JPH0753809B2 - 発泡化粧材の製造法 - Google Patents
発泡化粧材の製造法Info
- Publication number
- JPH0753809B2 JPH0753809B2 JP62301761A JP30176187A JPH0753809B2 JP H0753809 B2 JPH0753809 B2 JP H0753809B2 JP 62301761 A JP62301761 A JP 62301761A JP 30176187 A JP30176187 A JP 30176187A JP H0753809 B2 JPH0753809 B2 JP H0753809B2
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- JP
- Japan
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- layer
- foamable resin
- expanding agent
- resin layer
- heat
- Prior art date
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は壁紙や家具部材の装飾等に用いられる発泡化粧
材の製造法に関する。
材の製造法に関する。
＜従来の技術＞ 加熱膨張剤を配合した樹脂組成物を用いて発泡化粧材を
製造する方法は従来から種々提案されている。
製造する方法は従来から種々提案されている。
しかしながら、それらの方法に使用される加熱膨張剤
は、加熱されて所定の温度に達すると分解ガスを発生す
るものや、所定の温度に達するとカルプセルの壁材が溶
けて内包されていた物質が気化するというものであるた
め、これらの発泡性樹脂組成物を２層以上重ねて塗布
し、同時に加熱発泡させると、重なった部分の下層の組
成物から発生したガスが層間にたまってしまい、不規則
なフクレ現象が起きてしまうという問題があり、多層構
成の発泡層を形成するには一層ずつ塗布と発泡を繰り返
さなければならず、工程数が多くなる。多段の凹凸が形
成し難い、といった問題点を有していた。
は、加熱されて所定の温度に達すると分解ガスを発生す
るものや、所定の温度に達するとカルプセルの壁材が溶
けて内包されていた物質が気化するというものであるた
め、これらの発泡性樹脂組成物を２層以上重ねて塗布
し、同時に加熱発泡させると、重なった部分の下層の組
成物から発生したガスが層間にたまってしまい、不規則
なフクレ現象が起きてしまうという問題があり、多層構
成の発泡層を形成するには一層ずつ塗布と発泡を繰り返
さなければならず、工程数が多くなる。多段の凹凸が形
成し難い、といった問題点を有していた。
＜発明が解決しようとする問題点＞ 本発明は以上のような従来技術の問題点を解決し、多層
に塗布された発泡性樹脂を、フクレを生じることなく同
時に加熱発泡させる方法を提示するものである。
に塗布された発泡性樹脂を、フクレを生じることなく同
時に加熱発泡させる方法を提示するものである。
＜問題点を解決するための手段＞ すなわち本発明は、加熱することによって内包されてい
る物質が変化し、そのガス圧によってカプセル自体が膨
張して樹脂層全体が膨張させる加熱膨張剤を用いること
によって、発泡性樹脂層を多層にしても一回の加熱によ
って完全に発泡させることのできる発泡化粧材の製造法
である。
る物質が変化し、そのガス圧によってカプセル自体が膨
張して樹脂層全体が膨張させる加熱膨張剤を用いること
によって、発泡性樹脂層を多層にしても一回の加熱によ
って完全に発泡させることのできる発泡化粧材の製造法
である。
以下図面に従って本発明を詳細に説明する。
まず第１図に示すように基材（１）の上に発泡性樹脂層
（２）を形成する。
（２）を形成する。
発泡性樹脂層（２）には、ビニリデンクロライドとアク
リロニトリルとの共重合体を殻物質とし、イソブタンを
内包物質とするカプセル型の加熱膨張剤が配合されてい
る。
リロニトリルとの共重合体を殻物質とし、イソブタンを
内包物質とするカプセル型の加熱膨張剤が配合されてい
る。
次に、この発泡性樹脂層（２）の上に発泡性樹脂組成物
を塗布して第２の発泡性樹脂層（３）を形成し、次い加
熱して発泡性樹脂層（２）と第２の発泡性樹脂層（３）
を同時に発泡させ、第２図に示すような発泡化粧材を得
る。
を塗布して第２の発泡性樹脂層（３）を形成し、次い加
熱して発泡性樹脂層（２）と第２の発泡性樹脂層（３）
を同時に発泡させ、第２図に示すような発泡化粧材を得
る。
この時、下層の発泡性樹脂層（２）に配合されているカ
プセル型の加熱膨張剤からはガスの放出がなく、発生し
たガスはカプセル内に内包されているので、ガスが原因
で生じる不規則なフクレ等が発生しない。
プセル型の加熱膨張剤からはガスの放出がなく、発生し
たガスはカプセル内に内包されているので、ガスが原因
で生じる不規則なフクレ等が発生しない。
なお、上層の第２の発泡性樹脂層（３）は上方が開放さ
れているので、配合する膨張剤は、下層の発泡性樹脂層
に用いたのと同じ加熱膨張剤でも、従来のガスを放出す
るタイプの加熱膨張剤でも、どちらでも良い。
れているので、配合する膨張剤は、下層の発泡性樹脂層
に用いたのと同じ加熱膨張剤でも、従来のガスを放出す
るタイプの加熱膨張剤でも、どちらでも良い。
又、第２の発泡性樹脂層は、第１図および第２図に示す
ように前面に形成しても良いし、第３図に示すように部
分的に形成しても良い。
ように前面に形成しても良いし、第３図に示すように部
分的に形成しても良い。
本発明の方法によって得られる発泡化粧材には発泡層が
３層以上のものであり、第４図に示すように全部の発泡
層が完全に重なったもの、第５図に示すように最上層の
みが模様状になったもの、第６図に示すように上方の複
数の層が模様状となったものがある。又その他にも、発
泡抑制や発泡促進の技術を組み合わせたものや機械エン
ボスを組み合わせたもの等が得られる。
３層以上のものであり、第４図に示すように全部の発泡
層が完全に重なったもの、第５図に示すように最上層の
みが模様状になったもの、第６図に示すように上方の複
数の層が模様状となったものがある。又その他にも、発
泡抑制や発泡促進の技術を組み合わせたものや機械エン
ボスを組み合わせたもの等が得られる。
これらのものを総てに共通して言えることは、最外層の
発泡性樹脂層以外、すなわちその上面に他の発泡性樹脂
層が形成されている下側の層には、必ず前記発泡性樹脂
層（２）に配合したのと同じカプセル型の加熱膨張剤を
用いる必要があるという点であり、最外層の樹脂層の
み、従来のガス放出型の加熱膨張剤を使うことができ
る。
発泡性樹脂層以外、すなわちその上面に他の発泡性樹脂
層が形成されている下側の層には、必ず前記発泡性樹脂
層（２）に配合したのと同じカプセル型の加熱膨張剤を
用いる必要があるという点であり、最外層の樹脂層の
み、従来のガス放出型の加熱膨張剤を使うことができ
る。
＜作用＞ 本発明に使用する加熱膨張剤は発生したガスをカプセル
内部に内包して外部に放出しないので、ガスの膨張に伴
って体積の大きくなった加熱膨張剤がその配合された樹
脂層を押し上げて発泡層を形成するので、従来のガス放
出型の加熱膨張剤を用いた場合のようにフクレを生じる
ことがなく、多層の発泡性樹脂層を同時に加熱発泡させ
ることができる。
内部に内包して外部に放出しないので、ガスの膨張に伴
って体積の大きくなった加熱膨張剤がその配合された樹
脂層を押し上げて発泡層を形成するので、従来のガス放
出型の加熱膨張剤を用いた場合のようにフクレを生じる
ことがなく、多層の発泡性樹脂層を同時に加熱発泡させ
ることができる。
＜実施例＞ 塩化ビニル樹脂に可塑剤、充填剤、安定剤等を配合した
ペースト状の樹脂組成物に、ビニリデンクロライドとア
クリロニトリルとの混合物を共重合体とし、イソブタン
を内包物質とするカプセル型を加熱膨張剤を、塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対して10重量部添加して発泡性樹脂
組成物とした。
ペースト状の樹脂組成物に、ビニリデンクロライドとア
クリロニトリルとの混合物を共重合体とし、イソブタン
を内包物質とするカプセル型を加熱膨張剤を、塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対して10重量部添加して発泡性樹脂
組成物とした。
次に重量75g/m2の難燃原紙の表面全面に前記発泡性樹脂
組成物を塗布し、乾燥させ、次いでその上に、加熱膨張
剤としてアゾジカルボンアミドをバインダー樹脂100重
量部に対して５重量部配合した発泡インキで抽像模様を
施し、150℃で50秒間加熱して、２段発泡の発泡化粧シ
ートを得た。
組成物を塗布し、乾燥させ、次いでその上に、加熱膨張
剤としてアゾジカルボンアミドをバインダー樹脂100重
量部に対して５重量部配合した発泡インキで抽像模様を
施し、150℃で50秒間加熱して、２段発泡の発泡化粧シ
ートを得た。
＜発明の効果＞ 発泡層を多層にすることができるので、意匠性が大幅
に向上する。
に向上する。
多層構造の発泡層を同時に加熱発泡ができるので、各
層の重ね合わせが自由に行なえる。
層の重ね合わせが自由に行なえる。
図面は本発明の方法を説明するものであり、第１図は基
材の上に発泡性樹脂層の２層構造で全面に形成した状態
の断面図、第２図はそれを加熱発泡した状態の断面図、
第３図は、２層構成で上層を模様状に部分的に形成した
場合の化粧材の断面図、第４図〜第６図は３層以上の構
成にした場合の化粧材の断面図を各々示す。 （１）……基材、（２）……発泡性樹脂層 （３）……第２の発泡性樹脂層 （２）′、（３）′、（４）、（５）……発泡層
材の上に発泡性樹脂層の２層構造で全面に形成した状態
の断面図、第２図はそれを加熱発泡した状態の断面図、
第３図は、２層構成で上層を模様状に部分的に形成した
場合の化粧材の断面図、第４図〜第６図は３層以上の構
成にした場合の化粧材の断面図を各々示す。 （１）……基材、（２）……発泡性樹脂層 （３）……第２の発泡性樹脂層 （２）′、（３）′、（４）、（５）……発泡層
Claims (1)
- 【請求項１】基材の表面に，ビニリデンクロライドとア
クリロニトリルとの共重合体を殻物質とし，イソブタン
を内包物質とするカプセル型の加熱膨張剤を配合した発
泡性樹脂組成物を塗布し，その上に任意の配合組成の発
泡性樹脂組成物を塗布し，その後に加熱して全体を発泡
させることを特徴とする発泡化粧材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62301761A JPH0753809B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 発泡化粧材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62301761A JPH0753809B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 発泡化粧材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163227A JPH01163227A (ja) | 1989-06-27 |
| JPH0753809B2 true JPH0753809B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=17900851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62301761A Expired - Fee Related JPH0753809B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 発泡化粧材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753809B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104760441A (zh) * | 2015-03-30 | 2015-07-08 | 广东欣丰科技有限公司 | 激光印花墙纸及其加工方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5125268A (ja) * | 1974-08-27 | 1976-03-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Tawaagataidoshikikureen |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62301761A patent/JPH0753809B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5125268A (ja) * | 1974-08-27 | 1976-03-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Tawaagataidoshikikureen |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01163227A (ja) | 1989-06-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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