JPS5920665A - 繊維材成形品の表面化粧方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、繊維材成形品の表面化粧方法に関するもの
である。

一般に、自動車の内装材は、ハードボード等の繊維材を
成形芯材として、これにビニールシート等の表皮シート
を被覆したものが用いられている。

そして、表皮シートの被覆に際しては、通常真空成形法
と呼ばれる手法が採られる。この真空成形法というのは
、表皮シートの密着状況を良化向上させるために採用さ
れるものであシ、概略は次のようなものでおる（第１図
参照）。

まず、通気性を有する成形芯材Ｓを成型台ｄに仕掛けた
後、該芯材Ｓ表面に接着剤を介して表皮シートｈを被せ
る。しかる後、成型台ｄに装備された空気吸引装置を作
動烙せて、芯材Ｓと表皮シー）ｈとの間の空隙から空気
を吸引排出し、該空隙内を真空状態にすることにより、
表皮シートｈを吸引接着する、というものである。

一方、成形芯材Ｓには予め適所に開口部ｋが貫通されて
いる場合がある。該開口部には、例えば表皮シー）ｈを
被覆して仕上げられた内装材製品をボディ側へ装着する
ために、差込み用クリップを取付けるための取付は孔と
して用いられるものである。したがって、このような開
口部ｋを有する成形芯材８において、上記した真空成形
法が行われると、空気の吸引の際に、表皮シートｈの一
部がこの開口部に内へ吸い込まれることになυ、仕上シ
後においてここにしわが寄る結果となシ、製品の外観を
損ねるとともに、前記クリップの取付けを困疏にするこ
ととなっていた。

本発明は、このことＩｃ鑑みて案出嘔れたものであり、
その目的の一つは表面化粧をきれいになし得、また他の
目的として、化粧工程後における開口部へのクリップ等
の取付けを容易になしうる繊維材成形品の表面化粧方法
を提供することである。

以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。

本例に用いられた成形芯材１は、天然繊維材あるいは合
成樹脂材を加熱圧縮して所定の形状に成形したものであ
υ、通気性を有する強靭な成形芯材とされている。、ま
た、該成形芯材１には、適所に開口部２が貫通されてい
る。この開口部２は本例では、内装材製品として仕上げ
られた後、同内装材製品をボディ側へ装着する際の差込
み用クリップ６を取付けるための取付は孔として用いら
れるものである。そして、本例開口部２はクリップ６の
差込み部２人とこれに連通ずる保合部２Ｂとから形成さ
れておシ、クリップ６は、まずその取付基部３Ａを差込
み部２人に差込んだ後、保合部２Ｂ側へずらしてやるこ
とにより、該保合部そして、成形芯材１に表皮シート４
を積層するに先立ち、開口部２に対し成形芯材１の表面
側（表皮シート４が積層される側）から接着テープ５が
貼υ付けられる。不例接脂テープ５は第２図に示すよう
に、その粘着面の中央部に長手方向に沿つて所定幅の非
粘着性テープ６を貼り付けたものが使用されている。し
だがって、本例接着テープ５には非粘着性テープ６によ
り非粘着部５Ａが形成され、その他の部分に粘着部５Ｂ
が形成される。

そして、この接着テープ５の貼υ付は作業は、その非粘
着部５Ａが開口部２を完全に閉塞しうるようにして行わ
れ、しかも後作業でめるクリップ６の取付は作業の際に
、同クリップ６の取付は基部６Ａが粘着部５Ｂと接触し
ないようにして貼り付けられる。こうして、開口部２を
接着テープ５にて閉塞した後、表皮シート４を真空成形
法によυ被覆する。

まず、成形芯材１を、接着テープ５の貼シ付けられた側
の面を上向きにして、該成形芯材１の形状に適合する真
空成形台７に仕掛ける。このとき、開口部２は成形台７
側に対応して設けられた同一形状の凸部８に嵌合される
。

次に、接着テープ５を含む成形芯材１の表面全域に接着
剤を塗布し、この上から所定温度に加熱して柔軟性を帯
びさせた塩化ビニル等の表皮シート４を被せる。そして
、成形台７の各箇所に貫通した多数個の空気抜き孔９〜
９と連通した空気吸引装置を作動させる。すると、表皮
シート４と成形芯材１との間の空気は通気性を有する成
形芯材１を通って各空電抜き孔９〜９内に吸入される。

これによシ、表皮シート４と成形芯材１との間ははぼ真
空状態になυ、表皮シート４が成形芯材１側へ吸引密着
され、同成形芯材１の形状に倣う。

そして、この吸引の際、開口部２は接着テープ５にて閉
塞されているため、この部分では表皮シート４に吸引力
が作用ちれない。したがって従来と異なシ、表皮シート
４が開口部２へ吸い込まれることがなく、このため仕上
げ後においてしわが寄ることもなく、きれいな製品とし
て仕上けられる。

上記被覆作業が完了した後、成形台７から製品を取）外
し、開口部２に対しクリップろを取付ける。該作業は前
述の如く、まずクリップ６の取付は基部６Ａを開口部２
の差込み部２Ａに差込み、保合部２Ｂへずらしてやるこ
とＫより行われる。

さて、前述したように、開口部２は接着テープ５の非粘
着部５Ａにて閉塞されているため、つまシ開ロ部２およ
びその近傍は接着テープ゛５の粘着部５Ｂにて密着され
ておらず、この部分は浮いた部分となっているため、ク
リップ５の取付は基部３Ａを容易に差込むことができる
。さらに、クリ・ツブ６を保合部２Ｂ側へずらす際にあ
っても、取イすけ基部３Ａが粘着部５Ｂに触れることが
なく、ｌト粘着部５Ａに沿ってスムーズにずらすことが
できるため、上記差込みと併せてクリップ５の取付は作
業全体が容易となる。

以上詳述したように本発明は、真空成形法によシ、通気
性を有する繊維材の圧縮成形芯材の表面に表皮シート「
被覆するに先立ち、粘着部分とシト粘着部分とを有する
接着テープを用いて、予めＭ記圧縮成形芯材の所定部位
に貫設６才した開口部にその表面側から貼り付けて、該
開口部を非粘着部分にて閉塞しておくことをその要旨と
するものである。

すなわち本発明は、表皮シートを被覆する前に、予め開
口部接着テープにて閉塞しておくことによシ、真空成形
による吸引がな嘔れても、表皮シートに対し、しわを寄
せることなく、きれいに被覆することができる。また、
開口部は接着テープの非粘着部分にて閉塞されるため、
クリップ等の取付けが容易であり、作業能率の向上も企
図することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は真空成形法を示す断面図、第２図は接着テープ
の斜視図、第６図は開口部への接着テープの貼ｐ付けを
示す平面図、第４図は表皮シートの被覆作業を示す断面
図、第５図は製品へのクリップの取付けを示す斜視図、
第６図（イ）（ロ）はそれぞれ開口部に対するクリップ
の取付けを示す要部拡大断面図でろる。 １・・・成形芯材　　　　　２・・・開口部６・・・ク
リップ　　　　　４・・・表皮シート５・・・接着テー
プ　　　５Ａ・・・非粘着部５Ｂ・−・粘着部 出　願　人　　竹廣木材工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 真空成形法によシ、通気性を有する繊維材の圧縮成形芯
   材の表面に表皮シートを被へするに先立ち、粘着部分と
   非粘着部分とを有する接着テープを用いて、予め前記圧
   縮成形芯材の所定部位に貫設された開口部にその表面側
   から貼シ付けて、該開口部を非粘着部分にて閉塞してお
   くことを特徴とする繊維材成形品の表面化粧方法。