JPS59199486A - シユ−トの輸送物付着防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコンベア相互の乗継部や他の機械装置への供
給部等に設けられるシュートの輸送物付着防止装置に関
する。

粘土類や含水性の鉱石、石炭、粉粒体等の付着性が強い
材料（以下、単に輸送物という）の輸送において、輸送
物の自重で落下、移動させるシュートは、その傾斜角を
大きくしても、輸送物が付着成長し、シーート詰まりを
起こしやすい。第１図は、これを防止する装置の一例を
示し、ベルトコンベア１及び２の乗継部シュート３にお
いて、輸送物流動面にあたるシュート内壁５ａに合成樹
脂板４を貼付したものである。これは表面平滑性を有す
る合成樹脂板４の付着し難い特性を利用するものである
が、ベルトフッペア１から実線矢印に示すように落下す
る輸送物５による衝突掻き傷が発生し、極めて早期に合
成樹脂板表面が粗面となり、付着成長が進行する欠点が
ある他、輸送物の性状によっては、その効果も全く期待
し得ないことがある。又、シュート５背面に振動モータ
等の加振機６を配設し、付着した輸送物５を振い落す方
法もとられるが、この振動方式は、特に粘着性物質の輸
送において、かえって圧密作用による固着を増進するこ
とになり、その使用範囲も限定される。

その他、シュートにスクリューフィーダー等を設置し、
輸送物を機械的に移送する方法もあるが、設置スペ−ス
の問題を含め、装置全体が複雑となる他、大きな設備費
、保守費等を特徴とする特許がある。

この発明は前述の欠点を解消し、極めて簡単な構造でシ
ュートに付着した輸送物を剥離、脱落せしめ、輸送物の
付着成長が確実に阻止できる極めて信頼性の高いシュー
トの輸送物付着防止装置に関し、その構成は、上部が固
定され、下部が開放されるようにシュート内壁に漬って
ゴム部材７５；吊設されると共に該ゴム部材背面のシー
ート壁を貫通して空気導管が設けられ、該空気導管から
所定の間隔で圧縮空気が導入されるようにしたことを特
徴とする。

以下、その詳細を図面に基いて説明する。

第２図及び第３図において、ベルトコンベア１及び２の
乗継部に設けられたシーート３は漏斗状に形成され、ベ
ルトコンベア１から輸送物５７５；落下、衝突する前方
のシュート３壁３ａにゴム部材７が設けられている。ゴ
ム部材７は耐摩耗性、柔軟性を有する天然ゴム板、合成
ゴム板等が使用され、ゴム部材７の上部がボルト等の取
付金具８によりシーート３に固定され、下部を開放する
ように吊設される。このゴム部材７は輸送物によっては
上部と共に両サイド端の一部若しくは全部を固定し、下
部を開放するようにしてもよい。又断面コ字状にシーー
ト３の側面内壁３ｂまで及んでゴム部材７を吊設するこ
とも可能である。一方、ゴム部材７の上端近くの背面の
シュート３壁を貫通して空気導管９が設けられている。

空気導管９には図示しない圧縮空気源であるエアープラ
スター等の蓄圧式エアー源が接続され、所定の間隔で圧
縮空気が導入される構造となっている。この空気導管９
はシュート３の大きさ、能力等に応じ適宜数設けられる
。なお、エアー源は汎用エアーコ／ブレッサーの圧力、
５〜１　ｏ　ｋｙ／ａｄ程度で良い。

以上説明したこの発明の７−−トの輸送物付着防止装置
において、空気導管９から所定の間隔で圧縮空気が導入
されると、いわゆる瞬間的に大きなエネルギーを有する
パルスエアーによってゴム部材７の背面上部から開放さ
れている下方に向ってゴム部材７に大きな膨出変形を与
え、ゴム部材７は点線７′に示すように変形する。従っ
てペルトコ７ペア１から実線矢印に示すように落下する
輸送物５がゴム部材７上に付着しても、空気脈動による
ゴム部材７の変形をそのまま受け、固い固着物でも容易
に亀裂破壊が生じ、コ゛ム部材７かも剥離脱落され、極
めて円滑にペルトコ／ベア２に移送される。

次に円筒形シュートに適用したこの発明におけシュート
で、該円筒形シュート１３の内壁１３ａに当接するか、
又は若干の隙間を有する同じ円筒形のゴム部材１７が円
筒形シー−トラ３内に挿入され、上部のフランジ部２０
において、コ゛ム部拐−１７の上部のみがボルト等の取
付金具１８により着脱自在に固定される。円筒形ンーー
ト１６の内壁１５ａに沿って下部が開放されるように吊
設されたゴム部材１７の上端近くの背面シュート３壁を
貫通して第３図及び第４図に示した実施例と同様に空気
導管１９が設けられ、蓄圧式エアー源に接続される。空
気導管１９は円筒形シュート１３の大きさ等により、例
えば対称位置に複数箇所設けても良い。

この円筒形シー−トの輸送物付着防止装置の作用は先に
示した実施例と同様に、空気導管１９からゴム部材１７
の背面に向って導入される瞬間的に大きなエネルギーを
有するパルスエアーによりて、ゴム部材１７が上部から
開放されている下部に向って全長にわたる大きな膨出変
形を受け、点線１７′に示すように変形する。従ってコ
゛ム部材１７の内面に固着した輸送物１５は、コ′ム部
材１７の変形をそのまま受け、せりもち効果で特に脱落
し難くなった固着物でも容易に亀裂破壊が生じ、ゴム部
材１７から剥離脱落される。

尚、円筒シー−トラ３内が負圧のときは、空気導管１９
を大気圧に開放するだけで同様の効果を得ることができ
る。

以上説明したように、この発明のシーートの輸送物付着
防止装置は、簡単な構造で、極めて粘着性の強い材料に
おいても、シュート詰りをおこすことなく１円滑に移送
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシュートの輸送物付着防止装置の概略説
明図、第２図はこの発明の輸送物付着防止装置の概略説
明図、第３図は第２図の一部拡大断面図、第４図はこの
発明の別の実施例を示す縦断面図、第５図は第４図のＡ
−Ａ断面図である。 図中、 １．２・・・・・・ベルトコンベア ３．１３・・・シュート ７．１７・・・ゴム部材 ９．１９・・・空気導管 である。 出願人　小野田セメント株式会社 代理人　久　１）秀　隆

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部が固定され、下部が開放されるようにシュート内壁
   に沿ってゴム部材が吊設されると共に該ゴム部材背面の
   シュート壁を貫通して空気導管が設けられ、該空気導管
   から所定の間隔で圧縮空気が導入されるようにしたこと
   を特徴とするシュートの輸送物付着防止装置。