JP2018506429A - 高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための方法および装置 - Google Patents

高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料(1)を破片化するための方法に関する。材料(1)から成る材料流が、処理液(5)に浸漬された状態で、材料流を運ぶ搬送装置(6)により、電極ユニット(2)のそばを通過案内される一方で、電極ユニット(2)に高電圧パルスが供給されて、高電圧による絶縁破壊が材料流の材料(1)を貫いて生ぜしめられる。電極ユニット(2)の各電極(12,13)は、上方から処理液(5)中に浸漬されており、間に高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる各電極(12,13)は、それぞれ材料通過案内方向(S)に対して横方向に、所定の電極間隔をあけて向かい合っている。本発明により、処理ゾーンでの材料(1)の滞留時間を広範に、かつ事実上材料のピースサイズとは関係無く調整することができると共に、少なくとも処理ゾーンの領域では導電性の、手間がかかり高価である上に、激しい摩耗の影響を受ける搬送装置を省くことのできる、大量の流し込み可能な材料(1)を破片化するための連続的な方法を提供することが可能になる。

Description

本発明は、各独立特許請求項の上位概念に記載の、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための方法、該方法を実施するための装置、このような装置を複数有する設備、ならびに前記装置または前記設備の使用に関する。
種々様々な材料を、パルス化された高電圧放電を用いて破砕(破片化)すること、または、種々様々な材料を、後続の機械的な破砕処理においてより簡単に破砕することができるように弱化することは、従来技術から周知である。
高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料の破片化および/または弱化については、今日では基本的に2つの異なる処理方法が知られている。
処理される材料の純度および/または目標粒径に関して、少量の材料もしくは厳密な基準値の場合には、材料の破片化および/または弱化は、閉鎖された処理容器内でのバッチ運転で行われ、処理容器内では、高電圧による絶縁破壊が材料を貫いて生ぜしめられる。
大量の材料の場合には、材料の破片化および/または弱化は1つの連続した処理で行われ、この処理では、破砕されるべき材料から成る材料流が、1つまたは複数の電極のそばを通過案内され、電極により、高電圧による絶縁破壊が材料を貫いて生ぜしめられる。電極のそばを通過する材料搬送は、重力搬送を用いて行われるか、同時に1つまたは複数の高電圧電極に対する対向電極として働く搬送装置を用いて行われる。前者の場合には、処理ゾーンにおける材料流もしくは材料の滞留時間が、極めて限定的にしか調整可能でなく、材料のピースサイズに大きく左右される、という問題が生じる。後者の場合には、少なくとも処理ゾーンの領域では導電性の、極めて手間がかかり高価である上に、激しい摩耗の影響を受ける搬送装置が必要とされる、という重大な欠点が生じる。
したがって、従来技術の上述した欠点を有さないか、または少なくとも部分的に回避する、高電圧放電を用いた、大量の流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための連続的な方法および装置を提供する、という課題が生じる。
この課題は、各独立特許請求項の対象によって解決される。
これによれば、本発明の第1の態様は、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料、特に廃棄物燃焼から出るスラグを破片化および/または弱化するための方法に関する。
破片化されるべきもしくは弱化されるべき材料から成る材料流を、処理液中に浸漬させ、材料流を運ぶ搬送装置により、1つまたは複数の高電圧電極と、高電圧電極に対応配置された対向電極とを備える電極ユニットのそばを通過させて案内する一方で、1つまたは複数の高電圧発生器により高電圧パルスを電極ユニットに供給することで、高電圧電極と、対応配置された対向電極との間に、高電圧による絶縁破壊を、材料流の材料を貫いて生ぜしめる。
高電圧電極と、これらに対応配置された対向電極とは、上方から処理液中に浸漬されており、高電圧による絶縁破壊が間に生ぜしめられる各電極は、それぞれ材料通過案内方向に対して横方向に所定の電極間隔をあけて向かい合っている。
このようにして、処理ゾーンでの材料滞留時間を広範に、かつ事実上材料のピースサイズとは関係無く調整することができると同時に、少なくとも処理ゾーンの領域では導電性の、手間がかかり高価である上に、激しい摩耗の影響を受ける搬送装置を省くことのできる、大量の流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための連続的な方法を提供することが可能である。
当該方法の1つの好適な実施形態では、高電圧による絶縁破壊が間に生ぜしめられる高電圧電極と対向電極とを、材料流に接触させる。
当該方法の1つの別の好適な実施形態では、高電圧電極と対向電極とは、材料流中に浸漬されてすらいる。
材料および破片化されるべき材料のピースサイズおよび/または処理液の種類もしくは質に応じて、上記の実施形態の一方または他方が、より好適な場合もある。
当該方法の1つの別の有利な実施形態では、材料流は、所定の最大ピースサイズを上回らない、好適には40mm〜80mmの範囲の最大ピースサイズを有する材料塊から形成される。
好適には、電極間隔はそれぞれ、最大ピースサイズよりも大きくなっている。これにより、材料塊が、材料流中に浸漬された電極のそばで、各電極間を通り抜けて移動することができ、このことから、高電圧による絶縁破壊を材料塊に集中的に生ぜしめることが可能になる、という利点が生じる。またこれにより、高電圧による絶縁破壊を材料流に、実質的にその全幅にわたって生ぜしめることも比較的簡単に可能になり、このこともやはり好適である。
さらに好適には、材料流の下面、すなわち材料流を運ぶ搬送装置の上面に対する電極の間隔は、最大ピースサイズよりも大きくなっている。これにより、材料流と接触している電極または材料流中に浸漬された電極のところで、搬送装置の上面と電極との間に材料塊が挟み込まれる恐れがないという利点が生じ、これにより装置の運転確実性および耐用年数が大幅に改善される。
当該方法のさらに別の1つの好適な実施形態では、材料流の材料またはその一部が、電極ユニットの下流側で、所望の目標サイズよりも大きなピースサイズを有する粗材料と、所望の目標サイズ以下のピースサイズを有する細かい材料とに分けられる。
さらに好適には、粗材料は、電極ユニットの上流側で再び材料流に供給され、これにより再び電極ユニットのそばを通過案内されて、破片化もしくは弱化されることができ、または、粗材料は、別の破片化方法または弱化方法、特に本発明のこの第1の態様に応じた別の方法により、さらに破砕もしくは弱化されることができる。
当該方法のさらに別の1つの好適な実施形態では、少なくとも、搬送装置が材料流を、電極ユニットのそばを通過させて案内する領域において、横断面で見て溝状に、好適にはV字形に形成された搬送装置を使用する。これにより、流し込み可能な材料を側方領域から中央に案内することができるようになることから、高電圧による絶縁破壊を材料流の全幅にわたってほぼ完璧に生じさせることが簡単になる、という利点が生じる。
有利には、材料流は、可撓性で非導電性の搬送ベルトにより電極ユニットのそばを通過案内され、搬送ベルトの縁部領域は、搬送ベルトが材料流を電極ユニットのそばを通過させて案内する領域では、上向きに湾曲している。このような搬送ベルトは丈夫で保守整備が少なく、種々様々な構成およびサイズで市販されている。搬送ベルトの縁部領域の傾斜は、好適にはその時々の処理を最適化するために調整される。搬送ベルトは、両端部においては好適には平らになっており、これにより、縁部領域の所要の延伸が最小限になっている。
さらに好適には、材料流が搬送ベルトにより電極ユニットのそばを通過案内され、そこで高電圧による絶縁破壊により破片化もしくは弱化される領域の下流側で、材料流は搬送ベルトにより、好適には材料流が搬送ベルトにより処理液から導出されるように、上流側へ送られる。このようにして、処理済みの材料を処理液から取り出すための、手間のかかる付加的な装置を省くことができる。
このことは、電極ユニットのそばで材料流の材料通過案内方向に、特に10〜35度の上昇角度で上昇する直線的な搬送ベルトを使用することにより、特に簡単かつ廉価に実行することができる。
当該方法のさらに別の1つの好適な実施形態では、搬送ベルトにより、搬送ベルトの引渡し端部から上流側に運ばれる材料流は、好適には所定の目標サイズにまで破砕された材料片をふるい落とすための装置を介して、その下に位置する別の搬送ベルトの供給端部に供給され、別の搬送ベルトにより、材料流は特に本発明の第1の態様に応じた別の破片化方法および/または弱化方法に供給される。この場合、説明した上記方法は、多段式の破片化方法および/または弱化方法の一部に相当する。
好適には、本発明による方法で使用される電極ユニットは、複数の電極対または電極群を有しており、各電極対もしくは各電極群にはそれぞれ1つの専用の高電圧発生器が対応配置されており、1つの高電圧発生器によって、専ら1つの対もしくは1つの群だけに、有利には別の電極対または電極群とは無関係に、高電圧パルスが供給される。これにより、電極ユニットのそばを通過案内される材料流に対する、特に集中的な供給が可能になる。
電極対とは、ここでは高電圧発生器により高電圧パルスを供給される1つの高電圧電極と、この高電圧電極に対応配置された単一の対向電極とを組み合わせたものであって、これらの電極間で、高電圧による絶縁破壊が行われるものを意味する。
電極群とは、ここでは高電圧発生器により高電圧パルスを供給される1つの高電圧電極と、この高電圧電極に対応配置された複数の対向電極とを組み合わせたものであって、これらの電極間で、高電圧による絶縁破壊が行われるものを意味する。一般に、その時々の高電圧による絶縁破壊は、高電圧電極と、高電圧電極との間での絶縁破壊にちょうど最も好条件の1つの対向電極との間で行われる。
当該方法のさらに別の1つの好適な実施形態では、材料流は、金属材料と非金属材料とから成る複合体を形成する複数の材料塊から形成されるか、または複数の材料塊を含んでおり、これは例えば廃棄物燃焼から生じるようなスラグ塊の場合が当てはまる。このような材料を、本発明による方法を用いて破片化もしくは弱化した場合、本発明の利点が特に顕著に現れると共に、別の利点として、処理液、大抵は水、の質に対する要求が極めて低いために、処理液の調製にかかるコストがとりわけ低くなる。
相応してこのような方法では、有利には、500μS/cmを上回る導電率を有する処理液を用いて当該方法を実施する。
当該方法から生じた、処理済みの材料は、好適には金属材料と非金属材料とに分けられ、有利には強磁性金属と、非強磁性金属と、非金属材料とに分けられる。このようにして、処理済み材料の成分のリサイクルもしくは選択的廃棄が簡単になる。
材料流を貫いて高電圧による絶縁破壊を生じさせるために、電極ユニットに、好適には100KV〜300KVの範囲、特に150KV〜200KVの範囲の高電圧パルスが供給され、好適には、1パルスあたりの電力量は、100ジュール〜1000ジュール、特に300ジュール〜750ジュールである。高電圧パルス周波数は、好適には0.5Hz〜40Hzの範囲、特に5Hz〜20Hzの範囲にあり、材料流が電極ユニットのそばを通過案内される際、通過案内方向における材料流の延在長さ1ミリメートルにつき、好適には0.1〜2.0、特に0.5〜1.0の、高電圧による絶縁破壊が材料流に生ぜしめられる。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様に基づく方法を実施するための装置に関する。
当該装置は、1つまたは複数の高電圧電極および高電圧電極に対応配置された対向電極を備えた電極ユニットを有している。当該装置の高電圧電極には、1つまたは複数の高電圧発生器により、高電圧パルスを供給することができる。
さらに当該装置は、好適には搬送ベルトまたは搬送チェーンの形態の搬送装置を有しており、この搬送装置は少なくとも部分的に、処理液、特に水で満たされた、または満たすことのできる槽内に配置されており、搬送装置を用いて、所定の運転中に、流し込み可能な破片化および/または弱化されるべき材料から成る材料流を、処理液に浸漬させた状態で電極ユニットのそばを通過させて案内することができる一方で、電極ユニットの電極に高電圧パルスを供給することにより、高電圧による絶縁破壊が材料流を貫いて生ぜしめられるようになっている。
当該装置は、所定の運転中に電極ユニットの電極が上方から処理液中に浸漬されており、これらの電極のうち、間に高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる各電極は、それぞれ材料通過案内方向に対して横方向に所定の電極間隔をあけて向かい合うように形成されている。
本発明に基づく装置を用いて、既に説明した利点を有する本発明の第1の態様に基づく方法を実施することは、簡単に可能である。
1つの好適な実施形態では、当該装置は、所定の運転中に、それぞれの間に高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる高電圧電極と対向電極とが、材料流と接触するか、またはそれどころか材料流内に浸漬されるように、形成されている。
材料および破片化されるべき材料のピースサイズ、および/または処理液の種類もしくは質に応じて、上記実施形態のうちの一方または他方がより好適な場合もある。
当該装置の1つの別の好適な実施形態では、それぞれの間に高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる各電極間の間隔は、それぞれ40mmを上回り、さらに好適にはそれぞれ80mmを上回っている。これにより、相応に大きな材料塊が、材料流中に浸漬された電極のそばで、これらの電極間を通り抜けて移動することができるようになっており、このことから、高電圧による絶縁破壊を材料塊に特に集中的に生ぜしめることが可能になる、という利点が生じる。またこれにより、当該装置を簡単に、材料流のほぼ全幅にわたり、高電圧による絶縁破壊を生ぜしめることができるように形成することも可能になり、このこともやはり好適である。
さらに別の1つの好適な実施形態では、当該装置は、電極ユニットの下流側に、材料流の処理済み材料またはその一部を、所望の目標サイズよりも大きなピースサイズを有する粗材料と、所望の目標サイズ以下のピースサイズを有する細かい材料とに分けることができる装置、特にふるい装置を有している。
当該装置のさらに別の1つの好適な実施形態では、電極ユニットは、複数の電極対または電極群を有している。各電極対もしくは各電極群には、それぞれ1つの専用の高電圧発生器が対応配置されており、1つの高電圧発生器により、専ら1つの電極対もしくは1つの電極群だけに、所定の運転中に高電圧パルスを供給することができる。これにより、電極ユニットのそばを通過案内される材料流に対する、特に集中的な供給が可能になる。
電極対とは、ここでは所定の運転中に、対応配置された高電圧発生器により高電圧パルスを供給される1つの高電圧電極と、この高電圧電極に対応配置された単一の対向電極とを組み合わせたものであって、これらの電極間で、所定の運転中に高電圧による絶縁破壊が行われるものを意味する。
電極群とは、ここでは所定の運転中に、対応配置された高電圧発生器により高電圧パルスを供給される1つの高電圧電極と、この高電圧電極に対応配置された複数の対向電極とを組み合わせたものであって、これらの電極間で、通常の運転中に高電圧による絶縁破壊が行われるものを意味する。一般に、その時々の高電圧による絶縁破壊は、高電圧電極と、高電圧電極との間での絶縁破壊にちょうど最も好条件の1つの対向電極との間で行われる。
当該装置のさらに別の1つの好適な実施形態では、搬送装置が材料流を、電極ユニットのそばを通過させて案内する領域では少なくとも、搬送装置は横断面で見て溝状に、好適にはV字形に形成されている。これにより、流し込み可能な材料を側方領域から中央に案内することができるので、高電圧による絶縁破壊を材料流の全幅にわたってほぼ完璧に生じさせることが簡単になる、という利点が生じる。
有利には、搬送装置は可撓性で非導電性の搬送ベルトであり、この搬送ベルトにより材料流は、所定の運転中に電極ユニットのそばを通過案内されるようになっており、搬送ベルトの縁部領域は、搬送ベルトが材料流を電極ユニットのそばを通過させて案内する領域では、上向きに湾曲している。このような搬送ベルトは丈夫で保守整備が少なく、種々様々な構成およびサイズで市販されている。搬送ベルトの縁部領域の傾斜は、好適にはその時々の処理を最適化するために調整可能である。搬送ベルトは両端部において、好適には平らになっており、これにより、縁部領域の最小限の延伸が実現されている。
好適には、当該装置の搬送装置は、所定の運転中に材料流が、搬送ベルトにより電極ユニットの側を通過案内され、そこで高電圧による絶縁破壊を介して破片化もしくは弱化される領域の下流側で、搬送ベルトにより上流側へ送られるように形成された搬送ベルトを有しており、好適には、材料流が搬送ベルトにより処理液から導出されるようになっている。このようにして、処理液から処理済み材料を取り出すための、手間のかかる付加的な装置を省くことができる。
このことは、材料流の材料通過案内方向に、特に10〜35度の上昇角度で上昇する直線的な搬送ベルトを使用することにより、特に簡単かつ廉価に実行することができる。
本発明の第3の態様は、流し込み可能な材料を破片化および/または弱化するための多段式の設備に関し、この設備は、材料搬送方向に連続的に接続された、本発明の第2の態様に基づく装置を複数有している。
当該設備は、設備の所定の運転中に、上流側の第1の装置の搬送ベルトにより搬送される材料流が、この搬送ベルトの引渡し端部から、好適には所定の目標サイズにまで破砕された材料片をふるい落とすための装置を介して、その下に位置する、材料搬送方向において第1の装置に続く第2の装置の搬送ベルトの供給端部に供給され、この搬送ベルトにより、材料流がこの第2の装置の電極ユニットのそばを通過案内されると同時に、さらに破片化および/または弱化されるように構成されている。
このような多段式の設備により、大量の材料を処理することができる。
本発明の第4の態様は、非金属材料と金属材料とから成る複合体を形成している材料塊、好適には廃棄物燃焼から生じるスラグ塊を破片化および/弱化するための、本発明の第2の態様に基づく装置または本発明の第3の態様に基づく設備の使用である。
このような使用では、本発明の利点が特に顕著に現れる。
本発明の別の構成、利点および用途は、各従属請求項および図面に基づく以下の説明から明らかである。
第1の運転モードにある、本発明による第1の装置を上から見た図である。 第1の装置を図1に示した線A−Aに沿って鉛直に断面した図である。 第1の装置を図1に示した線B−Bに沿って鉛直に断面した図である。 第2の運転モードにある第1の装置を上から見た図である。 図1に示した装置の電極ユニットの、複数の電極のうちの1つを示す側面図である。 図5に示した高電圧電極の第1の変化態様を示す側面図である。 図5に示した高電圧電極の第2の変化態様を示す側面図である。 本発明による第2の装置を図10に示す線D−Dに沿って長手方向に断面した図である。 図8に示した装置を上から見た図である。 図8に示した線C−Cに沿って装置を横方向に断面した図である。 本発明による第3の装置を図13に示す線E−Eに沿って長手方向に断面した図である。 図11に示した装置を上から見た図である。 図11に示した線F−Fに沿って装置を横方向に断面した図である。 本発明による設備を図16aに示す線G−Gに沿って長手方向に断面した図である。 図14に示した設備を上から見た図である。 図16aおよび図16bは、図14に示した線H−Hに沿って設備を横方向に断面した図である。 図14に示した設備の個々の装置の異なる変化態様を、図14と同様に長手方向に断面した図である。 図14に示した設備の個々の装置の異なる変化態様を、図14と同様に長手方向に断面した図である。 図14に示した設備の個々の装置の異なる変化態様を、図14と同様に長手方向に断面した図である。
図1〜図3には、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料1を破片化するための本発明による第1の装置が、上から見た図(図1)と、図1に示した線A−Aに沿った鉛直方向断面図(図2)と、図1に示した線B−Bに沿った鉛直方向部分断面図(図3)とで示されている。
認められるように、この装置は、円環状の底板10と、底板10に固く結合され、底板10から鉛直方向上向きに突出している円筒状の外壁9と、底板10には結合されていない状態で底板10から鉛直方向上向きに突出している円筒状の内壁11とから形成された、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11を有している。底板10は平らで一貫して閉じられており、ローラ環24を介して固定の支持構造体の円環状の支持部材25に支持されており、所定の運転中に、底板10の円環形状の中心を通って延びる鉛直方向回転軸線Zを中心として、駆動モータ26によって回転方向Rで回転され、これにより底板10に載置された破片化されるべき材料1が、円環状もしくは円環セグメント状の材料流4を、回転軸線Zを中心として回転方向Rに形成することになる。
メリーゴーラウンド状の装置9,10,11は、水5(処理液)で満たされた円形の槽27内に配置されており、槽27の底部には、円環状の支持部材25が貫通している。メリーゴーラウンド状の装置9,10,11は、外壁9および内壁11の上部画成縁部を除いて完全に槽27内の水5中に浸漬されている。円環状の支持部材25の内側の領域では、槽27の底部は、下向きに延在する円形の漏斗19により形成され、漏斗19の下端部は搬送ベルト20の上で終わっており、搬送ベルト20は、斜め上方に向かって槽27の水面を上回るレベルにまで搬送すると共に(ここではスペース上の理由から全体は図示せず)、漏斗下端部に接続され槽27と共に水密な容器を形成するケーシング30内に配置されている。槽27は、環状の保護壁31により包囲されており、保護壁31には、搬送ベルトのケーシング30と搬送ベルト20とが貫通している。
さらに認められるように、当該装置は、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11の上方に配置された電極ユニット2を有している。電極ユニット2は、マトリックス状に配置された多数の高電圧電極12を有しており、これらの高電圧電極12は、例えばメリーゴーラウンド状の装置9,10,11の円環形状の270°の範囲にわたって延在している。この場合、各高電圧電極12は、図示の状態では上方から、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11内を案内される円環セグメント状の材料流4の表面のすぐ上まで下方に向かって突出している。各高電圧電極12は水5中に浸漬されており、各高電圧電極12のすぐ上に配置された1つの専用の高電圧発生器3を有しており、運転中、この高電圧発生器3により、各高電圧電極12に高電圧パルスが供給される。図面では見やすくするために、複数の高電圧電極と複数の高電圧発生器のうちのそれぞれ1つだけに符号12,3を付してあるに過ぎない。
当該装置の電極ユニット2の複数の高電圧電極12のうちの1つを側面図で示す図5から判るように、各高電圧電極12は、アース電位に位置する1つの専用の対向電極13を有している。高電圧電極12と、これらに対応配置された対向電極13とは、それぞれ材料通過案内方向に対して横方向に間隔をあけて向かい合っており、図示の所定の運転中に、各高電圧電極12に高電圧パルスが供給されることにより、高電圧電極12と、これらに対応配置された対向電極13との間で、高電圧による絶縁破壊が材料流4の材料1を貫通して生じるように、それぞれ配置されている。つまり、高電圧電極12は、これらに対応配置された単一の対向電極13と共に、要求に応じた電極対12,13を形成している。
図6および図7には、図5に示した高電圧電極の2つの変化態様の側面図が示されている。
図6に示す高電圧電極12は、図5に示した高電圧電極と実質的に、鏡像的に対向して位置しており、各自由端部がそれぞれ高電圧電極12に向かって傾けられた2つの同一の対向電極13を有しているという点において相違している。つまり、この高電圧電極12は、2つの対向電極13と共に、要求に応じた電極群12,13を形成している。別の相違点は、この高電圧電極12が真っ直ぐな電極先端部を有している点にある。
図7に示す高電圧電極12は、図6に示した高電圧電極と実質的に、この場合は図6に示した鏡像的に対向して位置する2つの対向電極13が、高電圧電極12の下側で結合され、単一のU字形の対向電極13が形成されているという点において相違している。
処理もしくは処理されるべき材料に応じて、電極12と対向電極13とが材料流内に浸漬されることも想定されている。
さらに認められるように、当該装置は、閉じられたケーシング30内に配置された供給搬送ベルト15を有しており、供給搬送ベルト15により、電極ユニット2の上流側の破片化されるべき材料1、この場合は貴金属−鉱石1の欠片が、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11の底板10に供給される。
円環セグメント状の材料流4として電極ユニット2の下方を通過案内される材料ばら荷1の高さは、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11と電極ユニット2との間に形成された領域(処理ゾーン)に進入する前に、通過制限板33により確定される。
電極ユニット2の下流側には、固定の第1の案内板17が位置しており、第1の案内板17は、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11の外壁9から、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11の内壁11の第1の中断部23を通って、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11の中心領域7にまで延在しており、図示の所定の運転中に、処理ゾーンから流出する材料流4を、内壁11の第1の中断部23を介して実質的に完全に中心領域7内へもたらす。
中心領域7の底部は、平らなふるい底部8として形成されており、目標サイズにまで破片化された材料1aがふるい開口を通過し、その下に配置された漏斗19内へ落下する一方で、目標サイズよりも大きな材料1bは、ふるい底部8に残留し続けるように寸法決めされた、ふるい開口サイズを備えている。処理済みの、もしくは目標サイズにまで破砕された材料1aは、漏斗19から搬送ベルト20上に送られ、搬送ベルト20により当該装置から搬出される。
処理が済んでいない、もしくは未だ目標サイズにまで破砕されていない材料1bは、後続の材料1によりふるい底部8にわたって押しずらされ、第1の案内板17に続いている固定の第2の案内板21により、内壁11の第2の中断部28を介して中心領域7から円環セグメント状の材料流4内へ戻し案内され、材料流4により材料1bは再び、電極ユニット2の高電圧電極12の一部のそばを通過案内され、その際に高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる。
図1に示した線B−Bに沿った、第1の装置の処理ゾーン領域の一部の鉛直方向断面図を示す図3から判るように、メリーゴーラウンド状の装置9,10,11の底板10は、ゴム製の摩耗防止層29で覆われた上面を有しており、この上面に、処理されるべき材料1が載置されている。
図4には、別の運転モードにある当該装置を上から見た図が示されている。看取されるように、この場合は第2の案内板21が、内壁11の第2の中断部28を中心領域7の側から閉鎖しかつ導出ダクト34を開放する位置に配置されており、導出ダクト34内に、後続の材料1によりふるい底部8にわたって押しずらされる、処理が済んでいない、もしくは未だ目標サイズにまで破砕されていない材料1bが落下し、次いで複数の装置(図示せず)により当該装置から導出されるようになっている。
図8〜図10には、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料1を破片化するための本発明による第2の装置が、図10に示した線D−Dに沿った長手方向断面図(図8)と、上から見た図(図9)と、図8に示した線C−Cに沿った横方向断面図(図10)とで示されている。
認められるように、当該装置は複数の高電圧電極12から成る1つのマトリックスを備えた電極ユニット2を有しており、これらの高電圧電極12は、材料通走方向Sで見て、連続して配置された4つの列で配置されており、各列は、それぞれ4つの電極12を備えている(図面では見やすくするために、複数の電極のうちの1つだけに符号12を付してある)。
電極12には、図示の所定の運転中に、これらの電極12のすぐ上に配置された各1つの高電圧発生器3により、高電圧パルスが供給される。
電極ユニット2の下には、水5(処理液)が注入された槽16内に配置された搬送ベルト6が位置しており、搬送ベルト6により、破片化されるべき流し込み可能な材料1、この場合は鉱石の欠片から成る材料流が、当該装置の供給側Aから材料通走方向Sで、電極ユニット2の電極12のそばを通過案内される一方で、電極ユニット2に高電圧パルスが供給されることにより、高電圧による絶縁破壊が材料1を貫いて生ぜしめられる。この場合、材料流の材料1は、その上に配置された電極12と同様に、槽16内の水5中に浸漬されている。
材料流の高さは、搬送ベルト6と電極ユニット2との間の領域(処理ゾーン)に進入する前に、通過制限板18により調節される。
図10から認められるように、搬送ベルト6は、通走方向Sで見て槽16の全幅にわたって延在しており、移動する材料流は、槽16の全幅をとらえている。
特に図8および図10から判るように、処理ゾーンを通走する際に、材料流の中央領域に、高電圧による絶縁破壊が発生し、このことは、上記の領域において、材料1をより一層破片化するのに対し、材料流の縁部領域には事実上、高電圧による絶縁破壊は生じないままなので、そこを案内される材料1は、最初のサイズの塊を有している。
電極ユニット2の下流側では、処理ゾーンから流出した材料流が、搬送ベルト6により、槽16の端部に設けられた、隔壁22により隔離されかつ搬送ベルト6の全幅にわたり相並んで延在する3つの収集漏斗14,14a,14bに供給される。各隔壁22は、破片化された材料1が材料流の中央領域から真ん中の収集漏斗14に供給される一方で、破片化されていない材料1は、材料流の縁部領域から外側の収集漏斗14a,14bにそれぞれ供給されるように配置されている。
真ん中の収集漏斗14に供給される破片化された材料1は、搬送装置(図示せず)により槽16から搬出され、別の用途に供される。外側の収集漏斗14a,14bに供給される破片化されていない材料1は、それぞれ搬送装置(図示せず)により槽16から搬出され、当該装置の供給側Aで再び材料流に供給される。
当該装置の電極ユニット2の複数の電極12のうちの1つを側面図で示す図6から判るように、各高電圧電極12は、自由端部がそれぞれ高電圧電極12に向かって傾けられた、鏡像的に向かい合う2つの同一の対向電極13を有しており、これらの対向電極13はアース電位にあり、かつ高電圧電極12の支持構造体に取り付けられている。高電圧電極12は両対向電極13と共に、要求に応じた電極群12,13を形成している。各高電圧電極12と、これらにそれぞれ対応配置された2つの対向電極13とは、それぞれ材料通過案内方向に対して横方向に間隔をあけて向かい合っており、材料流内に浸漬させられる。
図11〜図13には、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料1を破片化するための本発明による第3の装置が、図13に示す線E−Eに沿った長手方向断面図(図11)と、上から見た図(図12)と、図11に示す線F−Fに沿った横方向断面図(図13)とで示されている。
認められるように、当該装置は、材料通走方向Sで見て連続して配置された3つの高電圧電極12を備える電極ユニット2を有している。
この場合も、各高電圧電極12と、対応配置された対向電極13とは、図6に示したように形成されており、それぞれ材料通過案内方向に対して横方向に間隔をあけて向かい合っており、材料流内に浸漬されている。
さらに、各高電圧電極12および対向電極13の位置が破線で示されている図12から認められるように、これらの電極群12,13は、材料通走方向Sで見て、それぞれ互いに側方にずらされている。
高電圧電極12は、図示の所定の運転中に、高電圧電極12のすぐ上にそれぞれ配置された高電圧発生器3により、高電圧パルスが供給される。
電極ユニット2の下には、水5(処理液)が注入された槽16内に配置され、材料通走方向Sに10度の角度で上昇する、可撓性で非導電性のベルト材料(繊維強化ゴム)から成る直線的な搬送ベルト6が位置している。搬送ベルト6により、破片化されるべき流し込み可能な材料1、この場合は最大ピースサイズが80mmの、廃棄物燃焼から生じたスラグ塊から成る材料流が、当該装置の供給側Aから材料通走方向Sで電極ユニット2の電極12,13のそばを通過案内される一方で、電極ユニット2の高電圧電極12に高電圧パルスが供給されることにより、高電圧による絶縁破壊が材料1を貫いて生ぜしめられる。材料流の材料1は、電極ユニット2の領域において、材料1の上方に配置された電極12,13と同様に槽16内の水5中に浸漬されており、電極12,13はさらに、材料流内にも浸漬されている。
同時に、槽16の底部に配置された導出導管35を介して、処理水が槽16から導出され、水調製設備(図示せず)に供給され、水調製設備により調製された処理水は、電極12,13の各領域において水を材料流中に噴射する供給導管36を介して、槽16に送り戻される。
図12および図13から認められるように、搬送ベルト6の縁部領域は、搬送ベルト6が材料流を、電極ユニット2のそばを通過させて案内する領域において、上向きに湾曲しており、その結果、搬送ベルト6は前記領域では横断面で見て溝状もしくはV字形に形成されており、材料流の流し込み可能な材料1が、側方領域から中央に案内されるようになっている。
これにより、材料流には実質的にその全幅にわたって高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられ、これは材料流全体の破片化をもたらす。
搬送ベルトの縁部領域の傾斜角度は調節可能であり、これにより当該装置を、処理されるべき材料もしくはそのピースサイズに最適に適合させることができる。搬送ベルト6は、その両端部の領域では平らである。
電極ユニット2の下流側で処理ゾーンから流出した材料流は、搬送ベルト6により上方に向かって槽16から導出され、次いで別の使用ステップもしくは処理ステップ(図示せず)に供給される。
図14、図15、図16aおよび図16bには、高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料1を破片化するための本発明による設備が、図16aに示す線G−Gに沿った長手方向断面図(図14)と、上から見た図(図15)と、図14に示す線H−Hに沿った2つの横方向断面図(図16aおよび図16b)とで示されている。
認められるように、この設備は連続的に接続された、図11〜図13に示した3つの装置から成っており(3段)、各装置は、材料通走方向Sで連続して互いにずらされて配置され、それぞれ専用の高電圧発生器3を備えた3つの電極群13,12,13の代わりに、それぞれ高電圧発生器3が対応配置され、中央に配置された唯一の電極群13,12,13しか有していない、という点において相違している。さらに、この場合の搬送ベルト6の15度の上昇角度は、上で図11〜図13につき説明した本発明による第3の装置の場合よりも大幅に急峻である。その他の細部は全て同一に形成されているので、ここで改めて説明はしない。
図16aおよび図16bには、図14に示した線H−Hに沿った当該設備の横方向断面図が(槽および高電圧発生器無しで)、図示の搬送ベルト6の縁部領域の傾斜角度αがそれぞれ異なって調節された状態で、つまり傾斜角度αが23度(図16a)の場合と、傾斜角度αが33度(図16b)の場合とで示されている。
図17〜図19には、図14、図15、図16aおよび図16bに示した設備の各装置のうちの1つの種々様々な変化態様を、図14と同様に長手方向に断面した図が示されている。
図17に示す第1の装置変化態様が図14に示した装置と相違している点は、処理されるべき材料が装置の供給端部Aに、槽16の外側に配置された傾斜ふるい面37を介して供給され、例えば設備内での装置の配置場所に応じて2mm未満、5mm未満、または8mm未満の所定のピースサイズを有する細かい材料は傾斜ふるい面37により、当該装置に進入する前にふるい落とされる、という点である。
図18に示す第2の装置変化態様が図14に示した装置と相違している点は、処理されるべき材料が装置の供給端部Aにおいて、槽16内に配置された傾斜ふるい面38を介して装置の搬送ベルト6に供給され、例えば設備内での装置の配置場所に応じて2mm未満、5mm未満、または8mm未満の所定のピースサイズを有する細かい材料は傾斜ふるい面38により、当該装置の槽16内で処理ゾーンに進入する前にふるい落とされる、という点である。
図19に示す第3の装置変化態様は、図18に示した装置から成り、その引渡し端部において、処理済みの材料が傾斜ふるい面41に引き渡され、所望のピースサイズにまで破片化された材料は傾斜ふるい面41を通過して、その下に配置された引き続く搬送ベルト39上に落下する。十分に破片化されなかった材料は、ふるい面41にわたって移動して、ふるい面41の端部において搬送ベルト40上に落下し、搬送ベルト40により装置の供給端部に送り戻され、そこで再び、処理されるべき材料流1に供給される。
図17〜図19に示した各装置は、それぞれ単独でも本発明による装置を形成する。
本出願において本発明の好適な構成を説明する一方で明確に指摘しておかねばならないのは、本発明はこれらの構成に限定されるものではなく、以下の各請求項の範囲内で、別の形式で構成されてもよいということである。

Claims (37)

  1. 高電圧放電を用いた、流し込み可能な材料(1)を破片化および/または弱化するための方法であって、
    a)1つまたは複数の高電圧発生器(3)に対応配置されており、該高電圧発生器(3)により高電圧パルスを供給可能な電極ユニット(2)を用意するステップと、
    b)流し込み可能な材料(1)から成る材料流を、該材料流を運ぶ搬送装置(6;9,10,11)により、前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内し、このとき前記材料流を、処理液(5)中に浸漬させるステップと、
    c)前記材料流を、前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内する間に、前記電極ユニット(2)に高電圧パルスを供給することで、高電圧による絶縁破壊を、前記材料流を貫いて生じさせるステップと、を有し、
    前記電極ユニット(2)の各電極(12,13)は、上方から前記処理液(5)中に浸漬されており、前記高電圧による絶縁破壊が間に生ぜしめられる前記各電極(12,13)は、それぞれ材料通過案内方向(S)に対して横方向に所定の電極間隔をあけて向かい合っている、流し込み可能な材料(1)を破片化および/または弱化するための方法。
  2. 前記電極ユニット(2)の前記各電極(12,13)は、前記材料流に接触している、請求項1記載の方法。
  3. 前記電極ユニット(2)の前記各電極(12,13)は、前記材料流中に浸漬されている、請求項2記載の方法。
  4. 前記材料流は、所定の最大ピースサイズを上回らない、特に40mm〜80mmの範囲の最大ピースサイズを上回らない材料塊(1)から形成されており、前記電極間隔は、それぞれ前記最大ピースサイズよりも大きくなっている、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記高電圧による絶縁破壊は、該高電圧による絶縁破壊が前記材料流の実質的に全幅にわたって生じるように発生させられる、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記材料流の前記材料(1)またはその一部が、前記電極ユニット(2)の下流側で、所望の目標サイズよりも大きなピースサイズを有する粗材料と、所望の目標サイズ以下のピースサイズを有する細かい材料とに分けられる、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記粗材料は、前記電極ユニット(2)の上流側で再び前記材料流に供給される、請求項6記載の方法。
  8. 前記粗材料は、特に請求項1から7までのいずれか1項に応じた別の破片化方法または弱化方法を施される、請求項6記載の方法。
  9. 前記材料流は、所定の最大ピースサイズを上回らない、特に40mm〜80mmの範囲の最大ピースサイズを上回らない材料塊(1)から形成されているか、または該材料(1)を有しており、前記材料流の下面に対する前記各電極(12,13)の間隔は、前記最大ピースサイズよりも大きくなっている、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記搬送装置(6;9,10,11)は少なくとも、該搬送装置(6;9,10,11)が前記材料流を、前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内する領域において、横断面で見て溝状に、特にV字形に形成されており、特に、前記流し込み可能な材料(1)が側方領域から中央に案内されるように形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記材料流は、可撓性で非導電性の搬送ベルト(6)により前記電極ユニット(2)のそばを通過案内され、前記搬送ベルト(6)の縁部領域は、該搬送ベルト(6)が前記材料流を、前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内する領域では、上向きに湾曲しており、かつ特に前記搬送ベルト(6)は、その両端部の領域では平らになっている、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 前記搬送ベルト(6)の前記縁部領域の傾斜は調整される、請求項11記載の方法。
  13. 前記材料流は、前記搬送装置もしくは前記搬送ベルト(6)により前記電極ユニット(2)のそばを通過案内される領域の下流側で、前記搬送装置もしくは前記搬送ベルト(6)により、特に前記材料流が前記搬送装置もしくは前記搬送ベルト(6)により前記処理液(5)から導出されるように、上流側へ送られる、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 材料通過案内方向(S)に、10〜35度の上昇角度を有する直線的な搬送ベルト(6)を使用する、請求項13記載の方法。
  15. 前記搬送ベルト(6)により、該搬送ベルト(6)の引渡し端部から上流側に運ばれる前記材料流は、特に所定の目標サイズにまで破砕された材料片をふるい落とすための装置(37,38,41)を介して、その下に位置する別の搬送ベルト(6)の供給端部に供給され、該別の搬送ベルト(6)により、前記材料流は特に請求項1から14までのいずれか1項に応じた別の破片化方法および/または弱化方法に供給される、請求項13または14記載の方法。
  16. 前記電極ユニット(2)は、複数の電極対(12,13)または電極群(13,12,13)を有しており、各前記電極対もしくは各前記電極群にはそれぞれ1つの専用の高電圧発生器(3)が対応配置されており、該高電圧発生器(3)によって専ら1つの対もしくは1つの群だけに、特に別の電極対または電極群とは無関係に、高電圧パルスが供給される、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 前記材料流は、金属材料と非金属材料とから成る複合体、特に廃棄物燃焼から生じるスラグ塊(1)を形成する、複数の材料塊(1)から形成されているか、または前記複数の材料塊(1)を含んでいる、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 前記処理液(5)は、500μS/cmを上回る導電率を有している、請求項17記載の方法。
  19. 当該方法から生じた処理済みの前記材料(1)は、金属材料と非金属材料とに分けられ、特に強磁性金属と、非強磁性金属と、非金属材料とに分けられる、請求項17または18記載の方法。
  20. 前記材料流を貫いて高電圧による絶縁破壊を生じさせるために、前記電極ユニット(2)に、100KV〜300KVの範囲、特に150KV〜200KVの範囲の高電圧パルスが供給される、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 前記材料流を貫いて高電圧による絶縁破壊を生じさせるために、前記電極ユニット(2)に、1パルスあたりの電力量が100ジュール〜1000ジュール、特に300ジュール〜750ジュールの高電圧パルスが供給される、請求項1から20までのいずれか1項記載の方法。
  22. 前記材料流を貫いて高電圧による絶縁破壊を生じさせるために、前記電極ユニット(2)に、0.5Hz〜40Hzの範囲、特に5Hz〜20Hzの範囲の周波数の高電圧パルスが供給される、請求項1から21までのいずれか1項記載の方法。
  23. 前記材料流が前記電極ユニット(2)のそばを通過案内される際に、通過案内方向における前記材料流の延在長さ1ミリメートルにつき0.1〜2.0、特に0.5〜1.0の、高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる、請求項1から22までのいずれか1項記載の方法。
  24. 請求項1から23までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置であって、
    a)1つまたは複数の高電圧発生器(3)に対応配置されており、該高電圧発生器(3)により高電圧パルスを供給可能な電極ユニット(2)と、
    b)特に搬送ベルト(6)または搬送チェーンの形態の搬送装置(6;9,10,11)と、を有しており、該搬送装置(6;9,10,11)は少なくとも部分的に、処理液(5)で満たされた、または満たすことのできる槽(16;27)内に配置されており、前記搬送装置(6;9,10,11)を用いて、所定の運転中に、流し込み可能な破片化および/または弱化されるべき材料(1)から成る材料流を、前記処理液(5)に浸漬させた状態で前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内することができる一方で、前記電極ユニット(2)に高電圧パルスを供給することにより、高電圧による絶縁破壊が前記材料流を貫いて生ぜしめられるようになっており、
    当該装置は、所定の運転中に前記電極ユニット(2)の前記各電極(12,13)が上方から前記処理液(5)中に浸漬されており、間に高電圧による絶縁破壊が生ぜしめられる前記各電極(12,13)は、それぞれ材料通過案内方向(S)に対して横方向に所定の電極間隔をあけて向かい合うように形成されている、装置。
  25. 当該装置は、所定の運転中に前記電極ユニット(2)の前記各電極(12,13)が、前記材料流と接触しているように形成されている、請求項24記載の装置。
  26. 当該装置は、所定の運転中に前記電極ユニット(2)の前記各電極(12,13)が、前記材料流内に浸漬されており、特に前記材料流の下面に対して40mmを上回る、特に80mmを上回る間隔を有するように形成されている、請求項25記載の装置。
  27. 前記電極間隔は、それぞれ40mmより大きく、特に80mmより大きい、請求項24から26までのいずれか1項記載の装置。
  28. 当該装置は、所定の運転中に前記材料流の実質的に全幅にわたり、高電圧による絶縁破壊を生ぜしめることができるように形成されている、請求項24から27までのいずれか1項記載の装置。
  29. 当該装置は、前記電極ユニット(2)の下流側に、前記材料流の前記材料(1)またはその一部を、所望の目標サイズよりも大きなピースサイズを有する粗材料と、所望の目標サイズ以下のピースサイズを有する細かい材料とに分けることができる装置(37,38,41)を有している、請求項24から28までのいずれか1項記載の装置。
  30. 前記電極ユニット(2)は、複数の電極対(12,13)または電極群(13,12,13)を有しており、各前記電極対もしくは各前記電極群には、それぞれ1つの専用の高電圧発生器(3)が対応配置されており、該高電圧発生器(3)により、専ら1つの前記対もしくは1つの前記群だけに、所定の運転中に高電圧パルスを供給することができる、請求項24から29までのいずれか1項記載の装置。
  31. 前記搬送装置(6;9,10,11)が前記材料流を前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内する領域では少なくとも、前記搬送装置(6;9,10,11)は横断面で見て溝状に、特にV字形に形成されており、これにより特に、流し込み可能な前記材料(1)が側方領域から中央に案内される、請求項24から30までのいずれか1項記載の装置。
  32. 前記搬送装置(6)は、可撓性で非導電性の搬送ベルト(6)を含み、該搬送ベルト(6)により前記材料流は、所定の運転中に前記電極ユニット(2)のそばを通過案内されるようになっており、前記搬送ベルト(6)の縁部領域は、該搬送ベルト(6)が前記材料流を前記電極ユニット(2)のそばを通過させて案内する領域では、上向きに湾曲しており、かつ特に、前記搬送ベルト(6)はその両端部の領域では平らになっている、請求項31記載の装置。
  33. 前記搬送ベルト(6)の縁部領域の傾斜は調整可能である、請求項32記載の装置。
  34. 前記搬送装置は、搬送ベルト(6)を有しており、該搬送ベルト(6)は、当該装置の所定の運転中に前記材料流が、前記搬送ベルト(6)により前記電極ユニット(2)のそばを通過案内される領域の下流側で、前記搬送ベルト(6)により上流側へ送られるように、特に前記材料流が前記搬送ベルト(6)により前記処理液(5)から導出されるように形成されている、請求項24から33までのいずれか1項記載の装置。
  35. 前記搬送ベルト(6)は、材料通過案内方向(S)に、15〜35度の上昇角度を有する直線的な搬送ベルトである、請求項34記載の装置。
  36. 材料搬送方向(S)に連続的に配置された、請求項24から35までのいずれか1項記載の装置を複数有する設備であって、当該設備の所定の運転中に、上流側の第1の装置の前記搬送ベルト(6)により搬送される前記材料流が、該搬送ベルト(6)の引渡し端部から、特に所定の目標サイズにまで破砕された材料片をふるい落とすための装置(37,38)を介して、その下に位置する、材料搬送方向(S)において前記第1の装置に続く第2の装置の前記搬送ベルト(6)の供給端部に供給され、該搬送ベルト(6)により、前記材料流が前記第2の装置の前記電極ユニット(2)のそばを通過案内されると同時に、さらに破片化および/または弱化されるようになっている、設備。
  37. 非金属材料と金属材料とから成る複合体を形成している材料塊(1)、特に廃棄物燃焼から生じるスラグ塊(1)を破片化および/弱化するための、請求項24から35までのいずれか1項記載の装置または請求項36記載の設備の使用。
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