JP2001181963A - 顔料塗布膜体 - Google Patents

顔料塗布膜体

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JP2001181963A
JP2001181963A JP37182299A JP37182299A JP2001181963A JP 2001181963 A JP2001181963 A JP 2001181963A JP 37182299 A JP37182299 A JP 37182299A JP 37182299 A JP37182299 A JP 37182299A JP 2001181963 A JP2001181963 A JP 2001181963A
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Japan
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pigment
base cloth
pigment layer
resin film
transparent resin
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English (en)
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Hiromoto Tadokoro
博基 田所
Yasuyuki Hanawa
泰之 塙
Toshiaki Uemura
敏明 植村
Hidefumi Maki
秀文 牧
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ACOUSTIC KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
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ACOUSTIC KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
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    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/12Layered products comprising a layer of synthetic resin next to a fibrous or filamentary layer
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H15/00Tents or canopies, in general
    • E04H15/32Parts, components, construction details, accessories, interior equipment, specially adapted for tents, e.g. guy-line equipment, skirts, thresholds
    • E04H15/54Covers of tents or canopies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
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    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/40Properties of the layers or laminate having particular optical properties
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
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    • Y10T428/24273Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including aperture
    • Y10T428/24322Composite web or sheet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔料塗布膜体が、基布と、この基布の外面に
塗布される顔料層と、この顔料層の外面に熱溶着される
透明樹脂膜とを備えた場合に、基布と透明樹脂膜とが容
易に剥離する、ということを防止して、その寿命を向上
させる。 【解決手段】 顔料塗布膜体1が、外面2が無地とされ
る基布4と、この基布4の外面2に塗布される顔料層5
と、上記基布4の外面2における上記顔料層5の非塗布
部6、および上記顔料層5の各外面7をそれぞれその外
方から覆いこれら外面7に熱溶着される透明樹脂膜8と
を備える。上記顔料層5にその厚さ方向Zに貫通する幅
寸法が微小の、および/もしくは断面積が微小の微小通
路14が多数形成される。各微小通路14に上記透明樹
脂膜8の一部8aが熱溶融により充填されて上記基布4
に溶着される。上記基布4の外面に沿った方向(X,
Y)で、上記各微小通路14がほぼ等間隔に配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、基布と、この基布
の外面に塗布される顔料層と、この顔料層の外面に熱溶
着される透明樹脂膜とを備え、レジャー施設のテント等
に用いられる顔料塗布膜体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記顔料塗布膜体には、従来、次のよう
に構成されたものがある。
【0003】即ち、上記顔料塗布膜体は、両外面のうち
少なくとも一方の外面が無地とされる基布と、この基布
の上記一方の外面に塗布される顔料層と、上記基布の上
記一方の外面における上記顔料層の非塗布部、および上
記顔料層の各外面をそれぞれその外方から覆いこれら各
外面に熱溶着される透明樹脂膜とを備えている。
【0004】そして、上記顔料塗布膜体は、その基布の
上記一方の外面側が屋外もしくは屋内に面するよう施設
の所定位置に設置され、この顔料塗布膜体によって、施
設の内、外が区画されると共に、施設内への雨水や風の
浸入が防止される。
【0005】また、上記顔料塗布膜体における上記顔料
層が色彩柄として視覚に訴えることにより、上記施設の
見栄えが向上させられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、次のような問題点がある。
【0007】即ち、上記顔料塗布膜体では、前記のよう
に基布の上記一方の外面における上記顔料層の非塗布
部、および上記顔料層の各外面にはそれぞれ透明樹脂膜
が熱溶着されており、ここで、上記基布の外面は粗面で
あることから、この基布の外面の一部である上記顔料層
の非塗布部に対する透明樹脂膜の接着強度は十分に確保
される。
【0008】しかし、上記顔料層は粉体によって構成さ
れているため、上記顔料塗布膜体への外力により、上記
顔料層に引張応力が生じると、その厚さ方向の中途部で
破断しがちとなり、もって、上記顔料層の設置位置にお
ける上記基布と透明樹脂膜とが容易に剥離するおそれを
生じる。
【0009】そこで、上記各顔料層の個々の面積を小さ
くさせることが考えられるが、これでは、上記顔料塗布
膜体のデザインに制約が生じて、この顔料塗布膜体の見
栄えが低下するおそれを生じる。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、顔料塗布膜体が、基布と、この基布の外
面に塗布される顔料層と、この顔料層の外面に熱溶着さ
れる透明樹脂膜とを備えた場合に、上記顔料塗布膜体に
与えられる外力によって、上記顔料層の設置位置におけ
る上記基布と透明樹脂膜とが容易に剥離する、というこ
とを防止して、顔料塗布膜体の寿命を向上させることを
課題とする。
【0011】また、上記のように剥離を防止するように
した場合でも、顔料塗布膜体の見栄えが良好に保持され
るようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の顔料塗布膜体は、次の如くである。
【0013】請求項1の発明は、両外面2,3のうち少
なくとも一方の外面2が無地とされる基布4と、この基
布4の上記一方の外面2に塗布される顔料層5と、上記
基布4の上記一方の外面2における上記顔料層5の非塗
布部6、および上記顔料層5の各外面7をそれぞれその
外方から覆いこれら各外面7に熱溶着される透明樹脂膜
8とを備えた顔料塗布膜体において、
【0014】上記顔料層5にその厚さ方向Zに貫通する
幅寸法が微小の、および/もしくは断面積が微小の微小
通路14が多数形成され、これら各微小通路14に上記
透明樹脂膜8の一部8aが熱溶融により充填されて上記
基布4に溶着され、上記基布4の外面に沿った方向
(X,Y)で、上記各微小通路14がほぼ等間隔に配置
されたものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記幅寸法が微小の微小通路14群が、上記厚さ方
向Zに沿った視線で見て、格子状、もしくは縞状とされ
たものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記透明樹脂膜8の外面9に付着させ
られる酸化チタン皮膜10を備えたものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記基布4の他方の外面3に付着させ
られる他の樹脂膜11を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0019】図1,2において、符号1はテント等に用
いられる顔料塗布膜体である。
【0020】上記顔料塗布膜体1は、両外面2,3のう
ち少なくとも一方の外面2が無地とされる基布4と、こ
の基布4の上記一方の外面2に塗布されて色彩柄ととさ
れる顔料層5と、上記基布4の上記一方の外面2におけ
る上記顔料層5の非塗布部6、および上記顔料層5の各
外面2,7をそれぞれその外方から覆いこれら各外面
2,7に熱溶着される透明樹脂膜8と、上記透明樹脂膜
8の外面9に付着させられる酸化チタン皮膜10と、上
記基布4の他方の外面3に付着させられる他の樹脂膜1
1とを備えている。
【0021】上記基布4はポリエステル製の織物もしく
は編み物の繊維であるが、他の樹脂製であって不織布で
あってもよい。また、上記顔料塗布膜体1は両外面2,
3を含め全体が無地の白色とされている。
【0022】上記顔料層5を成形する顔料は、水、有機
溶剤、油、樹脂、可塑剤などに対し不溶性を有した赤、
黄、青色など有色彩の粉体であり、酸化物や硫化物など
無機顔料であることが好ましいが、アゾ顔料などの有機
顔料であってもよい。上記顔料はのり剤と混合され、こ
の混合体が上記基布4の外面2に塗布される。
【0023】上記顔料層5は、上記基布4の外面2に沿
った方向に複数配置され、各顔料層5の色彩は互いに同
じ、もしくは相違しており、隣り合う顔料層5,5の端
部同士は互いに離反し、もしくは、わずかな寸法で上記
各顔料層5の厚さ方向で重ね合わされている。
【0024】上記透明樹脂膜8は半透明を含む不燃性で
熱可塑性の塩化ビニール製膜であり、この透明樹脂膜8
は接着剤を介して上記基布4の外面2における非塗布部
6と、顔料層5の各外面7,7にそれぞれ接着されると
共に、熱溶着される。
【0025】上記各顔料層5にそれぞれその厚さ方向
(顔料塗布膜体1の厚さ方向と同じ)Zに貫通する幅寸
法Wが微小のスリット状の微小通路14が多数形成さ
れ、上記微小通路14に上記透明樹脂膜8の一部8aが
熱溶融により充填されて上記基布4に熱溶着されてい
る。上記幅寸法Wは上記微小通路14の長手方向で必ず
しも一定しないが、約0.08〜0.2mmであることが
好ましく、また、この場合、顔料層5の単位面積(cm
)当りに占める上記微小通路14の合計面積の比率は
約20〜40%であることが好ましい。
【0026】上記数値未満であると、微小通路14に対
する透明樹脂膜8の一部8aの充填と、この一部8aの
基布4への熱溶着が不十分となり、逆に、上記数値を越
えると、微小通路14の合計面積が大きくなり過ぎて、
顔料層5の見栄えが低下する。
【0027】上記微小通路14群は、上記基布4の外面
2に沿った方向で、その一方向であるX方向に向って互
いに平行に延びる横通路15と、上記X方向に直交する
Y方向に向って互いに平行に延びる縦通路16とを備え
ている。上記各横通路15は互いに等間隔(P)に配置
され、上記各縦通路16も互いに等間隔(P)に配置さ
れ、上記両間隔(P)は互いにほぼ等しくされている。
この結果、上記微小通路14群は、上記厚さ方向Zに沿
った視線でみて格子状とされている。
【0028】また、上記微小通路14群は、上記各顔料
層5にそれぞれ沿った方向(X,Y)でこれら各顔料層
5のそれぞれほぼ全体にわたり形成されている。
【0029】上記構成によれば、各顔料層5にそれぞれ
沿った方向(X,Y)のこれら各顔料層5の各部分で、
上記各微小通路14を通して上記基布4に透明樹脂膜8
の一部8aが熱溶着され、しかも、上記したように各微
小通路14が等間隔(P)であることから、これら微小
通路14を通しての基布4への熱溶着は、上記各顔料層
5の各部分において、上記方向(X,Y)でそれぞれほ
ぼ均一になされる。
【0030】このため、上記顔料層5の各部において、
上記基布4への透明樹脂膜8の接着強度が互いにほぼ均
一に向上させられる。
【0031】よって、顔料塗布膜体1に大きい外力が与
えられた場合でも、上記顔料層5の設置位置における上
記基布4と透明樹脂膜8との互いの剥離はより確実に防
止され、顔料塗布膜体1の寿命上、有益である。
【0032】また、前記したように、上記微小通路14
群が、上記厚さ方向Zに沿った視線で見て、格子状、も
しくは縞状とされている。
【0033】このため、上記顔料層5の設置位置におけ
る上記基布4と透明樹脂膜8との接着強度は、上記各微
小通路14が点形状であることに比べて、より向上させ
られる。
【0034】よって、上記基布4と透明樹脂膜8との互
いの剥離は更に確実に防止される。
【0035】また、前記したように、顔料塗布膜体1
は、透明樹脂膜8の外面9に付着させられる酸化チタン
皮膜10を備えている。
【0036】このため、上記酸化チタン皮膜10による
光触媒としての働きにより、上記透明樹脂膜8の外面9
にカビなどの有機物が発生しようとすることが防止され
て、この外面9の防汚が長期にわたり維持される。
【0037】よって、前記したように、顔料層5に多数
の微小通路14を形成すると、これら微小通路14が存
在する分、顔料層5の着色の見栄えが低下しがちとはな
るが、上記酸化チタン皮膜10により透明樹脂膜8の外
面9の防汚がなされることにより、上記顔料層5の見栄
えの低下が補填され、このため、顔料塗布膜体1の見栄
えが長期にわたり良好に保持される。
【0038】前記樹脂膜11は、前記透明樹脂膜8と同
材質であり、上記基布4の他方の外面に接着剤や熱溶着
により強固に付着させられる。
【0039】このため、上記基布4が樹脂膜11により
補強されると共に、基布4への雨水の浸入が防止され
て、上記基布4がこれに対する外力によって大きく伸長
するということは防止される。
【0040】よって、上記基布4の大きな伸長が防止さ
れる分、上記顔料層5の設置位置における上記基布4と
透明樹脂膜8の剥離は更に確実に防止される。
【0041】図1,3において、上記顔料塗布膜体1の
成形手順につき、説明する。
【0042】まず、互いに結合されたそれぞれ多数の縦
糸と横糸とを備える、例えば100メッシュのスクリー
ン材料21が準備される。上記各縦糸と横糸との間には
それぞれ極めて微小の開口が形成されている。上記スク
リーン材料21を用い感光膜による公知の写真法で、上
記スクリーン材料21に部分的に版皮膜22を取り付け
て所望のスクリーン23を形成する。
【0043】上記版皮膜22は、上記顔料層5に対応す
る位置では、等間隔(P)に配置された多数の横長皮膜
22aと、これら横長皮膜22aに直交するよう交差す
る多数の縦長皮膜22bとを備え、これら各横長皮膜2
2aと縦長皮膜22bとで囲まれた部分が顔料Aの通過
を許容する開口部24とされている。また、上記非塗布
部6に対応する位置では、その全体にわたり、上記スク
リーン材料21に全面皮膜22cが取り付けられてい
る。
【0044】上記スクリーン23を用いた謄写版式の方
法により、このスクリーン23に対し顔料Aを通過させ
て、上記基布4の上記一方の外面2の所定位置に顔料層
5を塗布させる。この場合、上記版皮膜22の横長皮膜
22aと縦長皮膜22bの各幅寸法をある程度大きくし
ておけば、上記横長皮膜22aにより顔料層5に上記横
通路15が形成され、上記縦長皮膜22bにより上記顔
料層5に上記縦通路16が形成される。
【0045】なお、以上は図示の例によるが、上記基布
4の他方の外面3にも、上記一方の外面2と同様に顔料
層5、透明樹脂膜8、および酸化チタン皮膜10を付着
させてもよい。この場合、上記顔料塗布膜体1をその外
部からの光が透過するようにすれば、上記基布4の各外
面2,3の各顔料層5の色彩柄が同時に見えることとな
って、見栄えの点で好ましい。
【0046】また、上記X方向とY方向との交角は90
°以外の角度であってもよい。
【0047】また、上記微小通路14である横通路15
と縦通路16のうち、いずれか一方の通路の幅寸法をよ
り小さくさせて、各幅寸法Wを互いに相違させてもよ
い。また、これら横通路15と縦通路16のうち、いず
れか一方の通路だけを無くして上記微小通路14群を、
上記厚さ方向Zに沿った視線で見て、縞状としてもよ
い。上記の場合、一方の通路を形成するための横長皮膜
22aもしくは縦長皮膜22bの幅寸法をより小さく、
もしくは0にさせればよい。
【0048】また、前記樹脂膜11は不透明であっても
よく、透明樹脂膜8とは異なる材質の樹脂であってもよ
い。
【0049】図2,3中二点鎖線と、図4は、他の実施
の形態を示している。
【0050】これによれば、上記微小通路14は断面積
が微小の点形状とされ、X方向とY方向でそれぞれ互い
にほぼ等間隔(P)に配置されている。
【0051】上記各微小通路14の断面積は、これら各
微小通路14で互いに一定しないが、約0.001〜
0.25mmであることが好ましく、顔料層5の単位面
積当りに占める上記微小通路14の合計面積の比率は、
前記と同様に約20〜40%であることが好ましい。こ
のような数値とした理由は前記と同様である。
【0052】上記微小通路14を有する顔料塗布膜体1
を成形する場合には、上記顔料層5の微小通路14に対
応する位置で、上記スクリーン材料21に点状皮膜22
dを取り付けて、スクリーン23を形成する。
【0053】そして、上記スクリーン23を用いて基布
4の上記一方の外面2の所定位置に顔料層5を塗布させ
ると、上記顔料のほとんどは上記点状皮膜22dを避け
て上記基布4の外面2に塗布されるが、顔料の一部は上
記点状皮膜22dの外縁部の下方に入り込んで上記基布
4の外面2に塗布される。もって、ほぼ円形や矩形など
各形状が一定しない点形状の微小通路14が多数形成さ
れ、この微小通路14群は、上記厚さ方向Zに沿った視
線でみて点在状とされる。
【0054】他の構成や作用効果は前記実施の形態と同
様であるため、図面に共通の符号を付してその重複した
説明を省略する。
【0055】なお、上記顔料層5に格子状や縞状の微小
通路14群と共に、点在状の微小通路14群を形成して
もよく、また、顔料層5の一部に前記した格子状および
/もしくは縞状の微小通路14群を形成し、他部に上記
した点在状の微小通路14群を形成してもよい。また、
点形状の微小通路14は千鳥状に配置してもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0057】請求項1の発明は、両外面のうち少なくと
も一方の外面が無地とされる基布と、この基布の上記一
方の外面に塗布される顔料層と、上記基布の上記一方の
外面における上記顔料層の非塗布部、および上記顔料層
の各外面をそれぞれその外方から覆いこれら各外面に熱
溶着される透明樹脂膜とを備えた顔料塗布膜体におい
て、
【0058】上記顔料層にその厚さ方向に貫通する幅寸
法が微小の、および/もしくは断面積が微小の微小通路
が多数形成され、これら各微小通路に上記透明樹脂膜の
一部が熱溶融により充填されて上記基布に溶着され、上
記基布の外面に沿った方向で、上記各微小通路がほぼ等
間隔に配置されている。
【0059】このため、上記顔料層の各部において、上
記基布への透明樹脂膜の接着強度が互いにほぼ均一に向
上させられる。
【0060】よって、顔料塗布膜体に大きい外力が与え
られた場合でも、上記顔料層の設置位置における上記基
布と透明樹脂膜との互いの剥離はより確実に防止され、
顔料塗布膜体1の寿命上、有益である。
【0061】請求項2の発明は、上記幅寸法が微小の微
小通路群が、上記厚さ方向に沿った視線で見て、格子
状、もしくは縞状とされている。
【0062】このため、上記顔料層の設置位置における
上記基布と透明樹脂膜との接着強度は、上記各微小通路
が点形状であることに比べて、より向上させられる。
【0063】よって、上記基布と透明樹脂膜との互いの
剥離は更に確実に防止される。
【0064】請求項3の発明は、上記透明樹脂膜の外面
に付着させられる酸化チタン皮膜を備えている。
【0065】このため、上記酸化チタン皮膜による光触
媒としての働きにより、上記透明樹脂膜の外面にカビな
どの有機物が発生しようとすることが防止されて、この
外面の防汚が長期にわたり維持される。
【0066】よって、前記したように、顔料層に多数の
微小通路を形成すると、これら微小通路が存在する分、
顔料層の着色の見栄えが低下しがちとはなるが、上記酸
化チタン皮膜により透明樹脂膜の外面の防汚がなされる
ことにより、上記顔料層の見栄えの低下が補填され、こ
のため、顔料塗布膜体の見栄えが長期にわたり良好に保
持される。
【0067】請求項4の発明は、上記基布の他方の外面
に付着させられる他の樹脂膜を備えている。
【0068】このため、上記基布が樹脂膜により補強さ
れると共に、基布への雨水の浸入が防止されて、上記基
布がこれに対する外力によって大きく伸長するというこ
とは防止される。
【0069】よって、上記基布の大きな伸長が防止され
る分、上記顔料層の設置位置における上記基布と透明樹
脂膜の剥離は更に確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】顔料塗布膜体とスクリーンの部分拡大側面断面
図である。
【図2】顔料塗布膜体の部分拡大平面図である。
【図3】スクリーンの部分拡大平面図である。
【図4】他の実施の形態で、図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 顔料塗布膜体 2,3 外面 4 基布 5 顔料層 6 非塗布部 7 外面 8 透明樹脂膜 8a 一部 9 外面 10 酸化チタン皮膜 11 樹脂膜 14 微小通路 15 横通路 16 縦通路 W 幅寸法 X X方向 Y Y方向 Z 厚さ方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 15/54 D06M 11/12 (72)発明者 塙 泰之 大阪府枚方市招提田近3―20 太陽工業株 式会社内 (72)発明者 植村 敏明 大阪府大阪市淀川区木川東4丁目8番4号 太陽工業株式会社内 (72)発明者 牧 秀文 大阪市中央区久太郎町2丁目3番8号 ハ イム船場302 株式会社アコースティック 内 Fターム(参考) 2E141 AA00 EE02 EE03 EE04 EE05 4F100 AA21E AK01E AK15 BA05 BA07 BA10A BA10E CA13 DC11D DC14D DC15D DG11A GB71 HB00B HB00C JB16 JL00 JL11 JM02D JN01 JN01E 4L031 BA09 DA00 DA12 4L033 AC03 AC10 AC15 CA10 CA70 DA06 4L049 AB11 CA11 DA08 DA09 EA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両外面のうち少なくとも一方の外面が無
    地とされる基布と、この基布の上記一方の外面に塗布さ
    れる顔料層と、上記基布の上記一方の外面における上記
    顔料層の非塗布部、および上記顔料層の各外面をそれぞ
    れその外方から覆いこれら各外面に熱溶着される透明樹
    脂膜とを備えた顔料塗布膜体において、 上記顔料層にその厚さ方向に貫通する幅寸法が微小の、
    および/もしくは断面積が微小の微小通路が多数形成さ
    れ、これら各微小通路に上記透明樹脂膜の一部が熱溶融
    により充填されて上記基布に溶着され、上記基布の外面
    に沿った方向で、上記各微小通路がほぼ等間隔に配置さ
    れた顔料塗布膜体。
  2. 【請求項2】 上記幅寸法が微小の微小通路群が、上記
    厚さ方向に沿った視線で見て、格子状、もしくは縞状と
    された請求項1に記載の顔料塗布膜体。
  3. 【請求項3】 上記透明樹脂膜の外面に付着させられる
    酸化チタン皮膜を備えた請求項1、もしくは2に記載の
    顔料塗布膜体。
  4. 【請求項4】 上記基布の他方の外面に付着させられる
    他の樹脂膜を備えた請求項1、もしくは2に記載の顔料
    塗布膜体。
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