JPS5919230A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビデオテープ、オーディオテープ、メモリーテ
ープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁気記録媒体に関
し、特Ｖｒ−磁性層と支持体との密着性が優れ且つ耐久
性の良い磁気記録媒体に関する。

最近、磁気記録媒体の支持体としてポリエチレンテレフ
タ１／−トが使用されている。ポリエチレンテレフタレ
ートは、延伸し、高度に結晶化されているため、有機溶
剤に対する耐久性と機械的強度が優れている。

強磁性微粉末分納合剤中に分散させた塗布液を支持体Ｖ
Ｃ塗布して得られる磁性Ｎは機械強度が非常に小さい。

従って、支持体に下や層を施すことなく通常の厚みに形
成した磁性層はわずかな力を加えることにより破壊して
しまう。このような磁性層を支持体上に強力に密着させ
ることは非常に困難であって、通常塗料を塗布する場＠
に用いられているような下塗層を設けることが、最も容
易でかつ有効な解決策である。

過去にこれらの下塗りに関しては、特公昭４ｔ７−．２
．２０７／号、同４１−９−１０２μ３号、特開昭弘ｑ
−ＩＩ−ｇ≠０６号、同弘９−弘ｔ７０７号、同ｊθ−
３２９０！号、同！０−３．２９０を号、同ｊθ−３．
２９０７号などが知られているが、これらはいずれも一
長一短があり、必らずしも下塗組成物として充分に満足
のゆくものではなかった。

本発明の目的は磁性層と支持体との間の密着性が優ｊた
磁気記録媒体を提供するにある。

本発明者等はこのような下塗り組成の改善について種々
研究検討を重ねた結果、本発明の目的は、支持体に下塗
層が施され、その上に磁性層が設けられてなる磁気記録
体において、該下塗層にガラス転移Ａ（Ｊ′、９）が１
０°Ｃ−ｔＯｏＣの範囲に入る無定形飽和ポリエステル
を含有させることによって達成される。特に、Ｔ、９が
１００Ｃ以上３０°Ｃ未満の無定形飽和ポリエステルと
３ｏ　０（：以上ｔｏ　０ｃ以下の無定形飽和ポリエス
テルの１種を組合せることによって更に望しいものとな
る。

即ちζ１０°Ｃ−ｔＯ°Ｃの範囲のガラス転移点を持つ
無定形飽和ポリエステルを２種以上組合わせることによ
って、下塗層自体のガラス転移点を調節することが可能
な手段としてとることができる。また、ガラス転移点が
１００（：、１．θ０Ｃの範囲を取ることにより、磁気
テープの常用温度域ＶＣおける密着性が非常によくなる
。イみ性層及び非磁性支持体のガラス転移点より下塗層
のガラス転移点の方が低いことが応力集中を分散し緩和
する機能を発揮するためと考えられる。

下塗層の厚さはθ、０３μ〜０．！μ、更に好ましくは
θ、Ｏｊｔμ〜０．３μである。０．０３μより薄くな
ると、応力集中を緩和させるだけの下塗り効果があまり
なく密着力が低下する。

Ｏ，オμより厚くなると、平滑な下塗り面を得に（ぐな
るため、磁性層をも平滑にしにくぐなり８／Ｎ比の高い
磁気テープを得ることができない、本発明の下塗／ｉｆ
ｉに使用される無定形飽和ポリエステルは、示差！ｌ１
ｆｉ！ｔ　（Ｄ　Ｓ　Ｃ）で測定した’１１カ／　Ｏｏ
Ｃ〜Ａ　Ｏ’Ｃｆ有−ｊ、ｂ。

これらは７種もしくは数種の２塩基酸と７種もしくは数
種のビ価アルコールとの重縮合により得られる。すてＶ
Ｃあるポリエステルと異種のλ価アルコール成分とによ
りエステル交換反応及び重縮合反応ＶＣｊ　リ／　ｏ　
’Ｃ−４ｏ　’ＣノＴ　１１　（７）範ｕＪ４ＶＣ入る
ポリエステルを得ることもできる。

無定形飽和ポリエステルとＥ、てのλ塩基酸成分として
、具体的には、フタル酸、アゼライン酸、アジピン酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、セパチン酸などのＨＯＯ
Ｃ４−ＣＯＯＨの構造を持つ化合物（ＩＬ＆Ｊ任意に選
べる）がある。

−価アルコール成分としては、エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ネオはンチルグリコール、ビス
フェノールＡのエチレンオキサイドゴマ］加物、ジエチ
１／ングリコールなどの１１０−几′−〇Ｈの＋Ｒ造を
持つ化合物（几’　ｔ＝Ｊ任意ＶＣ選べる）がある。

上記Ｊ成分（，２塩基酸、１価アルコール）は、共に単
独又は組合せることができる。

上記成分の重縮＠に用いる比率ｔ′１ＩＴＩを１ｏ０ｃ
〜ｔ０°Ｃの範囲に入れる要素の一つである。その更（
てもう一つの要素は、几、ｉｔ／の構造による。

本発明の無定形飽和ポリエステルとしては、具体的にｅ
Ｊ、たとえば次のようなものがあげら）する。

フタル酸とエチレンクリコール及びネオはンチルグリコ
ールの重縮合物、アジピン酸及びフタル酸とエチレング
リコール、ネオインチルグリコールの重縮金物、イソフ
タル酸及びテレフタル酸トエチレ／グリコール及びネオ
インチルグリコールの重縮付物、セパチン酸及びテレフ
タル酸とエチレングリコール及びネオはンチルグリコー
ルノ重縮合物、テレフタル酸とエチレンクリコール及び
トリエチレングリコールの重縮合物、テレフタル酸とエ
チレングリコール及びトリエチレングリコール及ヒビス
フエノールＡのエチレンオキサ４１１寸加物の重縮金物
、イソフタル酸とエチレングリコ−ル及０．　トリエチ
レングリコールの重縮合物などがある。

上記重縮合′吻は、いずハも、その組成比をうまく調整
することにより、１０°Ｃ−、ｔｏ　°Ｃのガラス転移
点を得ることができる。

本発明に使用できる無定形飽和ポリエステルは、ガラス
転移点０°Ｃへ・７ｏ０Ｃ，好ましくは、ＩＯ’ｃ−ｔ
ｏ　°Ｃである。また、相溶性の良好な２種以上の無定
形飽和ポリエステルを混合することにより、Ｔｐをｉｏ
　０ｃｍｔｏ’ｃの範囲に入れることが可能である。こ
れらのポリエステルは東洋紡■製ノ「バイロン＃ｌＯ３
」、「バイロン＃ｊｏｏ」、［バイロン＠、２００Ｊ、
「バイロン＃３００Ｊ、冨士写具フィルム■製のｌ’−
８ＴＡＩｉ”ＩＸ、Ｊなどの市販品が容易に入手できる
。

本発明に使用する磁性層、強礎性粉末、添加剤及び支持
体等については、従来の技術が使用でき、これらについ
ては特公昭ｊｔ−，２ｔ１９０号など［１ｉ己載されて
いる。

以下本発明を実施例及び比較例により更ＶＣ具体的に説
明する。ここに示す成分、割合、操作、順序等り本発明
の精神／λ・ら逸脱しない範囲において変更しうるもの
であることは本業界に携わるものにとっては容易に理解
されることである。

尚、以下の実施例及び比較例ＶＣおいて「部」はすべて
「１ｉ景部−１を示す。

実施例に卦いて、下記の磁性層の処方を使用した。

塩化ビニル−６２ビニル−ビニル アルコール共重合体 ポリエステルポリウレタン ミリスチン酸　　　　　　　　　　　　　　４＋！部シ
リコーンオイル（ジメチルポリシ ロキサン、重合度：６０）　　　　０．３部メチルエチ
ルケトン　　　　　　　ｊ＋００部シクロヘキサノン　
　　　　　　　、２００部上記の組成物をボールミルに
入れ１．２≠時間の分散ヲ行ない、ポリイソシアネート
（商品名「デスモジュールＩ、−７，ｔｊ、３モルのト
リレンジイソシアネートと１モルのトリメチロールプロ
パンのアダクト体、７ｊｗｔ％酢酸エチル溶液、Ｂａｙ
ｅ　ｒＡ、Ｇ、製）を、２０部加え、高速剪断分散を７
時［Ｔなった後、平均孔径３μｍのフィルターで濾過し
、磁性塗料を得た。

実施例 支持体は、厚さ／４ｔμのポリエチレンテレフタレート
フィルムを用い、下塗り組成物として、Ｔｇを一３０６
Ｃから＋ｑｏ’ｃまでの間で各種λ塩基酸とコ価アルコ
ールとから無定形、ポリエステルを合成し、１種の無定
形飽和ポリエステルを混合し下塗り／ｉ！？　（厚さ０
．２μ）を塗布し、その上に上ａＱ磁性層を！μ厚で塗
布しｆＣ６ 更に、＋−〇ｃ′ｃｖ’ｒｙの無定形飽和ポリエステル
♀下＠層厚を０．０．２μからＯｌにμ位寸での間で塗
布し７ｔ０それらの上に上記磁性層をｊμ厚で塗布した
。

得うれた各サンプルについて以下の評価を行ない、第１
図〜第３図に示す結果を得た。

〈磁性層密着強度測定法〉 ／７．２ｉｎ巾にスリットした磁気テープの一部を両面
接着テープで台紙にはり、磁気テープの一端を他端と同
方向へ引張ったときのはくり強度全測定する。測定温湿
度条件は１．２３°Ｃ，Ｘｔ％几Ｈである。

〈ビデオＳ／Ｎ測定法〉 測定器はシバツクに、に社製ノイズメーター「９λｓ（
Ｊを使用し、基準テープを下塗りなしの磁気テープとし
、それに対するＳ／Ｎ比の差を求めた。

バイパスフィルターｌθに’Ｈｚ　、ロー２ｅスフイル
ター弘ＭＩＩｚでノイズレベルを測定した。使用し；１
ＶＴＲＨ松下電器産業■製造「ＮＶ−ｒｉｏｏ」である
。

第１図かられがらように、下塗層の厚さを０゜０３部以
上にすると、／　００　、ｌｉｔ　／　−ｉｎ　１１３
以上の密着力を得ることができる。しかし、第１図から
れかるように、下塗層の厚さをＯ０Ｓμより大きくする
と、ビデオＳ／Ｎが低くなる。

従って、下塗層は、Ｑ、Ｊ′μ以下が好ましい。

更に、第３図かられかるように、下塗層のバインダーの
Ｔ、？がｌＯｏＣ−６０６Ｃの範囲で非常に高い磁性層
密着強度が得られる。θ″′Ｃ′Ｃ以下１の下塗り剤で
は塗布工程におけるロール汚れ、ブロッキング等が発生
ｊる６寸た、ｔＯｏＣより高いＴｇのバインダーは著し
く密着力が低下する。

従って、Ｔｇが１０　’Ｃ〜ｔｏ　０Ｃ（７）バインタ
ーを含む下塗層が良好である。

【図面の簡単な説明】

第７図は下＠層の厚さと磁性層の密着強度の関保全示す
グラフであり、第一図は下塗層の厚さとビデオＳ／Ｎの
関係を示すグラフであり、第３図は下塗層のバインダー
のガラス転移点と磁０調の密着強度の関係を示すグラフ
である。 ％許出願人　召士写真フィルム株式会社第１図 下ｌ屓ＩＩ）４で（μ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体上に下塗層及び磁性層を有し、該下塗層はガラス
   転移温度が１００Ｃ以上３０　″Ｃ未満の無定形飽和ポ
   リエステルとガラス転移温度が３０ｏＣ以上ｉｙｏ　ｏ
   ｃ以下の無定形飽和ポリエステルとを含有することを特
   徴とする磁気記録媒体。