JPH0333550Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333550Y2 JPH0333550Y2 JP1980087994U JP8799480U JPH0333550Y2 JP H0333550 Y2 JPH0333550 Y2 JP H0333550Y2 JP 1980087994 U JP1980087994 U JP 1980087994U JP 8799480 U JP8799480 U JP 8799480U JP H0333550 Y2 JPH0333550 Y2 JP H0333550Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- present
- vehicles
- molded
- molded ceiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は車輌用軽量成形天井に関する。
従来の車輌用軽量成形天井は、繊維質基材にフ
エノールレジン等の熱硬化性レジンを混合し、加
熱成形することにより所定形状に成形されてい
た。
エノールレジン等の熱硬化性レジンを混合し、加
熱成形することにより所定形状に成形されてい
た。
フエノールレジン等の熱硬化性のレジンは加熱
成形時のフエノール、アンモニア、ホルマリン等
の有害物質を発生するので、製造時に作業環境を
悪くする欠点があつた。また従来の基材は熱硬化
性のレジンを熱プレスによつて硬化させるので、
その硬化に長時間を要し、そのため作業能率を低
下させていた。更に、居住性向上のため基材は吸
音性を要求されるので、この吸音性を良くするた
め成形後に基材に穿孔する必要があり、そのため
製造工程が多くかかつていた。
成形時のフエノール、アンモニア、ホルマリン等
の有害物質を発生するので、製造時に作業環境を
悪くする欠点があつた。また従来の基材は熱硬化
性のレジンを熱プレスによつて硬化させるので、
その硬化に長時間を要し、そのため作業能率を低
下させていた。更に、居住性向上のため基材は吸
音性を要求されるので、この吸音性を良くするた
め成形後に基材に穿孔する必要があり、そのため
製造工程が多くかかつていた。
本考案の目的は、上記の欠点を解消し、成形時
に有害物質を発生せず、短時間で成形可能で、し
かも吸音性の良い車輌用軽量成形天井を提供する
ことである。
に有害物質を発生せず、短時間で成形可能で、し
かも吸音性の良い車輌用軽量成形天井を提供する
ことである。
上記目的を達成するため、本考案の車輌用軽量
成形天井は、レーヨンまたは合成繊維製の不織布
と、該不織布の表面に点状または線状に塗布形成
された通気部を有する合成樹脂の不連続膜と、前
記不織布の表面に熱可塑性樹脂のエマルジヨンを
含浸させて形成した含浸部からなり、加熱した後
に冷型プレスにより三次元形状に成形されてい
る。
成形天井は、レーヨンまたは合成繊維製の不織布
と、該不織布の表面に点状または線状に塗布形成
された通気部を有する合成樹脂の不連続膜と、前
記不織布の表面に熱可塑性樹脂のエマルジヨンを
含浸させて形成した含浸部からなり、加熱した後
に冷型プレスにより三次元形状に成形されてい
る。
不織布、不連続膜および含浸部は一体となつて
クツシヨン体を形成する。形成されたクツシヨン
体は、表面に通気部を有する不連続膜により通気
性をもち、表面に含浸部を有しているので、表裏
に処理がされたものとなる。
クツシヨン体を形成する。形成されたクツシヨン
体は、表面に通気部を有する不連続膜により通気
性をもち、表面に含浸部を有しているので、表裏
に処理がされたものとなる。
次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図は本考案の車輌用軽量成形天井の一実施
例の垂直断面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第1図,第2図の車輌用軽量成形天
井1の製造工程の説明ブロツク図である。
例の垂直断面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第1図,第2図の車輌用軽量成形天
井1の製造工程の説明ブロツク図である。
第1図,第2図に示す車輌用軽量成形天井1
は、基材としての不織布2と、不織布2の表面に
点状または線状に塗布形成された通気部を有する
合成樹脂性の不連続膜3と、不織布2の裏面に熱
可塑性樹脂のエマルジヨンを含浸させて形成した
含浸部4からなり、不織布2、不連続膜3および
含浸部4は一体となつてクツシヨン体を形成して
いる。不織布2はレーヨンまたは合成繊維製の不
織布である。本考案の場合、予め、ナイロン糸等
で絡ませ縫い付けておいて不織布2を使用するこ
とができる。これらの不織布2の一例としてアラ
クネがある。含浸部4に含浸させるエマルジヨン
としては、熱可塑性樹脂、例えば、アクリル、ス
チレン等の共重合体エマルジヨンが使用される。
不織布2の表面には、塩化ビニルゾル(PVC)
がロール等により点状または線状に塗布(コーテ
イング)されることで、前記塩化ビニルゾルが塗
布されない部分により、通気部が形成される。上
記構成の車輌用軽量成形天井は、第3図に示すよ
うに、冷型プレスにより三次元形状に成形され
る。
は、基材としての不織布2と、不織布2の表面に
点状または線状に塗布形成された通気部を有する
合成樹脂性の不連続膜3と、不織布2の裏面に熱
可塑性樹脂のエマルジヨンを含浸させて形成した
含浸部4からなり、不織布2、不連続膜3および
含浸部4は一体となつてクツシヨン体を形成して
いる。不織布2はレーヨンまたは合成繊維製の不
織布である。本考案の場合、予め、ナイロン糸等
で絡ませ縫い付けておいて不織布2を使用するこ
とができる。これらの不織布2の一例としてアラ
クネがある。含浸部4に含浸させるエマルジヨン
としては、熱可塑性樹脂、例えば、アクリル、ス
チレン等の共重合体エマルジヨンが使用される。
不織布2の表面には、塩化ビニルゾル(PVC)
がロール等により点状または線状に塗布(コーテ
イング)されることで、前記塩化ビニルゾルが塗
布されない部分により、通気部が形成される。上
記構成の車輌用軽量成形天井は、第3図に示すよ
うに、冷型プレスにより三次元形状に成形され
る。
第4図は本考案品と従来品との吸音率を比較し
たグラフである。
たグラフである。
測定は、JISA1405に基いて行つた。本考案品
は通気性が10〜30c.c./cm2/secあるので、第4図
に示すように、吸音性が従来品より優れている。
は通気性が10〜30c.c./cm2/secあるので、第4図
に示すように、吸音性が従来品より優れている。
また、本考案品の重量は、500〜800g/m2と従
来品の1200〜1500g/m2に比較して軽量であつ
た。
来品の1200〜1500g/m2に比較して軽量であつ
た。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているから以
下に記載するような効果を奏する。
下に記載するような効果を奏する。
a クツシヨン体が一体になつており、また表皮
をコーテイングしてから一体成形が可能である
ので、極めて生産性に優れている。
をコーテイングしてから一体成形が可能である
ので、極めて生産性に優れている。
b 通気性があるので吸音性が優れている。
c 合成樹脂の不連続膜がコーテイングされてい
るので従来品のように穿孔する必要がない。
るので従来品のように穿孔する必要がない。
d 重量は従来品に比較して軽量である。
e 予熱後冷型プレスによるので成形が容易で作
業能率も向上する。
業能率も向上する。
f 熱可塑性樹脂のエマルジヨンを使用している
ので、加熱成形時に有害物質を発生することが
ない。
ので、加熱成形時に有害物質を発生することが
ない。
g 表裏に表面処理がされているので、繊維が離
脱したり、衝撃時に損傷を受けたりすることが
防止されるとともに、毛羽立ちによる取り扱い
時の作業性が悪化するのを防止する。
脱したり、衝撃時に損傷を受けたりすることが
防止されるとともに、毛羽立ちによる取り扱い
時の作業性が悪化するのを防止する。
第1図は本考案の車輌用軽量成形天井の一実施
例の垂直断面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第1図、第2図の車輌用軽量成形天
井1の製造工程の説明ブロツク図、第4図は本考
案品と従来品との吸音率を比較したグラフであ
る。 1……車輌用軽量成形天井、2……不織布、3
……不連続膜、4……含浸部。
例の垂直断面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第1図、第2図の車輌用軽量成形天
井1の製造工程の説明ブロツク図、第4図は本考
案品と従来品との吸音率を比較したグラフであ
る。 1……車輌用軽量成形天井、2……不織布、3
……不連続膜、4……含浸部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 レーヨンまたは合成繊維製の不織布2と、該不
織布2の表面に点状または線状に塗布形成された
通気部を有する合成樹脂の不連続膜3と、 前記不織布2の表面に熱可塑性樹脂のエマルジ
ヨンを含浸させて形成した含浸部4からなり、 加熱した後に冷型プレスにより三次元形状に成
形されている車輌用軽量成形天井。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980087994U JPH0333550Y2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980087994U JPH0333550Y2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5712367U JPS5712367U (ja) | 1982-01-22 |
JPH0333550Y2 true JPH0333550Y2 (ja) | 1991-07-16 |
Family
ID=29450085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980087994U Expired JPH0333550Y2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333550Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS458387Y1 (ja) * | 1966-12-19 | 1970-04-20 | ||
JPS5160775A (en) * | 1974-11-08 | 1976-05-26 | Shigeru Kogyo Kk | Sharyoyonaisozaino seizohoho |
-
1980
- 1980-06-25 JP JP1980087994U patent/JPH0333550Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS458387Y1 (ja) * | 1966-12-19 | 1970-04-20 | ||
JPS5160775A (en) * | 1974-11-08 | 1976-05-26 | Shigeru Kogyo Kk | Sharyoyonaisozaino seizohoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5712367U (ja) | 1982-01-22 |
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