JP2004075377A - 丁形断面コンベヤ - Google Patents

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古海 洋
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Abstract

【課題】曲線搬送路であっても、搬送物の粉塵の問題を生じることなく、円滑にかつ確実に長距離搬送を行うことができる丁形断面コンベヤの提供。
【解決手段】張出し部2を利用して搬送ベルト1の中央下部を支持、駆動することにより、コンベヤベルトの自重及び搬送物11が側面支持ローラ3、支持ローラ4、支持ローラ5により支持する、側面駆動ローラにより搬送ベルト1、張出し部2、搬送物11を移送する。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状の搬送ベルトの中央下部に張出し部を設け、搬送物を搬送するコンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バラ物を搬送するコンベヤとしては、搬送物をベルト上に山積みして搬送するトラフ形の平ベルトコンベヤやベルトを筒状にして搬送物を包み込んで搬送するパイプコンベヤ等が、一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記トラフ形ベルトコンベヤは、直線搬送しかできないため、搬送物の搬送路が湾曲している場合には、複数のコンベヤを連結する必要があり、このコンベヤどうしの乗り継ぎ部において、シュートを使用して搬送物を受け渡す必要がある。そして、このシュートを使用して搬送物の受け渡しを行う際に粉塵が発生するため、この乗り継ぎ部に集塵機を設置して、粉塵を捕捉回収する必要があるとともに、ベルトに付着した粉塵を除去するために水洗装置を設ける必要があり、設備が大型化し、かつ建設費用が、嵩むという問題がある。また、パイプコンベヤにはツイスティング(ローリング)という問題がある。
【0004】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、コンベヤの曲線搬送路であっても、円滑にかつ確実に長距離搬送を行うことがでりる丁形断面コンベヤを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、無端状の搬送ベルトの中央下部の張出し部の側面を支持ローラで指示し、又は駆動ローラで駆動させる。
この請求項2にあっては、搬送ベルトの断面形状を搬送ベルト下部の支持ローラによりあらゆる搬送ベルトの断面形状に対応して、搬送ベルト上面の搬送物を円滑に搬送する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の一形態を示すもので、湾曲搬送のイメージ図、図2は同システムの丁形断面コンベヤの輸送面を一部反転による中間払出し部のイメージ図、図3は丁形断面コンベヤの搬送部の断面を示す斜視図である。図4は図2の断面A−A、断面B−B、断面C−C、断面D−Dの断面図である。図5はトラフ角を変化させた断面図である。図6は搬送物を包み込む断面図である。
【0007】前記、丁形断面コンベヤの搬送ベルト1、張出し部2は、ゴムベルトのように可撓性を有する無端状の搬送ベルトである。この搬送ベルト1の中央下部に張出し部2が形成されており、この張り出し部2を側面支持ローラ3で支持をする。搬送物11及び搬送ベルト1、張出し部2の自重は、支持ローラ4支持ローラ5で支持をする。湾曲に合せるように、側面支持ローラ3、支持ローラ4、支持ローラ5を湾曲に配置ができ、各ローラに、前記搬送ベルト1張出し部2の当接することにより円滑に曲線搬送する。
【0008】前記、丁形断面コンベヤは、搬送物11を払い出す搬出部は、機長間で設定ができる、これに限らずヘッドプーリにて搬出してもよい。本実施の形態においては、張出し部2に当接する側面駆動ローラ6を所定間隔毎に設置するが、これに限らず、機長が短い場合には、従来のベルトコンベヤように、例として搬送ベルト1が平ベルト状態になる、ヘッドプーリ又はテールプーリを駆動するようにしてもよい。
【0009】そして、搬送ベルト1の移送とともに搬出部まで搬送された搬送物を搬出後、別の搬送物を積載してしてもよい。搬送物の特性により、搬送ベルト1の断面を平形、V字形、U字形、筒状形等を選択できる。
【0010】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、搬送ベルトの中央下部の張出し部を利用して支持ローラ、駆動ローラにより曲線搬送路であっても円滑にかつ確実に長距離搬送を行うことができる。本発明の請求項2によれば、搬送ベルトの断面を平形、V字形、U字形、筒状形等、搬送物の特性により選択ができる。搬送物の粉塵の問題を生じることなく円滑にかつ確実に長距離搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す丁形断面コンベヤのイメージ図である。
【図2】丁形断面コンベヤの中間払出し部のイメージ図である。
【図3】丁形断面コンベヤの搬送部の断面を示す斜視図である。
【図4】図2の断面A−A、断面B−B、断面C−C、断面D−Dの各断面図である。
【図5】丁形断面コンベヤのトラフ角を変化させた断面図である。(アイウエオ順)
【図6】丁形断面コンベヤの搬送物を包み込む断面図である。(アイウエオ順)
【符号の説明】
1 搬送ベルト
2 張出し部
3 側面支持ローラ
4 支持ローラ
5 支持ローラ
6 側面駆動ローラ
11搬送物

Claims (2)

  1. 無端状の搬送ベルトの中央下部に張出し部を設け、前記搬送ベルトの中央下部の張出し部を利用して支持、駆動する丁形断面コンベヤ。
  2. 搬送ベルトを平形、V字形、U字形、筒状形に変化させることを特徴とする請求項1の丁形断面コンベヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014218641A1 (de) * 2014-09-17 2016-03-17 Homag Holzbearbeitungssysteme Gmbh Fördereinrichtung
JP2018506429A (ja) * 2015-02-27 2018-03-08 ゼルフラーク アクチエンゲゼルシャフトselFrag AG 高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための方法および装置

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