JP2578554B2 - 玉杢模様の突板を貼付けた自動車用ハンドルの製造方法 - Google Patents

玉杢模様の突板を貼付けた自動車用ハンドルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉杢模様の突板を貼付
けた自動車用ハンドルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高級車のハンドルには、玉杢(タマモ
ク)模様の樹木、例えばクスの木のこぶの部分等が使用
されている。これらの樹木は希少的価値があるため、非
常に高価である一方、これらの樹木の木目模様のハンド
ルは人気があり、低価格での提供が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでハンドルに曲面
印刷を施して木目模様を付することも考えられるが、摩
耗に弱くはげやすい欠点がある。さらに自動車内は高温
になるため印刷部が剥離してしまうおそれもある。また
従来、突板を平面に対し貼付けることは行なわれてい
る。突板を貼付ければ高い耐摩耗性があり、しかも高温
に強いものを得ることができるが、ハンドルは三次元形
状を持ち、この曲面に突板をしわがよることなく貼付け
ることは困難であるとされていた。このため、湾曲した
突板の内側に三角形状の切れ目を入れる方法もあるが、
ハンドルの表面に切れ目が接着跡として出てしまうとい
う問題があった。本発明は上記従来の問題点に着目して
なされたものであり、自動車のハンドルなどの三次元形
状を持つ曲面に突板をしわがよることなく確実に貼付け
ることができる突板を貼付けた自動車用ハンドルの製造
方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明の玉杢模様の突板を貼付けた自動車用ハンド
ルの製造方法は、玉杢模様の突板に裏打ち材を貼り合わ
せて成形突板を形成する工程と、上記成形突板とハンド
ルの断面略半円形の曲面との少なくとも一方に接着剤を
塗布する工程と、上記成形突板をハンドルの曲面上に設
置し弾性体によって押圧し、且つ、成形突板とハンドル
の曲面との間の空気を吸引して成形突板を曲面に密着さ
せ、上記接着剤を凝固させ成形突板を曲面に固定する工
程と、を具備することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明では、玉杢模様の突板を使用し、これに
裏打ち材を貼り合わせたものを使用する。このものは、
例えばクスの木の瘤を有する部分の板材を縦(厚み)方
向にスライスしているため、円形の模様が散在した特殊
な模様を呈し、これにより伸縮性を有する。つまり、通
常の木目模様のように繊維の方向が一方向に連続するも
のでは一方向にしか曲げることができないのに対し、玉
杢模様の突板は木の繊維がどの方向にも膨張でき自由に
曲げることができる。したがって、三次元形状を有する
ハンドルの曲面に対しても、内側に切り込みを入れるこ
となくその曲面に馴染ませて貼りつけることが可能とな
る。そして、これを貼りつける方法としては、成形突板
とハンドルの曲面との少なくとも一方に接着剤を塗布
し、次いで成形突板を断面略半円形ハンドルの曲面上に
設置し弾性体によって押圧し、且つ、成形突板とハンド
ルの曲面との間の空気を吸引して成形突板を曲面に密着
させる。そして接着剤を凝固させ成形突板を曲面に固定
する。このように玉杢模様の突板を曲面上に設置して弾
性体によって押圧し、且つ突板と曲面との間の空気を吸
引するので、突板を曲面にしわがよることなく密着させ
ることができ、ハンドルの表面に切れ目が接着跡として
出てしまうことなく確実に貼付けることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、図1乃至図8を参照して本発明の第1
実施例を説明する。図1において符号1はクスの木の板
材を示し、この板材1を刃物2によって約0.2mmの
厚さにスライスして、玉杢模様の突板3を製作する。玉
杢模様ができるものとしては、クスの木の瘤を有する部
分をスライスしたものや、ウォールナットに根継ぎして
できた部分をスライスしたもの等が知られている。この
ものは、例えばクスの木の板材を縦(厚み)方向にスラ
イスしているため、円形の模様が散在した特殊な模様を
呈し、これにより伸縮性を有する。つまり、通常の木目
模様のように繊維の方向が一方向に連続するものでは一
方向にしか曲げることが出来ないのに対し、玉杢模様の
突板は木の繊維がどの方向にも膨張でき自由に曲げるこ
とができる。したがって、三次元形状を有するハンドル
の曲面に対しても、内側に切り込みを入れることなくそ
の曲面に馴染ませて貼りつけることが可能となる。
【0007】図2に示すように突板3と裏打ち材5とを
貼り合わせて平らに伸ばして、厚さを約0.35mmと
する。裏打ち材5は吉野紙などの和紙や化学繊維によっ
て構成されている。さらに図3に示すようにリング状に
打ち抜いて成形突板6を製作する。図3において符号7
は自動車のハンドルを構成する木製の表面側芯材を示
し、この表面側芯材7には曲面7aが形成されている。
【0008】図4に真空プレス装置10を示す。同図に
おいて符号11は本体を示し、この本体11は下降上昇
動作できる。本体11にはゴムによって構成された弾性
体としてのプレス部材12が備えられ、このプレス部材
12は成形突板6に対応してリング状に形成されてい
る。プレス部材12は中空で内部に加熱された空気を導
入することができる。符号15はテーブルを示し、この
テーブル15には多数の小孔15aが形成されている。
テーブル15の下側には図示しない真空ポンプが備えら
れており、小孔15aから空気を吸引することができ
る。テーブル15上には表面側芯材7を設置する台15
bが設けられている。この台15bは表面側芯材7の端
縁部とテーブル15との間に隙間をつくり、成形突板6
を表面側芯材7の端縁部まで密着させるものである。
【0009】次に真空プレス装置10を用いて成形突板
6を表面側芯材7の曲面7aに貼付ける作業について説
明する。図4に示すようにテーブル15の台15b上に
表面側芯材7を設置し、下面6aに接着剤を塗布した成
形突板6を表面側芯材7の上に置く。なお接着剤は小西
株式会社製のボンドNo.7(商品名)、酢酸ビニール
樹脂エマルジョン系のもの、ウレタン樹脂エマルジョン
系のものを温度や湿度によって使い分ける。接着剤は表
面側芯材7に塗布してもよく、さらに成形突板6と表面
側芯材7の双方に塗布してもよい。
【0010】そして本体11を下降させ、プレス部材1
2によって成形突板6を上から押圧し、さらに真空ポン
プによって小孔15aから空気を吸引する。プレス部材
12はゴムによって構成されているので曲面7aに沿っ
て弾性変形し、成形突板6全体を表面側芯材7の曲面7
aに密着させて、ずれないようにするとともに、成形突
板6と表面側芯材7を密閉された状態とする。。さらに
小孔15aから空気が吸引されるので、成形突板6と曲
面7aとの間の空気抜きが行なわれるとともに、成形突
板6が曲面7aに密着する方向へ引っ張られる。したが
って成形突板6は適宜に伸縮し、ハンドルの内側部分に
ついてはしわがよることなく、また、ハンドルの外側部
分については伸長されて、曲面7aに確実に密着するこ
とになる。
【0011】また表面側芯材7は台15b上に設置され
ているので、表面側芯材7の裏面7bとテーブル15と
の間に隙間ができる。したがって成形突板6は表面側芯
材7の裏面7b側にわん曲して入り込んだ状態となり、
成形突板6は表面側芯材7の端縁部においても確実に密
着することになる。なお台15bの高さ,個数及び位置
は任意であり、上記のように成形突板6がわん曲して入
り込むのに充分な隙間ができるように設定する。
【0012】次にプレス部材12内に加熱された空気を
導入し、プレス部材12の表面が約70°Cとなるよう
に加熱して、成形突板6の下面6aに塗布した接着剤を
凝固させて、成形突板6を曲面7aに固定する。次いで
真空ポンプによる吸引を解除し、本体11を上昇させ
て、成形突板6を貼付けた表面側芯材7を台15bから
おろす。そして図6に示すように成形突板6の曲面7a
からはみ出している部分(成形突板6の曲面7aに貼付
けられない部分)を切取る。
【0013】次に図7に示すように成形突板6を貼付け
た表面側芯材7と、金属フレーム21が備えられている
裏面側芯材20とを接着剤によって貼り合わせる。そし
て表面の保護強化を図るとともに光沢をもたせるための
塗料を塗布して図8に示すように自動車のハンドル22
を完成させる。
【0014】上記実施例では、表面側芯材7に成形突板
6を貼付けてから、裏面側芯材20とを接着してハンド
ル22を完成したが、本発明はこれに限定されず、表面
側芯材7と裏面側芯材20とを接着したのち、すなわ
ち、ハンドルの芯部分を完成させたのち、成形突板6を
芯材7の曲面に貼付けるようにしてもよい。また、他の
実施例として、裏面側芯材20の曲面にも表面側芯材7
と同様の方法で成形突板6を貼付け、両者を接着してハ
ンドル22を完成し、ハンドル22の全面に同じ模様を
形成することもできる。
【0015】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更などが
あっても本発明に含まれる。例えば上記実施例では、成
形突板6、36を曲面7a、32aに固定するため接着
剤を加熱することによって凝固させているが、自然に凝
固させることも可能であり、その手段は任意である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、伸縮性の
ある玉杢模様の突板を使用することにより、突板を三次
元の形状を有するハンドルの曲面にしわがよることなく
密着させることができ、ハンドルの表面に切れ目が接着
跡として出てしまうことなく確実に貼付けることができ
るようになり、美麗な玉杢模様の自動車用ハンドルが提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で板材をスライス
して突板を製作する工程を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図で突板と裏打ち材
の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図で成形突板と自動
車のハンドルを構成する表面側芯材の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図で真空プレス装置
の主要部を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図で真空プレス装置
によって成形突板を自動車のハンドルを構成する表面側
芯材に密着させている状態を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す図で成形突板を貼り
付けた自動車のハンドルを構成する表面側芯材の断面図
である。
【図7】本発明の第1実施例を示す図で自動車のハンド
ルを構成する成形突板を貼り付けた表面側芯材と裏面側
芯材の斜視図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す図で成形突板を貼付
けた自動車のハンドルの完成品の斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す図で成形突板を貼付
けけた鏡の枠の部分斜視図である。
【符号の説明】
3 突板 5 裏打ち材 6 成形突板 7 自動車のハンドルを構成する表面側芯材 7a 自動車のハンドルを構成する表面側芯材の曲
面 10 真空プレス装置 12 プレス部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玉杢模様の突板に裏打ち材を貼り合わせて
    成形突板を形成する工程と、上記成形突板とハンドルの
    断面略半円形の曲面との少なくとも一方に接着剤を塗布
    する工程と、上記成形突板をハンドルの曲面上に設置し
    弾性体によって押圧し、且つ、成形突板とハンドルの曲
    面との間の空気を吸引して成形突板を曲面に密着させ、
    上記接着剤を凝固させ成形突板を曲面に固定することを
    特徴とする玉杢模様の突板を貼付けた自動車用ハンドル
    の製造方法。
JP4223077A 1992-08-21 1992-08-21 玉杢模様の突板を貼付けた自動車用ハンドルの製造方法 Expired - Lifetime JP2578554B2 (ja)

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