JPS5917061B2 - ガラスコンパウンドによる封止方法 - Google Patents

ガラスコンパウンドによる封止方法

Info

Publication number
JPS5917061B2
JPS5917061B2 JP12218575A JP12218575A JPS5917061B2 JP S5917061 B2 JPS5917061 B2 JP S5917061B2 JP 12218575 A JP12218575 A JP 12218575A JP 12218575 A JP12218575 A JP 12218575A JP S5917061 B2 JPS5917061 B2 JP S5917061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
glass
aggregate
glass compound
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12218575A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5245615A (en
Inventor
栄三 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP12218575A priority Critical patent/JPS5917061B2/ja
Publication of JPS5245615A publication Critical patent/JPS5245615A/ja
Publication of JPS5917061B2 publication Critical patent/JPS5917061B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被加工部材の封止予定孔をガラスコンパウンド
によつて封止する方法に関する。
従来比較的大径の開口部を気密封止する場合、 j■開
口部にガラスなどからなる閉塞体を位置させ、この閉塞
体の周辺を溶融するか、またはガラスろう材を用いて開
口部にガラス接合する方法が知られている。
この場合、ガラスまたはろう材が開口部によく漏れて溶
着することが必要で、このためには加熱温度を充分高く
してガラスろう材の粘度を充分低下させるか、あるいは
漏れの良い低融点ガラスを使用して低い加熱桶度で封止
する必要がある。この場合、開口部周辺が変形したり、
溶融したガラスろう材の一部が流出して閉塞が困難にな
ることがある。しかもこのような方法で封止し; た場
合、熱的あるいは機械的衝撃に対して弱く破損しやすい
欠点がある。また、たとえばシーズヒータの管端封止の
ように、ガラスコンパウンドによつて封止することも知
られている。
しかし、この方法ではガラスコン0 パウンドの下層部
の結合が不充分で、シーズヒータのように管内に他の高
融点粉末が充満している場合は支障ないが、これを一般
の開口封止に適用すると結合不充分の部分が剥離して、
外観を損うなどの欠点がある。5 本発明はこのような
従来技術の欠点を除くためになされたもので、被加工部
材の封止予定孔をガラスコンパウンドを使用して、大き
な孔でも気密封止でき、しかも剥離やスローリークのお
それがなく、かつ熱的および機械的衝撃に強いガラスコ
0 ンパウンドによる封止方法を提供することを目的と
する。
本発明の要旨は被加工部材の封止予定孔に高融点粉末か
らなる骨材を層状に充填して閉塞する工程と、この骨材
層上に結合ガラスを供給し、溶融5 状態で上記骨材層
の上層部に浸透させて第1のガラスコンパウンド層を形
成する工程と、上記被加工部材を上下反転させて上記第
1のガラスコンパウンド層が下層になるようにする工程
と、そののち上記骨材層の新たな上面に再び結合ガラス
を供フ 給し、溶融状態で上記骨材層の新たな上層部に
浸透させて第2のガラスコンパウンド層を形成する工程
とを設けたことによつて、閉塞体の少くとも両表層部を
気密性の良い強固なガラスコンパウンドに構成したこと
である。
6 以下、本発明の詳細を第1図ないし第4図に示す一
実施例を参照して説明する。
本例は金属管の管端封止に本発明を適用したものである
。まず、被加工物すなわち外径27mm、内径21.5
mmの軟鋼管1の封止予定部2を下側にし、その端面を
ほぼ水平状態にある金属、セラミクスなどからなる基台
3表面に載置し、軟鋼管1をほぼ垂直に立てる。つぎに
、軟鋼管1の封止予定部2内に粒度分布40ないし20
0メツシユのマグネシア粉末を骨材とし、骨材層4の厚
さが15m1になるようにできるだけ密に充填して閉塞
し、この骨材層4の上面にPbO−B2O3−ZnO系
ガラス(軟化温度354℃、熱膨脹率112×10−7
/C)からなる結合ガラス粉末5aを適当な厚さに供給
する。この状態を第1図に示す。つぎに、第2図示のよ
うに、この状態で電気炉内で加熱し、結合ガラス5aを
溶融し、骨材層4の上層部に深さ約5m1!まで浸透さ
せて骨材を結合して第1のガラスコンパウンド層6aを
形成させるとともに、結合ガラス5aの一部を軟鋼管1
内面に溶着させる。
そして、冷却して結合ガラス5aを固化させる。つぎに
第3図示のように、軟鋼管1を上下反転させて第1のガ
ラスコンパウンド層6aが下層になるようにし、上記骨
材層4の新たな上面に前述と同様な結合ガラス粉末5b
を適当な厚さに供給する。
つぎに、第4図示のように、この状態で電気炉内で加熱
し結合ガラス5bを溶融し、骨材層4の新たな上層部に
深さ約5m1まで浸透させて骨材を結合して第2のガラ
スコンパウンド層6bを形成させるとともに、結合ガラ
ス5bの一部を軟鋼管1内面に溶着させる。
そして、冷却して結合ガラス5bを固化させる。このよ
うに、ガラスコンパウンド層6a,6bを2回に分けて
形成することによつて、結合ガラス5a,5bを充分低
粘度になるように加熱して、骨材層4への浸透とガラス
コンパウンドの形成を良好に行なわせることができ、し
かも浸透深さ換言すればガラスコンパウンド層6a,6
bの厚さを任意に調節することができ、さらに軟鋼管1
内面への溶着を良好にして気密封止することが可能にな
り、しかも、結合ガラス5a,5bを過剰に使用する必
要がないので、ガラスが骨材層4を透過して流下し脱出
するおそれもない。
さらに、両ガラスコンパウンド層6a,6bの中間には
未結合または結合不充分な骨材層4が残留して閉塞して
いるので、第2回目の加熱で第1の結合ガラス5aの両
溶融による第1のガラスコンパウンド層6aの陥没や閉
塞体自体の脱落も防止できる。このようにして得られた
軟鋼管1の閉塞部は熱的および機械的衝撃に強く、強度
も大きく、剥離やスローリークのおそれもない。これは
ガラスコンパウンド層6a,6bがち密で、弾性に富む
ほか、中間の未結合または結合不完全な層4がクツシヨ
ン作用をするものと推測される。実験によれば、軟鋼管
1の閉塞部を100℃の熱湯と5℃の冷水とに反覆交互
浸漬したのち、ヘリウムリーク試験を行つたところ、全
然異状が認められなかつた。
つぎに、他の実施例を第5図に示す。
このものは大径管1aと小径管1bとをそれぞれの端部
を同軸嵌合し、両端1a,1bのなす環状孔2に2個の
ガラスコンパウンド層6a,6b間に未結合または不完
全結合の骨材層4を介在させて重層した閉塞体で気密封
止したもので、製造方法は前述の実施例と同様であるの
で説明を省略する。さらに、他の実施例を第6図に示す
。このものは電気絶縁端子で、中央部に環状リムを有す
る金属製環状シエル1cの一端側に第1のガラスコンパ
ウンド層を、他端側に第2のガラスコンパウンド層6b
を形成し、中間に未結合または不完全結合の骨材層4を
重層したものでの重層体の中心を電気端子7が貫通して
いる。この場合シエル1c内が封止予定孔2である。こ
の製造方法も前述の実施例と同様であるので説明を省略
する。これら両例とも気密封止が良好で、熱的および機
械的衝撃に強いこと前述の実施例と同様である。
なお、被加工部材1,1a,1b,1cは金属に限らず
、セラミクス、マイカ、マイカのガラスコンパウンド、
サーメツトなど、ガラス接合のできるものなら何んでも
よい。また、結合ガラスは粒状や粉状のほか、溶融状態
のものを直接注入してもよい。さらに、骨材はマグネシ
ア、アルミナ、マイカ、シリカなど被加工部材と熱膨脹
率のあつたものであれば何んでもよく、これらを単独ま
たは混合して用いてもよく、さらに異る骨材を2層に重
層して用いてもよい。さらに得られた第1および第2の
ガラスコンパウンド層は必ずしも同質でなくともよく、
この場合、異る結合ガラスを用いればよい。このように
、本発明のガラスコンパウンドによる封止方法は被加工
部材の封止予定孔に高融点粉末からなる骨材を層状に充
填して閉塞する工程と、この骨材層上に結合ガラスを供
給し、溶融状態で上記骨材層の上層部に浸透させて第1
のガラスコンパウンド層を形成する工程と、上記被加工
部材を上下反転させて上記第1のガラスコンパウンド層
が下層になるようにする工程と、そののち上記骨材層の
新たな上面に再び結合ガラスを供給し、溶融状態で上記
骨材層の新たな上層部に浸透させて第2のガラスコンパ
ウンド層を形成する工程とを設けたので、複雑な形状の
封止予定孔でも閉塞が容易であるほか、骨材は気泡を含
まない透明なガラスで強固に結合される。
また、第1および第2のガラスコンパウンド層の中間に
は未結合または不完全結合の骨材層が存在して閉塞して
いるので加熱封止の際、閉塞体が保持され、封止予定孔
が大きくても確実に閉塞することができ、しかも閉塞体
はガラスだけのものに比べて丈夫で破損のおそれのない
ものとなる。さらに、結合ガラスは骨材に包含されて流
出する心配がないので、漏れやすく、作業性のよい低融
点ガラスが使用でき、量産しやすいなどの利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明のガラスコンパウンドによ
る封止方法の一実施例を工程順に説明する説明図、第5
図は他の実施例によつて得られた製品の断面図、第6図
はさらに他の実施例によつて得られた製品の断面図であ
る。 1,1a,1b,1c・・・・・・被加工部材、2・・
・・・・封止予定孔、4・・・・・・骨材層、5a,5
b・・・・・・結合ガラス、6a,6b・・・・・・ガ
ラスコンパウンド層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被加工部材の封止予定孔に高融点粉末からなる骨材
    を層状に充填して閉塞する工程と、この骨材層上に結合
    ガラスを供給し、溶融状態で上記骨材層の上層部に浸透
    させて第1のガラスコンパウンド層を形成する工程と、
    上記被加工部材を上下反転させて上記第1のガラスコン
    パウンド層が下層になるようにする工程と、そののち上
    記骨材層の新たな上面に再び結合ガラスを供給し、溶融
    状態で上記骨材層の新たな上層部に浸透させて第2のガ
    ラスコンパウンド層を形成する工程とを具備したことを
    特徴とするガラスコンパウンドによる封止方法。
JP12218575A 1975-10-09 1975-10-09 ガラスコンパウンドによる封止方法 Expired JPS5917061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12218575A JPS5917061B2 (ja) 1975-10-09 1975-10-09 ガラスコンパウンドによる封止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12218575A JPS5917061B2 (ja) 1975-10-09 1975-10-09 ガラスコンパウンドによる封止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5245615A JPS5245615A (en) 1977-04-11
JPS5917061B2 true JPS5917061B2 (ja) 1984-04-19

Family

ID=14829672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12218575A Expired JPS5917061B2 (ja) 1975-10-09 1975-10-09 ガラスコンパウンドによる封止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5917061B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0548285Y2 (ja) * 1987-01-29 1993-12-22

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0548285Y2 (ja) * 1987-01-29 1993-12-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5245615A (en) 1977-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2024065A (en) Metal walled vacuum chamber or container and method of manufacture thereof
CN104551431B (zh) 异种金属的焊接方法及其制品和应用
CN109514018A (zh) 一种半导体器件的金锡环封盖工艺方法
US4048459A (en) Method of and means for making a metalic bond to powdered metal parts
WO2019007099A1 (zh) 一种新型真空保温容器制造方法及其制造的真空保温容器
JPS5917061B2 (ja) ガラスコンパウンドによる封止方法
US2050576A (en) Method of forming a closure end for containers
US1189194A (en) Process of making clad metals.
JP6341146B2 (ja) 円筒形スパッタリングターゲットの製造方法
JP7242171B2 (ja) 方法、ろう付けされた物品、およびろう付けアセンブリ
GB2153282A (en) Method of connecting copper and aluminum pipes
JPH05243411A (ja) 封止方法および封止用部材ならびに封止装置
JPH01244651A (ja) セラミックパッケージ型半導体装置
JPS6238073B2 (ja)
KR900008283B1 (ko) 진공 보온병의 진공실 내벽처리 방법과 진공실 내벽을 증착 코팅한 진공보온병
JPH04276222A (ja) 合成樹脂製真空断熱容器およびその製造方法
US3386492A (en) Method of rebuilding wheels
JPH01278329A (ja) 塩化ビニール樹脂系ライニング鋼管の製造方法
JPS62217638A (ja) 半導体装置の製造方法および製造装置
JPS6111711B2 (ja)
JPH03267023A (ja) 金属製魔法瓶の製造方法
JPH0455332B2 (ja)
JPS62142526A (ja) 金属製真空断熱容器の製造方法
JPS6022344A (ja) 半導体装置の気密封止方法
JPH04171673A (ja) ナトリウム―硫黄電池とその製法