JPS59198684A - 線材通電加熱装置における地絡電流防止方法 - Google Patents

線材通電加熱装置における地絡電流防止方法

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JPS59198684A
JPS59198684A JP7304483A JP7304483A JPS59198684A JP S59198684 A JPS59198684 A JP S59198684A JP 7304483 A JP7304483 A JP 7304483A JP 7304483 A JP7304483 A JP 7304483A JP S59198684 A JPS59198684 A JP S59198684A
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JP
Japan
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wire
current
conductor
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choke core
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JP7304483A
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八尾 祐吾
親治 坂田
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Koshuha Netsuren KK
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Koshuha Netsuren KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は線材通電加熱装置における地絡電流防止方法に
関する。
線材を送行せしめつつ、複数のコンタク1−ロールによ
って当該線材に通電し、複数のコンタクトロール間にあ
る線材を加熱する線材通電加熱装置では、接地されてい
る線材送りローラ方向へ上記コンタクトロール間の通電
電流から漏洩した地絡電流が流れる傾向があり、宙該地
絡電流を制限しないと他の機器を損傷させるので危険で
あり、かつ火経済的であるので、従来第1図(alに示
す如く、チョークコアを用いて地絡電流を限流するよう
にしている。第1図(a)において、■は線材Wを連続
送りするための送りローラ、2aおよび2bは電源Eに
接続する2対のコンタクトロール、a/aおよび3’b
はそれぞれチョークコア、4aおよび4bはそれぞれ接
地ローラである。
ところで、上記構成を見ても明らかに判断されるように
、従来装置ではチョークコア3′a・3/ bの地絡電
流限流効果は十分とはいえず、例えば通電電圧に比例し
て漏洩電流11が送りローラ1゜1方向へ流れて線材の
設定加熱温度に対する温度誤差を生じたり、他機構部へ
漏電するなどの不具合が発生するのを防止するため、当
該チョークコアa/a・a / bに近接して接地ロー
ラ4aおよび4bを必ず配置するようにしている。
而して通電加3’、45の目的が、例えば銅線やアルミ
線の伸線加工工程における加工硬化の軟化焼鈍であるよ
うな場合には、加熱温度が低いので送行する線材の昇温
側に配置されている接地ローラ4 bの損耗(コ問題に
なる程ではないが、線材が鋼材であって通電加熱の目的
か焼入れであるような場合ニは、850〜950’C,
含有元素によっては1000’Cを超えるような高?M
L域にまで加;)目−るので接地ローラ4bは極めて高
温の線材と接触するごとになり消耗が激しく、高温にな
る接地ローラ4bを冷却するようにしていても耐用時間
が極めて短い。そのうえ、接地ローラ4bを冷却するこ
とは、軟化焼鈍では線材を所定温度まで一度昇温せしめ
れはそこで目的が達せられるので、その後冷却中の接地
1コーラ4bに線材Wが接触して部分的に冷されても何
等支障を生することもない。
しかし、加熱目的が焼入れである場合には、加熱後の急
冷時まで線材Wの全周ないし全断面を均一加熱状態に保
持しておく必要があるにも拘わらす、急冷前に冷却中の
接地ローラ4bと接触すると、線材Wの接触周面部分に
温度低下を生せしめることとなり、熱損失があるたけに
止まらず温度むらか起因する焼入れ線材の品質を損ねる
。さらに接地ローラ4bは地絡作用を完全にするため、
送行する線材Wと十分に接触するよう相対向するロール
で線材Wを抑圧する構成としなければならないが、この
押圧力によって] OOO@C前後に加熱されている線
)2Wが塑性変形せしめられるという形状品質上の大き
な欠陥をも惹起する。これに加えてコンタクトロール2
a・2b間外に流れる漏洩電流■1は線材Wをコンタク
トロール2a・2b間外で発熱せしめ、加熱温度制御を
困難ならしめるという問題点もある。
不発明は従来線材通電加熱装置に存する上述の各種問題
点を解決する目的でなされたもので、地絡電流を殆ど零
にし、接地ローラの廃止をも可能とする地絡電流防止方
法を提供するものである。
本発明の要旨は、 (1)複数のコンタク1〜ロールを用いて送行する線材
に通電して当該線材を加熱するに際し、上記コンタクト
ロール間から漏洩する地絡電流をチョークコアによって
限流する場合におい−(、 (2)上記チョークコア内の線材通路に沿って設けた4
体に、 (3)上記コンタクトロールへの給電電流と相を同じ(
する電流を通電し、 (4)当該導体と通過する線材との相互インダクタンス
によって当該線材に漏洩電流とは逆向きの起電力を発生
せしめるようにした ことを特徴とする線材通電加熱装置におげろ地絡電流防
止方法にある。
本発明を以下に詳述する。
従来のチョークコアによる地絡電流の限流の原理は、第
1図(blに示す如く、線材Wを流れる漏洩電流11に
よって生ずる磁束φ1をチョークコア3′によって収束
し、当該チョークコア3′を構成する上記線材Wの軸方
向に直角または円周方向に積層された、例えば珪素鋼板
等の強磁性体それぞれの平面方向に誘起される誘導電流
■1によって生する二次誘導磁束に起因して線材Wに生
ずる、漏洩電流■1とは逆向きの起電力による二次誘導
電圧U1をもって限流しようとする、所謂自己インタフ
タンスをチョークコア3′で強調したものであるので、
漏洩電流■1を完全に阻止することは理論」二からも不
可能である。
これに対して本発明は、第2図(a)の原理図および第
2図(blの構成図に示す如く、チョークコア3の洗剤
通路にそって導体5を配設しておき、当該導体5にコン
タクトロール2a、2bへの給電電流と相を同じくする
電流■2を通電するように構成する。当該構成では、導
体5を流れる電流I2によって生ずる磁束φ2がチョー
クコア3によって収束され、当該チョークコア3に誘起
される誘導電流02によって生ずる二次誘導磁束に起因
する漏洩電流11とは逆向きの起電力による二次誘導電
圧U2を線材Wに発生せしめようとするにあり、所謂相
互インダクタンスをチョークコア3で強調せしめ、当該
相互インダクタンスと前自己インダクタンスとを相乗的
に作用させるものである。
従って、線材Wには漏洩電流■1に逆行する二次誘導電
圧U2およびUlとが誘起されることになり、しかも二
次誘導電圧U2ば、Ulが線材Wを流れる漏洩電流jl
自体の強さに1.色じて自己規制される性格であるのに
反し、全く自己規制されず、導体5への通電電流の強さ
を変えることによって当該二次誘導電圧U2の強さを自
由に設定可1jヒであるので、諸元を所定の如く設定す
ることによって U−(U1+02) 11 = −# O としえて、接地ローラが不要となる。
但し、Zは線材Wのインピーダンス、Uは線材Wに印加
される給電電圧である。
本発明に、使用されるチョークコア3の一実施例を第3
図にポす。
チョークコア3′は強硼性体である例えば珪素鋼板31
等を積層し、両端の端板32・32を介して当該積層珪
素鋼板31を貫通する絶縁されたタイロッド33とナラ
I−331によって緊定してなる構成については公知チ
ョークコア3′と同様である。尚34は@層珪素鋼板3
1の所定位置に挟み込まれた良熱伝導材からなる冷却板
であって、当該冷却板34の端縁間にば冷却パイプ34
1が付設されている。ところで、本発明を実施するチョ
ークコア3では、当該チョークコア3の中央を貫通する
線材Wの送り通路に、例えば鋼管等の導電性本質を用い
た2重管からなる導体5が絶縁材6を介して全長にわた
り配設されていて、当該導体5の内管内周壁が送り通路
を画するようになっている。而して導体5の両端には端
板32・32それぞれの外側で内管と同一径の孔口をも
つ環状のキャップ51aおよび51bが当該導体5と一
体に形成されているので、外管内周と内管外周との間に
形成されている環筒状の間隙50は両端で盲となってい
る。キャップ51a及び51bそれぞれにば上記間隙5
0に通づる二・ノプル52aおよび52bそれぞれが設
けられていて、いづれか一方のニップル52を冷却流体
供給ホースに、また他方のニップル52を冷却流体排出
ボース接続すれば、導体5は環筒状間隙50を流通する
冷3hu流体に依って冷却可能である。また上記キャッ
プStaには締付ポルl−543によって電源Eの一方
側出力端子53aか、また上記キャップ5ibにも締付
ポルl−54,aによ、って電源Eの他方出力端子53
bがそれぞれ緊定接続されて接点となっている。上記出
力端子5;うおよび53bは、第2図(11)に示され
るように、チョークコア3の配置位置に応じて導体5を
流れる電流I2が線材Wを流れる漏洩電流11と相を同
軸するように接続されなければならない。第2図(bl
の回路構成によるある瞬間における極性をとりあげれば
、チョークコア3a・3b内の線材Wに流れる漏洩電流
■1と導体5・5に流れる電流I2とはそれぞれ図示さ
れたとおり同相となるので、前述本発明の原理に従って
地絡電流を防止することとなる。
尚、線材Wは送りローラ1や巻戻しスタンドあるいは巻
取りスタンド等によって接地状態となっていることは云
うまでもない。
また第2図(b)では図示してないが、線材通電加熱が
焼入れを目的とする場合には高温側チョークコア3bと
線材送り方向前方に位置する図示右方にある送りローラ
1との間に線材W急冷用冷却ジャケットを設ければよい
上記実施例チョークコアでは導体5として二重管を用い
、当該導体5の二重管の内管内を線材Wの送り通路とし
たが、チョークコア3の線材Wの送り通路に単体または
複数本のノ\−状導体5を線材5Wとは非接触を保って
平行配置して、それぞれの導体5を電源Eに接続するよ
うにしてもよい。
また、導体5を接続する電源は必ずしも第2図(a)の
如く加熱電源Eとするか必要はなく、加熱電源Eから給
電されて線材Wを流れる加熱電流■−漏洩電流11と導
体5に給電される電流■2とが必ず同相となるように調
整されているならば別電源であっても本発明の目的は達
せられる。
本発明によれば、線材通電加熱装置のコンタクトロール
間から漏洩する電流はチョークコアによって殆ど完全に
阻止されることになるので、(1)損耗が激しく頻繁に
新替えせねばならなかった高価な接地ローラの廃止が可
能となって設備上の負担と交換時間が不要となり、 (2)接地ローラによる熱損失が防止され、(3)線材
加熱温度制御が容易となり、(4)接地ローラの押圧に
よってもたらされていた焼入れ加熱線材の塑性変形がな
くなり、線材の真円度が保証されることとなり、 (5)温度むらがなくなるので焼入れ線材の均質化が達
成されるなどの顕著な効果があり、その生産上の実益は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図Calは従来線材通電加熱装置の正面図、第1図
(blは第1図(a)に使用されているチョークコアの
作用原理を説明する断面正面図、第2図(alは本発明
方法におけるチョークコアの作用原理を説明する断面正
面図、第2図(b)は本発明方法実施例線材通電加熱装
置の正面図、第3図は本発明方法の一実施例チョークコ
アの一部切欠き正面図である。 2 a、  2 b−’fr yタクトロール、3a、
3b−−−チョークコア、5−導体、■−コンタクトロ
ールへの給電電流、 11−地絡電流、I2−導体への通電電流。 特許出願人 高周波熱錬株式会社 代理人 弁理士 小林 傅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のコンタクトロールを用いて送行する線材に通電し
    て当該線材を加熱するに際し、上記コンタクトロール間
    から漏洩する地絡電流をチョークコアによって限流する
    場合において、上記チョークコア内の線材通路に沿って
    設けた導体に、上記コンタクトロールへの給電電流と相
    を同じくする電流を通電し、当該導体と通過する線材と
    の相互インダクタンスによって当該線材に漏洩電流とは
    逆向きの起電力を発生せしめるようにしたことを特徴と
    する線材通電加熱装置における地絡電流防止方法。
JP7304483A 1983-04-27 1983-04-27 線材通電加熱装置における地絡電流防止方法 Granted JPS59198684A (ja)

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JPH0357593B2 JPH0357593B2 (ja) 1991-09-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562762A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Nippon Steel Corp 通電加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0562762A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Nippon Steel Corp 通電加熱装置

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