JPH0425307Y2 - - Google Patents

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JPH0425307Y2
JPH0425307Y2 JP2957584U JP2957584U JPH0425307Y2 JP H0425307 Y2 JPH0425307 Y2 JP H0425307Y2 JP 2957584 U JP2957584 U JP 2957584U JP 2957584 U JP2957584 U JP 2957584U JP H0425307 Y2 JPH0425307 Y2 JP H0425307Y2
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JP
Japan
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pattern
sheet material
mold
ventilation
molded product
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JP2957584U
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JPS60141224U (ja
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Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、シート材料を押抜いて成形品の略平
坦面に文字、図形、記号等の模様を付着成形する
押し型に関するものである。
背景技術 一般に、車輌用のサイドモールやフイニツシ
ヤ、バンパー等の成形品にあつては、略平坦な外
表面部に車種名や装飾的な文字、図形、記号、そ
の他適宜の模様を形成することが行われている。
この模様を簡単に付形する手段としては成形品と
異色なシート材料を模様形状に押抜いて成形品の
外表面に接合する押し型を用いるとよいが、その
押し型で単にシート材料を押抜くと、例えば
「D,O,P」,「4,6,8」,「ロ、タ、ム」の
如き模様平面内に中抜き部分があるものの場合に
はシート材料の余分な中抜きまたは中抜きに近い
部分(以下、「中抜き部分」という。)が押し型の
押圧面下に位置して残存してしまうことになり、
これを事後に手作業で取除かねばならないとする
と極めて非能率的で手間が係ることを余儀なくさ
れる。
考案の開示 本考案は、シート材料を押抜きしかも中抜き部
分を取り除くことにより所望通りの模様を成形品
の略平坦面に簡単に形成できる押し型を提供する
こと、を目的とする。
即ち、本考案に係る押し型においては、模様平
面内の中抜き部分と対応する押し型の端面個所に
エアーを吸引或いは吹出しする通気面を設け、そ
の端面に形成した押圧面でシート材料を模様形状
に押抜いて成形品の略平坦面に付着すると共に、
通気面でシート材料の中抜き部分を吸着保持する
ことにより押し型の上昇動で持出し排出するよう
構成されている。
実施例 以下、図面を参照して説明すれば、次の通りで
ある。
この押し型1は車輌用のモールデイング、フイ
ニツシヤ、バンパー等の成形品2に例えば、「A,
D」の如き模様3の平面内に中抜き部分4を有す
るものをシート材料5の押抜きで形成するもので
あり、そのシート材料5の押抜き部分を熱溶着す
ることと関連して熱伝導性の良好な銅合金等で形
成されている。その端面は所望する付形模様3に
対応した形状の押圧面10として成形され、また
輪郭に沿つてシート材料5に喰込む押圧刃11が
突設されている。この押圧刃11は付形模様3の
輪郭線を鮮明に形成するため外周側を鉛直に切立
て成形するとよい。また、この押し型1の端面で
付形模様3の中抜き部分4と対応する個所はエア
ーの吸引或いは吹出し可能な通気面12として形
成されている。その通気面12は押し型1の中空
部13と連通する複数の通気孔14,14…を端
面に形成し、この通気孔14,14…に中空部1
3を介してソケツト15と接続するポンプ(図示
せず)の吸引力を作用するよう構成できる。ま
た、それに代えて、連続した多孔質でクツシヨン
性のある発泡樹脂片或いは焼結片等の多孔質体1
6を付形模様3の中抜き部分4と対応した端面個
所に嵌込んで接着固定し、これにソケツト15か
ら連通するエアー通路17を介してポンプを接続
するとエアー作用を通気面12の前面に均等に分
散するようできる。
このように構成する押し型1では、車輌用モー
ルデイングを成形品2として略平坦面な外表面部
2aに異色で例えば「A,D」の如く平面内に中
抜き部分4を有する模様3を形成するに用いるこ
とができる。
モールデイング2は塩化ビニル樹脂を発泡成形
したコア部2bとコア部2bの外周を覆う非発泡
軟質ポリ塩化ビニル樹脂の外郭部2cとを一体に
押出し成形したものであり、このモールデイング
2に模様3を付形するには模様3の付形面となる
外表面部2aと異色に着色したシート材料5を押
し型1で押抜き接合するようにする。そのシート
材料5は上述したモールデイング2の外郭部2c
と相溶性を有する樹脂で形成したものを用いると
よく、例えば外郭部2cと同質で外表面部2aの
色と異色な軟質のポリ塩化ビニル樹脂で形成した
厚さ0.05〜0.1mm程度のものを用いることができ
る。そのシート材料5はストリツプ状で付形模様
の外形寸法より若干広幅なテープ状にし、これを
押し型1で押抜いてモールデイング2の外表面に
接合することにより模様3として形成できる。
この押し型1では、シート材料5をモールデイ
ング2の外表面部2aから離隔させて位置した
後、これを押し型1の下降動で引張させてモール
デイング2の外表面部2aに接触させるようにす
る。次に、シート材料5がモールデイング2の外
表面部2aから内部に向けて陥入するまで押し型
1を更に降下させると共に押し型1を加熱する
と、押し型1の押圧面10と直接に接触するシー
ト部分が軟化して溶融或いは半溶融状態になり、
モールデイング2の外表面部2aと互いに溶け合
うことによりモールデイング2と一体化するよう
になる。この状態でシート材料5を左右方向また
は上方向に引張すると、シート材料5の軟化溶着
部分5aと通常の部分との境界線で押切刃11の
喰込みと溶着部分5aの軟化とが相俟つてシート
材料5が切れて上方に離反動する。そのシート材
料5が離反すると、モールデイング2の外表面に
は溶着部分5aに加えて押切刃11で溶断分離し
た中抜き部分5bとが残る。その中抜き部分5b
は押し型1の端面に形成した通気面12と対応位
置し、この通気面12にポンプからの吸引力を作
用することにより押し型1の端面に保持するよう
にできる。その吸着時には、中抜き部分5bが押
し型1の熱伝導、輻射熱で軟化してシート材料自
体の引張強度が著しく低下しているため、押し型
1の端面に容易に吸引できる。この押し型1の端
面に吸着した中抜き部分5bは押し型1の上昇動
と共にモールデイング2の外表面部2aから外れ
て上方に持ち出され、押し型1の所定位置移動で
今度はポンプからエアーを吹出すことにより押し
型1から外れて排出されるようになる。従つて、
モールデイング2の外表面部2aには溶着部分5
aのみ残り、その溶着部分5aはシート材料5が
予めモールデイング2の外表面に圧入されて後に
加熱溶着されているため、押し型1の周縁から喰
み出さずに美麗に縁取りされた模様3として形成
されるようになる。
なお、上述した実施例ではシート材料5を押し
型1の下降動で引張するよう説明したが、シート
材料5をモールデイング2の外表面部2aに接触
させた状態で押圧するようにしてもよい。その押
し型1は、シート材料5の圧着前に予め130〜200
℃程度に加熱することができる。また、成形品2
には外表面部2aの陥入を容易にするため予めポ
リ塩化ビニル樹脂のガラス転移温度80〜90℃程度
に加熱処理することにより弾性を持たせて押し型
1で押圧すると最もよく、その弾性は40〜60℃程
度に加熱することでも付与することができる。ま
た、押し型1は外表面部2aを陥入するまで下降
動することなく、外表面部2aの表面上に厚みを
呈出して模様3を溶着固定するよう下降動するこ
ともできる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る成形品に対する模様
の成形押し型に依れば、シート材料を押抜いて模
様を形成すると共に模様の平面内の中抜き部分を
押し型の端面に吸着して取出すことができるため
極めて能率よく模様を形成できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る押し型で模様を付形した
成形品の斜視図、第2図は本考案に係る押し型に
よる模様付形工程の説明図、第3図a,b及び第
4図a,bは本考案に係る押し型の説明図、第5
図a,bは同押し型の動作説明図である。 1……押し型、10……押圧面、12……通気
面、14,14……通気孔、16……多孔質体、
2……成形品、3……付形模様、4……中抜き部
分、5……シート材料。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 押圧面でシート材料を押抜いて成形品の略平
    坦面に文字、図形、記号等の模様を成形する押
    し型の端面で、模様平面内の中抜き部分と対応
    する個所に型本体内よりエアーを吸引或いは吹
    出しする通気面を形成したことを特徴とする成
    形品に対する模様成形押し型。 (2) 上記通気面が、模様平面内の中抜き部分と対
    応した押し型の端面個所に複数の通気孔を穿設
    することにより形成されているところの実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の押し型。 (3) 上記通気面が、模様平面内の中抜き部分と対
    応した押し型の端面個所に多孔質体を装着する
    ことにより形成されているところの実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の押し型。
JP2957584U 1984-02-29 1984-02-29 成形品に対する模様成形押し型 Granted JPS60141224U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2957584U JPS60141224U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 成形品に対する模様成形押し型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2957584U JPS60141224U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 成形品に対する模様成形押し型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60141224U JPS60141224U (ja) 1985-09-19
JPH0425307Y2 true JPH0425307Y2 (ja) 1992-06-17

Family

ID=30528507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2957584U Granted JPS60141224U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 成形品に対する模様成形押し型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60141224U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331599Y2 (ja) * 1986-03-28 1991-07-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60141224U (ja) 1985-09-19

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