JP6947126B2 - シリコンロッドの破砕方法及び装置並びにシリコン塊の製造方法 - Google Patents

シリコンロッドの破砕方法及び装置並びにシリコン塊の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリコンロッドを破砕してシリコン単結晶の原料となるシリコン塊を製造する方法及びシリコンロッドの破砕装置に関するものである。
半導体デバイスの基板材料であるシリコン単結晶の多くはチョクラルスキー法(CZ法)により製造されている。CZ法では、石英ルツボ内に充填されたポリシリコン塊を加熱してシリコン融液を生成する。次いでシリコン融液に種結晶を着液させた後、種結晶を徐々に引き上げることにより、種結晶の下端に大きな単結晶を成長させる。
シリコン単結晶の原料となるポリシリコン塊は、気相成長法により製造された高純度ポリシリコンロッドを破砕することにより製造される。ポリシリコンロッドの破砕方法としては、高温のポリシリコンロッドを水中に投下して急冷することにより熱衝撃を加える方法やハンマー等で叩いて破砕する方法、並びにジョークラッシャーのような機械で噛み砕く方法が一般的である。
ポリシリコンロッドをより容易に破砕する方法に関し、例えば特許文献1には、水中でポリシリコンロッドに高電圧パルス放電を印加して破砕する方法において、ポリシリコンロッドを長手方向に沿って高電圧パルス放電の印加位置を移動させることにより、ポリシリコンロッドをその全長に亘って効率よく破砕する方法が記載されている。
またポリシリコンロッドの破砕方法ではないが、特許文献2には、鉄筋コンクリート製の円筒状の破砕部材を長手方向に移動させつつ回転させながら高電圧パルス放電を印加することにより破砕する方法が記載されている。
特表2017−515774号公報 特開平11−47625号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のポリシリコンロッドの破砕方法は、高電圧パルス放電の印加位置がポリシリコンロッドの長手方向に沿って単に移動するだけであり、高電圧パルス放電を印加する電極位置近くではポリシリコンが細かく破砕され、電極から離れるほど粗く破砕されるため、破砕サイズのばらつきが大きいという問題がある。すなわち、電極に近いポリシリコンロッドの上側は細かく破砕される一方で、電極から遠いポリシリコンロッドの下側には大きな塊が残るため、10〜50mm程度のサイズを有するCZ法による単結晶の引き上げに適したポリシリコン塊の収率が悪い。
また特許文献2に記載された従来の破砕方法は、水中に破砕部材の回転装置及び移動台車を設けているため、破砕部材をポリシリコンロッドとする場合には、回転装置及び移動台車によってポリシリコン塊が著しく汚染されるおそれがある。すなわち、鉄筋コンクリートの破砕方法を単純にポリシリコンの破砕方法として採用することはできない。
したがって、本発明の目的は、シリコン単結晶の引き上げに適したサイズのシリコン塊の収率を高めることが可能なシリコンロッドの破砕方法及び装置並びにシリコン塊の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるシリコンロッドの破砕方法は、シリコンロッドを回転させつつ前記シリコンロッドに対する高電圧パルス放電の印加位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って相対的に移動させることにより、前記シリコンロッドを破砕することを特徴とする。
本発明によれば、高電圧パルス放電の印加位置をシリコンロッドの円周面に沿って螺旋状に移動させることができ、これによりシリコンロッドの円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。したがって、従来の破砕方法よりもシリコンの破砕サイズを均一にすることができ、単結晶引き上げに使用可能なシリコン塊の収率を高めることができる。
本発明においては、ループ状の無端シート上に前記シリコンロッドを載置し、前記無端シートを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させることが好ましい。この場合、前記無端シートの一方のループ端部の高さ位置を前記シリコンロッドの中心よりも低くし、前記シリコンロッドの前記高電圧パルス放電の印加位置が前記一方のループ端部に向かうように前記シリコンロッドを回転させることが好ましい。この方法によれば、シリコンロッドの姿勢を水平に維持しながら定位置で回転させることができ、さらに下方に落下するシリコン塊の落下位置を限定することができる。
本発明においては、前記一対の平行ローラ上に前記シリコンロッドを載置し、前記平行ローラを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させることが好ましい。このような方法であっても、シリコンロッドの姿勢を水平に維持しながら定位置で回転させることができる。
本発明においては、前記シリコンロッドを容器内に収容し、前記シリコンロッドの外周面近傍に少なくとも2本の電極を配置し、前記電極を前記シリコンロッドに対して相対的に移動させることにより、前記電極による前記高電圧パルス放電の印加位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って移動させることが好ましい。この方法によれば、高電圧パルス放電の印加位置をシリコンロッドの円周面に沿って螺旋状に移動させることができ、これによりシリコンロッドの円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。
本発明によるシリコンロッドの破砕方法は、前記シリコンロッドを液体と共に容器内に収容して前記シリコンロッドを液中に設置し、前記容器及び前記電極の少なくとも一方を前記シリコンロッドの長手方向に沿って相対的に移動させることにより、前記電極による前記高電圧パルス放電の印加位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って移動させることが好ましい。これによれば、シリコンロッドを効率良く破砕することができる。
本発明によるシリコンロッドの破砕方法は、前記容器の外側に設けられた駆動源を用いて前記無端シートを駆動することが好ましい。これによれば、シリコンロッドの汚染をできるだけ抑制しながらシリコンの破砕サイズを均一にすることができ、単結晶引き上げに使用可能なシリコン塊の収率を高めることができる。
本発明においては、前記シリコンロッドの下方に複数の回収容器を前記シリコンロッドの長手方向に沿って並べて設置し、前記シリコンロッドを破砕して得られたシリコン塊を前記回収容器内に落下させることが好ましい。これによれば、シリコン塊を容易に回収することができる。
本発明において、前記回収容器は樹脂からなり、多数の穴またはメッシュ構造を有することが好ましい。これによれば、破砕工程終了後にある一定以上の大きさのシリコン塊を容易に回収することができ、シリコン塊を回収容器に入れたまま洗浄工程に移送してシリコン塊をフッ酸またはフッ硝酸で洗浄することができる。
また、本発明によるシリコンロッド破砕装置は、シリコンロッドを収容する容器と、前記容器内で前記シリコンロッドを回転可能に支持する回転支持機構と、前記シリコンロッドに高電圧パルス放電を印加する高電圧パルス放電装置と、前記シリコンロッドの長手方向に沿って前記高電圧パルス放電の印加位置を相対的に移動させる移動機構とを備え、前記シリコンロッドを容器内で回転させつつ前記シリコンロッドの長手方向に沿って高電圧パルス放電の印加位置を移動させることにより、前記シリコンロッドを破砕することを特徴とする。
本発明によれば、高電圧パルス放電の印加位置をシリコンロッドの円周面に沿って螺旋状に移動させることができ、これによりシリコンロッドの円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。したがって、従来の破砕方法よりもシリコンの破砕サイズを均一にすることができ、単結晶引き上げに使用可能なシリコン塊の収率を高めることができる。
本発明において、前記回転支持機構は、ループ状の無端シートを含み、前記無端シート上に前記シリコンロッドが載置された状態で前記無端シートを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させることが好ましい。この場合、前記回転支持機構は、前記無端シートの一方のループ端部を支持する第1の回転シャフトと、前記無端シートの他方のループ端部を支持する第2の回転シャフトをさらに含み、前記無端シートの一方のループ端部の高さ位置が前記シリコンロッドの中心よりも低くなるように、前記第1の回転シャフトを容器内に配置し、前記無端シートの他方のループ端部の高さ位置が前記シリコンロッドの中心よりも高くなるように、前記第2の回転シャフトを前記第1の回転シャフトよりも上方に配置し、前記シリコンロッドの前記高電圧パルス放電の印加により塊状化したシリコンが前記一方のループ端部に向かうように前記シリコンロッドを回転させることが好ましい。この構成によれば、シリコンロッドの姿勢を水平に維持しながら定位置で回転させることができ、さらに下方に落下するシリコン塊の落下位置を限定することができる。
本発明において、前記回転支持機構は、一対の平行ローラを含み、前記一対の平行ローラ上に前記シリコンロッドが載置された状態で前記平行ローラを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させることが好ましい。このような構成であっても、シリコンロッドの姿勢を水平に維持しながら定位置で回転させることができる。
本発明において、前記高電圧パルス放電装置は、前記シリコンロッドの外周面近傍に配置された少なくとも2本の電極を有し、前記移動機構は、前記容器を前記シリコンロッドの長手方向に移動させることにより、前記電極の位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って相対的に移動させることが好ましい。この構成によれば、高電圧パルス放電の印加位置をシリコンロッドの円周面に沿って螺旋状に移動させることができ、これによりシリコンロッドの円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。
本発明において、前記シリコンロッドを回転させるための駆動源は前記容器の外側に設けられていることが好ましい。これによれば、シリコンロッドの汚染をできるだけ抑制しながらシリコンの破砕サイズを均一にすることができ、単結晶引き上げに使用可能なシリコン塊の収率を高めることができる。
本発明によるシリコンロッド破砕装置は、前記シリコンロッドの下方であって前記シリコンロッドの長手方向に沿って並べて設置された複数の回収容器をさらに備え、前記シリコンロッドを破砕して得られたシリコン塊を前記回収容器内に落下させて回収することが好ましい。
本発明において、前記回収容器は樹脂からなり、多数の穴またはメッシュ構造を有することが好ましい。この構成によれば、破砕工程終了後にある一定以上の大きさのシリコン塊を容易に回収することができ、シリコン塊を回収容器に入れたまま洗浄工程に移送してシリコン塊をフッ酸又はフッ硝酸で洗浄することができる。
さらにまた、本発明によるシリコン塊の製造方法は、シリコンロッドを製造する工程と、上述した本発明によるシリコンロッドの破砕方法により前記シリコンロッドを破砕する工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高電圧パルス放電の印加位置をシリコンロッドの円周面に沿って螺旋状に移動させることができ、これによりシリコンロッドの円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。したがって、従来の破砕方法よりもシリコンの破砕サイズを均一にすることができ、単結晶引き上げに使用可能なシリコン塊の収率を高めることができる。
本発明において、前記シリコンロッドを破砕する工程は、前記シリコンロッドを破砕して得られたシリコン塊を回収容器内に落下させて回収する工程を含むことが好ましい。これによれば、シリコン塊を容易に回収することができる。
本発明によるシリコン塊の製造方法は、前記回収容器に収容された状態のまま前記シリコン塊をフッ酸又はフッ硝酸により洗浄する工程をさらに備えることが好ましい。これによれば、破砕工程から洗浄工程への移行を円滑に実施することができる。
本発明によれば、汚染をできるだけ防止しながら適切なサイズのシリコン塊の収率を高めることが可能なシリコンロッドの破砕方法及び装置並びにシリコン塊の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。 図2は、図1のX方向から見たシリコンロッド破砕装置の略側面図である。 図3(a)及び(b)は、ポリシリコンロッド2と電極32との位置関係を概略的に示す図であって、(a)は水槽10をスライドさせる前、(b)は水槽10をスライドさせた後をそれぞれ示している。 図4(a)及び(b)は、電極の移動速度とポリシリコンロッドの回転速度との関係を説明するための模式図であって、(a)は電極の移動速度が速いかあるいはポリシリコンロッドの回転速度が遅い場合、(b)は電極の移動速度が遅いかあるいはポリシリコンロッドの回転速度が速い場合を示している。 図5は、本発明の第2の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。 図7は、本発明の第4の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。 図8は、図7のX方向から見たシリコンロッド破砕装置の略側面図である。 図9は、本発明の第5の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置1Aの構成を示す略断面図である。また図2は、図1のX方向から見たシリコンロッド破砕装置1Aの略側面図である。
図1及び図2に示すように、このシリコンロッド破砕装置1Aは、ポリシリコンロッド2と共に液体3を収容する水槽10と、水槽10内でポリシリコンロッド2を回転可能に支持する回転支持機構20と、ポリシリコンロッド2に高電圧パルス放電を印加する高電圧パルス放電装置30と、水槽10をその長手方向に進退移動させる移動機構40とを備えている。
ポリシリコンロッド2は、シリコン単結晶の原料として例えば気相成長法により製造された高純度ポリシリコンを所定の長さにカットしたもの(カットロッド)である。水槽10はポリシリコンロッド2よりも十分に大きな容積を有する容器であり、水槽10内を純水等の液体3で満すことにより、水槽10内のポリシリコンロッド2は液体3に取り囲まれている。水槽10および液体3はポリシリコンロッド2に対する汚染の問題がない材料からなることが好ましい。
回転支持機構20は、複数本の回転シャフト21a〜21dと、回転シャフト21a〜21dに巻き掛けられたループ状の無端シート22と、回転シャフト21a〜21dの少なくとも一つ(ここでは回転シャフト21d)を回転駆動するモーター等の駆動源23とを備えている。ポリシリコンロッド2は、回転シャフト21aと回転シャフト21bとの間に張り渡された無端シート22の主面上に載置されており、ポリシリコンロッド2は無端シート22によって支持されて液中で水平姿勢を維持している。回転シャフト21a〜21dと共に無端シート22を回転させることにより、無端シート22上に載置されたポリシリコンロッド2を一定の位置で回転させることができる。
無端シート22の材料は、ポリシリコンロッド2を回転可能に支持できる限りにおいて特に限定されないが、例えばポリウレタンシートを用いることができる。本実施形態による無端シート22はポリシリコンロッド2のほぼ全長をカバーする幅の広い一枚のシートであるが、ポリシリコンロッド2の長手方向に対して分割された複数枚のシートからなり、隣接シート間に隙間が形成されたものであってもよい。
回転シャフト21a〜21dのうち、ポリシリコンロッド2から見て図中右側の回転シャフト21aの高さ方向の位置は、ポリシリコンロッド2の中心よりも低い位置に配置されていることが好ましい。これにより、無端シート22の一方のループ端部22aの高さ位置をポリシリコンロッド2の中心よりも低くすることができ、ポリシリコンロッド2を破砕して得られたシリコン塊をポリシリコンロッド2よりも下方に落下させることができる。
一方、ポリシリコンロッド2から見て回転シャフト21aとは反対側に位置する図中左側の回転シャフト21dの高さ方向の位置は、ポリシリコンロッド2の中心よりも高い位置に配置されていることが好ましく、水槽10よりも上方に配置されていることが特に好ましい。これにより、無端シート22の他方のループ端部22bの高さ位置をポリシリコンロッド2よりも高くすることができ、特に回転シャフト21dを回転駆動する駆動源23を水槽10の外側に設けることができ、ポリシリコンロッド2の汚染を防止することができる。
回転シャフト21a及び21bは水中に埋設されているので、ポリシリコンロッド2に対する汚染の問題がない材料からなることが好ましいが、機械的強度を考慮すると金属材料を用いることが好ましい。したがって、例えば、回転シャフト21a,21bの中心軸をステンレス鋼等の金属で構成し、回転シャフトの露出面をフッ素樹脂コーティングすることが好ましい。
本実施形態において回転シャフト21cは水面よりも上方に設けられているが、水中に埋設されてもよい。この場合、回転シャフト21cも回転シャフト21a及び21bと同様に汚染の問題がなく機械的強度が高い材料からなることが好ましい。なお回転シャフトの本数及び位置は、無端シート22を回転駆動できる限りにおいて特に限定されず、種々の構成を採用することができる。
高電圧パルス放電装置30は、高電圧パルス発振器31と、高電圧パルス発振器31に接続された少なくとも2本の電極32とを備えている。電極32の先端部は水中に挿入され、横向きに設置されたポリシリコンロッド2の上側の外周面近傍に配置されている。
高電圧パルス放電装置30は、ポリシリコンロッド2が一回転する間に数十回〜数千回の高電圧パルス放電を印加する。高電圧パルス放電周期を短くすれば破砕サイズが細かくすることができ、高電圧パルス放電周期を長くすれば破砕サイズを大きくすることができる。電極32に印加する電圧は100〜300kVであることが好ましく、高電圧パルスの周波数は0.5〜40Hzであることが好ましい。
移動機構40は、水槽10及び回転支持機構20が載置された支持台41と、支持台41の移動方向を規定するガイドレール42と、支持台41を駆動する走行機構43とを備えている。ガイドレール42は、水槽10内に収容されるポリシリコンロッド2の長手方向に敷設されている。
本実施形態において、高電圧パルス放電装置30は、移動機構40と一緒に移動することなく定位置に固定されている。そのため、移動機構40と共に水槽10をスライドさせた場合には、ポリシリコンロッド2の上方の電極32の位置がポリシリコンロッド2の長手方向に沿って相対的に移動することになる。
回転シャフト21a〜21dが上記のように配置されている場合、ポリシリコンロッド2を時計回りに回転させる。ポリシリコンロッド2の上側の高電圧パルス放電の印加位置が無端シート22の一方のループ端部22aに向かうようにポリシリコンロッド2を回転させることにより、ポリシリコンロッド2の上方の外周部で破砕したポリシリコン塊を直ちに落下させることができる。このとき、回転シャフト21a及び無端シート22が横方向に張り出していないので、ポリシリコン塊を確実に落下させることができる。
破砕工程中、ポリシリコンロッド2を無端シート22上で反時計回りに回転させてもよい。例えば、図1のように原料が未だロッド形状のときは無端シート22と一緒にポリシリコンロッド2を反時計回りに回転させながらポリシリコンロッド2を破砕し、細かく破砕された後は無端シート22の回転方向を反転させて時計回りに変更することにより、破砕原料を回収容器側に落下させて効率良く回収することができる。また、長手方向に対して分割された複数枚の無端シート22を用いる場合、複数枚の無端シート22上のポリシリコンロッド2を反時計回りに回転させながらシート幅相当の破砕が終了した後、無端シート22を時計回りに逆転させて細かい原料を回収してもよい。
本実施形態において、ポリシリコン塊5の落下位置には複数の回収容器50がポリシリコンロッド2の長手方向に沿って並べて設けられている。そのため、ポリシリコンロッド2の長手方向の一端から他端に向かって順にパルスパワーを印加することにより破砕されたポリシリコン塊5を回収容器50内に収容することができる。また、ポリシリコンロッドの破砕当初からポリシリコン塊5を小分けにすることができ、ポリシリコン塊5の定量化作業の簡素化を図ることができる。1つの回収容器50は、5〜10kg程度のポリシリコン塊5を収容可能な大きさを有することが好ましい。
本実施形態において、回収容器50はポリシリコン塊5を通さず液体を通すことができる多数の穴またはメッシュ構造であることが好ましく、またフッ素樹脂からなる容器であることが好ましい。これによれば、破砕工程終了後に水槽10から液体3を抜いた後や、シリコン等の小片が浮かんで汚れている上澄み液をオーバーフローして取り除いた後に液中からある一定以上の大きさのポリシリコン塊5を容易に回収することができ、ポリシリコン塊5を回収容器50に入れたまま洗浄工程に移送してポリシリコン塊5のフッ酸又はフッ硝酸による洗浄を実施ことができる。
図3(a)及び(b)は、ポリシリコンロッド2と電極32との位置関係を概略的に示す図であって、(a)は水槽10をスライドさせる前、(b)は水槽10をスライドさせた後をそれぞれ示している。
ポリシリコンロッド2の破砕開始時において、水槽10は例えば図3(a)に示すようにガイドレール42の右端側に位置しており、電極32はポリシリコンロッド2の左端側に位置している。
図3(b)に示すように水槽10をガイドレール42に沿って左側に移動させると、ポリシリコンロッド2も水槽10と一緒に移動し、電極32はポリシリコンロッド2の右側に移動する。このように、電極32がポリシリコンロッド2の長手方向の一端から他端に向かって相対的に移動することにより、ポリシリコンロッド2をその全長に亘って破砕することができる。
このとき、ポリシリコンロッド2を回転させることにより、電極32をポリシリコンロッド2の円周面に沿って螺旋状に移動させることができ、これによりポリシリコンロッド2の円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。ポリシリコンロッド2を破砕して得られたポリシリコン塊5は破砕位置から下方に落下して回収容器50内に収容される。
図4(a)及び(b)は、電極32の移動速度とポリシリコンロッド2の回転速度との関係を説明するための模式図であって、(a)は電極32の移動速度が速いかあるいはポリシリコンロッドの回転速度が遅い場合、(b)は電極32の移動速度が遅いかあるいはポリシリコンロッドの回転速度が速い場合を示している。
図4(a)に示すように、ポリシリコンロッド2の回転速度に比べて電極32の移動速度が速い場合には、ポリシリコンロッド2の破砕周期Tが長くなるので、比較的大粒なポリシリコン塊5を得ることができる。
一方、図4(b)に示すように、ポリシリコンロッド2の回転速度に比べて電極32の移動速度が遅い場合には、ポリシリコンロッド2の破砕周期Tが短くなるので、比較的小粒なポリシリコン塊5を得ることができる。
したがって、ポリシリコンロッド2の長手方向に沿った電極32の移動速度及びポリシリコンロッド2の回転速度を調整することにより、CZ法によるシリコン単結晶の引き上げに適したサイズのポリシリコン塊の取得率を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によるポリシリコンロッドの破砕方法は、ポリシリコンロッド2を水中で回転させつつ高電圧パルス放電の印加位置をポリシリコンロッド2の長手方向に移動させるので、ポリシリコンロッド2の円周面の略全方位から高電圧パルスパワーを印加することができる。したがって、従来のようにポリシリコンロッド2の上側だけが細かく、下側だけが粗く破砕されることによる破砕サイズのばらつきを抑えて適切なサイズのポリシリコン塊を製造することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。
図5に示すように、このシリコンロッド破砕装置1Bの特徴は、ポリシリコンロッド2の上方からではなく横方向(ここでは図中右側)から電極32を近づけてポリシリコンロッド2を破砕するものである。本実施形態によれば、ポリシリコン塊5がポリシリコンロッド2の右側に落下するので、ポリシリコン塊5の落下位置を限定してその回収を容易にすることができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。
図6に示すように、このシリコンロッド破砕装置1Cの特徴は、水槽10内にポリシリコンロッド2を支持する無端シート22のみが存在しており、無端シート22を支持する6本の回転シャフト21a〜21fのすべてが水槽10の外側に配置されている点にある。そのため、ポリシリコンロッド2から見て図中右側の回転シャフト21aのみならず図中左側の回転シャフト21fも、ポリシリコンロッド2の中心よりも高い位置に配置されている。また、ポリシリコンロッド2から見た無端シート22の両方のループ端部22a,22bの高さ位置はポリシリコンロッド2よりも高い。回転シャフト21a側から水槽10内に進入した無端シート22は、回転シャフト21fに到達した後、水槽10の外側を周回して回転シャフト21aの位置に戻ることになる。駆動源23は回転シャフト21dを駆動し、これにより無端シート22が回転駆動される。
このような構成の場合、破砕後のポリシリコン塊5は無端シート22上に残留するため、ポリシリコン塊5を水槽10の底部に落下させることができない。そのため、水槽10の底部に回収容器50は設置されていない。ポリシリコン塊5は、水槽10内の液体3を抜いた後、無端シート22上からかき集めて回収される。
上記のように、無端シート22は、ポリシリコンロッド2の長手方向に対して分割された複数枚のシートからなるものであってもよい。この場合、隣接シート間に形成された隙間からポリシリコン塊5を落下させて回収容器50内に収容することが可能である。
本実施形態によれば、ポリシリコン塊5の汚染の原因となり得る回転シャフト21a〜21fを水槽10の内部からすべて排除することができ、ポリシリコン塊5の品質をさらに向上させることができる。
図7は、本発明の第4の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。また図8は、図7のX方向から見たシリコンロッド破砕装置の略側面図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態によるシリコンロッド破砕装置1Dの特徴は、平行に配置された一対のローラ25がポリシリコンロッド2を直接支えるように構成されている点にある。そのため、無端シート22は設けられていない。一対のローラ25の少なくとも一方は駆動源23によって回転駆動され、これによりポリシリコンロッド2も回転する。駆動源23は水槽10の外側に配置されており、ローラ25だけが水槽10内に配置されていることが好ましい。詳細は後述するが、本実施形態によるシリコンロッド破砕装置1Dによれば、ポリシリコンロッド2を挟むように電極32を設置することが可能になる。
ポリシリコンロッド2を破砕して得られるポリシリコン塊5の汚染を防止するため、一対のローラ25はフッ素樹脂でコーティングされたステンレス鋼を用いることが好ましい。ステンレス鋼製の回転軸芯をフッ素樹脂でコーティングすることにより、ポリシリコン塊5の汚染を防止することができる。
図9は、本発明の第5の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置の構成を示す略断面図である。
図9に示すように、シリコンロッド破砕装置1Eの特徴は、一対の電極32がポリシリコンロッド2を挟むように配置されている点にある。その他の構成は第4の実施の形態によるシリコンロッド破砕装置1Dと同様である。上記のように一対のローラ25を用いてシリコンロッド2をその下方から支持する場合には、ポリシリコンロッド2の左右の空間が開放されているので、電極32を配置することが可能となる。そしてこのように電極32を配置した場合には、破砕エネルギーの一極集中によりポリシリコンロッド2の破砕サイズが細かくなりすぎることを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によるシリコンロッドの破砕方法は、ポリシリコンロッド2を水中で回転させつつ高電圧パルス放電の印加位置をポリシリコンロッド2の長手方向に移動させるので、破砕サイズのばらつきを抑えて適切なサイズのポリシリコン塊5を製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ポリシリコンロッド2を破砕することにより下方に落下したポリシリコン塊5を回収容器50が回収するようにしているが、本発明において回収容器50を設置することは必須でない。したがって、例えば、ポリシリコンロッド2を破砕して下方に落下したポリシリコン塊5を水槽10の底面にそのまま残留させておき、水槽10から水を抜いた後にかき集めて回収してもよい。
また、上記実施形態においては、水槽10と共にポリシリコンロッド2がその長手方向にスライドすることにより電極32の位置が相対的に移動するように構成されているが、ポリシリコンロッド2の位置を固定し、電極32の位置をポリシリコンロッド2の長手方向に沿ってスライドさせてもよい。
また、上記実施形態においてはポリシリコンロッド2を水等の液体3と共に水槽10内に収容し、ポリシリコンロッド2を液中で破砕処理しているが、本発明においてポリシリコンロッド2を液中で破砕処理することは必須でなく、例えば空気中で破砕することも可能である。さらに上記実施形態においてはシリコン塊の原料としてポリシリコンロッドを用いているが、単結晶シリコンロッドを用いることも可能である。
1A〜1E シリコンロッド破砕装置
2 ポリシリコンロッド
3 液体
5 ポリシリコン塊
10 水槽
20 回転支持機構
21a〜21f 回転シャフト
22 無端シート
22a 無端シートの一方のループ端部
22b 無端シートの他方のループ端部
23 駆動源
25 ローラ
30 高電圧パルス放電装置
31 高電圧パルス発振器
32 電極
40 移動機構
41 支持台
42 ガイドレール
43 走行機構
50 回収容器

Claims (20)

  1. シリコンロッドを液体と共に容器内に収容して前記シリコンロッドを液中に設置し、
    前記シリコンロッドを回転させつつ前記シリコンロッドに対する高電圧パルス放電の印加位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って相対的に移動させることにより、前記シリコンロッドを液中で破砕することを特徴とするシリコンロッドの破砕方法。
  2. ループ状の無端シート上に前記シリコンロッドを載置し、前記無端シートを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させる、請求項1に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  3. 前記無端シートの一方のループ端部の高さ位置を前記シリコンロッドの中心よりも低くし、
    前記シリコンロッドの前記高電圧パルス放電の印加位置が前記一方のループ端部に向かうように前記シリコンロッドを回転させる、請求項2に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  4. 前記容器の外側に設けられた駆動源を用いて前記無端シートを駆動する、請求項2又は3に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  5. 一対の平行ローラ上に前記シリコンロッドを載置し、前記平行ローラを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させる、請求項1に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  6. 前記シリコンロッドの外周面近傍に少なくとも2本の電極を配置し、前記電極を前記シリコンロッドに対して相対的に移動させることにより、前記電極による前記高電圧パルス放電の印加位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って移動させる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  7. 前記容器及び前記電極の少なくとも一方を前記シリコンロッドの長手方向に沿って相対的に移動させることにより、前記電極による前記高電圧パルス放電の印加位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って移動させる、請求項6に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  8. 前記シリコンロッドの下方に複数の回収容器を前記シリコンロッドの長手方向に沿って並べて設置し、前記シリコンロッドを破砕して得られたシリコン塊を前記回収容器内に落下させる、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  9. 前記回収容器は樹脂からなり、多数の穴またはメッシュ構造を有する、請求項8に記載のシリコンロッドの破砕方法。
  10. シリコンロッドを液体と共に収容する容器と、
    前記容器内で前記シリコンロッドを回転可能に支持する回転支持機構と、
    前記シリコンロッドに高電圧パルス放電を印加する高電圧パルス放電装置と、
    前記シリコンロッドの長手方向に沿って前記高電圧パルス放電の印加位置を相対的に移動させる移動機構とを備え、
    前記シリコンロッドを回転させつつ前記シリコンロッドの長手方向に沿って高電圧パルス放電の印加位置を移動させることにより、前記シリコンロッドを液中で破砕することを特徴とするシリコンロッド破砕装置。
  11. 前記回転支持機構は、ループ状の無端シートを含み、前記無端シート上に前記シリコンロッドが載置された状態で前記無端シートを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させる、請求項10に記載のシリコンロッド破砕装置。
  12. 前記回転支持機構は、
    前記無端シートの一方のループ端部を支持する第1の回転シャフトと、
    前記無端シートの他方のループ端部を支持する第2の回転シャフトをさらに含み、
    前記無端シートの一方のループ端部の高さ位置が前記シリコンロッドの中心よりも低くなるように、前記第1の回転シャフトを前記容器内に配置し、
    前記無端シートの他方のループ端部の高さ位置が前記シリコンロッドの中心よりも高くなるように、前記第2の回転シャフトを前記液体の液面よりも上方に配置し、
    前記シリコンロッドの前記高電圧パルス放電の印加位置が前記一方のループ端部に向かうように前記シリコンロッドを回転させる、請求項11に記載のシリコンロッド破砕装置。
  13. 前記回転支持機構は、前記容器に設けられた一対の平行ローラを含み、前記一対の平行ローラ上に前記シリコンロッドが載置された状態で前記平行ローラを回転させることにより、前記シリコンロッドを回転させる、請求項10に記載のシリコンロッド破砕装置。
  14. 前記高電圧パルス放電装置は、前記シリコンロッドの外周面近傍に配置された少なくとも2本の電極を有し、
    前記移動機構は、前記容器を前記シリコンロッドの長手方向に移動させることにより、前記電極の位置を前記シリコンロッドの長手方向に沿って相対的に移動させる、請求項10乃至13のいずれか一項に記載のシリコンロッド破砕装置。
  15. 前記シリコンロッドを回転させるための駆動源が前記容器の外側に設けられている、請求項14に記載のシリコンロッド破砕装置
  16. 前記シリコンロッドの下方であって前記シリコンロッドの長手方向に沿って並べて設置された複数の回収容器をさらに備え、前記シリコンロッドを破砕して得られたシリコン塊を前記回収容器内に落下させて回収する、請求項10乃至15のいずれか一項に記載のシリコンロッド破砕装置。
  17. 前記回収容器は樹脂からなり、多数の穴またはメッシュ構造を有する、請求項16に記載のシリコンロッド破砕装置。
  18. シリコンロッドを製造する工程と、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の破砕方法により前記シリコンロッドを破砕する工程とを備えることを特徴とするシリコン塊の製造方法。
  19. 前記シリコンロッドを破砕する工程は、前記シリコンロッドを破砕して得られたシリコン塊を回収容器内に落下させて回収する工程を含む、請求項18に記載のシリコン塊の製造方法。
  20. 前記回収容器に収容された状態のまま前記シリコン塊をフッ酸又はフッ硝酸により洗浄する工程とをさらに備える、請求項19に記載のシリコン塊の製造方法。
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