JPH0941296A - 凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法 - Google Patents

凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0941296A
JPH0941296A JP15348696A JP15348696A JPH0941296A JP H0941296 A JPH0941296 A JP H0941296A JP 15348696 A JP15348696 A JP 15348696A JP 15348696 A JP15348696 A JP 15348696A JP H0941296 A JPH0941296 A JP H0941296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
adhesive
decorative sheet
decorative
foamed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15348696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3739487B2 (ja
Inventor
Toshio Nakamoto
俊夫 中本
Kazue Ueda
和重 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP15348696A priority Critical patent/JP3739487B2/ja
Publication of JPH0941296A publication Critical patent/JPH0941296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3739487B2 publication Critical patent/JP3739487B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性に優れ、押圧等によって潰れにくい段
差の大きな凹凸模様を形成することが可能であり、さら
には風合いに優れる装飾シート材およびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 凹凸模様が形成された表面シート材の裏
面に、発泡せしめられた接着剤を介して裏打ちシートを
積層した装飾シート材であって、表面シート材に形成さ
れた凹凸部と裏打ちシート材との間隙部の少なくとも3
0%が、前記発泡せしめられた接着剤により充填されて
なる凹凸模様を有する装飾シート材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁装材などに使用
される凹凸模様のある装飾シート材、およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅の内装材、特に壁装材と
して、紙などの基材に合成樹脂による装飾層を形成した
装飾シート材が使用されている。特に、我が国において
は、壁装材として使用されている装飾シートは、基材と
して紙を用い、その基材の表面に塩化ビニル系樹脂から
なる発泡あるいは非発泡の装飾層を形成したいわゆる
「ビニール壁紙」と呼ばれる装飾シート材がほとんどで
ある。
【0003】一方、近年環境問題等の見地から、塩化ビ
ニル系樹脂を使用しない装飾シート材が注目されてい
る。特に欧米においては、上記の壁装材として使用され
る装飾シート材として、約半数が塩化ビニル系樹脂等の
合成樹脂からなる装飾層を持たない、いわゆる「紙壁
紙」と呼ばれる装飾シート材が使用されている。この紙
壁紙と呼ばれる装飾シート材は、紙面に直接印刷を施
し、立体感を付与するために、必要に応じて、紙にエン
ボス加工を施して凹凸模様を付与したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のエン
ボス加工を施し、凹凸を付与した紙からなる装飾シート
材は、裏面側、即ち施工時にデンプン糊などの接着剤を
塗布する側の面にまで凹凸が形成されるために、接着剤
を均一に塗布することができないという問題があるばか
りでなく、施工後の壁面との接着が、裏面側からみて凸
部となっている箇所のみによる点接着とならざるを得
ず、従って、装飾シート材と壁面との接着性に劣るとい
った問題もあった。さらに、施工時に使用する接着剤に
含有される水分が装飾シート材自体にしみ込むため、付
与した凹凸が消失してしまうといった問題もあった。
【0005】上記の課題を解決するために、凹凸模様を
付与した紙の裏面側に、凹凸模様を付与していない表面
が平坦な裏打紙を、接着剤を介してラミネートし、壁面
への施工性を改良しようとする試みもなされている。こ
のような装飾シート材では、接着剤を均一に塗布するこ
とができないといった問題や、装飾シート材と壁面との
接着性の問題は解決することができるものの、裏打紙と
凹凸模様を付与した紙の凸部との間に空隙が形成され
て、装飾シート材を表面から押圧した際に、形成した凹
凸が潰れてしまうという問題があった。そのため、この
ような装飾シート材には、潰れやすい段差の大きな凹凸
模様を形成することができず、立体感に劣るものであっ
た。また、裏打紙と凹凸模様を付与した紙との接着が、
上記した裏打紙をラミネートしていない装飾シート材と
壁面との接着の場合と同様に、点接着とならざるを得な
いため、裏打紙と凹凸模様を付与した紙との接着性に劣
るといった問題があった。さらには、裏打紙と凹凸模様
を付与した紙との間には、接着剤による薄膜が存在して
いるのみであることから、壁面施工時に使用するデンプ
ン糊などが含有する水分が凹凸模様を付与した紙に浸透
するのを防止するのに充分でなく、裏打紙をラミネート
しない装飾シート材の場合と同様、凹凸模様を付与した
紙の凹凸が消失してしまうという問題があった。
【0006】一方、上記の課題を解決するためには、裏
打紙と凹凸模様を付与した紙との間に塗布する接着剤の
目付け量を多くし、塗布した接着剤が固化する前に裏打
紙と凹凸模様を付与した紙とを重ね合わせ、両者の接着
部の面積を広げるともに、凹凸模様を付与した紙の凸部
と裏打紙との間に形成された空隙部を前記接着剤によっ
て埋めるということも考えられるが、この場合、接着剤
として柔軟な樹脂からなるものを使用したとしても、装
飾シート自体の風合いが硬くなってしまい、壁装材等の
装飾シート材として不適なものしか得られない。
【0007】本発明は、上記した多くの課題を解決する
ためになされたものであって、施工性に優れ、押圧等に
よって潰れにくい段差の大きな凹凸模様を形成すること
が可能であり、さらには風合いに優れる装飾シート材お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の凹凸模様を有する装飾シート材
は、模様状に形成された凹凸を有する表面シート材の裏
面に発泡せしめられた接着剤を介して裏打シート材を積
層した装飾シート材であって、表面シート材に形成され
た凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なくとも30%
が発泡せしめられた接着剤により充填されてなることを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の凹
凸模様を有する装飾シート材について説明する。図1
は、本発明の凹凸模様を有する装飾シート材の一実施例
を示す部分拡大断面図である。
【0010】本発明に使用される表面シート材2として
は、従来の紙壁紙として使用されている紙、合成樹脂シ
ート、これらの積層体等、エンボス加工等の手段により
凹凸を形成することができるシート材が使用できるが、
装飾シート材1の廃棄処理等のし易さ等から見て、好ま
しくは紙である。また、表面シート材2は、必要に応じ
て従来の紙壁紙等と同様、各種印刷手段によって、模様
などが印刷された後、立体感を持たせるために、エンボ
スロール等の手段によって凹凸が付与される。
【0011】裏面シート材3としては、紙、合成樹脂シ
ート、不織布など表面平滑なシート材であればいずれの
ものであっても使用できるが、装飾シート材1の廃棄処
理等のし易さ等から見て、好ましくは紙である。また、
裏面シート材3としては、装飾シート材1の貼り換え作
業性を向上させる目的で、いわゆるピールアップ性が付
与されたものであるのが好ましい。
【0012】また、裏面シート材3として、一般にクレ
ープ紙と呼ばれる微細な縮み皺を付した紙を使用するこ
ともできる。このクレープ紙を裏打シート材3として用
いると、風合いの柔らかな装飾シート材1が得られると
ともに、デンプン糊などを塗布した後に発生する収縮が
微細な縮み皺によって吸収されるので、装飾シート材1
を壁面等に施工した後の目開きが抑止される。
【0013】表面シート材2と裏面シート材3とを積層
するために使用される接着剤4の主体となる合成樹脂と
しては、従来より接着剤として使用されている合成樹脂
であればいずれのものであっても使用できるが、得られ
る装飾シート材1にしなやかな風合いを付与するために
は、柔軟性のある合成樹脂を用いるのが好ましい。具体
的には、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニ
ル−エチレン共重合樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル
系樹脂などである。上記した合成樹脂は、必要に応じて
添加される各種添加剤とともに水あるいは各種溶剤に分
散あるいは溶解され、接着剤4とされる。
【0014】上記の接着剤4を発泡させるためにマイク
ロカプセル5を用いる場合にあっては、上記接着剤4
に、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性
高分子材料の被膜あるいは殻に内包させた粒径が10〜
30μm程度のマイクロカプセル5を適当量、具体的に
は接着剤4の主体となる合成樹脂100重量部に対して
3〜40重量部、更に好ましくは5〜20重量部程度添
加する。上記のマイクロカプセル5の被膜あるいは殻を
形成する熱可塑性高分子材料としては、メタクリル酸メ
チル、アクリロニトリル等のアクリル系樹脂、塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリブタジエン、ウレタン系樹
脂、スチレン系樹脂などから選ばれる熱可塑性高分子材
料、あるいはこれらを混合した熱可塑性高分子材料など
が挙げられ、また、熱によって膨張する特性を有する芯
物質としては、ブタンやイソブタン等の炭化水素系化合
物、その他の有機溶剤や重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸アンモニウム、アジド化合物、ヒドラジド化
合物等の炭酸ガス、窒素ガス等の分解ガスを発生する有
機物質、無機物質が挙げられる。
【0015】また、上記の接着剤4を発泡させるために
熱分解型発泡剤を用いる場合にあっては、上記接着剤4
に、アゾジカーボンアミド、オキシビスベンゼンスルフ
ォンヒドラジドなどの公知の熱分解型発泡剤を適当量、
具体的には、接着剤4の主体となる合成樹脂100重量
部に対して0.5〜20重量部、更に好ましくは3〜8
重量部程度添加する。またこのとき、上記した熱によっ
て膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の
被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5を併用
することもできる。
【0016】更にまた、上記の接着剤4は、熱によって
膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被
膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5や熱分解
型発泡剤を添加せずに、機械的攪拌手段などにより接着
剤4中にエアーを含有させるメカニカル発泡手段によっ
て発泡せしめられていてもよい。
【0017】本発明の装飾シート材1においては、表面
シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3とがな
す間隙部に発泡せしめられた接着剤4が充填されてな
る。このとき、発泡せしめられた接着剤4は、表面シー
ト材2に形成された凹凸部と裏面シート材3とがなす間
隙部に完全に充填されているのが最も望ましいが、表面
シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材3との間
隙部の少なくとも30%、好ましくは50%以上に発泡
せしめられた接着剤4が充填されていればよい。
【0018】次に、図面に基づいて本発明の装飾シート
材の製造方法について説明する。
【0019】まず、本発明の装飾シート材1の製造方法
の第一方法としては、図2に示す、熱によって膨張する
特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるい
は殻に内包させたマイクロカプセル5または/および熱
分解型発泡剤を、ドクターナイフコーター、ロールコー
ター、エアーナイフコーター、グラビアプリント、ロー
タリースクリーンプリント等の公知の手段にて裏面シー
ト材3表面に塗布し、該接着剤4の固化前に模様状に形
成された凹凸を有する表面シート材2を圧着せしめた後
加熱して、接着剤4を発泡せしめる方法が挙げられる。
この方法においては、接着剤4が未固化状態のうちに表
面シート材2を圧着することにより、表面シート材2と
裏面シート材3の接触箇所における接着剤4の付着量
を、表面シート材2と裏面シート材3が接触しない箇所
に比較して少なくすることができるため、表面シート材
2と裏面シート材3が接触しない箇所での接着剤4の発
泡による体積増加の度合いは大きく、表面シート材2と
裏面シート材3の接触箇所での接着剤4の発泡による体
積増加の度合いが小さくなり、従って、予め表面シート
材2に付与した凹凸と裏面シート材3との間隙部形状に
沿って体積が膨張し、表面シート材2に付与した凹凸と
裏面シート材3の間隙部が発泡した接着剤4によって充
填される。
【0020】上記の接着剤4を発泡させるときの条件
は、発泡せしめる手段、接着剤4の組成などに応じて適
宜選定される。例えば、接着剤4の発泡を、熱によって
膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被
膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5によって
行う場合では、100〜190℃の温度で30〜90秒
程度、接着剤4の発泡を、熱分解型発泡剤により発泡を
行う場合には、160〜220℃で30〜90秒程度と
するのが一般的である。
【0021】裏面シート材3表面に塗布し、該接着剤4
の固化前に模様状に形成された凹凸を有する表面シート
材2を圧着せしめた後加熱して、接着剤4を発泡せしめ
る方法において、接着剤4を発泡せしめる手段として特
に好ましくは、熱によって膨張する特性を有する芯物質
を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマ
イクロカプセル5による発泡手段である。マイクロカプ
セル5を用いると、図3に示すように、接着剤4が未固
化状態のうちに表面シート材2を圧着する際に、表面シ
ート材2と裏面シート材3の接触箇所における接着剤4
の付着量を、表面シート材2と裏面シート材3が接触し
ない箇所に比較して少なくすることができるのは勿論の
こと、接着剤4発泡の要因となるマイクロカプセル5が
表面シート材2と裏面シート材3が接触しない箇所に移
動するため、表面シート材2と裏面シート材3の接触箇
所では接着剤4の発泡が殆ど起こらず、従って、発泡し
た接着剤4の形状が表面シート材2に付与した凹凸と裏
面シート材3との間隙部形状により近いものとなる。
【0022】本発明の装飾シート材1の製造方法の第二
方法としては、図4に示す、予めメカニカル発泡させた
接着剤4を裏面シート材3表面に塗布し、該接着剤4が
固化する前に表面シート材2を圧着させた後、接着剤4
を乾燥、固化せしめる手段が挙げられる。このとき裏面
シート材3に塗布するメカニカル発泡せしめられた接着
剤4の塗布厚は、表面シート材2に形成された凹凸部と
裏面シート材3との間隙部の少なくとも30%がメカニ
カル発泡せしめられた接着剤4により充填されるように
選定される必要があるのは言うまでもない。
【0023】上記のメカニカル発泡させた接着剤4の乾
燥、固化する条件としては、接着剤4の組成等により適
宜選定されるが、一般的には100〜190℃で30〜
180秒程度である。
【0024】本発明の装飾シート材1の製造方法の第三
方法としては、図5に示す、表面シート材2裏面に、熱
によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性高分子
材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプセル5
または/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤4を塗
布し、該接着剤4の固化前に裏面シート材3を重ね合わ
せた後加熱して、接着剤4を発泡せしめるとともに、表
面シート材2と裏面シート材3とを接着せしめる方法が
挙げられる。表面シート材2裏面に塗布する接着剤4
は、少なくとも表面シート材2の裏面側からみて凹部と
なる箇所に塗布されていれば充分であるが、この場合、
後に発泡せしめたときに裏面シート材3表面まで接着剤
4が到達するに充分な量が塗布されていることが必要で
ある。
【0025】本発明の装飾シート材1の製造方法の第三
方法では、図示しないが、裏面シート材3表面にも予め
接着剤4を塗布しておくこともできる。裏面シート材3
表面にも接着剤4を塗布しておくことによって、表面シ
ート材2と裏面シート材3との接着が、より強固なもの
となり、特に表面シート材2の裏面側からみて凹部とな
る箇所のみに接着剤4が塗布された場合に、重ね合わせ
た裏面シート材3がずれてしまうのが防止され、作業性
が向上する。
【0026】また、このとき裏面シート材3表面に塗布
する接着剤4としては、表面シート材2裏面に塗布した
ものと同様の、熱によって膨張する特性を有する芯物質
を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマ
イクロカプセル5または/および熱分解型発泡剤を含有
する接着剤4であってもよい。裏面シート材3表面に塗
布する接着剤4を、熱によって膨張する特性を有する芯
物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させ
たマイクロカプセル5または/および熱分解型発泡剤を
含有する接着剤4とすることによって、後に接着剤4を
発泡せしめる際に、表面シート材2と裏面シート材3と
の間隙部の表面シート材2側と裏面シート材3側の両側
から発泡した接着剤4の充填がなされるため、充填がよ
り確実に行われるとともに、充填が不充分であったとし
ても、未充填部中の空気がその周辺にある接着剤4によ
る層によって閉じ込められ、いわゆるエアークッション
と同様の作用を示し、装飾シート材1に形成された凹凸
の潰れ防止に寄与するものとなる。
【0027】本発明の装飾シート材1の製造方法の第四
方法としては、図6に示す、表面シート材2裏面に、メ
カニカル発泡せしめた接着剤4を塗布し、該接着剤4の
固化前に裏面シート材3を重ね合わせた後加熱して、接
着剤4を乾燥、固化させる方法が挙げられる。この手段
においては、メカニカル発泡せしめられた接着剤4が裏
面シート材3表面まで到達するに充分な量、即ち、少な
くとも表面シート材2の裏面側からみて凹部となる箇所
に、略完全に充填されている必要があるため、結果とし
て、表面シート材2に形成された凹凸部と裏面シート材
3とがなす間隙部に完全に充填されている装飾シート材
1が得られる。また、この場合においても、第三方法と
同様、裏面シート材3表面にも予め接着剤4を塗布して
おくこともできる。
【0028】
【実施例】以下に具体的な実施例を挙げ、本発明をより
詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定さ
れるものではない。
【0029】〔実施例1〕坪量50g/m2 の紙からな
る裏打シート材の表面に、表1に示す配合からなる接着
剤を80メッシュのグラビアロールを用いて、目付量が
50g/m2 となるように塗布し、次いで接着剤4が未
固化状態のうちに、予め表面に模様を印刷し、エンボス
ロールにて凹凸を付与した表面シート材を圧着した後、
150℃で60秒間加熱して接着剤を発泡せしめるとと
もに、該接着剤を乾燥固化させ、表面に凹凸模様のある
装飾シート材を得た。
【0030】
【表1】 酢酸ビニルエマルジョン(固形分40%) 100重量部 マイクロカプセル *1 10重量部 水 5重量部 *1 マイクロスフェアー F−50;松本油脂製薬社製
【0031】得られた装飾シート材は、表面シート材の
凹凸と裏面シート材の間隙部の約70%が、発泡した接
着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成
された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れ
ず、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着さ
れていた。
【0032】〔実施例2〕接着剤の目付量を25g/m
2 とする以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を
得た。得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と
裏面シート材の間隙部の約40%が、発泡した接着剤に
より充填されており、装飾シート材の表面に形成された
凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は容易に潰れる
ことはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固
に接着されていた。
【0033】〔実施例3〕接着剤を表2に示す配合から
なる接着剤に代えるとともに、発泡条件を210℃で6
0秒間に変える以外は、実施例1と同様にして装飾シー
ト材を得た。得られた装飾シート材は、表面シート材の
凹凸と裏面シート材の間隙部の約45%が、発泡した接
着剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成
された凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は容易に
潰れることはなく、しかも表面シート材と裏面シート材
は強固に接着されていた。
【0034】
【表2】 ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 70重量部 アゾジカーボンアミド 5重量部 Ba−Zn系安定剤 3重量部 炭酸カルシウム(充填剤) 50重量部 酸化チタン(顔料) 10重量部
【0035】〔実施例4〕裏面シート材表面に塗布する
接着剤を表3に示す配合からなり、約3倍にメカニカル
発泡せしめられた接着剤に代え、目付量を75g/m2
とする以外は、実施例1と同様にして装飾シート材を得
た。得られた装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏
面シート材の間隙部は略完全に、発泡した接着剤により
充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸
の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れることはな
く、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に接着さ
れていた。
【0036】
【表3】 アクリルエマルジョン 90重量部 整泡剤 10重量部 増粘剤 1重量部 25%アンモニア水 0.5重量部 架橋剤 2重量部
【0037】〔実施例5〕接着剤を塗布する箇所を表面
シート材の裏面とし、目付量を70g/m2 とする以外
は、実施例1と同様にして装飾シート材を得た。得られ
た装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材
の間隙部の約95%が、発泡した接着剤により充填され
ており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を
人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも
表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0038】〔実施例6〕接着剤を塗布する箇所を表面
シート材の裏面とし、目付量を70g/m2 とする以外
は、実施例3と同様にして装飾シート材を得た。得られ
た装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材
の間隙部の約90%が、発泡した接着剤により充填され
ており、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を
人差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも
表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0039】〔実施例7〕接着剤を塗布する箇所を表面
シート材の裏面とし、目付量を70g/m2 とする以外
は、実施例4と同様にして装飾シート材を得た。得られ
た装飾シート材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材
の間隙部が略完全に、発泡した接着剤により充填されて
おり、装飾シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人
差指で押圧しても、凸部は潰れることはなく、しかも表
面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0040】〔実施例8〕裏面シート材に、表4に示す
配合からなる接着剤を、目付量を25g/m2 となるよ
うに塗布する以外は、実施例5と同様にして装飾シート
材を得た。得られた装飾シート材は、表面シート材の凹
凸と裏面シート材の間隙部の約95%が、発泡した接着
剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成さ
れた凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れるこ
とはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に
接着されていた。
【0041】
【表4】 ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 70重量部 Ba−Zn系安定剤 3重量部 炭酸カルシウム(充填剤) 50重量部 酸化チタン(顔料) 10重量部
【0042】〔実施例9〕裏面シート材に、表4に示す
配合からなる接着剤を、目付量を25g/m2 となるよ
うに塗布する以外は、実施例6と同様にして装飾シート
材を得た。得られた装飾シート材は、表面シート材の凹
凸と裏面シート材の間隙部の約90%が、発泡した接着
剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成さ
れた凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れるこ
とはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に
接着されていた。
【0043】〔実施例10〕裏面シート材に、表4に示
す配合からなる接着剤を、目付量を25g/m2 となる
ように塗布する以外は、実施例7と同様にして装飾シー
ト材を得た。得られた装飾シート材は、表面シート材の
凹凸と裏面シート材の間隙部が略完全に、発泡した接着
剤により充填されており、装飾シート材の表面に形成さ
れた凹凸の凸部を人差指で押圧しても、凸部は潰れるこ
とはなく、しかも表面シート材と裏面シート材は強固に
接着されていた。
【0044】〔実施例11〕表面シート材に塗布する接
着剤の目付量を35g/m2 とし、裏面シート材に塗布
する接着剤を表1に示すものに代える以外は、実施例8
と同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート
材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約
85%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾
シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧
しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材
と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0045】〔実施例12〕表面シート材に塗布する接
着剤の目付量を35g/m2 とし、裏面シート材に塗布
する接着剤を表2に示すものに代える以外は、実施例9
と同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート
材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約
75%が、発泡した接着剤により充填されており、装飾
シート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧
しても、凸部は潰れることはなく、しかも表面シート材
と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0046】〔実施例13〕裏面シート材として、坪量
50g/m2 のクレープ紙を使用する以外は、実施例1
と同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート
材は風合いが柔らかく、また、表面シート材の凹凸と裏
面シート材の間隙部の約70%が、発泡した接着剤によ
り充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹
凸の凸部を人指し指で押圧しても、凸部は潰れず、しか
も表面シート材と裏面シート材は強固に接着されてい
た。
【0047】〔実施例14〕裏面シート材として、坪量
50g/m2 のクレープ紙を使用する以外は、実施例3
と同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート
材は風合いが柔らかく、また、表面シート材の凹凸と裏
面シート材の間隙部の約45%が、発泡した接着剤によ
り充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹
凸の凸部を人指し指で押圧しても、凸部は潰れず、しか
も表面シート材と裏面シート材は強固に接着されてい
た。
【0048】〔実施例15〕裏面シート材として、坪量
50g/m2 のクレープ紙を使用する以外は、実施例4
と同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート
材は風合いが柔らかく、また、表面シート材の凹凸と裏
面シート材の間隙部は略完全に、発泡した接着剤により
充填されており、装飾シート材の表面に形成された凹凸
の凸部を人指し指で押圧しても、凸部は潰れず、しかも
表面シート材と裏面シート材は強固に接着されていた。
【0049】〔比較例1〕裏面シート材に塗布する接着
剤を、表4に示すものに代える以外は、実施例1と同様
にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート材は、
表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約25%
が発泡していない接着剤にて充填されており、装飾シー
ト材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧した
ところ、容易に潰れるとともに、表面シート材と裏面シ
ート材の接着性に劣るものであった。
【0050】〔比較例2〕裏面シート材に塗布する接着
剤の目付量を10g/m2 に代える以外は、実施例1と
同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート材
は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約2
5%が発泡した接着剤にて充填されており、装飾シート
材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧したと
ころ、容易に潰れるとともに、表面シート材と裏面シー
ト材の接着性に劣るものであった。
【0051】〔比較例3〕裏面シート材に塗布する接着
剤の目付量を100g/m2 に代える以外は、比較例1
と同様にして装飾シート材を得た。得られた装飾シート
材は、表面シート材の凹凸と裏面シート材の間隙部の約
95%が発泡しない接着剤にて充填されており、装飾シ
ート材の表面に形成された凹凸の凸部を人差指で押圧し
ても潰れず、表面シート材と裏面シート材は強固に接着
していたが、風合いが硬く、壁装材としては不適なもの
であった。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装飾シー
ト材は、表面に凹凸模様が形成されているにもかかわら
ず、裏面が平坦であるために、壁面などへの施工作業性
に優れるのみならず、表面に形成された凹凸が潰れにく
く、従って、段差の大きい凹凸模様を有する装飾シート
材とすることも可能である。
【0053】また、表面シート材と裏面シート材との間
に介在する接着剤は、発泡したものであるため、装飾シ
ートの風合いはしなやかであるとともに、発泡せしめら
れた接着剤がクッションの役割を果たし、施工面の凹凸
が、装飾シート材表面に悪影響を及ぼすことがないとい
った効果も得られる。
【0054】更に、本発明の装飾シート材の製造方法に
よれば、発泡せしめられた接着剤の模様状に形成された
凹凸を有する表面シート材と裏面シート材の間隙部への
充填が確実かつ容易になされるため、低コストでもっ
て、上記の優れた効果を奏する装飾シート材を提供する
ことができるものである。
【0055】更にまた、裏打シート材としてクレープ紙
を使用することによって、風合いの柔らかな装飾シート
材が得られ、かつ、このクレープ紙を裏打シート材とし
て用いた装飾シート材は、施工後の目開きが発生しにく
いという効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾シート材の一実施例を示す部分拡
大断面図である。
【図2】本発明の装飾シート材の製造方法の一実施例に
おける各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の装飾シート材の製造方法の一実施例に
おいて、マイクロカプセルを使用したときの作用を説明
するための、部分拡大断面図である。
【図4】本発明の装飾シート材の製造方法の他の一実施
例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図で
ある。
【図5】本発明の装飾シート材の製造方法の他の一実施
例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図で
ある。
【図6】本発明の装飾シート材の製造方法の他の一実施
例における各製造工程中の状態を示す部分拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・装飾シート材 2・・・表面シート材 3・・・裏面シート材 4・・・接着剤 5・・・マイクロカプセル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模様状に形成された凹凸を有する表面シ
    ート材の裏面に発泡せしめられた接着剤を介して裏打シ
    ート材を積層した装飾シート材であって、表面シート材
    に形成された凹凸部と裏打シート材との間隙部の少なく
    とも30%が発泡せしめられた接着剤により充填されて
    なる凹凸模様のある装飾シート材。
  2. 【請求項2】 接着剤が、熱によって膨張する特性を有
    する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内
    包させたマイクロカプセルによって発泡せしめられてな
    る請求項1記載の凹凸模様のある装飾シート材。
  3. 【請求項3】 接着剤が、熱分解型発泡剤により発泡せ
    しめられてなる請求項1記載の凹凸模様のある装飾シー
    ト材。
  4. 【請求項4】 接着剤が、メカニカル発泡法により発泡
    せしめられてなる請求項1記載の凹凸模様のある装飾シ
    ート材。
  5. 【請求項5】 裏打シート材が、クレープ紙である請求
    項1〜4いずれか1項記載の凹凸模様のある装飾シート
    材。
  6. 【請求項6】 裏打シート材表面に、熱によって膨張す
    る特性を有する芯物質を熱可塑性高分子材料の被膜ある
    いは殻に内包させたマイクロカプセルを含有する接着剤
    を塗布し、該接着剤の固化前に模様状に形成された凹凸
    を有する表面シート材を圧着せしめた後加熱して、マイ
    クロカプセルを膨張させ、接着剤を発泡せしめることを
    特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。
  7. 【請求項7】 裏打シート材表面に、熱分解型発泡剤を
    含有する接着剤を塗布し、該接着剤の固化前に模様状に
    形成された凹凸を有する表面シート材を圧着せしめた後
    加熱して、接着剤を発泡せしめることを特徴とする凹凸
    模様のある装飾シート材の製造方法。
  8. 【請求項8】 裏打シート材表面に、メカニカル発泡せ
    しめられた接着剤を塗布し、該接着剤の固化前に模様状
    に形成された凹凸を有する表面シート材を圧着せしめた
    後加熱して、接着剤を乾燥、固化せしめることを特徴と
    する凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。
  9. 【請求項9】 模様状に形成された凹凸を有する表面シ
    ート材の裏面に、熱によって膨張する特性を有する芯物
    質を熱可塑性高分子材料の被膜あるいは殻に内包させた
    マイクロカプセルまたは/および熱分解型発泡剤を含有
    する接着剤を塗布し、該接着剤の固化前に裏面シート材
    を重ね合わせた後加熱して、接着剤を発泡せしめるとと
    もに、表面シート材と裏面シート材とを接着せしめるこ
    とを特徴とする凹凸模様のある装飾シート材の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 模様状に形成された凹凸を有する表面
    シート材の裏面に、メカニカル発泡させた接着剤を塗布
    し、該接着剤の固化前に裏面シート材を重ね合わせた後
    加熱して、接着剤を乾燥、固化せしめるとともに、表面
    シート材と裏面シート材とを接着せしめることを特徴と
    する凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。
  11. 【請求項11】 裏面シート材表面に、予め接着剤を塗
    布しておくことを特徴とする請求項9または10記載の
    凹凸模様のある装飾シート材の製造方法。
  12. 【請求項12】 裏面シート材表面に塗布する接着剤
    が、熱によって膨張する特性を有する芯物質を熱可塑性
    高分子材料の被膜あるいは殻に内包させたマイクロカプ
    セルまたは/および熱分解型発泡剤を含有する接着剤で
    ある請求項11記載の凹凸模様のある装飾シート材の製
    造方法。
JP15348696A 1995-05-24 1996-05-24 凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3739487B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348696A JP3739487B2 (ja) 1995-05-24 1996-05-24 凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14962795 1995-05-24
JP7-149627 1995-05-24
JP15348696A JP3739487B2 (ja) 1995-05-24 1996-05-24 凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0941296A true JPH0941296A (ja) 1997-02-10
JP3739487B2 JP3739487B2 (ja) 2006-01-25

Family

ID=26479457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15348696A Expired - Fee Related JP3739487B2 (ja) 1995-05-24 1996-05-24 凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3739487B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000226798A (ja) * 1999-02-02 2000-08-15 Achilles Corp 紙壁紙
KR20040024099A (ko) * 2002-09-13 2004-03-20 주식회사아이 발포 엠보싱 벽지 및 그 제조방법
KR100565567B1 (ko) * 1999-05-10 2006-03-30 엘지전자 주식회사 광기록 매체
KR100616367B1 (ko) * 2002-07-29 2006-08-28 김두현 엠보싱벽지 제조방법
WO2009101712A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Nagoya Oilchemical Co., Ltd. 吸音性表皮材、及びそれを用いた吸音材
KR20110035869A (ko) 2009-09-30 2011-04-06 다이오세이시가부시끼가이샤 키친 페이퍼
KR20110035870A (ko) 2009-09-30 2011-04-06 다이오세이시가부시끼가이샤 키친 페이퍼
KR20110035871A (ko) 2009-09-30 2011-04-06 다이오세이시가부시끼가이샤 키친 페이퍼

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000226798A (ja) * 1999-02-02 2000-08-15 Achilles Corp 紙壁紙
KR100565567B1 (ko) * 1999-05-10 2006-03-30 엘지전자 주식회사 광기록 매체
KR100616367B1 (ko) * 2002-07-29 2006-08-28 김두현 엠보싱벽지 제조방법
KR20040024099A (ko) * 2002-09-13 2004-03-20 주식회사아이 발포 엠보싱 벽지 및 그 제조방법
WO2009101712A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Nagoya Oilchemical Co., Ltd. 吸音性表皮材、及びそれを用いた吸音材
CN101945762A (zh) * 2008-02-14 2011-01-12 名古屋油化株式会社 吸音性表皮材及使用了该吸音性表皮材的吸音材
US8312963B2 (en) 2008-02-14 2012-11-20 Nagoya Oilchemical Co., Ltd Sound absorbing skin material and sound absorbing material utilizing the same
AU2008350434B2 (en) * 2008-02-14 2013-12-05 Nagoya Oilchemical Co., Ltd. Sound absorbing skin material and sound absorbing material utilizing the same
KR20110035869A (ko) 2009-09-30 2011-04-06 다이오세이시가부시끼가이샤 키친 페이퍼
KR20110035870A (ko) 2009-09-30 2011-04-06 다이오세이시가부시끼가이샤 키친 페이퍼
KR20110035871A (ko) 2009-09-30 2011-04-06 다이오세이시가부시끼가이샤 키친 페이퍼

Also Published As

Publication number Publication date
JP3739487B2 (ja) 2006-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4022943A (en) Sheet type covering material with metallic luster and process for making same
JPH0941296A (ja) 凹凸模様のある装飾シート材およびその製造方法
JP2851995B2 (ja) 装飾用シートおよびその製造方法
JPH0892898A (ja) 低密度複合材料
JPH1148413A (ja) ホルムアルデヒド捕捉壁紙およびその製造方法
JPH07310417A (ja) 化粧紙とその化粧紙を用いた化粧板の製造方法
JP3401916B2 (ja) 壁紙の製造方法
CA1060282A (en) Decorative sheet material formed from plastic layer containing chips and blowing agent
JPH07241950A (ja) 発泡体シート及びその製造方法
JP4114428B2 (ja) 紙製容器成形用紙の製造方法
JP2004252291A (ja) 加熱発泡性を有するラベルおよびその発泡方法
JPH0216254A (ja) チップ模様装飾材とその製造方法
JP2001248079A (ja) 新規な高品質壁紙及びその製造方法
JP3077247B2 (ja) 発泡化粧材及びその製造方法
JP2009091794A (ja) 発泡床材、及び発泡床材の製造方法
JP3158100B2 (ja) 合成樹脂製床材及びその製造方法
JP3806201B2 (ja) クッションフロアの製法
JPH0753809B2 (ja) 発泡化粧材の製造法
JPH0243618B2 (ja)
JP2004256938A (ja) 加熱発泡性紙基材及びその基材を用いた加熱発泡性紙容器並びにそれらの発泡方法
JPS584624B2 (ja) 立体模様を有する化粧板およびその製造方法
JPS6027584B2 (ja) 化粧シ−トの製造方法
JPS629086Y2 (ja)
JP3583628B6 (ja) 壁紙およびその製造方法
JP2002020979A (ja) 新規な高品質壁紙及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Effective date: 20050419

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20051102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees