JPH0326042Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326042Y2 JPH0326042Y2 JP13160685U JP13160685U JPH0326042Y2 JP H0326042 Y2 JPH0326042 Y2 JP H0326042Y2 JP 13160685 U JP13160685 U JP 13160685U JP 13160685 U JP13160685 U JP 13160685U JP H0326042 Y2 JPH0326042 Y2 JP H0326042Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- base material
- molded
- nonwoven fabric
- thick
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 34
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 10
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 3
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は自動車用成形天井に関し、特に外観性
の向上の改良に関する。
の向上の改良に関する。
《従来の技術》
自動車用の成形天井では天井面形状に合わせて
成形された基材の表面にホツトメルトフイルムを
介して不織布を一体的に貼着している。
成形された基材の表面にホツトメルトフイルムを
介して不織布を一体的に貼着している。
《考案が解決しようとする問題点》
しかしながら、この構造では不織布として繊維
径の太い素材を使用すると、弾力性はあるが繊維
が荒くなるため外観上の見栄が悪く、しかも手触
りとして好ましくないものとなる。逆に繊維径の
細い素材の場合には、外観および風合が良好とな
るが、弾力性がなくクツシヨン性に乏しい欠点が
あつた。
径の太い素材を使用すると、弾力性はあるが繊維
が荒くなるため外観上の見栄が悪く、しかも手触
りとして好ましくないものとなる。逆に繊維径の
細い素材の場合には、外観および風合が良好とな
るが、弾力性がなくクツシヨン性に乏しい欠点が
あつた。
この対策として、中間繊維径の素材を用いた場
合にも、いずれかに偏つていまい必ずしも解決策
とはならなかつた。
合にも、いずれかに偏つていまい必ずしも解決策
とはならなかつた。
この考案は、以上の問題点に鑑みなされたもの
であつて、外観、風合を損わずに弾力性を向上す
ることを目的とする。
であつて、外観、風合を損わずに弾力性を向上す
ることを目的とする。
《問題点を解決するための手段》
前記目的を達成するため、この考案は、成形基
材表面に不織布を内貼りした成形天井において、
前記不織布は、基材貼付側に配置した太繊維と表
面側に配置した細繊維からなることを特徴とす
る。
材表面に不織布を内貼りした成形天井において、
前記不織布は、基材貼付側に配置した太繊維と表
面側に配置した細繊維からなることを特徴とす
る。
《作用》
基材貼付側に太繊維を配置して、弾力性を保ち
つつ、しかも表面側に細繊維を配置して、外観、
風合いを損なわないようになつている。
つつ、しかも表面側に細繊維を配置して、外観、
風合いを損なわないようになつている。
《実施例》
以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図はこの考案を適用した成形天井の全体構
成を示す断面図、第2図は第1図のA部拡大断面
図である。
成を示す断面図、第2図は第1図のA部拡大断面
図である。
図において、1は車室内天井面の形状に合わせ
た曲面形状に成形された成形基材、2は成形基材
1の内表面にホツトメルトフイルム3を介して貼
合わされた不織布である。
た曲面形状に成形された成形基材、2は成形基材
1の内表面にホツトメルトフイルム3を介して貼
合わされた不織布である。
不織布は2〜8デニール程度の細繊維2aと、
10〜40デニール程度の太繊維2bをニードルパン
チ工程により互いに絡み合わせたもので、太繊維
2bを基材1に対する貼着側に、細繊維2aを表
面側に配置してある。なお、第2図では太繊維2
bと細繊維2aとを明確に層分けして描いてある
が、実際には絡み合いの中で細繊維2aが表面側
に多く、太繊維2bが貼付け側に多く配合されて
いる。
10〜40デニール程度の太繊維2bをニードルパン
チ工程により互いに絡み合わせたもので、太繊維
2bを基材1に対する貼着側に、細繊維2aを表
面側に配置してある。なお、第2図では太繊維2
bと細繊維2aとを明確に層分けして描いてある
が、実際には絡み合いの中で細繊維2aが表面側
に多く、太繊維2bが貼付け側に多く配合されて
いる。
また、各繊維をニードルパンチしただけではむ
しり取られる状態で剥離し易いため、アクリル樹
脂等からなるバインダをロールコートし、繊維相
互間の結合を図つている。
しり取られる状態で剥離し易いため、アクリル樹
脂等からなるバインダをロールコートし、繊維相
互間の結合を図つている。
ここで、従来の不織布ではシート状の繊維を複
数層積層した状態でニードルパンチしているが、
例えば7層程度積層する場合に下部3層を太繊維
2bとし、上部4層を細繊維2aとすることによ
りニードルパンチングして絡ませ、バインダ処理
した後でも厚み方向の断面をとると明確ではない
が2層となつている。
数層積層した状態でニードルパンチしているが、
例えば7層程度積層する場合に下部3層を太繊維
2bとし、上部4層を細繊維2aとすることによ
りニードルパンチングして絡ませ、バインダ処理
した後でも厚み方向の断面をとると明確ではない
が2層となつている。
したがつて、得られた成形天井の表面は細繊維
2aの偏在により滑らかな手触りと風合を得ると
同時にその背部の太繊維2bの弾力性によるクツ
シヨン効果を得ることになる。
2aの偏在により滑らかな手触りと風合を得ると
同時にその背部の太繊維2bの弾力性によるクツ
シヨン効果を得ることになる。
《考案の効果》
以上実施例により詳細に説明したように、この
考案によれば、基材貼付側に太繊維を配置し、表
面側に細繊維を配置しているので、細繊維と太繊
維の中間的な値でなく、太繊維により弾力性を保
ちちつつ、しかも細繊維により、外観、風合いを
良好に得られることとなる。
考案によれば、基材貼付側に太繊維を配置し、表
面側に細繊維を配置しているので、細繊維と太繊
維の中間的な値でなく、太繊維により弾力性を保
ちちつつ、しかも細繊維により、外観、風合いを
良好に得られることとなる。
第1図はこの考案を適用した自動車用成形天井
の全体構成を示す断面図、第2図は第1図のA部
拡大断面図である。 1……成形基材、2……不織布、2a……細繊
維、2b……太繊維、3……ホツトメルトフイル
ム。
の全体構成を示す断面図、第2図は第1図のA部
拡大断面図である。 1……成形基材、2……不織布、2a……細繊
維、2b……太繊維、3……ホツトメルトフイル
ム。
Claims (1)
- 成形基材表面に不織布を内貼りした成形天井に
おいて、前記不織布は、基材貼付側に配置した太
繊維と表面側に配置した細繊維からなることを特
徴とする自動車用成形天井。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13160685U JPH0326042Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13160685U JPH0326042Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6240052U JPS6240052U (ja) | 1987-03-10 |
JPH0326042Y2 true JPH0326042Y2 (ja) | 1991-06-05 |
Family
ID=31030214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13160685U Expired JPH0326042Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326042Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP13160685U patent/JPH0326042Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6240052U (ja) | 1987-03-10 |