JPS5917545Y2 - 電解加工装置 - Google Patents

電解加工装置

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JPS5917545Y2
JPS5917545Y2 JP16554777U JP16554777U JPS5917545Y2 JP S5917545 Y2 JPS5917545 Y2 JP S5917545Y2 JP 16554777 U JP16554777 U JP 16554777U JP 16554777 U JP16554777 U JP 16554777U JP S5917545 Y2 JPS5917545 Y2 JP S5917545Y2
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JP
Japan
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electrolytic
liquid
workpiece
supply nozzle
electrolytic machining
Prior art date
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Expired
Application number
JP16554777U
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English (en)
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JPS5491424U (ja
Inventor
晴松 今泉
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Publication of JPS5491424U publication Critical patent/JPS5491424U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電解加工液による加工不良を防止するようにし
た電解加工装置に関する。
一般に、電解加工においては、被加工物に離間対向して
電極を配設するとともに、これら被加工物と電極との対
向した間に電解加工液を供給することによって、上記電
極で電解加工液を介して被加工物に電解加工するように
している。
従来、たとえば電解加工により平面加工を行なう場合、
被加工物に離間対向させて円柱状の電極を配設する。
そして、この電極を回転駆動するとともに、これらの対
向間隙に電解加工液をポンプなどを用いて供給しながら
被加工物を適宜の手段で送ることにより、上記被加工物
を電解加工するようにしている。
しかしながら、このような手段によると、被加工物と電
極との対向間隙に供給された電解加工液がその対向間隙
に溜まってしまう。
この際、被加工物の未加工の部分との間に溜まるだけな
らあまり問題はないのだが、上記電解加工液はどうして
も加工が完了した部分にも溜まってしまうので、その電
解加工液を介して所定精度に電解加工された加工完了部
分が再び電解加工され、被加工物の加工精度が低下して
しまうという欠点があった。
本考案は上記事情にもとづきなされたもので、その目的
とするところは、電解加工液を圧搾空気で噴霧状にして
供給し、被加工物の電解加工する必要がない部分に電解
加工液がほとんど溜まることがないようにして、上記諸
欠点を除去するようにした電解加工装置を提供すること
にある。
以下、本考案の一実施例を第1図と第2図にもとづいて
説明する。
図中1はほぼ密閉状に形成された加工室である。
この加工室1には図示せぬ駆動機構により往復駆動され
るテーブル2を備えたベース3が設けられている。
このテーブル2には被加工物4が載置され、この被加工
物4と対向して加工室1には、たとえば円柱状の電極5
が回転駆動される駆動軸6に連結して設けられている。
そして、上記被加工物4は図示せぬ直流電源の陽極に接
続され、電極5は陰極に接続されている。
一方、上記加工室1の一側壁には空気供給管7と電解液
供給管8とがこれらの一端側を挿入して設けられている
これら供給管7,8の先端に形成された空気供給ノズル
9と液供給ノズル10とは、第2図に示すように液供給
管8の先端部がL字状に折曲されて近接しているととも
に、上記被加工物4と電極5との対向部位に臨んでいる
また、空気供給管7の他端側には図示せぬ圧縮機が接続
され、この供給管7に圧搾空気を供給するようになって
おり、電解液供給管8の他端側はポンプ11を介して電
解加工液りを貯えたタンク12に接続されている。
また、加工室1の他側壁には主ダクト13が接続されて
いる。
この主ダクト13には気液分離器14が接続され、この
気液分離器14には分離された気体を排出するファン1
5を備えた排気ダクト16と、液体を上記タンク12に
戻す液回収管17とが接続されている。
さらに、加工室1の底部には、この加工室1内に溜った
電解加工液りを上記タンク12に導入するドレン管18
が設けられている。
つぎに、上記構成の作用について説明する。
まず、電極5を回転駆動し、テーブル2を図中矢示方向
に送るとともに空気供給管7と電解液供給管8とに各々
圧搾空気と電解加工液りとを供給する。
すると、これら供給管7,8の先端の空気供給ノズル9
と液供給ノズル10とは近接しているため、空気供給ノ
ズル9から噴出する圧搾空気により電解加工液りが噴霧
状となってがなりの圧力で被加工物4と電極5との対向
間隙に供給される。
そして、噴霧状の電解加工液りが被加工物4と電極5と
の間に侵入しその流速が低下することにより一部がドレ
ンとなるので、主にこのドレンとなった電解加工液りを
介して被加工物4が電極5により電解加工される。
ところで、電解加工液りが噴霧状にされて被加工物4と
電極5との対向間隙に噴出供給されることにより、電解
加工液りが被加工物4の電極5と対向した部分、すなわ
ちこれがら電解加工がなされる未加工部分以外にほとん
ど付着しない。
しがち被加工物4と電極5との対向間隙にドレンとなっ
て介在した電解加工液りは空気供給ノズル9がら噴出さ
れる圧搾空気の圧力により一時的に滞溜するだけですぐ
に吹き飛ばされてしまうので、電解加工液りが上記対向
間隙に長時間滞溜したり、その周辺部分に溜まることが
ない。
したがって、電解加工液りが被加工物4と電極5との対
向間隙の周辺部分に溜まることにより、被加工物4の一
度電解加工された部分が再び電解加工されて加工精度が
低下するということが防止され、また電解加工液りが上
記対向間隙に長時間滞溜することにより電解加工ぐずが
排除できずに加工精度が悪くなるということも防止でき
る。
さらに、加工室1内に飛散した噴霧状の電解加工液りは
主ダクト13から気液分離器14に吸引され、加工室1
外に飛散することがないので、作業環境が良好である。
なお、上記一実施例では電解液供給管にポンプを設けて
電解加工液を供給するようにしたが、空気供給ノズルか
ら噴出する圧搾空気の流速で液供給ノズルの流路を負圧
にすることにより、電解加工液を噴霧状にして供給する
ようにしてもよい。
また、本考案の他の実施例として第3図に示すように空
気供給管7と電解液供給管8との先端に設けられた空気
供給ノズル9と液供給ノズル10とを、先端に案内孔1
9が形成された案内体20で覆い、これらのノズル9,
10から噴出される噴霧状の電解加工液りを上記案内孔
19から噴出させその飛散方向を制限するようにすれば
、電解加工液りを必要な部分だけに確実に供給すること
ができるから、電解加工精度をさらに向上させることが
できる。
以上述べたように本考案によれば、電解加工液を供給す
る液供給ノズルに近接させて圧搾空気を噴出する空気供
給ノズルを配設し、上記圧搾空気により電解加工液を噴
霧状にして被加工物と電極との対向間隙に供給するよう
にしたから、電解加工液は被加工物の電解加工するに必
要な部分以外はほとんど溜まることがないので、従来の
ように被加工物の電解加工が完了した部分に電解加工液
が溜まり、この部分が再び電解加工される加工精度が低
下するということを防止できる。
また、被加工物と電極との間にドレンとなって溜まる電
解加工液は、一時的に滞溜するだけで、圧搾空気の圧力
によりすぐに吹き飛ばされるがら、この電解加工液の除
去とともに電解加工ぐずの除去が良好に行なえるので、
電解加工精度をさらに向上させることができる。
また、電解加工液をかなり狭い所にも供給することが可
能となるがら、複雑な形状や微少な形状の加工でも確実
に行なえるなどの利点か゛ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略的構成図、第2図
は空気供給管と電解液供給管との先端部分を拡大して示
した断面図、第3図は本考案の他の実施例を示す空気供
給管と電解液供給管との先端部分の拡大断面図である。 4・・・・・・被加工物、5・・・・・・電極、9・・
・・・・空気供給ノズル、10・・・・・・液供給ノズ
ル、19・・・・・・案内孔、20・・・・・・案内体
、 L・・・・・・電解加工液。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)被加工物に離間対向して電極を配設し、このれら
    の間に電解加工液を供給して上記被加工物を電解加工す
    る装置において、電解加工液を供給する液供給ノズルに
    近接させて圧搾空気を噴出する空気供給ノズルを配設し
    、上記圧搾空気により電解加工液を噴霧状にして供給す
    ることを特徴とする電解加工装置。
  2. (2)液供給ノズルと空気供給ノズルとを、噴霧状にさ
    れた電解加工液の拡散範囲を規制する案内孔が形成され
    た案内体に収納したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電解加工装置。
JP16554777U 1977-12-09 1977-12-09 電解加工装置 Expired JPS5917545Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16554777U JPS5917545Y2 (ja) 1977-12-09 1977-12-09 電解加工装置

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JP16554777U JPS5917545Y2 (ja) 1977-12-09 1977-12-09 電解加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5491424U JPS5491424U (ja) 1979-06-28
JPS5917545Y2 true JPS5917545Y2 (ja) 1984-05-22

Family

ID=29164030

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JPS5491424U (ja) 1979-06-28

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