JPS59199330A - デイフアレンシヤルロツク装置の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等のディファレンシャルロック装置のロ
ック・非ロツク状態を制御する装置に関する。

自動車等の駆動輪への動力伝達部には、コーナリング時
に内側車輪と外側車輪とに回転差を作シ円滑に曲がれる
ようにするためにディファレンシャルギヤ機構が設けら
れている。斯かるディファレンシャルギヤ機構は、例え
ば一方の車輪がぬかるみにつかる々どして側車輪に均一
な荷重がかから力い場合にはエンジンからの動力が専ら
荷重の小さい駆動輪に伝わシ専ら当該駆動輪のみが空ロ
シするだけでぬかるみにつかった状態を脱出することが
できなくなるという不具合を有する。そこでディファレ
ンシャルギヤ機構に起因する上記不具合を解消すべくデ
ィファレンシャルギヤをロックする装置が提案されてい
る。ディファレンシャルロック装置は油圧等によって作
動する固定機構をディファレンシャルギヤに付設し、必
要に応じて運転者の手動操作によってディファレンシャ
ルギヤの作用を停止せしめる装置である。

ところで上記の如きディファレンシャルロック装置を備
えた車両では、ディファレンシャルロック装置を次のよ
うに使用する場合がある。すなわち、発進時に運転者を
して常にディファレンシャルギヤをロック状態にせしめ
発進を円滑に行うようにする。また四輪駆動車において
各車輪の荷重配分に応じた駆動力の配分を行うためにデ
インアレンシャルギャをロック状態にする場合が６Ｄ、
このような使用態様は例えば雪路、凍結道路の走行に極
めて都合が良く、走行性能を向上することができる。

しかしながら、ディファレンシャルロック装置でロック
状態を保持して走行する場合において、駆動輪の有効半
径に差異が生じたときには径の犬きい駆動輪にスリップ
等が生じ、斯かる駆動輪に生じる反力がハンドルに影響
を与え、車両の操舵性、走行性を悪化させるという弊害
が生じる。駆動輪に関し有効半径に差異が生じる場合の
例としでは、例えば少なくとも一つの駆動輪にスペア専
用の小径タイヤが使用された場合等がある。

そこで、斯くの如きディファレンシャルロック装置を備
える車両に生じる弊害全防止すべく本発明を成したもの
である。　　　　１ （ 本発明の目的は、ディファレンシャルロック装置を備え
る車両において、ディファレンシャルロック装置を作動
させデフロック状態で走行する場合にスペア専用の小径
タイヤを装着したときこれを検知してデフロック状璽を
自動的又は手動的に早急に解除するようにし、以って操
舵性、走行の安定性を回復することのできるディファレ
ンシャルロック装置の制御装置を提供することにある。

而して本発明の特徴は、ディファレンシャルロック装置
を備える車両において、スペアタイヤの装着を検知する
センサと、該センサの出力信号を入力し、ディファレン
シャルロック装置が作動しデフロック状態にあるときこ
れを解除すべく、アクチュエータを動作させるか又は警
報装置を動作させる制御回路を設けるようにしたことに
ある。

以下に本発明の一実施例を添付図面に基づ幼て説明する
。

第１図は本発明に係るディファレンシャルロック装量の
制御装置の系統図を示す。第１図において、１は車両の
駆動輪にエンジンからの駆動力を伝達し且つコーナリン
グ時に左右の駆動輪に回転差を作シ円滑なコーナリング
を可能にするディファレンシャルギヤである。ディファ
レンシャルギヤ１において２はエンジンからのドライブ
７ヤフトであυ、３，３は左右の駆動輪の車軸である。

このディファレンシャルギヤ１はロック状態を可能とす
る形式のもので、ディファレンシャルロック装置４が付
設されている。ディファレンシャルロック装置は各種の
方式のものが存するが、本発明ではディファレンシャル
ギヤ１内に例えばクラッチ板等を内蔵し、運転者の手動
操作で圧油を送給し該クラッチ板を作動せしめてロック
状態を生ず□るデイファレン７ヤルロック装置が使用さ
れているものとする。ディファレンシャルロック装置自
体は既に知られているものであるから特別詳しく説明し
ない。ディファレンシャルロック装置４が作動してロッ
ク状態が生じると左右の車軸は一体となって回転する。

上記ディファレンシャルロック装置４に対してソレノイ
ドバルブ５、ボンｆ６、作動油タンク７から成る油圧回
路が設けられる。ソレノイドバルブ５は通常ディファレ
ンシャルロック装置４内の作動油をタンク７に戻し得る
状態にセットされ、ソレノイド８の励磁によってバネ９
に抗して動作し、ポンプ６によって圧油をディファレン
シャルロック装置４に供給せしめる。

また１０は運転席の操作パネル等に配設される手動式の
スイッチで、とのスイッチ１０によってディファレンシ
ャルロック装置４を作動させることができる。スイッチ
１０は制御回路１１に結線される。

他方、１２はスペアタイヤが装着されているか否かを検
出することのできるセンサであシ、スペアタイヤが装着
されているとき忙出力信号を上記制御回路１１に°与え
る。センサ１２としては、例えば第２図に示される如く
車両のトランクルームのよ・うなスペアタイヤの収納場
所に配設され、スペアタイヤ１３が収納されている場合
にはオン状態に保持されるリミットスイッチ１４の如き
ものが使用される。従って仮にスペアタイヤ１３が装着
されたときにはリミットスイッチ１４がオフし、これに
よってスペアタイヤが装着状態にあることを判別するこ
とができる。このようなスペアタイヤが車軸に装着され
ているが否かを検出するセンサは、上記実施例に限定さ
れず、各種のものを採用することができる。

以上において、運転者が必要に応じてスイッチ１０をオ
ンすると、制御回路で信号処理が行われ、前記ソレノイ
ド８を励磁する信号を出力する。これによってソレノイ
ドバルブ５は動作し、圧油をディファレンシャルロック
装置４に送給せしめディファレンシャルギヤ１をロック
状態とする。ところが車軸のいずれかにスペア専用の小
径タイヤが使用され得る場合には支障が生じるので、前
述の如くセンサ１２からの検出信号に起因して制御回路
１１がソレノイド８へ励磁電流を付与するのを停止せし
め、これによシソレノイドバルブ５の給油動作が解除さ
れ、ディファレンシャルロック装置４内の作動油がタン
ク７に排出され、ディファレンシャルロック装置４によ
るロック状態が解除されることになる。このようにセン
サ１２によってデフロック状態を自動的に解除すること
ができる。このときに自動的にスイッチ１ｏの状態をオ
ンからオフに復帰させるように構成することもできる（
その関係を一点鎖線で示す）。

また他の実施例としては、第３図に示すように警報装置
１５を別設し、上記スペアタイヤの装着を検知するセン
サ１２の出力信号で制御回路１１を介して警報装置１５
を作動させ、運転席の表示パネルに配設された表示器な
どに表示し、これを確認した運転者をして手動で前記ス
イッチ１０を操作せしめデフロック状態を解除するよう
に構成することもできる。

更には第４図に示すように前記第１実施例の構成と第２
実施例の構成を併設することもできる。

上記各実施例においてセンサ１２の配設場所はスにアタ
イヤを常備しておく場所には限られず、例えば各駆動輪
の車軸部分であってもよい。また前記制御回路１１は布
線論理で組んでもよいし、又は車載コンピュータを利用
することもできる。

本発明は四輪駆動、後輪或いは前輪駆動の各種形式の車
両に適用することができる。

以上の説明で明らかなように本発明によれば、ディファ
レンシャルロック装置を備える車両において、デフロッ
ク状態であって且つス被ア専用の小径タイヤを装備した
とき、これをセンサで迅速に検出することによシミ気固
路によって自動的に又は警報を発つし運転者をして手動
的に上記デフロック状態を早急に解除するようにし、斯
かる車両の操舵性、走行安定性を向上せしめることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は本発明に係る
ディファレンシャルロック装置の制御装置の系統図、第
２図はスペアタイヤ収納場所における検出センサの配設
状態を示す図、第３図は他の変更実施例を示すブロック
図、第４図は更なる変更実施例を示すブロック図である
。 ′　なお図面中、１はディファレンシャルギヤ、２はド
ライブシャフト、３は駆動輪の車軸、４はディファレン
シャルロック装置、５はソレノイドバルブ、１０はデフ
ロック用スイッチ、１１は制御回路、１２はスペアタイ
ヤ検出用センサ、１３はスペアタイヤ、１５は警報装置
である。 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディファレンシャルロック装置を備える車両において、
   スペアタイヤの装着を検知するセンサと、該センサの出
   力信号を入力し、ディファレンシャルロック装置が作動
   状態にあるときこの作動状態を解除すべくアクチュエー
   タを動作させるか又は警報装置を動作させる制御回路と
   から成ることを特徴とするディファレンシャルロック装
   置＜７）　制ａ装置。