JPS581644B2 - シ−トオ−バレイ化粧板の製造方法 - Google Patents

シ−トオ−バレイ化粧板の製造方法

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Publication number
JPS581644B2
JPS581644B2 JP52125600A JP12560077A JPS581644B2 JP S581644 B2 JPS581644 B2 JP S581644B2 JP 52125600 A JP52125600 A JP 52125600A JP 12560077 A JP12560077 A JP 12560077A JP S581644 B2 JPS581644 B2 JP S581644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
base material
decorative board
uneven pattern
manufacturing
Prior art date
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Expired
Application number
JP52125600A
Other languages
English (en)
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JPS5458776A (en
Inventor
高木敏行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP52125600A priority Critical patent/JPS581644B2/ja
Publication of JPS5458776A publication Critical patent/JPS5458776A/ja
Publication of JPS581644B2 publication Critical patent/JPS581644B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下面にシート状物を結着した適宜形状の基材上
面及び側面に熱可塑性シートを空気吸引により貼着する
いわゆる真空成型法によりシートオーバレ身化粧板を製
造するに際し、基材側面或いは基材上面に設けた彫刻様
の凹凸模様に沿って完全にシートを被覆させることがで
きるシートオーバレイ化粧板の製造方法に関するもので
ある。
従来から、シートオーバレイ化粧板の製造方法において
、真空成型法は基材の表面形状に沿って化粧シートを被
覆できること及び下面を除く基材の5面を一枚のシート
で被覆できることから、各種の家具部材や電気機器のキ
ャビネット等の分野で広く使用されている。
しかしながら、基材の下面にもシートを貼着して基材全
面にシートを被着させる場合は種々の障害があり、一部
では実用化されているが、その生産性は低いものである
即ち、このような全面シート被覆化粧板を得る方法とし
ては、基材の上面及び側面にシートを被覆したのちに下
面にシートを貼着する方法が最も容易に考えられるもの
であるが、製品が大版の場合はそうでもないが、家具部
材やキャビネット等のように比較的小物の場合にはシー
トの切断工数が増加すること、下面へのシ一ト貼着の場
合のラミネートプレスが小型化されることによる工程数
が増加すること、さらには工程数が増加することによる
表面部の傷等の発生が起りやすいなどの欠点を有してい
る。
そのために、基材下面に前もってシートを貼着したのち
に適宜形状に加工後、真空成型法によって基材の上面及
び側面にシートを被覆する方法を採れば前述した欠点は
解消されるが、下面がシートで被覆されているため該下
面からの基村内部の脱気が困難となり羊面から側面にか
けて完全なシートの被覆が行い難い欠点がある。
これをなくする方法の一つとして、第2図に示すように
、基材aの側面の一部bから脱気する方法があるが、こ
の場合には基材aの側面にシ一トCが被覆できないため
にジョイナー等で側面の一部を被覆しなければならず、
製造に手間がかかつて価格の高いものとなる。
又、別な方法として基材の上面にシートを被覆しためち
、治具等により外圧を加えて側面部にシートを貼着する
方法もあるが、基材の上面が平滑な場合に利用できても
第3図に示すように基材aの上面に彫刻様の凹凸模様d
を有する場合には基材aの凹部の脱気が不充分なために
凹凸模様dの面に沿ってシートcを完全に貼着できない
欠点がある。
さらに、基材の下面にシートを貼着したのちに該シート
から基材に達する孔を設けて該孔を通して脱気する方法
もあるが、用途によっては下面を露出して使用する場合
があり、その場合には美観を損うので極く一部の用途に
採用されているにすぎない。
本発明はこのような欠点をなくするために、基材の下面
にシートを貼着後、該基材の上面及び側面に真空成型法
によりシートを被覆するに際して、基材の下面側縁部に
面取り部を形成し、該面取り部を介して基材からの脱気
を充分に行わせて側面或いは上面に設けた彫刻様の凹凸
模様に沿いシートを完全に被覆させるようにしたことを
特長とするシートオーバレイ化粧板の製造方法を提供す
るものである。
本発明の具体的な実施例を第1図に基いて説明すると、
板状基材1の上面に適宜の彫刻様凹凸模様部2を刻設す
ると共に下面全面に合成樹脂化粧シ一ト3を貼着し、さ
らにこの基材1の下面側縁部に巾1〜2mmの面取り部
4を設ける。
この基材1を真空発生容器内に配置し、該容器の上端開
口部を熱可塑性合成樹脂シート状物5で密封し、しかる
のち、熱可塑性合成樹脂シート状物5を加熱して軟化さ
せると共に容器内を排気して減圧すれば、シート状物5
が容器内に吸引されて基材1の上面から四方側面に密着
する。
この際、容器内の減圧によって基材1はその面取り部4
から内部を脱気され、その脱気による吸引力が上面に刻
設した凹凸模様部2に作用してシート状物5が該凹凸模
様部2の内面に完全に密着するものである。
本発明において使用できる前述した基材1としては、通
気性を有する合板、パーティクルボードハードボード等
の木質材や硅酸カルシウム板、石膏ボード等が適してお
り、金属板或いは谷成樹脂板等のように通気性のない材
料は不適である。
又、基材1の下面側縁部に設けた面取り部4の巾を1〜
2mmとしたのは、デザイン上、あまり巾広くするのは
見苦しくなるためであり、もし、デザイン的に許される
のであれば、さらに巾広くすることにより鋭気の時間が
短縮され、シート状物5の被覆が容易となるものである
さらに、面取り部4は基材1の下面側縁全面に設ける必
要はなく、一部分のみに設けても脱気作用を奏すること
ができるが、脱気に要する時間が長くなるので、出来る
だけ面取り部による基材の露出面積が大となるように形
成する方が生産面からも好ましい。
このような面取り部はシートの被覆後においても基材の
下面側縁部に露出しているので、該部に塗装等を行うこ
ともできるものであり、この場合には上面から側面に亘
って被覆しているシート状物5と下面に貼着しているシ
一ト3とは連続した一枚のシート状物でないために模様
が不連続となり面取りによる模様の欠除部が存在しても
デザイン上不体裁になることはない。
なお、熱可塑性合成樹脂シート状物5を基材1の上面か
ら側面に亘って被着させるには、該基材1の表面又はシ
ート状物5の裏面に適宜の接着剤を塗布しておくもので
ある。
このように本発明は、下面全面に合成樹脂シート状物を
貼着し且つ上面に彫刻様の凹凸模様を形成してなる通気
性を有する板状基材の上面から側面にかけて加熱により
軟化している一枚の連続した熱可塑性樹脂シート状物を
真空成形法によって被覆するに際し、前記板状基材の下
面側縁部に面取りを設けて真空成形時における排気吸引
力により該面取り部分から板状基材内部を脱気し、その
鋭気吸引力により彫刻様の凹凸模様を設けた上面から側
面にかげて前起熱可塑性樹脂シート状物を貼着すること
を特徴とするシートオーバレイ化粧板の製造方法に係る
ものであるから、面取り部分から基材の内部を脱気して
基材の上面及び側面に吸引力を発生させるので、基材の
下面全面に合成樹脂シート状物を貼着しているにも拘ら
ず、該基材の上面から側面部にかけて完全に熱可塑性樹
脂シート状物を被覆することができ、ジョイナー等で側
面を被覆する必要がなく或いは治具等によりシート状物
に押接力を与える必要がないためにシート状物の被覆が
容易にできるものであり、さらに基材の上面に彫刻様の
凹凸模様が形成されているが、この凹凸模様も前述した
基材からの鋭気によって生じる吸引力によりシート状物
が該凹凸模様に沿って密着して完全に該シート状物で被
覆することができるものである。
又、基材の下面側縁部に面取り部が設けられているので
、下面が露出する使用状態においても見苦しくなく、そ
の上、該面取り部を容易に塗装できるのでシート状物の
模様と相俟って外観の美麗な化粧板を得ることができる
ものである。
次に本発明の実施例と比較例を示す。
実施例 厚さ15mmで230mm×600mmのパーティクル
ボードよりなる基材上面に深さ2〜5M位の彫刻様の凹
凸模様を設けると共に下面に0.2mm厚の塩ビシート
をラミネートし、さらに該下面の短辺側の両側縁部に1
.5mm巾の面取り部を形成した。
この基材を16枚、大きさ1200mm×2800mm
の真空成型容器内の内底部に配置した高さ20mmで2
25mm×595mmの16個の合板製支台上に夫々載
置したのち下面にウレタン樹脂系接着剤を200g/m
2の割合で塗布した0.2間厚の塩ビシートでもって真
空成型器開口部を密閉し、赤外線ヒーターにより該シー
トを100℃に加熱して軟化させると共に真空ポンプを
作動させて容器内を300mmHgまで減圧したところ
、16枚の基材の全てがその上面より側面部に至るまで
シートにより被覆され且つ彫刻様凹凸模様に完全にシー
トが密着したシートオーバレイ化粧板が得られた。
比較例 前記実施例と同一の基材に面取り部を形成することなく
真空成型容器内に実施例と同一条件で配し、真空ポンプ
を作動させて容器内を50mmHgまで減圧したところ
、16枚の基材中、5枚は略略完全に塩ビシートでもっ
て被覆、成形されたが、残る11枚の基材の彫刻様凹凸
模様部分がシートにより密着されず、さらに減圧状態を
20分間持続したがこの部分の凹面にシートを密着成形
することができなかった。
又、前記実施例と同様の基材の下面短辺側縁部に1.5
mm巾の面取り部を形成したのち、該面取り部にエポキ
シ樹脂を塗布して完全にシールしたものを実施例と同一
条件で真空成型容器内に配し、真空ポンプを作動して容
器内を50mmHgまで減圧し、この状態を20分間持
続したが、基材16枚中、4枚が略々完全にシートの被
覆成形されたのみで残りの基材の凹凸模様がシートによ
る完全な密着成形を行うことができなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を説明するための断面図、第2図及
び第3図は従来法を説明するための断面図である。 1・・・・・・基材、2・・・・・・彫刻様凹凸模様部
、3・・・・・・シート、4・・・・・・面取り部、5
・・・・・・熱可塑性樹脂シート状物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下面全面に合成樹脂シート状物を貼着し且つ上面に
    彫刻様の凹凸極様を形成してなる通気性を有する板状基
    材の上面から側面にかけて一枚の連続した熱可塑性樹脂
    シート状物を真空成形法によって被覆するに際し、前記
    板状基材の下面側縁部に面取りを設けそ真空成形時にお
    ける排気吸引力一より該面取り部分から板状基材内部を
    脱気しその脱気吸引力により彫刻様の凹凸模様を設けた
    上面から側面にかけて前記熱可塑性樹脂シート状物を貼
    着することを特徴とするシートオーバレイ化粧板の製造
    方法。
JP52125600A 1977-10-18 1977-10-18 シ−トオ−バレイ化粧板の製造方法 Expired JPS581644B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP52125600A JPS581644B2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 シ−トオ−バレイ化粧板の製造方法

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JP52125600A JPS581644B2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 シ−トオ−バレイ化粧板の製造方法

Publications (2)

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JPS5458776A JPS5458776A (en) 1979-05-11
JPS581644B2 true JPS581644B2 (ja) 1983-01-12

Family

ID=14914144

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JP52125600A Expired JPS581644B2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 シ−トオ−バレイ化粧板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5201981A (en) * 1991-08-16 1993-04-13 Citadel Architectural Products, Inc. Method of forming synthetic plastic film-projected building siding

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223172A (en) * 1975-08-18 1977-02-21 Toppan Printing Co Ltd Vacuum press laminating method

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JPS5223172A (en) * 1975-08-18 1977-02-21 Toppan Printing Co Ltd Vacuum press laminating method

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JPS5458776A (en) 1979-05-11

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