JPS59204190A - 新規なモルホリン誘導体およびその製造法 - Google Patents

新規なモルホリン誘導体およびその製造法

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JPS59204190A
JPS59204190A JP7858383A JP7858383A JPS59204190A JP S59204190 A JPS59204190 A JP S59204190A JP 7858383 A JP7858383 A JP 7858383A JP 7858383 A JP7858383 A JP 7858383A JP S59204190 A JPS59204190 A JP S59204190A
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acid
benzofuran
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Takeshi Igarashi
健 五十嵐
Teruo Mukai
向井 輝夫
Mitsuo Mimura
三津夫 三村
Terutake Nakagawa
中川 照丈
Seiji Ukai
鵜飼 清治
Satoko Kubo
久保 里子
Chiharu Masuda
増田 千春
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Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(1): (式中、Rは水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基ま
たはベンジル基である)で示されるモルホリン誘導体ま
たはその酸伺加塩およびその製造法に関する。
本発明の化合物は一般式CI)のアルキル基としてメチ
ル、エチル、イソプロピル基などを側鎖に有する2−(
ベンゾフラン−2−イル)−4−メチルモルホリン塩酸
m、2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−エチルモル
ホリン塩酸塩、2−(ベンゾ7ランー2−イル)−4−
イソプロピルモルホリン塩酸塩などおよびアルケニル基
としてアリル基などを側鎖に有する2−(ベンゾフラン
−2−イル)−4−アリルモルホリン塩酸塩など、とす
る。
本発明によれは、一般式(I)で示されるモルホリン誘
導体またはその酢付加塩は−IJツ式:(式中、Xはハ
ロゲン原子である)で示される化合物と式: %式% (式中、Rは前記と同じ)で示される化合物とを脱HX
剤(又は前記と同じ)、たとえばトリエチルアミンなど
の存在下で反応させ、えられる式: (式中、Rは前記と同じ)で示される化合物を酸、たと
えばトリフルオロ酢酸などと式:(R1)3SiH(式
中、R1は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基であ
る)で示されるトリアルキルシランの共存下で反応させ
て環化させることによって製造しうる。
また前記式: (式中、Rは前記と同じ)で示される化合物を水素化全
域錯体、たとえば水素化ホウ素ナトリウムなどで還元し
、えられる式: (式中、Rは前記と同じ)で示される化合物を脱水剤、
たとえばアゾジカルボン酸ジエチルとトリフェニルホス
フィンなどの組合せで環化させることによっても一般式
(I)のモルホリン誘導体またはその酸付加塩を製造し
うる。
一方、別法として式: で示されるエボギザイドと式:RNH2(式中、Rは前
記と同じ)のアミンとを反応させ、えられる式: (式中、Rは前記と同じ)で示される化合物と式: Y
OH2C!0Y1(式中、Y t3 、J: ヒY1ハ
同シカマタは異なり、ハロゲン原子である)で示される
化合物とを反応させ、えられる式: (式中、RおよびYは前記と同じ)で示される化合物を
塩基性物質の存在下に、たとえばナトリウムメトキサイ
ドなどで環化させて式:c式中、Rは前1と同じ)で示
される化合物とし、ついで水素化金属錯体、たとえば水
素化リチウムアルミニウムなどで還元することによって
も一般式(I)で示されるモルボリン誘導体を製造しう
る。
さらには、式: で示される化合物と式:R2X(式中、R2は低級アル
キル基、低級アルケニル基またはベンジル基、Xは前記
と同じ)で示される化合物とを脱11X剤、たとえばト
リエチルアミンの存在下で反応させても一般式(I)で
示されるモルホリン誘導体を製造しうる。
値上のごとくしてえられる一般式(I)で示される化合
物は塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸また
はシュウ酸、フマール酸、マレイン酸、クエン酸、酢酸
、酒石酸、安息香酸などの有機酸の酸付加塩とすること
ができる。
また一般式(1)で示されるモルホリン誘導体ならびに
その酸イ」加塩の光学異性体および(または)その混合
物を本発明はすべて包含するものである。
一般式(I)で示されるモルホリン誘導体またはその酸
付加塩は藝理試験に示すように、抗レセルピン作用が公
知のピロキサジンなどと同程度であり、抗うつ剤の副作
用である]元オキントレモリン(oxotremori
ne)振せん作用を有さす、急性毒性も弱く、抗うつ薬
として有用である。すなわち高血圧患者の治療に用いら
れるレセルピン(rθeerpins)がその副作用と
して、うつ病症状を誘発すること(ミュラー、T、O,
(Muller、 J、O,)ら:J、 Amer、M
ed、 Ass、、159.836 (1978))、
また動物実験でレセルピン誘発中枢抑制作用が典型的な
三珠系抗うつ薬のアミトリブチリン(amitript
yline)やイミブラミン(1m1prarnine
χこよってよく拮抗されること(アール・エム・バート
ン(R,M、 Burton)、エム、エイ・ソツド(
M、 A、 5odd)、エイ・イルダン(A、 Go
ldim) :アルキープ・ザンテルナチオナーレ・ド
・ファルモコデイン(Arch。
int 、 Pharmocodyn)、112.18
8(1957)iイー・コスタ(K、 0osta)、
ニス・カラツチー= (S、 Garattini )
、エル・バルゼーリ(L、 Valzelli) :イ
クスペリエンチア(Experiθntia)、16.
461(1960))から抗うつ薬の評価に動物実験で
は抗レセルピン作用が古くから応用されている。また、
抗うつ薬の有する抗オキソトレモリン振せん作用や抗フ
ィゾスチグミン(physostigmine)致死作
用などの中枢性抗コリン作用は抗うつ作用機序の一要素
であると考えられていたが(栗原雅直、医学のあゆみ、
57.50(1966))、今日ではあまり重要視され
ず(バイレント・ジー・イー(Vai’11.ent、
、G。
E、) : Am、、r、PsyQhiat9.125
.1600 (1969)) 、むしろ抗うつ薬の抗コ
リン作用は臨床での口渇、便秘、尿閉、頻脈などの副作
用に関連するとされている(伊藤斉ら:向精神薬、ツ、
医学図書出版発行(1973))。
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はががる実肩例のみに限定されるものではない
実施例 (2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−ベンジルモル
ポリン塩酸塩の製造) N−(2−(ベンゾフラン−2−イル)−2−オ干ソエ
チル〕−トベンジルエタノーノげミン塩「シ塩59(1
4,46ミリモル)をトリフルオロ酢酸17m1に溶1
1γし、−16′l″Cに冷却してトリエチルシランL
85g(15,91ミリモル)を胸下し、−16°Cで
1時間放置した。えられた反応混合物を4N力セイソー
ダ水溶液68mtに加え、酢酸エチル50m1で抽出し
、飽和食塩水で洗浄後フコ(水硫酸す1− IJウムで
乾燥して減圧下で酢111ノエチルを留去した。残留し
た油状物を従来法によって塩酸塩に変え、メタノールと
エーテルの混合溶媒で結晶化させて目的化合物の2−(
ベンゾ7ランー2−イル)−4−ベンジルモルホリン塩
酸fM5.4. (収率: 71.6%、mp2D4〜
205°0)をえた。
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
元素分析値:C工、H2oCINO2 理論値(支)): a61.19  N5.81  N
4.25実測値し): C!69.25  N5.98
  N4.40マススペクトル(m/e) : 29+
 (親ピーク)、146(基準ヒリ)mスペクトル(δ
値’ ppm ) : (oDaz3中、内部際準:]
侶)2.94〜5.60 (m、相、メチレンプロトン
)、旦 7.16〜7.65 (m、%、フェニルプ四トン)出
発物質として用いたN−C2−(ベンゾフラン−2−イ
ル)−2−オキソエチ/l/)−N−ベンジルエタノー
ルアミン塩酸塩はつぎに示す方法によって製造した。
ベンゾフラン−2−イル−クロルメチルケトン10g(
51,38ミリモル)をベンゼン140mzに溶解し、
N−ベンジルエタノールアミン9.559(56,52
ミリモル)とトリエチルアミン5.72 (56,52
ミリモル)を加えて2時間還流し、15り 分間氷冷し、生じた沈殿物を除去した。ベンゼンを減圧
下で留去し、残留した油状物をアセトン100m1に溶
解し、エタノール性塩酸(エタ/ −ル25m1に濃塩
酸5rI′Ilを加え1こもの)をjJtlえて出発物
質のN−(2−(ベンゾフラン−2−仙し)−2−オキ
ソエチルツーN−ベンジルエタノールアミンmIm 1
2.479 (収率: 70.2%、mp 128〜1
36’fi)をえた。
実施例2 (2−(ペンカラン−2−イル)−4−ベンジルモルホ
製造) t+−(2−(ベンゾ7ランー2−イル)−2−ヒドロ
キシエチルツーN−ベンジルエタノールアミン15.1
1g(42.10  ミリモル)をクロロホルム100
mlに溶解し、トリフェニルホスフィン11、05, 
(42.18ミリモル)を加え、水冷下でアゾジカルボ
ン酸( 56.03ミリモル)のクロロホルム5Qmj
溶液を滴下した。室温で一晩攪拌後、クロロホルムを減
圧下で留去し、残留した油状物を最少量のベンゼンに溶
かしてヘキサン中で作ったシリカゲル(シリカゲル60
 7754)力2ム(5.5X26cm)に加え、ヘキ
サン、ヘキサン:酢酸エチル=10二1、ヘキサン:酢
酸エチル=5:1の順で溶出し、ヘキサン:酢酸エチル
=5;1の溶出分から減圧下で溶媒を留去し、えられた
残留油状物を従来法によって塩酸塩に変え、イソプロビ
ルアルコールヲ用いて結晶化させて目的化合物の2−(
ベンゾ7ランー2−イル)−4−ベンジルモルホリン塩
酸塩3.759(収率: 27.0%、mp 204 
〜205°C)をえた。
出発物質として用いたN−[2−(ベンゾ7ランー2−
イル)−2−ヒドロキシエチル]−N−ベンジルエタノ
ールアミンはつぎに示す方法によって製造した。
N−(2−(ベンゾ7ランー2−イル)−2−オキソエ
チルツーN−ベンジルエタノールアミン14.48, 
(46.81ミリモル)をメタ/−ル150mlに溶解
し、水冷下で水素化ホウ素ナトリウム890m9(23
.53ミリモル)を加え、水冷下で60分間攪拌し、つ
いで酢@ 0.5mlを加えた。えられた反応混合物に
2N力セイソーダ水溶液200mjを加え、酢酸エチル
300mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、ついで減圧下で酢酸エチルを留去し、
油状物として出発物質のN−(2−(ベンゾ7ランー2
−イル)−2−ヒドロキシエチル)−1g−ヘンシルエ
タノールアミン15.119( 収率:87、9%)を
えた。
実施例3 (2−(ベンゾフラン−2−イル)モルホリン塩1a<
塩の製造)実施例1または2でえられた2−(ベンゾフ
ラン−2−イル)−4−ベンジルモルホ1ル塩酸,塩6
.269( 9.88ミリモル)をメタノール30ml
と水6mlの混合溶液に溶解し、えられた溶液に5%パ
ラジウム炭素0、4,を加え、常温常圧の水素雰囲気中
で水素の吸収が終わるまでm拌し、ついで沖過した。炉
液から減圧下で溶媒を留去し、残留物をエタノールで結
晶化させて目的化合物の2−(ベンゾフラン−2−イル
)モルホリン塩酸塩2.089(収率: 87.8%、
mp 225 〜227°C)をえた。
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
龜 元素分析値: 012Hよ、 CI No2理論値(%
): 060.1!l  H5,47N5.84実測値
(%): 060.25  H5,65N5.90マス
スペクトル(m/e): 205 (親ヒ一り)、57
(基準ヒ―り)NMRスペクトル(δ値:ppm) :
(d6−IMSO中、内部し準:%5j3)7.12〜
7.64 (m、 4H,フェニルゾ0)ン)実施例4 (2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−メチルモルホ
リン塩酸塩の製造) 実施例6でえられた2−(ベンゾフラン−2−イル)モ
ルホリン塩酸塩o、59(2,088ミリモル)をジメ
チルホルムアミド1Qmjに溶解し、無水炭酸カリウム
0.86mgを加え、水冷下でヨウ化メチル肌16m/
 (2,565ミリモル)を加えて30分間水冷下で攪
拌した。えられた反応混合物に酢酸エチル5Qm/を加
え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、酢酸エチルを減圧下で留去した。残留した油状物を従
来法によって塩酸塩に変え、エタノールとエーテルの混
合溶媒で結晶化させて目的化合物の2−(ベンゾ7ラン
ー2−イル)−4−メチルモルホリン塩酸塩0.3. 
(収率: 66.2%、mp171〜172°りをえた
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
― (lIH3 元素分析値: 013Hよ。C!HO2理論値(2))
: 061.54  H5,96N5.52実測値(%
): 061.40  H5,85N5.39マススペ
クトル(yn/e) : 217 (親ヒ一り)、71
(基準ヒ一り)NMRスペクトル(δ値: pI)m)
 : (0DCI3中、内部標準: ’IMS )2.
82 (aX甜、メチルプロトン)、2.42〜4.5
2 (m、 6H,メチレンプ四トン)、■ 7.06〜7.52 (m、卯、フェニルプロトン)実
施例5 (2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−エチルモルホ
リン塩酸塩の製造) メチルをエチルにかえたほがは実施例4と同様にして目
的化合物の2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−エチ
ルモルホリン塩酸塩をえた。
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
2H5 mp149〜150°O 元素分析値: C!14H工a OI NO2理論値し
): a62.80  H6,40N5.23実測値(
支)):a63.04  H6,51N5.4.lSマ
ススペクトル(m/e):251 <親ヒ一り)、57
(基串ヒ一り)NMRスペクトル(δ値:p迦):(C
DC13中、内ef比・)準:]S)1.45(t、団
、メチルプロトン)、7.15〜7−65 (m、梠、
フェニルプロトン)実施例6 (2−(ベンゾ7ランー2−イル)−4−アリルモルホ
リン塩酸塩の製造) メチルをアリルにがえたほかは実施例4と同様にして目
的化合物の2−(ベンゾ7ランー2−イル)−4−アリ
ルモルホリン塩酸塩をえた。
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
0H20H= 0H2 nTp 190〜191°C 元素分析値: 015%%jN% 理論値e%) : o64.4D  H6,12N5.
01実測値(%): C!64.6D  H5,91N
5.14マススペクトル(m/θ)?246(親ヒ―り
)、246(基準ヒ―り)NMRスペクトル(δ値: 
pl)m) : (0DO13中、内部標準: TMS
 )6.04〜6.47 (m、IH,オレフイニツク
ブ盲トン)、7.20〜7.65 (m、梠、フェニル
プロトン)実施例7 (2−(ベンゾ7ランー2−イル)−4−イソプロピル
モルホリン酢酸塩の製造) メチルをイソプロピルにかえたけがは実施例4と同様に
して目的化合Q’JTの2−(ベンゾフラン−2−イル
)−4−イソプロピルモルホリンi¥1! ’14をえ
た。
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
0H(OH3)2 ffiP   183°C 元素分析値”17H23No4 理論値(%): H66,86H7,59N4.59実
測値($): C!66.95  H7,75N4.4
3マススペクトル(m/eル245(親ピーク)、71
(基準ピーク)関スペクトル(δイtl ’ ppm)
 : (aDat3中、内部標準:TMS)1.45 
(d、甜、メチルプロトン)、7.06〜7−38 (
m、 4H1フエニルプロトン)実施例 (2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−イソプロピル
モルポリン塩酸塩の製造) 2−(ベンゾフラン−2−イル)−2−ヒドロキシエチ
ルイソプロビルアミン209(91,31ミリモル)を
ジクロルメタン3[10m/に溶解し、トリエチルアミ
ン14m1を加え、水冷下でブロムアセチルブロマイド
20.5. (100,56ミリモル)のジクロルメタ
ン50mj溶液を滴下して室温で17時間攪拌し、1N
塩酸で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下で
溶媒を留去した。残留した油状物35.79をメタノー
ル250mzに溶解し、ナトリウムメトキサイド9.9
. (183,26ミリモル)を加えて60°Oで一晩
攪拌し、溶媒を減圧下で留去してエーテル250m/を
加え、1N塩酸、飽和重曹水、ついで食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥してエーテルを減圧下で留去
した。残留した油状物17.0.をエーテル5Qm/に
溶解シ、水素化リチウムアルミニウム2.4. (66
,16ミリモル)のエーテル16CJmlのpω8濁液
に氷冷下で簡下し、6.5時間還流した。えられた溶液
に水冷下で水100m/とカセイソーダ169を加え、
エーテルを分離し、細氷硫酸す) IJウムで乾燥後、
減圧下でエーテルを留去した。残留した油状物を最少量
のベンゼンに溶解してシリカゲル(シリカゲル6077
64 )カラム(5,5X28cm ) (ヘキサン中
)に加え、ヘキサン、ベンゼン:エーテル−5:1、エ
ーテルの順で溶出し、エーテルの溶出外から減圧下でエ
ーテルを留去し、えられた残留油状物を従来法によって
塩酸塩に変え、イソプロピルアルコールから結晶化させ
て目的化合物の2−(ベンゾ7ランー2−イル)−4−
イソプロピルモルホリン塩酸塩4.6. (収率: 1
7.9%、mp 198°C)をえた。
出発物質として用いた2−(ベンゾフラン−2−イル)
−2−ヒドロキシエチルイソプロビルアミンはつぎに示
す方法によって製造した。
ベンゾフラン−2−イル−クロルメチルケトン289(
0,144モル)をジオキサン:水=10:1の混合溶
媒165m1に溶解し、水冷下で水素化ホウ素ナトリウ
ム1.8. (0,048モル)を加え、水冷下で10
分間攪拌した。ついで酢酸1m/と水700mzを加工
、エーテル700mj!で抽出し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥して減圧下でエーテルを留去した。残留した油状
物2B、1.をベンゼン300+nlに溶解し、カセイ
カlJ12gを加えて室温で6時間攪拌し、生じた不溶
物を除去し、減圧下でベンゼンを留去した。残留した油
状物にイソプロピルアミン180睨とエタノール36m
!を加えて6o0cで20時間攪拌し、えられた反応混
合物を氷水1.5ノに注ぎ、生じた沈殿をイソプロピル
アルコールから結晶化させて出発物質の2−(ベンゾ7
ランー2−イル)−2−ヒドロキシエチルイソプロビル
アミン25.99(収率: 75.7%、mp 105
〜107°C)をえた。
つぎにえられた目的化合物の構造式および特性値を示す
C!H(C!H3)2 つぎに急性毒性試験および#理試験をあげて本発明のモ
ルホリン誘導体をさらに詳しく説明するが、本発明はか
かる試験にのみ限定されるものではない。
なお、急性毒性試験および凋理試験において供試化合物
としては、 2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−ベンジルモルリ
ン塩酸塩(実施例1および2の化合物、以下B190と
いう)、2−(ベンゾ7ランー2−イル)モルホリン塩
酸塩(実施例乙の化合物、以下B186という)、2−
(ベンゾ7ランー2−イル)−4−メチルモルホリン塩
酸塩(実施例4の化合物、以下B187という)、2−
(ベンゾ7ランー2−イル)−4−エチルモルホリン塩
酸塩(実施例5の化合物、以下B188という)、2−
(ベンゾフラン−2−イル)−4−アリルモルホリン塩
酸塩(実施例6の化合物、以下B189という)および
2−(ベンゾフラン−2−イル)−4−イソプロピルモ
ルホリン酢酸塩または塩酸塩(実施例7または8の化合
物、以下B185という)を用い、比較例としては、ピ
ロキサジン(Vil、oxazine ) 、アトロビ
ン(Atropille)を用いた。
〔急性毒性試験〕
体重28〜627.5週齢のSlc : dcly系雄
性系中性マウス、1群6匹で試験を行なった。室温21
±1°0の室で、ニス・アービン(s、工rwin) 
:サイエンス(Science)、136.123(1
962)の行動観察基準にしたがって、ポリカーボネー
トケージ(17X 14 X 12cm )内で、供試
化合物投与後、経時的に動物の一般状態および死亡を観
察した。
投与後24時間での6例中の死亡数を第1表に示す。
第     1     表 〔薬理試験〕 (レセルピン体温下降に対する作用) 体重24〜289.5週齢のSlc:ddy系雄性マウ
スを用い、1群6匹で試験を行なった。室温21士ぜC
の室でレセルピン5m、/に9体重(蒸留水で希釈)の
皮下投与18時間後に各供試化合物を経口投与し、 R
,M、 Burton %エム・エイ・ソツド(M、 
A、5odd) 、エイ・イルダン(A、Goldin
戸アルキープ・ザンテルナチオナール・ド・ファルモコ
デイン(Arch、 int 、Fharmocody
n)、112、118(S、 Garattini )
、エル・バルゼーリ(L、 Valzelli) :イ
クスペリエンチア(]!1xperientia)、1
6.461(1960)の方法にしたがってサーミスタ
一温度計(エイワ電子製作所、DSM−102)のセン
サーを肛門より約2am挿入して直腸温度をそれぞれ投
与前、投与2時間後に測定した。結果を第2表に示す。
第2表に示したように、B186は各投与量とも有意な
拮抗作用を示したが、8om、/に、体重において6例
中2例が死亡した。B187は20および40m、/に
、体重で有意な拮抗作用を示した。B188およびB1
89は各投与量とも有意な拮抗作用を示した。B190
は20m、/に、体重では有意な拮抗は認められなかっ
たが、40および80mg/に、体重で有意な拮抗作用
を示した。B185は各投与量とも有意な拮抗作用を示
し、比較例のピロキサジンは20および4om、/に、
体重で有意な拮抗を示したが、80m、/に、体重で有
意な拮抗作用は認められなかった。
(オキソトレモリン振せんに対する作用)体重28〜6
47.5週齢のSle S eLdy系雄性マウスを用
い、1群9匹で実験を行なった。室温21±1°Cの室
で、供試化合物投与後60分にオキソトレモリン0.2
mg/kg体重(生理食塩水に溶解)を腹腔内投与し、
ジー・エム・ニブレット(G、M、Evrθ11)、エ
ル・イー・プロツカス(L、 E、 Bloclcus
) 、ティー・エム・シェパード(T、 M、 5he
pperd) :サイエンス124.79(1956)
 、高木弘、上岡利春、小林習作、鈴木善雄、太刀用隆
治二日薬理誌、66.107(1970)の方法にした
がって10分後に振せんの有無を調べた。
第   6   表 第3表に示したごとく、典型的な抗コリン作用を示すア
トロビンの20.40.80mv/kg体重は拮抗作用
を示したが、B186、B187、B188、B189
およびB190の40.80.160mp/ky体重、
またB185およびピロキサジンの20.40180m
p/kp体重はほとんど影響をおよぼさなかった。
第1頁の続き 0発 明 者 増田千春 守山市浮気町321番地の3駅前 東団地4号棟の103 手続補正書(n4 昭和58年6月16日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1事件の表示 昭和58年特許願第78583号 2発明の名称 新規なモルホリン誘導体およびその製造法3補正をする
者 事件との関係    特 許 出 願 人力ワ   フ
イ  シ(つ 代表者  沢  啓 祥 4代理人  〒540 5補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄6補正の内容 (1)明細書4頁7行の「ベンジル塩酸塩」を「ベンジ
ルモルホリン塩酸塩」と補正する。
(2同7頁15行の「トリエチルアミン」を「炭酸カリ
ウム」と補正する。
(3)同11頁11行と12行の間に「3.98〜4.
70  (n+ 、 4 H,メチレンプロトン)」を
加入する。
(4)同12頁5行の「9.55 (I Jを「8.5
5g」と補正する。
(5)同13頁1行の[ボン酸< 56.03ミリモル
)」を[ボン酸ジエチル(56,03ミリモル)」と補
正する。
(6)同14頁8行のr87.9%」をr89.9%」
と補正する。
(刀 同19頁14行の「6H」を「8日」と補正する
(8)同22頁5行の「食塩水」を1飽和食塩水」と補
正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式(I): (式中、Rは水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル基、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基ま
    たはベンジル基である)で示されるモルホリン誘導体ま
    たはその酔付加塩。 2一般式(■): (式中、Rは水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル基、2〜4個の炭素原子を有スるアルケニル基ま
    たはベンジル基である)で示される化合物を環化させる
    ことを特徴とする一般式(1): (式中、Rは前記と同じ)で示されるモルボリン誘導体
    の製造法。 6一般式Qll) : (式中、Rは水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル基、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基ま
    たはベンジル基である)で示される化合物を環化させる
    ことを特徴とする一般式(1): ζ R (式中、Rは前記と同じ)で示されるモルホリン誘導体
    の製造法。
JP7858383A 1983-05-04 1983-05-04 新規なモルホリン誘導体およびその製造法 Granted JPS59204190A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6846817B2 (en) * 1999-06-02 2005-01-25 Regents Of The University Of Minnesota Nicotine receptor ligands
CN102786515A (zh) * 2012-04-13 2012-11-21 湖南大学 2-(2,2-二甲基-2,3-二氢苯并呋喃-5-基)吗啉及其制备方法与应用

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US6846817B2 (en) * 1999-06-02 2005-01-25 Regents Of The University Of Minnesota Nicotine receptor ligands
CN102786515A (zh) * 2012-04-13 2012-11-21 湖南大学 2-(2,2-二甲基-2,3-二氢苯并呋喃-5-基)吗啉及其制备方法与应用

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