JPS5919754Y2 - 塩化ビニルレザ− - Google Patents

塩化ビニルレザ−

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Publication number
JPS5919754Y2
JPS5919754Y2 JP1645081U JP1645081U JPS5919754Y2 JP S5919754 Y2 JPS5919754 Y2 JP S5919754Y2 JP 1645081 U JP1645081 U JP 1645081U JP 1645081 U JP1645081 U JP 1645081U JP S5919754 Y2 JPS5919754 Y2 JP S5919754Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
sheet
adhesive
leather
fabric
Prior art date
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Expired
Application number
JP1645081U
Other languages
English (en)
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JPS57129796U (ja
Inventor
久 武田
Original Assignee
ロンシール工業株式会社
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は風合いの極めてすぐれた塩化ビニルレザーに関
するものである。
従来、塩化ビニルレザーは、表面層の軟質塩化ビニルシ
ートと裏打布との接着に、液状の接着剤を用いて来た。
例えばこの種の液状接着剤として塩化ビニル樹脂のプラ
スチゾルやオルガソゾル、酢酸ビニル樹脂やアクリル樹
脂のエマルジョン系接着剤が用いられているが、これら
液状接着剤を60〜80メツシユの網目ロールを用いて
グラビヤ印刷方式又はベタづけで裏打布面に塗布する。
しかし乍らこの場合、液状接着剤は裏打布の内部まで浸
透し、含浸過剰の固型分が裏打布表面に残留し、この残
留接着剤成分と塩化ビニルシートとが接着するという機
構で接着が行われるので、裏打布の持っている柔軟性や
風合いが著しく減殺され、所謂ゴワつき感が生じるとい
う欠点があった。
また裏打布と塩化ビニルシートとの接着強度を増すため
にエンボス工程で必要以上の押圧力を加えると、塩化ビ
ニルシートが裏打布巾にめり込んでこのゴワつき感は更
に増大し風合いの極めて悪いレザーしか得られなp・つ
た。
また最近、塩化ビニルレザーの機能アップのひとつとし
てカレンダー法による連通発泡レザーの開発が行われて
いるが、この連通発泡シートは表面強度が弱く、したが
って、表面にニードルパンチングシート、ホットパーホ
レートシート、あるいは孔明きシートなどを積層するこ
とが提案されているが、この場合、液状接着剤を用いる
と、折角の連通気孔に接着剤が浸入し気孔を閉塞してし
まう結果となるし、更に、孔明きシートの気孔をも閉塞
し、すぐれた連通性が得られないなどの不具合いが生じ
る。
本考案はかかる現状に鑑みてなされたもので、その実施
例を図面について説明すると、軟質塩化ビニルシート1
と、織布や編布などの基布、不織布、紙、あるいは孔明
きシート等の多孔性材料3とを、粉末状のホットメルト
系接着剤2で接着したものであり、第1図に記載した例
は編織布との接着例であり、第2図はニードルパンチン
グ、ホットパーホレーション、あるいはパンチングによ
る細孔3′を有する孔明きシート3″との接着例である
粉末状のホットメルト系接着剤2は、例えば東亜合成化
学工業(株)のPES−110P、−120P、140
P、−170Pなどのポリエステル樹脂系のものであ
って、平均粒径が100ミクロン前後のものが適してい
る。
粉末状ホットメルト型接着剤2を軟質塩化ビニルシート
1に塗布する方法として、静電塗布法と水性ディスバー
ジマン法とがあるが、いずれの方法の場合も塗布厚はモ
ルアー即ち粉末粒子がシート1面に単層状になる様に塗
布する。
塩化ビニル樹脂シート1が連通気泡体シートの場合は、
接着剤粉末の粒径は厳密に選択されなければならない。
あまり細かい粉末の場合は、連通気孔中に粉末粒子が入
りこみ連通気孔を閉塞してしまうし、接着効果をも低下
させる。
したがって連通気孔よりも大きい粒径の粉末を用いるべ
きで、約200ミクロンのものが最適である。
この様にして粉末状接着剤2を塩化ビニルシート1上に
散布又は塗布した後、その上面に織布や編布などの基布
や孔明きシート等の多孔性材料3を載置し、全体を15
0−170’ Cの加熱炉に1分間穴れて直ちに押圧ロ
ールで押えると、多孔性材料3と塩化ビニルシート1と
は粉末粒子で非連続的にほぼ完全に接着する。
粉末状接着剤2の塗布量は30〜40g/m2で良く、
この場合、平織布3との接着強度は3〜3.8kg/3
cm幅で、自動車用レザーの規格値2.4kg/3cm
幅を充分満足している。
また連通気泡体シー)・とホットパーホレーションシー
1〜3″との接着の場合、上記の塗布量で、気泡層の層
間破壊が生じる程、強固な接着が得られ、通気性、通水
性は何ら阻害されなかった。
本考案による塩化ビニルレザーは塩化ビニルシートと多
孔性材料とが粉末粒子でもって非連続的に接着されてい
るので、多孔性材料の柔軟性や風合いをいささかも損わ
ず、また、塩化ビニルシートが連通気泡体の場合はその
通気性、通水性を減殺することなしに多孔性材料との積
層が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案塩化ビニルレザーの実施例を示すもので、
第1図に縦断正面図、第2図は他の実施例の縦断正面図
、第3図に接着前の縦断正面図であり、図中、1は塩化
ビニルシート、2はホットメルト系接着剤、3,3′は
多孔性材料である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 軟質塩化ビニルシートと、基布、不織布、紙
    、あるいは孔明きシート等の多孔性材料とを、粉末状の
    ホットメルト系接着剤で粉末粒子を単層状として非連続
    的に接着したことを特徴とする塩化ビニルレザー。
  2. (2)軟質塩化ビニルシート1が連通気泡体シートであ
    る前記第一項記載の塩化ビニルレザー
JP1645081U 1981-02-07 1981-02-07 塩化ビニルレザ− Expired JPS5919754Y2 (ja)

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IT1397727B1 (it) * 2010-01-13 2013-01-24 G & G S R L Societa Unipersonale Procedimento di finitura con carta.

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JPS57129796U (ja) 1982-08-12

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