JPH1025928A - 屋外用遮蔽幕 - Google Patents

屋外用遮蔽幕

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Publication number
JPH1025928A
JPH1025928A JP8203294A JP20329496A JPH1025928A JP H1025928 A JPH1025928 A JP H1025928A JP 8203294 A JP8203294 A JP 8203294A JP 20329496 A JP20329496 A JP 20329496A JP H1025928 A JPH1025928 A JP H1025928A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet body
shielding curtain
front side
sheet
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP8203294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Osada
政男 長田
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Original Assignee
Individual
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Priority to TW85113863A priority patent/TW393534B/zh
Publication of JPH1025928A publication Critical patent/JPH1025928A/ja
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  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海や山で設営されるテントや囲いといった屋
外遮蔽幕は、概して通気性が悪くまた視界がほとんど得
られなかった。 【解決手段】 間隙を開けて平織りすることによってネ
ット状に形成された合成樹脂繊維或いは無機繊維製基布
の表面側に記載を施し、表面側の全面若しくは一部に暗
色塗料を彩色して成るシート体にて少なくとも周壁を構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外において、外
部からの視界を遮るために設営する遮蔽幕の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アウトドアという言葉が盛んに用いられ
るようになった昨今、海や山をレジャー地として選び、
そこで宿泊所その他の既成施設を利用することなく或る
時間を費やすという人々が多くなってきている。従っ
て、そうした場所に、多人数が思い思いのやり方でとど
まる、という環境が形成される。
【0003】例えば海水浴場には大勢の人間が集まる
が、そこにプライベートな空間はないに等しく、着替え
一つとっても「海の家」等と称される施設を利用せざる
を得ない状況である。そこで、日除けも欲しいしプライ
バシーの保てる空間も確保したい、といった要求を満足
させるために、種々のものが持ち込まれている。代表的
なものは「レジャーテント」であるが、これより構造が
単純で軽量なもの(人ひとりが立てるだけの投影面積し
かなく、着替えやシャワー用といった用途に供される)
も市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらはい
ずれも風通しの悪いもの、あるいは通常は風通しが考慮
されていたとしてもいざ着替えをするときには風通しが
悪くなるものである。こうした不都合に対して利用者
は、外からの視界を遮断するのであるから致し方ないと
諦めていた。
【0005】また、このようにして作り上げた空間内に
居る者にとっては、風通しが悪いというだけでなく、視
界が完全に遮断されてしまうために、窮屈な感じがした
り不安感が強まったりするという欠点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明を成し得たもので
あり、その特徴とするところは、間隙を開けて平織りす
ることによってネット状に形成された合成樹脂繊維或い
は無機繊維製基布の表面側に記載を施し、裏面側の全面
若しくは一部に暗色塗料を彩色して成るシート体にて少
なくとも周壁を構成した点にある。
【0007】なおここで言う「基布」とは、合成樹脂繊
維或いは無機繊維製の糸を間隔を開けて平織りにして得
られるものである。その後全体を塗料で被覆したものも
この「基布」の概念に含むものとする。そしてこの基布
は、間隔を開けて平織りされたことにより多数の透孔が
形成されている。もちろんこの間隙は、たとえ全体を塗
料で被覆したものであっても存在しており、これが本発
明の目的である通風性や視界の確保等に貢献する。そし
て強度の付与にも貢献する。
【0008】「シート体」は、基布に更に彩色を施した
ものである。表裏で彩色の目的は異なっており、表面側
には本発明屋外用遮蔽幕表面に模様や文字等が記載さ
れ、裏面側には暗色塗料が彩色されることにより、本発
明遮蔽幕の外側からは内部が見にくく、内部からは外が
よく見えるということになる。これは、シート体に照射
された光の反射光量が表面側に関しては比較的大きくし
かも文字や模様等目に付きやすい記載がなされているの
で人の目は焦点をシート体表面に合わせてしまうのに対
し、内部側では照射光量に対する反射光量が(暗色塗料
塗布によって)ほとんどないため、人の目は焦点を外界
に合わせるようになるからである。まして本発明遮蔽幕
が一般に使用される状況を考えてみると、遮蔽幕の内外
では光量自体に大きな差があり、内側は暗く外側は明る
いので、この傾向は更に顕著なものとなる。
【0009】「暗色」とは、視神経をあまり刺激しない
色、即ち基本的には表面(記載面)の平均明度よりも明
度の低い色であると定義する。従って当然、有彩色無彩
色の別、或いは色相の違いのみから判断される色ではな
いが、明度が等しくとも表面光沢に違いがあると光沢の
あるほうが視神経を刺激しやすいので、明度が小さく表
面光沢のない塗料が、最も好ましい暗色である。またい
くら明度が小さく表面光沢がないと言っても、多色であ
れば各色の境界において刺激を受けるので、単色或いは
類似色とするのが好ましい。具体的には、黒、濃紺、濃
いグレーなどが好適である。
【0010】また本発明幕表面側に施される文字や絵等
の記載をどのような形態でシート体表面に描出させるか
は何ら限定するものではない。但し、本発明者が試作実
験した範囲では、印刷や吹き付けによる塗料塗布の方
が、いわゆる刷毛塗りによる描出方法に比して塗料の裏
面への漏出が少なく好適であった。
【0011】また本発明幕の全体構造については特に限
定するものではなく、独立した内部空間を形勢するため
の周壁を有するものであればどのような構造であっても
良いものとする。天井に関しては必要でない場合もある
ため必須のものではないが、不慮の雨に遭遇した場合に
も活躍するレジャーテントとして使用する場合には、必
要である。そしてこの天井を構成するシート体にも周壁
と同様の材質のものを採用すると開放感があって快適な
ものとなる。この場合、この空隙を透明体で塞ぐと良
い。塞ぐための方法としては、透明プラスチックシート
を被覆する方法、溶融している透明プラスチックに浸漬
し空隙を塞いで該プラスチックを固化させる方法などが
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を更に
詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係る屋外用遮蔽幕1(以
下本発明遮蔽幕1という)の一例を示すものであり本例
は、底面が1m×1m程度、高さが2m程度の空間を有
する箱状のものであり、浜辺における着替えやシャワー
用として好適な屋外用遮蔽幕である。構造は、4本のパ
イプ状支柱2を連結パイプ3で連結し、その周囲をシー
ト体4で囲んだものであり、現場にて組み立てて構築す
る。人の出入りは、スライドファスナー5を開閉するこ
とで行なう。天面は本例の場合は開放されているが、こ
こを覆うようにしても良い(図示せず)。シート体4の
表面にはカラフルな模様が印刷によって施されている。
【0014】図2は、シート体4の構造を概略的に示す
模式図である。合成繊維糸6(図では模式的に示すため
平帯状のものであるが、実際にはもっと円柱形状に近
く、交差箇所において偏平に変形している)より成る平
織物を基布とし、その全面を塗料7(白色)で被覆し、
更に裏面側に暗色塗料8(黒色)を吹き付けて成るもの
である。合成繊維糸5は、十分な距離をあけて織られて
おり、それによって出現するネット孔9の大きさは、縦
横とも約1mm、合成繊維糸6自体の幅は約 1.3mmである
が、ネット孔が0.5 〜4.0 mm四方程度、合成繊維糸6の
糸幅が0.5 〜4.0mm程度であれば充分な効果がある。表
面側は、上記カラフルな模様を表わすための塗料10
(多色)が印刷によって記載されている。
【0015】図3は、本発明遮蔽幕1の他の例としてレ
ジャーテントを示したものである。本例のテントは、ド
ーム型と呼ばれるもので、壁部分と天井部分が区画され
ておらず、幕体すべてが既述のシート体4によって構成
されている。但し天井に相当する箇所にはプラスチック
製透明シート11が被覆されており、これがテント本体
にゴム糸12によって係止されている。従って本例のテ
ントは、シート体の透孔を通して通気がなされ又外方へ
の視界も確保されるが、降雨時に雨がテント内に入り込
むことはほとんどなくなっている。
【0016】透明シートを被覆するという方法以外に、
予めシート体の透孔を透明体で塞いでおく方法がある。
これだと、テント設営時に透明シートを別途張設する必
要がなく、また小孔がなくなるのでホコリなどが付着し
ても簡単に拭き取ることができ便利である。シート体の
透孔を塞ぐための具体的な方法には、例えばシート体
を、適当な粘度で溶融している透明プラスチックに浸漬
した後引き上げ固化させるといった方法がある。なお当
然ながら透孔を塞ぐと通気性はなくなるので、必要箇所
以外にはこうした加工を施す必要はない。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係る
屋外用遮蔽幕は、間隙を開けて平織りすることによって
ネット状に形成された合成樹脂繊維或いは無機繊維製基
布の表面側に記載を施し、裏面側の全面若しくは一部に
暗色塗料を彩色して成るシート体にて少なくとも周壁を
構成したものであることを特徴とするものであり、以下
の如き種々の効果を有する極めて高度な発明である。
【0018】 ネット状であるため多数の透孔を有し
ているが、表面に記載が施されているため、幕内部に焦
点を合わせにくくなる。よって内部が見えない。 裏側面には暗色塗料にて彩色された部分があるの
で、この部分に照射された光はほとんど反射されず、外
の景色に焦点が合わせやすい。よって、幕内部の者から
は外がよく見える。 ネット状であるため、通気性が良い。 織物であるので高強度の製品が容易に提供できる。 必要箇所の透孔を透明プラスチックで塞ぐようにす
れば、十分な視界を確保しつつ防水性を付与することも
容易である。 表面側に記載が施されているので、その記載によっ
て美麗なものや個性的なものとしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋外用遮蔽幕の一例を示す概略斜
視図である。
【図2】シート体の構造を概略的に示す模式図である。
【図3】本発明に係る屋外用遮蔽幕の他の例としてレジ
ャーテントを示した概略斜視図である。
【符号の説明】
1 本発明に係る屋外用遮蔽幕 2 パイプ状支柱 3 連結パイプ 4 シート体 5 スライドファスナー 6 合成繊維糸 7 塗料(白色) 8 暗色塗料(黒色) 9 ネット孔 10 塗料(多色) 11 プラスチック製透明シート 12 ゴム糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙を開けて平織りすることによってネ
    ット状に形成された合成樹脂繊維或いは無機繊維製基布
    の表面側に記載を施し、裏面側の全面若しくは一部に暗
    色塗料を彩色して成るシート体にて少なくとも周壁を構
    成したものであることを特徴とする屋外用遮蔽幕。
  2. 【請求項2】 周壁以外に天井も有しており全体形状が
    レジャーテント状となったものである請求項1記載の屋
    外用遮蔽幕。
  3. 【請求項3】 天井部分の該シート体には、透明プラス
    チックシートが被覆されている請求項2記載の屋外用遮
    蔽幕。
  4. 【請求項4】 平織りによる間隙が、少なくとも天井部
    分については透明プラスチックによって塞がれている請
    求項2記載の屋外用遮蔽幕。
JP8203294A 1996-07-11 1996-07-11 屋外用遮蔽幕 Pending JPH1025928A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8203294A JPH1025928A (ja) 1996-07-11 1996-07-11 屋外用遮蔽幕
TW85113863A TW393534B (en) 1996-07-11 1996-11-13 Unidirectional transparency woven fabric

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8203294A JPH1025928A (ja) 1996-07-11 1996-07-11 屋外用遮蔽幕

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1025928A true JPH1025928A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16471664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8203294A Pending JPH1025928A (ja) 1996-07-11 1996-07-11 屋外用遮蔽幕

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JP (1) JPH1025928A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7121290B2 (en) 2000-06-16 2006-10-17 Eastman Ii Robert Outdoor enclosure with scent-dampening liner
WO2015159886A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 多摩川クラフト有限会社 看板
JP2015212805A (ja) * 2014-04-16 2015-11-26 多摩川クラフト有限会社 看板
KR20200051362A (ko) * 2018-11-05 2020-05-13 임석민 텐트

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WO2015159886A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 多摩川クラフト有限会社 看板
JP2015212805A (ja) * 2014-04-16 2015-11-26 多摩川クラフト有限会社 看板
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