JP3367738B2 - ドラッグチェーンコンベア - Google Patents
ドラッグチェーンコンベアInfo
- Publication number
- JP3367738B2 JP3367738B2 JP03571794A JP3571794A JP3367738B2 JP 3367738 B2 JP3367738 B2 JP 3367738B2 JP 03571794 A JP03571794 A JP 03571794A JP 3571794 A JP3571794 A JP 3571794A JP 3367738 B2 JP3367738 B2 JP 3367738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal
- drag chain
- chain conveyor
- conveyed
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭などの搬送に適用
されるドラッグチェーンコンベアに関する。 【０００２】 【従来の技術】図４は石炭などの搬送に使用されている
従来のドラッグチェーンコンベアの説明図である。図に
おいて、ドラッグチェーンコンベアは内部に取付けられ
たスクレーパ２をショートリンクチェーン３により連結
し、このショートリンクチェーン３を駆動スプロケット
５により回転させてスクレーパ２間の底板２０上の石炭
などの搬送物を投入部から搬出部５５へ搬送するもの
で、廉価で耐久性があり、上り勾配に対しても強く有効
なものである。なお、石炭などの搬送物をサイロから石
炭クラッシャ６０へ搬送する場合、上り勾配に平ベルト
コンベアなどは使用できない。また、ゴムベルトに凹部
を設けたフレックスコンベアなどは非常に高価であり、
クッションホッパーを必要とし、石炭などの搬送物の損
傷および付着が多いなどのために使用できない。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のド
ラッグチェーンコンベアにおいては、石炭などの搬送物
が不均一な山型になって搬送され、石炭クラッシャ６０
の単位時間当たりの許容値をオーバーする量の石炭など
の搬送物が断続的に搬出部５５から石炭クラッシャ６０
内に投入される。このため、石炭クラッシャ６０駆動用
電動機の電流が脈動して石炭クラッシャ６０がトリップ
したり破損したりすることがある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明に係るドラッグチ
ェーンコンベアは上記課題の解決を目的にしており、底
板上の搬送物をスクレーパにより搬送するドラッグチェ
ーンコンベアにおいて、上記スクレーパよりも上方に固
定され上記スクレーパにより搬送される搬送物を均す均
し板を備えている。 【０００５】また、それとともに、上記底板の搬出部側
の端部を搬送方向に対して斜めに形成した構成を特徴と
する。 【０００６】 【作用】即ち、本発明に係るドラッグチェーンコンベア
においては、底板上の搬送物をスクレーパにより搬送す
るドラッグチェーンコンベアにおけるスクレーパよりも
上方に固定された均し板がスクレーパにより搬送される
搬送物を均すようになっており、均し板を設けたことに
より搬送物の搬出される量が均されてピークがなくなり
均一化する。 【０００７】また、それとともに、ドラッグチェーンコ
ンベアにおける底板の搬出部の端部が搬送方向に対して
斜めに形成されており、底板の端部が搬送方向に対して
斜めに形成されたことにより搬送物が少量づつ搬出され
て搬送物の搬出される量が均一化する。 【０００８】 【実施例】図１乃至図３は本発明の一実施例に係るドラ
ッグチェーンコンベアの説明図である。図において、本
実施例に係るドラッグチェーンコンベアは石炭などの搬
送に使用されるもので、内部に装着したスクレーパ２を
ショートリンクチェーン３により連結し、ショートリン
クチェーン３を駆動スプロケット５により回転させてス
クレーパ２間の底板２０上の石炭などの搬送物を投入部
５４から搬出部５５へ搬送するもので、廉価で耐久性が
あり、上り勾配に対しても強く有効なものである。 【０００９】図１に示すように、本ドラッグチェーンコ
ンベアにおけるスクレーパ２は２本のショートリンクチ
ェーン３によりエンドレス軌道に連結されて駆動スプロ
ケット５により駆動されるが、投入部５４から投入され
る石炭などの搬送物を均し板１０により高さを均一に均
しながら搬送するようになっており、具体的には石炭サ
イロの投入部５４下部の中間底板４上方に均し板１０を
スクレーパ２上縁と一定の隙間をおいて固定して配置す
るとともに、搬出部５５近傍の底板２０の上方にもスク
レーパ２上縁と一定の隙間をおいて均し板１０を固定し
て配置している。また、図２に示すように本ドラッグチ
ェーンコンベアにおける底板２０は搬出部５５上方の端
部が斜めにカットされており、石炭などの搬送物は斜め
にカットされて短くなっている側から順次石炭クラッシ
ャ６０内へ排出されるようになっている。 【００１０】石炭などの搬送物はスクレーパ２により底
板２０上を搬送され、投入部５４下方の均し板１０で高
さを均一にされながら搬送される。そして、上り勾配の
ために石炭などの搬送物の高さが不均一な山形となるの
を、搬出部５５付近の均し板１０により再度高さを均一
にされる。また、搬出部５５上方の底板２０の端部が斜
めにカットされていることにより石炭などの搬送物がカ
ットされて短くなっている側から順次少量づつ排出さ
れ、石炭クラッシャ６０へ断続のない石炭などの搬送物
の供給が可能となる。なお、石炭などの搬送物の供給量
が少ない低負荷時においては均し板１０による均しの効
果も、また底板２０端部のカットによる断続防止の効果
も小さくなるが、石炭クラッシャ６０へ供給される石炭
などの搬送物の量が少ないことにより石炭クラッシャ６
０の許容値をオーバーすることはない。 【００１１】従来のドラッグチェーンコンベアにおいて
は、石炭などの搬送物が不均一な山型になって搬送さ
れ、石炭クラッシャの単位時間当たりの許容値をオーバ
ーする量の石炭などの搬送物が断続的に搬出部から石炭
クラッシャ内に投入される。このため、石炭クラッシャ
駆動用電動機の電流が脈動して石炭クラッシャがトリッ
プしたり破損したりすることがあるが、本ドラッグチェ
ーンコンベアにおいては図３（ａ）、（ｂ）に示すよう
に内部に均し板１０を取付けることにより石炭などの搬
送物の搬出量が後流の石炭クラッシャ６０の許容値を越
えないようにするとともに、搬出部５５上部の底板２０
の端部を斜めにカットすることにより石炭などの搬送物
が均一に少量づつ搬出されるようにしており、均し板１
０を取付けたことにより同図（ｃ）に示すように石炭１
００の搬出量が均されてピークがなくなり、また底板２
０の端部を斜めにカットしたことにより同図（ｄ）に示
すように石炭などの搬送物の搬出量が均一になる。これ
により、石炭クラッシャ６０駆動用電動機における電流
の脈動が防止されて石炭などの搬送物をドラッグチェー
ンコンベアから石炭クラッシャ６０内へ直接投入するこ
とができるようになる。 【００１２】 【発明の効果】本発明に係る、ドラッグチェーンコンベ
アはそれぞれ前記のように構成されており、均し板を設
けたことにより搬送物の搬出される量が均されてピーク
がなくなり均一化し、且つ、底板の端部が搬送方向に対
して斜めに形成されたことにより搬送物が少量づつ搬出
されて搬送物の搬出される量が均一化するので、その効
果が相俟って、下流に配置されている機器の単位時間当
たりの許容値をオーバーする量の搬送物が下流の機器に
投入されることがなくなって下流の機器におけるトラブ
ルが解消される。
されるドラッグチェーンコンベアに関する。 【０００２】 【従来の技術】図４は石炭などの搬送に使用されている
従来のドラッグチェーンコンベアの説明図である。図に
おいて、ドラッグチェーンコンベアは内部に取付けられ
たスクレーパ２をショートリンクチェーン３により連結
し、このショートリンクチェーン３を駆動スプロケット
５により回転させてスクレーパ２間の底板２０上の石炭
などの搬送物を投入部から搬出部５５へ搬送するもの
で、廉価で耐久性があり、上り勾配に対しても強く有効
なものである。なお、石炭などの搬送物をサイロから石
炭クラッシャ６０へ搬送する場合、上り勾配に平ベルト
コンベアなどは使用できない。また、ゴムベルトに凹部
を設けたフレックスコンベアなどは非常に高価であり、
クッションホッパーを必要とし、石炭などの搬送物の損
傷および付着が多いなどのために使用できない。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のド
ラッグチェーンコンベアにおいては、石炭などの搬送物
が不均一な山型になって搬送され、石炭クラッシャ６０
の単位時間当たりの許容値をオーバーする量の石炭など
の搬送物が断続的に搬出部５５から石炭クラッシャ６０
内に投入される。このため、石炭クラッシャ６０駆動用
電動機の電流が脈動して石炭クラッシャ６０がトリップ
したり破損したりすることがある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明に係るドラッグチ
ェーンコンベアは上記課題の解決を目的にしており、底
板上の搬送物をスクレーパにより搬送するドラッグチェ
ーンコンベアにおいて、上記スクレーパよりも上方に固
定され上記スクレーパにより搬送される搬送物を均す均
し板を備えている。 【０００５】また、それとともに、上記底板の搬出部側
の端部を搬送方向に対して斜めに形成した構成を特徴と
する。 【０００６】 【作用】即ち、本発明に係るドラッグチェーンコンベア
においては、底板上の搬送物をスクレーパにより搬送す
るドラッグチェーンコンベアにおけるスクレーパよりも
上方に固定された均し板がスクレーパにより搬送される
搬送物を均すようになっており、均し板を設けたことに
より搬送物の搬出される量が均されてピークがなくなり
均一化する。 【０００７】また、それとともに、ドラッグチェーンコ
ンベアにおける底板の搬出部の端部が搬送方向に対して
斜めに形成されており、底板の端部が搬送方向に対して
斜めに形成されたことにより搬送物が少量づつ搬出され
て搬送物の搬出される量が均一化する。 【０００８】 【実施例】図１乃至図３は本発明の一実施例に係るドラ
ッグチェーンコンベアの説明図である。図において、本
実施例に係るドラッグチェーンコンベアは石炭などの搬
送に使用されるもので、内部に装着したスクレーパ２を
ショートリンクチェーン３により連結し、ショートリン
クチェーン３を駆動スプロケット５により回転させてス
クレーパ２間の底板２０上の石炭などの搬送物を投入部
５４から搬出部５５へ搬送するもので、廉価で耐久性が
あり、上り勾配に対しても強く有効なものである。 【０００９】図１に示すように、本ドラッグチェーンコ
ンベアにおけるスクレーパ２は２本のショートリンクチ
ェーン３によりエンドレス軌道に連結されて駆動スプロ
ケット５により駆動されるが、投入部５４から投入され
る石炭などの搬送物を均し板１０により高さを均一に均
しながら搬送するようになっており、具体的には石炭サ
イロの投入部５４下部の中間底板４上方に均し板１０を
スクレーパ２上縁と一定の隙間をおいて固定して配置す
るとともに、搬出部５５近傍の底板２０の上方にもスク
レーパ２上縁と一定の隙間をおいて均し板１０を固定し
て配置している。また、図２に示すように本ドラッグチ
ェーンコンベアにおける底板２０は搬出部５５上方の端
部が斜めにカットされており、石炭などの搬送物は斜め
にカットされて短くなっている側から順次石炭クラッシ
ャ６０内へ排出されるようになっている。 【００１０】石炭などの搬送物はスクレーパ２により底
板２０上を搬送され、投入部５４下方の均し板１０で高
さを均一にされながら搬送される。そして、上り勾配の
ために石炭などの搬送物の高さが不均一な山形となるの
を、搬出部５５付近の均し板１０により再度高さを均一
にされる。また、搬出部５５上方の底板２０の端部が斜
めにカットされていることにより石炭などの搬送物がカ
ットされて短くなっている側から順次少量づつ排出さ
れ、石炭クラッシャ６０へ断続のない石炭などの搬送物
の供給が可能となる。なお、石炭などの搬送物の供給量
が少ない低負荷時においては均し板１０による均しの効
果も、また底板２０端部のカットによる断続防止の効果
も小さくなるが、石炭クラッシャ６０へ供給される石炭
などの搬送物の量が少ないことにより石炭クラッシャ６
０の許容値をオーバーすることはない。 【００１１】従来のドラッグチェーンコンベアにおいて
は、石炭などの搬送物が不均一な山型になって搬送さ
れ、石炭クラッシャの単位時間当たりの許容値をオーバ
ーする量の石炭などの搬送物が断続的に搬出部から石炭
クラッシャ内に投入される。このため、石炭クラッシャ
駆動用電動機の電流が脈動して石炭クラッシャがトリッ
プしたり破損したりすることがあるが、本ドラッグチェ
ーンコンベアにおいては図３（ａ）、（ｂ）に示すよう
に内部に均し板１０を取付けることにより石炭などの搬
送物の搬出量が後流の石炭クラッシャ６０の許容値を越
えないようにするとともに、搬出部５５上部の底板２０
の端部を斜めにカットすることにより石炭などの搬送物
が均一に少量づつ搬出されるようにしており、均し板１
０を取付けたことにより同図（ｃ）に示すように石炭１
００の搬出量が均されてピークがなくなり、また底板２
０の端部を斜めにカットしたことにより同図（ｄ）に示
すように石炭などの搬送物の搬出量が均一になる。これ
により、石炭クラッシャ６０駆動用電動機における電流
の脈動が防止されて石炭などの搬送物をドラッグチェー
ンコンベアから石炭クラッシャ６０内へ直接投入するこ
とができるようになる。 【００１２】 【発明の効果】本発明に係る、ドラッグチェーンコンベ
アはそれぞれ前記のように構成されており、均し板を設
けたことにより搬送物の搬出される量が均されてピーク
がなくなり均一化し、且つ、底板の端部が搬送方向に対
して斜めに形成されたことにより搬送物が少量づつ搬出
されて搬送物の搬出される量が均一化するので、その効
果が相俟って、下流に配置されている機器の単位時間当
たりの許容値をオーバーする量の搬送物が下流の機器に
投入されることがなくなって下流の機器におけるトラブ
ルが解消される。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）は本発明の一実施例に係るドラッグ
チェーンコンベアの正面図、同図（ｂ）はその均し板の
断面図である。 【図２】図２（ａ）はその底板の平面図、同図（ｂ）は
断面図である。 【図３】図３はこれらの作用説明図である。 【図４】図４（ａ）は従来のドラッグチェーンコンベア
の正面図、同図（ｂ）はその作用説明図である。 【符号の説明】 ２ スクレーパ ３ ショートリンクチェーン ４ 中間底板 ５ 駆動スプロケット １０ 均し板 ２０ 底板 ５４ 投入部 ５５ 搬出部 ６０ 石炭クラッシャ
チェーンコンベアの正面図、同図（ｂ）はその均し板の
断面図である。 【図２】図２（ａ）はその底板の平面図、同図（ｂ）は
断面図である。 【図３】図３はこれらの作用説明図である。 【図４】図４（ａ）は従来のドラッグチェーンコンベア
の正面図、同図（ｂ）はその作用説明図である。 【符号の説明】 ２ スクレーパ ３ ショートリンクチェーン ４ 中間底板 ５ 駆動スプロケット １０ 均し板 ２０ 底板 ５４ 投入部 ５５ 搬出部 ６０ 石炭クラッシャ
フロントページの続き
(72)発明者 稲田 耕一
長崎市飽の浦町１番１号 三菱重工業株
式会社長崎造船所内
(56)参考文献 特開 平６−48539（ＪＰ，Ａ)
特開 昭50−146081（ＪＰ，Ａ)
実開 昭60−72410（ＪＰ，Ｕ)
実開 平２−108930（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65G 19/04 - 19/16
B65G 19/22
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 底板上の搬送物をスクレーパにより搬送
するドラッグチェーンコンベアにおいて、上記スクレー
パよりも上方に固定され上記スクレーパにより搬送され
る搬送物を均す均し板を備え、且つ上記底板の搬出部側
の端部を搬送方向に対して斜めに形成したことを特徴と
するドラッグチェーンコンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03571794A JP3367738B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | ドラッグチェーンコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03571794A JP3367738B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | ドラッグチェーンコンベア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07242314A JPH07242314A (ja) | 1995-09-19 |
| JP3367738B2 true JP3367738B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=12449618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03571794A Expired - Lifetime JP3367738B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | ドラッグチェーンコンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3367738B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4976847B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-07-18 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | 粉体搬送装置 |
| TWI577622B (zh) * | 2016-06-03 | 2017-04-11 | Conveyor | |
| CN114072342A (zh) * | 2019-07-02 | 2022-02-18 | 巴布考克及威尔考克斯公司 | 用于底部灰渣传送的简化链式输送机 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP03571794A patent/JP3367738B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07242314A (ja) | 1995-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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