JPS59192722A - 太細を有するポリエステル複合糸及びその製造方法 - Google Patents

太細を有するポリエステル複合糸及びその製造方法

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JPS59192722A
JPS59192722A JP6527483A JP6527483A JPS59192722A JP S59192722 A JPS59192722 A JP S59192722A JP 6527483 A JP6527483 A JP 6527483A JP 6527483 A JP6527483 A JP 6527483A JP S59192722 A JPS59192722 A JP S59192722A
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thin
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JP6527483A
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Yoshiaki Sato
慶明 佐藤
Hisao Suzuki
久雄 鈴木
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキ/ミ感、優雅な光沢、発色性、ふくらみ、自
然なムラ感に優れた/ルキー高級織編物を構成す、る糸
条全好適に得ることのできる糸の長手方向に太細を有す
る多葉断面形状のポリエステル複合糸に関スる。
溶解性の異なる2種の熱可塑性ポリマから成る複合糸に
おいて易溶解性ポリマを糸表面付近に%定の形状で配置
させ糸あるいは布帛としてから易溶解性ポリマを溶解除
去することにより種々の異型断面糸が得られる。たとえ
ば木発明者らは特開昭55−93819号公報にて難溶
解性ポリマにより易溶解性ポリマを複数個に分割した複
合糸より易溶貿性ポリマを溶解除去し異型度の大きい異
型断面糸が得られることを提示した。しかしながらここ
に示される範囲の技術で得られる異型断面糸はキノミ感
を付与することができるもののギラノイた光沢を生じ易
く、発色性が低下し易すい傾向があり、この異型断面糸
で構成される織編物[は/ルキー高級織編物に具備すべ
きふぐらみ、自然なムラ感などの特性が付与されない欠
点がある。
特開昭56−53210号公報、特開昭56−1125
35号公報などにも糸表面伺近の特定の位置に配置はせ
た易溶解性ポリマ全除去することにより異型断面糸が得
られることが開示されているが、得られる異型断面糸の
特長、欠点は前記した技術と同様である。
更に本発明者らは特開昭57−5912号公報。
特開昭57−5921号公報にて多葉断面形状の頂点刊
近に配置させた易溶解性ポリマを溶解除去することによ
り、ギシミ感、優雅な光沢を有する表面に溝のある条件
を提案したが、やはりこの異型断面糸で構成はれる繊編
物はふぐらみに欠け、合成繊維特有の単調な外観奢示す
欠点がある。
ここでンルキー合成繊維の目標とする絹の織編物゛の特
性を見ると、通常の異型断面ポリエステルマルチフィラ
メント糸使い織編物に比較しキ/ミ感、ふぐらみとムラ
感の程度に顕著な差が認められる。絹織物のふくらみの
発現はその製造工程においてセンリン除去を行ない糸−
系間に空間を形成させることに基づくもので、ポリエス
テルマルチフィラメント糸では異収縮差温繊糸などとす
ることによりふくらみを発現させることに成功している
。しかし異収縮差温繊糸の製造プロセスは複雑で製造コ
ストが高い欠点は否めない。また絹織物のムラ感に注目
してみると絹マルチフィラメント糸の長さ方向にはラン
ダムな太さムラがあり、従来の合成繊維では得られなか
った高級感金星している。七/リノ除去後の絹マルチフ
ィラメント糸の糸長さ方向の太さムラは後述する測定法
でU%値が1〜6%でありU%値ピーク数では4〜10
%の範囲にあるピーク数が50m当り10〜30コ、1
0係を越えるピーク数が50m当りO〜5コ程度である
特性を有している。
このような糸の太細ムラをポリエステルマルチフィラメ
ント糸に付与する方法として、ポリエステル未延伸糸を
不均一延伸する方法が多数47B案されているが、大部
分は大部と細部を明確に区分1〜て長さ方向に形成はせ
染色後て明瞭な濃淡差を伺馬するものでU%値も5〜数
10%と犬きく/ルキー高級織編物用原糸としては必ず
しも充分でない。
太部と細部をマルチフイラメノ1〜糸内で分散でせたも
のとして特公昭51−7207号公報に長さ3 on以
下の未延伸部分がマルチフィラメント糸1ean当り5
コ以上分散して存在し、伸度が65〜70%であるポリ
エステル繊維が開示されている。しかしここで開示され
る太細糸に低紡速糸を供給し不均一延伸しているため太
部と細部の物性差、特にU%値差が太きく染色後の濃淡
差が大きい欠点があゆ、更に糸伸]Wカー犬きいため高
次工程張力変化を・受は易い欠点力・ある0 1だ特開昭55−116819号公報には月511エチ
レンテレフタレートを芯成分としポリエチレンテレフタ
レ−1・とイオン性染i4 M 染fiポl)エチレン
テレフタレート共重合体との混合物を鞘成分とし複合紡
糸した後、75℃以下で延伸して太細糸とする技術が開
示されている。この技術は多彩斤染色性効果を目的とし
たもので、複合糸断面形状から見て優雅な光沢を(−1
与できるものではなく、捷た太部と細部の濃淡差を明瞭
に付与することを指向するものでンルキー高級織編物用
原糸としては不充分である。
以上説明したように従来技術ではンルキー高級織編物と
して具備すべき優れたキ/ミ感、/ヤリ感、絹鳴り、優
雅な光沢と発色性、ふくらみ、自然なムラ感を発現する
ことのできる原糸け得られなかったのである。本発明者
らは特定の断面形状ケ有する複合糸を太細糸とすること
てより前記した/ルギー高級織編物として具備すべき特
性を発揮できることを見い出し本発明に至った。
すなわち本発明の第1の発明ばA成分がB成分を複数個
に分割した多葉形状の横断面を有し、B成分は該多葉形
状の頂点を含み糸内部方向に先細りのくさび状の形状で
あり、B成分を形成するポリマがA成分を形成するポリ
マよりアルカリ溶解性の大きいポリマであるポリエステ
ル複合糸であって、かつ該複合糸の長さ方向に太細を有
することを特徴とする太細を有するポリエステル複合糸
である。
1ず本発明のポリエステル複合糸の横断面形状について
説明する。第1図、第2図は本発明のポリエステル複合
糸の好適な横断面を示すものでアルカリ難溶解性ポリマ
A、アルカリ易溶解性ポリマBで形成されている。第1
図に示す複合糸id 3葉断面糸であって、易溶解性ポ
リマが6葉形状の全ての頂点付近金倉み糸内部方向に先
細りのくさび状となって配置されている。
第2図に示1−複金糸は5葉断[m糸であって、易溶解
性ポリマが5葉形状の全ての頂点付近を含み糸内部方向
に先細りのくさび状となって配置されている。このよう
な腹合糸をアルカリ水溶液処理すると難溶解性ポリマも
若干溶解するが、易溶解性ボIIマの方が早く溶解ゴー
るのでアルカリ水溶液処理の程度に応じて表面に適度の
深づの溝のある糸となり、易溶解性ポリマの全てを溶解
すれば、はぼ複合糸における難溶解性ポリマの形状であ
る表面に溝のある繊維が得られる。
易溶解性ポリマを溶解除去する際に易溶解性ポリマ全残
存させて発色性向上効果の一部を発揮智せる点及び発色
性向上効果の点で表面に溝のある繊維における溝の深さ
は02μ以上2μ未満であることが好ましいので後に定
義する複合糸における易溶解性ポリマの深さは少なくと
も03μ以上であることが好ましく、1μ以−Fである
ことがより好ましい。
第6図は糸横断面における一つの易溶解性ポリマにnコ
ロした場合の糸表面付近の拡大図である。P、Qは糸表
面における易溶解性ポリマと旬11溶1リイ性ポリマの
境界点であり線分PQを一つの易溶解性ポリマの表面長
とする。発色性、キ/ミ感全伺与する観点から線分PQ
の長さは0.2〜4μであることが好捷しく、03〜3
μの範囲がより奸才しい。易溶解性ポリマの糸表面に占
める長きの和は難溶解性ポリマの糸表面外周長の和の2
〜40%であることが易溶解性ポリマの少なぐとも一部
を溶解除去し表面に溝のある繊組とした場合に優雅な光
沢を発揮させ得ることがら好捷しぐ、5〜35循である
ことがより好ましい。
線分PQの中点Sと易溶解性ポリマの糸重氾・VCもつ
とも近い点Ri結ぶ線分R3が易溶解性ポリマの深さで
ある。線分R8の中点Mで直交する内線において易溶解
性ポリマと難溶貿性ポリマとの境界線と交わる点をT、
Uとした場合に線分子Uの長きは線分PQの長さの40
〜90%とし糸重心方向に先細りのくさび状とすること
が発色性向上の点で好寸しい。
複合糸を安定して製糸する観点から横断面形状は糸重心
に対し回転対象形であることが好贅し力。複合糸の横断
面形状はシルキー光沢をイ」与する点から多葉形状であ
る必要があり、3〜6葉断面であることが好捷しい。易
溶解性ポリマは多葉形状の頂点を含み糸内部方向に先細
りの〈声び状の形状とする必要があり、多葉形状の全て
の頂点伺近を含んで配置させたものでなくても良いが複
合糸より易溶解性ポリマの少なくとも一部を溶解除去1
〜表面に溝のある糸とした場合に発色性、ギノミ感を著
しく向上させるために多葉形状の過半数の頂点付近を含
んで配置させることが好1しく、多葉形状の全ての頂点
イ」近を含んで配置させることがより好寸しい。
また多葉形状の頂点と頂点の間の日商状表向より易溶解
性ポリマを糸内部方向に先細りのくさび状の形状で配置
させるとフィブリル化し易くなるので好ましいことでは
ない。
なお多葉形状の頂点とは糸内部方向より見て凸状となっ
た部分において糸重心からもつとも遠い点Fであり、頂
点付近を占るとは11点を含んで占ること全意味する。
次に糸の太細形状について説明する。本発明のポリエス
テル複合糸は糸長手方向に太mを有する。特に前記した
ように絹と同様のムラ感全伺匂するために後述する測定
法でU%値′f1:0.7〜3%とすることができ、0
9〜2.5%とすることがより好捷しい。脣たU%値ピ
ーク数では4〜10係の範囲にあるピーク数か50m当
り5〜100コであることが好捷しく、10〜60コで
あることがより好ましし更に10%を越えるピーク数が
50m当り10コ以下であることが一層好ましい。U%
値が3係を越えると大部は実質的に未延伸状態であり、
染色後の太部とン     細部の染差が犬きくいわゆ
るノック・アンド・/7ヤー7となりフルキー調外観と
は異質となり好寸しいことではない。大部は完全な未延
伸糸部分でなく若干伸長された未延伸状態であることが
好捷しい。従って本発明の太細を有する複合糸のS−8
曲線においてはいわゆるクック・アンド・シンヤーンの
ような定応力伸長域全実質的に示せないことが好ましい
。更に太細を有する複合糸の伸度ば15〜50%とする
ことが奸才しく、20%以J:35%未満とし高次工程
通過性が良く、高次工程張力の変動を受は難くすること
がより好寸しい。捷た太細を有する複合糸の沸水収縮率
は力わゆるクック・アンド・//ヤーンの如く20%以
上と大き過ぎると織編物として染色加工工程に通すと/
ボを発生する欠点があるので4〜18%とすることが好
ましl/1゜U係値が07〜3係である太細を有する複
合糸によって自然なムラ感イづ与以外にノルキー調のふ
くらみと良好な発色性をイ」与することができる。ふぐ
らみは複合糸の嵩高度特性として表現することが可能で
あり、後述する嵩高度の測定方法において13 cc/
g以上あることが好ましく、15cc/g以上であるこ
とがより好ましAoこのようなふぐらみ効果全T&編物
において発現させることにより、発色性を向−ヒさせる
ことができる。発色性向上の理由は明確ではなりが単繊
維間の空隙Vこ織編物表面に入射する光がトラップする
ためと考えられる。つ1り本発明の複合糸より易f8解
性ポリマB成分の少なくとも一部全除去して得られる太
細を有し、表面に溝のある糸とした場合には特定の溝形
状による効果、太al効果と併せ単繊維間の空隙効果に
より大きな発色性向上を発揮させることができるもので
あると考えられる。
ポリエステル複合糸の難溶解成分であるA成分としては
物理的、化学的特性に優れており衣料用として広く使用
され、特にシルギー調高級織編物として改善の要求の大
きいポリエステル複合糸月1するものであり、とりわけ
ポリエチレンプレフタレートを80モル係以上含むポリ
エステルに好寸しく適応できる。
易溶解性成分であるB成分を溶解除去する処理方法とし
ては操業のし易さ、安全性、コストなどの点よりアルカ
リ水溶液処理を好適に用いることかできるので、この観
点よりB成分としてはアルカリ易溶解性ポリエステル金
属いるものである。アルカリ易溶解性ポリエステルとし
てはポリエステルとポリアルキレノグリコール類の共重
合体あるいはブレンド体、アニオン系界面活性剤全添加
したポリエステル、金属スルホネート基を含有したポリ
エステルあるいはポリエステルと金属スルホネ−1・基
を含有したポリエステルとのブレンド体を好1しく使用
できる。複合糸より容易にムラなく溶解除去できる点で
B成分としては金属スルホネート基を含有したポリエス
テルあるいはポリエステルと金属スルホネート基を含有
したポリエステルとのブレンド体をより好捷しく使用で
き、特に金属スルホネ−1・基を含有したポリエステル
としては5−ソジュームスルホイノフタレート(1〜1
0モル%)/エチレンテレフタレート(99〜90モル
%)共重合ポリエステルが好寸シイ。
B成分のA成分に対′fるアルカリ水溶液処理における
溶解速度の比は両成分それぞれの通常の延伸糸状態で比
較し1より犬きくないと本発明の狙いとする表面に溝の
ある繊維は得られない。溶解速度の比は1.5倍以上で
あることが好捷しく、特に前記]7た溝の深さを安定し
て0.2μ以上2μ未満とするには溶解速度の比は1.
5〜8倍の範囲が好1しく、2〜6倍の範囲がより好捷
しい。
複合糸を形成するポリエステルポリマには本発明の効果
を阻害しない範囲で艶消剤1抗酸化剤、螢光増白剤、紫
外線吸収剤などよく知られた添加剤を含有せしめること
も可能である。
複合糸の両ポリマの複合比は前記(−た横断面型状を実
現するために重量化でA成分:B成分は98:2〜70
:60の範囲が好ましく、95:5〜80:20の範囲
がより好寸しい。
複合糸の単糸繊度は通常衣料用として使用されている0
5〜10デニールの範囲が好捷しく繊度ミックス、熱収
縮差ミックス、断面形状ミックスとすること、あるいは
他の糸条と混合して用いることもできる。
次に以上説明した太細を有するポリエステル複合糸を好
適に製造する方法である本発明の第2の発明について説
明する。本発明の第2の発明はA成分がB成分を複数個
に分割した多葉形状の横断面を有し、B成分は該多葉形
状の頂点を含み糸内部方向に先細りのくさび状の形状で
あり、B成分を形成するポリマがA成分全形成するポリ
マよりアルカリ溶解性の大きいポリマであるポリエステ
ル複合未延伸糸を低倍率延伸し、複合糸の長さ方向に太
細を形成きせること全特徴とする太細を有するポリエス
テル複合糸の製造方法である。
本発明におけるポリエステル複合未延伸糸は先に本発明
者らが提案した特開昭57−5912号公報、特開昭5
7−5921号公報などで説明ましい。紡速か低すぎる
と太細糸とした場合に低強度で8す、太細差が強調され
て絹様のムラ感が得にくい。紡速が速すぎると太細糸と
じた場合に太m差が小さ過ぎて絹様のムラ感が得にくい
。複合未延伸糸を低倍率延伸し、太細のある延伸糸と−
する際においてはポリエステルの通常の延伸装置で延伸
できる。すなわち一定速度で供給するローラーと一定倍
率下で一定速度で引をるローラー間に加熱ピン、加熱ロ
ーラ、熱板などが適宜設置きれていれば良いが加熱ピン
と熱板あるいは加熱ローラと熱板の組合せが糸長子方向
に安定して太細全形成させる点がら好tしす。ただし太
細のある延伸糸とするには延伸倍率は(1」一定応カ伸
長域伸度X2.2)倍以下とすることが好ましい。
太細のある延伸糸のU%値を07〜3%とするためVC
延伸倍率は(1+定応力伸長域伸度×11)〜(1」一
定応力伸長域伸度×22)の範囲が好捷しく、U%値全
0.9〜2.5%とするために(1+定応力伸長域伸度
X1.3)〜(1+定応力伸長域伸度X 2.0 )の
範囲が得られる延伸糸のS−S曲線において実質的に定
応カ伸長域伸度を示さず伸度を20%以上、35係未満
とする点から一層好まし論。
更に、U%値ピーク数を4〜10%の範囲にあるピーク
数が50m当り5〜100コとするために延伸開始温度
T (℃) を下記式で求める値以下とすることが好捷
しい。
なお、加熱ピンと熱板あるいは加熱ローラと熱板の組合
せにおいて、得られる延伸糸の沸水収縮率は熱板温度で
コントロールすることが可能であり、4〜18%とする
には100〜160℃の範囲が好寸しい。
以上説明したように本発明の太細を有するポリエステル
複合糸はキンミ感、1憂雅な光沢、発色性、ふぐらみ、
自然なムラ感に優れた/ルキー高級織編物用原糸として
好適であり、その製造方法においては特別に特殊な装置
、条件を用いなくても実施できる。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお本
発明における定応力伸長域伸度、U%、IW高度1発色
性の測定方法について以下に述べる。
〔定応力伸長域伸度〕
イ/ストロノ型引張試験機で得た第4図に示すチャー1
・上のCの伸度を読みとり、例えば40係であれば04
として表わす。
〔U係〕
測定値としては市販のUster EvennessT
ester  (計測器工業株式会社製)を使用する。
糸のトークルデニールによって使用する測定用スロット
を選択し、糸速k 25 m / aiIとしソイスタ
ーで約1,500 rpmの回転を与えて撚糸しつつノ
ルマルテストにて測定する。ウスターむう曲線はチャー
)・速度5 Cm/ sin、レンジ±125%で描か
せる。U%値は付属のインチグレーターで6分間の糸む
らとして値全読みとる。U%値は3分間の測定を1回と
して少なくとも5回測定し、その平均値で表わす。
−1−記の測定チャートにおいて個々のピークの大きさ
をピークの上端と下端の差として読みとつたものをU%
値ピーク数とし、50mk1回の繰り返し単位として少
なくとも5回測定しその平均値で表わす。
〔嵩高度〕
第5図に嵩高度測定装置の見取図を、第6図に該装置に
よる測定方法を説明するための見取図を示した。試料台
10の上面に2木の切り込み15を設け、その外側縁部
間の間隔16を6肺とし、この切り込み15に幅2.5
 cmの柔軟な薄布テープ11全掛は渡し、その下端に
指針付き金具12および荷重13全結合する。
金具12の指針は、試料を装置しない場合に目盛14の
0位を示すようにセットする。
試料は、周長1mのかせ戦機で80回巻きのものを1か
せとし、表示繊[VC応じ2〜10かせ用意し、このか
ぜを別々に200土2℃のW 1ffl気中に5分間無
荷重の状態でつるして熱処理を行ない、熱処理後のかぜ
を、表示繊w4s、oo。
デニールになるように(たとえば、50デニールの糸条
ならば30X80X2=4,800゜48、口Do−,
−4,800=10で10かぜ、75デニールの糸条な
らば、75X80X2二12,000゜48.000づ
2,000=4で4かせ)平行にそろえる。次いで、こ
の引きそろえたかせを第6図(A)Vこ示すように4つ
折りにして試料17全形成し、これを第6図(B)の正
面回および第6図(C)の断面図に示f J:うに薄布
テープ11と試料台10との間にプ(7入れる。荷重1
3は指針利き金具と会則して50gVCなるようにし、
指針の示す値TJ (an)を読みとる。測定試別17
は位置全移動させて合割ろ回測定し、平均値L (cr
n) ’fe求める。
嵩高度Mは次式から算出する。
(主)2 V−、X2.5 ここで、Dt熟熱処理前試料糸の繊度(デニーール)、
Pはテープ中に平行に入っている糸条本数である。また
SHは乾熱処理時の収縮率であり、嵩高度測定に用いる
かぜの長さを熱処理前および熱処理後vco1g/dV
c相当する荷重で測定して求め百分率で示した値である
〔発色性〕
評価対象となる糸条で構成これる織珠物を常法てより0
.2の非イオン活性剤〔サンデッドG−900(三洋化
成■製)〕と02%のノーダ灰を含゛む沸j脇水中で5
分間煮沸精練し、次いで水洗、乾燥し染色に供(〜た。
染色条件は分散染料Sum:i Karon Blac
k S −3B 10%Owf、酢酸0.5cc/l、
酢酸ノーダ02g/lから々る浴比1:30の150℃
の水溶液中で60分間染色するものとし、染色後は常法
に従い・・イドロサルファイト2g、/l、苛性ノーダ
2 g/4非イオン活性剤(サンデッドG−900)2
g/lからなる80℃の水溶液中で20分間還元洗浄を
行ない、水洗、乾燥し、府中で200℃、5分間の乾熱
処理を行なった。
発色性の評価は、デジタル測定色差計算機〔スガ試験磯
(掬製〕で織編物を5枚以上重ね、照射光が透過しない
状態で測定されるL値で行なった。L値は濃色はど値が
小さく、淡色はど値が犬きぐなる。
実施例1 A成分としてポリエチレンテレフタレート(125℃オ
ルトクロロフェノール中固有粘度0.66、酸化チタン
003%含有)、B成分として5−ノジュームスルホイ
ソフタレート(15モル係)/エチレンテレフタシー1
−(93,5モル%)共重合ポリエステル(固有粘度0
55、酸化チタン0.1%含有)を用い紡糸温度295
℃、紡糸速度3000 m / sin 、 A成分二
B成分を85:15として複合紡糸し第1図に示すよう
な断面形状を有し、定応力伸長域伸度が68%。
120デニール、36フイラメントの複合未延伸糸を得
た。B成分のA成分に対するアルカリ水溶液処理におけ
る溶解速度の比は5.2である。
複合未延伸糸におけるB成分の深さは5.6μ、B成分
の一つの表面長は24μであり、糸表面に占る長さの和
はA成分の糸表面外周長゛の和の22%であり、線分子
Uの長さit線分PQの長さの62%であった。
引続き延伸速度400 m / sin 、熱ピノ60
 ℃’+熱板120℃で表1に示す延伸倍率で延伸した
太細を有する複合糸の糸特性を表1に併記した。
なお沸水収縮率特性は10〜15%の範囲内であった。
太細を有する複合糸を280ノングルジヤージに編成し
、98℃で30 g/lの水酸化ナトリウム水溶液でア
ルカリ水溶液処理し、15係減量した。@物を構成する
各単糸には深ざ08〜1.2μ、巾1.3〜18μの範
囲の溝が形成されていた。発色性評価結果は表1に示す
とうりである。扁1〜8の編物はいずれもキノミ感、優
雅な光沢、ふくらみ、発色性の点で良好であった。
扁1の編物はムラ感がわずかであり、162はおとなし
いムラ感であり、逆にU%値の大きいA8は濃淡差がき
つ<、A7はややきつく、馬6〜6の編物が自然なムラ
感があり良好であった。嵩高度1発色性レベルはU%値
の太きい程良好であった。捷た扁6〜8の糸のS−8曲
線においては元応力伸長域が存在していた。
表    1 比較実施例1 実施例1の複合未延伸糸全使用して延伸速度400 m
 / srs + 熱ビン120℃、熱板120℃、延
伸倍率185で延伸し実質的に太細のない延伸糸とした
。延伸糸のU%値は0.41.U%値ピー/aで4%以
上に該当するものは0コ、嵩高度は9 cc / g、
伸度は26%であった。この延伸糸を実施例1に準じ、
編成、アルカリ水溶液処理を行なった。発色性り値レベ
ルは14.oであり、編物はキノミ感と優雅な光沢を呈
するものの均一な外観で単調でふぐらみに欠けるもので
あった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の代表的な複合糸の横断面で
あり、第3図/′i横断面における一つのB成分に注目
した場合の横断面部分拡大説明図であり、第4図は定応
カ伸長域伸度を説明する強力伸長線図であり、第5図は
嵩高度測定装置の見取図であり、第6図A、B、0は嵩
高度の測定方法を説明するための見取図である。 特許出願人  東し株式会社 第1図     第2図 第6図       14゜ 第6図(A)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 fil  A成分がB成分を複数個に分割した多葉形状
    の横断面を有し、B成分は該多葉形状の頂点を含み糸内
    部方向に先細りのくさび状の形状であり、B成分を形成
    するポリマがA成分全形成するボ117よりアルカリ溶
    解性の大きいポリマであるポリエステル複合糸であって
    、かつ該複合糸の長で方向に太細を有することThWi
    &fる太MBを有するポリエステル複合糸。 (2)A成分がB成分を複数個に分割した多葉形状の横
    断面を有し、B成分は該多葉形状の頂点を含み糸内部方
    向に先細りのくさび状の形状であり、B成分全形成する
    ポリマがA成分を形成するポIIマよりアルカリ溶解性
    の大きいポリマであるポリエステル複合未延伸糸を低倍
    率延伸し、複合糸の長さ方向に太細を形成させることを
    特徴とする太細を有するポリエステル複合糸の製造方法
    。 (3)  延伸倍率が(1+定応力伸長域伸度×22)
    倍以下である特許請求の範囲第(2)項記載の太M5を
    有するポリエステル複合糸の製造方法。 (4)  延伸倍率が(1+定応力伸長域伸度xt1)
    倍以上である特許請求の範囲第(3)項記載の太細を有
    するポリエステル複合糸の製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294299C (zh) * 2004-11-17 2007-01-10 东丽纤维研究所(中国)有限公司 聚酯类混纤未牵伸丝

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