JPS609009Y2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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Publication number
JPS609009Y2
JPS609009Y2 JP1978022142U JP2214278U JPS609009Y2 JP S609009 Y2 JPS609009 Y2 JP S609009Y2 JP 1978022142 U JP1978022142 U JP 1978022142U JP 2214278 U JP2214278 U JP 2214278U JP S609009 Y2 JPS609009 Y2 JP S609009Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
decorative
decorative board
decorative film
synthetic resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978022142U
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English (en)
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JPS54125881U (ja
Inventor
康弘 上島
良二 仙波
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Publication of JPS54125881U publication Critical patent/JPS54125881U/ja
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Publication of JPS609009Y2 publication Critical patent/JPS609009Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば自動車のドアトリム等に貼着される化
粧板に関するものである。
この種の化粧板は基材と、基材上に貼着される化粧フィ
ルムとからなるもので、特に自動車の内装に供される場
合は、木目模様の化粧フィルムが用いられる。
このように表面に木目模様を配した化粧板は、表面の外
観・触感が硬味なものが喜ばれる。
化粧板を硬味に仕上げるには、基材を成形する際、基材
の周縁や基材上に形成される凹部の周縁等の角部分を出
来るだけ円みをつけずシャープに仕上げ、かつ基材に貼
着する化粧フィルムをできるだけ基材に密着させ、基材
の表面形状に適応せしめることである。
従来、この種の化粧板の基材には射出成形された熱可塑
性合成樹脂の板を用い、かかる基材に化粧フィルムを通
常の接着方法により接着していたが、このような従来の
化粧板は基材の表面が平面でなければ化粧フィルムを接
着することはできない。
もし化粧板表面に凹凸をつけようとするならば、基材に
化粧フィルムを接着した後に成形を行うことになるが、
基材に化粧フィルムを接着した後では成形前による化粧
フィルムの不必要な変形・変質等が起こるし、深いシャ
ープな凹凸を成形することは不可能である。
更に、従来の化粧板においては基材が化粧板の側面に露
出するから、−見して模造品であることが分かり、外観
的に甚だ好ましくない。
また、化粧板がめくれないよう化粧板周縁を保護するた
めに基材周縁に土手を設けることも考慮しなければなら
ない。
本考案は、上記したような従来の化粧板の有する種々の
欠点を改良し、優れた硬味な外観を有する化粧板を提供
することを目的とし、しかして本考案は木質繊維に熱硬
化性合成樹脂を含浸させ、所定形状に熱圧成形した通気
性を有する基材に熱可塑性合成樹脂からなる化粧フィル
ムを真空ラミネーションによって貼着したことを骨子と
するものである。
本考案を図に示す一実施例によって説明すれば1は基材
であり、2は化粧フィルムであり、かかる化粧板3には
凹部4が形成され、かつ基材1の周縁から化粧フィルム
2を食出させて溶着代5が設けられる。
基材1は木質繊維に熱硬化性合成樹脂、例えばフェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂等をス
プレー、ディッピング等によって含浸させ、そのままも
しくは絞り機によって絞って含浸量を調節し、所望なれ
ば乾燥させてから熱圧成形する。
かくして熱硬化性樹脂は硬化して硬く、かつ機械的強度
の大きな基材が得られるが、基材の主材として用いる木
質繊維、例えばウッドチップ、パルプ、故紙パルプ等は
比較的長大な繊維であるから、繊維相互のからみ合いに
より構造強度が大きくなる一方では内部構造が若手組に
なり、実質的に通気性を保有する基材が得られる。
また、木質繊維は比較的軟質であるから所定形状に成形
し易く、角部がシャープに形成される。
かくして基材を得、これに化粧フィルムを真空ラミネー
ションによって貼着するが、この際用いられる接着剤は
感熱性接着剤・溶剤型接着剤・エマルジョン型接着剤等
、すべてのタイプの接着剤が用いられる。
真空ラミネーションに際して基材を予め加熱しておいて
もよい。
また、化粧フィルムは真空ラミネーションに際しては、
通常加熱・硬化せしめられる。
かくして化粧フィルムは基材表面に密着し、基材の表面
形状に緊密に適応するから、化粧板表面の角部は極めて
シャープなものとなり、硬味な感じを与える。
この際、基材は通気性を有するので、化粧フィルムと基
材との間に空気が存在しても真空ラミネーションの際、
基材を通して排出されるから、基材に貼着した化粧フィ
ルムの面は極めて平滑であり、硬味な感じが一段と強調
される。
このような化粧板3は、例えば自動車のドアトリム6に
第3図に示すように貼着されるが、化粧板3をドアトリ
ム6に貼着するには溶着代5によって高周波溶着を行う
その際、溶着代5の表面をモール7で被覆する。
従来は基材表面中央に突起を設け、かかる突起をドアト
リムに挿着したり、ビス・クリップ等によって化粧板を
ドアトリムに止めていたが、このような機械的な止め方
は工程が複雑化して望ましくない。
溶着代5による高周波溶着の場合は、工程が極めて簡単
、かつ短縮される。
本考案は、上記したように基材の主材として木質繊維を
用いるから、長太な該繊維の相互の強力な絡み合いによ
り通気性があり、しかも構造強度の大きなものが得られ
、かつ該繊維は柔軟性があり、角部の成形がシャープに
できる。
また、該繊維の結着剤として熱硬化性合成樹脂を用いる
から、機械的強度に優れた硬い基材が得られる。
そして、該基材に化粧フィルムを貼着するには真空ラミ
ネーションを行うから、化粧フィルムは基材が通気性で
あることと相俟って基材面に密着性がよく、形造応性が
よいので、化粧フィルムは極めて平滑に貼着せられると
ともに基材のシャープな角部の形状がそのまま化粧板表
面に出る。
また、基材の側面まで化粧板を貼着することができるか
ら、基材の周囲に土手を設ける必要もないし、基材の露
出個所が少ない。
また化粧板を基材からはみ出させれば、かかるはみ出し
部分を溶着代として所定の個所に簡単に溶着させること
も可能となる。
かくして表面の非常に硬味な好ましい化粧板を得る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は側断
面図、第2図は斜視図、第3図は本化粧板をドアトリム
に貼着した状態の平面図である。 図中、1・・・・・・基材、2・・・・・・化粧フィル
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木質繊維に熱硬化性合成樹脂を含浸させ、所定の形状に
    熱圧成形した通気性を有する基材に熱可塑性合成樹脂か
    らなる化粧フィルムを真空ラミネーションによって貼着
    したことを特徴とする化粧板。
JP1978022142U 1978-02-21 1978-02-21 化粧板 Expired JPS609009Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978022142U JPS609009Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21 化粧板

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JP1978022142U JPS609009Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21 化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54125881U JPS54125881U (ja) 1979-09-03
JPS609009Y2 true JPS609009Y2 (ja) 1985-04-01

Family

ID=28856350

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JP1978022142U Expired JPS609009Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21 化粧板

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JP (1) JPS609009Y2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474954U (ja) * 1971-02-03 1972-09-13
JPS4838783A (ja) * 1971-09-17 1973-06-07
JPS4938019A (ja) * 1972-08-23 1974-04-09
JPS51135984A (en) * 1975-05-21 1976-11-25 Kodaira Takeo Process for vacuum laminating
JPS51149359A (en) * 1975-06-18 1976-12-22 Toppan Printing Co Ltd Decoration boards

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474954U (ja) * 1971-02-03 1972-09-13
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JPS51135984A (en) * 1975-05-21 1976-11-25 Kodaira Takeo Process for vacuum laminating
JPS51149359A (en) * 1975-06-18 1976-12-22 Toppan Printing Co Ltd Decoration boards

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JPS54125881U (ja) 1979-09-03

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