JP2003276814A - 供給装置 - Google Patents

供給装置

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JP2003276814A
JP2003276814A JP2002084774A JP2002084774A JP2003276814A JP 2003276814 A JP2003276814 A JP 2003276814A JP 2002084774 A JP2002084774 A JP 2002084774A JP 2002084774 A JP2002084774 A JP 2002084774A JP 2003276814 A JP2003276814 A JP 2003276814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送板の上面に被搬送物が付着して、付着し
た被搬送物の除去に多くの時間と労力を要し、生産性の
低下を招いてしまう。 【解決手段】 所定幅の搬送板1を帯状に連設して環状
の搬送面2を形成し、この搬送面2の上側を供給側、下
側を戻り側に構成し、この搬送面2上に、搬送板1のほ
ぼ幅寸法で搬送面2の所定長さ分を覆う可撓性シート1
4を連続的に配設し、この可撓性シート14の搬送方向
上流側を搬送面2に取付けて下流側を自由端とすること
により、被搬送物20が搬送板1と直接的に接するのを
抑止して付着を防止し、付着物の除去作業の時間と労力
を大幅に短縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、岩石や石炭、ゴ
ミ、焼却灰等を搬送するための搬送装置に関し、詳しく
は、搬送板が連設されて帯状の搬送面が形成された搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、岩石や石炭、ゴミ、焼却灰等
の粉体や粒体等(以下、「被搬送物」という)を搬送す
る手段として、一般的に、ベルトコンベヤやフィーダ等
が用いられている。しかし、被搬送物が重量物であった
り、被搬送物中に大きな塊が含まれるような場合には、
ベルトコンベヤで搬送すると被搬送物の重量によってベ
ルトが大きく撓み、効率良く搬送することが困難な場合
がある。
【0003】そのため、このような被搬送物(例えば、
岩石や塊状の石炭等)を搬送する場合には、エプロンフ
ィーダやエプロンコンベヤが用いられる場合がある。以
下、エプロンフィーダを例にして説明する。
【0004】図7は従来のエプロンフィーダにおける搬
送面を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は端部を示
す断面図である。図示するように、このエプロンフィー
ダは、複数の搬送板51(エプロン)を連設することに
よって環状に連続した搬送面52を形成しており、搬送
板51の前後には重ね合せ部53が形成されている。こ
の重ね合せ部53は、エプロンフィーダの両端部で搬送
面52を反転させる時の変化を許容できるように、回転
中心Rを中心とする円弧で形成されている。この重ね合
せ部53の間の中間部54は平面状に形成されている。
この平面状の中間部54の下部には補強材55が設けら
れており、搬送面52は重量物保持に好適な構造となっ
ている。これらの搬送板51は、両側部に設けられた連
結部材56によって連結されており、搬送板51の両側
部には、こぼれ防止板57が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように複数の搬送板51を連設して搬送面52を形成
した場合、搬送板51の重ね合わせ部53に被搬送物が
詰まる場合が多く、この重ね合せ部53に被搬送物が詰
まると、正常な搬送が困難になるとともに装置の安定し
た運転も困難になってしまう。
【0006】また、付着性の大きい被搬送物を搬送する
場合、その構造上から平板状となった中間部54の上面
に被搬送物が付着することが多く、付着した被搬送物は
形状変化することのない状態で移動する搬送板上から落
下することなく付着した状態のままとなる。しかも、搬
送板51上に被搬送物が付着した状態が保たれると、時
間の経過とともに付着量が成長してしまう。
【0007】このように搬送板上に被搬送物が付着する
と、搬送効率の低下や搬送不良等を生じる場合があるた
め、この搬送面に付着した被搬送物は除去する必要があ
る。
【0008】しかし、付着性の大きい被搬送物を搬送す
る場合には短い間隔で除去作業を行わなければならず、
付着した被搬送物を除去するための保守に多くの時間と
労力を要し、生産性の低下を招いてしまう。このこと
は、エプロンコンベアの場合も同様である。
【0009】一方、このように搬送板51を連設した構
成の場合、図7(b) に示すように、前記搬送板51は、
その前後の重ね合せ部53が円弧状部に形成されいるた
め、搬送板51の両側部では、この重ね合せ部53と中
間部54との間に段差58ができてしまう。一般的に、
搬送面52の両側部には飛散防止等のためのカーテン5
9が設けられるが、この段差58の部分では隙間が生じ
るので、この段差58の部分から被搬送物が側方にこぼ
れ落ちてしまう。このように搬送中の被搬送物がこぼれ
落ちた場合、装置の正常な運転を阻害したり、周囲の環
境悪化を招く場合があり、こぼれた被搬送物は清掃する
必要がある。
【0010】そのため、このようのうにこぼれ落ちた被
搬送物の清掃にも、多くの時間と労力を要しており、こ
れによっても生産性の低下を招いてしまう。このこと
も、エプロンコンベアでも同様である。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、本願発明は、所定幅の搬送板を帯状に連設
して環状の搬送面を形成し、該搬送面の上側を供給側、
下側を戻り側に構成し、該搬送面上に、搬送板のほぼ幅
寸法で搬送面の所定長さ分を覆う可撓性シートを連続的
に配設している。この搬送面は、帯状に連続していれ
ば、途中に空間のない連続面でも空間有する面でもよ
く、搬送板は強度部材として機能していればよい。この
ような搬送面上に、ほぼ搬送板の幅寸法で所定長さ分を
覆う可撓性シートを連続的に配設することにより、搬送
板による荷重支持機能を保ちつつ被搬送物が搬送板と直
接的に接しないようにし、この可撓性シートに付着した
被搬送物は可撓性シートの変形によって脱落させて、被
搬送物が搬送面へ付着するのを抑止して清掃に要する作
業の時間と労力を大幅に短縮させることができる。
【0012】前記可撓性シートの搬送方向上流側を搬送
面に取付けて下流側を自由端とすれば、可撓性シートの
自由端が供給側から戻り側に移る時に大きく変形するの
で、可撓性シートの表面に被搬送物が付着しても効果的
に脱落させることができる。
【0013】また、前記可撓性シートの下流側端部を、
該可撓性シートの下流側に位置する可撓性シートの取付
け部を覆うように配設すれば、可撓性シートを取付ける
部分も含めて搬送面上に被搬送物が付着するのを防止す
ることができる。
【0014】さらに、前記可撓性シートをゴム材で形成
すれば、可撓性シートの表面に被搬送物が付着しても、
変形が容易なゴム材が搬送面の出口部分で大きく変形し
て付着物は脱落し、安価で付着の成長が起こらない可撓
性シートを容易に形成することができる。
【0015】また、前記搬送板の連設部と中間部との間
の両側部に形成される隙間にシールガイド部材を設けれ
ば、この搬送板の両側部における連設部とその中間部に
形成される段差を極力小さくして固定側からのシール部
材との隙間を小さくできるので、被搬送物が搬送板の側
部からこぼれる(飛散も含む)のを効果的に防止でき
る。
【0016】さらに、前記搬送面の戻り側と対向するよ
うにスクレーパを設け、該スクレーパを前記可撓性シー
トが戻る時に可撓性シート表面が上流側から下流側に向
けて接するように配設すれば、搬送後の戻りラインの可
撓性シート表面から付着物を除去することができる。
【0017】その上、前記スクレーパを棒状部材で構成
し、該棒状部材を可撓性シートの移動方向と交差する方
向に複数本配設し、該複数本の棒状部材を、戻り側の可
撓性シートを上流側から下流側に向けて接しながら戻り
通路へ案内する円弧状配置とすることにより、可撓性シ
ートを戻り通路へ案内しながら付着物を除去することが
できる。
【0018】また、前記搬送板上に被搬送物の投入シュ
ートを設け、該投入シュートの反搬送側下端に、前記可
撓性シートの上面に沿うように接して被搬送物の反搬送
側へのこぼれを防止するシール部材を設けることによ
り、搬送板上に投入する被搬送物が投入部で反搬送側へ
こぼれるのを効果的に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本願発明に係る供給装置
の第1実施形態を示すエプロンフィーダの側面図であ
り、図2は同エプロンフィーダにおける一部を示す平面
図、図3は同エプロンフィーダにおける搬送面を示す拡
大断面図である。図4は図1のエプロンフィーダにおけ
る搬送板の側部を示す図面であり、(a) は側面図、(b)
はA−A断面図である。
【0020】図1,2に示すように、複数の搬送板1が
帯状に連設されて環状に連続する搬送面2が形成されて
いる。この環状に連続する搬送面2の上側が搬送側で下
側が戻り側として構成されている。この連設された搬送
板1の前端が出口部Oで、後端が投入部Iであり、これ
ら出口部Oと投入部Iに設けられたスプロケット12に
よって搬送面2を回転させて被搬送物を定量供給するエ
プロンフィーダ31が形成されている。このエプロンフ
ィーダ31は、所定角度で傾斜するように設けられてい
る。
【0021】このエプロンフィーダ31の投入部Iには
被搬送物20の投入シュート19が設けられており、搬
送面2の移動によって被搬送物20を出口部へ搬送して
他の機械へ供給している。また、投入シュート19の反
搬送側下端には、投入シュート19から投入した被搬送
物20がエプロンフィーダ31の反搬送側へこぼれるの
を防止するためのシール部材25が設けられている。こ
のシール部材25は、搬送面2の上面に向って垂れ下が
るように設けられており、搬送方向にのみ回動可能に構
成されている。
【0022】さらに、エプロンフィーダ31の出口部の
下方には、他の機械へ被搬送物20を供給するための排
出シュート28が設けられている。この排出シュート2
8からエプロンフィーダ31の下部にかけては戻り通路
29が設けられている。
【0023】図3に示すように、前記搬送板1は、その
連設部の形状が、構造上、前後に円弧状部3,4が設け
られ、この円弧状部3,4の間に中間部5が形成されて
いる。この中間部5の下面には補強材6が設けられてい
る。なお、この実施形態では、全面が塞がった搬送板1
で連続した搬送面2を形成しているが、この搬送面2
は、塞がって連続した面でも間に空間を有する面でもよ
く、搬送板1によって搬送面2の強度部材が形成されれ
ばよい。
【0024】図4に示すように、これらの搬送板1は、
両側部に設けられた連結部材7によって連結されてい
る。この連結部材7は、各搬送板1に固定された内側連
結部材8と、この内側連結部材8の外側に設けられた駆
動ローラ10の外側に設けられた外側連結部材9とから
構成されており、駆動ローラ10を挟んでこれら内側連
結部材8と外側連結部材9との回動中心Rが軸材11に
よって連結されている。この回動中心Rが、搬送板1に
形成された円弧状部3,4の中心でもある。この連結部
材8,9の間に設けられたローラ10が前記スプロケッ
ト12によって駆動されている。
【0025】そして、図3に示すように、搬送面2の上
面には、所定間隔毎に、搬送面2から外向きに突出する
取付部材13が設けられており、これらの取付部材13
に可撓性シート14が取付けられている。
【0026】取付部材13は、搬送板1の中間部5に溶
接等で一体的に設けられており、図2にも示すように、
搬送板1から上方に突出した位置で搬送板1と平行方向
にブラケット15が設けられ、このブラケット15に可
撓性シート14の上流側端部が押え板16で挟まれてボ
ルト17で固定されている。18は補強部材である。こ
の可撓性シート14の取付け方としては、長方形状の可
撓性シート14の上流側である前端1辺のみを取付部材
13に固定し、残りの3辺は自由端(フリー)にされて
いる。つまり、固定する辺は進行方向に直角で進行方向
上流側の1辺となっている。
【0027】可撓性シート14は、搬送板1のほぼ幅寸
法で、搬送面2に所定間隔毎に設けられた取付部材13
の間に設けられており、後方に位置する取付部材13と
の間の搬送面2上を覆うような所定長さで配設されてい
る。つまり、可撓性シート14は、搬送板1のほぼ幅寸
法と長さ方向の所定範囲を覆うような1枚のシート状に
形成されており、連続的に設けることにより搬送面2の
ほぼ全面を示すように設けられている。したがって、搬
送面2上の取付部材13の間は、図2,3に示すよう
に、ほぼ全面が可撓性シート14で覆われた状態となっ
ている。この可撓性シート14としては、可撓性を有し
ていて変形可能なものであればよく、ゴム材やウレタン
樹脂材、布材等が用いられる。
【0028】このように搬送板1上に可撓性シート14
を設けることにより、この可撓性シート14の上面に被
搬送物20が付着したとしても、この可撓性シート14
が出口部Oで反転した時に撓んで変形するので、この変
形によって付着した被搬送物20も脱落して、被搬送物
20の付着を成長させることはない。また、特に、この
可撓性シート14にゴム材を使用すれば、焼却灰等を搬
送しても腐食しないので、腐蝕対策が可能な可撓性シー
ト14を安価に形成することができる。
【0029】一方、図4に示すように、前記搬送板1の
前後に形成された円弧状部3,4と中間部5との間には
段差21が形成されるので、中間部5にこの段差21分
の高さのシールガイド部材22が設けられている。この
シールガイド部材22は、取付けられた状態で搬送板1
の円弧状部3,4と高さがほぼ同じになるように形成さ
れており、搬送板1の両側部に設けられる飛散防止板2
3と一体的に形成されている。このシールガイド部材2
2が、飛散防止板23の下端に位置するフランジとなっ
ており、ボルト24で搬送板1に固定されている。
【0030】このようなシールガイド部材22を設けれ
ば、従来からベルトコンベヤ等で使用されているゴム板
によるシール方法が適用でき、搬送面2のシールガイド
部材22が設けられた両側部に固定側からシール用ゴム
板26(カーテン)を垂らせば、このゴム板26の下端
がシールガイド部材22の上面に接した状態を安定して
保てるので、搬送する被搬送物20が搬送面2から側方
にこぼれるのを効果的に防止することができる。
【0031】したがって、シール用ゴム板26を設置す
ることによって搬送面2の両側部から被搬送物20がこ
ぼれるのを容易に減らすことができ、こぼれた被搬送物
20の清掃に要する保守の時間軽減を図ることが可能と
なる。
【0032】以上のように、搬送面2上に可撓性シート
14を設ければ、粉体や付着性の大きい粉体等の被搬送
物20を搬送する場合でも、被搬送物20が可撓性シー
ト14上に載って搬送板1に接しないようにして搬送さ
れるので、被搬送物20を搬送板1に付着させることな
く安定した搬送を行うことができる。
【0033】また、シールガイド部材22を設けること
によって、搬送板1の両側部から被搬送物20がこぼれ
落ちたり飛散するのを効果的に防止できる。
【0034】したがって、搬送面2に付着した被搬送物
20を除去する時間と労力、こぼれ落ちた被搬送物20
を清掃する時間と労力を大幅に短縮でき、保守に要する
時間と労力の軽減を図って全体としての生産効率を大幅
に向上させることができる。なお、このことはエプロン
コンベアでも同様である。
【0035】図5は図1に示すスクレーパの図面であ
り、(a) は斜視図、(b) は拡大断面図である。前記した
ように、可撓性シート14を設けることによって搬送板
1への被搬送物20の付着は効果的に防止することがで
きるが、被搬送物20によっては可撓性シート14に付
着する場合がある。
【0036】そこで、図示するように、被搬送物20を
排出して反転した可撓性シート14が接する位置にスク
レーパ27が設けられている。このスクレーパ27は、
図1に示すように、エプロンフィーダ31の先端出口部
Oで可撓性シート14が反転して被搬送物20を排出シ
ュート28に排出した後に接するように設けられてお
り、排出シュート28の上部に設けられている。この実
施形態では、スクレーパ27に、反転した可撓性シート
14をスムーズに戻り通路29内へ戻すためのガイドも
兼用させている。この実施形態では、スクレーパ27を
複数の棒状部材30で構成しており、これらの棒状部材
30を円弧状に配設して反転した可撓性シート14を戻
り通路29へガイドするように配設されている。
【0037】したがって、この棒状部材30に接しなが
ら戻る可撓性シート14は、表面に付着している被搬送
物20が掻き落とされて除去される。つまり、このよう
にスクレーパ27を設けることにより、可撓性シート1
4が先端出口部Oで反転すると被搬送物20の大半は脱
落するが、被搬送物20(処理物)の付着性が大きい場
合には、一部が可撓性シート14に付着した状態で戻ろ
うとする。しかし、この棒状部材30によって付着した
被搬送物20が掻き落とされながら戻り通路29へ戻る
ので、可撓性シート14の表面に付着した被搬送物20
は排出シュート28へと排出される。
【0038】この実施形態では、丸棒で形成された棒状
部材30を複数設けたスクレーパ27を例にしている
が、多角形断面の棒材を使用しても可撓性シート14が
棒状部材30に接したら、シート表面に付着した被搬送
物20を掻き落す効果はあり、可撓性シート14の表面
を傷付けることもない。
【0039】なお、スクレーパ27は、この実施形態の
ように排出シュート28の上端部出口部下方に円弧状の
ガイドを設置しても、排出シュート28の一部として形
成してもよく、この実施形態に限定されるものではな
い。
【0040】したがって、可撓性シート14が戻る時の
ガイドを兼用するように棒材で形成されたスクレーパ2
7を設けることにより、可撓性シート14に付着した被
搬送物20を排出シュート28内へ掻き落すことができ
るので、エプロンフィーダ31の戻り側で発生するこぼ
れを減らすことができ、清掃実施のための保守時間を軽
減することができる。
【0041】図6は本願発明に係る供給装置の第2実施
形態を示すエプロンフィーダの搬送面を示す拡大断面図
である。この第2実施形態において、上述した第1実施
形態と同一の構成には同一の符号を付して、詳細な説明
は省略する。この第2実施形態では、可撓性シート14
で取付部材13の上部を覆うことにより、この取付部材
13に被搬送物20が付着するのを効果的に防止してい
る。
【0042】図示するように、第2実施形態における可
撓性シート32は、その上流側が取付部材13に固定さ
れている。この固定も上述した第1実施形態と同一であ
り、搬送方向の前部のみの1辺が固定されており、他の
3辺は開放されている。したがって、この第2実施形態
のエプロンフィーダ33によっても、搬送板1上に被搬
送物20が付着するのを効果的に防止し、付着物除去の
ための保守に要する時間を軽減することができる。ま
た、この可撓性シート32も出口部分で反転した時に変
形して付着物が脱落するので、付着の成長が起こらない
とともに、戻り側でのこぼれを大幅に低減させることが
できるので、こぼれた被搬送物20の清掃に要する時間
や付着物を除去する時間が大幅に短縮でき、生産効率を
上げることができる。
【0043】しかも、この第2実施形態では、可撓性シ
ート32の後端側が次の可撓性シート32の取付部材1
3の上部を覆うようにしているので、被搬送物20が可
撓性シート32の取付部材13に付着するのも効果的に
防止することができる。
【0044】なお、上述した第1実施形態のように取付
部材13の間にのみ可撓性シート14を設けるか、この
第2実施形態のように次の取付部材13の上部を覆うよ
うに可撓性シート32を設けるか、さらに伸ばして次の
可撓性シートの前部に重なるようにするかは、搬送する
被搬送物20の性状や搬送角度や搬送量等の使用条件に
応じて適宜決定すればよい。
【0045】また、このように搬送板1上に可撓性シー
ト14,32を設けることにより、搬送面2は被搬送物
20と直接接触することがほとんどなくなり、可撓性シ
ート14がライナー材としても機能する。したがって、
被搬送物20の搬送によって搬送板1が摩耗するのを抑
止して、この可撓性シート14,32のみを交換するこ
とにより摩耗対策を図ることができる。
【0046】さらに、上述した実施形態は一実施形態で
あり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更
は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。
【0047】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0048】被搬送物が搬送面へ付着するのを抑止して
清掃に要する作業の時間と労力を大幅に短縮させること
ができるので、保守に要する時間や労力を大幅に軽減し
て生産効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る供給装置の第1実施形態を示す
エプロンフィーダの側面図である。
【図2】図1のエプロンフィーダにおける一部を示す平
面図である。
【図3】図1のエプロンフィーダにおける搬送面を示す
拡大断面図である。
【図4】図1のエプロンフィーダにおける搬送板の側部
を示す図面であり、(a) は側面図、(b) はA−A断面図
である。
【図5】図1に示すスクレーパの図面であり、(a) は斜
視図、(b) は拡大断面図である。
【図6】本願発明に係る供給装置の第2実施形態を示す
エプロンフィーダの搬送面を示す拡大断面図である。
【図7】従来のエプロンフィーダにおける搬送面を示す
図面であり、(a) は側面図、(b) は端部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…搬送板 2…搬送面 3,4…円弧状部 5…中間部 6…補強材 7…連結部材 8…外側連結部材 9…内側連結部材 10…駆動ローラ 11…軸材 12…スプロケット 13…取付部材 14…可撓性シート 15…ブラケット 16…押え板 17…ボルト 18…補強部材 19…投入シュート 20…被搬送物 21…段差 22…シールガイド部材 23…飛散防止板 24…ボルト 25…シール部材 26…シール用ゴム板 27…スクレーパ 28…排出シュート 29…戻り通路 30…棒状部材 31…エプロンフィーダ(供給装置) 32…可撓性シート 33…エプロンフィーダ(供給装置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の搬送板を帯状に連設して環状の
    搬送面を形成し、該搬送面の上側を供給側、下側を戻り
    側に構成し、該搬送面上に、搬送板のほぼ幅寸法で搬送
    面の所定長さ分を覆う可撓性シートを連続的に配設した
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓性シートの搬送方向上流側を搬
    送面に取付けて下流側を自由端としたことを特徴とする
    請求項1記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性シートの下流側端部を、該可
    撓性シートの下流側に位置する可撓性シートの取付け部
    を覆うように配設したことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記可撓性シートをゴム材で形成したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送板の連設部と中間部との間の両
    側部に形成される隙間にシールガイド部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送面の戻り側と対向するようにス
    クレーパを設け、該スクレーパを前記可撓性シートが戻
    る時に可撓性シート表面が上流側から下流側に向けて接
    するように配設したことを特徴とする請求項2〜5のい
    ずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記スクレーパを棒状部材で構成し、該
    棒状部材を可撓性シートの移動方向と交差する方向に複
    数本配設し、該複数本の棒状部材を、戻り側の可撓性シ
    ートを上流側から下流側に向けて接しながら戻り通路へ
    案内する円弧状配置としたことを特徴とする請求項6記
    載の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送板上に被搬送物の投入シュート
    を設け、該投入シュートの反搬送側下端に、前記可撓性
    シートの上面に沿うように接して被搬送物の反搬送側へ
    のこぼれを防止するシール部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送装置。
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