JPS59192714A - ポリエチレンテレフタレ−ト系繊維およびその製造方法 - Google Patents

ポリエチレンテレフタレ−ト系繊維およびその製造方法

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JPS59192714A
JPS59192714A JP6227683A JP6227683A JPS59192714A JP S59192714 A JPS59192714 A JP S59192714A JP 6227683 A JP6227683 A JP 6227683A JP 6227683 A JP6227683 A JP 6227683A JP S59192714 A JPS59192714 A JP S59192714A
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JP
Japan
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polymer
yarn
spun
fiber
monocarbodiimide
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JP6227683A
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English (en)
Inventor
Hideo Saruyama
猿山 秀夫
Yasuo Komatsu
小松 泰雄
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発F3Aはポリエチレンテレ7タ1/−ト系繊維およ
びそれを得るための方法に関するものである0 強度、寸法安定性、屈曲疲労や加水分解に対する耐久性
及び収縮性が改良されたポリエチレンテレフタレート系
繊維の製法としてすでに1、     (1)  テレ
フタル酸ヲエチレングリコ〜ルでエステル化させるエス
テル化反応の工程(イ)(2)該工程(5)で得られた
エステル化反応生成物を重縮合させる重縮合の工程(B
) (3)該工程(]3)で得だ分子鎖の全繰返し巣位の9
0モル%以上カエチレンテレフタレート単位のポリマー
に単官能エポキシ化合物を添加して溶融し、極限粘度(
IV)を0.65以上、カルボキシル末端基濃度企25
eq /10e 、以下の溶融ポリマ会得る溶融の工程
(q (4)該工程(qで得た溶融ポリマヶロ金を通して溶融
紡出する紡出の工程回 (5)該工程(至)から紡出された紡出糸を、前記口金
の下方に順次設けられた加熱また保温ゾーン及び冷却ゾ
ーンを通して保温冷却して固化し、固化された紡出糸全
引取って高配向糸を得る固化の工程(E、1 (6)該工程(E)で得られた高配向糸を−たん巻取っ
てから再び解舒して、または巻取ることなく引続いて、
延伸熱処理する延伸熱処理の工程(F) とからなる。
結晶配向関数   fc≧0.950 非晶分子配向パラメータ 丁≦0.920長  周 期
    Lp≦1.45   (X)ターミナルモジュ
ラス Mt≦1!5  (g/d)強  度     
   DT/D≧7.5(g/d)k 偏見たポリエチ
レンテレフタレート繊維の製法(以下先行技術と称する
)を提案した。その方法は、かなシ良好な方法ではある
がその1ま実施してみると、なお次の点において改良が
必要でちることが判明した。
すなわち、エポキシ化合物とカルボキシル末端基との反
応効率が悪いため、多量のエポキシ化合物全添加する必
要があり、低C0OH化が達成できても、充分な強度が
得られなかったシ熱収縮率が増大する等の問題があった
またこのエポキシ化合物とカルボキシル末端基との反応
性を改善するために特別な触媒をポリマーに添加するこ
とも実施されたが、この場合には紡糸中の極限粘度(1
■)の低下量が増大したシ、あるいはポリマ中の異物が
増大したりして、必ずしも良好な結果が得られるとは限
らないのが実情であった。
本発明の目的は前記した低COOI−I化に伴う不オリ
な点を改善し、安定して、しかも原糸品質を損なわない
低COOH化を達成すると供に優れた物理特性を併せも
つポリエチレンテレフタレート系繊維を提供することに
ある。
この目的は前記先行技術におけるモノカルボジイミド化
合物を特定し、かつ該化合物の添加量およびポリマとブ
レンドした後の溶融条件を特定することによって達成さ
れる。
そして、前記改良法によって (A)  全分子鎖の全繰返し単位の90モル%以上が
エチレンテレフタレート単位であり、極限粘度が0.6
5以上でアシ、カルボキシル末端基濃度が25eq/1
06j?以下であるモノカルボジイミド化合物含有ポリ
エチレンテレフタレート系ポリマから形成された 結晶配向関数   fc≧0.950 非晶分子配向パラメータ F≦0.920長周期  L
p≦145(A) ターミナルモジュラス M1≦15()/d)強   
 度     DT/D≧7.5 (V′d )の繊維
であって 串)該繊維中に遊離のモノカルボジイミド化合物を15
〜0.5 eq/106y−含有してなるポリエチレン
テレフタレート系繊維が得られる。
以下具体的に詳述する。最初に先行技術を第1図および
第2図および第6図に沿って説明する0 先行技術はエステル化反応の工程(5)、重縮合の工程
(I3)、溶融の工程(C)、紡出の工程(至)、固化
の工程(E)及び延伸熱処理の工程(町の六つの工程と
から基本的に成立っている。
工程(5)は、貯槽(1) (2)のそれぞれからテレ
フタル酸とエチレングリコールを、更に必要に応じて他
のポリエステル形成成分を1.0モル%未満とともにエ
ステル化反応槽(B)に供給してテレフタル酸ヲエチレ
ングリコールでエステル化する工程である。
工程(I3)は、前記工程(5)で得られたエステル化
反応生成物を極限粘度(IV)にして0,65以上に重
縮合させる工程及びこれに従属する工程を意味する。そ
の工程は少なくとも重縮合装置(4)を包含する。第1
図においては鎖線(5)で前記の従属する工程を代表的
に表わす。従属する工程としては重縮合によって得られ
たポリエチレンテレフタレートを固化、ペレット化、更
に好ましくは固相重合化工程を意味する。この工程の条
件及び装置関係も公知である。
工程(qは、前記工程(I3)で得られた分子鎖の全繰
返し単位の90モル%以上が、エチレンテレフタレート
単位のポリマにモノカルボジイミド化合物を添加して特
定の溶融ポリマを得る工程である。この工程は前記工程
(B)と直接連結する連続化プロセスでもよいし断絶し
ていてもよい。
そしてこの工程はモノカルボジイミド化合物を予めポリ
マチップにブレンドしておいて、該ブレンドチップをホ
ッパー(11)からエクストルーダ(15)に導く工程
、あるいはモノカルボジイミド化合物をホッパ(11)
からエクストルーダ(15)に導く途中の過程のチップ
噛込口付近(14)の位置でタンク(12)に貯蔵して
いるモノカルボジイミド化合物をポンプ(16)によっ
て所定流量にて前記チップに添加する工程と、このチッ
プと前記封鎖剤とをエクストルーダ(15)によシ混練
および溶融する工程とからなる0 工程(至)は、工程(C)で得た溶融ポリマを口金を通
して溶融紡糸する工程である。紡糸組立体(18)中に
内蔵するポンプ(16)によってエクストルーダ(15
)からの溶融ポリマを計量し、口金(17)を通して紡
出し紡出糸(21)を得る工程である。その条件及び装
置自体も公知である。
工程(E)は、口金(17)の下方に順次設けられた保
温ないしは加熱筒(19)によって構成される加熱ゾー
ン、及び冷却筒(20)からなる冷却ゾーンに紡出糸(
21)を通して保温、冷却固化し、固化された紡出糸(
21)をチムニ−(22)を通し給油装置(26)に接
触させて引取ロール(24)で引取る工程で、場合によ
っては巻取装置(25)が後続している。チムニ−(2
2)の下方には好ましくは随伴気流の捕捉装置(26)
があシ、排気ファン(27)により前記気流が排気され
る。引取ロール(24)は表面速度i oo。
m7分以上、好ましくは’+5007n/分以上で回転
している。この工程においてドラム(29)に巻取られ
た糸(28)は高度に配向している。
複屈折(△n)にしてl0XIO−3以上であり、更に
好ましくは20 X 10−3〜80 X 10−3で
ある。最後の工程(E)は前記の工程p)で得られた高
配向糸(28)は引続いて、まだは(29)から解舒さ
れて延伸熱処理される。ドラム(29)から解舒されて
延伸熱処理する工程でそれが第2図として描かれている
但し、高配向糸を巻取らずに直接連続して延伸熱処理す
る方法も本発明に係わる方法として含まれる。
ドラム(29)から解舒された高配向糸(28)を、ガ
イド(3o)および張力調整器(31)を通して第1フ
イードロール(S2)、、第2フイードロール(33)
 、第1ドローロール(64)に捲回し、熱板(65)
に接触させ、次いで第2ドローロール(ろ6)、弛緩ロ
ール(37)に捲回し、ガイド(38) 、張力調整器
(69)に通して巻取装置に巻上げて延伸糸(原糸)と
する。
工程Eで得られた高配向糸(28)をドラムに巻取るこ
となく直接延伸する工程を第6図に例示しだ。
給油ロール(23)を経て得られた高配向糸(28)は
連続して第1フイードロール(41)、第2フイードロ
ール(42) 、第1 ドローロール(40)に捲回し
、熱処理装置(44)を通過させ、次いf第2ドローロ
ール(45) ’1 弛aロール(46)に捲回させて
巻取装置(47)によシ巻上げて延伸糸(原糸)とする
。熱処理装置(44)は通常用いられている熱板の他に
熱処理効果を上げるために過熱水蒸気や加熱空気を併用
、あるいは単独に用いることもできる^ 延伸熱処理の条件としては上記特性f。、、F1L9、
M ts DT/Dを得るに最適な延伸倍率、延伸温度
及び熱処理温度等が選択される。
以上は従来公知の工程及びこれに後続する、本発明者ら
が提案した工程の説明であったが、この二つの工程の単
なる結合では特別限定された条件を選ばない限シ、容易
に上記特性をもつ原糸が得られない。
そこで本発明においては以下の条件を採用する○ (A)  モノカルボジイミド化合物を次の様に特定す
る。
R,、−N = C= N −I(、2ここでR1およ
びR2は未置換および置換アリール基を表わし、R1と
1t2は同一でもまた互に異なっていても良い。有用な
モノカルボジイミド化合物としては例えば以下のものが
あげられる。
N、N’−ジフェニルカルボジイミド、N。
N′−ジー0−トリイルカルボジイミド、N。
N ’−シー2 、6−シメチルフエニルカルポジイミ
ド、N−トリイル−N′−フェニルカルボジイミド、N
、N/−ジーP−ヒドロキシフェニルカルボジイミド、
N、N’−ジーP  )リイルカルボジイミド、N、N
’−ジP−メトキシフェニルカルボジイミド’tNIN
/−シー0−イングロビルジフェニル力ルポジイミド、
N、N/−ジー2,6−ジイツグロピルフエニルカルポ
ジイミド、N、N’−ジー2.6−シエチルフエニルカ
ルボジイミド、N、N’−ジー2,6−シメトキシフエ
ニルカルポジイミド (13,l  モノカルボジイミドの添加量を、モノカ
ルボジイミドを添加しないで紡出、延伸、熱処理して製
造した延伸糸のカルボキシル末端基の0,5〜3倍であ
り、がっ、ポリマに対して5〜60 eq/10 ”9
の濃度の範囲とする。
一般にカルボジイミド化合物の反応性は高く、もともと
存在および溶融中に発生するカルボキシル末端基濃度の
6倍を越える量を添加しても、もはや有効に消費されず
、かえって系中に未反応物やあるいは熱分解物が多量に
残存し、糸質が悪化してしまう。また系中のカルボキシ
ル末端濃度とは関係なくポリマに対して60 eq/1
06y以下とする必要があり、これを越えると、ポリマ
の溶融粘度が急激に低下して紡糸性が悪化した逆、ポリ
マの着色が多くなってし1うのである。これは本発明で
用いる高速紡糸の場では顕著な障害となり易い。
(q 前記のカルボジイミド化合物を特定の濃度で添加
して溶融した後、溶融状態にて6〜20分間保持した後
口金を通して紡出する。
この溶融状態においてモノカルボジイミドはカルボキシ
ル末端基と反応し、また遊離のモノカルボジイミドが分
解したり、他の活性な化学種と反応してしまうことが考
えられる。
モノカルボジイミド自体、延伸熱処理後の系中に存在し
ていることによって、該糸の実使用の際に受ける化学劣
化を防止する効果があシ、前記のカルボキシル末端基と
反応するものの他に、未反応で残る遊離のカルボジイミ
ド化合物を安定に系中に残すことが重要である。この点
を検討した結果、溶融状態の温度T(’C)と溶融時間
t(分)の積Txtとの間に密接な関係があることが判
明した。すなわち、TxtQ値が850〜6300. 
よシ好ましくは1450〜5580の範囲にあわかつ、
T=285〜615℃、より好ましくはT=290〜6
10℃とすることが良い。
前記のモノカルボジイミド化合物および添加濃度範囲お
よび溶融条件を採用することによシ安定にかつ効率よく
カルボキシル末端基濃度を減少させ、また、未反応のカ
ルボジイミド化合物を安定に系中に残存させられる結果
、後述する物理特性とともに化学的安定性を向上させた
高性能な糸を得ることが可能となった。
すなわち、 (5)全分子鎖の全繰返し単位の90モル%以上がエチ
レンテレフタレート単位であシ、極限粘度が0,65以
上であシ、カルボキシル末端基濃度が25 eq/10
’ y−以下であるモノカルボジイミド化合物含有ポリ
エチレンテレフタレート系ポリマから形成された 結晶配向関数    fc≧0.960非晶分子配向パ
ラメータ F≦0.920長周期  L、≦145(A
) ターミナルモジュラス へ41≦15 < !?/cl
)強    度       DT/D≧7.5()/
d)の繊維であって (BJ  該繊維中の遊離のモノカルボジイミド化合物
が15〜0.5 e q/106f?であることを特徴
とするポリエチレンテレフタレート系繊維が得られるの
である。
この繊維は耐屈曲疲労性、耐化学劣化性、寸法安定性、
および高弾性、高強度等の特性を生かし、多くの産業資
材の補強材として使用するのに好適であシ、なかでもタ
イヤや動力伝達ベルトの補強用繊維として使用したとき
本来有している特性を発揮する。
以下の実施例に於いて本発明の内容を具体的に説明する
が、本発明の実施態様はこれに限定されるものではない
なお本明細書中で用いる用語および物性値の定義ならび
に測定方法を以下に記述する。
■ 引張試験 JIS−Ll 017の方法でおこなった。
1000Dの原糸の中間伸度(以下MEと記す)の場合
4.5 y / d応力時伸度、1000D/2のコー
ドの場合は2.25P/d応力時の伸度とした。なお荷
重伸長曲線よシ得られる切断強度、初期弾性率(初期引
張抵抗度)、ターミナルモジュラス等は、測定の際の試
料の伸長に伴なうデニールの減少を補正していない。・
荷重−伸長曲線は次の条件で測定して得られたものであ
る。試料をカセ状にとり、25℃、65%RHに調節さ
れた雰囲気に24時間放置後°′テンシロン′”UTM
−4L型引張試験機(東洋ボールドウィン社製)を用い
て、試長25cn2、引張速度60釧/分で測定した。
ここで得られた荷重伸長曲線よシ、初期弾性率(初期引
張抵抗度、M i )はJIS−L1017の定義によ
り測定した。同様にターミナルモジュラスは切断伸度よ
り2,4%を引いた曲線上における応力の増加分を2.
4X10−2で除して求めた。これを第6図の曲線A上
でMtなる鎖線で囲んで示した。
■ 乾熱収縮率△8150℃ 試料をカセ状にとり20℃、65%R,I−Iの温調室
に24時間以上放置したのち、試料の0.1y−/dに
相轟する荷重をかけて測定された長さ−aOの試料を、
無張力状態で150℃のオーブン中に60分放置したの
ち、オーブンから取シ出し前記温調室で4時間放置し、
再び上記荷重をかけて測定した長さ沼1から次式により
算出したn △S150℃F(Jio JL )/−go X I 
D O(%)■複屈折 ニコン■製POH型偏光顕微鏡を用いD線を光源として
、通常のベンツクコンペンセータ法によシ求めた。なお
未延伸糸の複屈折を△n、B、g伸糸のそれを△nDと
した。
■ 非晶分子配向パラメータ丁 試料を螢光剤” Mikephor ETN ”の0.
2 wt%の水溶液中に55℃、6時間浸漬し、充分洗
浄したのち風乾して測定試料としだ。日本分光工業■製
FOM−j偏光光度計を用い、励起波長365nm、螢
光波長42onmで偏光螢光の相対強度を測定し、次式
により求めた。
F=1−B/A 但し A:繊維軸方向の偏光螢光の相対強度B:繊維軸
と直角方向の相対強度 ■ 結晶化度X 密度勾配管により25℃に於ける繊維の密度を測定し、
下記式にょシ算出しだ。
但し d:サンプルの密度 do:結晶部の密度(1,455) da:非晶部 p  (1,335) ■ X線回折 理学電機■製広角X線および小角X線散乱装置を使って
Cu Kべを線源として測定しだ○(イ)結晶配向関数
fc (010)、(100)赤道線干渉のデバイ環上に沿っ
た強度分布曲線の半値巾H0から次式を用いて算出し、
(01’0)と(100)から求めた値の平均値とする
fc=(180°−、Ho)/’1800(ロ)結晶サ
イズD 見かけの結晶サイズを赤道線走査の (010)、(I DO)強度分布曲線の半値巾β′よ
’95cherr、er  の次式を用いて求めた。
D=にλ/8゜08θ 但し K : 5cherrerの定i(Iぐ=1とし
た)λ:X線波長(1,5418A) 01回折角(Bragg角)() β:半価巾(ラジアン) β2−β′2−β″2 β′:実測半価中(ラジアン) β“:装置補正、完全結晶(Si単結 晶)の半値巾= 0.75゜ ([]、01309ラジアン) (ハ)長周期Lp 小角散乱写真フィルム上の4点干渉の繊維軸方向の干渉
間距離、カメラ半径、装置の幾何学条件より散乱角から
Braggの式よシ求めた。
■ 極限粘度1■ オストヲルド型粘度計を用いてオルンクロルフェノール
(OCP )100ydK対し一!J−ンプル81を溶
解した溶液の相対粘度η1を25℃に於いて測定。次式
により算出した。
IV=0.0242ηr+0.2664ηr =(1x
 d ) / (t ox d o )但しtX to
はそれぞれサンプル溶液およびOCPの落下時間、 d、doはそれぞれサンプル溶液およ ■ カルボキシル末端基3iiCOOIイ試料1!?の
サンプルを0−クレゾール2゜ゴに溶解し、完全溶解後
冷却してからクロロホルム40ydを加えてからN a
 OJ−Iのメタノール溶液にて電位差滴定をおこない
求めた。
■ 系中のカルボジイミド誤度C 試料をアセトンにて環C抽出し、ガスクロマトグラフィ
ーにて定量した。
[F] GY疲労試験(グッドイヤーマロリーファテイ
ーグテスト) ASTM−D885に準じた。チューブ内圧3.5 K
y / otf 、回転速度85 Q r pm、fユ
ーブ角度を80°としてチューブの破裂時間を求めた。
■ 耐加水分解性能IMH 原糸をカセ状にサンプリングして、弛援状態にてオート
クレーブ(加圧缶)中にて120℃の飽和蒸気にて4日
間処理し、未処理原糸強力に対する強力保持率で表わし
だ。
■ ゴム中尉熱性試験■几T 型枠に100OD/2のコードあた90.5ボンドの張
力のもとに供試コードを巻付けて固定したのち、このコ
ードを上下から厚さ1.1Uの未加硫コムではさみ込み
、金型中で50 Kg/ aAの圧力をかけて170℃
×180分間加硫する。加硫後のコードの強力を測定し
、未加硫コードに対する強力保持率として算出する。
0 実施例中の記号 これまでの説明の中で示した記号以外実施例のなかで使
用する記号を以下に示す。
De:繊度(デニール、d) T :強力(Kg) DT/De:  強度(fiI−/(IDE:破断時伸
度(%) ε :強力利用率 CC:カルボジイミドを添加しないで製造した糸のカル
ボキシル末端基濃度(CO)と、添加したカルボジイミ
ドの濃度 (Ca)の比 CC= Cd/ C。
実施例1 テレフタル酸100部、エチレングリコール50部を2
気圧の加圧下で240℃に加熱し、5時間かけて水を留
出させエステル化反応をおこなった。これにリン酸0.
02部、三酸化アンチモン口、06部そして0.001
重量%のエチレングリコール溶液として酢酸マンガンを
0.04部添加し、1時間で徐々に280℃丑で昇温す
ると同時に1 van Hg以下の減圧とした。この条
件下で重縮合をおこないIV=0.70.、C00H=
24 (eq/1 o 6y−)、チップサイズ2×4
×4朋のチップを得た。このチップを以後チップP(1
)と称する。
チップP(1)を260℃、で1韮1−11 g以下の
減圧下で回転式の重合臼を用いて同相重合をおこないI
V=1.18、COOH= 15 (eq/10’、i
P)のチップを得た。このチップをチップP(2)と称
する。
前記のチップP(2)をスクリュー径65mMのエクス
トルーダでポリマ温度295℃にて溶融し、外径190
wL1孔径CJ、6Tun、孔数96ホールおよび19
2ホールの口金を用いて紡糸した。必要に応じてN、N
’−ジー0−)リイルカルボジイミド(OTC)をエク
ストルーダのチップの噛込口に添加した。口金の下方に
は295℃の紡糸ブロック部を介して内径25鋸、長さ
4’vcyHの円筒形の加熱筒を取付け、320℃に加
熱した。
なおポリマの溶融滞留時間は7分〜10分であった。紡
出糸条は加熱筒通過後ユニフロー型吹出装置により冷却
固化し、次いで給油ロールにて油剤を付与した後、表面
速度500〜4500 m1分で回転するネルソン型ロ
ールに巻付けた後パーン状に巻取った。得られた未延伸
糸は第2図と同じ延伸装置を用いて2段延伸法により延
伸した。引取速度(紡速)1500m/分以上の未延伸
糸は2本合糸して延伸し、192ホールの口金を用いて
紡糸した紡速500m/分および900??Z/分の未
延伸糸は合糸せずそのまま延伸して、全試料とも、10
00De  19jfとした。なお延伸条件はIFRは
無加熱、2 P R,tf:J、90℃、1D几は11
0℃、HPLは200℃、2DR+は220℃、Ill
:(、は無加熱として、全延伸倍率は延伸糸の伸度が1
2%となるように設定した。1段延伸倍率は全延伸倍率
の60〜70%となるように、まだリラックス率は1.
5%に設定した。この延伸糸を次に下撚をS方向に49
 T / 10 cnl。
上撚をZ方向に49 T / 10 oy+の撚をかけ
生コードとした。
次にこの生コードをリツラー社製のコンビュートリータ
を用いて接着剤をディップして処理コードを作成した。
処理条件は乾燥部は160’CX50秒、定長処理、熱
処理部は240℃×120秒、緊張処理、後処理部は2
40℃×50秒の弛緩処理であった。この緊張率および
弛緩率を調整することにより処理コードの中間伸度を4
〜5%としたn 表−1に主要紡糸条件、および延伸糸特性を示した。N
α1およびN[L 2は紡速および△nBが本発明外、
NO,7はカルボキシル末端基濃度が本発明外である。
延伸糸特性のうち本発明糸の物理特性、特にターミナル
モジュラスカ低く、マた乾熱収縮率が低い値を示すこと
が理解されよう0 表−2に高次特性を示す。物理特性が本発明の範囲外で
あるNα1およびNα2は撚糸時の強力利用率が低く、
またGY寿命も短かいことが判る。一方化学特性である
カルボキシル末端基濃度および未反応のカルボジイミド
濃度が本発明外の1〈α7は対応するNα4に比較して
耐加水分解性やゴム中の耐熱性が著しく劣ることが判る
以下余白 表−2高  次  特  性 以下余白 実施例2 重縮合温度を275℃から270℃とする以外はテップ
P(1)と同様の方法を用いてIV−〇、70. Co
 0f(=17 (eq/10611−) (7)fノ
ブを得た。これをチップP(3)と称する。このチップ
P(3)をチップBと同様の条件にて固相重合して、I
V=1.19、COOI−1= 8 (eq/106)
)のチップを得だ。このチップをチップP(4)と称す
る。
また重縮合温度を270℃から288℃とする以外はチ
ップP(3)と同様の方法を用いてIV= o、 7 
o、C00H=34 (eq/106y−)のチップを
得た。これをチップP(5)と称する。このチップP(
5)をチップP(4)と同様の条件にて固相重合して、
IV−1,19、COOI−+、 = 25(e q/
1 o6.P)のチップを得7′j。このチップをテッ
プP(6)と称する。
前記チップP(4)、P(6)および実施例1で用いた
チップP(2)を用いてOTCの添加量を変更させて製
糸した。チップの溶融およびOTCの添加および紡糸工
程は口金下の加熱筒の温度を270℃とする以外実施例
1と同様の方法であるが本実施例では紡糸速度を270
07?Z/分として紡出糸を巻上げることなく連続して
図−6に示した延伸装置によシ延伸をおこなった。各ロ
ーラおよび熱処理装置の条件は以下の通りであった。
速度(77? /分) 温度(Q 第1フィードロール   2700     50第2
フイードロール   2780     90第1 ド
ローロール     4ろ20    110第2ドロ
ーロール    700ロ芳  260弛緩ロール  
    6895芳  無加熱熱処理装置(熱板)  
        220矢第2ドローロールおよび弛緩
ロールの速度は原糸の伸度が12%となるよう微調整し
た。
チップP(4)オヨヒP(6)オヨヒP(2)りけで、
OTCを添加せずに製造した延伸糸のカルボキシル末端
基濃度はそれぞれ17 eq/106fおよび”、 9
 eq/1069および27 eq/1069−でく あった。
Nα8、N(112、Nα16ばO’I”Cを添加しな
いもので本発明外である。Nα11はOTCの添加量が
本発明外(CC>3.0)であり、また系中の遊離のO
TC量が多い(C>18 eq/106f?)例である
。Nα17はCC<: D、 5、c < 0.5かつ
C00H)25であシ、本発明外であり、N019はO
TC量が6 D eq/106g−以上かつ系中の遊離
のOTC@か多く、同様に本発明外である。添加したO
TC量が多く、また系中の遊離のOTC量が多いもの(
Nα11、(4α19)は製糸中の単糸切回数が多く、
また得られた糸の着色が著しかった。
Na 8とN(L 14 ’J、−よびN(L 18 
(CO0I−I;17eq/106.p)、またN(L
 9とN[115(Cool−I:;10 eq/1 
口6りを比較すると同一のカルボキシル末端基濃度でも
遊離のOT Cg−が多い方がI RTが優れているこ
とが判る。図4に遊離のOTCがIR,Tを改善する効
果を図示した。○印はOTC無添加糸の結果、◎印は本
発明の0゛]゛C添加糸の結果である。
実施例 紡糸条件のうち溶融ポリマの温度T(℃)、すなわちエ
クストルーダ出口部および紡糸パンク入口部でのポリマ
温度の平均値と、チップがエクストルーダに4込まれて
から口金を出るまでの溶融時間t(分)をポリマの吐出
速度を変化させて変更した。チップはP(2)を使用し
、モノカルボジイミドとしてN、N’−ジー2,6−ジ
イツプロビルフエニルカルポジイミドを乙Oeq/’+
 C+6.!9’−(1,[] 9重蛍%)添加した。
実施例1と同じ紡糸装置を用い、紡糸速度を3050 
?n、 /分にて未延伸糸を巻取った。未延伸糸の化学
的特性および紡糸状況を表4に示す。
TXtが本発明の範囲外ではTICの反応性が低すぎて
有効にCOOHと反応しなかったり、あるいは遊離の残
存TIC量が少なくなってし洗う等不利である。また同
時に紡糸性が悪化してしまうことが判る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が適用される工程図でありカルボキシル
末端基の少ない、冒配向未延伸糸を製造するまでの過程
を示し、第2図は前記未延伸糸を一担巻取った後、延伸
熱処理する過程を示し、第6図は前記第1図で製造され
る未延伸糸を直接連続して延伸熱処理するまでの過程を
示す。 1〜・・エステル化反応の工程、13・・・重縮合の工
程、C・・・溶融の工程、D・・・紡出の工程、E・・
固化の工程、F・・・延伸熱処理の工程、第4図は光中
のカルボキシル末端基−戻とゴム中の耐熱性(IRT)
の関係を示すものでちる。 第5図は本発明のポリエステル繊、i<、fHの荷重伸
畏曲線の一例を示すものである。 特許出願人  東 し 株 式 会 社に・’i  2
  r”:+ F 9 第5図 ′考4図 イ守展 〔%〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(5)全分子鎖の全繰返し単位の90モル%以上
    が、エチレンテレフタレート単位であシ、極限粘度が0
    .65以上であシ、カルボキシル末端基a度が25eq
    /106ノ以下であるモノカルボジイミド化合物含有ポ
    リエチレンテンフタンート系ポυマから形成された 結晶配向関数   fc≧0.930 非晶分子配向パラメータ F≦0.920長周期  L
    p≦145(A) ターミナルモジュラス Ml、≦15(?/d)強  
      度    DT/D≧7.5(y−/d)の繊維で
    あって (B)  該繊維中の遊離のモノカルボジイミド化合物
    が15〜0.5 eq/106fであること全特徴とす
    るポリエチレンテレフタレート系繊維っ (2)  分子鎖の全繰返し単位の9oモル%以上がエ
    チレンテレフタレート単位であるポリマーにモノカルボ
    ジイミドを添加して溶融し、該溶融ポリマを口金を通し
    て紡出した後、該紡出糸条を前記口金の下方に順次設け
    られた保温または加温領域および冷却ゾーンを通して固
    化し、固化された紡出糸条を巻取ってからまたは巻取る
    ことなく引続いて延伸および熱処理するポリエチレンテ
    レフタレート系繊維の製造方法において (5) カルボジイミドを添加しない状態で紡出した紡
    出糸条を延伸、熱処理して製造した延伸糸のカルボキシ
    ル末端基61D yの0.5〜6倍であり、かつ、ポリ
    マーに対して6゜〜5 e q / 1o 6ノの濃度
    の範囲にあるモノカルボジイミドを添加すること。 串)曲間モノカルボジイミド化合物を添加して溶融した
    後3〜20分間溶融状態を保持してから口金を通して紡
    出すること。 (q 前記紡出ポリマの極限粘度”?: 0.65以上
    カルボキシル末端基礎度を25eq/106II−以下
    とすること。 但 前記紡出糸条の延伸前の複屈折110x104以上
    にすること。 全特徴とするポリエチレンテレフタレート系繊維の製造
    方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520691A (ja) * 2013-05-07 2016-07-14 ライン・ケミー・ライノー・ゲーエムベーハー 特定のカルボジイミドを用いる油配合物の調製方法

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