JPS59178611A - 垂直磁気記録再生用薄膜ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の技術分野 本発明は垂直磁気記録用薄膜ヘッドに係り、特に記録時
に主磁極以外からの磁界による磁気記録媒体の磁化を防
ぎ、且つ再生時の再生効率を高く維持しうる構造を有す
る垂直磁気記録再生用’７７７膜ヘッドに関する。

（０）技術の背景 磁気記録型式には、記録媒体の磁性層に垂直に磁化を生
じさゼて情報を磁気的に記録するものがある。このよう
な記録を行なうだめの薄膜磁気ヘッドがある。

従、来、この種磁気ヘッドはその構造上、主磁極以外か
らの磁界が作用して隣りの１−ランクを磁化させてしま
うという不具合が存在しているため、これを解決しうる
技術手段の開発が強く要望されている。

（ハ）従来技術と問題点 従来の薄膜磁気ヘッドは第１図に示すように、Ｎｉ−Ｚ
ｎフェライトやＭ　ｎ　−Ｚ　ｎフエライ１〜だけから
成る基板ａ　Ｊｚにコイルｂ及び主磁極Ｃを形成して構
成されていた。この構造からして、主磁極に吸収された
磁界はフェライト基板ａ及び磁気記録媒体ｄの高透磁率
層ｅを通り、主磁極に戻るという閉磁路がヘッドと媒体
ｄとの間に存在せしめられるので、記録再生効率を高く
し得るという利点がある反面、基板ａを形成するフェラ
イトが４０００〜６０００ガウスの飽和磁化を有するこ
とから、記録時に、主磁極Ｃからの発生磁界だりでなく
、磁気記録媒体ｄに接触或いは近接してぃるフヱライ１
〜基板ａのコイルｂに近いエツジ部から発生する磁界に
よっても媒体が磁化される。それ故、本来なら主磁極幅
によって規定されるトランク領域のみが磁化されればよ
いのが、当該トラックに隣接するトランク部分も磁化さ
れてしまうという不具合がある。これはクロストークの
増大となり、再生」二に大きな問題を与えることになる
。

（ニ）発明の目的 本発明は上述したような従来ヘッドが有している欠点に
着目して創案されたもので、その目的は主磁極以外から
の磁界の発生を極度に防止しつ−１これによる再生効率
の低下も生じさせない垂直磁気記録再生用薄膜ヘッドを
提供することにある。

（ホ）発明の構成 そして、この目的は高飽和磁化性を有し且つ高透磁率の
第１の磁性材料と、非磁性乃至低飽和磁化性の第２の材
料とを交互に積層した複合基板上にコイル及び主磁極を
形成すると共に、上記第２の材料を磁気記録媒体対向面
に露出させて形成することにより達成される。

（−）発明の実施例 以下、添付図面を参照しながら、本発明の詳細な説明す
る。

第２図は本発明の第１の実施例を示す。第２図の（２−
１）は本発明の垂直磁気記録再生用薄膜ヘットの平面図
で、その（２−２）は（１−１）の■−■線矢視断面図
である。これらの図において、１は薄膜ヘ−ソドで、こ
れは高飽和磁化性で且つ高透磁率の磁性材料、例えばＮ
　１−Ｚｎフェライト、Ｍ　ｎ　−Ｚ　ｎフェライト２
と非磁性で且つ耐摩耗性の月利、例えばＡｌ２Ｏ３、Ｚ
ｎフェライト３とを交互に積層した複合基板４上にコイ
ル５及び主磁極６を形成すると共に、非磁性で且っ胴摩
耗性の材料３を磁気記録媒体７対向面に露出形成して成
るものである。８，９．１０は夫々、磁気記録媒体７の
磁↑ｊに層、高透磁率層、媒体ヘースである。

このような構造に成る薄膜へソド１では、磁気記録媒体
７に接触乃至は近接しているヘソＦ面に高飽和磁化性を
有する材料２が露出しなくなる。

従って、コイル５に近いエツジ部から発生する磁界は媒
体７に対し有効な作用を及ぼさなくなり、主磁極６から
の磁界だけが記録に供されることになる。結果として、
クロスｌ−−りの原因磁化成分は媒体に記録されない。

又、媒体７に接触乃至は近接している材料３以外はすべ
て高透磁率の材料２である故、リラクタンスは小さい。

それ故、有効な閉磁気回路が形成されうろことになるか
ら、再生効率も高いという利点は失われない。

このような特長を備えた薄膜ヘッド１は次のようにして
型造される。第３図の（３−１＞に示すように、先ず、
磁性材料２として用いられるＮｉ−Ｚｎフェライト、又
はＭ　ｎ−Ｚ　ｎフェライトの粉末と、材料３として用
いられるＡｌ２Ｏ３などのセラミック粉末、又はＺｎフ
ェライト粉末とを夫々板状にプレス加工する。これらの
プレス加工されたフェライト及びセラミックを交互に積
層した複合体を加熱、加圧して焼結させる。

その焼結された複合体のフェライト（磁性部）とセラミ
ンク（非磁性部）との結合は極めて強固である。

そのような焼結複合体から複合基板を第３図の（３−２
）に示す如く切り出し、その研摩する際に強い力を受け
ても、それに充分耐えられるだけの強度を備えている。

このようにして得られる複合基板（第３図の（３−３）
参照）にコイル５及び主磁極６を形成した後、切り出し
て媒体７に接触乃至は近接する面に材料３が露出するよ
うに研摩して薄膜ヘッド１を完成する。

第４図は本発明の第２の実施例を示す。第４図の（４−
１）は第２の発明の垂直磁気記録再生用薄膜ヘッドの平
面図で、その（４−２）は（４−１）のＩＶ−ＩＶ線矢
視断面図である。２１は薄膜ヘッドで、これは高飽和磁
化性を有し且つ高透磁率の磁性材料例えばＭ　ｎ　−Ｚ
　ｎフェライト２２と、低飽和磁化性材料例えばＭｇＺ
ｎフェライト２３とを交互に積層した複合基板２４上に
コイル２５及び主磁極２６を形成すると共に、低飽和磁
化性材利２３を磁気記録媒体７対向面に露出形成して成
るものである。８，９．１０は夫々、磁気記録媒体７の
磁性層、高透磁率層、媒体ベースである。

このような構造に成る本発明ヘッド２１では、磁気記録
媒体７に接触乃至近接しているヘッド面に低飽和磁化性
材料例えばＭ　ｇ　−Ｚ　ｎフェライトが露出しており
、その飽和磁化が垂直磁気記録媒体７の抗磁力よりも小
さくされているから、コイル５に近いエツジ部から発生
ずる磁界により、記録媒体７は殆んど影響を受けなくな
る。これを具体的数値例で述べると、〜１５０００ｅ程
度の抗磁力を有する媒体を使った場合、第５図から明ら
かなようにＭｇフエライ１−若しくはＭｇフェライト〜
８０％、Ｚｎフェライト〜２０％の混合粉末で〜１００
０ガウスとなり、垂直磁気記録媒体７は殆んど影響を受
けなくなる。一方、主磁極に１００００〜１５０００ガ
ウスのＮｉＦｅやアモルファスＣｏＺｒ等を使用すれば
、媒体７を充分に磁化することが出来る。従って、記録
は主磁極からの磁界だけで行なわれるから、クロストー
クの原因となる磁気記録分はなくなる。

又、基板２４はずべて磁性フェライトがら成るから、リ
ラクタンスは小さい。従って、良好閉磁気回路が形成さ
れているから、再生効率も高い。

このような特長を備えたヘッド２１は第１の発明実施例
のヘッドと同様にして製造される。従って、その製造で
得られる利点は失われずに保有している。たソ゛シ、ヘ
ッド２１の製造においては、第１の実施例ヘッドの場合
に用いた非磁Ｐ１で且つ耐摩耗性の材料の代りに、低飽
和磁化性材料例えばＭｇＺｎフェライ１−が用いられる
という点に差違がある。

（ト）発明の効果 以上述べたところから明らかなように、本発明によれば
、 ■コイルに近いエツジ部から発生する磁界による隣接す
るトラックの磁化を可及的に防止してクロストークを除
きうる。

■この効果を得つ＼再生効率を高く維持しろる等の効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来構造の薄膜ヘッドで、その（１−１）は平
面図、その（１−２）は（１１）のＩ−Ｉ線矢視断面図
、第２図は本発明の第１の実施例のヘッドを示す図、第
３図は第２図ヘッドの製造工程を示す図、第４図は本発
明の第２の実施例のヘッドを示す図、第５図は飽和磁化
−磁性材成分曲線図である。 図中、１，２１は薄膜ヘッド、２．２２は高飽和磁化性
で且つ高透磁率の磁性材料、３は非磁性で且つ耐摩耗性
の材料、２３は低飽和磁化性の材料、５．２５はコイル
、６，２６は主磁極である。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高飽和磁化性を有し一目っ高透磁率の第１のＶＡ牲材料
   と、非磁性乃至低飽和磁化性の第２の材料とを交互に積
   層した複合基板」二にコイル及び主磁極を形成すると共
   に、上記第２の材料を磁気記録媒体対向面に露出させて
   形成したことを特徴とする垂直磁気記録再生用薄膜ヘッ
   ド。