JPS59199718A - ポリアミドの製造法 - Google Patents

ポリアミドの製造法

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JPS59199718A
JPS59199718A JP7301383A JP7301383A JPS59199718A JP S59199718 A JPS59199718 A JP S59199718A JP 7301383 A JP7301383 A JP 7301383A JP 7301383 A JP7301383 A JP 7301383A JP S59199718 A JPS59199718 A JP S59199718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dicarboxylic acid
polyamide
thionyl chloride
diamine
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP7301383A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Ueda
充 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリアミドの製造法に閃し、詳しくはジカルボ
ン酸とジアミンを塩化チオニルの存在下で直接反応させ
ることによシ、効率よくしかも高分子量のメリアミドを
製造する方法に関する。
一般に、ポリアミド、%に芳香族環を含むポリアミドは
耐熱性にすぐれているため、各種の分野で広く用いられ
ている。このようなポリアミドは、従来ジカルボン酸の
塩化物とジアミンをアルカリの存在下で重縮合すること
によって製造されている。
しかし上記従来法ではジカルボン酸を塩化物として用い
るため、この塩化物を単離する必要があるが、このもの
は加水分解を受けやすいため、単離して保存するのが容
易でないという難点がある。
本発明の目的は、ジカルボン酸の塩化工程を経ることな
く、ジカルボン酸をそのまま直接ジアミンと反応させる
簡単な工程で、効率よくざリアミドを製造する方法を開
発することである。
本発明者はかかる目的を達成すべく鋭意研究を重ねた。
その結果、反応系に塩化チオニルを存在させることKよ
シ、目的を達成しうろことを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち本発明は、ジカルざン酸とジアミン
を塩化チオニルの存在下に重縮合反応させることを特徴
とするポリアミドの製造法を提供するものである。
本発明の方法で用いることのできるジカルボン酸として
は、特に制限はなく各種のものをあげることができる。
具体的にはアジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、7タル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸などをあげることができる。
一方、ジアミンとしても様々なものを用いることができ
、エチレンジアミ〉、トリメチレンジアミン、テトラメ
チレンジアミンなどのアルキレンジアミンあるいは各種
芳香族ジアミンをあげることができる。そのうち特に、
生成物であるポリアミドの耐熱性を考慮すると、芳香族
ジアミンが好ましく具体的には次のような式で表わされ
る化合物をあげることができる。
本発明の方法では上記ジカルボン酸とジアミンを塩化チ
オニルの存在下で反応させることが必要である。反応系
に塩化チオニルが存在しないとジカルボ〉酸とジアミン
との重縮合反応はほとんど進行しない。ここで用いる塩
化チオニルの添加量は各種条件に応じて適宜定めればよ
いが、一般的ニハ、シカルポ〉酸に対して0.5〜3.
0倍モル、好マシくは1.5〜2.5倍モルとすればよ
い。
本発明の方法では、さらに必要に応じて反応系にアルカ
リ金属ハロゲン化物あるいはアルカリ土類金属ハロゲン
化物を加えることも有効である。
このアルカリ金属ハロゲン化物やアルカリ土類金属ハロ
ゲン化物は反応系における原料化合物および初期の反応
生成物の溶解性を高めるのに役立ち、その結果、反応速
度の向上ならびに得られるポリアミドの分子量の増大が
達成されることとなる。
ここでアルカリ金属ハロゲン化物としては、塩化リチウ
ム、塩化カリウム、臭化カリウムなどがあり、またアル
カリ土類金属ハロゲン化物としては塩化カルシウム、塩
化マグネシウムなどがあげられる。なおこれらのアルカ
リ金属ハロゲン化物あるいはアルカリ土類金属ハロゲン
化物の添加量は適宜定めればよいが、通常は原料化合物
の一つであるジカルボン酸に対して0〜2.0倍モル、
好ましくは0.5〜1.5倍モルとすればよい。
本発明の方法を実施するにあたっては、反応系に前述し
たジカルボン酸、ジアジ〉および塩化チオニルを加え、
さらに必要に応じてアルカリ金属ハロゲン化物、アルカ
リ土類金属ハロゲン化物を加えて所定温度、通常は−1
0〜1oO°C1好ましくil:0〜25°Cにて反応
を行なえばよい。この反応、つまりジカルボン酸とジア
ミンとの重縮合反応は、無溶媒下で行なってもよいが、
通常はN−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルホス
ホルアミド、ピリジン等の溶媒中にて進行する。
本発明の方法によれば、極めて簡略化された製造工程で
、また非常に安価な原料化合物から効率よくポリアミド
を得ることができ、しかもこのポリアミドは、重合度5
0〜200、固有粘度0.4〜o、qdl/ff程度の
比較的分子量の大きいものである。
従って、本発明の方法によって製造されるホ”リアミド
は、強度および耐熱性の要求される電機。
機械分野の各種の素材として有効に利用される。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 20mの三角フラスコにイソフタル酸0.4153f(
2,5ミリモル)とピリジン2ゴを加えて加熱し溶解さ
せた。次いでこれを0°Cに冷却してから、塩化チオニ
ル0.56d(5ミリモル)とビス(4−アミノフェニ
ル)エーテル0.5 f (2,5ミリモル)を加えた
。続いてピリジン1dを加え、室温まで昇温して再度ピ
リジン1dを加えて17時間反応させた。さらに、塩化
リチウム0.106y−(2,5ミリモル)を加えて2
4時間反応させた。反応終了後、1JaHo03の1%
水溶液500d中に反応生成物を入れ、濾別したのち、
水洗し、さらにアセトンで洗浄して減圧乾燥してポリア
ミドを得た。この場合のポリマー収率は99%であり、
またその固有粘度(濃硫酸中0−5 t/lit、 s
 ooCにて測定。
以下同じ。)は(1,90#/ iであった。
実施例2 実施例1において塩化リチウムの代わりに塩化カリウム
2.5ミリモルを用いたこと以外は実施例1と同様にし
てポリアミドを得た。この場合のホ“リマー収率は99
%であり、その固有粘度は0.51di/yであった。
実施例3 実施例1においてビス(4−アミノフェニル)エーテル
の代わりにビス(4−アミノフェニル)メタン2.5ミ
リモルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリア
ミドを得た。この場合のポリマー収率ti9B%であシ
、またその固有粘度は0.41d/fであった。
実施例4 実施例3において塩化リチウムの代わシに塩化カリウム
2.5ミリモルを用いたこと以外は実施例3と同様にし
てポリアミドを得た。この場合のホ“リマー収率は99
%であり、その固有粘度は0.90dl/Pであった。
実施例5 実m例Iにおいてビス(4−アミノフェニル)エーテル
の代t)りKビス(4−アミノフェニル)スルホン2.
5ミリモルを用いたこと以外は実1ffa例1と同様に
してポリアミドを得た。この場合のホ゛リマー収率は9
9%であり、またその固有粘度はo、a2dl/グであ
った。
実施例6 実施例1においてビス(4−アミノフェニル)エーテル
の代わシにビス(4−アミノフェニル)スルフィド2,
5ミリモルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてポ
リアミドを得た。この場合のホ゛リマー収率は98%で
あり、またその固有粘度は0.51#15−であった1
、 実施例7 実施例1においてイソフタル酸の代わりにアジビ>酸2
.5ミリモルを用い、またピリジンの代わヰ     
         1゜ りにヘキサメチルホスホアミドを用いたこと以外は実施
例1と同様にしてポリアミドを得た。この場合のポリマ
ー収率は99%であり、その固有粘度はo、s1#/P
であった。
実施例8 実施例7においてアジピン酸の代わりにセバシン酸2.
5ミリモルを用いたこと以外は、実施例7と同様にして
ポリアミドを得た。この場合のざリマー収率は99%で
あり、その固有粘度は0.46a/?であった。
実施例9 実施例7においてビス(4−アミノフェニル)ニーfk
(D代bF)にビス(4−アミノフェニル)メタン2.
5ミリモルを用いたこと以外は実施例7と同様にしてざ
リアミドを得た。この場合のざリマー収率は99%であ
り、またその固有粘度はo、4adl/fであった。
実施例1D 実施例7においてビス(4−アミノフェニル)エーテル
の代わリニビス(4−アミノフェニル)スルホン2.5
ミリモルを用いたこと以外は実施例7と同様にしてポリ
アミドを得た。この場合のポリマー収率は99%であり
、またその固有粘度はo、s3g/yであった。
実施例11 実m例7においてビス(4−アミノフェニル)エーテル
の代わりにビス(4−アミノフェニル)スルフィド2.
5ミリモルを用いたこと以外は実施例7と同様にしてポ
リアミドを得だ。この場合のポリマー収率は96%であ
り、またその固有粘度は0.57 di/ ffであっ
た。
特許出願人 出光興産株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ジカルボン酸とジアミンを塩化チオニルの存
    在下に重縮合反応させることを特徴とするポリアミドの
    製造法。
  2. (2)  反応系にアルカリ金属ハロゲン化物またはア
    ルカリ土類金属ハロゲン化物を加える特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。
JP7301383A 1983-04-27 1983-04-27 ポリアミドの製造法 Pending JPS59199718A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7301383A JPS59199718A (ja) 1983-04-27 1983-04-27 ポリアミドの製造法

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JP7301383A JPS59199718A (ja) 1983-04-27 1983-04-27 ポリアミドの製造法

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JPS59199718A true JPS59199718A (ja) 1984-11-12

Family

ID=13506022

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JP7301383A Pending JPS59199718A (ja) 1983-04-27 1983-04-27 ポリアミドの製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255930A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエステル、ポリエステルアミドおよびポリアミドの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255930A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエステル、ポリエステルアミドおよびポリアミドの製造方法

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