JPS59207230A - 微多孔膜複合体 - Google Patents

微多孔膜複合体

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JPS59207230A
JPS59207230A JP8174883A JP8174883A JPS59207230A JP S59207230 A JPS59207230 A JP S59207230A JP 8174883 A JP8174883 A JP 8174883A JP 8174883 A JP8174883 A JP 8174883A JP S59207230 A JPS59207230 A JP S59207230A
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JP
Japan
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microporous membrane
holes
present
microporous
membrane composite
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JP8174883A
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English (en)
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JPH041692B2 (ja
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土井 良直
正彦 福田
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、通孔を容易に閉塞できるようにした微多孔膜
複合体に関する。更に詳しくは、通常は通孔が表裏面間
を連通させて通気性を保持しているが、必要に応じて加
熱することによって容易に通孔を閉塞させることのでき
る微多孔膜複合体に関するものである。また、本発明に
係る微多孔膜複合体は、真空包装や加熱殺菌・包装用の
包装材料、更には簡便な安全弁等として利用されるもの
である。尚、本明細書において微多孔膜とは、表裏面間
を連通させる多数の微細通孔を有する、少なくとも合成
樹脂をペースとしたフィルム又はシートをいう。
従来、種々の微多孔膜が開発され、フィルター、電解膜
、蓄電池の隔膜等として使用されている。特に、特開昭
52−70988号公報に記載されている微多孔膜は、
その通孔が複雑に入り組んだ三次元網目構造を有してい
ることから、種々の利点を有するものとして注目されて
いる。
しかしながら、微多孔膜は、本来、通気性又は液透過性
を有する合成樹脂フィルム又はシートを得るために開発
されたもので、表裏面間が通孔によって連通されている
そのままの状態でもっばら使用されているに過ぎない。
本発明は、従来とは発想を全く変えて、使用時に通孔を
容易に閉塞させることができるようにすることによって
、全く新しい利用分野に微多孔膜を使用できるようにし
たものである。即ち、木発明は、表裏面間を連通させる
多数の微細孔を有する微多孔膜の少なくとも片面に1点
状、線状、網1」状又は多孔フィルム状等の表裏面間の
通気性を維持し得る状態で閉塞材が付設されており、こ
の閉塞材は、加熱溶融可能で加熱溶融させることにより
微多孔膜表面を覆うものであることを特徴とする微多孔
膜複合体を提供するものである。
」−配本発明に係る微多孔膜複合体によれば、必要に応
じて加熱することにより容易に通孔を閉塞させることが
できるものである。例えば、真空包装材料として本機多
孔膜複合体を使用すれば、通気性を維持した状態で被包
装物を包装し、通孔を介して包装体内を脱気した後加熱
して通孔を閉塞することによって包装体の真空を維持さ
せることができる。また、微多孔膜が熱可塑性合成樹脂
であれば微多孔膜自体の加熱によってもある程度通孔を
閉塞させ得る。しかし、倣・多孔膜自体の加熱のみで完
全に通孔を閉塞させようとすると、微多孔膜が脆弱化し
て破れやすくなるおそれもあるが、別途閉塞材が旧設さ
れていることによってこれが防止されているものである
以下、図面を参照しつつ本発明を更に詳細に説明する。
第1図は本発明に係る微多孔膜複合体の一実施例を示す
平面図、第2図はその拡大断面図である。
図中1は微多孔膜で、その少なくとも片面に、微多孔1
1!21の通気性を維持できる状態で閉塞材2が旧設さ
れている。図示される実施例においては、閉塞材2は網
目状に付設されており、第2図に示されるように、微多
孔膜1の通孔3はこの閉塞材2間に開口して通気性を維
持している。
微多孔膜1は、従来公知のものと同様であるが、平均孔
径が0.01〜5k、空隙率か40〜95%であること
が好ましい。平均孔径及び空隙率が小さ過ぎると十分な
通気性が得られず用途が制限されてしまう。平均孔径が
大き過ぎると閉塞材2を加熱溶融させても通孔3を閉塞
しにくくなり、また空隙率が大き過ぎると微多孔膜lの
強度   □が不十分で用途が制限されてし、まう。
微多孔膜lとしては、少なくとも熱可塑性合成樹脂をベ
ースとした三次元網目構造の通孔3を有するものが最適
である。このような微多孔膜1を用いれば、単に閉塞材
2の加熱溶融による通孔3の閉塞だけでなく、微多孔膜
l自体の溶融による通孔3の閉塞をも併用できるので、
通孔3の閉塞が一層容易かつ確実に行ない得るようにな
る。また、三次元網目構造の通孔2であることは、微多
孔膜工1;]体の加熱溶融による通孔2の閉塞を併用す
るときに、単なる直線状のものより通孔2の閉塞が容易
であるという利点を有する。
ここで、微多孔膜1の平均孔径及び空隙率は次のように
して求められる値をいう。
(2)平均孔径は、微多孔膜1の表面走査型顕微鏡写真
で観察される開口部200箇所の長径と短径の平均を加
重平均して算出する。
熱可塑性樹脂をペースとした三次元網目構造の通孔3を
有する微多孔膜lは、例えば次のようにして容易に得る
ことができる。
まず重量平均分子量300000未満で数平均分子rf
r 15000以上のポリオレフィンと、溶解パラメー
ター(SP値)8,4〜9,9の有機液状体(可塑剤)
と、無機粉体の合計容量に対し、6〜35容量%の無機
粉体と30〜75容量%の有機液状体を混合し、有機液
状体を無機粉体表面に吸着させる。次いで10〜60容
量%で、かつ無機粉体の3/8〜9倍量(重量)のポリ
オレフィン粉末を添加混合する。この三成分の程合物を
溶融混練して溶融成形して得られた膜から、溶剤を用い
てポリオレフィンの融点以下の温度で有機液状体並びに
必要に応じて無機粉体を抽出することによって三次元網
目構造の通孔3を有する微多孔膜lが得られる。また、
必要に応じて一軸又は二軸延伸を施してもよい。他の方
法としては、合成樹脂と高温で相溶し得る溶剤を溶解し
得る条ヂ1下で押出成形し、冷却により相分離させ、そ
の後溶剤を抽出除去する方法によっても、通孔3が三次
元網目構造を成す微多孔膜lが得られる。
尚、三次元網目構造とは、通孔3が単に厚さ方向にのみ
直線的に延びたものではなく、通孔3が平面方向へも延
びた複雑な広がり形態を有していることをいう。
閉塞材2としては、熱可塑性合成樹脂の他、ロウ、パラ
フィン等、第3図に示されるように加熱溶融して微多孔
膜1の表面を覆い得るものであれはよい。好ましくは、
微多孔膜lを構成する合成樹脂の融点以下の融点を有す
る合成樹脂である。
閉塞材2は、微多孔膜1の合成樹脂と接着性の良好なも
のであれば最適であるが、接着性のさほど良好なもので
ないときにも、閉塞材2が溶融されるとその一部が微多
孔膜lの通孔3内に入り込んでしっかり保持されるので
、閉塞材2にょる通孔3の閉塞か妨げられることはない
。また、閉塞材2の付設は、付設によって微多孔膜1の
通気性が大きく妨げられることがなく、かつ溶融したと
きに閉塞材2が微多孔膜lの全面に広がってこれを覆い
得る状1r!、jで成されることが必要である。図示さ
れるものにおいては、閉塞材2は網目状に付設されてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記条
件を満たすものであれば、点状、線状、多孔フィルム状
等であってもよいし、微多孔膜lの両面に付設してもよ
い。この閉塞材2の付設は、印刷方法を応用して行なう
ことによって容易に行なうことができる。
閉塞材2の材質は、前述のように種々のものを選択でき
るが、用途に応じて微多孔膜lの弱点を力/ヘーできる
ような材質の閉塞材2とすると好適である。
以下に、本発明に係る微多孔膜複合体を包装材料に利用
する場合について説明する。
本発明に係る微多孔膜複合体は、特に真空包装や加熱殺
菌包装等に用いると極めて利点の多いもので、被包装物
を包み込む方法自体は従来と同様にして行なう。
真空包装においては、本機多孔膜複合体の通気性を利用
して包装体内を脱気した後、本機多孔膜複合体を加熱し
て閉塞材2を溶融させる。そし    □て、閉塞材2
によって微多孔膜lの通孔3が閉塞されてしまうことに
よって包装体内の真空度が維持されることになる。また
、加熱殺菌包装の場合、加熱殺菌時に被包装物から生ず
る水蒸気等を本機多孔膜複合体の通気性により逃がすこ
とができ、加熱殺菌完了直前に温度を上げて閉塞材2を
溶融させれば、これによって通孔3が閉塞されて包装体
内の無菌状態を維持できる。
特に本機多孔膜複合体で被包装物全体を包み、微多孔膜
l自体もある程度加熱溶融させて通孔3を閉塞するよう
にすれば、通孔3が加熱閉塞された微多孔膜lと、その
表面に広がる閉塞材2とによって、実質的に二重に被包
装、物を包み込むことになる。従って、包装による被包
装物と外気の遮断を一層厳重なものとすることができる
−力、被包装物全体を本機多孔膜複合体で包み込むと、
全体に亘って確実に通孔3を閉塞材2で閉塞させること
が困難な場合もある。このようなときには、−・部に−
・体重に本機多孔膜複合体が取伺けられた通常の合成樹
脂フィルム又はシートで被包装物を包み込むようにすれ
ばよい。
本発明に係る微多孔11’A複合体のその他の用途とし
ては、密封弁や安全弁等としての用途がある。
密封弁として用いる場合、封入袋の口に本機多孔膜複合
体を設けておき、所要のガス体等を本機多孔膜複合体を
介して封入袋に封入後、本機多孔膜複合体を加熱してそ
の通孔3を閉塞材2で閉塞すれば密封できる。また、過
熱時にガス等の供給を停止させるために本機多孔膜複合
体を介在させれば、簡便な安全弁として使用できる。
以上説明の通り、本発明に係る微多孔膜複合体は、通常
は通気性を有するものの加熱により簡単に通孔を閉塞さ
せて通気性をなくすことができ、これによって微多孔膜
の全く新らしい用途を開いたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る微多孔膜複合体の一実施例を示す
平面図、第2図はその拡大断面図、第3図は閉塞材で通
孔を閉塞した状態の拡大断面図である。 1:微多孔膜、2:閉塞材、3:通孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)表裏面間を連通させる多数の微細孔を有する微多孔
    膜の少なくとも片面に、点状、線状、網目状又は多孔フ
    ィルム状等の表裏面間の通気性を維持し得る状態で閉塞
    材が旧設されており、この閉塞材は、加熱溶融可能で加
    熱溶融されることにより微多孔膜表面を覆うものである
    ことを特徴とする微多孔膜複合体。
JP8174883A 1983-05-12 1983-05-12 微多孔膜複合体 Granted JPS59207230A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8174883A JPS59207230A (ja) 1983-05-12 1983-05-12 微多孔膜複合体

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JPS59207230A true JPS59207230A (ja) 1984-11-24
JPH041692B2 JPH041692B2 (ja) 1992-01-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6210857A (ja) * 1985-05-16 1987-01-19 ダブリユー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカツト 電池用セパレ−タ
US6187477B1 (en) 1998-03-05 2001-02-13 Fujitsu Limited Lithium secondary battery and cathode composition therefor

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6210857A (ja) * 1985-05-16 1987-01-19 ダブリユー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカツト 電池用セパレ−タ
JPH0438101B2 (ja) * 1985-05-16 1992-06-23 Grace W R & Co
JPH08287897A (ja) * 1985-05-16 1996-11-01 Wr Grace & Co Connecticut 電池用セパレータ
US6187477B1 (en) 1998-03-05 2001-02-13 Fujitsu Limited Lithium secondary battery and cathode composition therefor

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JPH041692B2 (ja) 1992-01-14

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