JPS59198238A - 紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はたとえば複写機等に用いられ７る紙送り装置に
関する。

〔発明の技術的背景とその間趨点〕

たとえば複写機においては、シート搬送用ローラを用い
た紙送シ装置が随所に設けられており、これらはシート
搬送という目的は同じでも、それぞれ異なる作用を営む
。例えば、加熱定着装置における加熱ローラと加圧ロー
ラ、又は湿式現像装置における絞りローラ対等は、単な
るシート搬送だけではなく、その他の目的を併せ持って
いる。

そして、上記のような目的を併せ持つローラはそれぞれ
特殊な状況下におかれているため、これらのローラによ
って１般送されるシートにはしわが生じる場合が極めて
多い。その例としては、シートが吸湿している場合は、
ノートが波打ち状になり賜く、シわが発生し椙い。特に
、加熱定着ローラによるシート搬送においては、加熱と
加圧による７−トの伸びむらや、１枚のシートの表と裏
の両方にコピーを行う場合の７−トの波打ち等で、しわ
の発生が多い。

このしわの生じる原因は、上述のようなシートが、特殊
な状況下では、局所的にある程度伸びるためと考えられ
る。従って、上記シートの伸びを吸収してやればしわの
発生を防ぐことができる。例えば、第１図に示すように
、ローラ１の両端部１ａ、ｌｂを大径に形成し、その周
速を中央部より速くすることによシ、これによって送ら
れるシートの両側を外方へ引張ってしわを防ぐことがで
きる。すなわち、図中１は鼓型のローラ、２は軸方向に
亘って外径が同一の普通のローラであり、両ローラ１，
２は互いに圧接して回転するようになっている。鼓型の
ローラＩは、両端部１ａ、ｌｂから中央に向って次第に
小径となるように形成されている。そして、両ローラＺ
、２によってシートＰを搬送すると、ローラ１の中央部
ＩＣと両端部１ａ。

１ｂとの径の違いによシローラ１の両端部１　ａ。

Ｚｂの周速が中央部１ｃの周速より速くなるので、シー
）Ｐの両側”ａ＋Ｐｔ）が外側に引っ張られ、シートＰ
内の局所的な伸び、収縮が吸収される。従って、上記の
特殊な状況下でもしわの発生を防止することができる。

しかしながら、第１図に示すローラ１，２を単なるシー
トの搬送に用いれはしわの発生は防止できるが、これを
電子写真の加熱定着ローラとして用いるときには次のよ
うな問題がある。

すなわち、一般に加熱定着装置は、内部にと一族されて
いる熱加塑性のトナー画１象を加熱してシートに融着さ
せるものであるが、弾性体の加圧ローラが上記鼓型のロ
ーラｌの場合には７−トＰの中央部Ｐｃの定着が不完全
となることがある。しわの発生を防ぐには、ローラの両
端部と中央部との外径の差を大さくすればする程その効
果が軸着であるが、定着不完全という幣吾が生じる。ま
た、弾性体で梢度の良い鼓型のローラを形成することは
製造上非常に困難である。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、しわの発生を防止することができる
とともに、紙を均一に挟圧して例えば定着等を良好に行
なうことができるようにしだ紙送シ装置を提供すること
にある。

〔発明の概要〕

本発明は、互いに圧接回転する１対のローラにより紙を
送るようにした紙送シ装置において、上記１対のローラ
の少なくとも一方は、その両端部から中央部に向い段階
的な勾配をもって次第に小径となる鼓形状とするととも
に、紙を送るとき両端部と中央部が共に上記紙に接する
ように両端部と中央部との外径の差を設定して々ること
を特徴とするものである。

〔発明の実施例） 以下、本発明の一実施例を第２図を参照しながら説明す
る。第２図中３，４は仔いに圧接回転することによりシ
ート（紙）を挾持搬送する１対のローラであり、その一
方のローラ３は軸方向に亘って外径が一定となっている
。他方のロー２４は剛体で形成され、その両端部４ａ。

４ｂから中央部４Ｊに向い段階的な勾配をもって次第に
小径となる鼓形状となっている。すなわち、両端部４ａ
　ｔ　４ｂでの外径をｒＩ、この両端部４ａ　、　４’
ｒ）より中央へ距離Ｉ！ｌＦ＆間したｗ　Ｒ’　ｃ　＋
　’　ａでの外径をｒ２、このｔｎＷ４ｃ。

４ｄより中央へ距離／、離間した位置４ｅ。

４ｆでの外径をｒＳ、この位置４　ｅ　、　４　ｆよシ
中央へ距＠ｅ、　離間した位置４ｇ、、４ｂでの外径を
ｒ４、この位ｗ４　ｇ、　４ｈより中央へ距研ｌ！！離
間した位置（中央部）４Ｊでの外径をｒ、とすると、そ
れぞれの外径ｒｌ＋ｒ２＋ｒ５　　＋ｒ４　　、ｒ５は
、ｒ　Ｉ＞　ｒｔ’　＞　ｒ３　＞　ｒ４　＞　ｒ５で
あって、（４ａ　（４ｂ）と４０（４ｄ）との間の勾配
）＞（４Ｃ（４ｄ）と４ｅ（４ｆ）との間の勾配）＞（
４ｅ（４ｆ）と’　ｇ　（４ｈ）との間の勾配ｊ　＞　
（４ｇ　（４ｈ）と４ｊ（４ｊ）との間の勾配）となる
ように、しかも、ローラ３．４でシートＰを送るときに
はローラ４が両ｙ＃ｌ’＋部４　ａ　、　４　ｂ。

中央部４ｊを問わずシートＰＫ接触するように設定され
ている。

このような構成によれは、ローラ４の中央部４ｊの接触
面積をΔＪ１両端部４ａ、４ｂの接触面積をΔＡ、△Ｂ
とするき、それぞれの関係がΔＪ〈ΔＡ、△Ｊ〈ΔＢと
なるので、ローラ３とローラ４の圧接力も（４ａ、Ｊｂ
部）〉（４’ｃ、４ｒ１部）　）　（４ｅ　、　４　ｆ
部）〉（４ｇＩ４ｈ部）＞（４ｊ部）となる。従って、
ローラ３．４で送られる７−トＰは両端部が最も強い圧
力を受けることになる。

また、ローラ４の外径は中央部４Ｊから両端部４ａ、４
ｂに向って大きくなっている力）ら、４ａにおける周速
をΔ１ｌＬ４Ｃにおける周速をΔｃ、４ｅにおける周速
をΔｅ％４ｇにおける周速を６ｇ＋４３における周速を
Δｊとすると、Δａ〉ΔＣ〉Δｅ〉Δｈ〉Δｊ となる。従って、上記関係により、シートＰの左半分を
例にとると、ローラ３とローラ４と（てよる接触面積の
差とローラ４による周速の差とによって、左方へ引かれ
る傾向にある。右半分も同様に右方へ引かれることによ
り、結局、ローラ３とローラ４とにより搬送される／−
トＰはしわのないものとなる。

すなわち、ローラ４は、長さ＃＝３００ｍｍ、／１＝３
５ｍｍ、１〜３ｌ　＝４０．５２ｍｍ、ｒ５−４０、３
６門、材質を軟鋼又はステンレスとし、ローラ３は、長
さ２８６　ｍｍ　Ｎ外径４３．３０　ｍｍ、芯金部の材
質を軟鋼、外周部の制置をＣＲゴム（硬度７０°、ゴム
原５朋）とし、゛圧力９２０　ｔ４静、雰囲気２０℃、
９０％でＢ４サイズの７−ト（紙）Ｐを１万枚送ったと
ころ、しわの発生はなかった。

なお、接触面積の蕨及び周速率が太きすぎると均等な搬
送が行なわれず、電子写真に用いた場合、画像ずれや定
着不完全の原因となることもある。そこで、これを防止
し、しわの発生を起こさないためには、ｒｌ−ｒ２キ０
．０６〜０．０８間、ｒ２−ｒｓ中０．０５朋前後、ｒ
ｌ−ｒ４キ０、０３　ｘｖｔ前後、ｒ４−ｒ５中θ〜０
．０２朋と設定するのが積に良く、ｒ、　　−ｒ５　＝
ｏ、ｏ　４〜０．１０７１ｍでも効果は大きい。

また、４ａ、４ｃ、４ｅ、４ｇ、４５，４ｈ１４Ｌ、４
ｒ１．４ｂの各間隔１１は、搬送されるシートＰの最大
幅をｌとした場合、ｌ／８キ／Ｉとなるように設定され
、／１の許容範囲は±１０ｍｍまでが良い。しかしなが
ら、シートＰの最大幅が２１６／ｍ以下であれば、ｌ／
６申ｌ！で良い。

さらに、上記鼓型のローラ４は、外径が両端部４ａ　、
４ｂから中央部４ｊに向かって次第に小さくなる形状で
あるが、金属等の剛性材料で作るため、弾性体で作るよ
り非常に容易に作ることができる。

次に、本発明に係る上記紙送シ装置を電子写真複写機の
加熱定着装置に適用した実施例を第３図にもとづいて説
明する。第３図中５．６は仔いに圧接して回転する加熱
ローラと加圧ローラであり、これらの外周形状は上記実
施例同様に構成されている。また、この加熱ローラ５に
はヒータ７が内＋Ｈされていて、これらローラ５゜６間
に送り込まれたシートＰ上の熱ｏｒＤＪｌ性トナー画像
８をシートＰ上に加熱定着させるようになっている。

この場合には、全面的に完全な定着が得られるとともに
、環境条件や紙質、紙形状に左右されることなく、また
両面コピーをとるときでも、しわの発生を防止できる。

すなわち、加熱ローラ５ば、長さ／＝３００罷、ｌ　Ｉ
＝　３５〜４０　ｍｍ　、外径ｒ　、＝　４０．５２　
ｍｍ　ｓｒ５　＝　４０．３６ｍ、ｍｓ材質をアルミニ
ウム、外周表面にＰＦＡ又はテフロンをコーティング、
周速を１００〜２００ｍ罵／　ｓ　ｅ　ｃ　ｓ表面温度
を１５０／ 〜２００℃とし、１万口圧ローラ６は、長さ３２６ｍｍ
、外径４３．３０　ｍｒｘ　％芯金部の制置を１吹匹又
はステンレス、外周部の）ｔＡ負ｋＲＴｖシリコンゴム
（硬度３０〜５０°、ゴム原３〜６ｍｍ）とし、圧力９
２０　ｔ／ｒｗｂ、雰囲気９０％でＡ３及びＢ４サイズ
のシート（紙）Ｐを送ったところ、しわの発生は全くな
く、定着も良好であった。

なお、本発明に係る戯送シ装置は、加熱定着装置以外に
、加熱乾燥装置等に適用してもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、σいに圧接回転す
る１対のローラにより峨を送るようにした紙送り装置に
おいて、上記１対のローラの少なくとも一方は、その両
端部から中央部に向い段階的な勾配をもって次第に小径
となる鼓形状とするとともに、紙を送るとき両端部と中
央部が共に上記紙に接するように両端部と中央部との外
径の差を設定してなるから、しわの発生を防止すること
ができるとともに、紙を均一に挟圧して例えば定着等を
良好に行なうことができる等優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す正面図、第２図は本発明に係る紙
送シ装置の一実施例を示す正面図、第３図は同実施例を
適用した加熱定着装置を示す側断面図である。 ３・・・ローラ、４・・・ローラ、５・・・加熱ローラ
、６・・・加圧ローラ、Ｐ・・・紙（シート）。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦矛１図 、Ｂゎ　苧９．亀−６１ 特許庁長官　　若　杉　和　夫　　殿 １、事件の表示 特願昭５８−７３３８５号 ２、発明の名称 紙送り装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 （３０７）東京芝浦電気株式会社 ４、代理人 ６、補正の対象 明細書 ７、補正の内容 （１）明細書、第７頁第１２行目の 「Δａ）△Ｃ）△ｅ＞△ｈ）△ｊ」を ［Δａ）ΔＣ）Δｅ＞６ｇ〉Δｊ」と訂正する。 （２）明細書、第８頁第５行目の「ゴム原」を「ゴム厚
」と訂正する。　　゛ （３）明細書、第１ｏ頁第１２行目の「ゴム原」を「ゴ
ム厚」と訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１］互いに圧接回転する１対のローラによシ紙を送る
   ようにしたものにおいて、上記１対のローラの少なくと
   も一方は、その両端部から中央部に向い段階的な勾配を
   もって次第に小径となる鼓形状とするとともに、紙を送
   るとき両端部と中央部が共に上記紙に接するように両端
   部と中央部との外径の差を設定してなることを特徴とす
   る紙送シ装置。 （２）１対のローラは加熱ローラと加圧ローラである特
   許請求の範囲第１項記載の紙送り装置。