JPH08263005A - シート体 - Google Patents

シート体

Info

Publication number
JPH08263005A
JPH08263005A JP14540195A JP14540195A JPH08263005A JP H08263005 A JPH08263005 A JP H08263005A JP 14540195 A JP14540195 A JP 14540195A JP 14540195 A JP14540195 A JP 14540195A JP H08263005 A JPH08263005 A JP H08263005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating material
statement
sheet body
net
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14540195A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Osada
政男 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP14540195A priority Critical patent/JPH08263005A/ja
Publication of JPH08263005A publication Critical patent/JPH08263005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 風の影響を受けにくく、且つ記載が施されて
いない側からの視界は充分に確保するシート体を提供す
る。 【構成】 ネット状である合成樹脂製基布の表面側には
記載が施され、裏面の全面若しくはほぼ全面には暗色塗
料が単色に彩色される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂れ幕や横断幕等の広
告用幕、看板の記載部分、スクリーンやフラッグ、等々
に用いられる文字や図形、絵等の記載のあるシート体の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文字や図形等の記載のあるシート体は、
実に様々な場面において利用されている。例えば、広告
媒体の一つに「幕」がある。元来は、物の隔て、又は装
飾のためのものであったが、表面にメッセージを記載し
ておきこれを広告媒体として利用する方法、即ち、百貨
店等のビル屋上から吊り下げたり、歩道橋の手摺部分に
水平方向にかけわたすという方法は、ビルの外壁に直接
ペインティングする方法等に比してはるかに低コストで
あり、撤去や交換も簡単であるため盛んに利用されてい
る。
【0003】一方、そのような記載を施したシート体を
枠体に張設した「看板」もある。看板にはビルの壁面に
固定するような形式のもの、道路上に置くだけで自立す
る形式のもの、固定物に立て掛ける形式のもの、等々が
ある。その他文字や図形等の記載のあるシート体とし
て、窓用ロールスクリーン、旗等もそうした例に含まれ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、広告用幕や
看板のように屋外に設置されるものであると、風の影響
を受けやすい。垂れ幕の場合であると、下端一に錘又は
それに代わるものを取り付けておかないとわずかな風で
容易に浮き上がったり捩じれたりすることになるし、強
風を受けた場合には、幕を固定していたロープが外れた
りちぎれたりすることすらある。そしてこれらを防止す
るには、ロープ等の係止部材を多数箇所に設けたり、幕
全体を枠体内に納めて看板のようにする、等の方法があ
るが、設置や撤去が簡単であることが特長であるはずの
幕をこのように面倒な手法によって取設するのは好まし
くない。立て看板の場合であると、強風を受けると簡単
に倒れてしまい事故の原因となる可能性が高いし、ビル
壁面に固定するタイプのものであると、風圧に対して耐
え得るべく強度設定がなされる必要があり、設置は高コ
ストで煩雑なものとなっていた。
【0005】一方、立て看板のように道路上に視界を遮
る形で設置されるものの場合、子供の飛び出し等による
事故を助長することになる。何故なら、身長が低い老人
や子供がこうした看板の向こう側にいても、走行してい
る自動車からは全く見ることができないからである。ま
た、ビル等の屋上から吊り下げる場合であれば窓からの
視界を、歩道橋に架け渡した場合であれば歩道橋を歩く
歩行者からの視界を、一部或いは完全に遮ってしまうこ
とになるが、このように、記載面を見る側とは反対側の
人間の視界を遮ることが問題になることも非常に多い。
これ以外の例を挙げると、プロ野球やJリーグの応援の
際、しばしば大きな旗を、観客の視界を遮るようにして
広げているが、観客は旗の記載を観るわけではない。即
ち彼らには邪魔なものとして存在することになってい
る。或いは特殊な例として、モーテルの自動車用出入口
には、通行人と視線を合わさずに済むように目隠しカー
テンを設けることが多いが、目隠し効果が高くなればな
るほど通行人との接触事故の可能性が高くなることにな
る。
【0006】そこで、風などの影響を受けず、且つ記載
面側からは該記載がよく見えるが裏面からは充分な視界
を有する、というシート体の出現が待たれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明を成し得たもので
あり、その特徴とするところは、ネット状である合成樹
脂製基布の表面側には記載が施され、裏面の全面若しく
はほぼ全面には暗色塗料が単色に彩色された点にある。
【0008】なおここで言う「基布」は、ネット状であ
る合成樹脂製の布を意味し、合成繊維を網状に製織した
ものであっても、プラスチックシートに多数のパンチ孔
を刻設したようなものであっても良いものとする。ま
た、材質についても何ら限定するものではない。旗やロ
ールスクリーンのように柔軟性が求められる場合、住宅
室内に設置するもののように難燃性が求められる場合、
等各要求に応じて適宜採用すれば良い。例を挙げると、
屋外に設置される広告用垂れ幕であれば、本発明者が試
作実験した範囲では、合成繊維を平織りして成るネット
表面全体を、該平織りのメッシュ部分が小孔を維持する
ような肉厚の防水塗料で覆ったものが、文字等を記載し
やすく、また長尺タイプの幕であっても風等でねじれて
しまうことの少ない適度な「コシ」を有しており、最も
好適であった。
【0009】基布の表裏面は、記載の有無で定義、記載
の存在する側を「表面」、その反対側を「裏面」と呼
ぶ。また「記載」とは、文字、図形、記号、或いはこれ
らの組み合わせによって成り立つ情報である。一般的な
広告の場合であれば「広告文」がここで言う記載に該当
し、室内配置用のロールスクリーンの場合であればそこ
に描かれる「絵」が記載に該当する。従って、単色の色
彩のみより成る無地は本明細書で言う記載の概念には含
まれない。
【0010】なお基布はネット状であるため多くの隙間
を有しており、それゆえ幕越しの視界というものを有し
ているので網目越しの視認を阻害するネット自体の反射
光が少なくなると視認性は更に良好なものとなる。そこ
で基布の裏面には、暗色塗料による彩色がなされてい
る。「暗色」とは、視神経をあまり刺激しない色、即ち
基本的には表面(記載面)の平均明度よりも明度の低い
色であると定義する。従って当然、有彩色無彩色の別、
或いは色相の違いのみから判断される色ではないが、明
度が等しくとも表面光沢に違いがあると光沢のあるほう
が視神経を刺激しやすいので、明度が小さく表面光沢の
ない塗料が、最も好ましい暗色である。またいくら明度
が小さく表面光沢がないと言っても、多色であれば各色
の境界において刺激を受けるので本発明においてはこれ
を同色のものとした。具体的には、黒、濃紺、濃いグレ
ーなどが好適である。
【0011】本発明は、シート体自体の構造に関するも
のであり、その用途については何ら限定するものではな
い。但し、本発明シート体の特徴は、絵や文字等の記載
のされた面側からシート体を見た場合にはその記載がは
っきりと見え裏面側からはネットの網目越しに向こう側
が良く見える、という点にあるので、それを活用できる
ものに利用するのが好ましい。例えば、道路工事現場に
設置する立て看板に利用すれば歩行者の存在が看板の裏
側から認識しやすいし、窓に垂らすブラインドの代わり
に、または網戸のネットとして、本発明シート体を使用
すれば、室内からは外が見えるが外からは中が見にくい
というものになりえる。
【0012】なお文字や絵等の記載をどのような形態で
シート体表面に描出させるかは何ら限定するものではな
い。但し、本発明者が試作実験した範囲では、印刷や吹
き付けによる塗料塗布の方が、いわゆる刷毛塗りによる
描出方法に比して塗料の裏面への漏出が少なく好適であ
った。
【0013】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明を更
に詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係るシート体1(以下本
発明シート体1という)の一例の構造を概略的に示す模
式図である。合成繊維糸2(図では模式的に示すため平
帯状のものであるが、実際にはもっと円柱形状に近く交
差箇所において偏平に変形している)より成る平織物を
基布とし、その全面を塗料3(白色)で被覆し、更に裏
面側に塗料4(黒色)を吹き付けて成るものである。表
面側は、記載のための塗料5(多色)が印刷によって設
けられている。
【0015】図2は、本発明シート体1を用いた製品の
例として、立て看板11を示したものである。立て看板
11は、本発明シート体1より成る標示シート12と、
これを固定するための4本の枠体13とにより構成され
ている。また標示シート12表面には広告文字が、記載
14として、塗料吹き付けにより設けられている。な
お、標示シート12の裏面にも予め黒色塗料が塗布され
ているが、これらの塗料によってもネット孔6は塞がっ
ておらず、該孔6の大きさは縦横とも約1mm (図中a、
bで示す長さ)、合成繊維2の幅は約 1.3mm(図中cで
示す長さ)というネット状構造を維持している。勿論本
発明シート体のネット孔の大きさは、この大きさに限定
されるものではなく、記載内容が充分に確認でき、且つ
裏面側からネット孔越しの視界が得られるのであれば良
い。具体的には、ネット孔が0.5 〜4.0 mm四方程度、合
成樹脂基布の線条の幅が0.5 〜4.0 mm程度であれば充分
な効果がある。
【0016】また本例は、合成繊維としてポリエステル
フィラメント糸を用い、これを難燃性塗料で覆ったもの
であるが、他のプラスチックを用いても良いし、或いは
交織するという形を採らず、プラスチックシートに多数
のパンチ孔をあけたものを使用してもよい。また、記載
に関しても、印刷によらず他の方法を採用してもよい
(図示せず)。
【0017】図3(a)(b)(c)は、本発明シート
体1を用いた製品の更に他の例として、網戸22、窓用
ロールカーテン23、応援幕24をそれぞれ示したが、
図示した以外にもさまざまな製品に採用し得ることは言
うまでもない。なお図示した例の中網戸22及び窓用ロ
ールカーテン23は、室内から外はよく見えるが、外か
ら室内はあまり見えない、という効果をもたらすため、
室内側を裏面としており、記載14は屋外から見えるも
のとなっている。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係る
シート体は、ネット状である合成樹脂製基布の表面側に
は記載が施され、裏面の全面若しくはほぼ全面には暗色
塗料が単色に彩色されたものであることを特徴とするも
のであり、以下の如き種々の効果を有する極めて高度な
発明である。
【0019】 網目状であるため、風を受けた場合で
もそれを逃がすため、垂れ幕等に利用した場合、それが
風でめくれあがることが少ない。 風の影響をうけにくいため、ビル屋上等の固定物に
強固に係止しなくても良いので設置や撤去作業が簡単に
なる。 網目状であり、且つ裏面が暗色に彩色されているた
め、裏面からの視界が良好に確保されているので、窓そ
の他を覆った場合でも不快感が少ないし、道路上などに
載置する場合には安全確認がしやすい。 表面側からは記載が見えてその裏側は見にくく、裏
面側からは表側が見やすいという性質を有しているた
め、目隠し用として効果的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート体の実施例の一つの構造を
示すための、一部を破断した模式図である。
【図2】本発明シート体を用いた製品の一例を示す斜視
図である。
【図3】(a)(b)(c)は、本発明シート体を用い
た製品の更に他の例を示すすべて斜視図である。
【符号の説明】
1 本発明に係るシート体 2 合成繊維 3 塗料(白色) 4 塗料(黒色) 5 塗料(多色) 6 ネット孔 11 立て看板 12 標示シート 13 枠体 14 記載 22 網戸 23 窓用ロールカーテン 24 応援幕 a ネット孔の縦長さ b ネット孔の横長さ c 合成繊維の幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネット状である合成樹脂製基布の表面側
    には記載が施され、裏面の全面若しくはほぼ全面には暗
    色塗料が単色に彩色されたものであることを特徴とする
    シート体。
JP14540195A 1995-01-26 1995-05-19 シート体 Pending JPH08263005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14540195A JPH08263005A (ja) 1995-01-26 1995-05-19 シート体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3147195 1995-01-26
JP7-31471 1995-01-26
JP14540195A JPH08263005A (ja) 1995-01-26 1995-05-19 シート体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08263005A true JPH08263005A (ja) 1996-10-11

Family

ID=26369947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14540195A Pending JPH08263005A (ja) 1995-01-26 1995-05-19 シート体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08263005A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004105A2 (en) * 1998-07-14 2000-01-27 Champions Consultants Inc. Pigment formulation and its method of application to a multi-filamentous net or mesh to produce a one-sided image and the finished product
JP2004316067A (ja) * 2001-02-20 2004-11-11 Hiraoka & Co Ltd プリント用複層糸条メッシュシート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004105A2 (en) * 1998-07-14 2000-01-27 Champions Consultants Inc. Pigment formulation and its method of application to a multi-filamentous net or mesh to produce a one-sided image and the finished product
WO2000004105A3 (en) * 1998-07-14 2000-04-27 Champions Consultants Inc Pigment formulation and its method of application to a multi-filamentous net or mesh to produce a one-sided image and the finished product
JP2004316067A (ja) * 2001-02-20 2004-11-11 Hiraoka & Co Ltd プリント用複層糸条メッシュシート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3455854B2 (ja) 光透過像を有するパネル
US6004649A (en) Woven sheet with one-way viewing
USRE37186E1 (en) Unidirectional panel
US5609938A (en) Image display apparatus with holes for opposite side viewing
JPH0532721B2 (ja)
JP2014016392A (ja) 異種視覚表示構造体
JPH08263005A (ja) シート体
US5191748A (en) Illuminated display
JP2014016394A (ja) 多種視覚表示構造体
US20130239318A1 (en) One Way Curtain
US5827787A (en) Decorative weatherable fabric
US20060162276A1 (en) Method for urban beautification using camouflage on windows and doors
JPH1031442A (ja) 広告用幕
JPS6067139A (ja) 強化化粧スクリ−ン
TW393534B (en) Unidirectional transparency woven fabric
KR101942866B1 (ko) 스파클 표현이 가능한 조명 채널 간판 및 이 제조 방법
JPS6067160A (ja) 強化化粧スクリ−ン
JPS6067159A (ja) 強化化粧スクリ−ン
JP3043867U (ja) 耐風圧性標示幕
KR19980046413A (ko) 한방향형 투시직물
GB2245742A (en) Improvements relating to reflective sheets
CN2291697Y (zh) 具双面广告的可透视广告贴
JPH1025928A (ja) 屋外用遮蔽幕
CN2291700Y (zh) 具双面广告的可透视广告贴
KR200265168Y1 (ko) 광고용 차광필름

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040915

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308