JP2893399B1 - プリントターポリン - Google Patents

プリントターポリン

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JP2893399B1
JP2893399B1 JP7346498A JP7346498A JP2893399B1 JP 2893399 B1 JP2893399 B1 JP 2893399B1 JP 7346498 A JP7346498 A JP 7346498A JP 7346498 A JP7346498 A JP 7346498A JP 2893399 B1 JP2893399 B1 JP 2893399B1
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JP
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adhesive
color pattern
fused
tarpaulin
transparent coating
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JP7346498A
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JPH11254601A (ja
Inventor
秀文 牧
Original Assignee
株式会社アコースティック
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【要約】 【目的】基布に色彩柄をプリントし、その表面を透明被
膜でラミネートしたターポリンシートの剥離強度を向上
させる方法を提供することを目的とする。 【構成】基布1に顔料により色彩柄層2をプリントした
ターポリンシートにおいて、色彩柄層2に顔料の付着し
ない白抜き部分3をドット状で無数に分布させ、該色彩
柄層2の表面に透明被膜4を接着剤5と共に加熱融着す
るにつき、接着剤5と透明被膜4の融解部分とが融合し
た融合接着体6を白抜き部分3に加圧浸透させて基布1
に接着させることにより、透明被膜4と基布1とが直接
立体的に接着する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基布に色彩柄をプリン
トしたターポリンシートの剥離強化に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、ターポリンシートを
構成する基布の表面上に顔料により色彩柄をプリントし
た後、その表面に塩化ビニール等の透明被膜を接着剤と
共に加熱融着し、単に平面的にラミネートしただけのも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、タ
ーポリンシートの基布の表面にプリントされた色彩柄の
顔料部分が剥離強度が弱いために、色彩柄の表面に透明
被膜を如何に強力な接着剤でラミネートしても剥離強度
の弱い色彩柄の部分に剥離現象が生じ、特に膜構造建築
物のように大規模な建造物のテント材として使用する場
合には剥離強度に不安があり、より剥離強度の高いもの
を創出することが課題となっていた。本発明者はこの要
望に応えるために種々の研究を重ねテストを繰り返した
結果、顔料で描かれた色彩柄をプリントする際に目の荒
いプリント部分、即ち柄に白抜け部分の多い柄には剥離
が生じにくいことに着目した。その原因を追及したとこ
ろ、プリント目の荒いところは色が抜けていて基布が露
出した状態となり、その露出部分に対して、透明被膜を
接着した接着剤と透明被膜を加熱融着した際の融解部分
とが融合して組成される融合体が基布に鎹のように接着
され、あたかも無数に打ち込まれたリベットの役割を果
す結果剥離強度が強化されることが判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決する手段として、ターポリンシートの基布に顔料で色
彩柄をプリントする際に、プリント印刷用の型枠に張設
される紗の絵柄部分にインキを通さない目詰まり部分を
ドット状で無数に分布させ、その部分だけインキが通過
しないようにして基布に色彩柄をプリントすることによ
り、プリントされた色彩柄層に無数の白抜け部分を形成
する。次いでその表面に接着剤(バインダー)を塗布す
ると共に透明被膜を加熱し加圧融着させる手段を講ず
る。
【0005】
【作用】前記の手段を講ずることにより、加圧により接
着剤はプリントされた色彩柄層に無数に分布する白抜け
部分に充填され、更に融着される透明被膜の融解部分も
接着剤と融合して、この融合体の先端が白抜け部分を通
して基布に接着し、透明被膜と基布とが一体的且つ立体
的に接合されることとなり、その結果無数のリベット効
果が発生して色彩柄部分の剥離強度が高くなる。
【0006】
【実施例】本発明を実施例につき説明すれば、1はター
ポリンシートを構成するポリエステルの基布であって、
片面に顔料で色彩柄層2をプリントしたものである。3
は色彩柄層2に分布させた直径0.1ミリ乃至0.3ミ
リ程度の無数のドット状の白抜き部分である。4は塩化
ビニールの透明被膜であって、接着剤5及び加熱融解に
よって色彩柄層2の表面に融着したものである。5は接
着剤、6は融合接着体であって、透明被膜4を加熱融着
するときにその圧力によって接着剤5及び透明被膜4の
融解部分が融合して白抜き部分3に充填され、その先端
が基布1に接着して無数のリベット状の接着部分を構成
する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、従来の
ように、絵柄の表面に単に平面的に透明被膜を接着剤と
共に加熱融着する方法と異なり、接着剤と透明被膜自体
の融解部分との融合接着体を色彩柄層を貫通する状態で
基布に接着させる方法により透明被膜と基布とが直接立
体的に接着されることとなるために剥離強度が向上し、
安全性をより高める効果を有する。剥離実験データによ
れば、縦横各々2センチ幅当たりの剥離強度は、従来の
ものでは3.2乃至3.7kgであったものが、6.0
kgの強度を得る結果となっている。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を拡大した側面断面図である。
【符号の説明】
1、基布 2、色彩柄層 3、白抜き部分 4、透明被膜 5、接着剤 6、接着剤5と透明被膜4の融解部分との融合接着体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 D06M 15/00 - 15/715 D06N 3/00 - 3/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔料によって絵柄等の色彩柄をターポリン
    シートの芯地たる基布1にプリントし、その表面を透明
    被膜でラミネートしたターポリンシートにおいて、基布
    1に色彩柄をプリントするについて色彩柄層2に白抜き
    部分3をドット状で無数に分布させ、該色彩柄層2の表
    面に透明被膜4を接着剤5と共に加熱融着するにつき、
    接着剤5と透明被膜4の融解部分とが融合した融合接着
    体6を白抜き部分3に加圧浸透させて基布1に接着させ
    ることにより、透明被膜4と基布1とが直接立体的に接
    着する部分を形成する方法により色彩柄部分の剥離強度
    を向上させることを特徴とするプリントターポリン。
JP7346498A 1998-03-05 1998-03-05 プリントターポリン Expired - Lifetime JP2893399B1 (ja)

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