテリ電圧Vsが所定電圧V e
o以下の場合にはステップ3に進み、To。。 信号により点火時期が制御される、判別結果が否定(N
o)の場合には点火時期の制御をCPUの出力信号で行
なうため後述する切替回路30(第3図)をCPU側に
切替え(ステップ9)0次にステップ10に進み点火角
度θigを算出する2即ち点火角度θigの算出はステ
ップ1からステップ10で示す主制御プログラムにおい
てステージ1の期間になされる。 点火角度θigは1例えば次に示すように演算される。 先ず、ステップ5で読み込んだPBx値が例えばP 、
B e < P B x < P B qであり、ステ
ップ6で算出したNeavy値がN Q6 < N c
avy < N e Qであった場合には、第1表に、
;;ずJうFニノモリ
、特に、クランク角をクランク軸回転角度信号と基準信
号とにより算出し、算出されたクランク角に基いて点火
時期を制御する電子式点火時期制御方法に関する。 一般に電子式点火時期制御方法では、内燃エンジンの点
火角度はエンジンの吸気管内絶対圧とエンジン回転数に
基いて算出され、クランク角がこの点火角度になったと
きに点火装置を作動させるようになっている。このため
、エンジンにはクランク軸の回転角を検出する回転角検
出器が配設されており、この回転角検出器はクランク軸
の所定角例えば上死点を表わす基準信号(第1の信号)
と、この上死点からの回転角を表わすクランク軸回転角
度信号(第2の信号)とを検出し、これらの両信号に基
いて演算装置でクランク角を算出する。 エンジン回転数が安定で且つ上記演算装置が正常に作動
する場合には、基準信号とクランク軸回転角信号とによ
り算出された前記クランク角と実際のクランク軸の回転
角とが精度よく一致するが、エンジンのクランキング時
等のエンジンの回転数が低く不安定な場合や、又は演算
装置に供給する電圧が規定電圧以下となり、当該演算装
置が正常に作動し得ない場合等には、演算されたクラン
ク角と実際のクランク角とが対応しなくなり、従って演
算されたクランク角に基いて点火がなされるとミスファ
イヤ等を起こしエンジンの運転が不安定になる。 本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、クランキン
グ時や電源電圧が低くなった時等にも点火を正確に行な
ってミスファイヤ等を回避し、エンジンの安定な運転を
確保することを目的とする。 この目的を達成するため本発明では、エンジンの運転状
態に応じて点火角度を演算し、クランク軸の特定の回転
角度位置毎に発生する第1の信号と該第1の信号間の所
定のクランク角を表わす第2の信号と前記点火角度とに
基いて点火装置の制御を行なう電子式点火時期制御方法
において、エンジン回転数及び/又は前記点火角度を演
算する演算装置の電源電圧を検出し、前記エンジン回転
数が所定回5数以下ヌは前記電源電圧が所定電圧以下の
ときには前記第1の信号のみにより前記点火装置の制御
を行なう電子式点火時期制御方法を提供するものである
。 尚、前記第1の信号のみで点火制御を行う場合は演算装
置(CP U)を介することなく一般のCM OS回路
等で行う為、CPUが正常動作できない3■位の電圧で
も正常に作動させ得るため、電圧降下時でも制御可能で
ある。 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図は本発明による電子式点火時期制御方法の制御プ
ログラムのフローチャートである。 本プログラムは内燃エンジンを始動するためにイグニシ
ョンスイッチが投入されると読み出され。 先ず、全てのメモリ、カウンタ等が初期化(イニシャラ
イズ)され(ステップ1)、次にエンジン回転数Neが
所定回転数例えば300rprnより大きいか否かが判
別される(ステップ2)。この判別結果が否定(No)
の場合即ちエンジン回転数Neが300rpm迄達して
いない場合はステップ3に進み、後述する切換回路30
(第4図)を切換えてToI信号(基準信号)により点
火時期を制御し、その後再びステップ2における判別が
実行される。ここで、エンジン回転数NeはT2゜信号
(クランク軸回転角信号)のパルス周期から演算される
。 ステップ2の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ちエ
ンジン回転数Neが300rpm以上の場合にはステッ
プ4に進み、現在のステージがステージ1であるか否か
が判別される。ステージ1とは、To。、信号(第5図
(C))が発生した後火のT。、I信号が発生するまで
の間に等間隔で所定数例えば6個発生するT2.信号に
、第5図(b)に示すように順次1,2,3,4,5.
6と付番したとき、最初の1番目の信号の立下りから次
の2番目の信号の立下りまでの期間をいう。即ち、各1
゛2I信号間はクランク軸の30度の回転角を示し、1
番目の信号の立下りの時点を各気筒の上死点とした場合
、ステージ1は各気筒における上死点から30度の回転
区間をいう。ステージ2とは2番目の信号の立下りから
3番目の信号の立下りまでをいう。以下同様にしてステ
ージ3,4゜5.6とする。 ステップ4の判別結果が否定(No)の場合。 即ち、現在のステージがステージ2,3,4.5又は6
の場合には、後述する割込処理が実行される。 ステップ4の判別結果が肯定(Yes)の場合。 即ち現在のステージがステージ1である場合には、エン
ジンの吸気管内の絶対圧を検出する絶対圧センサからの
出力信号(PB値)を読み込み(ステップ5)、次にT
24信号のパルス周期の平均値からエンジン回転数の平
均値N、eavを算出しくステップ6)、ステップ7に
進む。 ステップ7ではエンジン回転数Neが所定回転数例えば
20Orpmより大きいか否かが判別される。ステップ
2でエンジン回転数Neが30Orpmより大きいか否
かを判別した後に再びステンプ7でエンジン回転数Ne
の大きさを判別するのは、クランキング中はエンジン回
転数Neが非常に不安定であり切替Ne値に一定のヒス
テリシス幅を持たせる必要があるからである。このステ
ップ7の判別結果が否定(NO)の場合、即ちエンジン
回転数!4eが低下して200rprn以下にいった場
合にはステップ3に進みTo4信号により点火時期を制
御し2判別結果が肯定(’/es)の場合には次のステ
ップ8に進む6 ステップ8では、中央演算処理装置(以下[CPUJと
いう)等を作動させる電源電圧例えばバッテリの出力電
圧VBが所定電圧Vso(例えば7V)より小さいか否
かが判別される。CPUは通常5v以下ではその正常な
作動が保証さ九ないために、 CP[iが確実に作動す
る所定の電圧VBo(約7V)とバッテリ出力電圧VB
とを比較判別する。 ステップ8の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ちC
PUに印加されるバッテリ電圧Vsが所定電圧V e
o以下の場合にはステップ3に進み、To。。 信号により点火時期が制御される、判別結果が否定(N
o)の場合には点火時期の制御をCPUの出力信号で行
なうため後述する切替回路30(第3図)をCPU側に
切替え(ステップ9)0次にステップ10に進み点火角
度θigを算出する2即ち点火角度θigの算出はステ
ップ1からステップ10で示す主制御プログラムにおい
てステージ1の期間になされる。 点火角度θigは1例えば次に示すように演算される。 先ず、ステップ5で読み込んだPBx値が例えばP 、
B e < P B x < P B qであり、ステ
ップ6で算出したNeavy値がN Q6 < N c
avy < N e Qであった場合には、第1表に、
;;ずJうFニノモリ
【−予めマツプ値として記憶され
て(t71値から0 (+ e +089、θ1lIl
+ OQQを読み出す。 萬 1表 次に、次式(1)及び(2)により。1及びθ2を夫々
求める。 ・・・・・・(1) そして、このθ1.θ2の値により。1gを次式(3)
により求める。 尚、点火角度o1gはPB値、N e a v値の他に
、他の値に例えばエンジン冷却水温等パラメータとして
決定してもよい。 ステップ10で点火角度θigが算出されると、更にス
テップ4に戻る。 本プログラムではさらに、主制御プログラムのステップ
4の実行処理の前にT24信号がCPUに供給されると
割込処理プログラムが実行される。 この割込処理プログラムは各T24信号の立下る毎に読
み出され、先ずステージカウンタの値を1だけ増加する
(ステップ]1)。このステージカウンタはTo、信号
がCPUに供給されるとリセットさh (リセット時と
ステージカウンタの内容が6の時は同一とみなして処理
)雰になり、割込処理プログラムが読み出される毎に値
1が加算される。即ち、ステージカウンタの内容が1の
ときは現在のステージがステージ1であり、ステージカ
ウンタの内容が2のときはステージ2を示す。 以下同様にステージカウンタの内容が3 + 4 g
5 g6のときは夫′々現在のステージがステージ3,
4゜5.6であることを示す。 次にステップ12に進みステージカウンタの内容が6で
あるか否かを判別し、この判別結果が否定(No)の場
合には次のステップ13に進む。 ステップ13ではステージカウンタの内容が1であるか
否かを判別し、この判別結果が否定(NO)の場合には
次のステップ14に進む。 ステップ14ではステージカウンタの内容が3であるか
否かが判別され、判別結果が肯定(、Y e s )の
場合にはステップ15に進む。ステップ15ではステッ
プ10で演算した点火角度θigが30度より大きいか
否かが判別され、判別結果が肯定(Yes)の場合、即
ち点火角度θigが30度より大きい場合には、点火角
度Bigから30度を減じた値を新たな点火角度θig
として設定する(ステップ16)と共に点火ゾーンとし
てステージ5を指定しくステップ17)、この割込処理
プログラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。 ステップ15の判別結果が否定(NO)の場合、即ち、
点火角度θigが30度以下の場合には点火ゾーンとし
てステージ6を指定しくステップ18)、この割込処理
プログラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。 ステップ14の判別結果が否定(NO)の場合にはステ
ップ19に進み、ステージカウンタの内容が4であるか
否かが判別される。この判別結果が肯定(Yes)の場
合にはステップ20に進み、点火ゾーンがステージ6で
あるか否かが判別される。ステップ20の判別結果が否
定(No)の場合に、即ち点火ゾーンがステージ5であ
る場合にはステップ16で設定した点火角度e1gに対
応した値を点火カウンタに設定する(ステップ21)。 ステップ21で実行処理される点火カウンタの設定方法
の詳細を第2図に示すフローチャートにより説明する。 ステップ211では第5図に示す前回の点火のステージ
3の時間T3”とステージ5の時間1′5′との時間比
γ=T5′/T3′を演算する。そして次にステップ2
12に進み点火ゾーンとするステージ5の時間T5を演
算する。この時間T、は点火前に計測することができな
い。そこで先ず、ステージ5以前のステージ、本実施例
では2つ前のステージ3の時間′1゛3を計測する。次
に、短時間内においてはエンジン回転数の変化即ち前回
点火時における各ステージ1〜6の時間T1 ′〜T6
′の変化と今回点火時における各ステージ1〜6の時間
′r電〜T6の変化の変化率を一定とみなし、ステージ
3の時間T3に前記時間比γを乗じた値T 5 x=
T 3 Xγ=T3 X (T5 ’/Ta Iを求め
、この値T5xをステージ5の時間T5とする。 次にステップ213に進みステップ1oで演算した点火
角度θigに対応する値T jg 5を求めこの値Ti
g5を点火カウンタに設定する(ステップ2j4)。点
火角度O1gが例えばTDC前4前庭0度置である場合
、このT i g 5値はステージ5の開始位置(TD
C前60度)からTDC前4前庭0度置迄即ち20度の
時間に対応する値(第7図)である。このT i g
5値はステージ5の時間T5 (クランク軸の30度の
回転角に相当する)を補間演算例えば比例言4算して求
める。例えば上記の例では プ212で算出したT5xを使用する。 点火カウンタにT i g 5値を設定すると第1図の
ステップ22に進み、点火コイルの非通電時間を決定し
、この非通電時間に対応する値を非通電カウンタに設定
してこの割込処理プログラムの実行を終了し主制御プロ
グラムに戻る。非通電時間とは点火が行なわれた後、即
ち点火コイルの一次側コイルへの通電が遮断された後つ
ぎの点火のために通電を開始するまでの時間である。通
電時間は点火エネルギが略一定となるように略一定時間
例えば4〜5msに設定され、エンジン回転数Ncが上
昇すると連続する前後の点火に要する通電時間がオーバ
ーラツプしてしまい、点火即ち電流の遮断が行なわれな
くなる。従って、非通電時間を確保し点火が確実に行な
われるようにするために非通電時間が所定時間例えば1
.5ms以下になったときは非通電時間を1.5msに
設定する。エンシン回転数か」二昇した場合、通電時間
が短くなってい行くことは勿論である。 ステップ200判別結果が肯定(Yes)の場合、即ち
点火ゾーンがステージ6である場合には、ステップ22
に進んで非通電時間を設定した後この割込処理プログラ
ムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。 ステップ19の判別結果が否定(No)の場合にはステ
ップ23に進み、ステージカウンタの内容か5であるか
否かが判別される。この判別結果が否定(NO)の場合
、即ち現在のステージがステージ2であれば割込処理プ
ログラムの実行を終了して主制御プログラムに戻る。こ
九は、本実施例ではステージ2の期間があき時間となっ
ているためであり、必要があればステージ2の期間中に
他の演算処理をさせるようにしてもよい。 ステップ23の判別結果が肯定(Yes)の場合にはス
テップ24に進み点火ゾーンがステージ6であるか否か
が判別される。この判別結果が肯定(Yes)の場合に
はステップ10で演算した点火角度+Jigに対応した
値を点火カウンタに設定しくステップ25)、割込処理
プログラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。こ
のステップ25の実行処理は前述したステップ21にお
ける点火カウンタ値の設定と同mに第2図のフローチャ
ートに括孤書で示すステップの番号に沿って行なう。た
だし、ステップ25は点火角度θigが30度以下のと
きに実行される処理であり、このどきTtgq値(第7
図)はステージ6の開始時点から計数される値である。 ステップ24の判別結果が否定(NO)の場合。 即ち現在のステージがステージ5であり点火ゾーンがス
テージ5である場合にはステップ26に進み、点火カウ
ンタをスタートさせこの割込処理プログラムの実行を終
了し主制御プログラムに戻る。 点火カウンタはダウンカウンタで点火は当該点火カウン
タに設定されている値が減算カラン1〜され零になった
とき行なわれる。このとさ、点火カウンタの内容はステ
ップ21設定された値T : g5となっており1点火
はステージ5で行なわれる。 点火カウンタが零になると前述した非通電カウンタガス
タートし、非通電カウンタの値が零になるまでの間は点
火コイルへの通電は禁止される。 ステップ12の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ち
現在のステージがステージ6である場合には、次にステ
ップ27に進み点火ゾーンがステージ5であるか否かが
判別される。この判別結果が否定(No)の場合、即ち
点火ゾーンがステージ6である場合にはステップ26に
進んで点火カウンタをスタートさせ、この割込処理プロ
グラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。このと
き点火カウンタの内容はステップ25で設定されたT
i g 6となっており1点火はステージ6で行なわれ
る。 ステップ27の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ち
現在のステージがステージ6であるしこも拘らず、点火
ゾーンがステージ5である場合番;はステージ28に進
み、点火カウンタをリセットする。これは、ステージ3
の時間T3を使用しステップ21において算出した74
g5値による点火時点が、例えば第8図(a)に示す位
置Fであった場合には、このTig値基0て点火カウン
タカス設定された後にエンジンが急激に加速さオt15
点火カウンタが減算カウントされて零になる以前へ第8
図(b)に示すようにステージ6番こ入ること力1ある
。このようなときは、本来ステージ5で、傾火されるべ
きところがステージ6或は以後しこ点火されることにな
り、点火が大幅に遅れてしまう。そこで斯かる場合には
ステップ28で点火カウンタをリセットして零にし強制
的に点火を行なう、即ち第5図(b)に示すように、T
2.、信号の6番目の信号の立下り時点(TDC:前3
0度)の■寺1点で点火を行なう。 ステップ13の判別結果が肯定(’Yes)の場合には
、ステップ28と同様に点火カウンタを1ノセツトしく
ステップ29)9強制的L′0一点火させる。 即ち点火ゾーンがステージ6であるとき1二前述と同様
にエンジンが急加速され、ステージ1番こなっても点火
がなされない場合にTDCの時点で6fl、 flii
的に点火を行ない点火時期の遅れを防止する。 第3図は第1図で説明した制御方法で制御される電子式
点火時期制御装置の全体を説明するブロック図である。 第3図において、CPUを具備する電子コントロールユ
ニット(以下rECUJという)20には、前記CPU
等を作動させるための電源例えばバッテリ(図示せず)
の出力電圧Vnを検出する電源電圧検出器21からの出
力信号、内燃エンジンの吸気管(図示せず)に配設され
た吸気管内絶対圧センサ22からの出力信号、クランク
軸の各気筒(例えば4気筒)の上死点近傍位置を検出す
る回転角度検出器23からのT。4信号(第5図(C)
)、及びクランク軸の所定の回転角を逐次検出する回転
角検出器24からのT24信号(第5図(b))が夫々
入力される。そして、ECU20はこの4つの入力信号
に基いて点火コイル26の一次側に接続される点火回路
25に点火制御信号を出力し、点火コイル26の一次側
コイルに通電する電流を制御して所定の点火時期に点火
コイル26の二次側コイルに高電圧を発生させる。この
点火コイル26の二次側コイルに発生する高電圧は分配
器27によって各気筒のスパークプラグ28に分配電さ
れる。 第4図は第3図に示すECU20の内部構成を示すブロ
ック図である。 ECU20の波形整形回路201の入力端子は回転角検
出器23の出力端子に、出力端子はCPU202の入力
端子202aに接続され、波形整形回路203の入力端
子は回転角検出器24の出力端子に、出力端子はCPU
202の入力端子202bに接続される。 レベル修正回路204の各入力端子は電源電圧検出器2
1及び吸気管内絶対圧センサ22の各出力端子に接続さ
れ、レベル修正回路204の各出力端子はアナログ−デ
ジタルコンバータ(以下rA/Dコン八−タコータう)
2o5の各入力端子に接続され、A/Dコンバータ20
5の出力端子はCPt、T2O2の入力端子202cに
接続さhる。そして、A / D ml ンバータ20
5はCP U202ノ出力端子202dに接続され、A
/Dコンバータ205かCPU202の入力端子202
cに供給する電源電圧信号とP Bセンサ信号とが該
出力端子202 dがらプログラムに基いて出方される
信号により切替えられる。 ECU20に内蔵された切替回路3oは、D型フリップ
フロップ回路301,302、インバータ303、オア
回路304,305,306及びナンド回!8307か
ら成り、D型フリッププロップ回路301の入力端子り
は電源接続端子206に、クロック入力端子CKは波形
整形回路203の出力端子に、リセット端子Rはオア回
路304の出力端子に、出力端子口はD型フリッププロ
ップ回路302のクロック入力端子CKに夫々接続され
る。 D型フリップフロップ回路302の入力端子りはCPU
202の制御信号出力端子202eに、リセット端子R
はリセット信号入力端子207に。 出力端子Qはインバータ303の入力端子に夫々接続さ
れる。オア回路304の一方入力端子は波形整形口vf
5201の出力端子に、他方入力端子はリセット信号入
力端子207に夫々接続される。 オア回路305の一方入力端子はCPU202の点火時
期制御信号出力端子202fに、他方入力端子はインバ
〜り303の入力端子に夫々接続さ九る。オア回路30
6の一方入力端子はインバータ303の出力端子に、他
方入力端子はタイマ回路40のアンド回路41の出力端
子41cに夫々接続さオする。これらのオア回路305
及び30Bの各出力端子はナンド回路307の各入力端
子に接続され、ナンド回路307の出力端子は点火回路
25(第3図)の入力端子に接続される。 タイマ回路40のアンド回路41の一方入力端子41a
は波形塾成回路201の出力端子に接続されると共に抵
抗R1を介して接地され、他方入力端子41bはインバ
ータ42の出力端子に接続されている。インバータ42
の入力端子はコンデンサCIを介して接続されると共に
、抵抗R2を介して端子41aに接続される。さらに、
インバータ42の入力端子はダイオードDJの7ノード
に接続され、ダイオードDIのカソードは低抗R3を介
して端子4]aに接続される。 次に第4図に示す電子式点火時期制御装置の作動を第1
図のフローチャー1−及び第5図乃至第8図のタイミン
グチャー1〜を参照しながら説明する。 イグニッションスイッチか投入されるとECU20が初
期化されると共にエンジンが始動され、図示しないクラ
ンク軸か回転する。クランク軸の回転に伴ない回転角検
出器23から各気筒の上死点近傍位置を示すTo4信号
(第5図(C))が出力され、波形整形回路201で波
形整形された後オア回路304の入力端子、CPU20
2の入力端子202a及びタイマ回路40に供給される
。 また、回転角検出器24からは前記クランク軸の所定の
回転角度毎にクランク角を表すT24信号(第5図(b
))が出力され、線形整形回路203で波形整形された
後CPU202の入力端子202bとD型フリップフロ
ップ回路301のタロツク入力端子CKに供給される。 電源電圧検出器21及び吸気管内絶対圧センサ22の各
出力信号はレベル修正回路204でレベル修正された後
A/Dコンバータ205により対応するデジタル信号に
変換され、CPU202の入力端子202cに供給され
る。 CPU202は、入力端子202bに入力したGT24
信号のパルス周期をクロックパルスでカウントし、この
カウントした値からエンジン回転数Neを逐次算出する
。また、1番目から6番目までの各T24信号に基いて
算出されたエンジン回転数Neからエンジン回転数の平
均値Neavを算出する(第1図のステップ6)。さら
に、CPU202は入力端子202dに入力した吸気管
内絶対圧PBに対応する信号と上記エンジン回転数の平
均値Neaνから点火角度O1gを算出する(第1図の
ステップ10)。そして、算出した点火角度OigとT
o4信号及びT2,1信号に基き点火時期を演算し、こ
の演算結果に基く点火時期制御信号(第5図(g))を
出力端子202fから出力する。 また、CPU202はエンジン回転数Neか所定回転数
例えば300rpmより大きいか否かの比較判別を行な
い(第1図のステップ2)、この判別結果が肯定(N
e>300 r pm)の場合には出力端子202eの
出力電圧をハイレベルにし、否定(Nc≦30Orpm
)の場合には、この出力電圧をローレベルにする。さら
に、CPU202はバッテリの出力電圧VRを電源電圧
検出器21から読み込み、このバッテリ電圧v8が所定
電圧Va。 より小さいか否かの比較判別を行ない(第1図のステッ
プ8)、この判別結果が否定(V[l≧VBQ)の場合
には出力端子202eの出力電圧をハイレベルにし、背
定(V e <V B O)の場合には、この出力電圧
をローレベルにする、また、前記ステップ2でエンジン
回転数Neが30Orpmより大きいと判別して出力端
子202eの出力電圧をハイレベルにしたときには、再
びエンジン回転数Neを前記所定回転数より小さな値例
えば20Orpmと比較判別しく第1図のステップ7)
、このときのエンジン回転数Neが20Orpm以下の
とき(ステップ7の判別結果が否定のとき)に出力端子
202eの出力電圧をローレベルにする。 前記イグニッションスイッチが投入されると入力端子2
07にリセット信号(第5図(a))が供給され、ブリ
ップフロップ回路301と302とがリセットされ、フ
リップフロップ回路301の出力端子可の出力がハイレ
ベルになり、ブリップフロップ回路302の出力端子貨
が出力がハイレベルになり(第5図(f)の点A) 、
CPU202はイニシャライズされて出力202eは
ローレベルとなる。従って、オア回路305の出力はC
PU202の出力端子202fに現われる点火時期制御
信号に拘らず常にハイレベルとなる。一方、オア回路3
06の出力はタイマ回路40の出力信号となる。T04
信号のパルス幅が短いときは、To、I信号よって充電
されるコンデンサC1の端子電圧即ちインバータ42の
入力端子に印加される電圧は当該インバータ42の出力
をハイレベルからローレベルに反転させる閾値電圧に達
せず5アンド回路41の出力信号はTo4信号と同一信
号となる。この結果、ナンド回路307からT。4信号
に応じた信号が出力されて点火回路25 (第3図)に
供給される。点火回路25はこのTo4信号に応じて作
動して点火コイル26 (第3図)の−次コイルに、第
5図(h)に示すように、To4信号のパルス幅に相当
する期間だけ電流を供給する、この−次コイルの電流が
遮断されたときに点火コイル26の二次コイルに高電圧
が発生して点火がなされる。 クランキング状態が続きエンジン回転数Neが300
r p mに達しない場合(第1図のステップ2の判別
結果が否定)、又は電源電圧Voが所定電圧Vno以下
の場合(第1図のステップ8の判別結果が肯定)には、
CPU202の出力端子202eの出力はローレベルの
ままであり、フリップフロップ回路302の出力端子こ
の出力はハイレベルに保持さ汎(第5図(f)の点B)
、上述と同様に1”0−1信号により点火時期の制御が
行なわれる。 エンジン回転数Neが上昇して300 r p mを超
え(第1回のステップ2の判別結果が肯定)。 且つ電源電圧Vnが所定電圧Voo以上(第1図のステ
ップ8の判別結果が否定)のときには、CPU202の
出力端子202eに出力される信号がハイレベルとなる
(第5図(e)の点C)。 フリッププロップ回路301の入力端子りには電源電圧
Voか印加され、りUツタ入力端J(−P%にはT24
信号が供給され、リセット端子Rにはオア回路304を
介してT。、l信号が供給されているので、出力端子6
からは第5図(d)に示すようにTo4信号の立上りの
時点で立上り、To4信号発生直後に発生する1番目の
T24信号の立下りの時点で立下るパルス信号が出力さ
れる。 フリッププロップ回路302のクロック入力端子CKに
上述のフリッププロップ回路301の出力端子ζからの
出力信号が供給される。この状態で、例えば第5図(e
)の点Cで示すように、To+信号間においてフリップ
フロップ回路302の入力端子りに供給される信号がハ
イレベルに変化した場合にはフリッププロップ回路30
2の出力端子Qの出力信号は、点C以後最初にフリップ
フロップ回路302のクロック入力端子CKに入力する
パルス信号の立下りの時点(第5図(f)の点D)でロ
ーレベルに変化する。 第5図(f)の点りの時点においてフリップロソブ回2
8302の出力端子章の出力がローレベルになると、イ
ンバータ303の出力がハイレベルどなり、オア回路3
06の出力はTo、、信号に拘らず常にハイレベルとな
る。一方、オア回路305の出力はCPU202の出力
端子202fがら出力される点火時期制御信号(第5図
(g))に応した信号どなり、点火回路25(第3図)
にはCPU202の出力信号が供給される。 エンジン回転数Neが減少して20Orpm以下になる
か、またはエンジン運転中にバッテリ電圧Vnが低下し
て所定電圧以下になった場合には、CP U 202の
出力端子202eに出力される信号がローレベルとなる
。このローレベルに変化した出力端子202eからの出
力信号がフリップフロップ回路302の入力端子りに供
給されると、フリップ回路302の出力端子この出方信
号は入力端子りに供給された信号の変化直後にクロック
入力端子CKに入力したパルス信号の立下りの時点即ち
1番目のT24信号の立下りの時点でハイレベルとなる
。この結果、点火回路25(第3図)にはTo、、信号
に応じた点火時期制御信号が供給される。この様に、コ
イル通電中に切替えが起こり失火等が生じない様に一定
のタイミングのみで切替を行なう。 エンジン回転数Neが大幅に低下してTo、、信号のパ
ルス幅が長くなったり、またエンジンスト−ルを起こし
てTo4信号が、第6図(a)に示すように発生しつづ
けた場合には、タイマ回路40のコンデンサC1がとの
T。1信号により充電されてインバータ42の入力端子
に加わる電圧が第5図(b)に示すように上昇する。こ
の電圧がインバータ42の閾値電圧を超えると(第5図
(b)の点E)、インバータ42の出力は反転してロー
レベルになる。即ち、アンド回路41の出力信号は、第
6図(c)に示すように、Tol信号発生からコンデン
サCIと抵抗R2とで決定される時定数で決まる所定時
間後にコンデンサC1の端子電圧が前記閾値電圧を超え
たときにローレベルとなる。そして、T、、信号がロー
レベルになったどきに、コンデンサc1に蓄積された電
荷がダイオ−): 1.−) I 、抵抗R3,R]を
介して速かに放電力 ノ】 ろ 6 従って、” II 4信号を直接点火信号に使用しても
、点火コイル26の一次側コイルへの通電が長くなりす
ぎて発熱によって点火コイルが劣化したり焼損する虞れ
がない。 エンジン回転数NGが300rpm以上になると前述し
たようにノリツブプロップ回路302の出力端子点の出
力電圧はローレベルになり、切替回路30から出力され
る点火時期制御信号はCPU202の出力端子202f
の出力信号(第5図(g)となる、この出方信号の立上
りの時点から点火コイル26の一次コイルへの通電が開
始され、立下りの時点すなわち第1図のステップ21又
は25で値T i g 5又はT i g 6が設定さ
れた点火カウンタの内容が零になった時点で点火コイル
26(第3図)の−次コイルへの通電が遮断されて点火
がなされる。 点火カウンタに設定される値Tig5又は71g6はエ
ンジンの運転状態に応じた点火角度θigに対応して設
定され、しかも第2図のフローチャートで説明したよう
に゛1’04信号間におけるエンジン回転数Neの変化
を予測して算出するため、点火はエンジンの運転状態に
合ったクランク角でなされる。 例えばCPU202が第1図のステップ17で点火ゾー
ンとしてステージ5を指定しステップ21で14g5値
を点火カウンタに設定した後にエンジンが急激に加速さ
れ、ステージ5が開始してからTigB値に対応する時
間が経過する前にステージ6に突入した場合、即ちT
i g B値に基く点火位置が第8図(a)の位置Fで
6番目のT2,1信号の立下りの位置がこの位置Fより
前になった場合には、第1図のステップ28で点火カウ
ンタがリセットされて零になる。このため、斯かる場合
には点火はTDC前30度の位置でなされ1点火時期の
遅れは僅少に抑えらJする。 また、点火ゾーンがステージ6の同様のことが起きても
、第1図のステップ29で点火カウンタはす七ノ1−さ
れて零になり、T D Cの位置で点火がなされる。 尚、上述の実施例では、エンジン回転数が所定回転数以
下のとき又は電源電圧が所定電圧以下のときに1”11
4(ff1号のみで点火制御を行なうようにしたか、例
えはCPtJが故障したときにもTo。 信号のみて魚火制O1]を行なうこともできる。 以上説明したように本発明によれば、エンジンの運転状
態に応じて点火角度を演算し、クランク軸の特定の回転
角度位置毎に発生する第1の信号と該第】の信号間の所
定のクランク角を表わす第2の信号と航記点火角度とに
基いて点火装置の制御を行なう電子式点火時期制御方法
において、エンジン回転数及び/又は前記点火角度を演
算する演算装置の電源電圧を検出し、前記エンジン回転
数が所定回転数以下又は前記電源電圧が所定電圧以下の
ときには前記fJSlの信号のみにより前記点火装置の
制御を行なうようにしたので、エンジン回転数が低い時
又は演算装置の動作不安定時にも安定した点火ができ、
また、エンジン始動が容易になると共にエンジン始動時
にクラッチを係合して急減速状態になってもエンジンの
運転性能の低下を僅少にすることができる。
て(t71値から0 (+ e +089、θ1lIl
+ OQQを読み出す。 萬 1表 次に、次式(1)及び(2)により。1及びθ2を夫々
求める。 ・・・・・・(1) そして、このθ1.θ2の値により。1gを次式(3)
により求める。 尚、点火角度o1gはPB値、N e a v値の他に
、他の値に例えばエンジン冷却水温等パラメータとして
決定してもよい。 ステップ10で点火角度θigが算出されると、更にス
テップ4に戻る。 本プログラムではさらに、主制御プログラムのステップ
4の実行処理の前にT24信号がCPUに供給されると
割込処理プログラムが実行される。 この割込処理プログラムは各T24信号の立下る毎に読
み出され、先ずステージカウンタの値を1だけ増加する
(ステップ]1)。このステージカウンタはTo、信号
がCPUに供給されるとリセットさh (リセット時と
ステージカウンタの内容が6の時は同一とみなして処理
)雰になり、割込処理プログラムが読み出される毎に値
1が加算される。即ち、ステージカウンタの内容が1の
ときは現在のステージがステージ1であり、ステージカ
ウンタの内容が2のときはステージ2を示す。 以下同様にステージカウンタの内容が3 + 4 g
5 g6のときは夫′々現在のステージがステージ3,
4゜5.6であることを示す。 次にステップ12に進みステージカウンタの内容が6で
あるか否かを判別し、この判別結果が否定(No)の場
合には次のステップ13に進む。 ステップ13ではステージカウンタの内容が1であるか
否かを判別し、この判別結果が否定(NO)の場合には
次のステップ14に進む。 ステップ14ではステージカウンタの内容が3であるか
否かが判別され、判別結果が肯定(、Y e s )の
場合にはステップ15に進む。ステップ15ではステッ
プ10で演算した点火角度θigが30度より大きいか
否かが判別され、判別結果が肯定(Yes)の場合、即
ち点火角度θigが30度より大きい場合には、点火角
度Bigから30度を減じた値を新たな点火角度θig
として設定する(ステップ16)と共に点火ゾーンとし
てステージ5を指定しくステップ17)、この割込処理
プログラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。 ステップ15の判別結果が否定(NO)の場合、即ち、
点火角度θigが30度以下の場合には点火ゾーンとし
てステージ6を指定しくステップ18)、この割込処理
プログラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。 ステップ14の判別結果が否定(NO)の場合にはステ
ップ19に進み、ステージカウンタの内容が4であるか
否かが判別される。この判別結果が肯定(Yes)の場
合にはステップ20に進み、点火ゾーンがステージ6で
あるか否かが判別される。ステップ20の判別結果が否
定(No)の場合に、即ち点火ゾーンがステージ5であ
る場合にはステップ16で設定した点火角度e1gに対
応した値を点火カウンタに設定する(ステップ21)。 ステップ21で実行処理される点火カウンタの設定方法
の詳細を第2図に示すフローチャートにより説明する。 ステップ211では第5図に示す前回の点火のステージ
3の時間T3”とステージ5の時間1′5′との時間比
γ=T5′/T3′を演算する。そして次にステップ2
12に進み点火ゾーンとするステージ5の時間T5を演
算する。この時間T、は点火前に計測することができな
い。そこで先ず、ステージ5以前のステージ、本実施例
では2つ前のステージ3の時間′1゛3を計測する。次
に、短時間内においてはエンジン回転数の変化即ち前回
点火時における各ステージ1〜6の時間T1 ′〜T6
′の変化と今回点火時における各ステージ1〜6の時間
′r電〜T6の変化の変化率を一定とみなし、ステージ
3の時間T3に前記時間比γを乗じた値T 5 x=
T 3 Xγ=T3 X (T5 ’/Ta Iを求め
、この値T5xをステージ5の時間T5とする。 次にステップ213に進みステップ1oで演算した点火
角度θigに対応する値T jg 5を求めこの値Ti
g5を点火カウンタに設定する(ステップ2j4)。点
火角度O1gが例えばTDC前4前庭0度置である場合
、このT i g 5値はステージ5の開始位置(TD
C前60度)からTDC前4前庭0度置迄即ち20度の
時間に対応する値(第7図)である。このT i g
5値はステージ5の時間T5 (クランク軸の30度の
回転角に相当する)を補間演算例えば比例言4算して求
める。例えば上記の例では プ212で算出したT5xを使用する。 点火カウンタにT i g 5値を設定すると第1図の
ステップ22に進み、点火コイルの非通電時間を決定し
、この非通電時間に対応する値を非通電カウンタに設定
してこの割込処理プログラムの実行を終了し主制御プロ
グラムに戻る。非通電時間とは点火が行なわれた後、即
ち点火コイルの一次側コイルへの通電が遮断された後つ
ぎの点火のために通電を開始するまでの時間である。通
電時間は点火エネルギが略一定となるように略一定時間
例えば4〜5msに設定され、エンジン回転数Ncが上
昇すると連続する前後の点火に要する通電時間がオーバ
ーラツプしてしまい、点火即ち電流の遮断が行なわれな
くなる。従って、非通電時間を確保し点火が確実に行な
われるようにするために非通電時間が所定時間例えば1
.5ms以下になったときは非通電時間を1.5msに
設定する。エンシン回転数か」二昇した場合、通電時間
が短くなってい行くことは勿論である。 ステップ200判別結果が肯定(Yes)の場合、即ち
点火ゾーンがステージ6である場合には、ステップ22
に進んで非通電時間を設定した後この割込処理プログラ
ムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。 ステップ19の判別結果が否定(No)の場合にはステ
ップ23に進み、ステージカウンタの内容か5であるか
否かが判別される。この判別結果が否定(NO)の場合
、即ち現在のステージがステージ2であれば割込処理プ
ログラムの実行を終了して主制御プログラムに戻る。こ
九は、本実施例ではステージ2の期間があき時間となっ
ているためであり、必要があればステージ2の期間中に
他の演算処理をさせるようにしてもよい。 ステップ23の判別結果が肯定(Yes)の場合にはス
テップ24に進み点火ゾーンがステージ6であるか否か
が判別される。この判別結果が肯定(Yes)の場合に
はステップ10で演算した点火角度+Jigに対応した
値を点火カウンタに設定しくステップ25)、割込処理
プログラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。こ
のステップ25の実行処理は前述したステップ21にお
ける点火カウンタ値の設定と同mに第2図のフローチャ
ートに括孤書で示すステップの番号に沿って行なう。た
だし、ステップ25は点火角度θigが30度以下のと
きに実行される処理であり、このどきTtgq値(第7
図)はステージ6の開始時点から計数される値である。 ステップ24の判別結果が否定(NO)の場合。 即ち現在のステージがステージ5であり点火ゾーンがス
テージ5である場合にはステップ26に進み、点火カウ
ンタをスタートさせこの割込処理プログラムの実行を終
了し主制御プログラムに戻る。 点火カウンタはダウンカウンタで点火は当該点火カウン
タに設定されている値が減算カラン1〜され零になった
とき行なわれる。このとさ、点火カウンタの内容はステ
ップ21設定された値T : g5となっており1点火
はステージ5で行なわれる。 点火カウンタが零になると前述した非通電カウンタガス
タートし、非通電カウンタの値が零になるまでの間は点
火コイルへの通電は禁止される。 ステップ12の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ち
現在のステージがステージ6である場合には、次にステ
ップ27に進み点火ゾーンがステージ5であるか否かが
判別される。この判別結果が否定(No)の場合、即ち
点火ゾーンがステージ6である場合にはステップ26に
進んで点火カウンタをスタートさせ、この割込処理プロ
グラムの実行を終了し主制御プログラムに戻る。このと
き点火カウンタの内容はステップ25で設定されたT
i g 6となっており1点火はステージ6で行なわれ
る。 ステップ27の判別結果が肯定(Yes)の場合、即ち
現在のステージがステージ6であるしこも拘らず、点火
ゾーンがステージ5である場合番;はステージ28に進
み、点火カウンタをリセットする。これは、ステージ3
の時間T3を使用しステップ21において算出した74
g5値による点火時点が、例えば第8図(a)に示す位
置Fであった場合には、このTig値基0て点火カウン
タカス設定された後にエンジンが急激に加速さオt15
点火カウンタが減算カウントされて零になる以前へ第8
図(b)に示すようにステージ6番こ入ること力1ある
。このようなときは、本来ステージ5で、傾火されるべ
きところがステージ6或は以後しこ点火されることにな
り、点火が大幅に遅れてしまう。そこで斯かる場合には
ステップ28で点火カウンタをリセットして零にし強制
的に点火を行なう、即ち第5図(b)に示すように、T
2.、信号の6番目の信号の立下り時点(TDC:前3
0度)の■寺1点で点火を行なう。 ステップ13の判別結果が肯定(’Yes)の場合には
、ステップ28と同様に点火カウンタを1ノセツトしく
ステップ29)9強制的L′0一点火させる。 即ち点火ゾーンがステージ6であるとき1二前述と同様
にエンジンが急加速され、ステージ1番こなっても点火
がなされない場合にTDCの時点で6fl、 flii
的に点火を行ない点火時期の遅れを防止する。 第3図は第1図で説明した制御方法で制御される電子式
点火時期制御装置の全体を説明するブロック図である。 第3図において、CPUを具備する電子コントロールユ
ニット(以下rECUJという)20には、前記CPU
等を作動させるための電源例えばバッテリ(図示せず)
の出力電圧Vnを検出する電源電圧検出器21からの出
力信号、内燃エンジンの吸気管(図示せず)に配設され
た吸気管内絶対圧センサ22からの出力信号、クランク
軸の各気筒(例えば4気筒)の上死点近傍位置を検出す
る回転角度検出器23からのT。4信号(第5図(C)
)、及びクランク軸の所定の回転角を逐次検出する回転
角検出器24からのT24信号(第5図(b))が夫々
入力される。そして、ECU20はこの4つの入力信号
に基いて点火コイル26の一次側に接続される点火回路
25に点火制御信号を出力し、点火コイル26の一次側
コイルに通電する電流を制御して所定の点火時期に点火
コイル26の二次側コイルに高電圧を発生させる。この
点火コイル26の二次側コイルに発生する高電圧は分配
器27によって各気筒のスパークプラグ28に分配電さ
れる。 第4図は第3図に示すECU20の内部構成を示すブロ
ック図である。 ECU20の波形整形回路201の入力端子は回転角検
出器23の出力端子に、出力端子はCPU202の入力
端子202aに接続され、波形整形回路203の入力端
子は回転角検出器24の出力端子に、出力端子はCPU
202の入力端子202bに接続される。 レベル修正回路204の各入力端子は電源電圧検出器2
1及び吸気管内絶対圧センサ22の各出力端子に接続さ
れ、レベル修正回路204の各出力端子はアナログ−デ
ジタルコンバータ(以下rA/Dコン八−タコータう)
2o5の各入力端子に接続され、A/Dコンバータ20
5の出力端子はCPt、T2O2の入力端子202cに
接続さhる。そして、A / D ml ンバータ20
5はCP U202ノ出力端子202dに接続され、A
/Dコンバータ205かCPU202の入力端子202
cに供給する電源電圧信号とP Bセンサ信号とが該
出力端子202 dがらプログラムに基いて出方される
信号により切替えられる。 ECU20に内蔵された切替回路3oは、D型フリップ
フロップ回路301,302、インバータ303、オア
回路304,305,306及びナンド回!8307か
ら成り、D型フリッププロップ回路301の入力端子り
は電源接続端子206に、クロック入力端子CKは波形
整形回路203の出力端子に、リセット端子Rはオア回
路304の出力端子に、出力端子口はD型フリッププロ
ップ回路302のクロック入力端子CKに夫々接続され
る。 D型フリップフロップ回路302の入力端子りはCPU
202の制御信号出力端子202eに、リセット端子R
はリセット信号入力端子207に。 出力端子Qはインバータ303の入力端子に夫々接続さ
れる。オア回路304の一方入力端子は波形整形口vf
5201の出力端子に、他方入力端子はリセット信号入
力端子207に夫々接続される。 オア回路305の一方入力端子はCPU202の点火時
期制御信号出力端子202fに、他方入力端子はインバ
〜り303の入力端子に夫々接続さ九る。オア回路30
6の一方入力端子はインバータ303の出力端子に、他
方入力端子はタイマ回路40のアンド回路41の出力端
子41cに夫々接続さオする。これらのオア回路305
及び30Bの各出力端子はナンド回路307の各入力端
子に接続され、ナンド回路307の出力端子は点火回路
25(第3図)の入力端子に接続される。 タイマ回路40のアンド回路41の一方入力端子41a
は波形塾成回路201の出力端子に接続されると共に抵
抗R1を介して接地され、他方入力端子41bはインバ
ータ42の出力端子に接続されている。インバータ42
の入力端子はコンデンサCIを介して接続されると共に
、抵抗R2を介して端子41aに接続される。さらに、
インバータ42の入力端子はダイオードDJの7ノード
に接続され、ダイオードDIのカソードは低抗R3を介
して端子4]aに接続される。 次に第4図に示す電子式点火時期制御装置の作動を第1
図のフローチャー1−及び第5図乃至第8図のタイミン
グチャー1〜を参照しながら説明する。 イグニッションスイッチか投入されるとECU20が初
期化されると共にエンジンが始動され、図示しないクラ
ンク軸か回転する。クランク軸の回転に伴ない回転角検
出器23から各気筒の上死点近傍位置を示すTo4信号
(第5図(C))が出力され、波形整形回路201で波
形整形された後オア回路304の入力端子、CPU20
2の入力端子202a及びタイマ回路40に供給される
。 また、回転角検出器24からは前記クランク軸の所定の
回転角度毎にクランク角を表すT24信号(第5図(b
))が出力され、線形整形回路203で波形整形された
後CPU202の入力端子202bとD型フリップフロ
ップ回路301のタロツク入力端子CKに供給される。 電源電圧検出器21及び吸気管内絶対圧センサ22の各
出力信号はレベル修正回路204でレベル修正された後
A/Dコンバータ205により対応するデジタル信号に
変換され、CPU202の入力端子202cに供給され
る。 CPU202は、入力端子202bに入力したGT24
信号のパルス周期をクロックパルスでカウントし、この
カウントした値からエンジン回転数Neを逐次算出する
。また、1番目から6番目までの各T24信号に基いて
算出されたエンジン回転数Neからエンジン回転数の平
均値Neavを算出する(第1図のステップ6)。さら
に、CPU202は入力端子202dに入力した吸気管
内絶対圧PBに対応する信号と上記エンジン回転数の平
均値Neaνから点火角度O1gを算出する(第1図の
ステップ10)。そして、算出した点火角度OigとT
o4信号及びT2,1信号に基き点火時期を演算し、こ
の演算結果に基く点火時期制御信号(第5図(g))を
出力端子202fから出力する。 また、CPU202はエンジン回転数Neか所定回転数
例えば300rpmより大きいか否かの比較判別を行な
い(第1図のステップ2)、この判別結果が肯定(N
e>300 r pm)の場合には出力端子202eの
出力電圧をハイレベルにし、否定(Nc≦30Orpm
)の場合には、この出力電圧をローレベルにする。さら
に、CPU202はバッテリの出力電圧VRを電源電圧
検出器21から読み込み、このバッテリ電圧v8が所定
電圧Va。 より小さいか否かの比較判別を行ない(第1図のステッ
プ8)、この判別結果が否定(V[l≧VBQ)の場合
には出力端子202eの出力電圧をハイレベルにし、背
定(V e <V B O)の場合には、この出力電圧
をローレベルにする、また、前記ステップ2でエンジン
回転数Neが30Orpmより大きいと判別して出力端
子202eの出力電圧をハイレベルにしたときには、再
びエンジン回転数Neを前記所定回転数より小さな値例
えば20Orpmと比較判別しく第1図のステップ7)
、このときのエンジン回転数Neが20Orpm以下の
とき(ステップ7の判別結果が否定のとき)に出力端子
202eの出力電圧をローレベルにする。 前記イグニッションスイッチが投入されると入力端子2
07にリセット信号(第5図(a))が供給され、ブリ
ップフロップ回路301と302とがリセットされ、フ
リップフロップ回路301の出力端子可の出力がハイレ
ベルになり、ブリップフロップ回路302の出力端子貨
が出力がハイレベルになり(第5図(f)の点A) 、
CPU202はイニシャライズされて出力202eは
ローレベルとなる。従って、オア回路305の出力はC
PU202の出力端子202fに現われる点火時期制御
信号に拘らず常にハイレベルとなる。一方、オア回路3
06の出力はタイマ回路40の出力信号となる。T04
信号のパルス幅が短いときは、To、I信号よって充電
されるコンデンサC1の端子電圧即ちインバータ42の
入力端子に印加される電圧は当該インバータ42の出力
をハイレベルからローレベルに反転させる閾値電圧に達
せず5アンド回路41の出力信号はTo4信号と同一信
号となる。この結果、ナンド回路307からT。4信号
に応じた信号が出力されて点火回路25 (第3図)に
供給される。点火回路25はこのTo4信号に応じて作
動して点火コイル26 (第3図)の−次コイルに、第
5図(h)に示すように、To4信号のパルス幅に相当
する期間だけ電流を供給する、この−次コイルの電流が
遮断されたときに点火コイル26の二次コイルに高電圧
が発生して点火がなされる。 クランキング状態が続きエンジン回転数Neが300
r p mに達しない場合(第1図のステップ2の判別
結果が否定)、又は電源電圧Voが所定電圧Vno以下
の場合(第1図のステップ8の判別結果が肯定)には、
CPU202の出力端子202eの出力はローレベルの
ままであり、フリップフロップ回路302の出力端子こ
の出力はハイレベルに保持さ汎(第5図(f)の点B)
、上述と同様に1”0−1信号により点火時期の制御が
行なわれる。 エンジン回転数Neが上昇して300 r p mを超
え(第1回のステップ2の判別結果が肯定)。 且つ電源電圧Vnが所定電圧Voo以上(第1図のステ
ップ8の判別結果が否定)のときには、CPU202の
出力端子202eに出力される信号がハイレベルとなる
(第5図(e)の点C)。 フリッププロップ回路301の入力端子りには電源電圧
Voか印加され、りUツタ入力端J(−P%にはT24
信号が供給され、リセット端子Rにはオア回路304を
介してT。、l信号が供給されているので、出力端子6
からは第5図(d)に示すようにTo4信号の立上りの
時点で立上り、To4信号発生直後に発生する1番目の
T24信号の立下りの時点で立下るパルス信号が出力さ
れる。 フリッププロップ回路302のクロック入力端子CKに
上述のフリッププロップ回路301の出力端子ζからの
出力信号が供給される。この状態で、例えば第5図(e
)の点Cで示すように、To+信号間においてフリップ
フロップ回路302の入力端子りに供給される信号がハ
イレベルに変化した場合にはフリッププロップ回路30
2の出力端子Qの出力信号は、点C以後最初にフリップ
フロップ回路302のクロック入力端子CKに入力する
パルス信号の立下りの時点(第5図(f)の点D)でロ
ーレベルに変化する。 第5図(f)の点りの時点においてフリップロソブ回2
8302の出力端子章の出力がローレベルになると、イ
ンバータ303の出力がハイレベルどなり、オア回路3
06の出力はTo、、信号に拘らず常にハイレベルとな
る。一方、オア回路305の出力はCPU202の出力
端子202fがら出力される点火時期制御信号(第5図
(g))に応した信号どなり、点火回路25(第3図)
にはCPU202の出力信号が供給される。 エンジン回転数Neが減少して20Orpm以下になる
か、またはエンジン運転中にバッテリ電圧Vnが低下し
て所定電圧以下になった場合には、CP U 202の
出力端子202eに出力される信号がローレベルとなる
。このローレベルに変化した出力端子202eからの出
力信号がフリップフロップ回路302の入力端子りに供
給されると、フリップ回路302の出力端子この出方信
号は入力端子りに供給された信号の変化直後にクロック
入力端子CKに入力したパルス信号の立下りの時点即ち
1番目のT24信号の立下りの時点でハイレベルとなる
。この結果、点火回路25(第3図)にはTo、、信号
に応じた点火時期制御信号が供給される。この様に、コ
イル通電中に切替えが起こり失火等が生じない様に一定
のタイミングのみで切替を行なう。 エンジン回転数Neが大幅に低下してTo、、信号のパ
ルス幅が長くなったり、またエンジンスト−ルを起こし
てTo4信号が、第6図(a)に示すように発生しつづ
けた場合には、タイマ回路40のコンデンサC1がとの
T。1信号により充電されてインバータ42の入力端子
に加わる電圧が第5図(b)に示すように上昇する。こ
の電圧がインバータ42の閾値電圧を超えると(第5図
(b)の点E)、インバータ42の出力は反転してロー
レベルになる。即ち、アンド回路41の出力信号は、第
6図(c)に示すように、Tol信号発生からコンデン
サCIと抵抗R2とで決定される時定数で決まる所定時
間後にコンデンサC1の端子電圧が前記閾値電圧を超え
たときにローレベルとなる。そして、T、、信号がロー
レベルになったどきに、コンデンサc1に蓄積された電
荷がダイオ−): 1.−) I 、抵抗R3,R]を
介して速かに放電力 ノ】 ろ 6 従って、” II 4信号を直接点火信号に使用しても
、点火コイル26の一次側コイルへの通電が長くなりす
ぎて発熱によって点火コイルが劣化したり焼損する虞れ
がない。 エンジン回転数NGが300rpm以上になると前述し
たようにノリツブプロップ回路302の出力端子点の出
力電圧はローレベルになり、切替回路30から出力され
る点火時期制御信号はCPU202の出力端子202f
の出力信号(第5図(g)となる、この出方信号の立上
りの時点から点火コイル26の一次コイルへの通電が開
始され、立下りの時点すなわち第1図のステップ21又
は25で値T i g 5又はT i g 6が設定さ
れた点火カウンタの内容が零になった時点で点火コイル
26(第3図)の−次コイルへの通電が遮断されて点火
がなされる。 点火カウンタに設定される値Tig5又は71g6はエ
ンジンの運転状態に応じた点火角度θigに対応して設
定され、しかも第2図のフローチャートで説明したよう
に゛1’04信号間におけるエンジン回転数Neの変化
を予測して算出するため、点火はエンジンの運転状態に
合ったクランク角でなされる。 例えばCPU202が第1図のステップ17で点火ゾー
ンとしてステージ5を指定しステップ21で14g5値
を点火カウンタに設定した後にエンジンが急激に加速さ
れ、ステージ5が開始してからTigB値に対応する時
間が経過する前にステージ6に突入した場合、即ちT
i g B値に基く点火位置が第8図(a)の位置Fで
6番目のT2,1信号の立下りの位置がこの位置Fより
前になった場合には、第1図のステップ28で点火カウ
ンタがリセットされて零になる。このため、斯かる場合
には点火はTDC前30度の位置でなされ1点火時期の
遅れは僅少に抑えらJする。 また、点火ゾーンがステージ6の同様のことが起きても
、第1図のステップ29で点火カウンタはす七ノ1−さ
れて零になり、T D Cの位置で点火がなされる。 尚、上述の実施例では、エンジン回転数が所定回転数以
下のとき又は電源電圧が所定電圧以下のときに1”11
4(ff1号のみで点火制御を行なうようにしたか、例
えはCPtJが故障したときにもTo。 信号のみて魚火制O1]を行なうこともできる。 以上説明したように本発明によれば、エンジンの運転状
態に応じて点火角度を演算し、クランク軸の特定の回転
角度位置毎に発生する第1の信号と該第】の信号間の所
定のクランク角を表わす第2の信号と航記点火角度とに
基いて点火装置の制御を行なう電子式点火時期制御方法
において、エンジン回転数及び/又は前記点火角度を演
算する演算装置の電源電圧を検出し、前記エンジン回転
数が所定回転数以下又は前記電源電圧が所定電圧以下の
ときには前記fJSlの信号のみにより前記点火装置の
制御を行なうようにしたので、エンジン回転数が低い時
又は演算装置の動作不安定時にも安定した点火ができ、
また、エンジン始動が容易になると共にエンジン始動時
にクラッチを係合して急減速状態になってもエンジンの
運転性能の低下を僅少にすることができる。
第1図は本発明による電子式点火時期制御装置の制御プ
ログラムの一実施例を示すフローチャート、第2図は第
1図のステップ21及び25の詳紹なフローチャー1・
、第3図は本発明を31!用I−だ電子式点火時期制御
装置の全体を説明するブロック図、第4図は第3図の電
子コントロールユニットの内部構成を示すブロック図、
第5図(8)〜(h)は第3図に示す電子コントロール
ユニノ1〜の動作を説明するタイミングチャート、第6
図(a)〜(C)は第4図に示す電子コントロールユニ
ットに内蔵されたタイマ回路の動作を説明するタイミン
グチャート、第7図はエンジン加速時におけるT2□1
信号のタイミングチャート、第8図(a)及び(b)は
エンジン回転数が安定なとき及び急加速したときのT2
I信号のタイミングチャートである。 20・電子コントロールユニツl−121・・電源電圧
検出器、22・・吸気、管内絶対圧センサ、23゜24
回転角度検出器、25 点火回路、26 ・点火コイ
ル、30・・切替回路、40 ・タイマ回路、202−
C,P U。 出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 渡部敏彦
ログラムの一実施例を示すフローチャート、第2図は第
1図のステップ21及び25の詳紹なフローチャー1・
、第3図は本発明を31!用I−だ電子式点火時期制御
装置の全体を説明するブロック図、第4図は第3図の電
子コントロールユニットの内部構成を示すブロック図、
第5図(8)〜(h)は第3図に示す電子コントロール
ユニノ1〜の動作を説明するタイミングチャート、第6
図(a)〜(C)は第4図に示す電子コントロールユニ
ットに内蔵されたタイマ回路の動作を説明するタイミン
グチャート、第7図はエンジン加速時におけるT2□1
信号のタイミングチャート、第8図(a)及び(b)は
エンジン回転数が安定なとき及び急加速したときのT2
I信号のタイミングチャートである。 20・電子コントロールユニツl−121・・電源電圧
検出器、22・・吸気、管内絶対圧センサ、23゜24
回転角度検出器、25 点火回路、26 ・点火コイ
ル、30・・切替回路、40 ・タイマ回路、202−
C,P U。 出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 渡部敏彦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 エンジンの運転状態に応じて点火角度を演算し、
クランク軸の特定の回転角度位置毎に発生する第1の信
号と該第1の信号間の所定のクランク角を表わす第2の
信号と前記点火角度とに基いて点火装置の制御を行なう
電子式点火時期制御方法において、エンジン回転数及び
/又は前記点火角度を演算する演算装置の電源電圧を検
出し、前記エンジン回転数が所定回転数以下又は前記電
源電圧が所定電圧以下のときには前記第1の信号のみに
より前記点火装置の制御を行なうことを特徴とする電子
式点火時期制御方法。 2、 前記第1の信号のみにより制御を行なうときは前
記第1の信号の発生時間で前記点火装置の通電時間の制
御を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の電子式点火時期制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58083415A JPS59208160A (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 内燃エンジンの点火時期制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58083415A JPS59208160A (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 内燃エンジンの点火時期制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59208160A true JPS59208160A (ja) | 1984-11-26 |
Family
ID=13801801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58083415A Pending JPS59208160A (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 内燃エンジンの点火時期制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59208160A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61194774U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-04 | ||
JPS61275573A (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-05 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの点火時期制御装置 |
-
1983
- 1983-05-12 JP JP58083415A patent/JPS59208160A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61194774U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-04 | ||
JPS61275573A (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-05 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの点火時期制御装置 |
JPH0442544B2 (ja) * | 1985-05-27 | 1992-07-13 | Honda Motor Co Ltd |
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