JPS5918652Y2 - 矩形整列巻コイルの位置決め装置 - Google Patents

矩形整列巻コイルの位置決め装置

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JPS5918652Y2
JPS5918652Y2 JP6258381U JP6258381U JPS5918652Y2 JP S5918652 Y2 JPS5918652 Y2 JP S5918652Y2 JP 6258381 U JP6258381 U JP 6258381U JP 6258381 U JP6258381 U JP 6258381U JP S5918652 Y2 JPS5918652 Y2 JP S5918652Y2
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JP
Japan
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core
positioning
coil
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pair
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Application number
JP6258381U
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English (en)
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JPS57178421U (ja
Inventor
申一 鵜飼
Original Assignee
ウスイ電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、対向する一対の辺間距離がこの間に挿入される
コアの巾よりも広い矩形整列巻コイルを該コアに対して
位置決めると共に振動を防止する位置決め装置の改良に
関する。
予しめコアの挿入される空間を残して空芯状に巻かれた
矩形整列巻コイルをコアに後から嵌め付けて戒るトラン
スも最近は随分と出回っている。
こうしたトランスでは、コアとコイル、特にコイルの最
内周面との間の沿面距離を確保する必要から、一般には
第1図のような工夫がなされる。
コア1の挿入空間2を残して内部中空の空芯状に巻かれ
た矩形整列巻コイル3の互いに平行な二組の辺3 a、
3 a’;3 b、3 b’(7)中、一方の組の辺3
a、3a’は、夫々、対応するコア面1a、la’に沿
っているが、他の組の辺3b、3b’は夫々、対応する
コア面1b、lb’に対して距離乃至空間を置いている
そして、コアに沿っている辺3a、3a’には、コアの
この辺に沿っての巾Wよりも両方向に夫々、△ω1.△
ω2だけ巾広な絶縁紙等の絶縁シート4a、4a’が夫
々ビニールテープTa、Ta’等の手段により巻き付は
固定されている。
従って、この構造における沿面距離、即ちコアとコイル
内周面の各露出部分間の最短距離は上記の絶縁シー)4
a、4a’のコアからはみ出している部分の距離△ω1
.△ω2となる。
この△ω1.△ω2の具体的な値は、夫々、製作するト
ランス乃至コイル装置に必要とされる値に定められるが
、そのようにして定められた沿面距離△ω1.△ω2は
常に確実に保障されなければならない。
尚、所要沿面距離をlcとすると、一般には△ω1.△
ω2とも等しくICとされる。
しかし、このコイル3のコア挿入空間2は、先にも述べ
たように、コアの巾Wよりも少くとも△ω1、△ω2の
分だけ、実際はそれよりも更に広く広巾となっているた
め、そのままで゛はコア1とコイル3とはこの巾方向に
相対的にずれ動くことができる関係にあり、仮に△ω1
の方が広くなる方向にコイルがずれると、他方の△ω2
は狭くなり、またその逆では△ω1の方が狭くなって、
いづれにしろ狭くなった方では予定の沿面距離が確保で
きなくなってしまう。
そこで、コア1に対してコイル3を嵌め付けた時に、絶
縁シー)4a、4a’の各両側にコアからはみ出す所定
の△ω1.△ω2の部分ができるように、従来からも、
コア1に対して相対的にコイル3を位置決めするための
部材5,5′をコア1に対して距離を置いている辺3b
、3b’に取付けている。
この位置決め部材5,5′は絶縁紙とシートから打出し
乃至切抜き成形した後、必要部分を折曲げて形成される
もので、コイルの辺3 b 、3 b’の軸方向(上下
方向)の一面に宛行われる基板部6,6′と、この基板
部6,6′からコア1に向けて伸出し、先端をコアに当
接させる位置決め片7.7’(一般に図示のように一対
ある)と、基板部6,6′自体の位置決めをし、各位置
決め片の先端がコアに当接している状態を保つため、基
板部と一連な状態から屈曲成形されてコイル辺3 b
、3 b’の半径方向側面に当接する当接片8,8′と
から或っていて、当該コイル辺3b、3b’への取付け
は適宜絶縁テープTb、Tb’等で行なわれるものであ
る。
従って、各位置決め片7,7′の長さを所要の長さにし
ておけば、コア1を両側から挾むような恰好でコアに対
するコイル3の相対的なずれを防止し、所定の沿面距離
△ω1.△ω2を保つことができる。
しかし、これは静的な状態に限られる、即ち、コアとコ
イルとに振動等が加わると、位置決め片7゜7′は撓性
ある紙製なので、やはりずれを防ぐことはできないため
、この振動を防止乃至吸収すると共に、一方の位置決め
片7′に対してのコア1の当接関係を押圧力によって確
保するために第1図示の在来構造では別途に絶縁紙材を
U字乃至U字に折り曲げた楔9を用意し、この楔をコア
1と一方のコイル辺3bの間の空間に押し込むようにし
ている。
しかし、このように、位置決め部材5,5′のみでは位
置決めの用をなさず、別途に楔9を要する(即ち、位置
決め部材と楔とで始めて位置決め装置となる)というこ
とは不合理であり、部品点数、作業工程数の増加を伴っ
て不経済でもある。
また、作業者ごとに楔の押込具合が異なると、楔の持つ
付勢力自体もばらつき、規格化的な扱いができない欠点
もある。
本案は以上に鑑てなされたもので、コイルに添着され、
コアに対して両側から当接することによりコアとコイル
との相対的なずれ及び振動を防止するこの種位置決め装
置として、部品点数を削減し、他の部材(例えば楔)を
要せずに位置決め部材のみで十分に機能する位置決め装
置を提供せんとするものである。
以下、第2,3図に即して本案の一実施例に就き詳記す
る。
この実施例では、第1図と同様のコイル3をコア1に対
して位置決める場合を想定して説明し、従って、本案装
置以外の他の部分は第1図と同様の構成部分に対応を採
って同一の符号を付し、説明を省略するものもある。
本案位置決め装置10は、一対の位置決めシート部材1
1.11’から戊り、夫々、コイル3の対向する辺3
b 、3 b’に添着される。
第2図で□は、コイルに添着した状態と、その上方にシ
ートから打出した乃至切抜いた状態とが示されているが
、この実施例の位置決めシート部材11.11’は、共
に適度な弾性を有する絶縁紙製である。
先づ、両方の位置決めシート部材11.11’に共通す
る構成から述べ志と、コイルの辺3 b 、3 b’の
軸方向の一面に沿う基板部12.12’があり、この基
板部12.12’からは、先端をコアに当接させるため
の位置決め片13.13’が伸び出している。
この実施例では、位置決め片は各シート部材11.11
’あたり、互いに離隔して一対設けられているが、少く
とも一つあれば良く(その位置も原理的に任意)、逆に
三つ以上でも良い。
この位置決め片13.13’は第1図示の位置決め片7
.7′と同様の機能であるので、先に説明したように、
他の組の辺3a、3a’に巻かれた絶縁紙4a、4a′
の各両側に所定の沿面距離△ω1.△ω2を残した時に
丁度コアに当接する長さとする。
この片13.13’がコアに当接している様子は第1図
III−III線に沿う断面を採った第3図に示されて
いる。
また、この時、各シート部材11.11’が各対応する
コイル片3 b 、3 b’上でずれないように、各基
板部12.12’と一連な状態から折曲成形し、もって
各コイル辺の半径方向側面に当接する当接J’1−14
.14’が設けられている。
但し、第一の位置決めシート部材11の当接片14は対
応するコイル片3bの外側面に、他方の、即ち第二の位
置決めシート部材11′のそれ14′は対応するコイル
片3b’の内側面に当接するようになっている。
これは、第二の位置決めシート部材11′に就いて言え
ばこの当接片14′を両側の位置決め片13’、13’
の間に形成することにより材料の無駄を省いたからであ
り、第一の位置決めシート部材に就いては、次に述べる
付勢片15.15を設ける関係から内側面側には十分な
面積の当接片を採る余裕がなかったからである。
本案の特徴は、上記原理的に共通の構成を採る第一、第
二位置決めシート部材11.11’の中、少くとも一方
には更に付勢片15を設けることである。
この実施例に即して言えば、第一の位置決めシート部材
11にあって、基板部12の内縁側で両側の位置決め片
13.13’の間に、該位置決め片よりも長い付勢片1
5を少くとも一つ、この場合、一対、コアの方に向けて
伸出すように設けている。
以上のような構成の位置決め装置10の各位置決めシー
ト部材11.11’を、夫々の当接片14,14’が先
に説明した各コイル辺3 b 、3 b’の所定の側面
に沿うように位置付けた後、第2図では仮想線で示した
が適宜絶縁粘着テープTb、Tb’を利用する等して夫
々のコイル辺3b、3b’に固定した後、コア1に対し
、このコイル3を嵌め付ける。
この時、各位置決めシート部材が設けられている方の軸
方向端面の方からコアに挿入する。
即ち、第3図では矢印Aで示すようにコア1に対してコ
イル3を上から下に向けて嵌め付けていく動作を示して
いるので、この場合は第2図示のコイル3を裏返しにし
てコア1に嵌めて行くと見れば良い。
而して、コイル3の挿入孔2内にコア1を相対的に嵌め
入れると、各位置決めシート部材の位置決め片13.1
3’の先端と、巾方向に伸びるコイル辺3a、3a’に
巻かれた絶縁紙4a、4a’の内面とで画される面積部
分がコア1の横断面積と略々等しいのに対し、付勢片1
5はこの面積部分にその先端近傍が侵入しているため、
コアの挿入に伴い、当該コアの端面1′でこの付勢片1
5は軸方向に撓され、やがてコアの対応側面1bを撓ん
だまま、滑っていく。
そして、この撓んだ状態は、コイル3を所定の軸方向位
置に付けた後も変わらず、従って、付勢片15.15は
素材弾性により元に戻ろうとする第3図中矢印Rの復元
力を蓄えており、結局、この力は、軸直角方向(既述し
てきた巾方向)のベクトル力成分Fを持つことになる。
これにより、コイル3とコア1との間には一方のコイル
辺3bの近傍で互いは離れようとする付勢力が発生し、
逆に他方の対向する辺3b’近傍ではコア1の臨向面1
b’へ近づこうとする力を生むため、結局、この近づこ
うとする側の位置決め片13′とコアの臨向面1b’と
の当接が確実になり、且つ、以後、外的振動等があって
も確実に当接関係が維持され、結局、所定沿面距離△ω
1.△ω2の維持ができるのである。
また、付勢片15自体に適度な弾性力が見込まれるため
、振動吸収能力を得ることもできる。
以上のように、本案によれば、別途な部品を要せず、し
かもコイルとコアとの嵌め合せ作業時に同時に付勢力を
得ることができ、位置決めの確実化を図ることができる
のである。
尚、位置決めシート部材11.11’はプラスチック一
体戒形品でも良く、プラスチックの素材に適当な弾性の
あるものを選ぶことにより、付勢片15の付勢力は同様
に得ることができるし、付勢片15は両方のシート部材
11.11’にあっても良い。
また、先に述べた当接片14,14’は図示とは逆のコ
イル辺側面に宛行われても勿論良く、両側に宛行われる
一対のものとして形成されても良い。
更に、本案は位置決め装置であるので、実施例に即して
説明したように本装置を添着しない辺の方に絶縁紙を巻
いてその両側にて沿面距離を確保する用途に使うのが一
般的ではあるが、汎そ、コアに対してコイルを位置決め
る必要がある時に援用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコアとコイルとの相対的な位置決め構造
の斜視図、第2図は本案一実施例の斜視図、第3図は第
2図III−III線に沿う断面図である。 図中、1はコア、3はコイル、3a、3a’;3b、3
b′はコイルの各辺、10は全体としての位置決め装置
、11.11’は位置決めシート部材、12.12’は
その基板部、13.13’は位置決め片、14.14’
は当接片、15は付勢片である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向する一対のコイル辺間距離がこの閾に挿入されるコ
    アの巾よりも広い矩形整列巻コイルを該コアに対し上記
    巾方向に位置決める位置決め装置であって、 上記一対のコイル辺の各々に取付けられる一対の位置決
    めシート部材から戒り、 該一対の位置決めシート部材には、夫々、対応する各コ
    イル辺の軸方向−面に沿う基板部と;萌基板部から伸び
    出し、先端を上記コアに当接させる位置決め片と;該基
    板部に連続し、各コイル辺の半径方向側面に沿う当接片
    と;が設けられると共に、 少くとも一方の位置決めシート部材には、更に、上記基
    板部から伸び出し、上記位置決め片の先端を越えて伸び
    、上記コアにより撓されることによって上記巾方向への
    付勢力を生む付勢片が設けられていることを特徴とする
    矩形整列巻コイルの位置決め装置。
JP6258381U 1981-05-01 1981-05-01 矩形整列巻コイルの位置決め装置 Expired JPS5918652Y2 (ja)

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JP6258381U JPS5918652Y2 (ja) 1981-05-01 1981-05-01 矩形整列巻コイルの位置決め装置

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JPS57178421U JPS57178421U (ja) 1982-11-11
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