JP4224245B2 - エプロンフィーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、岩石や石炭、ゴミ、焼却灰等を搬送するためのエプロンフィーダに関し、詳しくは、搬送板が連設されて帯状の搬送面が形成されたエプロンフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、岩石や石炭、ゴミ、焼却灰等の粉体や粒体等(以下、「被搬送物」という)を搬送する手段として、一般的に、ベルトコンベヤやフィーダ等が用いられている。しかし、被搬送物が重量物であったり、被搬送物中に大きな塊が含まれるような場合には、ベルトコンベヤで搬送すると被搬送物の重量によってベルトが大きく撓み、効率良く搬送することが困難な場合がある。
【0003】
そのため、このような被搬送物(例えば、岩石や塊状の石炭等)を搬送する場合には、エプロンフィーダ等が用いられる。
【0004】
図7は従来のエプロンフィーダにおける搬送面を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は端部を示す断面図である。図示するように、このエプロンフィーダは、複数の搬送板51(エプロン)を連設することによって環状に連続した搬送面52を形成しており、搬送板51の前後には重ね合せ部53が形成されている。この重ね合せ部53は、エプロンフィーダの両端部で搬送面52を反転させる時の変化を許容できるように、回転中心Rを中心とする円弧で形成されている。この重ね合せ部53の間の中間部54は平面状に形成されている。この平面状の中間部54の下部には補強材55が設けられており、搬送面52は重量物保持に好適な構造となっている。これらの搬送板51は、両側部に設けられた連結部材56によって連結されており、搬送板51の両側部には、こぼれ防止板57が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したように複数の搬送板51を連設して搬送面52を形成した場合、搬送板51の重ね合わせ部53に被搬送物が詰まる場合が多く、この重ね合せ部53に被搬送物が詰まると、正常な搬送が困難になるとともに装置の安定した運転も困難になってしまう。
【0006】
また、付着性の大きい被搬送物を搬送する場合、その構造上から平板状となった中間部54の上面に被搬送物が付着することが多く、付着した被搬送物は形状変化することのない状態で移動する搬送板上から落下することなく付着した状態のままとなる。しかも、搬送板51上に被搬送物が付着した状態が保たれると、時間の経過とともに付着量が成長してしまう。
【0007】
このように搬送板上に被搬送物が付着すると、搬送効率の低下や搬送不良等を生じる場合があるため、この搬送面に付着した被搬送物は除去する必要がある。
【0008】
しかし、付着性の大きい被搬送物を搬送する場合には短い間隔で除去作業を行わなければならず、付着した被搬送物を除去するための保守に多くの時間と労力を要し、生産性の低下を招いてしまう。このことは、エプロンコンベアの場合も同様である。
【0009】
一方、このように搬送板51を連設した構成の場合、図7(b) に示すように、前記搬送板51は、その前後の重ね合せ部53が円弧状部に形成されいるため、搬送板51の両側部では、この重ね合せ部53と中間部54との間に段差58ができてしまう。一般的に、搬送面52の両側部には飛散防止等のためのカーテン59が設けられるが、この段差58の部分では隙間が生じるので、この段差58の部分から被搬送物が側方にこぼれ落ちてしまう。このように搬送中の被搬送物がこぼれ落ちた場合、装置の正常な運転を阻害したり、周囲の環境悪化を招く場合があり、こぼれた被搬送物は清掃する必要がある。
【0010】
そのため、このようのうにこぼれ落ちた被搬送物の清掃にも、多くの時間と労力を要しており、これによっても生産性の低下を招いてしまう。このことも、エプロンコンベアでも同様である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記課題を解決するために、本願発明は、前後に重ね合せ部を形成し、該重ね合せ部が上向きに突出する円弧状に形成された所定幅の搬送板を帯状に連設して環状の搬送面を形成し、該搬送面の上側を供給側、下側を戻り側に構成したエプロンフィーダであって、前記搬送面上に、前記搬送板のほぼ幅寸法で該搬送板の複数枚を覆うように前記搬送面の所定長さ分を覆う可撓性シートを前記環状の搬送面に連続的に配設し、該可撓性シートの搬送方向上流側端部を搬送面に取付けて下流側端を含む他の3辺を自由端とし、前記搬送板の重ね合せ部と中間部との間の両側部に形成される隙間にシールガイド部材を設け、前記搬送面の戻り側と対向するようにスクレーパを設け、該スクレーパを棒状部材で構成するとともに、該棒状部材を可撓性シートの移動方向と交差する方向に複数本配設し、該複数本の棒状部材を、前記可撓性シートが戻る時に該可撓性シート表面が上流側から下流側に向けて接しながら戻り通路へ案内される円弧状配置としている。この搬送面は、帯状に連続していれば、途中に空間のない連続面でも空間有する面でもよく、搬送板は強度部材として機能していればよい。このような搬送面上に、ほぼ搬送板の幅寸法で複数枚の所定長さ分を覆う可撓性シートを連続的に配設することにより、搬送板による荷重支持機能を保ちつつ被搬送物が搬送板と直接的に接しないようにし、この可撓性シートに付着した被搬送物は上流側端部を取付けて他の3辺を自由端とした可撓性シートの変形によって脱落させて、被搬送物が搬送面へ付着するのを抑止して清掃に要する作業の時間と労力を大幅に短縮させることができる。また、前記シールガイド部材により、搬送板の両側部における連設部とその中間部に形成される段差を極力小さくして固定側からのシール部材との隙間を小さくできるので、被搬送物が搬送板の側部からこぼれる(飛散も含む)のを効果的に防止できる。さらに、前記スクレーパにより、搬送後の戻りラインの可撓性シートを戻り通路へ案内しながら可撓性シート表面から付着物を確実に除去することができる。
【0012】
しかも、可撓性シートの自由端が供給側から戻り側に移る時に大きく変形するので、可撓性シートの表面に被搬送物が付着しても効果的に脱落させることができる。
【0013】
また、前記可撓性シートの下流側端部を、該可撓性シートの下流側に位置する可撓性シートの取付け部を覆うように配設すれば、可撓性シートを取付ける部分も含めて搬送面上に被搬送物が付着するのを防止することができる。
【0014】
さらに、前記可撓性シートをゴム材で形成すれば、可撓性シートの表面に被搬送物が付着しても、変形が容易なゴム材が搬送面の出口部分で大きく変形して付着物は脱落し、安価で付着の成長が起こらない可撓性シートを容易に形成することができる。
【0018】
また、前記搬送板上に被搬送物の投入シュートを設け、該投入シュートの反搬送側下端に、前記可撓性シートの上面に沿うように接して被搬送物の反搬送側へのこぼれを防止するシール部材を設けることにより、搬送板上に投入する被搬送物が投入部で反搬送側へこぼれるのを効果的に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明に係るエプロンフィーダの第1実施形態を示す側面図であり、図2は同エプロンフィーダにおける一部を示す平面図、図3は同エプロンフィーダにおける搬送面を示す拡大断面図である。図4は図1のエプロンフィーダにおける搬送板の側部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) はA−A断面図である。
【0020】
図1,2に示すように、複数の搬送板1が帯状に連設されて環状に連続する搬送面2が形成されている。この環状に連続する搬送面2の上側が搬送側で下側が戻り側として構成されている。この連設された搬送板1の前端が出口部Oで、後端が投入部Iであり、これら出口部Oと投入部Iに設けられたスプロケット12によって搬送面2を回転させて被搬送物を定量供給するエプロンフィーダ31が形成されている。このエプロンフィーダ31は、所定角度で傾斜するように設けられている。
【0021】
このエプロンフィーダ31の投入部Iには被搬送物20の投入シュート19が設けられており、搬送面2の移動によって被搬送物20を出口部へ搬送して他の機械へ供給している。また、投入シュート19の反搬送側下端には、投入シュート19から投入した被搬送物20がエプロンフィーダ31の反搬送側へこぼれるのを防止するためのシール部材25が設けられている。このシール部材25は、搬送面2の上面に向って垂れ下がるように設けられており、搬送方向にのみ回動可能に構成されている。
【0022】
さらに、エプロンフィーダ31の出口部の下方には、他の機械へ被搬送物20を供給するための排出シュート28が設けられている。この排出シュート28からエプロンフィーダ31の下部にかけては戻り通路29が設けられている。
【0023】
図3に示すように、前記搬送板1は、その連設部の形状が、構造上、前後に円弧状部3,4が設けられ、この円弧状部3,4の間に中間部5が形成されている。この中間部5の下面には補強材6が設けられている。なお、この実施形態では、全面が塞がった搬送板1で連続した搬送面2を形成しているが、この搬送面2は、塞がって連続した面でも間に空間を有する面でもよく、搬送板1によって搬送面2の強度部材が形成されればよい。
【0024】
図4に示すように、これらの搬送板1は、両側部に設けられた連結部材7によって連結されている。この連結部材7は、各搬送板1に固定された内側連結部材8と、この内側連結部材8の外側に設けられた駆動ローラ10の外側に設けられた外側連結部材9とから構成されており、駆動ローラ10を挟んでこれら内側連結部材8と外側連結部材9との回動中心Rが軸材11によって連結されている。この回動中心Rが、搬送板1に形成された円弧状部3,4の中心でもある。この連結部材8,9の間に設けられたローラ10が前記スプロケット12によって駆動されている。
【0025】
そして、図3に示すように、搬送面2の上面には、所定間隔毎に、搬送面2から外向きに突出する取付部材13が設けられており、これらの取付部材13に可撓性シート14が取付けられている。
【0026】
取付部材13は、搬送板1の中間部5に溶接等で一体的に設けられており、図2にも示すように、搬送板1から上方に突出した位置で搬送板1と平行方向にブラケット15が設けられ、このブラケット15に可撓性シート14の上流側端部が押え板16で挟まれてボルト17で固定されている。18は補強部材である。この可撓性シート14の取付け方としては、長方形状の可撓性シート14の上流側である前端1辺のみを取付部材13に固定し、残りの3辺は自由端(フリー)にされている。つまり、固定する辺は進行方向に直角で進行方向上流側の1辺となっている。
【0027】
可撓性シート14は、搬送板1のほぼ幅寸法で、搬送面2に所定間隔毎に設けられた取付部材13の間に設けられており、後方に位置する取付部材13との間の搬送面2上を覆うような所定長さで配設されている。つまり、可撓性シート14は、搬送板1のほぼ幅寸法と長さ方向の所定範囲を覆うような1枚のシート状に形成されており、連続的に設けることにより搬送面2のほぼ全面を示すように設けられている。したがって、搬送面2上の取付部材13の間は、図2,3に示すように、ほぼ全面が可撓性シート14で覆われた状態となっている。この可撓性シート14としては、可撓性を有していて変形可能なものであればよく、ゴム材やウレタン樹脂材、布材等が用いられる。
【0028】
このように搬送板1上に可撓性シート14を設けることにより、この可撓性シート14の上面に被搬送物20が付着したとしても、この可撓性シート14が出口部Oで反転した時に撓んで変形するので、この変形によって付着した被搬送物20も脱落して、被搬送物20の付着を成長させることはない。また、特に、この可撓性シート14にゴム材を使用すれば、焼却灰等を搬送しても腐食しないので、腐蝕対策が可能な可撓性シート14を安価に形成することができる。
【0029】
一方、図4に示すように、前記搬送板1の前後に形成された円弧状部3,4と中間部5との間には段差21が形成されるので、中間部5にこの段差21分の高さのシールガイド部材22が設けられている。このシールガイド部材22は、取付けられた状態で搬送板1の円弧状部3,4と高さがほぼ同じになるように形成されており、搬送板1の両側部に設けられる飛散防止板23と一体的に形成されている。このシールガイド部材22が、飛散防止板23の下端に位置するフランジとなっており、ボルト24で搬送板1に固定されている。
【0030】
このようなシールガイド部材22を設ければ、従来からベルトコンベヤ等で使用されているゴム板によるシール方法が適用でき、搬送面2のシールガイド部材22が設けられた両側部に固定側からシール用ゴム板26(カーテン)を垂らせば、このゴム板26の下端がシールガイド部材22の上面に接した状態を安定して保てるので、搬送する被搬送物20が搬送面2から側方にこぼれるのを効果的に防止することができる。
【0031】
したがって、シール用ゴム板26を設置することによって搬送面2の両側部から被搬送物20がこぼれるのを容易に減らすことができ、こぼれた被搬送物20の清掃に要する保守の時間軽減を図ることが可能となる。
【0032】
以上のように、搬送面2上に可撓性シート14を設ければ、粉体や付着性の大きい粉体等の被搬送物20を搬送する場合でも、被搬送物20が可撓性シート14上に載って搬送板1に接しないようにして搬送されるので、被搬送物20を搬送板1に付着させることなく安定した搬送を行うことができる。
【0033】
また、シールガイド部材22を設けることによって、搬送板1の両側部から被搬送物20がこぼれ落ちたり飛散するのを効果的に防止できる。
【0034】
したがって、搬送面2に付着した被搬送物20を除去する時間と労力、こぼれ落ちた被搬送物20を清掃する時間と労力を大幅に短縮でき、保守に要する時間と労力の軽減を図って全体としての生産効率を大幅に向上させることができる。なお、このことはエプロンコンベアでも同様である。
【0035】
図5は図1に示すスクレーパの図面であり、(a) は斜視図、(b) は拡大断面図である。前記したように、可撓性シート14を設けることによって搬送板1への被搬送物20の付着は効果的に防止することができるが、被搬送物20によっては可撓性シート14に付着する場合がある。
【0036】
そこで、図示するように、被搬送物20を排出して反転した可撓性シート14が接する位置にスクレーパ27が設けられている。このスクレーパ27は、図1に示すように、エプロンフィーダ31の先端出口部Oで可撓性シート14が反転して被搬送物20を排出シュート28に排出した後に接するように設けられており、排出シュート28の上部に設けられている。この実施形態では、スクレーパ27に、反転した可撓性シート14をスムーズに戻り通路29内へ戻すためのガイドも兼用させている。この実施形態では、スクレーパ27を複数の棒状部材30で構成しており、これらの棒状部材30を円弧状に配設して反転した可撓性シート14を戻り通路29へガイドするように配設されている。
【0037】
したがって、この棒状部材30に接しながら戻る可撓性シート14は、表面に付着している被搬送物20が掻き落とされて除去される。つまり、このようにスクレーパ27を設けることにより、可撓性シート14が先端出口部Oで反転すると被搬送物20の大半は脱落するが、被搬送物20(処理物)の付着性が大きい場合には、一部が可撓性シート14に付着した状態で戻ろうとする。しかし、この棒状部材30によって付着した被搬送物20が掻き落とされながら戻り通路29へ戻るので、可撓性シート14の表面に付着した被搬送物20は排出シュート28へと排出される。
【0038】
この実施形態では、丸棒で形成された棒状部材30を複数設けたスクレーパ27を例にしているが、多角形断面の棒材を使用しても可撓性シート14が棒状部材30に接したら、シート表面に付着した被搬送物20を掻き落す効果はあり、可撓性シート14の表面を傷付けることもない。
【0039】
なお、スクレーパ27は、この実施形態のように排出シュート28の上端部出口部下方に円弧状のガイドを設置しても、排出シュート28の一部として形成してもよく、この実施形態に限定されるものではない。
【0040】
したがって、可撓性シート14が戻る時のガイドを兼用するように棒材で形成されたスクレーパ27を設けることにより、可撓性シート14に付着した被搬送物20を排出シュート28内へ掻き落すことができるので、エプロンフィーダ31の戻り側で発生するこぼれを減らすことができ、清掃実施のための保守時間を軽減することができる。
【0041】
図6は本願発明に係るエプロンフィーダの第2実施形態における搬送面を示す拡大断面図である。この第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。この第2実施形態では、可撓性シート14で取付部材13の上部を覆うことにより、この取付部材13に被搬送物20が付着するのを効果的に防止している。
【0042】
図示するように、第2実施形態における可撓性シート32は、その上流側が取付部材13に固定されている。この固定も上述した第1実施形態と同一であり、搬送方向の前部のみの1辺が固定されており、他の3辺は開放されている。したがって、この第2実施形態のエプロンフィーダ33によっても、搬送板1上に被搬送物20が付着するのを効果的に防止し、付着物除去のための保守に要する時間を軽減することができる。また、この可撓性シート32も出口部分で反転した時に変形して付着物が脱落するので、付着の成長が起こらないとともに、戻り側でのこぼれを大幅に低減させることができるので、こぼれた被搬送物20の清掃に要する時間や付着物を除去する時間が大幅に短縮でき、生産効率を上げることができる。
【0043】
しかも、この第2実施形態では、可撓性シート32の後端側が次の可撓性シート32の取付部材13の上部を覆うようにしているので、被搬送物20が可撓性シート32の取付部材13に付着するのも効果的に防止することができる。
【0044】
なお、上述した第1実施形態のように取付部材13の間にのみ可撓性シート14を設けるか、この第2実施形態のように次の取付部材13の上部を覆うように可撓性シート32を設けるか、さらに伸ばして次の可撓性シートの前部に重なるようにするかは、搬送する被搬送物20の性状や搬送角度や搬送量等の使用条件に応じて適宜決定すればよい。
【0045】
また、このように搬送板1上に可撓性シート14,32を設けることにより、搬送面2は被搬送物20と直接接触することがほとんどなくなり、可撓性シート14がライナー材としても機能する。したがって、被搬送物20の搬送によって搬送板1が摩耗するのを抑止して、この可撓性シート14,32のみを交換することにより摩耗対策を図ることができる。
【0046】
さらに、上述した実施形態は一実施形態であり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
【0047】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0048】
被搬送物が搬送面へ付着するのを抑止して清掃に要する作業の時間と労力を大幅に短縮させることができるので、保守に要する時間や労力を大幅に軽減して生産効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係るエプロンフィーダの第1実施形態を示す側面図である。
【図2】 図1のエプロンフィーダにおける一部を示す平面図である。
【図3】 図1のエプロンフィーダにおける搬送面を示す拡大断面図である。
【図4】 図1のエプロンフィーダにおける搬送板の側部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) はA−A断面図である。
【図5】 図1に示すスクレーパの図面であり、(a) は斜視図、(b) は拡大断面図である。
【図6】 本願発明に係るエプロンフィーダの第2実施形態における搬送面を示す拡大断面図である。
【図7】 従来のエプロンフィーダにおける搬送面を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は端部を示す断面図である。
【符号の説明】
1…搬送板
2…搬送面
3,4…円弧状部
5…中間部
6…補強材
7…連結部材
8…外側連結部材
9…内側連結部材
10…駆動ローラ
11…軸材
12…スプロケット
13…取付部材
14…可撓性シート
15…ブラケット
16…押え板
17…ボルト
18…補強部材
19…投入シュート
20…被搬送物
21…段差
22…シールガイド部材
23…飛散防止板
24…ボルト
25…シール部材
26…シール用ゴム板
27…スクレーパ
28…排出シュート
29…戻り通路
30…棒状部材
31…エプロンフィー
32…可撓性シート
33…エプロンフィー

Claims (4)

  1. 前後に重ね合せ部を形成し、該重ね合せ部が上向きに突出する円弧状に形成された所定幅の搬送板を帯状に連設して環状の搬送面を形成し、該搬送面の上側を供給側、下側を戻り側に構成したエプロンフィーダであって、
    前記搬送面上に、前記搬送板のほぼ幅寸法で該搬送板の複数枚を覆うように前記搬送面の所定長さ分を覆う可撓性シートを前記環状の搬送面に連続的に配設し
    該可撓性シートの搬送方向上流側端部を搬送面に取付けて下流側端を含む他の3辺を自由端とし、
    前記搬送板の重ね合せ部と中間部との間の両側部に形成される隙間にシールガイド部材を設け、
    前記搬送面の戻り側と対向するようにスクレーパを設け、該スクレーパを棒状部材で構成するとともに、該棒状部材を可撓性シートの移動方向と交差する方向に複数本配設し、該複数本の棒状部材を、前記可撓性シートが戻る時に該可撓性シート表面が上流側から下流側に向けて接しながら戻り通路へ案内される円弧状配置としエプロンフィーダ
  2. 前記可撓性シートの下流側端部を、該可撓性シートの下流側に位置する可撓性シートの取付け部を覆うように配設したことを特徴とする請求項1記載のエプロンフィーダ
  3. 前記可撓性シートをゴム材で形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエプロンフィーダ
  4. 前記搬送板上に被搬送物の投入シュートを設け、該投入シュートの反搬送側下端に、前記可撓性シートの上面に沿うように接して被搬送物の反搬送側へのこぼれを防止するシール部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエプロンフィーダ
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