JPH0647039Y2 - 装飾材 - Google Patents

装飾材

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JPH0647039Y2
JPH0647039Y2 JP1989146291U JP14629189U JPH0647039Y2 JP H0647039 Y2 JPH0647039 Y2 JP H0647039Y2 JP 1989146291 U JP1989146291 U JP 1989146291U JP 14629189 U JP14629189 U JP 14629189U JP H0647039 Y2 JPH0647039 Y2 JP H0647039Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
pellets
present
decorative material
inorganic fiber
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昭 清水
栄一 田島
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株式会社タジマ
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、壁材、床材、テーブルクロス、各種被覆材な
どとして用いられる装飾材に関する。
従来の技術 壁材、床材などの装飾材においては、合成樹脂基材上に
種々の方法により模様を形成し、意匠的効果を高めるこ
とが、従来から一般に行なわれている。
この一つとして例えば、合成樹脂基材上に、所定形状の
合成樹脂ペレットを散布、固着し、所望により透明コー
トを被覆した装飾材が知られている。しかしながら、こ
の装飾材では、合成樹脂ペレットの固着や透明コートの
被覆時における加熱によって、合成樹脂ペレットが変形
して、意匠的効果が損なわれてしまうという問題があっ
た。
考案が解決しようとする課題 本考案は、加熱などによっても原形を損なうことのない
模様片を用いた装飾材を提供するものである。
考案の構成 本考案の装飾材は、無機繊維不織布に合成樹脂が含浸な
いしは積層されペレット状に切断または打ち抜かれた模
様片が、合成樹脂製基材上固着、一体化されたことを特
徴とする。
以下、添付図面に沿って本考案をさらに詳細に説明す
る。
第1A図は本考案の装飾材の実施例を示す断面図であり、
合成樹脂製基材11にペレット21（模様片）が固着一体化
され、さらにその上に透明コート31が設けられている。
ペレット21は、第2A図に示したように、無機繊維不織布
23に着色合成樹脂層25が積層して形成されている。無機
繊維不織布23としては、ガラス繊維不織布、カーボン繊
維不織布、セラミックス繊維不織布などが用いられる。
また、第2B図に示すように、無機繊維不織布23を着色合
成樹脂層25で挟み込むように埋設して本考案のペレット
21とすることもできる。さらには、第2C図に示すよう
に、ことさら層形成することなく着色合成樹脂27を無機
繊維不織布23に含浸することによっても、本考案のペレ
ット21が得られる。
第1B図は、本考案の他の実施例を示す断面図であり、合
成樹脂製基材11上に散布されたペレット21をプレス処理
により基材11中に陥入させた装飾体を示している。ペレ
ット21としては、第2A〜Ｃ図に示したいずれもが使用で
きる。また、最上層には透明コート31が設けられてい
る。
本考案の装飾体は、例えば以下のようにして製造するこ
とができる。
まず、無機繊維不織布に着色合成樹脂を含浸あるいは積
層したのち、所望形状に切断または打抜きする。
次に、このペレットを、合成樹脂基材上に散布、固着し
て一体化する。固着方法としては、加熱下に圧力を掛け
て融着する方法、接着剤による接着等、適宜の方法を採
用できる。
さらに、所望により、透明コートを設けたり、エンボス
加工を施こす等の仕上げ加工を行なう。
上記に示した装飾材では、着色合成樹脂に無機繊維不織
布を積層ないしは埋設したペレットを散布、固着してい
るので、ペレットの固着時や透明コートの形成時、エン
ボス処理時等の加工時に、加熱によってペレットが変形
することがなく、良好な意匠性が実現できる。
本考案の装飾材は、床材、壁材等の内装材、その他、テ
ーブルクロス、各種被覆材等の種々の装飾シートに応用
することができる。
考案の効果 本考案の装飾材によれば、無機繊維不織布に合成樹脂を
含浸ないし積層されペレット状に切断または打ち抜かれ
た模様片を用いることにより、加熱時に模様片が変形す
ることが防止され、意匠性の良好な装飾材が得られる。
実施例 ガラス繊維不織布（厚さ0.1m/m、目付量30g/m2）に、下
記組成の着色ポリ塩化ビニルペーストを含浸固化（含浸
量200〜300g/m2）した後、直径4m/mの円形に打抜いてペ
レットとした。
ポリ塩化ビニルエマルジョン（＝1700） 100重量部 ジオクチルフタレート 70重量部 炭酸カルシウム 40重量部 安定剤 ３重量部 顔料 0.1重量部 このペレットを、ポリ塩化ビニル樹脂製のシート基材
（厚さ約2m/m）上に散布し、加熱、押圧して固着、一体
化した。
さらに、表面に下記組成の透明ペーストゾルを、硬化後
の厚さが0.3m/mとなるように塗布し、加熱、硬化せしめ
て透明コートを形成した。
ポリ塩化ビニルエマルジョン（＝1700） 100重量部 ジオクチルフタレート 50重量部 安定剤 ３重量部 得られた装飾材は、ペレットの原形が保たれており、意
匠性は良好であった。この装飾材は壁材、床材として好
適であり、シート基材の厚さを薄くすれば、テーブルク
ロス等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1AおよびＢ図は、本考案の装飾材の実施例を示す断面
図である。 第2A,B,C図は、それぞれ本考案で用いられるペレットの
実施例を示す断面図である。 11…合成樹脂製基材、21…ペレット 23…無機繊維不織布、25…合成樹脂層 27…合成樹脂、31…透明コート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】無機繊維不織布に合成樹脂が含浸ないしは
    積層されペレット状に切断または打ち抜かれた模様片
    が、合成樹脂製基材上に固着、一体化されたことを特徴
    とする装飾材。
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