JPS5919619B2 - カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法 - Google Patents
カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法Info
- Publication number
- JPS5919619B2 JPS5919619B2 JP14452181A JP14452181A JPS5919619B2 JP S5919619 B2 JPS5919619 B2 JP S5919619B2 JP 14452181 A JP14452181 A JP 14452181A JP 14452181 A JP14452181 A JP 14452181A JP S5919619 B2 JPS5919619 B2 JP S5919619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- magnetic shield
- internal magnetic
- color picture
- picture tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、優れた磁気特性と緻密な表面黒化膜とを有す
るカラー受像管用内部磁気シールドの製造方法に関する
。
るカラー受像管用内部磁気シールドの製造方法に関する
。
一般に、カラー受像管においては、管内または管外に漏
斗状の磁気シールドを設けることによって、電子ビーム
が地磁気により曲げられるのを防いでいる。
斗状の磁気シールドを設けることによって、電子ビーム
が地磁気により曲げられるのを防いでいる。
とくに、管内に封入される内部磁気シールドには、透磁
率が高いこ払機械的強度が大きいことのほか、熱放射率
が高く、かつ、ガス放出の少ないことなどが要求される
。
率が高いこ払機械的強度が大きいことのほか、熱放射率
が高く、かつ、ガス放出の少ないことなどが要求される
。
このため従来は、5otAt0.05重量%以下の極低
炭素冷延鋼帯を用い、プレス成形後に700〜850℃
の磁性焼鈍処理を施すことにより、結晶粒をASTM6
よりも粒大化せしめ、透磁率を高めていた、また、この
後、表面黒化膜を得るべく湿潤雰囲気中550〜600
℃の温度で加熱処理をしている。
炭素冷延鋼帯を用い、プレス成形後に700〜850℃
の磁性焼鈍処理を施すことにより、結晶粒をASTM6
よりも粒大化せしめ、透磁率を高めていた、また、この
後、表面黒化膜を得るべく湿潤雰囲気中550〜600
℃の温度で加熱処理をしている。
このため、2度の加熱処理を必要とし、はなはだ不経済
であるのみならず、結晶粒の粗大化によって機械的強度
に低下をきたし、とり扱い中に変形トラブルを生じやす
いという欠点があった。
であるのみならず、結晶粒の粗大化によって機械的強度
に低下をきたし、とり扱い中に変形トラブルを生じやす
いという欠点があった。
また、このような粗大粒から成長した黒化膜は粗い組織
になり易く、膜に脱落を生じやすいという問題点もあっ
た。
になり易く、膜に脱落を生じやすいという問題点もあっ
た。
本発明は、前述のような従来の欠点を除去すべくなされ
たもので、これを以下実施例とともに詳細に説明する。
たもので、これを以下実施例とともに詳細に説明する。
図面に示す角筒形の内部磁気シールド1は、径大開口部
の周縁に鍔状に張り出したフランジ部2を有し、フラン
ジ部2がシャドウマスクのフレーム(図示せず)に結合
される。
の周縁に鍔状に張り出したフランジ部2を有し、フラン
ジ部2がシャドウマスクのフレーム(図示せず)に結合
される。
地磁気は1ガウス以下のものであるが、磁気シールドを
装備しない20インチ形カラー受像管の場合、螢光面に
おける電子ビーム射突点に1001fn以上のずれを生
せしめる。
装備しない20インチ形カラー受像管の場合、螢光面に
おける電子ビーム射突点に1001fn以上のずれを生
せしめる。
磁気シールドによるシールド効果を向上させるためには
、磁気シールドの構造も重要であるが、使用する材料の
透磁率を高めることがより重要である。
、磁気シールドの構造も重要であるが、使用する材料の
透磁率を高めることがより重要である。
実用し得る材料は、比透磁率μが600以上のものであ
る。
る。
透磁率を高めるためには、磁壁移動を阻害する炭素(C
)および窒素(N)を極少にするとともに、結晶粒界を
少なくし、結晶粒径を犬にする必要がある。
)および窒素(N)を極少にするとともに、結晶粒界を
少なくし、結晶粒径を犬にする必要がある。
本発明では、Cを少なくし、フリーなNをAtで固定化
することにより、結晶粒径を比較的小に保ちながら高い
透磁率を得ようとするものである。
することにより、結晶粒径を比較的小に保ちながら高い
透磁率を得ようとするものである。
Cは、プレス成形性および透磁率を高め、ガス放出を少
なくするために0.01重量%以下にすることが必要で
ある。
なくするために0.01重量%以下にすることが必要で
ある。
Cが0.01重量%以下のものは、Cが0.12重量%
以下の低炭素鋼素材を熱間圧延後に徐冷し、さらに冷間
圧延により、所定厚0.1mm〜0.2m1O鋼帯とな
し、かつ、弱酸化性雰囲気中650〜750℃で脱炭処
理を行なうことにより得られる。
以下の低炭素鋼素材を熱間圧延後に徐冷し、さらに冷間
圧延により、所定厚0.1mm〜0.2m1O鋼帯とな
し、かつ、弱酸化性雰囲気中650〜750℃で脱炭処
理を行なうことにより得られる。
一方、Mnは、0.1重量%未満では熱間脆性が起り、
熱間圧延を行ないにくく、0.3重量%以上では鋼帯が
硬化し、プレス成形性が悪くなる。
熱間圧延を行ないにくく、0.3重量%以上では鋼帯が
硬化し、プレス成形性が悪くなる。
S o tl’−1は、鋼中に固溶されているAt量を
意味しており、鋼中のNをAtNに固定するのに必要な
量があれば良い。
意味しており、鋼中のNをAtNに固定するのに必要な
量があれば良い。
後述のN量と関係するが、S o t Al、が0.0
1重量%未満では、フリーなNが残留して透磁率および
プレス成形性を低下させる。
1重量%未満では、フリーなNが残留して透磁率および
プレス成形性を低下させる。
また、5o7Atが0.06重量%を越えると、有害な
非金属介在物であるA、//!03の生成量が増加し、
プレス成形性が悪くなる。
非金属介在物であるA、//!03の生成量が増加し、
プレス成形性が悪くなる。
Nが0.02重量%未満では、結晶粒の粗大化を防止す
るAtNの生成量が不足し、0.1重量%を越えると、
フリーなNが増加して透磁率を低下させ、プレス成形性
も悪くなる。
るAtNの生成量が不足し、0.1重量%を越えると、
フリーなNが増加して透磁率を低下させ、プレス成形性
も悪くなる。
AtNの析出固定は、つぎのようにして行なう・ことが
できる。
できる。
すなわち、熱間圧延後に6008C以下の温度でコイル
状に巻きとり、冷却してAtとNとを固定させた後、銅
帯を両結晶温度以上で焼鈍する。
状に巻きとり、冷却してAtとNとを固定させた後、銅
帯を両結晶温度以上で焼鈍する。
ただし、この焼鈍は、前述の脱炭処理と兼ねて行なうこ
とができる。
とができる。
本発明の実施例を示すと、Feを主成分としCO,00
5重量%、 Mn 0.18重量%、5otAt0.0
44重量%、NO,045重量%および不純物を含む組
成にして、板厚0.157Afflの冷延鋼帯をプレス
成形して図示のような内部磁気シールドをつくる。
5重量%、 Mn 0.18重量%、5otAt0.0
44重量%、NO,045重量%および不純物を含む組
成にして、板厚0.157Afflの冷延鋼帯をプレス
成形して図示のような内部磁気シールドをつくる。
ついで、表面黒化処理を行なうべく、この成形品を湿潤
雰囲気中、575°Cの温度で15分間加熱する。
雰囲気中、575°Cの温度で15分間加熱する。
このようにすると、結晶粒径がAsTM8で比透磁率6
60の磁気シールドを得ることができる。
60の磁気シールドを得ることができる。
なお、従来のように、Feを主成分としCO,006重
量% 、 Mn 0.26重量% 、Sot〜℃、00
1重量%、NO,032重量%および不純物を含む組成
の銅帯をプレス成形し、かつ表面黒化処理すると、粒径
がAS TM8で比透磁率は460程度にすぎなかった
。
量% 、 Mn 0.26重量% 、Sot〜℃、00
1重量%、NO,032重量%および不純物を含む組成
の銅帯をプレス成形し、かつ表面黒化処理すると、粒径
がAS TM8で比透磁率は460程度にすぎなかった
。
結晶粒径がASTM8では、結晶粒が粗大化していない
ため、プレス成形性が良く、黒化膜は緻密で、機械的強
度も十分な磁気シールドが得られる。
ため、プレス成形性が良く、黒化膜は緻密で、機械的強
度も十分な磁気シールドが得られる。
なお、黒化処理程度の温度では、結晶粒度の成長はほと
んどない。
んどない。
以上述べたように、本発明の内部磁気シールドの製造方
法によれば、Feを主成分としC0,01重量%以下、
Mn O,1〜0.3重量%、So、1Ato、01〜
0.06重量%、NO,02〜0.1重量%および不純
物を含む組成で、NをAtNなる化合物として固定した
冷間圧延鋼帯をプレス成形したのち、表面黒化処理を施
すのであり、従来不可欠とされてきた成形後の磁性焼鈍
工程を省くことができ、これによって磁気シールド効果
を十分に保ちながら機械的強度および黒化膜品質が良好
な内部磁気シールドを得ることができる。
法によれば、Feを主成分としC0,01重量%以下、
Mn O,1〜0.3重量%、So、1Ato、01〜
0.06重量%、NO,02〜0.1重量%および不純
物を含む組成で、NをAtNなる化合物として固定した
冷間圧延鋼帯をプレス成形したのち、表面黒化処理を施
すのであり、従来不可欠とされてきた成形後の磁性焼鈍
工程を省くことができ、これによって磁気シールド効果
を十分に保ちながら機械的強度および黒化膜品質が良好
な内部磁気シールドを得ることができる。
図面は内部磁気シールドの斜視図である。
1・・・・・・内部磁気シールド、2・・・・・・フラ
ンジ。
ンジ。
Claims (1)
- I Feを主成分とし、Cを0.01重量%以下、M
口を0.1〜0.3重量%、AtおよびNを含む組成で
あって、前記A7およびNがそれぞれ固溶状態では0.
01〜0.06重量%、0.02〜0.1重量%、析出
処理によってAtNなる化合物として固定されている極
低炭素鋼帯を、プレス成形後に湿潤雰囲気中10〜30
分間にわたる550〜600℃の加熱により表面黒化処
理し結晶粒径ASTM8における比透磁率を600以上
となしたことを特徴とするカラー受像管用内部磁気シー
ルドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14452181A JPS5919619B2 (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14452181A JPS5919619B2 (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5846547A JPS5846547A (ja) | 1983-03-18 |
JPS5919619B2 true JPS5919619B2 (ja) | 1984-05-08 |
Family
ID=15364268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14452181A Expired JPS5919619B2 (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919619B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63194920U (ja) * | 1987-06-01 | 1988-12-15 | ||
WO1997006285A1 (fr) * | 1995-08-07 | 1997-02-20 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Materiau brut pour ecran antimagnetique, son procede de fabrication et recepteur de television couleur |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61183845A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-16 | Hitachi Ltd | カラ−受像管 |
DE3677310D1 (de) * | 1985-10-03 | 1991-03-07 | Philips Corp | Farbbildroehre mit innerer magnetischer abschirmung. |
JP2709172B2 (ja) * | 1990-02-20 | 1998-02-04 | 川崎製鉄株式会社 | 被膜外観にすぐれた珪素鋼板の製造方法 |
-
1981
- 1981-09-11 JP JP14452181A patent/JPS5919619B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63194920U (ja) * | 1987-06-01 | 1988-12-15 | ||
WO1997006285A1 (fr) * | 1995-08-07 | 1997-02-20 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Materiau brut pour ecran antimagnetique, son procede de fabrication et recepteur de television couleur |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5846547A (ja) | 1983-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62185828A (ja) | シヤドウマスク用フレ−ム材の製造方法 | |
JPH0699793B2 (ja) | 冷延鋼板の黒化処理方法 | |
JPS5919619B2 (ja) | カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法 | |
JP3243240B2 (ja) | 優れた磁場遮蔽特性を有する薄い冷間圧延内部シールド鋼板を製造する方法 | |
US6416594B1 (en) | Heat shrink band steel sheet and manufacturing method thereof | |
KR960010427B1 (ko) | 칼라 음극선관용 구멍난 섀도우 마스크 어닐링방법 및 이에 따라 제조된 마스크 | |
JPH1150149A (ja) | シャドウマスクフレーム用冷延鋼板の製造方法 | |
KR100264697B1 (ko) | 자기차폐용 소재 및 그 제조방법 | |
JPS59171431A (ja) | カラ−受像管の製造法 | |
JPH0366369B2 (ja) | ||
JPH0564698B2 (ja) | ||
JPS641531B2 (ja) | ||
JP3275291B2 (ja) | 高透磁率・高延性を有する磁気シールド材の製造方法 | |
KR100415654B1 (ko) | 흑화막 밀착성 및 자기차폐성이 우수한 이너쉴드용 냉연강판 제 조방법 | |
KR100514786B1 (ko) | 자기차폐성이 우수한 브라운관용 이너쉴드의 제조방법 | |
JPH10219409A (ja) | 磁気シールド用インナーシールド材とその製造方法 | |
JPS59171430A (ja) | カラ−受像管用内部磁気シ−ルドの製造方法 | |
JPH04341541A (ja) | 密着性の優れた黒化皮膜を有するtvブラウン管用マスクフレーム材 | |
KR100360094B1 (ko) | 자기차폐성이 우수한 브라운관용 냉연강판 및 그 제조방법 | |
KR100345712B1 (ko) | 자기차폐성이 우수한 브라운관 이너쉴드용 냉연강판의 제조방법 | |
KR820000330B1 (ko) | Ni-Fe-Mo 계 약자장 고투자율 재료의 제조방법 | |
KR100192767B1 (ko) | 칼라브라운관의 인너실드용 고투자율강판 및 그 제조방법 | |
JPS6191332A (ja) | 磁気シ−ルド性と黒化処理性のすぐれたシヤドウマスク用鋼板の製造方法 | |
JP2005054255A (ja) | ブラウン管フレーム用高強度熱延鋼板およびその製造方法、ならびにブラウン管フレーム | |
JP4185000B2 (ja) | Tvブラウン管内部磁気シールド用鋼板の製造方法 |