JPS6097163A - シ−ト類搬出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、複写用紙等のシート類を、搬出路に沿って配
置した互いに転接する一対の搬出ローラによって排紙ト
レイ等のシート類受部材に搬出するシート類搬出装置に
関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

この種搬出装置は、たとえば、複写機等の画像形成装置
などに用いられ、シート類に所定の画像形成処理を施し
た後に、シート類を定層器の加熱定着ローラに通してシ
ート類上の未定着画像を定着させて、所定の画像形ｔｙ
、＝終了したシート類を一対の搬出ローラによって排紙
トレイなどの画像形成装置の側部に取付けられたシート
類受部材上に搬出して収納するように構成されている。

カカる構成において、一対の加熱定着ローラは、たとえ
ば上側ローラがテフロン（商品名〕で、又、下側ローラ
がシリコンゴムで形成され。

定着処理のために、両ローラ間の転接部のニップ力は相
当に大きく、かつ、２００℃前後の高温に保持されてい
る。従って、当該定着ローラを通過したシート類にはニ
ップ力と熱の作用で必然的に、表面に波うちゃカール等
の変形を生じる。このため、搬出ローラより搬出された
シート類はシート類受部材に整然と納まり難く、又、変
形が残って薔類整理に支障をきた丁などの問題があった
。

又、特に、一度、複写したシート類を再度裏面に複写を
施す、いわゆる両面複写を行なおうとする場合には、シ
ート類の変形が災いして画像形成時に、いわゆる転写抜
けを生じさせたり、搬送途中でジャムを引起こしたり、
最終的に出来上った複写の品質が悪く、シート類目体に
もシワや変形が生じる等、種々の不具合があった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる従来の諸事情にかんがみなされたもの
で、その目的とするところは、カール等の変形を有する
シート類をシート類受部材に向って正確に案内するとと
もにこの間にカール等の変形を矯正することのできる構
造の簡単なシート類搬出装置を提供するにある。

〔発明の概要〕

上記目的達成のために、本発明においては、互いに転接
する一対の搬出ローラの転接部の搬出側に近接して矯正
部材を設け、当該矯正部材に搬出ローラより送り出され
たシート類を接触させてシート類の搬出角Ｃ＝変更し、
これに合わせてシート類の付するカール等の変形を矯正
するようにしたものである。

そして、かかる矯正部材は、たとえば板材やワイヤ、あ
るいは一方の搬出ローラに転接するローラにより構成す
るようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。実
施例は本発明のシート類搬出装置を複写機に具体化した
態様を示すものである。

第１図において、ｌは現像剤の像を局面に有する像担持
体をなすドラム状感光体、２は搬送路３に沿って矢印で
示すように感光体ｌに向かう普通紙などの本発明のシー
ト類をなす複写用紙Ｐ上に現像剤像を転写する転写チャ
ージャ、４は転写後の用紙Ｐを感光体ｌより剥離する剥
離チャージャ、５は、その後搬送路３に沿って送り込ま
れた用紙Ｐを一対の定着ローラ６．１によって定着処理
する軍着器、８．９は定着器５の後方において、定着ロ
ーラ６．２より搬出された用紙Ｐを受入れるように搬出
路１０に凸って配置された一対の搬出ローラ、ＪＪは搬
出ローラの搬入側（右側）に配置された剥離爪、１２は
搬出ローラ８．９の搬出側（左側）において、ローラ８
．９よりも下方におかれ複写機本体１３の側部に着脱目
在に取付けられるシート類受は部材をなす排紙トレイで
ある。

上側の定着ローラ６は熱源１４をＶ３蔵するとともに局
面がテフロン（商品名）などで形成された剛体ローラで
あり、他方、下側の定着ローラ２は周面がシリコンゴム
などで形成された弾性体ローラで、上側のローラ６と転
接部で圧接して矢印で示す方向に共働回転し、この間を
通過する用紙Ｐに熱と圧力を加えて用紙上の未定着の現
像剤像を定着させる。

かかる定着処理を施されて搬出路１０に送り出された用
紙Ｐは、熱と圧力の作用により、表面にしわやカール等
の変形を生じがちであり、後方の搬出ローラ８．９には
、第２図に破線で示すように変形状態のまま送り込まれ
る。

第２図において、本発明のシート類搬出装置では、一対
の搬出ローラ８．９の転接部１５の搬出側１６に近接し
て矯正部材ｌＦを設け、転接部１５より搬出される用紙
を矯正部材Ｉｆ／に接触させるように位置づけである。

当該矯正部材１２は板材で構成され、当該部材１２がな
い場合の用紙の搬出方向１０’に対して下方に向けて傾
斜した状態におかれている。従って、用紙は実線のＰ′
で示すように矯正部材１２と接触して、ここで搬出方向
が矢印１８で示すように強制的に斜め下方に変更され、
この矯正部材Ｉ２によって下方にある排紙トレイ１２に
向うように案内される。そして、この矯正部材１２によ
る方向変更とともに用紙の葡するカール等の変形が矯正
される。

特に、用紙Ｐは前工程の定着処理の際の熱が残っていて
未だ柔軟な状態にあるため、搬出ロー２８，９を出た直
後の用紙を矯正部材１２により効果的に矯正することが
できる。

そして、実際上、矯正部材１２は搬出側１６において転
接部Ｉ５に極力近接するよう配置すれば、より効果の高
い矯正動作をなすことが見出された。

かかる矯正部材１２は板材の他にワイヤを折曲して構成
してもよい。

第３図の変形例で示すように、矯正部材１　ｙｌを平板
状の第２図の構成以外に若干わん曲させる構成としても
よく、これにより、用紙を斜め下方の方向１８に、より
積極的に案内できる。

又、第４図に示す変形例のように、矯正部材ｌ１２″を
ローラで構成し、転接部１５の搬出側１６に近接した位
置において下方の搬出ローラ８に転接部Ｊ　５’で転接
させるように構成することもできる。かかるローラより
なる矯正部材１１２″は上方の搬出ローラ８と対をなす
態様をなす。この構成でも、用紙は実線のＰ′で示すよ
うに搬出側１６で、すぐに矯正部材のローラｌ１２″に
案内されて転接部１５’に入り、矢印１８で示す斜め下
方に搬出される。

以上、実施例ならびに変形例につき説明したが、これら
矯正部材Ｉ　Ｐ、Ｊ　２’ｌ　Ｆ”は図示しない装置フ
レームに取付けられる。

又、実施例では、本発明のシート類搬出装置を複写機に
適用し、定着器の後部に配置した構成を示したが、これ
以外にも、カール等の変形會庄するシート類を搬出する
画像形成装置などに広く適用し得るものであり、本発明
は図示の実施例ならびに変形例に限定されないことはい
うまでもない。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、搬出ローラの転接部の
搬出側に矯正部材を近接して配置し、搬出ローラより送
り出されたシート類を接触させて搬出方向を変更するよ
うにしたので、シート類上のカール等の変形が矯正され
シート類受は部材に向ってシート類を確実に搬出できる
。

従って、シート類受は部材へシート類が整然と収納され
るとともに、菱形等も解消されているので書類整理に支
障をきたさず、又、当該シート類に、いわゆる両面コピ
ー等の再処理を施す場合でも、搬送中にジャムを生じさ
せたり、等の問題を解消し、構造も簡単で製作も容易で
ある等、その作用効果はされめて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシート類搬出装置を複写機に適用した
実施例の要部縦断面図、第２図は第１図に示すシート類
搬出装置を取出して示す拡大図、第３図及び第４図は第
２図と同様の態様で示すシート類搬出装置の変形例図で
ある。 ８．９・・・搬出ローラ、１０・・・搬出路、１１゜Ｊ
Ｐ’＃Ｊｉ？”・・・矯正部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）シーＦ類搬出路に沿って配置され互いに転接する
   一対の搬出ローラと、当該ローラより送り出されたシー
   ト類を受けるように当該ローラの搬出側に配置されたシ
   ート類受部材と、前記搬出ローラの転接部の搬出側に近
   接して設けられた矯正部材とを具備し、前記矯正部材に
   搬出ローラより送り出されたシート類を接触させて当該
   シー）類の搬出ローラからの搬出角度を変更するととも
   にシー）類の有するカール等の変形を矯正するようにし
   たことを特徴とするシート類搬出装置。 （２）　前記矯正部材は板材により構成されてなる特許
   請求の範囲第１項記戦のシート類搬出装置。 （■　前記矯正部材はワイヤにより構成されてなる特許
   請求の範囲第１項記載のシート類搬出装置０ （４）　前記矯正部材は搬出ローラの一方と転接するロ
   ーラにより構成されてなる特許請求の範囲第１項記戦の
   シート類搬出装置。