JPS59173015A - 脱穀機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンバインに搭載するか又は定置式の脱穀機の
構造に関するものである。

従来一般の揺動式脱穀機は、殻稈搬送方向に軸線を配設
する扱胴を内蔵した扱室の下部にクリンプ網を配設し、
このクリンプ網とその後方の排塵口との下部にわたって
扱胴軸に沿って前後揺動する選別装置を配設し、この揺
動選別装置の下方に唐箕ファンを設け、揺動選別装置後
端のストロ−ラックより後方上部位置に排塵ファンを設
ける一方、前記選別装置と排塵ファンの下部にわたって
一番受樋と２番受樋とを配設し、扱室からの漏下物を揺
動選別装置で後方に送るように揺動選別しつつ唐箕ファ
ンからの風で風選別するのである。

このとき、扱室の排塵口から排出された処理物は下部の
ストロ−ラックで穀粒と藁屑とに分散され、穀粒はスト
ロ−ラックから１番受樋及び２番受樋に回収され、藁屑
は排塵ファンから機外に放出される。　しかし朝露の含
んだ作物や倒伏軟弱作物では湿分が多い等のため、扱室
からの処理物中に穂切れや藁屑の量が多くなり、しかも
それらがしなやかであるのでストロ−ラックでの揺動選
別中に藁屑等が塊状に集まる笠して選別能力が極めて悪
くなり、また詰りか発生したり排塵ファンから、穀粒を
含んだ藁屑の塊が放出されて％３番ロスが多（なる欠点
があった。

そこで本発明では、下部に揺動選別装置をＩｎえた扱室
の後方に、扱室後端の排塵口、それに隣接して設けられ
た４番受口及び揺動選別装置からの選別風路が連通ずる
通風路を没は、当該道側４路内における揺動選別装置の
後方位置に処理胴を扱胴軸線と直交して略水平に配置し
、処理胴の後部にはこれと略平行に処理胴の長さと略等
しい長さの横断流ファンを設け、処理胴の下部に受網と
２番受樋とを配設することにより、揺動選別装置後端か
らの処理物、排塵１−１から排出された処理物並びに４
番受口からの回収物の三者を全て処理胴で再処理し、前
記処理物等の塊をほぐしてここでも選別し、さらに揺動
選別装置後端下部からの選別風を前記受網と２番受樋と
の上下間に形成される前後長手の通路に導き、前記受網
から漏下する再処理物を風選別し、２番受樋に回収する
精粒比率を増大させると共に横断流ファンから゛機外に
放出される３番ロスを少なくする一方、藁屑の詰りの発
生も防止しようとするものである。

次に本発明を実施例に基いて説明すると、図において（
１）は脱穀機の機枠を示し、該機枠（１）の内部に構成
した扱室（２）内には扱胴（３）をその軸線（４）が略
水平になるように配設し、機枠（１）の−側には、扱胴
（３）の前端側における扱室の殻稈供給口（５）と後端
側の空殻稈排出口との間を継ぐ扱口に沿ってフィートチ
エン（６）を沿設し、フィートチエン（６）の後端には
機枠（１）の後方に向って延びる排藁チェノ（７）を一
部重複させて配設する。

扱室（２）の下部には扱室終端下部の排塵口（８）を除
いてクリンプ網（９）を張設し、又前記排藁チェノ（７
）の下部には、前記排塵口（８）の後に隣接して４番受
口（Ｕ）が開口するように前方下向き傾斜板０．１）を
配設する。

扱室（２）のクリンプ網（９）下部、排塵口及び４番受
口００の下部にわたって扱室（２）の左右ＩＪと略同ｒ
ｌ］の選別風路α■を形成する。

α［有］は前記選別風路ｄの内に配設され、扱胴（３）
の軸線（４）方向に前後往復揺動する揺動選別装置で、
該装置０旧よ前記クリンプ網（９）の下部から後方に向
って斜め下向きに傾斜するフィードパンＱ４）と該フィ
ードパン０→の後端から４番受口００又はそれより後方
に向って斜め上向き傾斜配列されたグレンシーブａ〜、
その上部ｌこ配列されたチャフシーブａＱ、ストローラ
ックαカ並びその後端に後向きに延びる節線０８）とか
らなる。

この選別装置（１３の下部には風を前記グレンシーブ０
０を通過した後、後述する処理胴（１窃方向に向って吹
くようにした唐箕ファン（イ）次いでグレンシーブα０
からの漏下物を受ける１番スクリュコンベア付１番受樋
Ｑ◇を設ける。

前記４番受口００より後方に延長された選別風路θ′！
Ｊ内には前記節線（１８）の後端上部に近接した後方位
置に処理胴００をその軸線（イ）が前記扱胴軸線（４）
と直交して略水平となるように配設し、該処理胴（Ｉｎ
の軸線方向の長さを選別風路０りの略全１１　（図にお
ける紙面と直角方向）にわたる長さに形成し、処理胴０
０の周面には複数の処理歯（イ）を円周方向に適宜５− 間隔で突出させ、処理胴ａ◎の下部ＪＺはコーンヶブ等
の受網（財）を略半円周上にわたって設ける。　また、
処理胴０［相］は前記排塵口（８）、節線（至）よ及び
４番受口ａＯからの処理物、回収物を処理胴α０下周面
と受網（財）との間を通って後方に送るように回転させ
る。

また、選別風路ａ２内には、前記処理胴０［相］の後端
に隣接してこれと略平行に横断流ファン（イ）を設け、
この横断流ファン（ハ）における羽根（イ）の軸線（ハ
）方向の長さを前記処理胴θ侍の軸線方向の長さと略同
じに形成し、選別風路内の空気を吸引して機枠（１）後
端の外側に下向き開口するようにして設けた排塵放出通
路（支）から機外に放出するように構成する。

さらに前記１番受樋Ｑ→後端に後続して受網（財）の下
部に２番スクリュコンベア付き２番受樋翰を設け、該２
番受樋翰の後部流穀板働を横断流ファン（ハ）の吸引側
に至るまで延長し、前記唐箕ファン（イ）からの風が揺
動選別装置α■後端下部から前記受網−の下部を経て横
断流ファン（イ）に向って吹き抜けるような通路を形成
するものである。

６− なお、２番受樋翰の一端にはこれに連絡した２番還元ス
ロワー０１）を設け、機枠（１）−側Ｃとは２番還元ス
ロワー０１）から扱室（２）に連通ずる２番還元スロワ
ー通路０２を形成する。

この構成に３いて、フィートチエン（６）で根元部を挾
持搬送される殻稈は扱室（２）内の扱胴（３）で脱穀さ
れ、扱室後端の空殻稈排出１」から排出され次いで４番
受ＩＤ　（１０上方で排藁チェノ（７）に受継がれて機
枠（１）の後端へ放出される。

扱室（２）で脱穀され、クリンプ網（９）で漏下された
脱穀物は揺動選別装置ｆ０３のチャフシーブ００、グレ
ンシーブ（１５１で４７１動選別され、このとき唐箕フ
ァン（イ）から吹き上げらる風で風選別も受け、精粒が
１番受樋１２１）に集められる。

一方、前記揺動選別装置（１３上の枝梗付粒、扱室終端
排塵口（８）からの穀粒まじりの排藁、４番受口００か
らのささり粒等の処理物は、揺動選別装置０３の揺動に
従って後端のｆｌｉ　線Ｑ８）−ｈに送られ、ここで前
記唐箕ファン（イ）からの風との共同作用によりただち
に回転する処理胴０鴨の下層側に取込まれ、その回転に
つれて、処理胴００の処理歯（イ）と受網（ハ）とで処
理物はほぐされ、その中の穀粒は２番受樋（イ）埃は通
路（ハ）を通る選別風に乗り、いずれも横断流ファン（
ハ）から機外に円滑に放出され藁屑の発生を防止できる
と共に２番還元物の精粒比率も向上する。

なお、第２図に示すように、揺動選別装置０３後端と横
断流ファン（ハ）との間に複数の処理胴００α［相］・
・を前後に並設することにより、前の処理胴θ０で処理
しきれなかったものを後続の処理胴０［相］にて順次処
理することができる。　このとき、下部の受網（財）を
連接しておけば、大きな藁屑は受網（ハ）・・から落下
することなく横断流ファン（ハ）方向に送られる。

しかもそのために揺動選別装置α３を長くする必要がな
く、処理胴００の回転だけで良いから消費エネルギが少
なくて済む。

以上要するに従来の揺動選別と風選別だけで排塵口（８
）及び４番口００からの処理物も合せて処理しようとす
れば、揺彌・選別装置を長く形成しなければならず、大
型化するし、揺動による振動の発生も大きくなり、これ
に耐えるように機枠も頑丈にしなければならなかった。

しかし本発明に従えば、扱室内に殻稈搬送方向に沿って
軸線な略水平に配置する扱胴を内蔵し、該扱室の下方に
扱胴軸線方向に揺営１する選別装置を備えた選別風路を
形成し、該風路を扱室後端の排塵口より後方に延長し、
前記排塵１」とこれに隣接して設けた４番受口とを前記
選別風路の上部に連通し、該連通箇所より後方の選別風
路内には、処理胴を前記扱胴軸線と直交して略水平に配
設し、該処理胴の後部には、これと略平行に当該処理胴
と路同じ長さの横断流ファンを設け、前記処理胴の下部
に受網を配設し、その下部には２番受樋を設けて前記揺
動選別装置後端下部から横断流ファンの吸引側まで連通
ずるように形成してなるので揺動選別装置で処理しきれ
なかったもの、排塵口からの排出物、４番受口かへの回
収物を、これに後続する処理胴にて再処理でき、処理物
中の穀粒９− を２番受樋にて回収できる。　また大きな藁屑は処理胴
の回転につれて受網との間で後方に送られ、受網から漏
下した小埃は受網下部を通過する風に乗っていずれも横
断流ファンから機外に放出されるので藁詰りか生じずし
かも２番受樋に回収される２番還元物が多くなり、３番
飛散粒が減少すると共に２番還元物中の精粒比率を増大
できる。

また、前記処理胴における再処理は処理胴とその下部受
網との間を処理物が一回だけ通過するいわゆるワンパス
形式であるので処理胴回転に要する消費エネルギも少な
い効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は脱穀機の縦断側
面図、第２図は別の実施例を示す断面図である。 （１）・・・機枠、（２）・・・扱室、（３）・・・扱
胴、（４）・・・扱胴軸線、（８）・・・排塵口％００
・・・４番受口、αり・・・選別風路、０３・・・揺動
選別装置、（イ）・・・唐箕ファン、Ｑｌ）・・・１番
受樋、００・・・処理胴、（ハ）・・・横断ファン、（
ハ）・・・受網；翰・・（′２゛゛番受網、（１）・・
・流穀板。 １０−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、扱室内に殻稈搬送方向に沿って軸線を略水平に
   配置する扱胴を内蔵し、該扱室の下方に扱胴軸線方向に
   揺動する選別装置を備えた選別風路を形成し、該風路を
   扱室後端の排塵口より後方に延長し、前記排塵口とこれ
   に隣接して設けた４番受口とを前記選別風路の上部に連
   通し、該連通箇所より後方の選別風路内には、処理胴を
   前記扱胴軸線と直交して略水平に配設し、該処理胴の後
   部には、これと略平行に当該処理胴と略同じ長さの横断
   流ファンを設け、前記処理胴の下部に受網を配設し、そ
   の下部には２番受樋を設けて前記揺動選別装置後端下部
   から横断流ファンの吸引側まで連通ずるように形成して
   成る脱穀機。