JPS58167346A

JPS58167346A - 紙送り装置

Info

Publication number: JPS58167346A
Application number: JP57046405A
Authority: JP
Inventors: Nobuaki Maekawa; 前川　宣昭
Original assignee: I D KK; Casio Computer Co Ltd
Current assignee: I D KK; Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1982-03-25
Filing date: 1982-03-25
Publication date: 1983-10-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、用紙を所定方向に搬送する際に用紙のシワ
を伸ばすようにした紙送り装置に胸する。

従来、この種の紙送り装置としては、第１図に示すもの
が知られている０第１図は、電子懐寥機のロール定着装
置にお＆コる定着ロールを示し、その軸方向中央部が両
端部より脹らむように略紡錘状に形成されたコア人の外
周部に、軸方向中央部の径ｄ、よりもその両端部の径ｄ
、が若千大きくなるように、シリコンゴムＢを被覆し、
その後、シリコンゴムＢを＊＊させてボビン状のロール
ヲ構成したものである。このように構成された定着ロー
ルにあっては、軸方向両端部の周速が中央部の周速より
も大となるために、用紙はＵ−ル軸の両端部−へ引伽り
られながら搬送されるので、定着時において、用紙の加
熱収縮によるシワを伸ばすことができるのである。

しかしながら、この穂のものは、ロールの最大径４．と
最小径ｄ１との差が、たとえば、ロール軸長３００〜４
００ａｍのものである場合には、０．０５〜０．４鳳ｍ
の如く極めて小範囲であることが要求される。すなわち
、仮に、最大径ｄ、と最小径（１゜の差が規定の大きさ
より小さすぎると、用紙のシワを伸ばそうという作用が
為れす、また大きすぎると、ロールの軸方向中央部で未
定着部分を生ずる。その結果、加工上困難となり、品質
管理が難かしく、コス）烏となる欠点があった。

この発明は、上述した事情を背景になされたもので、加
工および品質Ｉ＃理が容易で、コストの軽減を図ると共
に、効果的に用紙のシワを伸ばすようにした紙送り装置
を提供することにある。

以下、この発明の実施例を給２図乃至ｔｊｈｓ−を参照
して具体的に説明する。なお、本実施例は、電子複写機
の加熱ロール定着装置に適用した例を示している。この
ロール定着装置は、給２図に示すように、圧接する一対
の紙送りロール１．２を上下に配置し、両ロール１．２
の接触部間を通過する用紙（図示せず）上のトナー像を
加熱および加圧により用紙に定着させるものである。紙
送りロール１は、第３図に示す如く構成されている。

すなわち、ロール軸３には、円筒に形成された金属ロー
ル本体４が固着され、また、ロール本体４の外周部には
、その全域に亘り、薄肉の外被筒５が固着されている。

そして、ロール本体４には、その軸方向中央部を境にし
て図中右側領域全体に、その周面に沿ってネジの向きが
所謂左ネジ状となる螺旋溝６が形成され、また、図中左
側領域全体にその局面に沿ってネジの向きが所謂右ネジ
状となる螺旋溝７が形成されている。すなわち、ロール
本体４の外周面全域には、その軸方向中央部を境にして
右左逆向きの螺旋溝６．７が夫々形成されている。外被
筒５は、たとえば、シリコンゴムの如く耐熱弾性材が被
験或は四弗化エチレン樹脂の如く非粘着性耐熱樹脂がコ
ーチイブされたものである。而して、螺旋溝６．７の深
さは、外被筒５がシリコンゴム被験の場合には、硬度３
０°〜５０°で肉厚２〜５ｍｍ　のシリコンゴムに対し
て約０５〜２ｍ１ｎが最適であり、また、四弗化エチレ
ン樹脂等のコーティングの場合には、コーティングの厚
さ１０〜１００μに対してＱ、１ｍ１ｎ以下が最適であ
る。

他方、紙送りｐ−ル２は、紙送りロール１と略同様に構
成されて成り、ロール軸８、金属ロ−ル本体９、外被ｗ
１１０、螺旋溝１１．ＩＳ！４；ｉ、紙送りロール１の
ロール軸３、金属種−ル本体４、外Ｉ２簡５、螺旋溝６
．７に夫々対応するものであるが、紙送りロール２は紙
送りロールｌに対して逆方向に回転するので、螺旋＃Ｉ
ＸＸは螺ｔｋ溝６に対して逆方向、すなわち、右ネジ状
に形成された螺旋溝であり、また、螺旋５４１２は螺旋
溝７に対して逆方向、すなわち、左ネジ状に形成された
螺旋溝である。なお、両シール１．２は、圧縮バネなど
の適宜の加圧手段により、互いにその外周面が圧接する
ようになっている。

而して、上述の如く構成されたロール定着装置によれば
、一対の紙送りロールｌ。２の回転に伴って両ロール１
．２の接触部間に送り込まれた用紙は、ロール軸３．８
の両端部側へ引張られながら送り出される。すなわち、
金属ロ−ル本体４゜９の外周面全域には、所定向きの螺
旋Ｗ６．７゜１１．１２が形成されているので、用紙に
作用する外被筒５．１０の圧接力は、螺旋溝６．７．１
１．１２の対応部分が弱く、その他の部分が強くなる。

そして、用紙の搬送に従って用紙に作用する圧接力の強
い部分が紙送りロール１．２の軸方向両端部側に相対的
に移行するようになる。このため、用紙には、その搬送
方向に対して直角方面の引張力が加わるので、用紙は紙
送りｐ−ル１゜２の軸方向両端部側へ引張られながら送
り出される。したがって、用紙にシワが生じていた場合
、そのシワを伸ばすように作用するようになる。

また、金属−−ル本体４．９の外周面全域に、螺旋溝６
．７．１１．１２が形成されているため、金属ロール本
体４．９と外被筒５．１０との接着および密着強度が増
大し、耐久性を着しく向上させるこ止ができる。特に、
本実施例のように紙送り田−ル１．２の何れか一方に、
熱源を内蔵して加熱定着するように構成された定着装置
の場合には、加熱によって外被筒５．ｌＯを構成するゴ
ム層や４１１脂層の剥離を防止する手段として有効なも
のとなる。

第４図は、この発明の他の実施例を示し、上記実施例で
示した一方の螺旋溝６．１２を形成しない構成で、その
他は上記実施例と同様である。すなわち、紙送り冒−ル
１’、２’を構成する金属ロール本体４１．ｅｌの軸方
向中央部を境にして図中左右何れか一方の領域全体に、
逆向きの螺旋溝７′、ｌｌ′を形成する構成で、上記実
施例と同様の効果が得られるようにしたものである。

第５図（ａ）乃至（６）は、螺旋溝の葭形例を示し、螺
旋溝の形状は第５図（＆）乃至（０）に示す如く、円形
、三角、方形の何れであってもよく、また、効果的な用
紙シワ伸し作用、１旋溝の上に形成されるゴム層、樹脂
層の接着強度、密ｔ１４゜強度を増大するものであれば
、特にその形状は向わない。

なお、この発明は上記実施例に限らず、この発明を逸脱
しない範囲内において種々変形応用可能であると共に、
加熱ｐ−ル定着装置に限らず、電子？ＩＩｖ機の給紙装
置あるいは排紙装置、または電子ｗＩ寥機以外の紙送り
装置であってもよい。

以上詳細に説明したように、この発明に係る紙送り装置
によれば、一対の紙送りロールの一方あるいは双方の少
なくとも一部に、その局面に沿って螺旋状の溝を形成し
、両門−ル関の用紙に作用する圧接力の強い部分と弱い
部分とを生じせしめ、その強い部分がロールの回転に伴
って両ロール間の用紙を四−ル軸の両端部側へ引張るよ
うに構成したから、用紙のシワを効果的に伸しながら用
紙を所定方向に送り出すことができると共に、螺旋溝の
寸法精度は余り厳密でなくても良いので、加工および品
質管理が容易で、コストの軽減を図り得るという実用上
値れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１Ｆ５！Ｊは、従来に係る紙送り装置を構成するロー
ルの断面図、第２図乃至第５図はこの発明の各種実施例
を示し、第２図はこの発明の一実施例を示す概略構成図
、第３図は同実施例の要部を示す図、第４図はこの発明
の他の実施例を示す概略構成図、第５図（ａ）乃至（ａ
）は螺旋溝の変形例を示す図である。１．２．１’、２’−・・・・・紙送りロール、３．８
・旧・・レール軸、６．７．７’、１１．１１’、１２
・・・・・・螺旋溝。第１図第２図第３図第４図第５図（ω （ｂ）（Ｃ）

Claims

【特許請求の範囲】

一対の紙送りロールの回転に伴って両ロール間の用紙を
所定方向に送り出す斌送り装置において、前記両ロール
の一方或は双方の少なくとも一部にその周面に沿って螺
旋状の溝を形成し、前記両ロールの回転に伴って両ｐ−
ル間の用紙を軸ロールの両端部側へ引張ながら前記所定
方向に送り出すようにしたことを特徴とする紙送り装置
。