JP3061147U - 紗を使った透かし模様を有する額用品 - Google Patents

紗を使った透かし模様を有する額用品

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JP3061147U
JP3061147U JP1999000392U JP39299U JP3061147U JP 3061147 U JP3061147 U JP 3061147U JP 1999000392 U JP1999000392 U JP 1999000392U JP 39299 U JP39299 U JP 39299U JP 3061147 U JP3061147 U JP 3061147U
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義博 金谷
恒男 高村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高度な室内装飾品としての紗を使った透かし模
様を有する額用品を提供する。 【解決手段】絹や合成繊維及び金属等からなる紗上にお
いて、造膜材により塗りつぶした部分と透かしの部分と
により、模様を形成した紗パネルの組み合わせにより高
度な室内装飾品を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は居住室内に於ける装飾品として使用する事が出来る紗を使った透かし 模様を有する額用品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、屋内外の新しい装飾方法としてパンチングメタルが、高欄、ベランダ、 階段等の手摺に、体育館やホールの天井のデザインパネルに、また看板として使 われるようになってきた。しかし、そのルーツは約20年も前に遡る事が出来る 。 例えば、実公昭56−18157号公報には、一番奥に背景を描き出した背景パ ネルを置き、その前面に、隙間を設けて、透かし絵パネルを設置したものが開示 されている。
【0003】 また、実公昭62−203294号公報では、円網多筒式抄紙機を用いて、絵 柄入り板紙を、クーチロールにより連続的に抄造することが出来、効果として、 高級感や新規な風合いを伴う板紙の製造が出来たとしている。
【0004】 しかしながら、パンチングメタルでは近くで見ても何を表現しているのか解ら ず、有る程度距離をおいてながめて理解できる物であり、微小で精密な模様の表 現には不適である。また、透かし絵パネル法や円網多筒式抄紙機を用いた板紙も 微小で精密な模様の表現が出来ないという欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の様な問題点に鑑みなされたものである。 その目的とするところは、一枚以上の紗を用いて、通常の絵画にない種々な表 現と微小で精密な模様の表現が可能な、居住室内に於ける装飾品として使用する 事が出来る透かし模様を有する額用品を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、これらの課題を解決するために鋭意研究した結果なされたものであ り、その構成は次のとおりである。
【0007】 すなわち、本考案は1.紗織物からなる支持体上に、透かし部分と樹脂で塗り つぶした部分からなる模様が構成されていることを特徴とする紗を使った透かし 模様を有する額用品に存する。 また2.紗織物からなる支持体が2枚以上略等間隔に配設されていることを特 徴とする1記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また3.最後部面に紗織物以外の背景平面体を配置構成したことを特徴とする 1〜2記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また4.背景平面体が静画、動画、映像を映し出す液晶画面であることを特徴 とする3記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また5.背景平面体が反射鏡であることを特徴とする紗を使った透かし模様を 有する額用品に存する。 また6.透かし部分の紗織物を構成する糸の全体もしくは部分を一色以上で着 色したことを特徴とする1〜5記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存 する。 また7.紗織物を構成する糸に中空糸を用いることを特徴とする1〜6記載の 紗を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また8.塗りつぶし部分の全体もしくは部分を一色以上で着色したことを特徴 とする1〜7記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また9.背景平面体の全体もしくは部分を一色以上で着色したことを特徴とす る3〜4記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また10.紗織物の最後部面の後に光源を置いたことを特徴とする2記載の紗 を使った透かし模様を有する額用品に存する。 また11.紗織物の最後部面と背景平面体間に光源を置いたことを特徴とする 3記載の紗を使った透かし模様を有する額用品に存し、以上を用いて上記課題を 解決しようとするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に本考案の紗を使った透かし模様を有する額用品の主要構成について説明す る。
【0009】 本考案に用いる模様の保持体である紗の基材としては、各種の素材のものが開 発されていて、それぞれに使用することができる。絹に始まってナイロン、ビニ ロン、ポリエステルそのほか、金属、塩化ビニル等が素材として用いられる。
【0010】 紗の密度としては、目の間隔が0.03〜1.2mm、開口率で25〜70% のものが、紗の糸使いとしては、ナイロンやポリエステルの場合、15〜150 デニールのモノフイラメント及びマルチフイラメントのもの及びそれらの範囲に 相当する太さの他の素材が使用される。
【0011】 塗りつぶしの部分は、紗の上に皮膜を形成して紗の目をふさぐことによって形 成される。そのふさぐ方法として、造膜剤を紗に塗布し、乾燥後トレースした白 黒の原図を当てて感光し、感光部が不溶性になる事を利用して、塗りつぶした部 分の連続からなる模様部を造形する、感光性樹脂が用いられる。
【0012】 以下に、本考案の一実施形態例を添付図面に基づき説明すると次の通りである 。
【0013】 図1は、本考案に於ける紗を使った透かし模様を有する額用品の基本的構成を 示している。1は、紗上に於いて、すすきと雁が飛んでいる様子を塗りつぶし部 分(4)で表し、その他は透かし部分(3)で表した前面紗パネルで、2は無地 からなる背景平面体を示している。前面紗パネル(1)の透かし部分(3)は、 紗を構成するモノやマルチのフイラメントに着色糸を用い、塗りつぶし部分(4 )は造膜材の中に染料、顔料等の着色材を入れる事により着色する事が出来る。 このように、同じ前面紗パネル(1)の変化により全体の感じ方を種々に変化さ せることができ、より付加価値の高い透かし模様を有する額用品を形成する事が 出来る。
【0014】 図2は、本考案に於ける紗を使った透かし模様を有する額用品の基本的構成を 示している。1は、紗上に於いて、すすきと雁が飛んでいる様子を塗りつぶし部 分(4)で表し、その他は透かし部分(3)で表した前面紗パネルで、2は絵画 からなる背景平面体を示している。2の背景平面体に、液晶画面を用いる事もで きる。前面紗パネル(1)と背景平面体(2)との隙間は0.5〜3.0cmあ り、この隙間によって、立体感や方向によって見る感じが異なってくる。このよ うに、同じ前面紗パネル(1)を使用しても、背景平面体(2)の変化により全 体の感じ方を種々に変化させた、より付加価値の高い透かし模様を有する額用品 を形成する事が出来る。
【0015】 図3は、図2の場合とは逆に透かし部分(3)が少ない組み合わせを模式的に 示している。透かし部分(3)は、前述したしたように紗を構成するモノやマル チのフイラメントに着色糸を用いる事により変化させる事もでき、簡便的には透 かし部分(3)の紗を絵筆法やスプレー法を用いて着色して、それぞれ異なる色 調に変化させる事が出来る。
【0016】 図4は、透かし部分(3)の多い紗パネルの組み合わせを示している。二枚目 の紗パネル(5)は、前面紗パネル(1)より全体として図柄を小さくした透か し部分の多いパネルになっていて、以下同様に背景パネルに近ずくにしたがって 順次図柄を小さくし、遠近感と立体感がある、より付加価値の高い透かし模様を 有する額用品を形成する事が出来る。
【0017】 重ねる紗パネルの枚数に制限はないが、2〜5枚が妥当であり、それ以上枚数 を多くしても、額の厚さが厚くなりすぎたり、透かし模様を有する額用品として 鑑賞効果が薄れたりする。
【0018】 図5は、透かし部分(3)の少ない紗パネルの組み合わせを示している。この 形態は、同一図柄で前面紗パネル(1)に始まり背景平面体(2)に近づくにし たがって順次図柄を画面の中心点を中心に小さくして行けば、遠近感と立体感が 得られ、更に、透かし部分の糸に前述したような方法で着色することにより、よ り付加価値の高い透かし模様を有する額用品を形成する事が出来る。
【0019】 図6は、例えば、図5の組み合わせにおいて、前面紗パネル(1)と二枚目の 紗パネル(5)の間や背景平面体(2)の前に照明を設ける形態を示している。 照明は、単色光で配置場所を一カ所以上とし、明暗効果を出すことができる。一 方、二つ以上の異なる単色光で配置場所を替えることにより、各々の元色と合成 色により多色明暗効果を出すことができる。
【0020】
【考案の効果】
当考案の紗を使った透かし模様を有する額用品は、紗を使用しているために精 密な描写が可能となり、また、パネルの種々の組合わせにより、種々の情景を遠 近感に富んだ立体的な描写が可能となった。更に、紗に中空糸を用いる事により 、着色法以外の光による色演出、表現をする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】透かし部分(3)の多い紗パネルと無地背景平
面体からなる本考案の一実施形態を示すもので、パネル
のみの配置を中心に示した基本斜視図である
【図2】透かし部分(3)の多い紗パネルと絵画調背景
平面体からなる本考案の一実施形態を示すもので、パネ
ルのみの配置を中心に示した基本斜視図である。
【図3】同、他の組み合わせの一例を示す基本斜視図で
ある。
【図4】二枚以上の組み合わせの一例を示す基本斜視図
である。
【図5】同、他の組み合わせの一例を示す基本斜視図で
ある。
【図6】図5において、照明を取り入れた一例を示す基
本斜視図である。
【符号の説明】
1.前面紗パネル 2.背景平面体(無地、絵画、液晶画面、反射鏡) 3.透かし部分 4.塗りつぶし部分 5.2枚目紗パネル 6.照明

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紗織物からなるを支持体上に、透かし部
    分と樹脂で塗りつぶした部分からなる模様が構成されて
    いることを特徴とする紗を使った透かし模様を有する額
    用品。
  2. 【請求項2】 紗織物からなる支持体が2枚以上略等間
    隔に配設されていることを特徴とする請求項1記載の紗
    を使った透かし模様を有する額用品。
  3. 【請求項3】 最後部面に紗織物以外の背景平面体を配
    置構成したことを特徴とする請求項1〜2記載の紗を使
    った透かし模様を有する額用品。
  4. 【請求項4】 背景平面体が静画、動画、映像を映し出
    す液晶画面であることを特徴とする請求項3記載の紗を
    使った透かし模様を有する額用品。
  5. 【請求項5】 背景平面体が反射鏡であることを特徴と
    する請求項3記載の紗を使った透かし模様を有する額用
    品。
  6. 【請求項6】 透かし部分の紗織物を構成する糸の全体
    もしくは部分を一色以上で着色したことを特徴とする請
    求項1〜5記載の紗を使った透かし模様を有する額用
    品。
  7. 【請求項7】 紗織物を構成する糸に中空糸を用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜6記載の紗を使った透かし模
    様を有する額用品。
  8. 【請求項8】 塗りつぶし部分の全体もしくは部分を一
    色以上で着色したことを特徴とする請求項1〜7記載の
    紗を使った透かし模様を有する額用品。
  9. 【請求項9】 背景平面体の全体もしくは部分を一色以
    上で着色したことを特徴とする請求項3〜4記載の紗を
    使った透かし模様を有する額用品。
  10. 【請求項10】 紗織物の最後部面の後に光源を置いた
    ことを特徴とする請求項2記載の紗を使った透かし模様
    を有する額用品。
  11. 【請求項11】 紗織物の最後部面と背景平面体間に光
    源を置いたことを特徴とする請求項3記載の紗を使った
    透かし模様を有する額用品。
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